JP3519626B2 - 宅配ボックス構造体 - Google Patents

宅配ボックス構造体

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JP3519626B2
JP3519626B2 JP00448699A JP448699A JP3519626B2 JP 3519626 B2 JP3519626 B2 JP 3519626B2 JP 00448699 A JP00448699 A JP 00448699A JP 448699 A JP448699 A JP 448699A JP 3519626 B2 JP3519626 B2 JP 3519626B2
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正一 追田
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大同化工機工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、宅配ボックス構造
体に関する。 【0002】 【従来の技術】マンションやアパート等の集合住宅に於
て、宅配便や小包郵便等にて荷物が届けられたときに届
け先の住人が留守であっても荷物を一時的に預け入れて
おけるように、宅配ボックスがエントランス等に設置さ
れている場合があった。ところで、この従来の宅配ボッ
クスは、左右側板と背板と天板と棚板と底板と扉とを、
工場にてスポット溶接して相互に組立てて、その後、塗
装仕上げされて製品化されていた。そして、組立状態で
工場内の倉庫に在庫されたり、設置場所に運搬されてい
た。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
宅配ボックスでは、組立工程後の塗装工程に於て、ボッ
クスの内面側の塗装は態勢がとり難く、作業能率が低下
すると共に、むらなく均一に(美しく)仕上げることが
困難であった。また、製造された宅配ボックスは嵩張る
ため、工場内での運搬や在庫スペースに場所を取ってい
た。また、スポット溶接して組立てているため分解する
ことができず、部品交換や修理等のメンテナンスや分別
廃棄をすることが困難であった。 【0004】そこで、本発明は、上述の問題を解決し
て、製造コストが低減すると共に、運搬や保管場所を取
らず、かつ、メンテナンスが容易となる宅配ボックス構
造体を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る宅配ボックス構造体は、各々個別に
塗装された板金製の左右側板と背板と天板と底板とから
成るボックス本体、及び、各々個別に塗装された棚板と
扉とを、備え、さらに、上記左側板は、長方形状の本体
部と、上下端縁を内方へ折曲形成された折曲形成部を有
すると共に、上記本体部の上端手前側に連結片部が右方
向に突設され、上記右側板は、長方形状の本体部と、前
後端縁を内方へ折曲形成された折曲形成部と上端縁を内
方へ折曲形成された折曲形成部を有すると共に、上記本
体部の上端手前側に連結片が左方向に突設され、上記背
板は、長方形状の本体部と、上下端縁を内方へ折曲形成
された折曲形成部を有すると共に、上記本体部の内面に
は、上下複数箇所に左右方向の係止具が付設され、上記
天板は、矩形板状の上壁部と、四辺を下方へ折曲形成さ
れた後辺の折曲形成部前辺部,左辺部,右辺部を有する
と共に、上記上壁部の下面から下方へ突出状に補強部材
を有し、上記底板は、矩形板状の上壁部と、左右端縁を
下方へ折曲形成された折曲形成部と、前縁を下方へ折曲
形成された前壁を有し、さらに、上記左右側板と背板と
天板と底板の上記折曲形成部、上記連結片部、及び、上
記補強部材には、連結部材挿通用の挿通孔を形成し、上
記左右側板と背板と天板と底板との各対応する上記挿通
孔間に、ネジやグリップボルトやモリーネイル等の上記
連結部材を挿通して、上記ボックス本体を組立て、
つ、該ボックス本体に塗装済みの上記棚板の後板縁
を、上記背板の上記係止具に係止すると共に、ネジやグ
リップボルトやモリーネイル等の上記連結部材にて、該
棚板の左右側壁を夫々上記左右側板に取付け、さらに、
塗装済みの上記扉をヒンジ具にて、上記ボックス本体に
取付けたものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。 【0007】図1は、マンションやアパート等の集合住
宅や複数の会社が入っている雑居ビル等に於て、宅配便
や小包郵便等にて届けられた荷物を一時的に預け入れる
ための本発明の宅配ボックス構造体Aを示している。な
お図例では、複数の宅配ボックス構造体A…が並設され
た状態を示しており、最も左の列の宅配ボックス構造体
Aには、預入操作や開閉操作等を行う制御部8が内蔵さ
れている。 【0008】しかして、図1と図2に示すように、この
宅配ボックス構造体Aは、各々個別に塗装した左右側板
1,2と、背板3と、天板4と、底板5と、棚板6と、
扉7とを備え、これらがネジやグリップボルトやモリー
ネイルや係止具やヒンジ具等の連結部材にて相互に組立
てられる。なお、80は載置台であり、本体部80aと前板
80bと後板80cとをネジ止めして相互に組立てられる。 【0009】各部品の構造を具体的に説明すると、背板
3は、図2と図3{(イ)は正面図、(ロ)は平面図}
に示すように、板金製であり、長方形板状の本体部9
と、この本体部9の上下端縁に内方へ折曲形成された折
曲形成部 1 ,E 2 を有し、かつ、本体部9の左右端縁
に内方へ折曲形成された折曲形成部E 3 ,E 4 を有して
いる。このとき、本体部9の上下端縁の折曲形成部
1 ,E 2 が上下辺部10a,10bとされ、本体部9の左
右端縁の折曲形成部 3 ,E 4 が左右辺部11a,11bと
されている。また、上辺部10aの前縁に上方突出状に差
込辺部12が折曲形成されると共に、上辺部10a(折曲形
成部 1 )の左右側には、連結部材にて天板4と連結す
るための連結部材挿通用の長孔状のネジ挿通孔14 a, 14
が形成されている。 【0010】また、本体部9の内面9aには、上下複数
箇所に左右方向の棚板用係止具15 a, 15 b, 15 c, 15
d, 15 が付設されている。この係止具15 a, 15 b, 15
c, 15 d, 15 は、下縁が本体部9の内面9aに固着さ
れ、上縁が手前に傾斜状に突出している。なお、16は制
御部8の電源カバーである。 【0011】次に、左側板1は、図2と図4{(イ)は
正面図、(ロ)は右側面図}と図5と図6に示すよう
に、板金製であり、長方形板状の本体部17と、この本体
部17の平行な一対の対辺に折曲形成された折曲形成部
5 ,E 6 とを有している。具体的には、本体部17の上下
端縁に内方へ折曲形成された折曲形成部 5 ,E 6 を有
している。このとき、本体部17の上端縁の折曲形成部
5 が上辺部19aとされ、本体部17の下端縁の折曲形成部
6 が下辺部19bとされている。また、左側板1は、本
体部17の内面に固着されると共に本体部17との間に空隙
を形成するヒンジ具取付用フレーム部18と、本体部17と
フレーム部18との間にかつ手前側に設けられた上下方向
の補強部材20と、を有している。また、上辺部19aの側
端縁には上方突出状に折曲形成された位置決め片部26が
設けられている。 【0012】また、本体部17の上端手前側には、長孔状
のネジ挿通孔21aを有する連結片22が右方向に突設され
ると共に、上下辺部19a,19b(折曲形成部 5
6 )の後端には、連結部材挿通用の長孔状のネジ挿通
21 b, 21 を有する連結片23a,23bが夫々設けられ
ている。さらに、本体部17とフレーム部18の各対向面に
は上下複数箇所にネジ挿通孔25 a, 25 …が形成される
と共に、各ネジ挿通孔25 a, 25 に連通するナット24
a, 24 b, 24 c, 24 が固着されている。なお、フレー
ム部18側に設けられたナット24 a, 24 に各段の棚板6
…がネジにて取付けられると共に、ナット 24 b, 24 dに
底板5がネジにて取付けられるが、詳しくは後述する。 【0013】次に、右側板2は、図2と図7{(イ)は
左側面図、(ロ)は正面図}と図8に示すように、板金
製であり、長方形板状の本体部27と、この本体部27の平
行な一対の対辺に折曲形成された折曲形成部 7 ,E 8
を有していると共に上辺の折曲形成部E 9 を有してい
。具体的には、本体部27の前後端縁に内方に折曲形成
された折曲形成部 7 ,E 8 と、本体部27の上端縁に内
方に折曲形成された折曲形成部 9 と、を有している。
つまり、本体部27の前後端縁には、前後辺部28a,28b
が内方へ直角に折曲形成されると共に、前後辺部28a,
28bの側端縁には、相互に対向する前後一対の取付辺部
29a,29bが折曲形成されており、上記前辺部28aと取
付辺部29aから前端側の折曲形成部 7 が構成され、か
つ、上記後辺部28bと取付辺部29bから後端側の折曲形
成部 8 が構成されている。また、本体部27の上端縁の
上記折曲形成部 9 は上辺部30とされている。そして、
この上辺部30の側端縁に上方突出状に位置決め片部31が
折曲形成されている。なお、前辺部28a及び前辺部28a
と取付辺部29aとの角部には、上下複数個の窓部36…,
37…が形成されている。この窓部36は、扉7の内面側に
付設されたU字状の被ロック部材を挿入するための孔で
あり、各窓部36…,37…の内側に上記被ロック部材に係
脱する電気錠等が複数個配設される。 【0014】また、本体部27の上端手前側には、左側板
1の連結片22と対向しかつ長孔状のネジ挿通孔32 を有
する連結片33が左方向に突設されると共に、上辺部30
(折曲形成部 9 )の後端には、連結部材挿通用の長孔
状のネジ挿通孔32 が形成されている。また、本体部27
には、左側板1の本体部17に設けられたナット24 に対
応する位置に上下複数個のネジ挿通孔34…が形成されて
いる。また、前後一対の取付辺部29a,29b(折曲形成
7 ,E 8 )の上下複数箇所には、連結部材挿通用の
ネジ挿通孔35 a, 35 が形成されると共に、各ネジ挿通
35 a, 35 に連通するナット24 e, 24 が固着されて
いる。この上下複数個のナット24 e, 24 は、各段の棚
板6…をネジにて取付けるためのものである。なお、同
のナット 24 g, 24 hは、後述する配カバー板38…を
取付けるためのものある。 【0015】仮想線で示す如く、上下複数枚の上記配線
カバー板38…は、前後一対の取付辺部29a,29bのナッ
24 g, 24 にネジ(ボルト)を螺合することによって
取付けられ、右側板2の各窓部36…,37…の位置に設け
られる電気錠の配線をこの配線カバー板38…によって被
覆するようにしている。 【0016】次に、天板4は、図9(面図)と図10
(断面側面図)と図11(一部断面正面図)に示すよう
に、板金製であり、矩形板状の上壁部39と、この上壁部
39の四辺に折曲形成された折曲形成部 10 ,E 11
12 ,E 13 を有している。具体的には、上壁部39の前後
端縁に下方へ折曲形成されたL字状の折曲形成部 10
11 と、上壁部39の左右端縁に下方へ折曲形成されたL
字状の折曲形成部 12 ,E 13 と、を有している。このと
き、上壁部39の前後端縁の折曲形成部 10 ,E 11 は前後
辺部40a,40bとされ、上壁部39の左右端縁の折曲形成
12 ,E 13 が左右辺部41a,41bとされている。 【0017】また、上壁部39下面の後端側に、かつ、後
辺部40bの水平部42と隙間43をもって横断面倒立門型の
後補強部材44が付設されると共に、上壁部39下面の前端
側に横断面門型の前補強部材45が付設され、さらに、前
・後補強部材45,44の間には中間補強部材47が設けられ
ている。なお、前補強部材45の前辺部45aと左右辺部41
a,41bの水平部42,42との間には各々隙間46a,46b
が形成されている。 【0018】また、後辺部40b(折曲形成部 11 )の水
平部の左右及び後補強部材44の左右には、連結部材挿通
用のネジ挿通孔48 a, 48 a; 48 b, 48 が形成されると
共に、各ネジ挿通孔48 a, 48 と連通するナット24 j,
24 が固着されている。また、前補強部材45の前辺部45
aの左右には、ネジ挿通孔48 c, 48 が形成されると共
に、各ネジ挿通孔48 c, 48 と連通するナット24 m, 24
が固着され、また、後辺部45bにはナット24 m, 24
と対応する位置に工具挿通溝49,49が切欠形成されてい
る。 【0019】次に、底板5は、図2と図12(本体部平
面図)と図13(断面正面図)と図14(断面側面図)に示
すように、板金製であり、矩形板状の上壁部62と、この
上壁部62の左右端縁を下方へ折曲形成された折曲形成部
14 ,E 15 を有している。具体的に説明すると、底板5
は、本体部50とカバー部材51から成る。なお、図12は、
カバー部材51を取外した状態の本体部50を示す平面図で
ある。 【0020】本体部50は、左右一対の窓部53,53を有す
る平板部52と、平板部52上面の左右側に前後方向に付設
された取付部材54,54と、平板部52の左右略中間位置に
前後方向に設けられた第1補強部材55と、左右一対の取
付部材54,54の間に左右方向に設けられた第2補強部材
56と、を備えている。 【0021】帯板材を折曲げて形成された取付部材54
は、平板部52の窓部53に沿って設けられており、窓部53
を通過するように内端側が下方へ折曲形成された前後一
対のL字状車輪取付部57,57と、門型に折曲形成された
支持脚取付部58と、外端側が上方へ折曲形成された側壁
部59と、を有している。そして、車輪取付部57の鉛直壁
に形成された孔部にナット24pが連通状に固着され、こ
のナット24pに車輪60のネジ付軸部が螺合している。ま
た、支持脚取付部58の前後端に形成された孔部にナット
24q,24qが連通状に固着されており、この各ナット24
q,24qに(仮想線で示す如く)支持脚61,61の雄ネジ
部を螺合できるようにしている。 【0022】また、カバー部材51は、上記上壁部62と
下方へ折曲形成された左右側壁63a,63bと前壁64とを
有し、左右側壁63a,63bが上記折曲形成部 14 ,E 15
とされている。そして、このカバー部材51は、本体部50
の上面側に取付けられる。また、上壁部62の略中央位置
には、荷物検知センサのための小さな窓部が設けられて
いる。 【0023】さらに、カバー部材51の左右側壁63a,63
b(折曲形成部 14 ,E 15 )の前後端には連結部材挿通
用のネジ挿通孔65 a, 65 が設けられると共に、本体部
50の左右の取付部材54,54の各側壁部59,59には上記ネ
ジ挿通孔65 a, 65 に対応する位置にネジ挿通切欠部66
a,66a及びネジ挿通孔66b,66bが設けられている。 【0024】次に、棚板6は、図2と図15(本体部平
面図)と図16(断面正面図)と図17(断面側面図)に示
すように、本体部67とカバー部材68から成る。なお、図
15は、カバー部材68を取外した状態の本体部67を示す平
面図である。 【0025】本体部67は、平板部69と、平板部69の前後
端縁に上方へ折曲形成された前後壁70a,70bと、平板
部69の左右端縁に上方に折曲形成された左右側壁71a,
71bとを有し、前壁70aと左右側壁71a,71bの上縁は
水平状に内側へ折曲げられている。また、平板部69の左
右略中間位置には、横断面門型の補強部材72が前後方向
に付設されると共に、右側壁71bには配線用窓部73が形
成されている。さらに、本体部67の左右側壁71a,71b
の前後端にはネジ挿通孔78…が設けられている。 【0026】カバー部材68は、上壁74と前壁76とを有
し、本体部67の上面側に取付けられる。また、上壁74の
略中央位置には、荷物検知センサのための小さな窓部が
設けられている。 【0027】しかして、本発明の宅配ボックス構造体A
の組立てについて、図1と図2及び各部品を説明する図
3〜図17を参照しつつ説明すると、先ず、予め左右側板
1,2と背板3と天板4と底板5と棚板6…と扉7…
を、各々個別に塗装し、その後、左右側板1,2と背板
3と天板4と底板5とから成るボックス本体を、ネジや
グリップボルトやモリーネイル等の連結部材にて相互に
組立てて、かつ、組立てたボックス本体に棚板6…を
(後述の如く)取付けると共に扉7…をヒンジ具81…に
て取付ける。 【0028】具体的にボックス本体の組立てを説明す
る。先ず、左右側板1,2と背板3と天板4とを組立て
る際は、背板3の上辺部10aに天板4の後辺部40bを当
接載置し、かつ、背板3の差込片部12を天板4の隙間43
に差し込む。また、左側板1の上辺部19aに天板4の左
辺部41aを当接載置し、かつ、左側板1の連結片22を天
板4の隙間46 に差し込む。また、右側板2の上辺部30
に天板4の右辺部41bを当接載置し、かつ、右側板2の
連結片33を天板4の隙間46 に差し込む。 【0029】そして、背板3の上辺部10aのネジ挿通孔
14 a, 14 と天板4の後辺部40bのネジ挿通孔48 a, 48
に下方からネジ(図示省略)を挿入してナット24 j,
24 に螺合する。また、左側板1の連結片22のネジ挿通
21 に後方からネジを挿入して天板4の前補強部材45
のナット24 に螺合すると共に、左側板1の連結片23a
のネジ挿通孔21 に下方からネジを挿入して天板4の後
補強部材44のナット24 に螺合する。 【0030】また、右側板2の連結片33のネジ挿通孔32
に後方からネジを挿入して天板4の前補強部材45のナ
ット24 に螺合すると共に、右側板2の上辺部30のネジ
挿通孔32 に下方からネジを挿入して天板4の後補強部
材44のナット24 に螺合する。このようにして、左右側
板1,2と背板3と天板4とが相互に組立てられる。 【0031】また、左右側板1,2と背板3と底板5と
を組立てる際は、底板5の後端を背板3下部の係止具
15 にて載置状に係止すると共に、底板5のカバー部材
51の左右側壁63a,63bを左右側板1,2の内面に当接
する。そして、底板5の本体部50に形成された前端側の
各ネジ挿通切欠部66a,66a及び後端側のネジ挿通孔66
b,66bにネジを内方から外方へ向けて挿入し、左右側
板1,2の下部の各ナット24 b, 24 d, 24 g, 24 に螺
合する。このようにして、左右側板1,2と背板3と底
板5とが相互に組立てられる。 【0032】ボックス本体を組立てた後、背板3の内面
に上下複数段に付設された各係止具15 a, 15 b, 15 c,
15 の位置に棚板6…を取付ける。即ち、カバー部材68
を取外した本体部67の後端を係止具15 にて載置状に
係止すると共に、本体部67の左右側壁71a,71bを左右
側板1,2の内面に当接する。そして、本体部67の左右
側壁71a,71bに設けられた各ネジ挿通孔78…に内方か
ら外方へ向けてネジを挿入し、左右側板1,2の各ナッ
24 a, 24 c, 24 e, 24 に螺合する。その後、カバー
部材68を本体部67に載置し、カバー部材68の前壁76と本
体部67の前壁70aをネジ止めする。このようにして、各
段の棚板6…をボックス本体に取付ける。 【0033】その後、左側板1のフレーム部18の前端側
(図4(ロ)に示す3点位置79…)に、複数個のヒンジ
具(図示省略)の一端側を順次ネジやグリップボルトや
モリーネイル等の連結部材にて取付けると共に、各ヒン
ジ具の他端側を連結部材にて各扉7…の内面に取付け
る。 【0034】このようにして、ボックス本体に棚板6…
と扉7…とを取付けて組立てられた宅配ボックス構造体
Aは、底板5に車輪60…を有しているので、所定の設置
場所へ容易に移動させることができる。そして、設置場
所では、各車輪60…を取外し、支持脚61…を取付け、載
置台上に底板5を載置させて設置する。もしくは、各車
輪60…をそのまま残して載置台上に底板5を載置させて
設置する。 【0035】また、複数の宅配ボックス構造体A…を設
置する場合は、右側板2の上下複数個のネジ挿通孔34…
に内方から外方へ向けてネジを挿入して右隣の宅配ボッ
クス構造体Aの左側板1の本体部17の各ナット24 i…
螺合すれば、各宅配ボックス構造体A…が相互に連結さ
れる。 【0036】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、本実施の形態では、左右側板1,2と背板3と天
板4と底板5とをネジにて連結してボックス本体を組立
てるように構成したが、グリップボルトやモリーネイル
等にて組立てるように構成するも良い。 【0037】 【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。 【0038】(請求項1によれば)設置場所にて組立て
ることができるため、トラック等での運搬に嵩張らな
い。また、製造工場においては、各部品毎に在庫するこ
とができ、在庫スペースを取らない。また、ネジやグリ
ップボルトやモリーネイル等の連結部材にて組立てるた
め、分解可能であり、部品交換や修理等のメンテナンス
が低コストにて容易に行えると共に、分別廃棄が容易で
ある。また、組立て前の各部品毎に塗装をすることがで
きるので、塗装作業を能率良く行うことができて製造コ
ストが低減すると共に、仕上がりも美しいものとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の宅配ボックス構造体の実施の一形態を
示す正面図である。 【図2】分解説明図である。 【図3】背板を示す説明図である。 【図4】左側板を示す説明図である。 【図5】左側板を上方から見た一部断面平面図である。 【図6】左側板を下方から見た一部断面底面図である。 【図7】右側板を示す説明図である。 【図8】側板を上方から見た一部断面平面図である。 【図9】天板の本体部を示す底面図である。 【図10】天板を側方から見た断面図である。 【図11】天板を示す一部断面正面図である。 【図12】底板の本体部を示す平面図である。 【図13】底板を示す断面正面図である。 【図14】底板を示す断面側面図である。 【図15】棚板の本体部を示す平面図である。 【図16】棚板を示す断面正面図である。 【図17】棚板を示す断面側面図である。 【符号の説明】 1 左側板 2 右側板 3 背板 4 天板 5 底板 6 棚板 7 扉 9 本体部14 a, 14 b; 21 a, 21 , 21 c, 21 d; 25 a, 25 b; 32
a, 32 b; 35 a, 35 b; 48 a, 48 , 48 c; 65 a, 65
b; 78 (ネジ)挿通孔 15 a, 15 b, 15 c, 15 係止具 17 本体部22, 33 連結片 27 本体部 39 上壁部40 a 前辺部 41 a 左辺部 41 b 右辺部 44 後補強部材 45 前補強部材 62 上壁部64 前壁 71 a 左側壁 71 b 右側壁 81 ヒンジ具 1 ,E 2 ,E 5 ,E 6 ,E 7 ,E 8 ,E 9 ,E 11 ,E
14 ,E 15 折曲形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−115133(JP,A) 特開 平3−226500(JP,A) 実開 昭62−63079(JP,U) 実開 昭61−109372(JP,U) 実開 昭56−136424(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 29/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 各々個別に塗装された板金製の左右側板
    1,2と背板3と天板4と底板5とから成るボックス本
    、及び、各々個別に塗装された棚板6と扉7とを、備
    え、 さらに、上記左側板1は、長方形状の本体部 17 と、上下
    端縁を内方へ折曲形成された折曲形成部E 5 ,E 6 を有
    すると共に、上記本体部 17 の上端手前側に連結片部 22
    右方向に突設され、 上記右側板2は、長方形状の本体部 27 と、前後端縁を内
    方へ折曲形成された折曲形成部E 7 ,E 8 と上端縁を内
    方へ折曲形成された折曲形成部E 9 を有すると共に、上
    記本体部 27 の上端手前側に連結片 33 が左方向に突設さ
    れ、 上記背板3は、長方形状の本体部9と、上下端縁を内方
    へ折曲形成された折曲形成部E 1 ,E 2 を有すると共
    に、上記本体部9の内面には、上下複数箇所に左右方向
    の係止具 15 a, 15 b, 15 c, 15 dが付設され、 上記天板4は、矩形板状の上壁部 39 と、四辺を下方へ折
    曲形成された後辺の折曲形成部E 11 ,前辺部 40 a,左辺
    41 a,右辺部 41 bを有すると共に、上記上壁部 39 の下
    面から下方へ突出状に補強部材 44, 45 を有し、 上記底板5は、矩形板状の上壁部 62 と、左右端縁を下方
    へ折曲形成された折曲形成部E 14 ,E 15 と、前縁を下方
    へ折曲形成された前壁 64 を有し、 らに、上記左右側板1,2と背板3と天板4と底板5
    の上記折曲形成部 1 ,E 2 ,E 5 ,E 6 …、上記連結
    片部 22, 33 、及び、上記補強部材 44, 45 には、連結部材
    挿通用の挿通孔を形成し、 記左右側板1,2と背板3と天板4と底板5との各対
    応する上記挿通孔間に、ネジやグリップボルトやモリー
    ネイル等の上記連結部材を挿通して、上記ボックス本体
    を組立て、 かつ、該ボックス本体に塗装済みの上記棚板6の後板
    縁を、上記背板3の上記係止具 15 a, 15 b, 15 c, 15
    に係止すると共に、ネジやグリップボルトやモリーネイ
    ル等の上記連結部材にて、該棚板6の左右側壁 71 a, 71
    bを夫々上記左右側板1,2に取付け、 さらに、 塗装済みの上記扉7をヒンジ具81にて、上記ボ
    ックス本体に取付けたことを特徴とする宅配ボックス構
    造体。
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