JP3923110B2 - ロッカー装置またはボックス装置の筐体 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ロッカー装置またはボックス装置の筐体に関する。ここで、ロッカー装置には、荷物等自動管理ロッカー装置、錠付きロッカー装置あるいはコインロッカー装置が含まれ、ボックス装置には、荷物等自動保管ボックス装置、錠付き金庫装置、錠付き郵便物受け装置あるいは錠付きボックス装置が含まれる。荷物等自動管理ロッカー装置とは、例えば、特開昭63−282592号公報に開示されているように、マンション、アパート、公団住宅、社宅、寮、ホテル等の集合住宅などのエントランス・ホールなどに設置されるロッカー装置であって、荷物の受け渡し用の複数のロッカー・ボックスを備え、居住人が不在等の時でも、宅配荷物などのお届け、保管、受け取りや差し出し、保管、集荷が無人でもって行うことができるロッカー装置である。
【0002】
【従来の技術】
荷物等自動管理ロッカー装置は、制御部を含む制御ユニットとロッカー・ボックスからなるボックス・ユニットとを組み合わせたものである。制御ユニット及びボックス・ユニットの幅、高さ、及び奥行きは、ほぼ同一であるので、制御ユニット及びボックス・ユニットを横並びに密接して配置した場合に、各々の前面が同一面上に並び、各々の上面が同一面上に並ぶように図ってある。
【0003】
図8は従来のコントロール・ユニットの斜視図である。コントロール・ユニット15の筐体外形は、左側板151、右側板153、天板152及び背板154によって囲まれた直方体である。側板の上端にはユニット間配線用開口159が設けてある。前面は、Sサイズの扉160、162、180及び180が4個取り付けてあり、それぞれ、仕切り板157によって区切られている。一番上の扉160及び2番目の扉162は、保守、管理の時以外は、常に閉じた状態である。扉160の表面には着荷表示パネル161が取り付けてあり、共同住宅の各居室について、その居室宛のお届け荷物がロッカー・ボックス内に保管されている期間には、その居室番号のランプあるいは液晶表示装置が点灯あるいは点滅する。また、扉162の内部には不図示の制御装置が取り付けてあり、扉162の表面には、操作案内ディスプレイ163、取扱中ランプ169、操作ボタン164、スピーカー167、コインシステム168、キーシステム挿入口170、カード挿入口171、伝票挿入口166及び操作扉管理キー差し込み口165が取り付けられている。そして、3番目及び4番目の扉180、180の内部はSサイズのロッカー・ボックスである。扉180の裏面右端には蝶番184の一端が上下に1個ずつ取り付けてあり、それぞれの他端は、筐体の右側板内面の手前端に取り付けてあるので、蝶番184、184を中心に回転して、扉180が右開きで開閉できる。もちろん、蝶番を左端に取り付ければ、扉180を左開きに変更することができる。扉180の裏面の他端、即ち左端近くの上下方向中央には、電気錠フック186及び解錠ランプレンズ185が取り付けられている。一方、筐体の左側板の内面の手前の上下方向中央には、これらに対応して、電気錠187及び解錠ランプ188が取り付けてある。各ロッカー・ボックスの下側の仕切り板157の前後方向中央には左右に伸びる、センサー感知位置を示す直線を印刷したシール191が貼ってある。また、左右の側板151、153の前後方向中央の下側の仕切り板直上には、荷物センサー189が取り付けてあり、その間に光線が走行しており、この光線が荷物などで遮断されると、『荷物有り』と判断される。なお、ロッカー・ボックスの扉180の表面の左端近くには、ボックス番号シール182及び把手181が取り付けてあり、その上には、解錠ランプレンズの他端183が見える。コントロール・ユニットの最下部は、台輪部155であり、その前面左端近くには、台輪部手動解錠用管理キー差し込み口158が取り付けてある。
【0004】
図9は、他のコントロール・ユニットの態様例の正面図である。(a)のコントロール・ユニットの態様例においては、上から2番目が制御部であり、上から1番目、3番目及び4番目はSサイズのロッカー・ボックスである。(b)のコントロール・ユニットの態様例においては、上から2番目が制御部であり、上から1番目及び5番目はSサイズのロツカー・ボックスであり、上から3番目及び4番目はSSサイズのロッカー・ボツクスである。(c)のコントロール・ユニットの態様例においては、上から2番目が制御部であり、上から1番目がSサイズのロッカー・ボックスであり、上から3番目がMサイズのロッカー・ボックスである。なお、図9中の符号は、図8中の符号と同一である。
【0005】
図10は、従来のボックス・ユニツトの斜視図である。ボックス・ユニット16の筐体外形もまた、左側板151、右側板153、不図示の天板及び背板154によって囲まれた直方体である。側板の上端の前後方向中央にはユニット間配線用開口159が設けてある。前面は扉180、180、180が3個取り付けてあり、上から、Sサイズ、Sサイズ、Mサイズのロッカー・ボックスとなっており、それぞれの間は、不図示の仕切り板により区切られている。Sサイズのロッカー・ボックスの構造は、コントロール・ユニットにおいて説明したのと同じである。Mサイズのロッカー・ボックスは、扉の蝶番が3個であり、1個多い点と、上方の仕切り板の下面中央に人体センサー190が取り付けられている点が異っている。人体センサーは、子供などがロッカー・ボックス内に入って遊び、誤って閉じ込められた際に、子供を発見するものであり、Mサイズのロッカー・ボックス、Lサイズのロッカー・ボックスやFサイズのロッカー・ボックスの上方の仕切り板の下面中央に取り付けられている。
【0006】
図11は、他のロッカー・ユニットの態様例の正面図である。(a)のロッカー・ユニットの態様例においては、Sサイズのロッカー・ボックス4個からなる。(b)のロッカー・ユニットの態様例においては、Mサイズのロッカー・ボックス2個からなる。(c)のロッカー・ユニットの態様例においては、上からSサイズのロッカー・ボックスとLサイズのロッカー・ボックスが順に並んでいる。(d)のロッカー・ユニットの態様においては、上からSサイズ、Sサイズ、Mサイズのロッカー・ボックスが並んでいる。(e)のロッカー・ユニットの態様においては、上からSサイズ、SSサイズ、SSサイズ、Sサイズ、Sサイズのロッカー・ボックスが並んでいる。(f)のロッカー・ユニットはFサイズのロッカー・ボックス1個からなる。(g)のロッカー・ユニットは、上からSサイズ、SSサイズ、SSサイズ、SSサイズ、SSサイズ、Sサイズのロッカー・ボックスが並んでいる。(h)のロッカー・ユニットにおいては、上からSサイズ、SSサイズ、SSサイズ、Mサイズのロッカー・ボックスが並んでいる。
【0007】
そして、図8または図9に示されているコントロール・ユニツトから1台を選び、図10または図11に示されているボックス・ユニットから1台以上を選んで、横に並べて、設置場所の空間の大きさや集合住宅の居室の数から判断して選択される種々の組合せの荷物等自動管理ロッカー装置を構成する。
【0008】
従来の荷物等自動管理ロッカー装置の筐体は、まず、側板、背板、天板、底板などを互いにスポット溶接によって接合して箱形構造体を製作する。
【0009】
次に、ロッカー・ボックス等の大きさ、数に合わせて、仕切り板位置決め用のハーフ抜き穴を側板に形成し、仕切り板固定兼受けサポートを側板にスポット溶接によって取り付ける。仕切り板によって区切られた各ロッカー・ボックスの中で、荷物センサーを設置するための金具を側板にスポット溶接する。さらに、非常時に管理者がすべてのロッカー・ボックスの扉を開けるための手動解錠用ロッドの固定及びガイドの金具を側板にスポット溶接して取り付ける。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の荷物等自動管理ロッカー装置の筐体は、外部から側板に多くのスポット溶接痕やハーフ抜き穴が見え、見栄えや外観が悪いという問題がある。
【0011】
また、高さが約1800mmの長尺の側板に多数のスポット溶接を行うと、側板が熱変形したり、構造強度がやや欠けるため筐体を輸送中にねじれが生じ変形するという問題がある。特に、背板がなく裏面にも扉を取り付けて壁の中に設置するパス・スルー型のロッカー装置においては、スポット溶接が多いとさらに変形しやすく問題である。筐体が変形すると、現場での設置が困難になり問題が生じるばかりでなく、扉の開閉が悪くなり、蝶番と取付け部の位置をいくら調整しても直らず、場合によっては、扉が完全に締まらず、隙間が生じ、ロッカー・ボックスの安全性が損われて、その中に保管されている荷物が紛失するという問題が生じる。
【0012】
本発明の目的は、上記問題点を解決し、かつ、生産効率の高いロッカー装置またはボックス装置の筐体を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1に記載の第1の本発明に係るロッカー装置またはボックス装置の筐体、即ち、箱形構造体と、その内部に収納されるフレーム構造体とからなる、ロッカー装置またはボックス装置の筐体であって、当該箱形構造体は、背板の上部を直角に曲げ加工して天板となし、背板の下部を直角に曲げ加工して底板となし、左右の側板の上部及び下部をそれぞれ直角に曲げてコの字形断面とし、天板の上に、当該左右の側板の上部をそれぞれ重ねて溶接し、底板の下に、当該左右の側板の下部をそれぞれ重ねて溶接し、当該天板の下面には、前後方向へ伸び断面が逆Uの字形のガイドレールを取り付け、当該底板の上面には、前後方向へ伸び断面がUの字形のガイドレールを取り付けて、前面が開放された略直方体形状となされ、当該フレーム構造体は、ロッカーボックスの構成に対応した所定の位置に、電気錠フック挿入用穴、解錠ランプ取り付け用穴、電気錠取付け用穴及び蝶番取付け用穴を形成した4本の支柱を直立し、当該支柱の上端近くで、4本の上部水平はりを、それぞれ、その両端が支柱の上部内側面に当接し突き合わせ溶接し、上部はりのうち前後方向に伸びる上部水平はりの上面に断面が逆Uの字形の棒材からなるガイドを接して溶接し、当該支柱の下端近くで、4本の下部水平はりを、それぞれ、その両端が支柱の下部内側面に当接し突き合わせ溶接し、下部はりのうち前後方向に伸びる下部水平はりの下面に断面がUの字形の棒材からなるガイドを接して溶接し、ロッカーボックスの構成に対応して支柱の所定の高さに仕切り板取付け用はりを溶接し、各ロッカーボックスの左右の側板、背板及び仕切り板を当該支柱の外側から固定してなり、上記フレーム構造体を上記箱形構造体の前方から上記ガイドと上記ガイドレールとをそれぞれ嵌合し案内しつつ挿入し所定位置で固定し、各ロッカーボックスに前面から扉及び台輪部を取り付けてなるロッカー装置またはボックス装置の筐体によって、達成される。第1の本発明は、フロント・オープン型あるいは前面型のロッカー装置またはボックス装置用の筐体に関する。
【0014】
また、上記目的は、請求項2に記載の第2の本発明に係るロッカー装置またはボックス装置の筐体、即ち、箱形構造体と、その内部に収納されるフレーム構造体とからなる、ロッカー装置またはボックス装置の筐体であって、当該箱形構造体は、左右の側板の上部及び下部をそれぞれ直角に曲げてコの字形断面とし、長方形状の天板の上に、当該左右の側板の上部をそれぞれ重ねて溶接し、長方形状の底板の下に、当該左右の側板の下部をそれぞれ重ねて溶接し、当該天板の下面には、前後方向へ伸び断面が逆Uの字形のガイドレールを取り付け、当該底板の上面には、前後方向へ伸び断面がUの字形のガイドレールを取り付けて、前面及び背面が開放された略直方体形状となされ、当該フレーム構造体は、ロッカーボックスの構成に対応した所定の位置に、電気錠フック挿入用穴、解錠ランプ取り付け用穴、電気錠取付け用穴及び蝶番取付け用穴を形成した4本の支柱を直立し、当該支柱の上端近くで、4本の上部水平はりを、それぞれ、その両端が支柱の上部内側面に当接し突き合わせ溶接し、上部はりのうち前後方向に伸びる上部水平はりの上面に断面が逆Uの字形の棒材からなるガイドを接して溶接し、当該支柱の下端近くで、4本の下部水平はりを、それぞれ、その両端が支柱の下部内側面に当接し突き合わせ溶接し、下部はりのうち前後方向に伸びる下部水平はりの下面に断面がUの字形の棒材からなるガイドを接して溶接し、ロッカーボックスの構成に対応して支柱の所定の高さに仕切り板取付け用はりを溶接し、各ロッカーボックスの左右の側板、背板及び仕切り板を当該支柱の外側から固定してなり、上記フレーム構造体を上記箱形構造体の前方あるいは後方から上記ガイドと上記ガイドレールとをそれぞれ嵌合し案内しつつ挿入し所定位置で固定し、各ロッカーボックスに前面から扉及び台輪部を取り付けてなるロッカー装置またはボックス装置の筐体によって、達成される。第2の本発明は、パス・スルー型あるいは両面型のロッカー装置またはボックス装置用の筐体に関する。
【0015】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の実施態様について、添付図面を参照して、詳細に説明する。
【0016】
本発明の筐体は、箱形構造体とフレーム構造体に分かれているが、まず箱形構造体について説明し、その後に、フレーム構造体について説明する。
【0017】
図3(a)は実施態様の箱形構造体の斜視図である。図3(b)は実施態様の箱形構造体の組立図である。長方形状板の上部を直角に曲げ加工して天板となし、その下部を曲げ加工して底板となし、その中央を背板104となし、コの字形断面としている。一方、側板101、107は、それぞれ、上部を直角に曲げ加工して上板部102、108となし、この上板部102、108を板105の上に重ねて天板部で溶接し、側板101、107は、それぞれ、下部を直角に曲げ加工して下板部103、109となし、この下板部103、109を底板106の下に重ねて底板部で溶接してある。また、天板105の下面には前後方向に伸びるハット形状のガイドレール8が2本スポット溶接されている。なお、左右の側板の上端近くの前後方向の中央には、それぞれ、ユニット間配線用開口110、111が設けてある。このようにして、箱形構造体1が形成されている。
【0018】
図4は、実施態様のフレーム構造体の組立図である。フレーム構造体2は直方体状の骨組であり、四隅に四角柱状の支柱201、202、203、204が直立し、支柱201と202、202と203、203と204、204と201の間には、それらの上端近く及び下端近くに、それぞれ、四角柱状の上部水平はり211、220、210、221及び四角柱状の下部水平はり213、223、212、224が差し渡され、上部及び下部水平はりの両端は支柱の側面に当接し、溶接されている。図6に示すように上部水平はりのうち前後方向に伸びる上部水平はり220、221の上面に、断面がコ字形状の棒材からなるガイド7をその中央面702を接して載せて溶接し、その両側面701、703を上方へ直立させている。同様に、下部水平はりのうち前後に伸びる下部水平はり223、224の下面に、ガイド7をその中央面702を接して配置し溶接し、その両側面701、703を下方へ垂下させている。
【0019】
ロッカー・ボックスの組合せに応じて、支柱の所定の高さ位置に、仕切り板取付け用はり215、225、214、226;217、227、216、228を差し渡し、仕切り板取付け用はりの端面を支柱の側面に当接して溶接してある。前左側の支柱203の前面には、ロッカー・ボックスの上下方向中央に相当する位置に、電気錠フック挿入用穴208及び解錠ランプ取付け用穴209が形成されている。また、前左側の支柱203の右側面には、ロッカー・ボックスの上下方向中央に相当する位置に電気錠取付け用穴207が形成されている。前右側の支柱204の前面には、ロッカー・ボックスの蝶番取付け用穴205、206を形成してある。さらに、不図示の手動解錠ロット及び台輪部管理キー差し込み口を前左側の支柱203に形成しておく。
【0020】
各ロッカー・ボックスの側板4,5を支柱の外側から当接して溶接固定する。側板4,5の高さはロッカー・ボックスのサイズに合せて、SSサイズ用、Sサイズ用、Mサイズ用、Lサイズ用、Fサイズ用の合計5種類があるが、いずれも長方形状の側板402、402、403、502、502、503であり、その前後方向中央の下端近くには、貫通孔404、405;504、505が穿ってあり、荷物センサーの光線が通過するように図っている。
【0021】
各ロッカー・ボックスの仕切り板6を仕切り板取り付け用はり215、225、214、226;217、227、216、228の上面に接触させて、それぞれのねじ穴を合せて、ねじ止め固定する。仕切り板6は平面601と化粧前面602とからなる。さらに、台輪部155は前面の下端に取り付けてある。
【0022】
図1は、本発明のフロント・オープン型のロッカー装置の筐体の実施態様についての組立完成状態を示す斜視図である。また、図2は、本発明のパス・スルー型のロッカー装置の筐体の実施態様についての組立完成状態を示す斜視図である。
【0023】
実施形態の箱形構造体とフレーム構造体について、一例を挙げて説明したが、箱形構造体は外観デザインの種類は別として、一種類の形状・寸法でよいが、フレーム構造体はコントロール・ユニットについて4種類ありボックス・ユニットについて、8種類ある。
【0024】
以上のようにして製造したフレーム構造体2を箱形構造体1の前方からガイドレール8とガイド7とを、それぞれ、嵌合して案内しつつ挿入する。図6は、実施形態のフレーム構造体2を箱形構造体1に挿入し、組立てている状態を示す右側面図であり、図7は、右上から見た一部拡大斜視図である。
【0025】
フレーム構造体2を箱形構造体1の中に完全に挿入し固定した後に、各ロッカー・ボックスなどに前面から扉3を取り付ける。図5は、扉を取り付けようとする状態を示す平面断面図である。
【0026】
【発明の効果】
本発明のロッカー装置またはボックス装置の筐体は、右側板、左側板、底板及び天板を互いに接合し、天板部及び底板部においてスポット溶接してなる箱形構造体の中にフレーム構造体を挿入し組立ててなるので、ハーフ抜き穴を無くし、かつスポット溶接痕が、ロッカー装置あるいはボックス装置を設置した後に、まったく見えないので見苦しくないとともに、箱形構造体の側板にカラー鉄板、プリント鋼板、ステンレス鋼板などを自由に選択して用いることができ、外観が美しいという効果がある。
【0027】
本発明のロッカー装置またはボックス装置の筐体は支柱と水平はりを溶接した構造のフレーム構造体を用いているので、強度・剛性が高く、溶接による熱変形が生じにくく、運搬時の外力による変形も生じにくく、寸法精度の高い筐体であり、扉の開閉の不具合がほとんど生じないという効果がある。したがって、設置が容易で、かつ、ロッカー・ボックスのセキュリティが保たれる。
【0028】
また、本発明のロッカー装置またはボックス装置の筐体は支柱と水平はりを溶接した構造のフレーム構造体を用いているので、外部から溶接でき、溶接作業を比較的容易に迅速に行うことができるばかりでなく、安全衛生面からも優れている。
【0029】
さらに、本発明のロッカー装置あるいはボックス装置は、ほぼ一種類の箱形構造体に多種類のフレーム構造体のうち1つを挿入し組立ててなるので、箱形構造体を初めに所定数見込み生産しておき、受注したボックス構成が所定した後にフレーム構造体のみを生産し、それらを組立てればよく、生産能率が良い。しかも、種々のコントロール・ユニット及び種々のロッカー・ユニットについて部品を共通化し、部品点数を少なくすることができ、コスト低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロント・オープン型のロッカー装置の筐体の実施態様についての組立完成状態を示す斜視図である。
【図2】本発明のパス・スルー型のロッカー装置の筐体の実施態様についての組立完成状態を示す斜視図である。
【図3】実施態様の箱形構造体の斜視図である。
【図4】実施態様のフレーム構造体の組立図である。
【図5】扉を取り付けようとする状態を示す平面断面図である。
【図6】実施態様のフレーム構造体を箱型構造体に挿入し、組立てている状態を示す右側面図である。
【図7】実施態様のフレーム構造体を箱型構造体に挿入し、組立てている状態を示す、右上方向から見た一部拡大斜視図である。
【図8】従来のコントロール・ユニットの斜視図である。
【図9】他のコントロール・ユニットの正面図である。
【図10】従来のボックス・ユニットの斜視図である。
【図11】他のボックス・ユニットの正面図である。
【符号の説明】
1 箱型構造体
101 右側板
102 上板部
103 下板部
104 背板
105 天板
106 底板
107 左側板
108 上板部
109 下板部
110 ユニット間配線用開口
111 ユニット間配線用開口
2 フレーム構造体
201 支柱
202 支柱
203 支柱
204 支柱
205 蝶番取付け用穴
206 蝶番取付け用穴
207 電気錠取付け用穴
208 電気錠フック挿入用穴
209 解錠ランプ取付け用穴
210 上部水平はり
211 上部水平はり
212 下部水平はり
213 下部水平はり
214 仕切り板取付け用はり
215 仕切り板取付け用はり
216 仕切り板取付け用はり
217 仕切り板取付け用はり
220 上部水平はり
221 上部水平はり
223 下部水平はり
224 下部水平はり
225 仕切り板取付け用はり
226 仕切り板取付け用はり
227 仕切り板取付け用はり
228 仕切り板取付け用はり
3 扉
4 側板
402 側板
403 側板
404 貫通孔
405 貫通孔
5 側板
502 側板
503 側板
504 貫通孔
505 貫通孔
6 仕切板
601 平面
602 化粧前面
7 ガイド
701 側面
702 中央面
703 側面
8 ガイドレール
15 コントロール・ユニット
151 左側板
152 天板
153 右側板
154 背板
155 台輪部
157 仕切り板
158 台輪部手動解錠用管理キー差し込み口
159 ユニット間配線用開口
16 ボックス・ユニット
160 扉
161 着荷表示パネル
162 扉
163 操作案内ディスプレイ
164 操作ボタン
165 操作扉管理キー差し込み口
166 伝票挿入口
167 スピーカー
168 コインシステム
169 取扱中ランプ
170 キーシステム挿入口
171 カード挿入口
180 扉
181 把手
182 ボックス番号シール
183 解錠ランプレンズ他端
184 蝶番
185 解錠ランプレンズ
186 電気錠フック
187 電気錠
188 解錠ランプ
189 荷物センサー
190 人体センサー
191 シール

Claims (2)

  1. 箱形構造体と、その内部に収納されるフレーム構造体とからなる、ロッカー装置またはボックス装置の筐体であって、
    当該箱形構造体は、背板の上部を直角に曲げ加工して天板となし、背板の下部を直角に曲げ加工して底板となし、左右の側板の上部及び下部をそれぞれ直角に曲げてコの字形断面とし、天板の上に、当該左右の側板の上部をそれぞれ重ねて溶接し、底板の下に、当該左右の側板の下部をそれぞれ重ねて溶接し、当該天板の下面には、前後方向へ伸び断面が逆Uの字形のガイドレールを取り付け、当該底板の上面には、前後方向へ伸び断面がUの字形のガイドレールを取り付けて、前面が開放された略直方体形状となされ、
    当該フレーム構造体は、ロッカーボックスの構成に対応した所定の位置に、電気錠フック挿入用穴、解錠ランプ取り付け用穴、電気錠取付け用穴及び蝶番取付け用穴を形成した4本の支柱を直立し、当該支柱の上端近くで、4本の上部水平はりを、それぞれ、その両端が支柱の上部内側面に当接し突き合わせ溶接し、上部はりのうち前後方向に伸びる上部水平はりの上面に断面が逆Uの字形の棒材からなるガイドを接して溶接し、当該支柱の下端近くで、4本の下部水平はりを、それぞれ、その両端が支柱の下部内側面に当接し突き合わせ溶接し、下部はりのうち前後方向に伸びる下部水平はりの下面に断面がUの字形の棒材からなるガイドを接して溶接し、ロッカーボックスの構成に対応して支柱の所定の高さに仕切り板取付け用はりを溶接し、各ロッカーボックスの左右の側板、背板及び仕切り板を当該支柱の外側から固定してなり、
    上記フレーム構造体を上記箱形構造体の前方から上記ガイドと上記ガイドレールとをそれぞれ嵌合し案内しつつ挿入し所定位置で固定し、各ロッカーボックスに前面から扉及び台輪部を取り付けてなるロッカー装置またはボックス装置の筐体。
  2. 箱形構造体と、その内部に収納されるフレーム構造体とからなる、ロッカー装置またはボックス装置の筐体であって、
    当該箱形構造体は、左右の側板の上部及び下部をそれぞれ直角に曲げてコの字形断面とし、長方形状の天板の上に、当該左右の側板の上部をそれぞれ重ねて溶接し、長方形状の底板の下に、当該左右の側板の下部をそれぞれ重ねて溶接し、当該天板の下面には、前後方向へ伸び断面が逆Uの字形のガイドレールを取り付け、当該底板の上面には、前後方向へ伸び断面がUの字形のガイドレールを取り付けて、前面及び背面が開放された略直方体形状となされ、
    当該フレーム構造体は、ロッカーボックスの構成に対応した所定の位置に、電気錠フック挿入用穴、解錠ランプ取り付け用穴、電気錠取付け用穴及び蝶番取付け用穴を形成した4本の支柱を直立し、当該支柱の上端近くで、4本の上部水平はりを、それぞれ、その両端が支柱の上部内側面に当接し突き合わせ溶接し、上部はりのうち前後方向に伸びる上部水平はりの上面に断面が逆Uの字形の棒材からなるガイドを接して溶接し、当該支柱の下端近くで、4本の下部水平はりを、それぞれ、その両端が支柱の下部内側面に当接し突き合わせ溶接し、下部はりのうち前後方向に伸びる下部水平はりの下面に断面がUの字形の棒材からなるガイドを接して溶接し、ロッカーボックスの構成に対応して支柱の所定の高さに仕切り板取付け用はりを溶接し、各ロッカーボックスの左右の側板、背板及び仕切り板を当該支柱の外側から固定してなり、
    上記フレーム構造体を上記箱形構造体の前方あるいは後方から上記ガイドと上記ガイドレールとをそれぞれ嵌合し案内しつつ挿入し所定位置で固定し、各ロッカーボックスに前面から扉及び台輪部を取り付けてなるロッカー装置またはボックス装置の筐体。
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