JP3080876U - サーバーラック - Google Patents

サーバーラック

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JP3080876U
JP3080876U JP2001001915U JP2001001915U JP3080876U JP 3080876 U JP3080876 U JP 3080876U JP 2001001915 U JP2001001915 U JP 2001001915U JP 2001001915 U JP2001001915 U JP 2001001915U JP 3080876 U JP3080876 U JP 3080876U
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JP2001001915U
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Inventor
正照 岡部
Original Assignee
株式会社大東製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅方向の寸法が規定されたサーバーラックに
おいて、奥行き方向の寸法変更に容易に対応できると共
に、補強部材を設けられない前後面の強度を確保できる
フレーム構造を具備したサーバーラックを提供するこ
と。 【解決手段】 ほぼ同じ平面形状の天板1と底板2の前
面及び後面に、前記天板1と底板2の正面幅に見合う正
面幅を有する略長方形枠状の前,後面フレーム3,4
を、該フレーム3,4の上下部において取付けることに
よりラックフレームAを形成し、該ラックフレームAの
内部に、サーバー等の機器を取付けるためのマウントフ
レーム5,6を設け、左右側のマウントフレーム5,6
に補強用の横部材7を適宜本数横架固定し、前記ラック
フレームAの左右側面と後面フレームにパネル9,10を
取付け、かつ、前面フレーム3に扉8を取付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、通信機器やネットワークサーバーなどの電子機器を収容する際に使 用するサーバーラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、通信機器やネットワークサーバーなどの電子機器を収容するために 、サーバーラックが使用される。サーバーラックは、前面を開口部に形成し、こ の開口部に開閉する扉を備えると共に、その内部に、前記の機器やサーバーなど をマウントするための柱状のマウントフレームを配設してキャビネット状に形成 されたものである。即ち、従来のサーバーラックは、天板と底板との間の四隅に 支柱を取付けると共に、その内部に、電子機器をマウントするための構成が付与 されたマウントフレームを前,後、左右に設け、前記支柱の外面四周は、前面に 開閉自在の扉を、残り三面には少なくとも後面を着脱可能にしたパネル(壁面) が装着された形態のものが大半である。
【0003】 上記形態のサーバーラックでは、収容する通信機器等の規格サイズ(正面幅) に合わせて正面幅が規定されているため、近年の大型化するサーバーでは、その 奥行き方向において寸法を拡大してその大型化に対応し、基準仕様のサーバーラ ックにマウントされることが多い。しかし、サーバーが更に大型化するにつれ、 正面幅が規定されたサーバラックでは、ラック本体の奥行き寸法を拡大して対応 するため、奥行き寸法を変更する設計変更が頻繁に行われるようになった。
【0004】 一方、幅方向の寸法が規定された現行サーバーラックは、少なくともその前面 、又は、前面と後面が、収容機器の着脱や配線、或は、メンテナンスなどのため に全面開放できる構造を具備していることを要件としており、サーバーラックの 前後面を構成するフレーム(支柱)の前後面にはその全面開放性を損なわないた めに補強部材が設けられないという事情もある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述のようなサーバーラックの現状に鑑み、幅方向の寸法が規定さ れたサーバーラックにおいて、奥行き方向の寸法変更に容易に対応できると共に 、補強部材を設けられない前後面の強度を確保できるフレーム構造を具備したサ ーバーラックを提供することを、その課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案サーバーラックの構成は 、ほぼ同じ平面形状の天板と底板の前面及び後面に、前記天板と底板の正面幅に 見合う正面幅を有する略長方形枠状の前,後面フレームを、該フレームの上下部 において取付けることによりラックフレームを形成し、該ラックフレームの内部 に、サーバー等の機器を取付けるためのマウントフレームを設け、左右側のマウ ントフレームに補強用の横部材を適宜本数横架固定し、前記ラックフレームの左 右側面と後面フレームにパネルを取付け、かつ、前面フレームに扉を取付けたこ とを特徴とするものである。本考案では、上記構成において、後面パネル、又は 、2枚の側面パネルのうち少なくとも1枚と後面パネルをラックフレームに着脱 自在に取付ける構成とすることができる。また、前記後面パネルに代えて後面フ レームに扉を取付けるようにしてもよい。
【0007】 即ち、本考案サーバーラックは、天板と底板の間の四隅に独立した支柱を設け ることなく、当該天板及び底板の前後に、略長方形枠状(又は、縦長の略ロ字状 )に予め形成した前,後面フレームの上下部を取付けて、ラックフレームに形成 したから、サーバーラックの奥行きを変更する必要がある場合には、天板と底板 の奥行き量が異なるものを使用すれば直ちに対応できるようにしたものである。 また、全面開放の必要があるため、補強フレームが設けられないサーバーラック の前面と後面を、溶接構造の長方形枠状をなす前,後面フレームにより形成した ので、前,後面での強度を確保することができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態例を図により説明する。図1は本考案におけるラッ クフレームの一例を構成する各部材を分離した状態の斜視図、図2は図1のラッ クフレームを用いたサーバーラックの構造を分解して示した斜視図である。
【0009】 図において、1は平面略四角形の天板、2は天板1と略同外形の底板、3は上 部31を前記天板1の前面に対応させ、下部32を前記底板2の前面に対応させ、チ ャンネル材や角パイプ材を溶接して形成した長方形枠状をなす前面フレームで、 前記天板1及び底板2の前面にビス止め等により取り付けられる。4はこの前面 フレーム3と同様に形成した後面フレームで、両フレーム3,4は兼用できる形 態にしてもよい。なお、41と42は後面フレームの上部と下部である。本考案では 、前記天板1,底板2を、前,後面フレーム3,4により結合して本考案サーバ ーラックにおけるラックフレームを形成する。
【0010】 5,6は前記天板1,底板2、及び、前,後面フレーム3,4により形成され るラックフレームの内部において、天板1と底板2の対向面において、左右側の 前後に立設固定した前部マウントフレームと後部マウントフレームで、前部マウ ントフレーム5と後部マウントフレーム6は、それぞれの左,右側において横部 材7を補強材として、図の例では3本架設してあり、以上によりフレーム状のラ ック本体Aを構成する。
【0011】 ここで、サーバーラックの奥行き寸法を大きくする変更がある場合、本考案の フレーム状ラック本体Aにおいては、その奥行き寸法の変更に対応するため、奥 行き量が大きい天板1と底板2を使用し、その天板1及び底板2の前面,後面に 前記例における前,後面フレーム3,4をそのまま取付ければ足りる。
【0012】 上記フレーム状ラック本体Aを、本考案サーバーラックに形成するには、図2 に例示した各部材を装着することにより行う。即ち、フレーム状ラック本体Aの 前面には、前面フレーム3に、扉8a又はガラス扉8bを選択して開閉自在に取付け 、また、このラック本体Aの後面には、後面パネル9a又は9bを選択して、更に両 側面には側面パネル10を取付ける。この場合、少なくとも後面パネル9a又は9bは 、機器との配線などのために着脱自在に取付けるが、左右の側面パネル10は、そ の一方又は双方を着脱自在とすることを任意に選択できる。なお、後面パネル9b は2ピースタイプである。図2において、81は扉8a,8bの錠付引手、82はヒンジ 、83はガラス扉8bのガラス板、91は後面パネル9a,9bの着脱用金具、10aは側面 パネル10の着脱用金具である。また、後面パネル9a,9bに代えて、後面フレーム 4に扉8a又は8bと同様の扉、或は、上下スライド式又は左右スライド式のシャッ タ扉や他の型式の扉を取付けることができる。ラックの後面を扉による開閉式に すると、メンテナンス時などにおいて、取外した後面パネルの置き場所に困るこ とがない。
【0013】 このようにして、扉8a又は8b、パネル9a又は9b、パネル10を装着したラック本 体Aは、図2に例示するようにその天板1の穴にカバー板1aを取付け、底板2を ベース11の上に載置することにより、本考案サーバーラックの一例として完成す る。このサーバーラックへの機器類のマウントは、扉8a又は8bを開け、後面パネ ル9a又は9bを外した状態で、サーバー等の機器類をマウントフレーム5,6の所 要位置に固定し、必要な配線などを行うのである。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上述のとおりであって、ほぼ同じ平面形状の天板と底板の前面及び後 面に、前記天板と底板の正面幅に見合う正面幅を有する略長方形枠状の前,後面 フレームを、該フレームの上下部において取付けることによりラックフレームを 形成し、該ラックフレームの内部に、サーバー等の機器を取付けるためのマウン トフレームを設け、左右側のマウントフレームに補強用の横部材を適宜本数横架 固定し、前記ラックフレームの左右側面と後側にパネルを取付け、かつ、前面フ レームに扉を取付けるようにしたから、前,後面フレームによってサーバーラッ クの規定された幅方向の寸法を常時正確に確保できると共に、ラックの奥行き寸 法が変更されるとしても、天板と底板の奥行き量が異なるものを用意して、これ に正面からみて縦長の略ロ字状をなす前,後面フレームを取付けることにより直 ちに対応できる。
【0015】 また、前,後面フレームは、溶接構造としたことにより、天板と底板の間に支 柱を立設する従来タイプのものに比べ、補強材を設けなくても、所要強度を確保 することができ、更に、この前,後面フレームを採用することによってラックを 構成する部品点数が少なくなって、組立性も向上し、また、在庫の管理も容易に なるなど、製品のコストを節減する上で極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案サーバーラックにおけるラックフレーム
の一例の各部材を分離した状態の斜視図。
【図2】図1のラックフレームを用いたサーバーラック
の一例の分解斜視図。
【符号の説明】
A ラックフレーム 1 天板 2 底板 3,4 正面縦長略ロ字状をなす前,後面フレーム 5 前部マウントフレーム 6 後部マウントフレーム 7 補強用の横部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ同じ平面形状の天板と底板の前面及
    び後面に、前記天板と底板の正面幅に見合う正面幅を有
    する略長方形枠状の前,後面フレームを、該フレームの
    上下部において取付けることによりラックフレームを形
    成し、該ラックフレームの内部に、サーバー等の機器を
    取付けるためのマウントフレームを設け、左右側のマウ
    ントフレームに補強用の横部材を適宜本数横架固定し、
    前記ラックフレームの左右側面と後面フレームにパネル
    を取付け、かつ、前面フレームに扉を取付けたことを特
    徴とするサーバーラック。
  2. 【請求項2】 後面フレームには後面パネルに代えて扉
    を取付けた請求項1のサーバーラック。
  3. 【請求項3】 後面パネル、又は、2枚の側面パネルの
    うち少なくとも1枚及び後面パネルはラックフレームに
    着脱自在に取付けた請求項1のサーバーラック。
  4. 【請求項4】 長方形枠状の前,後面フレームは、構成
    部材を溶接して形成した請求項1〜3のいずれかのサー
    バーラック。
JP2001001915U 2001-04-05 2001-04-05 サーバーラック Expired - Lifetime JP3080876U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004281789A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Ntt Power & Building Facilities Inc 大型装置対応ラック

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