JP3929795B2 - 防水シートの設置構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、防水シートの設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、住宅用建物において、バルコニーと屋内との間に設けられる人出入り用開口部では、バルコニーからの水が屋内に流れ込まないように、開口部の下の壁が少し立ち上げられ、バルコニーの床からの防水シートがこの壁に沿うように立ち上げられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように、開口部の下の壁を防水のために高く立ち上げてしまったのでは、この壁が屋内の床面よりも上に突出し、その段差が大きくなって、屋内からバルコニーに出る際に、開口部下の壁に足を引っ掛ける危険性があある。
【0004】
その一方、開口部下の壁を低くすると、バルコニーの床の側において防水シートの立ち上がりが低くなってしまい、防水性能を確保するのが難しくなってしまう。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑み、人出入り用開口部における段差を小さくするないしはなくすことができ、しかも、防水性能を充分に確保することができる防水シートの設置構造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、床からの防水シートが、人出入り用開口部の建具下枠の下面側で上方に延びるように立ち上げられていることを特徴とする防水シートの設置構造によって解決される。
【0007】
この構造では、床からの防水シートが、人出入り用開口部の建具下枠の下面側で上方に延びるように立ち上げられているので、開口部下の壁の高さを低くする、ないしは、この壁をなくしてしまうことができ、それによって、人出入り用開口部における段差を小さくするないしはなくすことができる。
【0008】
しかも、このように、床からの防水シートが、人出入り用開口部の建具下枠の下面側で上方に延びるように立ち上げられているので、防水シートを開口部において高く立ち上げることができ、充分な防水性能を確保することができる。
【0009】
前記防水シートが、床側の防水シートと立ち上がり側の防水シートとに分割され、これら防水シート同士がシール状態に接合されている場合は、床側の防水シートの施工を立ち上がり側の防水シートの施工とは切り離して床側の防水シートの施工を容易に行うことができると共に、立ち上がり側の防水シートの施工を床側の防水シートの施工から切り離して立ち上がり側の防水シートの施工を容易に行うことができる。
【0010】
前記床がバルコニーの床であり、前記開口部が屋内とバルコニーとの間に設けられた人出入り用開口部である場合は、バルコニーと屋内との間の人出入り用開口部における段差を小さくするないしはなくすことができ、しかも、バルコニーにおける防水性能を充分に確保することができる。
【0011】
また、前記床がテラスの床であり、前記開口部が屋内とテラスとの間に設けられた人出入り用開口部である場合は、テラスと屋内との間の人出入り用開口部における段差を小さくするないしはなくすことができ、しかも、テラスにおける防水性能を充分に確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1及び図2に示す防水シート設置構造は、バルコニーに用いた場合のもので、1はバルコニーの床、2は屋内の床、3はそれらの間に設けられた人出入り用開口部である。そして、4がサッシ枠などによる建具下枠であり、5が防水シートである。
【0014】
なお、6は外壁パネルのパネルフレームの下枠、7は開口部3の受け材、8は胴差であり、9はサッシなどによる建具、10はバルコニーのキャンチ梁、11,12は軽量コンクリート板である。
【0015】
防水シート5は、樹脂シートなどからなり、バルコニーの床1に敷かれ、そして、この床1から建具下枠4のバルコニー側の下縁までの範囲5aを立ち上げられ、そこから更に、建具下枠4の下面側に一定範囲5bだけ水平に延ばされ、そして、この建具下枠4の下面側において更に高所へと一定範囲5cだけ立ち上げられ、そこで更に建具下枠4の下面側を一定範囲5dだけ屋内側に水平に延ばされ、そして、そこから更に建具下枠4の下面側の高所へと一定範囲5eだけ立ち上げられている。
【0016】
そして、この防水シート5は、その施工を容易に行うことができるようにするため、バルコニーの床1側に敷かれる床側防水シート13と、立ち上がり側の防水シート14とに分割され、これらシート13,14同士が、バルコニーの床1の側において重ねられ、熱溶着などによってシール状態に接合15されている。
【0017】
なお、立ち上がり側の防水シート14の施工は、開口部3への建具下枠4の施工前に行い、建具下枠4は、施工した立ち上がり側の防水シート14の上に設置すればよい。これは予め工場において行うようにしてもよいし、現場で行うようにしてもよい。
【0018】
図3及び図4は、開口部3付近における防水シート5の設置構造を示しており、床1側の防水シート13は、開口部3に対応する部分において、立ち上がりをしないように切り欠かれると共に、この切欠き部13aの両側において、開口部3の両脇の壁に立ち上げられる立ち上がり部13b,13bを備えている。また、立ち上がり側は、開口部3において建具下枠4の下面側を立ち上がる上記した立ち上がり側防水シート14と、開口部3の脇の壁用の立ち上がり側防水シート16,16とに分割されている。そして、これら防水シート13,14,16,16は、図4に示すように、建具下枠4の下を立ち上がる立ち上がり側防水シート14の両側縁部が、左右の壁側立ち上がり防水シート16,16の側縁部と重ねられ、また、床側防水シート13が、立ち上がり側防水シート14,16,16の下縁部に重ねられ、これらの重ね合わせ部が熱溶着などによってシール状態に接合15されて防水状態が形成されるようになされている。
【0019】
上記の防水シート設置構造によれば、バルコニーの床1の防水シート5が、人出入り用開口部3の建具下枠4の下面側で上方に延びるように立ち上げられているので、開口部3下の壁の高さを低くすることができ、ないしは、なくすことも可能であり、それによって、人出入り用開口部における段差を小さくするないしはなくすことができ、バルコニーと屋内との出入りを安全に行うことができる。
【0020】
しかも、このように、バルコニー床1の防水シート5が、人出入り用開口部3の建具下枠4の下面側で上方に延びるように立ち上げられているので、防水シート5を開口部3において高く立ち上げることができ、バルコニーの床1の防水性能を充分に確保することができる。
【0021】
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、バルコニーに適用した場合を示しているが、テラスに適用することも可能であり、適用対象に特段の制限はなく、要は、防水を必要とする床に隣接して人出入り用開口部が備えられる各所において広く適用することができるものである。また、上記実施形態では、防水シート5として樹脂製のシートを用いた場合を示しているが、材質に制限はなく、金属シートや、金属と樹脂の複合シートであってもよいし、防水シート5を分割した場合には、それらの分割防水シート間でその材質を異ならせるようにしてもよい。また、床側の防水シートと立ち上がり側の防水シートとの接合は熱溶着以外の方法で行われていてもよく、要は、両シートをシール状態に接合することができる接合方法で接合されたものであればよい。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以上のとおりのものであるから、人出入り用開口部における段差を小さくするないしはなくすことができ、しかも、防水性能を充分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の防水シート設置構造の要部を拡大して示す切断面図である。
【図2】同構造をその周囲部分も含めて示す切断面図である。
【図3】開口部分において設置される防水シートを分離状態にして示す斜視図である。
【図4】同防水シートの接合状態を斜視図である。
【符号の説明】
1…バルコニーの床(床)
3…人出入り用開口部
4…建具下枠
5…防水シート
13…床側の防水シート
14…立ち上がり側の防水シート
15…接合部

Claims (3)

  1. 床からの防水シートが、人出入り用開口部の建具下枠の下面側で上方に延びるように立ち上げられていると共に、
    該防水シートは、床側の防水シートと立ち上がり側の防水シートとに分割され、
    床側の防水シートは、開口部に対応する部分において、立ち上がりをしないように切り欠かれ、該切欠き部において前記立ち上がり側の防水シートと床側でシール状態に接合されており、
    床側の防水シートは、切欠き部の両側において、開口部の両脇の壁に立ち上がる立ち上がり部を備え、各立ち上がり部の切欠き側の側縁部と前記立ち上がり側防水シートの各側縁部とが前記床側のシール接合部と連続するようにシール状態に接合されていることを特徴とする防水シートの設置構造
  2. 前記床がバルコニーの床であり、前記開口部が屋内とバルコニーとの間に設けられた人出入り用開口部である請求項に記載の防水シートの設置構造。
  3. 前記床がテラスの床であり、前記開口部が屋内とテラスとの間に設けられた人出入り用開口部である請求項に記載の防水シートの設置構造。
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