JP2621000B2 - 電気火花点火装置及び加熱装置を持つ燃料噴射内燃機関 - Google Patents

電気火花点火装置及び加熱装置を持つ燃料噴射内燃機関

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JP2621000B2 JP3318703A JP31870391A JP2621000B2 JP 2621000 B2 JP2621000 B2 JP 2621000B2 JP 3318703 A JP3318703 A JP 3318703A JP 31870391 A JP31870391 A JP 31870391A JP 2621000 B2 JP2621000 B2 JP 2621000B2
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ペーテル・フリユー
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メルセデス−ベンツ・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M53/00—Fuel-injection apparatus characterised by having heating, cooling or thermally-insulating means
    • F02M53/04—Injectors with heating, cooling, or thermally-insulating means
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02M31/12—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating electrically
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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，空気吸入通路を持つ少
なくとも１つのシリンダと，シリンダヘツドに設けられ
る少なくとも１つの吸入弁と，空気吸入通路の一方の側
にある少なくとも１つの燃料噴射器と，この燃料噴射器
の下流側に設けられる放熱器及びこの放熱器に取付けら
れる１つ又は複数のＰＴＣ抵抗片を含む加熱素子とを備
えている，電気火花点火装置及び加熱装置を持つ燃料噴
射内燃機関に関する。
【０００２】
【従来の技術】このような内燃機関はドイツ連邦共和国
特許第３４２６４６９号明細書及びオランダ国特許出願
公開第８８０１３３４号明細書から公知である。
【０００３】排気ガスの全有害排出物のうち約５０％
が，機関がまだその運転温度に達しない短時間のうちに
生ずることがわかつた。通常の条件では有害排出物量を
約９０％低減する排気ガス触媒は，触媒がその運転温度
に達すると，はじめてこの変換効率に達する。変換は約
３００℃の温度で始まるので，冷間始動後機関の排気ガ
スの有害排出物は全く又は殆ど減少されない。温度レベ
ルは燃料（ガソリン又はアルコール）を蒸発させるに充
分なほど高くないので，機関が冷えていると，可熱混合
気を得るため付加的な燃料を供給せねばならない。これ
により排気ガスの有害排出物が多くなる。従つて低い機
関温度では，燃料消費率も有害排出物も比較的大きい。
燃料−空気混合気の予熱により，付加的な燃料は全く又
は僅かしか噴射されないので，著しい燃料節約が行われ
る。最初にあげた内燃機関では，燃料は最短時間で所望
の温度へもたらされる加熱素子へ向けて噴射されて，所
望の温度にされる。それにより燃料が一層よく蒸発し，
同様に燃焼用空気との一層よい混合が行われる。機関が
充分暖まつて，燃料の蒸発を引受けると，加熱素子が遮
断される。
【０００４】前記のドイツ連邦共和国特許第３４２６４
６９号明細書から公知の機関では，シリンダの吸入通路
へ入り込む管の形の加熱素子は，絶縁管により包囲され
ている。この管及び絶縁管は，シリンダヘツドの切欠き
にあつて空気吸入通路により固定される縁フランジを持
つている。この構成における問題は，加熱素子を設けか
つ交換するのに時間がかかることである。この問題はオ
ランダ国特許出願公開第８８０１３３４号明細書による
機関にもあり，吸入通路とシリンダの頂部との間に締付
けられる板に加熱素子が一体化されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，この
問題を回避し，加熱素子が簡単に取付けかつ交換され，
多シリンダ機関の場合シリンダ毎に加熱素子を交換でき
るように，最初にあげた種類の機関を構成することであ
る。本発明の課題は更に放熱器から燃料への熱伝達を改
善することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば，中空扁平缶として形成される放熱器
が，燃料噴射器が存在する空気吸入通路の一方の側とは
反対の側に位置するように，加熱素子がシリンダヘツド
の壁にある開口を通して空気吸入通路へ挿入され，この
中空扁平缶の扁平湾曲面が空気吸入通路内の吸入空気流
に対してほぼ平行に延び，この吸入空気流に対してほぼ
平行に延びるひれが，中空扁平缶から突出し，燃料噴射
器から出る燃料が，燃料噴射器に面するひれの面へ噴射
される。
【０００７】
【発明の効果】本発明によれば，燃料噴射器が存在する
空気吸入通路の側とは反対の側において，加熱素子がシ
リンダヘツドの壁にある開口を通して空気吸入通路へ挿
入されるようになつているので，加熱素子を簡単に取付
けかつ交換することができる。ＰＴＣ抵抗片を収容する
加熱素子の放熱器が中空扁平缶として形成され，その扁
平湾曲面が空気吸入通路内の吸入空気流に対してほぼ平
行に延びているので，同様に吸入空気流に対してほぼ平
行に延びかつ燃料噴射器に面するようにこの中空扁平缶
から突出するひれと共に，空気に対する抵抗をあまり高
めることなく，放熱器から燃料への熱伝達を非常に効果
的に行い，ひれへ当る燃料の噴流を広げて，吸入空気流
中における燃料蒸気を最適に分布させることができる。
【０００８】
【実施態様】 本発明は，シリンダ毎に２つの吸入弁と，
燃料−空気混合気吸入通路を２つの通路部分に分割する
隔壁とを持ち，これらの通路部分へそれぞれ１つの吸入
弁が開口する噴射内燃機関に，特に適している。このよ
うな機関では，冷えている状態で燃料が冷たい隔壁の所
に凝縮する危険がある。本発明により放熱器が隔壁の上
流側でこの隔壁の上流側端部のすぐ前に設けられている
ことによつて，この危険が回避される。
【０００９】
【実施例】図について本発明を以下に説明する。
【００１０】図１及び２に示す燃料噴射内燃機関の部分
は，２つの吸入弁４を介して燃料−空気混合気をシリン
ダへ供給するため通路３に続くようにシリンダヘツド２
に取付けられている空気吸入通路を含んでいる。
【００１１】空気吸入通路１には，燃料供給通路５ａに
接続される燃料噴射器５が取付けられている。
【００１２】通路３には隔壁６が一体に鋳造され，図２
に示すように上流方向へ楔状に終つて，通路を２つの通
路部分３ａ，３ｂに分割している。
【００１３】機関が冷えている場合燃料を所望の温度に
もたらすため，噴射の際燃料が加熱素子７へ向けて噴射
される。この加熱素子７はシリンダヘツド２の開口を通
つて通路３へ入り込んでいる。噴射される燃料が加熱素
子７に接触する個所で，加熱素子７が開口を通つて空気
吸入通路１へ入り込んでいてもよい。
【００１４】加熱素子７は，図２に示すように，隔壁６
の上流側でこの隔壁の上流側端部のすぐ前に設けられる
中空扁平缶の形の放熱器８及びＰＴＣ抵抗片（図示せ
ず）を含んでいる。放熱器８は，シリンダヘツド２の開
口へはまる接続片９を持ち，この接続片９に，斜めに延
びる溝９ａが形成されて，シリンダヘツド２の開口の壁
に対して接続片９を密封するＯリング１０を受入れるの
に役立つ（図１及び３参照）。図２からわかるように，
中空扁平缶の左右の扁平湾曲面は，空気吸入通路３内の
吸入空気流に対してほぼ平行に延びている。
【００１５】扁平な放熱器缶の外側に２つの傾斜ひれ１
５が一体に形成されて，図１に示すように加熱素子７の
取付けられた状態で，矢印で示す空気流の方向に対して
平行に延びている。しかし噴射される燃料の供給方向は
ひれ１５に対して斜めに延びて，燃料がひれへ向けて噴
射されるようにしている。それにより，空気に対する抵
抗をあまり高めることなく，放熱器８から燃料への熱伝
達を非常に効果的に行うことができる。
【００１６】上述した構造の別の利点は，加熱素子を簡
単かつ安価に製造でき，極めて簡単に取付けかつ交換で
きることである。
【００１７】本発明の範囲内で種々の変形例が可能であ
る。本発明は，シリンダ毎に単一の吸入弁を持つ機関に
も使用されるが，シリンダ毎に２つの吸入弁を持つ機関
において特に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による内燃機関の部分の断面図である。
【図２】燃料−空気混合気通路にある加熱素子及び隔壁
の正面図である。
【図３】加熱素子の平面図である。
【符号の説明】
１ 空気吸入通路 ２ シリンダヘツド ４ 吸入弁 ５ 燃料噴射器 ７ 加熱素子 ８ 放熱器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーテル・フリユー ドイツ連邦共和国ヴアインシユタツト・ ミユールエツケルシユトラーセ８ (56)参考文献 実開 昭60−70767（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−35449（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−124653（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−160362（ＪＰ，Ｕ)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 空気吸入通路（１）を持つ少なくとも１
    つのシリンダと，シリンダヘツド（２）に設けられる少
    なくとも１つの吸入弁（４）と，空気吸入通路（３）の
    一方の側にある少なくとも１つの燃料噴射器（５）と，
    この燃料噴射器（５）の下流側に設けられる放熱器
    （８）及びこの放熱器に取付けられる１つ又は復数のＰ
    ＴＣ抵抗片を含む加熱素子（７）とを備えているものに
    おいて，中空扁平缶として形成される放熱器（８）が，
    燃料噴射器（５）が存在する空気吸入通路（３）の一方
    の側とは反対の側に位置するように，加熱素子（７）が
    シリンダヘツド（２）の壁にある開口を通して空気吸入
    通路（３）へ挿入され，この中空扁平缶の扁平湾曲面が
    空気吸入通路（３）内の吸入空気流に対してほぼ平行に
    延び，この吸入空気流に対してほぼ平行に延びるひれ
    （１５）が，中空扁平缶から突出し，燃料噴射器（５）
    から出る燃料が，燃料噴射器（５）に面するひれ（１
    ５）の面へ噴射されることを特徴とする，電気火花点火
    装置及び加熱装置を持つ燃料噴射内燃機関。
  2. 【請求項２】 シリンダ毎に２つの吸入弁（４）と，空
    気吸入通路（３）を２つの通路部分（３ａ，３ｂ）に分
    割する隔壁（６）とを持ち，これらの通路部分へそれぞ
    れ１つの吸入弁（４）が開口しており，放熱器（８）が
    隔壁（６）の上流側でこの隔壁の上流側端部のすぐ前に
    設けられていることを特徴とする，請求項１に記載の内
    燃機関。
JP3318703A 1990-09-28 1991-09-27 電気火花点火装置及び加熱装置を持つ燃料噴射内燃機関 Expired - Lifetime JP2621000B2 (ja)

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