JPH0571434A - 内燃機関の噴射燃料加熱装置 - Google Patents

内燃機関の噴射燃料加熱装置

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JPH0571434A
JPH0571434A JP3232135A JP23213591A JPH0571434A JP H0571434 A JPH0571434 A JP H0571434A JP 3232135 A JP3232135 A JP 3232135A JP 23213591 A JP23213591 A JP 23213591A JP H0571434 A JPH0571434 A JP H0571434A
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JP
Japan
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fuel
heating
fins
heating device
intake
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JP3232135A
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Akira Kaneko
晃 金子
Takahisa Yamashita
貴久 山下
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Texas Instruments Japan Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Texas Instruments Japan Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M31/00Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture
    • F02M31/02Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating
    • F02M31/12Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating electrically
    • F02M31/135Fuel-air mixture
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放熱表面積を実質的に拡大して噴射燃料の気
化を一層促進させて、加熱装置全体の小型化と電力消費
量を低減させる。 【構成】 吸気ポート2の上壁に設けられた加熱装置1
1を、内部にヒーター14を備えたケーシング13と該
ケーシング13の下部板13cに一体に設けられた5枚
の加熱用フィン15〜19で構成し、該加熱用フィン1
5〜19を燃料噴射弁10の近傍に設けると共に、該噴
孔10aからの燃料噴射方向と略同一方向に延設して表
面積を拡大した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御式燃料噴射弁
から噴射された燃料を加熱する内燃機関の噴射燃料加熱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、火花点火式の自動車用内燃機関に
あっては、最適な空燃比を得てレスポンスとエミッショ
ン性能の向上を図るため、電子制御式燃料噴射装置を備
えたものがある。更に、これに加えて噴射された燃料等
を加熱して、暖機時の気化を促進して運転の安定性とエ
ミッション等をさらに向上させる加熱装置を備えたもの
が知られている(例えば特開昭56−6056号公報等
参照)。
【0003】概略を説明すれば、この加熱装置は、支持
部材を介して吸気ポートの内壁に固定された円筒状の本
体と、該本体の壁内に埋設されてバッテリーから電流が
供給されるPTCヒーターとにより主として構成されて
いる。前記本体は、アルミ合金材からなり、燃焼室側の
先端部上縁が傾斜状に切欠形成されていると共に、円柱
状の内部を噴射燃料と吸入空気の混合気を通流させるよ
うになっている。
【0004】そして、機関の始動時において、PTCヒ
ーターに通電されて本体の全体が伝熱により十分に加温
された時点で内部に混合気を通流させて、該混合気を加
熱し、気化の促進等を図るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
加熱装置にあっては、本体が単に円筒状に形成されて、
混合気の加熱面としては本体の内周面だけであるため、
該加熱面の表面積が小さく放熱効果が不十分である。つ
まり、本体の中心側を通る混合気を十分に加熱すること
ができず、混合気全体を効率良く加熱することが困難で
ある。そこで、混合気を効率良く加熱するために、本体
の内径を大きくしたり、PTCヒータの容量を大きくす
ることも考えられるが、このようにすると、加熱装置全
体の大型化が余儀なくされ、重量が増加すると共に、P
TCヒータによる電力消費量が大巾に増加する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、燃料噴射弁の噴口から
吸気通路に噴射された燃料を加熱する加熱装置であっ
て、前記吸気通路の内壁に固定された支持体と、該支持
体の端面に立設されて、前記噴口の直下流から略燃料噴
射方向に沿って延長された複数の加熱用フィンとを備え
たことを特徴としている。
【0007】
【作用】前記構成の本発明によれば、複数の加熱用フィ
ンを設けたため、加熱面の表面積が実質的に大きくなっ
て放熱作用が活発化し、噴射燃料を集中的に効率良く加
熱することができる。したがって、加熱装置全体の小型
化が図れると共に、電力消費量の低減化が図れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0009】図1は、本発明の第1実施例を適用したガ
ソリン機関の燃焼室周辺の拡大断面図であって、この機
関は所謂DOHC型でかつ吸気弁を2つ設けた動弁装置
を備えている。
【0010】即ち、図中1は内部に吸気ポート2を有す
るアルミ合金製のシリンダヘッド、3は該シリンダヘッ
ド1の下端部に有する燃焼室、4は吸気ポート2の一対
の開口端2a,2aを開閉する一対の吸気バルブであっ
て、この吸気バルブ4,4は直動型の油圧バルブリフタ
ー5を介して駆動カム6及びバルブスプリング7によっ
て開閉作動するようになっている。
【0011】図中8はシリンダヘッド1の側部にガスケ
ット9を介して接続されて、図外のエアクリーナから吸
入された空気を吸気ポート2に供給する吸気マニホル
ド、10は該吸気マニホルド8のシリンダヘッド1との
接続端部に設けられた燃料噴射弁である。この燃料噴射
弁10は、その噴孔10aが吸気ポート2を介して吸気
バルブ4,4の傘部4a,4a中心に指向している。
【0012】そして、前記吸気ポート2のガスケット9
側上壁部には、加熱装置11が設けられている。この加
熱装置11は、図2,図3にも示すように吸気ポート2
の上壁部に有する矩形状の保持溝12内に収納保持され
た支持体たるケーシング13と、該ケーシング13内に
収納されたヒーター14と、該ケーシング13の下面に
一体に立設された加熱用フィン15〜19とを備えてい
る。
【0013】前記ケーシング13は、アルミニュウム製
の薄型のボックス状を呈し、長板状の端板13a両側に
形成されたボルト挿通孔20,20に挿通するボルトに
よりシリンダヘッド1に固定されている。前記ヒーター
14は、広域加熱型として構成され、チタン酸バリウム
等のセラミックPTC素子21を含む発熱部を有し、前
記PTC素子21の下面は導電性接着剤等によって負極
側のアルミニュウム伝熱板22に固定され、その上面は
リベット23でケーシング13の電源端子板13bに固
定されて図外の正極側電源端子に導かれている。また、
ヒーター14の加熱源であるPTC素子21には、自動
車用バッテリーを電源として通電を行ない、通電時は瞬
時に140〜150℃になるように設定されている。更
に、PTC素子21は、正の温度係数を有しているた
め、所定温度に上がって目的を達すると、電気抵抗の増
大によって自動的に通電が遮断されたのと同じ状態とな
り、必要以上の昇温が防止される。
【0014】一方、前記加熱用フィン15〜19は、図
2,図3にも示すように略L字形に折曲された5枚のア
ルミニュウム板からなり、隣接する同士の対向面間には
小さな巾の隙間部C1〜C4が形成され、かつ夫々が前
記アルミニュウム伝達板22が固定されたケーシング1
3の下部板13cに一体に連結されていると共に、燃料
噴射弁10からの燃料噴射方向(2点鎖線)に略沿って
並設されている。
【0015】具体的に説明すれば、この加熱用フィン1
5〜19は下部板13cに連結された基端部15a〜1
9aと、該基端部15a〜19aに一体に垂下されて吸
気バルブ4該へ延設された延長部15b〜19bとから
構成され、中央のフィン17は、基部17a及び延長部
17bが両側各2枚のフィン15,16、18,19よ
りも大きく形成されている。また、その各基端部15a
〜19aの各先端部15c〜19cが、前記ケーシング
13の端板13aに形成された段差円弧状の切欠窓24
を介して燃料噴射弁10の近傍に臨んでおり、中央のフ
ィン17は燃料噴射弁10の噴孔10aと両吸気バルブ
4,4間の中心を結ぶ線上に沿って真っすぐに設けられ
ているのに対し、左右両側フィン15,16、18,1
9は、全体が中央フィン17を中心として拡開状の噴射
方向(2点鎖線)に略沿って左右に所定の角度で下流側
拡開状に配置されている。また、各フィン15〜19の
外周縁は、吸気流や噴射燃料の流動抵抗とならないよう
に円弧状に形成されていると共に、延長部15b〜19
bは中央部から後端側に亘って気流を滑らかに整流する
ために薄肉に形成されている。また、前記中央フィン1
7は、図1に示すようにラッパ状に開いた噴射燃料の該
中央フィン17に位置する開き角度と略同一の表面積と
なるように大きく形成されている一方、両側のフィン1
5,16、18,19は、噴射燃料の左右両側の開き角
度と略同一の表面積となるように形成されている。
【0016】したがって、この実施例によれば、冷間時
にイグニッションキーをONして機関を始動させると、
同時にPTC素子21にバッテリーから通電されて瞬時
に高温となり、下部板13cbを介して各加熱用フィン
15〜19に伝熱されて各フィン15〜19の温度が速
やかに立ち上がる。
【0017】そして、吸気マニホルド9から吸気ポート
2内に吸入された空気と燃料噴射弁10の噴孔10aか
ら噴射された燃料との混合気が、各フィン15〜19の
間の隙間部C1〜C4を通って各吸気バルブ4,4の傘
部4a,4a中央方向に流動する。このため、斯かる混
合気は、該各隙間部C1〜C4間を通過する際に、該各
フィン15〜19の大きな対向両側面から放熱された高
熱によって効果的に加熱され、燃料の気化が促進され
る。
【0018】特に、各フィン15〜19の大きさが噴射
燃料の拡開角度と略同一になっていると共に、隙間部C
1〜C4の巾が小さく、結果的に各フィン15〜19の
表面積つまり放熱面積が実質的に大きくなるので、燃料
を集中的に効率良く加熱することができる。また、各隙
間部C1〜C4の間を通過させるので、燃料の流れも集
中せずに分散され、燃料の気化が一層促進される。依っ
て、加熱装置11の小型化が図れると共に、ヒーター1
4のPTC素子21への電流量を可及的に少なくするこ
とが可能となる。
【0019】また、各フィン15〜19を吸気ポート2
の上壁側に設けたため、該各フィン15〜19の表面に
付着した燃料は、その大部分が加熱によって気化してし
まうが、一部がフィン15〜19の両側面に沿って延長
部15b〜19bの下端縁まで流下し、ここで、吸気流
などの風圧等で切られて霧化される。したがって、加熱
装置11を吸気ポート2の下壁に設けた場合や前記従来
例のような円筒状に形成した場合などのように、燃料の
溜まりによる燃焼室4への滴下現象が一掃され、燃焼室
3には、十分に気化及び霧化された燃料(混合気)が供
給される。このため、燃焼状態が良好となり、始動時か
ら暖機完了前のアイドル回転数の安定化が図れると共
に、エミッション性能が向上する。
【0020】即ち、このエミッションは、図4に示すよ
うに加熱装置11を有しない従来例(実線)に比較して
本実施例(破線)では特に始動直後のHC濃度が十分に
低減されることが明らかである。
【0021】また、各フィン15〜19の熱容量が従来
の円筒状本体などに比較して十分に小さいため、加熱温
度が短時間で上昇し、始動直後からの気化促進が図れ
る。
【0022】更に、各フィン15〜19を、燃料噴射方
向に沿って配置したことにより、混合気が整流されて燃
焼室3へ速やかに供給することができる。したがって、
吸入効率の低下が防止され、出力や燃費の低下を防止す
ることができる。
【0023】尚、吸気ポート2内の温度が70〜80℃
に上昇した場合は、PTC素子21が非通電となり、以
後各フィン15〜19はシリンダヘッド1からの伝熱に
よって燃料を加熱し、その加熱温度が低下するため、以
後の吸気充填効率の低下を抑制できる。
【0024】図5〜図7は本発明の第2実施例を示し、
この実施例では、加熱用フィンを2枚で形成したもので
ある。即ち、ケーシング13及びケーシング13内のヒ
ーター14等の構成は第1実施例と同様であるが、ケー
シング13の下部板13cの下面略中央に突起状のガイ
ド部30が設けられていると共に、該ガイド部30の両
側に2枚の加熱用フィン25,26が吸気ポート2の軸
方向に沿って並設されている。
【0025】前記ガイド部30は、平面略T字形を呈
し、下部板13cに固定されるT字形板状の基部30a
と、該基部30aの下面に一体に設けられて、吸気ポー
ト2の軸方向に沿って延長された突部30bとからな
り、基部30aは横方向に延設された頭部が燃料噴射弁
10側に位置している一方、突部30bは、吸気バルブ
4,4側へ拡がる鳩尾状を呈し、両側面30c,30c
が噴射燃料の拡がりに沿って拡開テーパ状に形成されて
いると共に、その下面30dが吸気流を円滑に案内する
ために円弧状に形成されている。
【0026】また、前記加熱用フィン25,26は、互
いに噴孔10aからの噴射燃料(2点鎖線)の拡開角度
と同一の角度に拡開状に設けられて、その対向内面間に
噴射燃料を通過させる略三角形状の隙間部C1が形成さ
れており、また夫々が略三角形板状を呈し、噴射燃料の
拡開方向にしたがって噴孔10a側の先端部25a,2
6aから後端部25b,26bに亘って表面積が漸次大
きくなるように形成されている。また、先端部25a,
26aは、円弧状に形成された先端面が端板13aに形
成された段差円弧状の切欠窓24を介して噴孔10aに
臨んでいる。さらにまた、後端部25b,26b側へ下
り傾斜状の下辺部25c,26cは、先端部25a,2
6aの下端縁から後端部25b,26bに亘って漸次先
細り状に形成されて、後端部25b,26bの下端縁が
鋭利状に形成されていると共に、その傾斜角度が燃料の
噴射角度と同一に設定されている。尚、両フィン25,
26の後端部25b,26b側外側面25d,26d
は、ケーシング13との干渉を回避するために、該ケー
シング13の両側辺と平行となるように切欠されてい
る。
【0027】したがって、この実施例によれば、噴孔1
0aから噴射された燃料(2点鎖線)は、両加熱用フィ
ン25,26間の隙間部C1内を通過する際に、放熱表
面積の実質的に大きな対向内面及びガイド部30表面か
らの放熱によって効率良く加熱されて気化が十分に促進
される。
【0028】また、特に噴射された燃料は、両フィン2
5,26の対向内面及びガイド部30の突部両側面32
a,32aによって吸気バルブ傘部4a,4aの中央付
近に整流案内されるため、燃焼室3への燃料供給が効率
良く行なわれ、燃焼状態の安定化が図れる。
【0029】さらに、この実施例では両フィン25,2
6の先端部25a,26aや周面に付着した燃料が下辺
部25c,26cに沿って流れて、ここで風圧等により
切られ、特に後端部25b,26bの下端縁が鋭利状に
なっているため、該下端縁で確実に切られて十分に霧化
される。したがって、燃焼状態がさらに良好となる。
【0030】図8〜図10は本発明の第3実施例を示
し、この実施例では3枚の加熱用フィンを吸気流に沿っ
て設けたものである。即ち、この加熱用フィン35,3
6,37は、ケーシング13の下部板13c下面に全て
が吸気ポート2の軸方向と平行に設けられており、隣接
する同士の対向面に平行な隙間部C1,C2が形成され
ている。また、この加熱用フィン35,36,37は夫
々大きな表面積を確保するために略矩形板上に形成され
ていると共に、先端部35a〜37aの先端面が円弧状
に形成されている一方、後端部35b〜37bが略中央
部から漸次先細り状に形成されている。また、先端部3
5a〜37aは前述と同様に端板13aの切欠窓24を
介して噴孔10aに臨んでおり、また外周縁35c〜3
7cが円弧状に形成されている。
【0031】したがって、この実施例によれば、燃料噴
射弁10の噴孔10aから噴射された燃料は、加熱用フ
ィン35〜37間の隙間部C1,C2内を通過する際
に、実質的に大きな各対向面からの放熱によって十分に
加熱されて気化が促進される。特に、各フィン35〜3
7の対向面の大きさが、噴射燃料の拡開角度以上の大き
さになっているため、加熱効果が助長され気化がさらに
促進される。
【0032】しかも、各フィン35〜37は、吸気に沿
って設けられているため、該吸気流が整流案内されて燃
焼室3へ速やかに供給され、また、各フィン35〜37
による該吸気流の圧力損失(摩擦抵抗)が小さくなるた
め、前記整流作用と相俟って燃焼室3への吸気充填効率
が向上する。尚、各フィン35〜37の対向面に付着し
た燃料は、風圧等で切られて十分に霧化することは勿論
である。
【0033】本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、例えば加熱用フィンの角度や大きさ,数及び形
状については任意に変更することが可能である。また、
ヒーター14を各加熱用フィンの壁内に直接埋設するこ
とも可能であり、このようにすれば、ヒーター14から
各フィンへの伝熱作用が向上し、温度の立上りが良好と
なり、燃料の加熱効果が向上する。さらに、加熱装置1
1を吸気ポート2の下端部に配置することも可能であ
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、とりわけ加熱装置を複数の加熱用フィンにより
構成し、該複数の加熱用フィンを、燃料噴射弁の近傍に
設けると共に、略燃料噴射方向に沿って延設したため、
放熱表面積が実質的に大きくなって放熱作用が活発化す
る。したがって、該各加熱用フィンの間を通過する噴射
燃料を集中的に効率良く加熱することが可能となる。こ
の結果、加熱装置全体の小型化が図れると共に、電力消
費量を可及的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例が適用された内燃機関の要
部拡大断面図。
【図2】本実施例の加熱装置を示す底面図。
【図3】図1のA矢視図。
【図4】本実施例によるHC濃度低減効果を示すグラ
フ。
【図5】本発明の第2実施例を示す図6のB−B線断面
図。
【図6】本実施例の底面図。
【図7】図5のC矢視図。
【図8】本発明の第3実施例を示す図9のD−D線断面
図。
【図9】本実施例の底面図。
【図10】図8のE矢視図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド、2…吸気ポート(吸気通路)、1
0…燃料噴射弁、10a…噴孔、11…加熱装置、13
…ケーシング(支持体)、15〜19…加熱用フィン、
25,26…加熱用フィン、35〜37…加熱用フィ
ン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射弁の噴口から吸気通路に噴射さ
    れた燃料を加熱する加熱装置であって、前記吸気通路の
    内壁に固定された支持体と、該支持体の端面に立設され
    て、前記噴口の直下流から略燃料噴射方向に沿って延長
    された複数の加熱用フィンとを備えたことを特徴とする
    内燃機関の噴射燃料加熱装置。
JP3232135A 1991-09-12 1991-09-12 内燃機関の噴射燃料加熱装置 Withdrawn JPH0571434A (ja)

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JP3232135A JPH0571434A (ja) 1991-09-12 1991-09-12 内燃機関の噴射燃料加熱装置
US07/943,827 US5297530A (en) 1991-09-12 1992-09-11 Heating device for injected fuel for internal combustion engine

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