JP3923781B2 - Rfidタグ付き圧着はがき、およびrfidタグ付き圧着はがき用フォーム - Google Patents

Rfidタグ付き圧着はがき、およびrfidタグ付き圧着はがき用フォーム Download PDF

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    • G06K19/0776Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier the record carrier being capable of non-contact communication, e.g. constructional details of the antenna of a non-contact smart card arrangements for adhering the record carrier to further objects or living beings, functioning as an identification tag the adhering arrangement being a layer of adhesive, so that the record carrier can function as a sticker

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、RFIDタグ付き圧着はがきおよびそれに使用する圧着はがき用フォームに関する。
詳しくは、非接触通信機能とデータの記録、消去ができる機能を有するRFIDタグを設けた圧着はがきであって、RFIDタグに所定事項の記録をし、圧着はがきのカード部分をイベント・展示会等の招待カードや流通業界における会員カードとして利用できるほか、そのカードの送付を兼ねて利用できる圧着はがきであり、またそれに使用する圧着はがき用フォームに関する。
【0002】
【従来技術】
連続帳票を2本の折り目予定線に沿って、Z字状に三つ折りにしながら引き出して、圧着して隠蔽式の圧着はがきに形成することは、特開平11−105471号公報にも記載されるように公知であり、通常の「はがき」よりも情報記載量を多くでき、しかも内容の親展性を有することから広範に利用されている。
圧着はがきのうち、プリンタでの同時印字対応が可能な圧着はがきは、宛先人とカード内容の突き合わせ作業である、いわゆるマッチング作業が削減できるという利点があるが、これを招待カード等に使用する場合、従来方式ではバーコードを利用するため、バーコードナンバーによって会員データや来場者管理を行うので、カードを1点ごとに読み取らなければならず、その作業時間がかかるという問題があった。
また、バーコードでは記録できるデータ量が限られるので、最小限の特定情報の読み取りしかできず、カード自体に多くの個人情報を記録したり、追記することができないという問題もあった。
【0003】
そこで、通常の圧着はがきにRFIDタグの付いたカードを一体にして製造したり、封筒内に挿入する宛名台紙にRFIDタグを設け、RFIDタグのICメモリに所定事項を記録することにより記録データ量を格段に大きくすることが考えられる。このような技術に関連した先行技術に、特開平11−126238号公報「ICカード発行システム」や、特開2001−126043号公報「非接触ICカードを分離可能にした宛名台紙」がある。
しかし、特開平11−126238号公報の図2に図示するICカードは、ICカード発行用帳票に対して、表裏に樹脂シートを積層したICカードを、接着剤層等を介して剥離可能に接着した構造であって、ICカードと発行用帳票は別工程で製造される別体のものであるため、製造コストが高くなるという問題がある。
また、特開2001−126043号公報の宛名台紙の場合は、封筒に封入する必要があり、郵便料金が、はがきに比べて高くなってしまう。また、はがきへの応用形態も記載されているが、この場合は情報量が少なくなってしまう問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、圧着はがきにRFIDタグの付いたカードを一体にして製造することにより、RFIDタグ付き圧着はがきを効率的かつ低コストで製造可能とするとともに、RFIDタグのICチップに所定事項を記録することにより記録情報量を格段に大きくし、さらに、前述のような読み取り作業の軽減を図ろうとするものである。
なお、本明細書で、「ICチップ」とは集積化した制御装置およびメモリを有する半導体をいい、非接触ICタグラベル(一般に「ICチップ付きシール」とも表現する。)化しているものを使用することになる。
また、「RFIDタグ」とは、当該「ICチップ」を備え非接触でリーダライタ装置等と無線通信ができる発振回路を有するカード状体をいうものとする。
一般的に、RFIDタグは、「非接触ICタグ」、「非接触データキャリア」、「非接触ICカード」等とも表現されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、RFIDタグを切り取り可能に保持した圧着はがきであって、当該圧着はがきが、宛先印字欄を有する第1はがき部と第2はがき部および第3はがき部が連接したベース用紙を折り畳み圧着して形成されたものであり、第1はがき部と第2はがき部は再剥離可能に接着され、第2はがき部と第3はがき部は剥離不可能に強接着されたものにおいて、第2はがき部または第3はがき部が強接着した間のいずれかのはがき面に印刷されたアンテナパターンに非接触ICタグラベルを貼着したRFIDタグ付きカードが装着され、第2はがき部および第3はがき部に設けたカード外形状のミシン目線から当該RFIDタグをカード形状に切り取り可能にされている、ことを特徴とするRFIDタグ付き圧着はがき、にある。
【0006】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、RFIDタグを切り取り可能に保持した圧着はがきであって、当該圧着はがきが、宛先印字欄を有する第1はがき部と第2はがき部および第3はがき部が連接したベース用紙を折り畳み圧着して形成されたものであり、第1はがき部と第2はがき部は再剥離可能に接着され、第2はがき部と第3はがき部は剥離不可能に強接着されたものにおいて、第2はがき部または第3はがき部の圧着はがきにした際の外面に印刷されたアンテナパターンにフォーム用紙の層を介して非接触ICタグラベルを貼着したRFIDタグ付きカードが装着され、第2はがき部および第3はがき部に設けたカード外形状のミシン目線から当該RFIDタグをカード形状に切り取り可能にされている、ことを特徴とするRFIDタグ付き圧着はがき、にある。
【0007】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第は、RFIDタグを切り取り可能に保持した圧着はがき用フォームであって、当該圧着はがき用フォームが、宛先印字欄を有する第1はがき部と第2はがき部および第3はがき部が折り曲げ予定線を介して連接したベース用紙からなり、第1はがき部と第2はがき部には両者を再剥離可能に接着する接着剤が塗布され、第2はがき部と第3はがき部には両者を剥離不可能に強接着する接着剤が塗布され、第2はがき部または第3はがき部のいずれかのはがき面に印刷されたアンテナパターンに非接触ICタグラベルを貼着したRFIDタグ付きカードが装着され、第2はがき部および第3はがき部にはRFIDタグを切り取るために、カード外形状のミシン目線が設けられ、圧着はがきにされた際に当該RFIDタグをカード形状に切り取り可能にされている、ことを特徴とするRFIDタグ付き圧着はがき用フォーム、にある。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第4は、RFIDタグを切り取り可能に保持した圧着はがき用フォームであって、当該圧着はがき用フォームが、宛先印字欄を有する第1はがき部と第2はがき部および第3はがき部が折り曲げ予定線を介して連接したベース用紙からなり、第1はがき部と第2はがき部には両者を再剥離可能に接着する接着剤が塗布され、第2はがき部と第3はがき部には両者を剥離不可能に強接着する接着剤が塗布され、第2はがき部または第3はがき部の外面に印刷されたアンテナパターンにフォーム用紙の層を介して非接触ICタグラベルを貼着したRFIDタグ付きカードが装着され、第2はがき部および第3はがき部にはRFIDタグを切り取るために、カード外形状のミシン目線が設けられ、圧着はがきにされた際に当該RFIDタグをカード形状に切り取り可能にされている、ことを特徴とするRFIDタグ付き圧着はがき用フォーム、にある。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のRFIDタグ付き圧着はがき、およびRFIDタグ付き圧着はがき用フォームについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明のRFIDタグ付き圧着はがきを示す図である。
図1(A)は宛先印字欄17を有する第1はがき部の表面図、図1(B)は、その裏面図、図1(C)は、図1(A)のA−A線における断面図である。
また、図2は、圧着はがきの第1はがき部と第2はがき部間を再剥離して見開いた状態を示している。
図1(A)のように、RFIDタグ付き圧着はがき1の表面側には、「郵便はがき」の表示と郵送のための受取人住所氏名等の宛先印字欄17を有する。
【0010】
RFIDタグ付き圧着はがき1の裏面側には、図1(B)のように、RFIDタグ付きカード2部分が有り、カード外形形状のミシン目線25から切り取りできるようにされている。図1(B)に図示するアンテナパターン21,22の形状や非接触ICタグラベル5は、圧着はがきの内部に設けることが多く、実際には裏面から視認できないことが多い。
【0011】
圧着はがき1は、いわゆる「片面タイプ」の圧着はがきであり、図1(C)のように第1はがき部11と第2はがき部12間が再剥離性接着剤14により剥離可能に接着されている。
第1はがき部11と第2はがき部12の再剥離性接着剤側面には、はがき化する前に親展性のある情報を出力して印字することができる。
図2のように、はがきを受け取った宛先人が第1はがき部11と第2はがき部12間を開いて、当該情報を確認することができる。このような接着剤面への印字は、感熱印字やインクジェット印刷等のNIP(ノンインパクトプリンタ)で印字できることは良く知られている。
一方、第2はがき部12と第3はがき部13の間は、接着剤15により剥離不可能に強接着されていて、通常その間にアンテナパターン21,22や非接触ICタグラベル5が保持されている。アンテナパターンの通常の印刷は接着剤塗工前または後に行うことができる。ただし、第2はがき部12の剥離可能接着面にアンテナパターン21,22が表出するようにすることも自由である。
【0012】
図3は、本発明のRFIDタグ付き圧着はがき用フォームを示す表面展開図であり、図4は、同じく裏面展開図である。
図3のように、RFIDタグ付き圧着はがき用フォーム3は、実質的に同一サイズの第1はがき部11と第2はがき部12および第3はがき部13が、通常は用紙の幅方向に連接してベース用紙を構成している。第2はがき部12と第3はがき部13間は強接着する面であり、当該接着剤が塗布されている。
第1はがき部11と第2はがき部12および第2はがき部12と第3はがき部13間の一点鎖線1a,1bは、各用紙の構成を説明するための折り目予定線であって、この一対の一点鎖線1a,1bに沿ってミシン目線や折り目線などが形成されているわけではない。ただし、目的によってこれらを形成するのは自由である。
実際のフォームでは左右側の縁片部には、はがき部への印字の際の送り孔であるスプロケット孔が設けられているが、図3、図4では図示を省略している。
このベース用紙をカット紙としてはがき作成装置に挿入してもよく、ベース用紙がさらに用紙の流れ方向に連続した巻き取り状態または折り線1c,1dを介してアコーディオン状の折り畳み状態とすることもできる。連続紙の場合、ベース用紙の天地の実線部分1c,1dはミシン目線にされる。
【0013】
図3の場合、アンテナパターン21,22は、第2はがき部12に形成されている例が示されている。一点鎖線1aは山折りされ、一点鎖線1bは谷折りされるので、アンテナパターン21,22は強接着面で覆われて保護されることになる。通常は、この双方のアンテナパターンに非接触ICタグラベル5のアンテナパターンが接触するように貼着するが、薄層のフォーム用紙を介して非接触ICタグラベル5を貼着しても静電結合的に接続するのでRFIDタグの機能を果たすことが知られている。
したがって、本発明でICタグラベルを貼着するとは、非接触ICタグラベル5のアンテナと圧着はがきのアンテナパターン21,22間が接触するように貼着する場合と、フォーム用紙の層を介してアンテナパターン間を接近させて貼着する場合の双方を含むことになる。
【0014】
そのため、アンテナパターン21,22は、第2はがき部12の第1はがき部11面側か第3はがき部13面側、あるいは第3はがき部13の第2はがき部12面側か、圧着はがきにした際の外面となる面、のいずれに印刷してもよい。
また、非接触ICタグラベル5の貼着もアンテナパターンと同一面であっても良く、反対面であっても良いので、各種の組合せが可能となることになる。
ただし、切り取ったカードの外面にICタグラベル5が貼着されている場合は剥離し易い問題があるので、第2はがき部12と第3はがき部13を強接着した間に、非接触ICタグラベル5を貼着するのが安全である。
また、アンテナパターンの印刷やICタグラベル5の貼着により当該はがき部の厚みが増加することになるので連続フォーム用紙とする場合は、第2はがき部12に設けるのが加工適性上、好ましいと考えられる。フォームを折り畳んで積み重ねる場合でも巻き取り状にする場合でも、左右いずれかの厚みが増加する場合は不安定で、長い連続状にすることが困難だからである。
【0015】
図3の場合、アンテナパターン21,22は切り取り用ミシン目線25の外形よりもやや大きめな形状に印刷されている。ミシン目内に正確に位置合わせして印刷する困難性を回避できることと、アンテナサイズを大きくして感度を高める要請からである。ただし、アンテナ形状は、図示の例に限定されるものではなく各種の形状を採用できる。特に、カードの外面にアンテナパターンを設ける場合はデザイン的効果を高める工夫ができる。
【0016】
図4の裏面展開図のように、第1はがき部11と第2はがき部12間は、再剥離可能に接着される面であり、再剥離性接着剤が塗布されている。
これらの面には特に親展性のある情報を表示することが適切となる。圧着はがきにされた際に、はがきの裏面となる第3はがき部13の面にも情報を記録することができるが、この面は誰でも視認できるので表示内容を親展性のものとすることはできない。
カードの外形形状に形成されたミシン目線の内側部分は、ミシン目線25から切り取ってカードとして使用する際に有用な情報や装飾的印刷を施すことができる。有用な情報とは、例えば、カードが展示会の招待券であれば、展示会の開催期間や開催場所、会場案内やカードの使用方法等の表示である。
【0017】
RFIDタグ付きカードを切り取るためのミシン目線25は、第2はがき部と第3はがき部の双方に形成されていて第2はがき部と第3はがき部を折り畳んだ際に双方の位置が一致するようにされている。
切り取った、RFIDタグ付きカード2は、第2はがき部12と第3はがき部13の積層体からなり、第2はがき部と第3はがき部のいずれかに印刷したアンテナパターン21,22と、当該アンテナパターンに貼着した非接触ICタグラベル5からなるカード体となる。RFIDタグ付きカード2は、一般にカードの規格形状である53.98×85.60mmの矩形状にされるが、この形状に限定されるものではない。
本発明のRFIDタグ付き圧着はがき1では、このように圧着はがきのフォーム用紙と連接した一体の基材をRFIDタグ付きカードに使用し、圧着はがき用紙と異なる材質の基材を積層等しないので、材料コストの節減および郵送料金の低減を図ることができる。
【0018】
図5は、RFIDタグ付きカードの分解断面図である。縦方向(カードの厚み方向)の縮尺は拡大して図示している。特に分解図であるため、接着剤層15が厚く表示されているが、当該層は実際には2〜3μm以下の薄層である。
図5の場合、アンテナパターン21,22は第2はがき部12に印刷されており、当該アンテナ面に非接触ICタグラベル5のアンテナパターン51,52が接触するように貼着されている。
【0019】
図5図示の非接触ICタグラベル5は、シリコン基板にIC(集積回路)とメモリを設けたICチップ55を、RFIDタグ付きカード2のアンテナパターン21,22に装着可能にタックシール化した状態のものを意味するが、当該非接触ICタグラベル5自体にもICチップ55に接続した小型のアンテナパターン51,52を有するのが通常である。非接触ICタグラベル5の小型アンテナパターンも導電性インキにより印刷されている。
この種の非接触ICタグラベルには、製品化されたものが市販さている。具体的には、モトローラ社が製造する「BiStatix」用のインターポーザー形態のものを使用することができる。
なお、非接触ICタグラベル5は、図5図示のように、アンテナパターンに貼着するもののほか、後述する図6のように、ラベル自体に平面コイル状のアンテナが形成されているものもあり、このものを第2はがき部または第3はがき部に貼着する場合であってもよい。
【0020】
図5には図示してないが、ICチップ55には、チップから突出しているか、あるいは平面コイル状の2点のバンプが形成されていて、双方のアンテナパターン51,52に導通するように接続されている。
当該アンテナパターン51,52を圧着はがき用フォームのアンテナパターン21,22に位置合わせして貼着し導通をとるためには、アンテナパターン間に介在することとなる接着剤54(図中、×印で表示部分)が導電性の材料であることが必要とされ、とくに接着剤54は、アンテナパターン21,22,51,52面に直交する方向にのみ導通する異方導電性接着剤を使用することが好ましい。
【0021】
RFIDタグ付きカード2は、ミシン目線25から切り取り、矢印A方向に押し出して各種の用途に使用できる。カード2の基体は、フォーム用紙の2枚の積層からなるので、かなりの剛性が得られる。
【0022】
アンテナパターン21,22の印刷は、導電性インキにより行う。当該アンテナの印刷は、前記のようにフォーム用紙に対する接着剤15の塗布後であってもよく塗布前であってもよいが、塗布後に印刷する場合は、非接触ICタグラベル5の貼着部分を避けて、アンテナパターン面に接着剤をさらに塗布するのが好ましい。一方のフォーム用紙(第1はがき部12)の接着剤15がアンテナパターンで被覆されて接着力が低下する問題が生じるからである。もっとも、非接触ICタグラベル5の貼着部分を避けないで接着剤を塗布して、ラベルとアンテナパターン21,22間に接着剤の薄い塗膜ができてもRFIDタグが機能するのは、前記したフォーム用紙基材の場合と同様である。
アンテナパターン印刷と前後してフォームに必要な宛名や親展情報の印刷を行い、さらに非接触ICタグラベル5を貼着する。その後、カット紙状態にするか折り畳み状態で、メールシーラー等と呼ばれる折り畳み圧着装置を通過させることになる。
【0023】
図6は、非接触ICタグラベルの他の実施形態を示す図である。
この非接触ICタグラベル5では、平面コイル状のアンテナパターン56がプラスチックフィルム等のラベル基材57面に形成されていて、当該アンテナの両接続端部56eにICチップ55が装着されている。
このような非接触ICタグラベル5を事前に準備し、フォームに貼着して使用することにより、圧着はがきを作製することもできる。この場合には、フォームにアンテナパターンを印刷する工程を省略することができる。
【0024】
<材質に関する実施形態>
上記において、(1)圧着はがき用紙の紙基材としては、例えば、上質紙、コート紙、キャストコート紙、カード用紙、合成紙等を使用できる。
NIP印字を前提とする場合には、「NIP用上質紙」という、NIPで印字したときの熱の影響を考慮した70〜90Kg/四六程度の用紙が一般的に用いられている。
紙基材には、その一面に再剥離性の感圧接着剤が塗布され、他の一面に強圧で強接着する感圧接着剤が塗布された塗工紙を使用する。再剥離性の感圧接着剤を第1はがき部と第2はがき部の折り畳み間に塗工して見開き部を形成するようにし、強接着剤で第2はがき部と第3はがき部の折り畳み間を剥離不可能に接着するためである。
【0025】
(2)感圧性の再剥離性接着層を形成する接着剤は、特開平8- 48956号公報に記載されるところであるが、その組成は、天然ゴムラテックス等の粘着主剤に、ロジン、水添ロジン等の粘着付与剤、マイクロシリカ、炭酸カルシウム等の無機充填剤、コーンスターチ、セルロース粉末等の添加剤、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤を一定割合で添加し、さらに必要に応じて、ポリビニルアルコール等のように、粘着主剤と相溶性を有しない樹脂やその他の添加剤を添加したものとすることができる。
【0026】
この接着剤は、紙面に塗工、乾燥した後の常温、常圧では粘着性を示さず、さらさらした状態であり、塗工面を重ねてメールシーラーで強圧をかけることにより粘着または接着することが知られている。印字は粘着剤塗工面に対して行われ、印字後に圧着して再剥離する場合は、印字部および双方の粘着剤面間から剥離することになる。この際、剥離面に形成した情報表示を破壊することなく再剥離可能となっている。
剥離する紙面の片方を粘着剤を塗工しないかオーバープリント層を設けるなどして再剥離性とすることもできる。
一般的には感圧粘着剤の塗布量は、乾燥後で1.0g/m2 〜5 .0g/m2 程度が好ましい。
【0027】
(3)強接着する接着剤は同一のメールシーラーで処理し同一の取り扱いがされるため、ブロッキング性がなく強圧により接着性を示す接着剤を使用する。
基本的には上記接着剤と同様の組成のものを使用できるが、再剥離性や筆記性を考慮する必要がないので無機充填剤等の添加量を調整することができる。単に、上記接着剤の塗布量を多くするものであってもよい。
【0028】
(4)アンテナパターンを印刷する導電性インキには、カーボン顔料を含む黒色インキ、アルミ粉や銀粉をペースト状とし、さらにビヒクルに溶解した導電性インキ、あるいはこれらの混合体を使用することができる。酸化錫粉末等を使用した透明導電性インキの使用も可能である。
【0029】
このようなRFIDタグ付き圧着はがきの製造は、次のように行う。感圧性粘着剤、接着剤の塗工された、圧着はがき用フォームに対して、先ず、
(1)フォームの所定位置に導電性インキにより、アンテナパターン21,22の印刷を行う。印刷はゴム凸版やグラビア印刷であってよい。カードの使用説明等の定型の印刷も同時に行うことができる。
次に、(2)圧着はがき用フォームに住所、氏名等の宛先、RFIDタグ付きカード2の表面の所定の印字や親展情報欄の印字を行う。
カード外形状のミシン目線25の形成も続いて行う。
【0030】
(3)アンテナパターン21,22に対して非接触ICタグラベル5を位置合わせして貼着する。
(4)非接触ICタグラベル5のICチップ55への所定データの書き込みを行う。この書き込みは、圧着してはがき化した後であってもよい。
次に、(5)圧着はがき用フォームを折り畳みシールする圧着はがき作成装置(メールシーラー)にとおして圧着はがきに形成する。この場合、装置により、フォームをカット紙状態として供給し加工する場合と、連続紙で供給する場合とがある。
圧着はがき作成装置は、圧着時にICチップ55を破損しないように当該部の加圧を逃げるようにされていることが必要となる。
【0031】
なお、非接触ICタグラベルとして、図6図示の形態のICタグラベルを使用する場合は、アンテナパターンの印刷を行わず、圧着はがき用フォーム2に対して、図6の非接触ICタグラベルを直接貼着して使用することになる。
粘着剤が塗工された、図6図示のような非接触ICタグラベルが剥離紙に連続的に形成された製品が市販されており、ラベラーを用いて自動貼着することができる。
【0032】
【発明の効果】
上述のように、本発明のRFIDタグ付き圧着はがきや圧着はがき用フォームは、以下のような顕著な効果を有する。
(1)通常のはがきに、RFIDタグ付きカードを切り取り部を設けて組み込んだものより、見開き部があるので情報記載量を多くすることができる。また、当該情報を親展性のあるものとすることができる。
(2)宛名台紙に、RFIDタグ付きカードを組み込んで、封筒に挿入する場合よりも郵送料を安くすることができる。
(3)RFIDタグ付きカードがフォーム用紙と同一の基材から形成されているので、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のRFIDタグ付き圧着はがきを示す図である。
【図2】 圧着はがきの第1はがき部と第2はがき部間を再剥離して見開いた状態を示している。
【図3】 本発明のRFIDタグ付き圧着はがき用フォームを示す表面展開図である。
【図4】 本発明のRFIDタグ付き圧着はがき用フォームを示す裏面展開図である。
【図5】 RFIDタグ付きカードの分解断面図である。
【図6】 非接触ICタグラベルの他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 RFIDタグ付き圧着はがき
2 RFIDタグ付きカード
3 RFIDタグ付き圧着はがき用フォーム
5 非接触ICタグラベル
11 第1はがき部
12 第2はがき部
13 第3はがき部
14 再剥離性接着剤
15 接着剤
17 宛先印字欄
21,22 アンテナパターン
25 ミシン目線
51,52 アンテナパターン
55 ICチップ

Claims (6)

  1. RFIDタグを切り取り可能に保持した圧着はがきであって、当該圧着はがきが、宛先印字欄を有する第1はがき部と第2はがき部および第3はがき部が連接したベース用紙を折り畳み圧着して形成されたものであり、第1はがき部と第2はがき部は再剥離可能に接着され、第2はがき部と第3はがき部は剥離不可能に強接着されたものにおいて、第2はがき部または第3はがき部が強接着した間のいずれかのはがき面に印刷されたアンテナパターンに非接触ICタグラベルを貼着したRFIDタグ付きカードが装着され、第2はがき部および第3はがき部に設けたカード外形状のミシン目線から当該RFIDタグをカード形状に切り取り可能にされている、ことを特徴とするRFIDタグ付き圧着はがき。
  2. 非接触ICタグラベルがアンテナパターン面に塗布したフォーム用紙に対する接着剤の塗膜を介して貼着されていることを特徴とする請求項1記載のRFIDタグ付き圧着はがき。
  3. RFIDタグを切り取り可能に保持した圧着はがきであって、当該圧着はがきが、宛先印字欄を有する第1はがき部と第2はがき部および第3はがき部が連接したベース用紙を折り畳み圧着して形成されたものであり、第1はがき部と第2はがき部は再剥離可能に接着され、第2はがき部と第3はがき部は剥離不可能に強接着されたものにおいて、第2はがき部または第3はがき部の圧着はがきにした際の外面に印刷されたアンテナパターンにフォーム用紙の層を介して非接触ICタグラベルを貼着したRFIDタグ付きカードが装着され、第2はがき部および第3はがき部に設けたカード外形状のミシン目線から当該RFIDタグをカード形状に切り取り可能にされている、ことを特徴とするRFIDタグ付き圧着はがき。
  4. RFIDタグを切り取り可能に保持した圧着はがき用フォームであって、当該圧着はがき用フォームが、宛先印字欄を有する第1はがき部と第2はがき部および第3はがき部が折り曲げ予定線を介して連接したベース用紙からなり、第1はがき部と第2はがき部には両者を再剥離可能に接着する接着剤が塗布され、第2はがき部と第3はがき部には両者を剥離不可能に強接着する接着剤が塗布され、第2はがき部または第3はがき部のいずれかのはがき面に印刷されたアンテナパターンに非接触ICタグラベルを貼着したRFIDタグ付きカードが装着され、第2はがき部および第3はがき部にはRFIDタグを切り取るために、カード外形状のミシン目線が設けられ、圧着はがきにされた際に当該RFIDタグをカード形状に切り取り可能にされている、ことを特徴とするRFIDタグ付き圧着はがき用フォーム。
  5. 非接触ICタグラベルがアンテナパターン面に塗布したフォーム用紙に対する接着剤の塗膜を介して貼着されていることを特徴とする請求項4記載のRFIDタグ付き圧着はがき用フォーム。
  6. RFIDタグを切り取り可能に保持した圧着はがき用フォームであって、当該圧着はがき用フォームが、宛先印字欄を有する第1はがき部と第2はがき部および第3はがき部が折り曲げ予定線を介して連接したベース用紙からなり、第1はがき部と第2はがき部には両者を再剥離可能に接着する接着剤が塗布され、第2はがき部と第3はがき部には両者を剥離不可能に強接着する接着剤が塗布され、第2はがき部または第3はがき部の外面に印刷されたアンテナパターンにフォーム用紙の層を介して非接触ICタグラベルを貼着したRFIDタグ付きカードが装着され、第2はがき部および第3はがき部にはRFIDタグを切り取るために、カード外形状のミシン目線が設けられ、圧着はがきにされた際に当該RFIDタグをカード形状に切り取り可能にされている、ことを特徴とするRFIDタグ付き圧着はがき用フォーム。
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