JPH11208161A - 隠蔽葉書 - Google Patents

隠蔽葉書

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JPH11208161A
JPH11208161A JP2654898A JP2654898A JPH11208161A JP H11208161 A JPH11208161 A JP H11208161A JP 2654898 A JP2654898 A JP 2654898A JP 2654898 A JP2654898 A JP 2654898A JP H11208161 A JPH11208161 A JP H11208161A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストなカードを提供すると共に、カード
を一体化させた隠蔽葉書を提供することを目的とするも
のである。 【解決手段】 郵便はがきであることの表示を施した本
体紙片と、一方の側端に折線を介して連接した裏紙片と
前記本体紙片の他方の側端に折線を介して連接した表紙
片とからなり、前記表紙片と前記本体紙片、および、前
記本体紙片と前記裏紙片との対向する面間をそれぞれ剥
離可能に、かつ、前記郵便はがきであることの表示が表
出するように接着した構成からなる隠蔽葉書において、
前記紙片のいずれか一つに前記紙片のいずれか一つから
取り外してカードとして使用可能なカード部が設けられ
ていることを特徴とする隠蔽葉書。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードを送付する
ための隠蔽葉書に関し、さらに詳しくは、紙を基材にし
たカードが隠蔽葉書に一体的に設けられ、カードと隠蔽
葉書への固有情報等の印字を同時に行うことができると
共に、隠蔽葉書からカードを容易に分離することができ
る隠蔽葉書に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行カード、クレジットカード、
各種会員カード等のカード類は、機械的強度、あるい
は、耐久性などの点から通常プラスチックカードが用い
られている。しかし、これらのプラスチックカードはコ
ストが高い上に、通常これらのカード類を使用者に送付
する方法として、住所、氏名等の固有情報を印字した帳
票の余白部分に切り込みを付けることによりカード取り
付け欄を設け、該取り付け欄の切り込みにカードの角を
差し込んでカードを固定して送付する方法、あるいは、
固有情報を印字した帳票の余白部分にパターン状に接着
剤を盛り上げて塗布し、この接着剤によってカードを接
着して送付する方法等が用いられ、いずれも封書に封入
されて送付されている。
【0003】また、上記の方法でカードを送付する場
合、カード使用者の氏名等の固有情報をカード表面に記
録する作業と、帳票に送付先の住所、氏名等の固有情報
を印字する作業は別工程で行われており、カードの固有
情報と、帳票の固有情報とを照合しながら帳票にカード
を取り付けていたが、このような作業は非常に煩雑なも
のであった。また、このような方法でカードを取り付け
た帳票は、住所、氏名等の印字欄が透視できるように形
成した封筒に封入して封書として送付していた。
【0004】ところで、上記カード類の中でカードの使
用目的によっては、コストの高いプラスチックカードを
使い、さらに上記のような送付手段をとる必要のないも
のもある。たとえば、会員のみを優待して開催する展示
会や販促会等の招待券に添付する入場券などの使い捨て
的なテンポラリーカード、あるいは、常に携帯して銀行
カードやクレジットカードのように頻繁に使用すること
がなく会員に登録されたことを通知すると共にその後は
保存されるような登録証的カード、あるいは、機械等に
通したりすることなく主に見せるだけの使用に供される
ようなカードがこれにあたる。
【0005】しかし、このようなカード類についても、
従来はコストの高いプラスチックカードが用いられると
共に、会員や使用者に送付する場合には上記したような
カードと帳票の照合やカードの帳票への取り付け、さら
にはカードの取り付けられた帳票の封筒への封入といっ
た煩雑な作業をして封書の形態で送られていた。
【0006】そこで、この種のテンポラリーカードや登
録証的カードについて、低コストなカードが要望されて
いたし、また、この種のカードの会員や使用者への送付
作業の煩雑さの解消や送付コストの低減が要望されてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
要望に鑑みてなされたものであり、カードの使用目的が
使い捨て的なテンポラリーカード、あるいは、会員とし
て登録されたことを通知すると共に、その後は保存され
るような登録証的なカード等について、低コストなカー
ドを提供すると共に、会員や使用者への送付作業の煩雑
さの解消や送付コストの低減を図ることができるカード
を一体化させた隠蔽葉書を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々研究した結果、請求項1に記
載の発明の隠蔽葉書は、郵便はがきであることの表示を
施した本体紙片と、一方の側端に折線を介して連接した
裏紙片と前記本体紙片の他方の側端に折線を介して連接
した表紙片とからなり、前記表紙片と前記本体紙片、お
よび、前記本体紙片と前記裏紙片との対向する面間をそ
れぞれ剥離可能に、かつ、前記郵便はがきであることの
表示が表出するように接着した構成からなる隠蔽葉書に
おいて、前記紙片のいずれか一つに前記紙片のいずれか
一つから取り外してカードとして使用可能なカード部が
設けられていることを特徴とするものである。このよう
な構成とすることにより、カードを隠蔽葉書と一体化す
ることができるために会員や使用者の氏名等の固有情報
をカード表面に記録する作業と、送付先の住所、氏名等
の固有情報を印字する作業を同時に行うことができ、従
来のカードの固有情報と、帳票の固有情報とを照合しな
がら帳票にカードを取り付け、カードを取り付けた帳票
を、住所、氏名等の印字欄が透視できるように形成した
封筒に封入するといった作業を廃止することができる。
また、封書として送付していたものを葉書として送付す
ることができ、従来の封書の郵便料金(80円)が葉書
の郵便料金(50円)となり、約40%のコストダウン
を図ることができる。また、表紙片と本体紙片、本体紙
片と裏紙片との対向する剥離可能に接着したそれぞれの
面に印字することにより、秘匿性のある固有情報をも封
書と同じように送付することができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載する隠蔽葉書において、前記郵便はがきであるこ
との表示を前記本体紙片の一方の側端に沿って施すと共
に、前記本体紙片の他方の側端に折線を介して連接した
前記表紙片が前記本体紙片よりも狭幅に構成されている
ことを特徴とするものである。このように構成すること
により、容易に製造することができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項
1、2に記載する隠蔽葉書において、前記カード部が前
記表紙片と前記裏紙片のいずれか一つの紙片に形成され
ると共に、前記カード部が設けられた紙片の表出面に前
記カード部より若干大きく、かつ、前記カード部を覆う
ようにカード表面層が形成されると共に前記カード部が
カードとして使用可能なように所定形状に切り込みが設
けられ、さらに、前記カード表面層上に前記カード表面
層を形成した領域と略同領域ないしは前記カード表面層
を形成した領域より大きく、前記カード表面層を形成し
た領域を覆うように保護層が形成されていることを特徴
とするものである。このように構成することにより、隠
蔽情報記載面を最も多くすることができると共に、葉書
の郵便料金でカードを送付することができる。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項
1、2に記載する隠蔽葉書において、前記カード部が前
記本体紙片に形成されると共に、前記カード部がカード
として使用可能なように所定形状に切り刃が形成されて
いることを特徴とするものである。このように構成する
ことにより、請求項2において必要としたカード表面
層、保護層を不要とすることができ、製造コストを低減
することができる。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜4に記載する隠蔽葉書において、前記表紙片と前記本
体紙片と前記裏紙片とを構成する基材が紙からなり、前
記紙からなる基材の前記表紙片と前記本体紙片、およ
び、前記本体紙片と前記裏紙片との対向する面に少なく
とも感圧接着剤層が形成されていることを特徴とするも
のである。このように構成することにより、郵便はがき
や料額印の表示等の固定情報と少なくとも感圧接着剤層
が形成された前記片面に個人情報等の印刷や印字を施
し、表紙片と本体紙片および本体紙片と裏紙片の感圧接
着剤層が形成された面同士を折線で折り重ねて圧着する
だけで隠蔽葉書とすることができる。
【0013】また、請求項6に記載の発明は、請求項3
に記載する隠蔽葉書において、前記表紙片と前記裏紙片
のいずれか一つの紙片に形成された前記カード部の前記
本体紙片側の面、あるいは、前記表紙片と前記裏紙片の
いずれか一つの紙片に形成された前記カード部と対向す
る前記本体紙片の面の少なくとも一つの面の前記保護層
と対向する位置に前記保護層と略同じ大きさの印刷層が
形成されていることを特徴とするものである。このよう
に構成することにより、印刷層を設けた隠蔽面の剥離強
度を自在に調節することができる。
【0014】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載する隠蔽葉書において、前記カード部が形成され
なかった前記表紙片と前記裏紙片のいずれか一つの紙片
の前記本体紙片側の面と該面と対向する位置にある前記
本体紙片の面の少なくとも一つの面の前記保護層と対向
する位置に前記保護層と略同じ大きさの印刷層が形成さ
れていることを特徴とするものである。このように構成
することにより、カード部が形成されなかった剥離可能
な面間についても剥離強度を自在に調節することができ
る。
【0015】また、請求項8に記載の発明は、請求項4
に記載する隠蔽葉書において、前記本体紙片の前記カー
ド表面層を形成した面の反対面と対向する前記表紙片あ
るいは前記裏紙片の面の少なくとも一つの面の前記カー
ド表面層と対向する位置に前記カード表面層と略同じ大
きさの印刷層が形成されていることを特徴とするもので
ある。このように構成することにより、上項同様に印刷
層を設けた隠蔽面の剥離強度を自在に調節することがで
きる。
【0016】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
〜8に記載する隠蔽葉書において、前記表紙片と前記裏
紙片の折線のない側の一角に切欠が形成されていること
を特徴とするものである。このように構成することによ
り、隠蔽葉書の隠蔽面を剥離し易くするための剥離開始
端とすることができる。
【0017】また、請求項10に記載の発明は、請求項
3、6、7に記載する隠蔽葉書において、前記保護層が
合成樹脂製のフィルムを基体として構成されていること
を特徴とするものである。このように構成することによ
り、隠蔽葉書の外観を体裁のよいものとすることができ
るし、また、たとえば、合成樹脂製のフィルムが透明で
ある場合には、使用者が一目で送付されてきたものを理
解することができる。
【0018】また、請求項11に記載の発明は、請求項
3、6、7に記載する隠蔽葉書において、前記保護層が
紙を基体として構成され、該紙の前記カード表面層側の
面でカード部に対向する部分に印刷が施されていること
を特徴とするものである。このように構成することによ
り、カード部を隠蔽葉書からカードとして取り外した際
に、前記紙面に印刷された隠蔽情報が初めて使用者の目
に触れることになり、使用者にインパクトのある形で隠
蔽情報を与えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】上記の本発明について、図面等を
用いて以下に更に詳しく説明する。図1は本発明の隠蔽
葉書の第1の実施形態の平面図、図2は図1に示す本発
明の第1の実施形態の隠蔽葉書を剥離可能に接着した面
で剥離して開いた状態を示す一方の側の平面図、図3は
図2の裏面側の平面図、図4は図2のXーX線の断面
図、図5〜7は本発明の第1の実施形態に用いる積層
体、図8は本発明の隠蔽葉書の第2の実施形態の図2に
示すXーX線の断面図、図9は本発明の隠蔽葉書の第3
の実施形態の図2に示すXーX線の断面図、図10は本発
明の隠蔽葉書の第4の実施形態の平面図、図11は図10に
示す本発明の第4の実施形態の隠蔽葉書を剥離可能に接
着した面で剥離して開いた状態を示す一方の側の平面
図、図12は図11の裏面側の平面図、図13は図11のYーY
線の断面図、図14は本発明の第5の実施形態を示す要部
断面図、図15は本発明の隠蔽葉書の第6の実施形態の平
面図、図16は本発明の隠蔽葉書の第7の実施形態の平面
図であり、図中の1,1',1",1''',101,111 は隠蔽葉
書、2,2',102、112 は本体紙片、3,3',103,113 は
表紙片、4は裏紙片、5,6は折線、7は切り込み、
8,8',8"はカード部、9,9',9"は保護層、10,11は
切欠、12,13,14,15,15’,16,16’は印刷層、20,
20’はカード表面層、30は切り刃、40,41は合成樹脂製
フィルム、42はオレフィン系樹脂、43は接着層、44はア
ンカーコート層、45は離型層、50,51,52は積層体、6
0,70はミシン目、80は感圧接着剤層、90,99は紙、100
は切り抜き部をそれぞれ示す。
【0020】まず、図1は本発明の隠蔽葉書の第1の実
施形態の平面図であって、本発明の隠蔽葉書1は、両面
に感圧接着剤層80が形成された紙90からなり(図4参
照)、一方の側端に沿って「郵便はがき」であることの
表示を施した本体紙片2と、前記本体紙片2の一方の側
端に折線6を介して連接した前記本体紙片2と略同幅の
裏紙片4(図示せず)と前記本体紙片2の他方の側端に
折線5を介して連接した前記本体紙片2より狭幅の表紙
片3とからなり、前記表紙片3と前記本体紙片2、およ
び、前記本体紙片2と前記裏紙片4(図示せず)とを折
線5、および、折線6で折り重ねて、それぞれの対向す
る面間を剥離可能に接着したものであり、前記本体紙片
2の一方の側端に沿って設けられた「郵便はがき」であ
ることの表示を施した表面領域と前記表紙片3の料額印
面とで隠蔽葉書1の表面を形成している。また、前記表
紙片3の料額印面の下部には、略矩形状の切り込み7が
設けられ、該切り込み7によりカード部8が前記表紙片
3からくり抜き可能に形成され、さらに前記カード部8
を包み込むように保護層9が形成され、カード部8が前
記表紙片3から抜け落ちることのないように保護されて
いる。また、前記表紙片3の折線5のない側端の一角に
隠蔽葉書1を見開きやすくするための切欠10が形成され
ている。
【0021】図2は図1に示す本発明の第1の実施形態
の隠蔽葉書を剥離可能に接着した面で剥離して開いた状
態を示す一方の側の平面図であって、表紙片3と本体紙
片2と裏紙片4とが折線5、6を介して連接し、前記表
紙片3に略矩形状の切り込み7によりカード部8がくり
抜き可能に形成されると共に、前記本体紙片2の前記表
紙片3に形成されたカード部8と対向する位置で保護層
9(図示せず)と略同じ大きさの印刷層12が前記保護層
9(図示せず)の位置に合わせて形成されている。ま
た、前記表紙片3と裏紙片4の折線5、6のないそれぞ
れの側端の一角に隠蔽葉書1を見開きやすくするための
切欠10および11が形成されている。
【0022】図3は図2の裏面側の平面図であって、図
2同様に表紙片3と本体紙片2と裏紙片4とが折線5、
6を介して連接し、前記表紙片3に略矩形状の切り込み
7によりカード部8がくり抜き可能に形成されると共
に、前記カード部8が前記表紙片3から抜け落ちること
のないように前記カード部8を包み込むように保護層9
が形成されている。さらに、前記裏紙片4の前記表紙片
3に形成されたカード部8と対向する位置で前記保護層
9と略同じ大きさの印刷層13が前記保護層9の位置に合
わせて形成されている。また、前記表紙片3と裏紙片4
の折線5、6のないそれぞれの側端の一角に隠蔽葉書1
を見開きやすくするための切欠10および11が形成されて
いる。
【0023】図4は図2のXーX線の断面図であって、
紙90の両面に感圧接着剤層80が形成され、表紙片3と本
体紙片2と裏紙片4とが折線5、6を介して連接し、前
記本体紙片2の「郵便はがき」であることの表示を施し
た面の感圧接着剤層80上に印刷層12が形成されると共
に、前記裏紙片4において前記表紙片3の料額印面側の
感圧接着剤層80上に印刷層13が形成されている。また、
前記表紙片3の料額印面側の前記感圧接着剤層80上にカ
ード部8を覆い、前記カード部8より大きい略矩形状の
カード表面層20が形成されると共に、前記カード表面層
20上に前記カード表面層20と略同形状の保護層9が形成
され、さらに前記表紙片3には前記本体紙片2の「郵便
はがき」であることの表示を施した面の前記感圧接着剤
層80側から前記表紙片3と前記カード表面層20とを貫通
し、前記保護層9を貫通しない切り込み7が形成され、
前記表紙片3からカード部8がくり抜き可能に形成され
ている。
【0024】また、前記印刷層12および13は、前記表紙
片3と前記本体紙片2および前記本体紙片2と前記裏紙
片4とを折線5および6で折り重ねて前記表紙片3と前
記本体紙片2および前記本体紙片2と前記裏紙片4に形
成された前記感圧接着剤層80面同士を加圧圧着して剥離
可能な接着部を形成する際に、本発明の隠蔽葉書の第1
の実施形態のようにカード部8の保護層9が形成されて
いる部分とその他の部分で段差が生じるような場合に形
成するものである。すなわち、カード部8の保護層9が
形成されている部分とその他の部分では、同じ力で加圧
圧着した時に、カード部8の保護層9の部分の厚さが、
その他の部分の厚さより厚いために、カード部8の保護
層9の部分は、その他の部分よりも圧力が強くかかる。
そのために、カード部8の保護層9の部分を適度な剥離
強度に接着する圧力をかけると、その他の部分が弱くな
り過ぎて接着しなくなり、また、その他の部分を適度な
剥離強度に接着する圧力をかけると、逆にカード部8の
保護層9の部分が強く接着しすぎて剥離できなくなる。
【0025】こういった場合に、前記印刷層12および13
を設けることにより、カード部8の保護層9の部分とそ
の他の部分の両方を適度な剥離強度に接着するようにす
るものである。前記印刷層12および13は、感圧接着剤層
80面に網点印刷層を形成することにより、感圧接着剤層
80面同士が網点印刷層を介しての接着となるために、強
く接着せず剥離可能に接着できる。網点印刷層における
網点の面積比率としては、全体の面積に対して10〜5
0%の範囲で設定することが適当である。また、網点印
刷層を形成するためのインキとしては、隠蔽葉書の固定
情報を印刷するのに使用するオフセットインキと同種の
インキが使用可能で、特に着色していない無色透明イン
キが好ましい。感圧接着剤層80はその面同士を合わせて
加圧しないと接着しない性質を有するので、網点印刷層
が感圧接着剤層80間に介在すると、網点印刷層のある部
分では感圧接着剤層80同士が接触しないので接着せず、
網点印刷層のない部分においてのみ感圧接着剤層80同士
が接触して接着することになるので、感圧接着剤層80同
士の接触する面積、すなわち、接着面積が減るので接着
強度が低下し、剥離可能な接着状態とすることができ
る。紙90に形成する感圧接着剤層80の接着強度および目
的とする剥離強度に応じて、網点印刷層の網点面積比率
を10〜50%の範囲で変化させることにより、カード
部8の部分の剥離強度を調節することができる。本発明
の隠蔽葉書の第1の実施形態においては、前記印刷層12
および13を前記表紙片3に形成されたカード部8と対向
する位置で前記本体紙片2の前記感圧接着剤層80面、す
なわち、「郵便はがき」であることの表示が施された前
記本体紙片2の感圧接着剤層80面および前記表紙片3に
形成されたカード部8と対向する位置で前記表紙片3の
料額印面側の前記裏紙片4の感圧接着剤層80面に設け
た。しかし、これは本発明の一実施例を示したにすぎ
ず、要するに前記表紙片3と前記本体紙片2、および、
前記本体紙片2と前記裏紙片4とを折線5、および、折
線6で折り重ねて、剥離可能に接着するそれぞれの対向
する面の少なくとも一つの面の前記保護層9の位置に合
わせて形成されていればよい。いずれの場合において
も、適度の剥離強度が得られるように網点面積率を10
〜50%の範囲で調節すればよい。また、固有情報のデ
ータ出力プリントは、感圧接着剤層80面に形成された印
刷層12、13面に行っても、網点面積比率を10〜50%
とすることにより、データ出力プリントに支障がでるこ
とはない。
【0026】また、上記のように、前記印刷層12、13を
設けることにより、カード部8の保護層9の部分とその
他の部分の両方を適度な剥離強度に接着するようにする
ことができるが、この方法の他にも、前記感圧接着剤層
80の塗布量や塗布面積の違い、あるいは、加工方法の選
択により接着強度を調節することも可能である。
【0027】ところで、前記感圧接着剤層80は天然ゴム
ラテックス、あるいは、合成ゴムラテックス等の従来か
ら普通に感圧接着剤に用いられているものの中から任意
に選んだものに、剥離強度を調節する充填剤として合成
シリカ、炭酸カルシウム等を適当に加えたものを使用す
ることができ、必要に応じて増粘剤、分散剤、消泡剤、
帯電防止剤、防腐剤等の添加剤を加えてもよく、そのド
ライ時のコート量は5〜20g/m2 が適当であり、こ
の感圧接着剤層80面同士を合わせて加圧した際に剥離可
能に接着する感圧接着剤層80を形成したものである。前
記感圧接着剤層80はエアーナイフコート法、ロールコー
ト法等の周知のコート法で形成することができる。
【0028】次に、保護層9とカード表面層20は、たと
えば、次のような方法で表紙片3の料額印面の表示が施
された面に設けることができる。すなわち、図5に示す
ように、前記保護層9の基体としての合成樹脂製のフィ
ルム40にアンカーコート剤をコートしてアンカーコート
層44を形成し、このアンカーコート層44と前記カード表
面層20としての合成樹脂製のフィルム41とをポリエチレ
ン等のポリオレフィン系樹脂42で押し出しラミネーショ
ンを行って後に、前記カード表面層20としての合成樹脂
製のフィルム41の表出面に前記カード表面層20としての
合成樹脂製のフィルム41と基材としての紙11上の設けら
れた感圧接着剤層80の両方に接着性を有する接着剤を公
知の接着剤の中から適宜選択して接着層43を形成した積
層体50を所定の大きさに裁断、あるいは、型抜きして、
前記表紙片3の料額印面の所定箇所に貼着することによ
り設けることができる。この場合、前記積層体50におい
て、前記保護層9は合成樹脂製のフィルム40と前記アン
カーコート層44と前記オレフィン系樹脂42であり、前記
カード表面層20は合成樹脂製のフィルム41と接着層43で
ある。その後に、前記表紙片3の料額印面の反対面側よ
り前記カード表面層20を貫通し、前記保護層9は貫通し
ない切り込み7を設けることにより、前記カード部8が
形成され、前記切り込み7から剥離することにより、前
記オレフィン系樹脂42と前記カード表面層20としての合
成樹脂製のフィルム41との間で剥離されて、前記カード
表面層20としての合成樹脂製のフィルム41と接着層43を
介して貼着された両面に前記感圧接着剤層80を有する紙
90からなる前記カード部8が形成される。
【0029】前記保護層9および前記カード表面層20に
用いる合成樹脂製のフィルム40,41としては、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン等のプラスチックフィルムを用いるこ
とができ、その厚さは10〜50μm程度が適当である。ま
た、前記オレフィン系樹脂42の厚さとしては、13〜30μ
m程度が適当である。
【0030】また、前記積層体50においては、保護層9
とカード表面層20の剥離界面は前記カード表面層20とし
ての合成樹脂製のフィルム41と前記保護層9のポリオレ
フィン系樹脂42との層間となっているが、この間に、た
とえば、図6に示すようなドライ時に0.5 〜1.0 g/m
2 となるようにシリコーンをコートした離型層45を設け
た積層体51とすることにより、一層スムーズな剥離界面
を得ることができる。さらに、図6に示すように前記離
型層45を設けた場合には、図7に示すような積層体52、
すなわち、図6に示す積層体51から保護層9の合成樹脂
製のフイルム40とポリオレフィン系樹脂42の層間に設け
たアンカーコート層44を除いてもよい。
【0031】図8は本発明の隠蔽葉書の第2の実施形態
の図2に示すXーX線の断面図であって、隠蔽葉書1'は
紙90の両面に感圧接着剤層80が形成され、表紙片3と本
体紙片2と裏紙片4とが折線5、6を介して連接し、前
記本体紙片2の「郵便はがき」であることの表示を施し
た面の感圧接着剤層80上に印刷層12が形成されると共
に、前記裏紙片4において前記表紙片3の料額印面側の
感圧接着剤層80上に印刷層13が形成されている。また、
前記表紙片3の料額印面の前記感圧接着剤層80面に所定
形状のカード表面層20’が形成されると共に、前記カー
ド表面層20’上に前記カード表面層20’の所定形状より
大きくかつ前記カード表面層20’の所定形状を包み込む
ように保護層9'が貼着され、料額印面の反対面の前記感
圧接着剤層80側から前記表紙片3と前記カード表面層2
0’とを貫通し、前記保護層9'を貫通しない切り込み7
が形成されることにより前記表紙片3からカード部8'が
くり抜き可能に形成されている。
【0032】前記カード表面層20’の形成は、たとえ
ば、前記表紙片3の感圧接着剤層80面上の所定箇所にオ
フセット用UVインキのOPニスを所定形状に印刷する
ことで得ることができる。また、保護層9'は、上項記載
の合成樹脂製のフィルム40に前記合成樹脂製のフィルム
40と基材としての紙90に設けられた感圧接着剤層80の両
方に接着性を有する接着剤を公知の接着剤の中から適宜
選択して接着層43を形成したものを所定の大きさに裁
断、あるいは、型抜きしたものを前記カード表面層20’
上に、前記カード表面層20’の所定形状より大きくかつ
前記カード表面層20’の所定形状を包み込むように貼着
することにより設けることができる。印刷層12、13およ
び感圧接着剤層80等の形成方法については、上項で説明
したので説明は省略する。
【0033】ここで、保護層9、あるいは、保護層9'に
用いる基体を合成樹脂製のフィルムということで説明し
てきたが、該基体は紙であってもよいのであって、その
場合の一つの実施例を図9に示す。
【0034】図9は本発明の隠蔽葉書の第3の実施形態
の図2に示すXーX線の断面図であって、第3の実施形
態の隠蔽葉書1"は図8で示した本発明の第2の実施形態
の保護層9'に用いた合成樹脂製のフィルム40に代えて紙
99を用いた保護層9"とし、かつ、該紙99のカード表面層
20’が形成されている側の面でカード部8'の領域に対向
する領域に局部隠蔽情報14が印刷、あるいは、印字され
ている以外は図8で示した第2の実施形態と同じ構成で
あり説明は省略するが、前記カード部8'を隠蔽葉書1"か
ら取り外した際に、前記紙面に印刷、あるいは、印字さ
れた局部隠蔽情報14が初めて使用者の目に触れることに
なり、使用者にインパクトのある形で局部隠蔽情報14を
与えることができる。当然、前記紙99の前記局部隠蔽情
報14が印刷、あるいは、印字された面の反対面、すなわ
ち、前記紙99の表出面にオープンな情報を印刷、あるい
は、印字しても構わない。また、局部隠蔽情報14は、当
たり、はずれ等の抽選形式のものや、カードの使用条
件、使用方法等いかなる情報であっても構わない。この
紙99は、たとえば、上質紙、アート紙などの坪量が50〜
200g/m2 の範囲のものが好適である。
【0035】ところで、今まではカード部が表紙片に設
けられている場合についての実施例を説明してきたが、
同様な方法で裏紙片に設けられていてもよい。また、本
発明は隠蔽葉書の一部をカードとして使用するものであ
り、隠蔽葉書の一部をカードとして使用する構成からな
るものは、すべて本発明に含まれるものである。たとえ
ば、表紙片と裏紙片の両方にカード部を設けたものも当
然のことながら本発明に含まれる。
【0036】図10は本発明の隠蔽葉書の第4の実施形態
の平面図であって、本発明の隠蔽葉書1'''は、両面に感
圧接着剤層80が形成された紙90からなり(図13参照)、
一方の側端に沿って「郵便はがき」であることの表示を
施した本体紙片2'と、前記本体紙片2'の一方の側端に折
線6を介して連接した前記本体紙片2'と略同幅の裏紙片
4(図示せず)と前記本体紙片2'の他方の側端に折線5
を介して連接した前記本体紙片2'より狭幅の表紙片3'と
からなり、前記表紙片3'と前記本体紙片2'、および、前
記本体紙片2'と前記裏紙片4(図示せず)とを折線5、
および、折線6で折り重ねて、それぞれの対向する面間
を剥離可能に接着したものであり、前記本体紙片2'の一
方の側端に沿って設けられた「郵便はがき」であること
の表示を施した表面領域と前記表紙片3'の料額印面とで
隠蔽葉書1'''の表面を形成している。また、前記表紙片
3'の折線5のない側端の一角に隠蔽葉書1'''を見開きや
すくするための切欠10が形成されている。
【0037】図11は図10に示す本発明の第4の実施形態
の隠蔽葉書を剥離可能に接着した面で剥離して開いた状
態を示す一方の側の平面図であって、表紙片3'と本体紙
片2'と裏紙片4とが折線5、6を介して連接し、前記本
体紙片2'に略矩形状の切り刃30によりカード部8"が切り
取り可能に形成されると共に、前記表紙片3'の前記本体
紙片2'に形成された前記カード部8"と対向する位置で前
記カード部8"より大きく、前記カード部8"を覆う略矩形
状の印刷層15が形成されている。また、前記表紙片3'と
裏紙片4の折線5、6のないそれぞれの側端の一角に隠
蔽葉書1'''を見開きやすくするための切欠10および11が
形成されている。
【0038】図12は図11の裏面側の平面図であって、図
11同様に表紙片3'と本体紙片2'と裏紙片4とが折線5、
6を介して連接し、前記本体紙片2'に略矩形状の切り刃
30によりカード部8"が切り取り可能に形成されると共
に、前記裏紙片4の前記本体紙片2'に形成された前記カ
ード部8"と対向する位置で前記カード部8"より大きく、
前記カード部8"を覆う略矩形状の印刷層16が形成されて
いる。また、前記表紙片3'と裏紙片4の折線5、6のな
いそれぞれの側端の一角に隠蔽葉書1'''を見開きやすく
するための切欠10および11が形成されている。
【0039】図13は図11のYーY線の断面図であって、
紙90の両面に感圧接着剤層80が形成され、表紙片3'と本
体紙片2'と裏紙片4とが折線5、6を介して連接し、前
記本体紙片2'に略矩形状の切り刃30が形成され、前記本
体紙片2'からカード部8"が切り取り可能に形成されてい
る。また、前記表紙片3'の料額印面の反対面および前記
裏紙片4の料額印面側の面の前記感圧接着剤層80上の前
記カード部8"と対向する位置に、前記カード部8"より大
きい略矩形状の印刷層15および印刷層16が形成されてい
る。このように構成することにより、図10で示した隠蔽
葉書1'''を切欠10および11から表紙片3'および裏紙片4
を見開いた際に印刷層15および16が形成されている部分
が前記印刷層15および16が形成されていない部分より一
層スムーズに剥離することができるために、カード部8"
に剥離の際に生じる可能性のある折れくせや折れしわ等
のカードとしての外観を損なうことがない。この印刷層
15および16の形成は、本発明の第1の実施形態で説明し
た印刷層12および13と同様に形成すればよいのであって
説明は省略する。
【0040】また、前記印刷層15および印刷層16は、第
4の実施形態においては表紙片2'および裏紙片4のカー
ド部8"と対向する位置に設けたが、図14に示す本発明の
第5の実施形態のように本体紙片2'に切り刃30で形成さ
れたカード部8"の両面に印刷層15’および印刷層16’を
設けても構わないし、さらに表紙片3'に印刷層15、裏紙
片4に印刷層16、本体紙片2'の両面に印刷層15’および
印刷層16’を設けてもよい。いずれの場合においても、
上記したように適度の剥離強度が得られるように網点面
積率を10〜50%の範囲で調節すればよい。
【0041】本発明の第1〜第5の実施形態の隠蔽葉書
は、製造工程中はミシン目60,70で連続した帳票となっ
ている。また、本発明の第1〜第5の実施形態の隠蔽葉
書の説明で、剥離可能に接着した表紙片と本体紙片間、
および、本体紙片と裏紙片間に印刷層12、13、15、15'
、16、16' を設けて各紙片間の接着強度を調節すると
したが、第4、第5の実施形態の隠蔽葉書は、第1〜第
3の実施形態の隠蔽葉書と異なり、カード部の厚さが、
その他の部分の厚さと殆ど同じ厚さであるために、敢え
て印刷層15、15' 、16、16' を設ける必要はないが、よ
り一層スムーズな剥離とするために印刷層15、15' 、1
6、16' を設けた実施例を挙げたものである。また、第
1〜第5の実施形態の隠蔽葉書においては、表紙片およ
び裏紙片、本体紙片の感圧接着剤層面に必要に応じて印
刷を施してもよいし、印字をしてもよい。また、第1〜
第3の実施形態の隠蔽葉書において、保護層に基体とし
て用いる合成樹脂製のフィルムは透明性を有するフィル
ムであってもよいし、カードを隠蔽することを目的に着
色したフィルムであってもよいし、印刷を施されたフィ
ルムであってもよい。このことは、保護層に基体として
用いる紙についても同じであり、着色した紙であっても
よいし、印刷を施された紙であってもよい。
【0042】上記した本発明の第1〜第5の実施形態の
隠蔽葉書においては、「郵便はがき」であることの表示
が本体紙片の一方の側端に沿って施されると共に、表紙
片を前記本体紙片よりも狭幅(短辺側を狭幅)に構成し
て隠蔽葉書の表面を形成した実施例を説明してきたが、
たとえば、図15の本発明にかかる隠蔽葉書の第6の実施
形態の平面図に示すように、隠蔽葉書101 は表紙片103
を本体紙片102 と略同幅とした上で前記表紙片103 の前
記本体紙片102 の郵便はがきであることの表示が施され
た部分に略円形状の切り抜き部100 が形成されたもので
あり、前記本体紙片102 に施された「郵便はがき」であ
ることの表示が前記切り抜き部100 を介して見えるよう
にした表面領域と前記表紙片103 の料額印面とで隠蔽葉
書101 の表面を形成したものであってもよい。また、前
記切り抜き部100 は前記本体紙片102 の郵便はがきであ
ることの表示が施された部分全体を略矩形状等に切り抜
いたものであっても構わない。
【0043】さらに、図16の本発明にかかる隠蔽葉書の
第7の実施形態の平面図に示すように、隠蔽葉書111
は、表紙片113 を本体紙片112 と同幅とし、前記表紙片
113 の側端(長辺)の寸法が前記本体紙片112 より狭く
構成することにより、前記本体紙片112 の側端(長辺)
と直交する短辺の端部(図の上部)に沿って施された
「郵便はがき」であることの表示が見えるようにした表
面領域と前記表紙片113 の料額印面とで隠蔽葉書111 の
表面を形成したものであってもよく、要するに「郵便は
がき」であることの表示が隠蔽葉書の形態としたとき
に、表面から見えるような形態となっていればよいもの
である。
【0044】
【発明の効果】本発明は、カードの使用目的が使い捨て
的なテンポラリーカードや会員として登録されたことを
通知すると共に、その後は保存されるような登録証的な
カード等について、紙を基材としたカードとすることに
より、低コスト化を図ることができ、また、前記カード
を隠蔽葉書と一体化させることにより、カードを一体化
させた隠蔽葉書にプリンターで印字すると共に隠蔽部を
加圧圧着するだけで送付することができ、従来の封書に
よるカードの送付に際して必要な作業、すなわち、カー
ド使用者の氏名等の固有情報をカード表面に記録する作
業と、帳票に送付先の住所、氏名等の固有情報を印字す
る作業を別工程で行い、その後にカードの固有情報と、
帳票の固有情報とを照合しながら帳票にカードを取り付
け、さらにカードを取り付けた帳票を、住所、氏名等の
印字欄が透視できるように形成した封筒に封入するとい
った煩雑な作業を解消できると共に郵送料金のコストも
低減することができるといった複数の効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる隠蔽葉書の第1の実施形態の
平面図である。
【図2】 図1に示す本発明の第1の実施形態の隠蔽葉
書を剥離可能に接着した面で剥離して開いた状態を示す
一方の側の平面図である。
【図3】 図2の裏面側の平面図である。
【図4】 図2のXーX線の断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態に用いる積層体であ
る。
【図6】 本発明の第1の実施形態に用いる積層体であ
る。
【図7】 本発明の第1の実施形態に用いる積層体であ
る。
【図8】 本発明にかかる隠蔽葉書の第2の実施形態の
図2に示すXーX線の断面図である。
【図9】 本発明にかかる隠蔽葉書の第3の実施形態の
図2に示すXーX線の断面図である。
【図10】 本発明にかかる隠蔽葉書の第4の実施形態の
平面図である。
【図11】 図10に示す本発明の第4の実施形態の隠蔽葉
書を剥離可能に接着した面で剥離して開いた状態を示す
一方の側の平面図である。
【図12】 図11の裏面側の平面図である。
【図13】 図11のYーY線の断面図である。
【図14】 本発明にかかる第5の実施形態を示す要部断
面図である。
【図15】 本発明にかかる隠蔽葉書の第6の実施形態の
平面図である。
【図16】 本発明にかかる隠蔽葉書の第7の実施形態の
平面図である。
【符号の説明】
1,1',1",1''',101,111 隠蔽葉書 2,2',102 ,112 本体紙片 3,3',103 ,113 表紙片 4 裏紙片 5,6 折線 7 切り込み 8,8',8" カード部 9,9',9" 保護層 10,11 切欠 12,13,14,15,15’,16,16’印刷層 20,20’ カード表面層 30 切り刃 40,41 合成樹脂製フィルム 42 オレフィン系樹脂 43 接着層 44 アンカーコート層 45 離型層 50,51,52 積層体 60,70 ミシン目 80 感圧接着剤層 90,99 紙 100 切り抜き部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便はがきであることの表示を施した本
    体紙片と、一方の側端に折線を介して連接した裏紙片と
    前記本体紙片の他方の側端に折線を介して連接した表紙
    片とからなり、前記表紙片と前記本体紙片、および、前
    記本体紙片と前記裏紙片との対向する面間をそれぞれ剥
    離可能に接着すると共に、前記郵便はがきであることの
    表示が表出するようにした構成からなる隠蔽葉書におい
    て、前記紙片のいずれか一つに前記紙片のいずれか一つ
    から取り外してカードとして使用可能なカード部が設け
    られていることを特徴とする隠蔽葉書。
  2. 【請求項2】 前記郵便はがきであることの表示を前記
    本体紙片の一方の側端に沿って施すと共に、前記本体紙
    片の他方の側端に折線を介して連接した前記表紙片が前
    記本体紙片よりも狭幅に構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の隠蔽葉書。
  3. 【請求項3】 前記隠蔽葉書において、前記カード部が
    前記表紙片と前記裏紙片のいずれか一つの紙片に形成さ
    れると共に、前記カード部が設けられた紙片の表出面に
    前記カード部より若干大きく、かつ、前記カード部を覆
    うようにカード表面層が形成されると共に前記カード部
    がカードとして使用可能なように所定形状に切り込みが
    設けられ、さらに、前記カード表面層上に前記カード表
    面層を形成した領域と略同領域ないしは前記カード表面
    層を形成した領域より大きく、前記カード表面層を形成
    した領域を覆うように保護層が形成されていることを特
    徴とする請求項1、2記載の隠蔽葉書。
  4. 【請求項4】 前記隠蔽葉書において、前記カード部が
    前記本体紙片に形成されると共に、前記カード部がカー
    ドとして使用可能なように所定形状に切り刃が形成され
    ていることを特徴とする請求項1、2記載の隠蔽葉書。
  5. 【請求項5】 前記表紙片と前記本体紙片と前記裏紙片
    とを構成する基材が紙からなり、前記紙からなる基材の
    前記表紙片と前記本体紙片、および、前記本体紙片と前
    記裏紙片との対向する面に少なくとも感圧接着剤層が形
    成されていることを特徴とする請求項1〜4記載の隠蔽
    葉書。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載する隠蔽葉書において、
    前記表紙片と前記裏紙片のいずれか一つの紙片に形成さ
    れた前記カード部の前記本体紙片側の面、あるいは、前
    記表紙片と前記裏紙片のいずれか一つの紙片に形成され
    た前記カード部と対向する前記本体紙片の面の少なくと
    も一つの面の前記保護層と対向する位置に前記保護層と
    略同じ大きさの印刷層が形成されていることを特徴とす
    る隠蔽葉書。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載する隠蔽葉書において、
    前記カード部が形成されなかった前記表紙片と前記裏紙
    片のいずれか一つの紙片の前記本体紙片側の面と該面と
    対向する位置にある前記本体紙片の面の少なくとも一つ
    の面の前記保護層と対向する位置に前記保護層と略同じ
    大きさの印刷層が形成されていることを特徴とする隠蔽
    葉書。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載する隠蔽葉書において、
    前記本体紙片の前記カード表面層を形成した面の反対面
    と対向する前記表紙片あるいは前記裏紙片の面の少なく
    とも一つの面の前記カード表面層と対向する位置に前記
    カード表面層と略同じ大きさの印刷層が形成されている
    ことを特徴とする隠蔽葉書。
  9. 【請求項9】 前記隠蔽葉書において、前記表紙片と前
    記裏紙片の折線のない側の一角に切欠が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜8記載の隠蔽葉書。
  10. 【請求項10】 前記保護層が合成樹脂製のフィルムを基
    体として構成されていることを特徴とする請求項3、
    6、7記載の隠蔽葉書。
  11. 【請求項11】 前記保護層が紙を基体として構成され、
    該紙の前記カード表面層側の面でカード部に対向する部
    分に印刷が施されていることを特徴とする請求項3、
    6、7記載の隠蔽葉書。
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US20170021659A1 (en) * 2015-07-23 2017-01-26 Creative Communications LLC, DBA Mail America Foldable Gift Card Mailer

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