JP3921338B2 - 内燃機関の燃料供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、吸気通路に燃料噴射弁およびヒータを設け、燃料噴射弁により噴射される燃料をヒータで加熱し、気化することによりシリンダに気化燃料を供給し、冷機時の燃焼を改善するようにしたものとして、特開平5−302556 号がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、ヒータの気化能力の限界から、サイズの小さいヒータでは必要な気化燃料を十分に供給することができないという問題が有った。サイズの大きいヒータでは、ヒータの消費電力が増大したり、ヒータへの供給電流が増大することにより電源電圧の降下を招くという問題が有った。また、サイズの大きいヒータは吸気通路への実装が困難であるという問題が有った。
【0004】
また、上記従来技術では、平板ヒータを吸気通路内壁面に沿って配置するので、ヒータから離れた部分を通過する空気はヒータからの気化燃料と十分に混合できず、燃焼の悪化や供給燃料量の気筒間差を生じるなどの問題が有った。
【0005】
本発明は、ヒータの気化能力を改善し、ヒータ消費電力,ヒータ電流の低減を図ること、および空気と燃料の混合改善を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、スロットル弁の下流の主吸気通路内に、通路断面積が主吸気通路の通路断面積より小さいサブ吸気通路を設けると共に、前記スロットル弁の、前記サブ吸気通路の開口部に隣接する側とスロットルシャフトを挟んで相対する側の周縁と、これに面する前記主吸気通路の内壁面部との間に空気流を遮断する空気流遮断部を形成し、前記サブ吸気通路の開口部をスロットル弁の下流において、スロットル弁周縁と主吸気通路壁面との間に形成される空気流路の出口に対面配置し、サブ吸気通路内に設けられるヒータと、サブ吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射弁とを設けた。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の第一の実施例について説明する。
【0009】
図1に本発明の燃料供給装置の構成を示す。主吸気通路1にスロットル弁2が設けられ、各シリンダの吸気ポートにはポート燃料噴射弁7が設けられる。
【0010】
ここでスロットル弁2は、主にモータにより駆動されるタイプのものが用いられるが、アクセルに機械的に接続されるものであっても良い。
【0011】
スロットル弁の一端(図の下方)に接する主吸気通路内には、低スロットル開度でスロットル通過空気を遮断するテーパ部15が設けられ、よって低スロットル開度では、空気はスロットル弁2の他方(図の上方)の端と主吸気通路の間の開口部を通して流入するようにしている。スロットル弁2の開口部を通して流入した空気が拡散しないよう、スロットル弁2の下流の主吸気通路内に隔壁9を設けるようにして隔壁9で仕切られる一方の吸気通路のみに空気が集中的に流入するようにしている。以下空気が集中的に流入する側の吸気通路6をサブ通路と称する。ここで、スロットル弁2を通過した空気をなるべくヒータに集中できるようサブ通路の開口部が、低スロットル開度でスロットル弁2と主吸気通路の間の開口部が最も大きくなる位置(スロットルシャフト23から最も離れた位置)に隣接するよう、隔壁9が配置される。
【0012】
サブ通路6内にはヒータ4が設けられる。ヒータ4はセラミクス製のPTC
(positive temperature coefficient)ヒータ等が用いられる。さらにヒータ4に燃料が付着するよう、燃料を噴射する上流燃料噴射弁5が設けられる。そしてエンジン冷機時において上流燃料噴射弁5で噴射を実施、ヒータ4に通電することにより燃料を気化する。本例ではヒータ4および上流燃料噴射弁5をサージタンク8の上流に配置して、気化燃料を各シリンダに分配するようにしている。本例で、上流燃料噴射弁5はスロットル下流のサブ通路に設けられたヒータに向けて燃料を噴射するので、ヒータ部以外に付着し気化されない燃料はほとんど無い。
【0013】
次に、ヒータ表面の空気流速と燃料気化率の関係について図2により説明する。ヒータ表面の空気流速が小さいときには、ヒータが加熱状態であっても燃料気化がほとんど促進されない。これは加熱によりヒータ表面に濃い燃料蒸気の層ができ、燃料蒸気圧の上昇により気化が抑制されることによるもので、さらにヒータへの付着燃料が増えると燃料蒸気の層の上に燃料の液膜が生じ、この液膜によりさらに燃料蒸気圧が上昇し燃料気化能力が低下することによる。
【0014】
これに対し空気流速を大きくすると、表面の燃料蒸気が除去され(ヒータ付着燃料が多い場合は燃料液膜と燃料蒸気が除去され)燃料気化率は大きくなる。
【0015】
また、空気流により燃料気化が促進されると、気化熱の発散によりヒータ表面温度が低下するが、PTCヒータでは図8に示すようにヒータ温度が設定温度
T0に対し低下するとヒータの電気抵抗が減少しヒータ電流が増加する。これによりヒータへの電力供給量が増加し、ヒータ上の燃料への熱伝達量が増大することで燃料気化が著しく促進されることが発明者らの実験により確認された。
【0016】
したがって、ヒータ表面の空気流速を大きくすることによって燃料気化を促進でき、さらにヒータを小型化することが可能となる。
【0017】
本発明では図1の構成により、燃焼状態の悪化しやすい部分負荷状態(低スロットル開度状態)において、スロットル弁2の通過空気流をヒータの配置されるサブ通路6に集中させることにより、ヒータ表面の空気流速を速くしてヒータの燃料気化を促進させることができる。ここで、部分負荷状態ではスロットル弁2の開度が小さいので、スロットル弁通過時に空気流速は高速となり、スロットル弁を通過する高速空気流を拡散させること無くヒータに集中できるので燃料気化を効果的に促進できる。これにより燃焼状態を改善できる。また燃料気化が促進されるのでヒータを小型化できる。また、ヒータの配置されるサブ通路6の通路面積は小さいので、空気はヒータ4(燃料蒸発部)に近接して流れ、よって狭い通路内で空気と気化燃料の混合を促進でき、燃焼の改善や、燃料の気筒分配の均一化を図ることができる。
【0018】
さらに、燃料は、隔壁9で仕切られたサブ通路6に向かって噴射され、サブ通路6の開口部は、空気流が集中するスロットルの開口部に近接して設けられるため、下流に向かう空気流により、スロットル弁2に向かって逆流する燃料はほとんど無く、よってスロットル弁2に付着する燃料が減少する。これによりスロットル弁2に塗布されるモリブデンなどの固着防止剤が燃料によりはがれたり、スロットル弁2が燃料により汚損することを防止でき、スロットル弁2が吸気通路に固着するなどの不具合を防止できる。
【0019】
ここで、テーパ15は必ずしも設けられなくとも良く、ヒータを通過しない洩れ空気が多少有っても、スロットル通過時に高速となった空気流がヒータに導入されるのでヒータの燃料気化を促進することが可能である。またこのときヒータに導入される空気流が減少した場合でもサブ通路6の通路面積を小さくして、ヒータ部の空気流速を上げるようにすれば、燃料気化を促進できる。
【0020】
さらに、ヒータ4に空気を導入するための弁は、スロットル弁に限らず、絞りを有する空気量制御弁であれば良い。
【0021】
また、図1の構成以外に、ヒータに空気を導入する方式として、図4に示すように主吸気通路1のスロットル弁2の上流とスロットル弁2の下流をバイパスさせる補助空気通路17を設け、補助空気通路17内にヒータ4と上流燃料噴射弁5を設けてヒータに空気を導入する方式が考えられるが、近年では、アイドル回転制御時を含め、モータによりスロットル弁開度を調節するものが一般的となっており、そのようなスロットル弁ではスロットル弁をバイパスする補助空気通路を持たないので、ヒータを補助空気通路に配置する場合は、補助空気通路を追加しなければならず構成が複雑となってしまう。また、暖機終了後ではエンジン温度が上昇し吸気ポートでの燃料気化が促進されるためヒータと上流燃料噴射弁の動作は必要無いが、ヒータ動作停止後も補助空気通路を通して空気が流れ続けると暖機後のアイドリング状態において空気過剰となり、回転の吹け上がりや燃費の悪化等の不具合を生じるので、暖機後にバイパス空気を遮断する遮断弁18を設ける必要が有り、構成が複雑となり、吸気装置のコスト上昇を招く。
【0022】
これに対し、図1の構成では、スロットル弁の通過空気を利用して燃料気化を促進するので、補助空気通路が不要で、また遮断弁等を追加する必要が無いので構成をシンプルにすることができる。
【0023】
次に本発明の構成を、排気低減を目的として適用する場合の効果について説明する。
【0024】
最初に、燃料気化と燃焼安定性の関係について説明する。ポート燃料噴射弁で噴射する場合(気化燃料の供給が無い場合)は、冷機時に供給燃料の一部が吸気通路やシリンダ壁に付着する。これにより、点火プラグ周辺の燃料濃度が減少し燃焼が不安定となる。これに対し気化燃料を供給することにより付着燃料が減少するため、気化燃料の供給が無い場合に比べ、点火プラグ周辺の燃料濃度が増加し燃焼安定性を向上させることができる。
【0025】
次に、本発明の構成の特徴である燃料気化の促進による未燃ガス(HC)の低減効果について図7により説明する。(a)は気化燃料の供給が無い場合(ポート燃料噴射弁で噴射した場合)と気化燃料の供給が有る場合の、点火時期の遅角限界と排気温度の関係を示したものである。一般的に点火時期を遅角するにしたがって燃焼安定性は低下するが、気化燃料の供給時には燃焼安定性が向上することにより点火時期の遅角限界(安定して燃焼できる限界点火時期)が拡大し、これにより燃焼が排気行程まで持続することとなり排気温度が上昇する(図(a)のΔTに相当)。よって冷機始動直後にヒータに通電し気化燃料をシリンダに供給するとともに、エンジンの点火時期をより遅角側にセットさせて排気温度を上昇させれば(b)に示すように始動から触媒が活性化するまでの時間(触媒活性時間)が短縮され、その結果、始動から触媒活性までに排出されるHCの量が減少し、(c)に示すようにHCの排出量を低減することができる。よって本発明の構成によりヒータの燃料気化を促進すれば、HCの排出量を大幅に低減することができる。
【0026】
次に本発明の第二の実施例について図3により説明する。本実施例はスロットル弁2の下流のスロットル開口部付近に、サブ通路6を設ける点では第一実施例と同様であるがヒータと噴射弁を一体化したヒータボディ3は、スロットルボディ14、および吸気通路8とは別体となっており、ヒータボディ3をスロットルボディ14と吸気通路8の間に挿入することで既存の吸気装置の形状を変更すること無く簡単に後付けできることが利点である。
【0027】
ここで、第一実施例と同様に、スロットルボディ14にテーパ部15が必ずしも設けられていなくとも良く、テーパ部15を設けていないスロットルボディにも適用できる。
【0028】
ヒータボディ3の構成について詳細に説明する。サブ通路6は隔壁9により形成され、上流燃料噴射弁5はエアアシストタイプのもので、噴射孔に導入された空気流との衝突により燃料を高微粒化することで噴霧(噴射中心軸付近の噴霧)が空気流によりシリンダに直接運ばれるように構成している。ここで、吸気通路に付着する燃料が多少存在するため、噴霧の一部(外周部付近の噴霧)のみをヒータ部に付着させて気化し、吸気通路への付着燃料を減少させるようにしている。これにより吸気通路への燃料付着量を、上流燃料噴射弁5およびヒータの無い既存のエンジンに対し減少させるとともに、ヒータへの燃料付着量を減少させ消費電力を少なくするようにしている。10は微粒化用空気の取り込みのための通路である。
【0029】
ヒータ部についてはセラミック等により形成される平板状のヒータチップ4が、筒状のアルミ板11(吸気通路と負側電極を兼ねる)に噴射弁5の噴霧を囲むようにして固定される。ヒータチップ4は板バネ13(正側電極を兼ねる)によりアルミ板11に固定される。13は電源に接続される端子である。
【0030】
ここで、本例ではサブ通路6を形成する隔壁9,ヒータボディ3の外壁(ハウジング)、および噴射弁5の支持部は、電気的な絶縁に適した材料である樹脂等により一体形成される。平板ヒータチップ4,アルミ板11,板バネ13は生産時に、ヒータボディ3に前面から挿入することにより取り付けることができる。アルミ板11とヒータボディ3の間からヒータ内部に燃料が侵入しないよう境界部にはOリングが設けられる。
【0031】
ここで、図1の例と同様に燃料を噴射するサブ通路6は隔壁9により仕切られており、サブ通路6の開口部には下流に向かう空気が集中するのでスロットル弁2への燃料の逆流を防止でき、スロットル弁2が主吸気通路1に固着する不具合を防止できる。
【0032】
また、隔壁9を追加したことにより通気抵抗が増大することを防ぐため、主吸気通路1の通路断面積と、ヒータボディ3の通路断面積がほぼ一致するようにヒータボディ3の外径をやや大きくしている。
【0033】
また、スロットル弁2を通過する空気流の内、サブ通路の外側に洩れる空気を減少させるため、ガイド16を設けて空気をヒータに導入するようにしている。さらにヒータの配置されない他方の通路に洩れる空気と、ヒータからの気化燃料の混合を促進するため、サブ通路6を主吸気通路の中心軸方向に傾けている。
【0034】
また、本例ではヒータボディ3をスロットルボディ14とは別体としているが、ヒータボディ3をスロットルボディ14とを一体化して、スロットル弁2の上部に噴射弁5を配置するようにすればヒータをスロットル弁2に近付けることができる。これによりスロットル弁2とヒータボディ3を含む吸気装置の全長を短くすることができエンジン実装上有利となる。
【0035】
次に本発明の第三の実施例について図5により説明する。本例では、ヒータ4を、スロットル弁2の開口部近くに配置して空気流をヒータに集中させるようにしたものである。ここでヒータ4は小さな通路面積でヒータ表面積を大きくできるように格子状のものを使用し、スロットル弁からの空気が流れる部分にヒータを集中して配置するようにしている。ヒータ4はセラミクス製の格子形状に一体成形されたものを用いれば、ヒータの構成もシンプルで実装しやすい。ここでスロットル弁2を通過した空気をなるべくヒータに集中できるよう、ヒータ4は、低スロットル開度でスロットル弁2と主吸気通路の間の開口部が最も大きくなる位置(スロットルシャフト23から最も離れた位置)に隣接するように配置される。
【0036】
噴射弁5は先の実施例と同様、微粒化用空気通路10を設けたエアアシストタイプの高微粒化噴射弁を用いているが、エアアシストタイプの噴射弁に限定されるものではない。
【0037】
ここで、スロットル弁2とヒータ4の距離をなるべく短かくしヒータに空気を集中できるよう、スロットル弁2,ヒータ4,噴射弁5はヒータボディ3に一体配置されている。19はヒータ支持部で、ヒータボディ3と一体形成される。また、ヒータ4にさらに空気を集中させるためにヒータ4とスロットル弁2との間に空気をヒータに導入するためのガイド部を設けても良い。
【0038】
ヒータは格子状のものに限らず、ハニカム状のものや層状,平板上のものであっても良い。さらにヒータ4を、噴射弁5およびスロットル弁2とは別体とし、ヒータ4のみを取り外し可能としてヒータが長時間の使用で汚損した場合などに交換可能とするようにしても良い。
【0039】
また、本例では、スロットル弁2とヒータ4の間を通過し、ヒータに導入されない空気流(洩れ空気)と、気化燃料の混合を促進するためヒータを主吸気通路の中心軸方向に傾けている。
【0040】
また、ヒータによる通路抵抗の増大を防止するためヒータボディ3の通路面積を主空気通路に対し大きくしても良い。
【0041】
さらに、本例ではヒータが配置されない側の、スロットル弁の端面に接する吸気通路内にテーパ部15を設けてヒータに流入する空気流を増加させているが、第一,第二実施例と同様にテーパ付きのものに限定されるものではない。
【0042】
また、ヒータへの空気の集中により、吸気通路に空気密度の高い部分と、低い部分の圧力差が生じることによりヒータから気化する燃料の一部がスロットル弁2の方向に逆流して燃料溜りを生じる場合があるが、この場合はテーパ部15とスロットル弁2の隙間を調整して、空気をテーパ部15を通してヒータ部以外にも少し流入させて燃料の逆流を防止するようにしても良い。
【0043】
本発明の第四の実施例について図6により説明する、ヒータ4,噴射弁5の配置は図5の例と同一であるが、ヒータに流入しない漏れ空気を減少させるために、ヒータが配置される側の吸気通路のスロットル弁2に接する位置に、低スロットル開度において空気流を遮断するテーパ部21を設け、テーパ部21には、スロットル弁上流とスロットル下流を連通させる溝部22が設けられており、溝部22以外の部分からの空気の流入を遮断し、溝部22のみに空気が流入するようにし、より多くの空気をヒータに集中させるように構成している。これによりヒータの燃料気化をさらに促進し、また燃料と空気の混合を促進することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ヒータの燃料気化を促進することができ、燃焼の改善や、ヒータの消費電力および供給電流の低減,ヒータの小型化が可能となる。また燃料と空気の混合を促進できる。さらにスロットル弁を通過する空気流をヒータに導入するので、ヒータに空気を導入するための補助空気通路や、空気の遮断弁を追加する必要が無く吸気装置の構成がシンプルになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料供給装置の構成1。
【図2】ヒータ部の空気流速と燃料気化の関係。
【図3】燃料供給装置の構成2。
【図4】ヒータを補助空気通路に設ける場合の構成。
【図5】燃料供給装置の構成3。
【図6】燃料供給装置の構成4。
【図7】気化燃料とHC排出量の関係。
【図8】PTCヒータの電気抵抗特性。
【符号の説明】
1…主吸気通路、2…スロットル弁、3…ヒータボディ、4…ヒータ、5…上流燃料噴射弁、6…サブ通路、7…ポート燃料噴射弁、8…サージタンクを含む吸気通路、9…吸気通路隔壁、10…微粒化用空気通路、14…スロットルボディ、15…吸気通路テーパ部、21…吸気通路テーパ部(ヒータ側)、22…空気導入用溝部。

Claims (6)

  1. 主吸気通路内に設けられるスロットル弁と、
    前記スロットル弁の下流の主吸気通路内に設けられ、通路断面積が前記主吸気通路の通路断面積より小さいサブ吸気通路とを備え、
    前記サブ吸気通路の開口部は前記スロットル弁の下流において、前記スロットル弁周縁と前記主吸気通路壁面との間に形成される空気流路の出口に対面配置されており、
    前記サブ吸気通路内に設けられるヒータと、
    前記サブ吸気通路内に燃料を噴射する燃料噴射弁とを備え
    前記スロットル弁の、前記サブ吸気通路の開口部に隣接する側とスロットルシャフトを挟んで相対する側の周縁と、これに面する前記主吸気通路の内壁面部との間に空気流を遮断する空気流遮断部を形成し、
    当該空気流遮断部は、
    前記スロットル弁の、前記サブ吸気通路の開口部に隣接する側とスロットルシャフトを挟んで相対する側の周縁に面する前記主吸気通路の内壁面部に設けた、前記スロットル弁の最小開度位置において空気流を遮断するテーパ部である
    ことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
    前記サブ吸気通路と、前記サブ吸気通路内に設けられるヒータと、
    前記サブ吸気通路内に燃料を噴射する前記燃料噴射弁とを一体構成としたボディ構造を有する
    ことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  3. 請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
    前記サブ吸気通路と、前記サブ吸気通路内に設けられるヒータと、
    前記サブ吸気通路内に燃料を噴射する前記燃料噴射弁と、前記スロットル弁を有するスロットルボディとを一体構成としたボディ構造を有する
    ことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  4. 請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
    前記サブ吸気通路は前記スロットル弁の下流の主吸気通路内に設けられる隔壁により区画形成される
    ことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  5. 請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
    さらに、各気筒の吸気ポート近くに設けられるポート燃料噴射弁を有する
    ことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
  6. 請求項1に記載の内燃機関の燃料供給装置において、
    前記スロットル弁の最小開度位置において前記スロットル弁の周縁が対面する主吸気通路壁面に空気流を遮断するテーパ部を設け、
    当該テーパ部に前記スロットル弁上流と前記スロットル弁下流の吸気通路とを連通させる溝部を設け、
    前記溝部の出口が前記サブ吸気通路の開口部に空気流を供給するように対面配置される
    ことを特徴とする内燃機関の燃料供給装置。
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