JP3915861B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、SRAM(Static Random Access Memory)を含む半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】
半導体記憶装置の一種であるSRAMは、リフレッシュ動作が不要なためシステム構成の簡略化が可能であり、かつ待機時の消費電流が極めて少ないという特徴を有する。このため、例えば携帯電話のように、部品数が制限され、かつ低消費電力化が要求される携帯機器のメモリに好適に使用される。
【0003】
SRAMは一般に、それぞれ負荷トランジスタと駆動トランジスタを含む2つのインバータで構成されるフリップフロップにより情報を記憶する。フリップフロップは、一方のインバータのゲート電極をもう一方のインバータのドレインに接続することにより構成される。つまり、フリップフロップは、一方のインバータともう一方のインバータとをクロスカップル接続したものである。
【0004】
一方、現在、携帯機器の小型化が強く求められており、これを達成するための一手段として、SRAMのメモリセルの小型化が要求されている。例えば、フリップフロップを二層で作製することによりSRAMの小型化を図ろうという試みがなされている。
【0005】
フリップフロップを二層で作製する場合、例えば、インバータのドレイン同士を接続する層と、インバータのドレインとゲートを接続する層とを一層の導電層として形成することにより、クロスカップル接続ができる。この構造によれば、かかる導電層は、一方のインバータのドレインが形成された領域と、他方のインバータのゲートが形成された領域と、これらを連結する領域とにわたって形成される。よって、この導電層は、三つの端部を有するパターン(例えば、T字状やh字状のような分岐部を有するパターン)や、互いに腕部分が入り込み合った渦巻き状のパターンとなる。例えば、T字状の分岐部を有するパターンとしては、特開平10−41409号公報の図2に開示されている。T字状の分岐部を有するパターンとしては、例えば、M.Ishida, et.al., IEDM Tech.Digest(1998),第201頁の図4(b)に開示されている。渦巻き状のパターンとしては、例えば、M.Ishida, et.al., IEDM Tech.Digest(1998),第201頁の図3(b)に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したパターンを有するSRAMの場合、フリップフロップが二層から構成されるために、各層のパターンが複雑であり、パターンを微細化すると、フォトエッチング工程での正確な形状の再現が容易でなく、所望のパターンが得られない。このため、メモリサイズを小型化するのが難しいという問題が生じていた。
【0007】
本発明の目的は、メモリセルサイズの小型化を達成することができる半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置は、
2つの負荷トランジスタ、2つの駆動トランジスタ、および2つの転送トランジスタを含むメモリセルを含むメモリセル部と、少なくともMOSトランジスタを含む周辺回路部とを含む半導体装置であって、
前記メモリセルは、
第1および第2のゲート−ゲート接続層、第1および第2のドレイン−ドレイン接続層、第1および第2のドレイン−ゲート接続層、を含み、
前記ゲート−ゲート接続層は、半導体基板上に形成され、
前記ドレイン−ドレイン接続層は、第1層目の層間絶縁層上に形成され、かつ、前記負荷トランジスタのドレインと、前記駆動トランジスタのドレインとを接続し、
前記ドレイン−ゲート接続層は、第2層目の層間絶縁層上に形成され、
前記第1のドレイン−ゲート接続層は、前記第1のドレイン−ドレイン接続層と前記第2のゲート−ゲート接続層とを接続し、
前記第2のドレイン−ゲート接続層は、前記第2のドレイン−ドレイン接続層と前記第1のゲート−ゲート接続層とを接続し、
前記ゲート−ゲート接続層、前記ドレイン−ドレイン接続層、および前記ドレイン−ゲート接続層は、それぞれ異なる層にあり、
前記周辺回路部は、
少なくとも前記第1層目の層間絶縁層、前記第2層目の層間絶縁層、および該第2層目の層間絶縁層上に形成された第1の配線層を含み、
前記ドレイン−ゲート接続層と前記第1の配線層とが、同じレベルの層に形成されている。
【0009】
ここで、周辺回路部とは、メモリセル部の周辺に形成され、前記メモリセル部を制御しまたは駆動させるための回路やメモリセルを使用して動作する回路等をいう。周辺回路部としては、例えば、アドレスデコーダ、センスアンプ、アドレスバッファ、制御回路、MCU・MPU等のマイクロコンピュータ等が挙げられる。
【0010】
本発明の半導体装置によれば、前記メモリセル部の前記ゲート−ゲート接続層が半導体基板上に形成され、前記ドレイン−ドレイン接続層が前記第1層目の層間絶縁層上に形成され、さらに、前記ドレイン−ゲート接続層が第2層目の層間絶縁層上に形成されており、これら三つの層によりメモリセル内にフリップフロップが形成されている。したがって、二層からフリップフロップを形成する場合に比べて、各層のパターンを単純化することができるため、より小型化された半導体装置にすることができる。
【0011】
また、本発明において、「同じレベルの層に形成されている」とは、代表的には、同一の成膜工程にて形成されていることをいう。この構成によれば、前記ドレイン−ゲート接続層と前記第1の配線層とが同じレベルの層に形成されていることにより、両者を同じ工程で形成することができるため、生産コストを低減できる。
【0012】
また、前記メモリセルは、第3層目の層間絶縁層上に形成された上部配線層を含み、前記周辺回路部は、前記第3層目の層間絶縁層と、該第3層目の層間絶縁層上に形成された第2の配線層とを含み、前記上部配線層と前記第2の配線層とを、同じレベルの層に形成することができる。この構成によれば、前述した効果をさらに奏することができる。さらに、この場合、前記上部配線層をビット配線層とすることができる。
【0013】
本発明にかかる半導体装置は、さらに、以下の態様をとることができる。
【0014】
(1)前記ドレイン−ドレイン接続層の厚さは、50〜200nmであることが望ましく、かつ、そのシート抵抗値は、50Ω/□以下であることが望ましい。この構成によれば、デバイスの用途に応じて適切な厚さおよび抵抗値を有する前記ドレイン−ドレイン接続層を得ることができる。さらに、前記ドレイン−ドレイン接続層が上記に示す厚さを有することにより、かかる層のパターニングにおいてフォーカスマージンを大きくすることができる。これにより、前記ドレイン−ドレイン接続層の配線密度および歩留まりを高めることができる。
【0015】
(2)本発明の半導体装置は、前記第1層目の層間絶縁層に形成された第1のコンタクト部、前記第2層目の層間絶縁層に形成された第2のコンタクト部、および前記第1層目の層間絶縁層および前記第2層目の層間絶縁層を貫通する第3のコンタクト部を含むものとすることができる。第3のコンタクト部の構成は、第1のコンタクト部と第2のコンタクト部とをつなぐ接続層を必要としない。したがって、微小領域に対しては、第3のコンタクト部を形成することにより、コンタクト部の位置に自由度ができ、メモリサイズの縮小が可能となる。
【0016】
この態様の場合、前記ゲート−ゲート接続層と前記ドレイン−ドレイン接続層とが、前記第1のコンタクト部を介して接続されていることが望ましい。
【0017】
さらに、前記ゲート−ゲート接続層と前記ドレイン−ゲート接続層とが、前記第3のコンタクト部を介して接続されていることが望ましい。
【0018】
(3)第1のコンタクトパッド層は、前記ドレイン−ドレイン接続層と同一の成膜工程により形成され、前記上部配線層と前記転送トランジスタのソース/ドレインとの接続に用いられる。そして、前記第2のコンタクト部は、前記第1のコンタクトパッド層を介して前記第1のコンタクト部上に形成されていることが望ましい。
【0019】
ここで、コンタクトパッド層とは、半導体基板のトランジスタ形成面と垂直な方向に重ねて形成された2つのコンタクト部の間に設けられる導電層をいう。この構成によれば、前記第2のコンタクト部と前記第1のコンタクト部とをより確実に接続を行うことができる。
【0020】
(4)前記第2のコンタクト部は、前記ドレイン−ドレイン接続層上に形成され、かつ該ドレイン−ドレイン接続層と前記ドレイン−ゲート接続層とを接続することができる。
【0021】
(5)前記第3のコンタクト部を構成する第3のコンタクトホールのアスペクト比は、6以下であることが望ましい。ここで、アスペクト比とは、コンタクトホールの下端部の径に対する該コンタクトホールの深さをいう。この構成によれば、径の小さいコンタクト部であっても、より確実に開口が可能であり、前記ドレイン−ゲート接続層と前記ゲート−ゲート接続層を接続することができる。
【0022】
(6)前記ドレイン−ドレイン接続層は、高融点金属の窒化物層を含むことができる。この構成によれば、厚さがより薄い層を形成することができるため、精度の高い加工が可能である。厚さがより薄い層は、かかる層のパターニングにおいて、段差が少ないためフォーカスマージンを大きくすることができ、前記ドレイン−ドレイン接続層の配線密度および歩留まりを高めることができる。
【0023】
この場合、前記ドレイン−ドレイン接続層は、さらに、高融点金属からなる金属層を含むことができる。この構成によれば、さらに、前記ドレイン−ドレイン接続層の低抵抗化、膜厚の薄膜化が可能となる。
【0024】
(7)前記半導体基板上には、窒化シリコンまたは酸化シリコンを主成分とする酸化窒化シリコン絶縁層が形成されていることが望ましい。この構成によれば、後に詳述する理由により、前記半導体基板上に形成された前記第1のコンタクト部の位置ずれによる影響を低減することができる。
【0025】
(8)前記半導体基板と前記ドレイン−ドレイン接続層との間の距離は、300〜1000nmであるのが望ましい。また、前記ドレイン−ドレイン接続層と前記ドレイン−ゲート接続層との間の距離は、200〜600nmであるのが望ましい。さらに、前記半導体基板と前記ドレイン−ゲート接続層との間の距離は、1400nm以下であるのが望ましい。この構成によれば、メモリセルの小型化を図ることができる。
【0026】
本発明にかかる半導体装置は、さらに、他の回路領域を混載させることができる。この場合、前記他の回路領域は、少なくともロジックを含むものを用いる。例えば、フラッシュメモリ、セルベース回路、ROMなどのメモリ回路、RISC(Reduced Instruction Set Computer)、IP(Intellectual Property)マクロ、アナログ回路などをあげることができる。この構成によれば、前記回路領域における素子分離領域、ゲート絶縁層、ゲート電極、層間絶縁層、配線層等の形成工程が、前記メモリセル部の形成工程と共通化されて、少ない工程数で製造が可能である。
【0027】
本発明の半導体装置の製造方法は、2つの負荷トランジスタ、2つの駆動トランジスタ、および2つの転送トランジスタを含む複数のメモリセルを含むメモリセル部と、少なくともMOSトランジスタを含む周辺回路部とを、それぞれ、半導体基板の所定領域に形成する半導体装置の製造方法であって、以下の工程(a)〜(e)を含む。
【0028】
(a)前記メモリセルの前記半導体基板上にゲート−ゲート接続層を形成するとともに、前記周辺回路部の前記半導体基板上にゲート電極層を形成する工程、(b)前記ゲート電極層および前記ゲート−ゲート接続層が形成された前記半導体基板上に、第1層目の層間絶縁層を形成する工程、
(c)前記メモリセル領域の前記第1層目の層間絶縁層上に、ドレイン−ドレイン接続層を形成する工程、
(d)前記第1層目の層間絶縁層の上に、第2層目の層間絶縁層を形成する工程、および
(e)前記メモリセルの前記第2層目の層間絶縁層上にドレイン−ゲート接続層を形成するとともに、前記周辺回路部の前記第2層目の層間絶縁層上に第1の配線層を形成する工程。
【0029】
この半導体装置の製造方法によれば、より小型化された半導体装置内に、互いに異なる機能を有する複数の回路群を精度良く作製することができる。また、歩留まりが高い半導体装置を得ることができる。
【0030】
本発明にかかる半導体装置の製造方法は、さらに、以下の態様をとることができる。 (1)さらに、以下の工程(f)および(g)を含むことができる。
【0031】
(f)前記第2層目の層間絶縁層上に、第3層目の層間絶縁層を形成する工程、および
(g)前記メモリセルの前記第3層目の層間絶縁層上に上部配線層を形成するとともに、前記周辺回路部の前記第3層目の層間絶縁層上に第2の配線層を形成する工程。
【0032】
(2)前記工程(h)において、
前記上部配線層の形成と同一工程にて、前記周辺回路部の前記第3層目の層間絶縁層上に第2の配線層を形成することができる。
【0033】
前記方法によれば、前記メモリセルのドレイン−ゲート接続層と前記周辺回路部の第1の配線層、および前記メモリセルの上部配線層と周辺回路部の第2の配線層を、それぞれ同一工程にて形成することができるので、より短工程で形成することができる。これにより、生産コストの低減を図ることができる。
【0034】
(3)前記工程(a)に引き続いて、前記半導体基板上に窒化シリコンまたは酸化シリコンを主成分とする酸化窒化シリコン絶縁層を形成することができる。
【0035】
(4)さらに、以下の工程(h)〜(j)を含むことができる。
【0036】
(h)前記第1層目の層間絶縁層に、第1のコンタクト部を形成する工程、
(i)前記第1層目の層間絶縁層および前記第2層目の層間絶縁層を貫通する第3のコンタクト部を形成する工程、および
(j)前記第2層目の層間絶縁層に、第2のコンタクト部を形成する工程。
【0037】
この半導体装置の製造方法によれば、小型化されたメモリセルを含む半導体装置を精度良く得ることができる。
【0038】
(5)前記ドレイン−ドレイン接続層の形成と同時に、前記第1層目の層間絶縁層上に、前記第1のコンタクト部と前記第2のコンタクト部とを接続するための第1のコンタクトパッド層を形成するのが望ましい。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる半導体装置の一実施の形態について説明する。本実施の形態にかかる半導体装置は、メモリセル部1000および周辺回路部2000を含む。メモリセル部1000は、フル CMOS SRAMのメモリセルがアレイ状に配列することにより構成されている。図1は、本実施の形態にかかる半導体装置の一例を示す断面図である。図2、図3、および図6〜8は、本実施の形態にかかる半導体装置に形成されたメモリセル部1000の平面レイアウト図である。図3は、図2の領域A100の拡大図、図6は、図3に示す領域の下層(活性領域等)を示す図である。図4は、図2のC−C線に沿った断面図、図9は、図1における第1のコンタクト部C15を拡大して示す断面図である。図5は、SRAMの等価回路である。
【0040】
(デバイスの構造)
メモリセル部1000において、6個のMOSトランジスタQ1〜Q6(図2参照)により1つのメモリセルを構成している。
【0041】
また、周辺回路部2000は例えば図10に示すようにメモリセル部1000の周辺に設置され、かつ少なくともMOSトランジスタを含む。本実施の形態においては、図1に、周辺回路部2000に含まれるMOSトランジスタQ11,Q12を示す。
【0042】
<平面構造>
まず、メモリセル部1000の平面構造について、主に図2を参照して説明する。
【0043】
(1)図2は、本実施の形態のメモリセル部1000の第1層、第2層、および第3層を示す平面図であり、図3は、図2における領域A100の拡大図である。メモリセル部1000は、シリコン基板10(後述する)上に、第1層、第2層、および第3層の導電層を、それぞれ層間絶縁層を介して順に重ねた構造を有している。第1層には、図6に示すように、ポリシリコンを構成要素とするゲート−ゲート接続層21a、21b、および副ワード配線層(副ワード線)23が配置されている。第2層には、図7に示すように、ドレイン−ドレイン接続層31a、31b等が配置されている。第3層には、図8に示すように、ドレイン−ゲート接続層41a、41b等が配置されている。図6に示す構造上に図7に示す構造が位置し、図7に示す構造上に図8に示す構造が位置している。これらを一つの図で示したのが図2である。
【0044】
図2に、主としてフリップフロップを構成する部分を示す。この部分において領域A100に着目して説明する。領域A100は、一つのメモリセルが形成される領域を示している。他の図面の領域A100も同じ意味である。領域A100に含まれる6つのトランジスタからなるCMOS SRAMの等価回路を図5に示す。
【0045】
領域A100には、図2、図3、および図5に示すように、1つのメモリセルに6個のトランジスタQ1〜Q6が設けられている。N型ウエル11N(図1参照)内に分離された活性領域が形成され、一方の活性領域に負荷トランジスタQ5が形成され、他方の活性領域に負荷トランジスタQ6が形成されている。また、P型ウエル11P(図1参照)内に分離された活性領域が形成されており、一方の共通活性領域には転送トランジスタQ1および駆動トランジスタQ3が形成され、他方の共通活性領域には転送トランジスタQ2および駆動トランジスタQ4が形成されている。
【0046】
そして、駆動トランジスタQ3と負荷トランジスタQ5とでCMOSインバータが構成され、駆動トランジスタQ4と負荷トランジスタQ6とでCMOSインバータが構成され、これらのインバータ同士が接続されてフリップフロップ回路が構成されている。
【0047】
(2)第1層において、ゲート−ゲート接続層21a、21bは、図2、図3および図6に示すように、それぞれ直線状のパターンを有している。図6に示すように、ゲート−ゲート接続層21a,21bおよび副ワード配線層23と活性領域とが交差する部分は、それぞれゲート電極G1、G2、G3、G4、G5、およびG6を構成する。すなわち、ゲート−ゲート接続層21aは、駆動トランジスタQ3および負荷トランジスタQ5のゲート電極G3、G5同士を接続している。また、ゲート−ゲート接続層21bは、駆動トランジスタQ4および負荷トランジスタQ6のゲート電極G4、G6同士を接続している。駆動トランジスタQ3,Q4のゲート長は、例えば、0.18μmである。負荷トランジスタQ5,Q6のゲート長は、例えば、0.20μmである。
【0048】
副ワード配線層23は、上面に形成される主ワード配線層(主ワード線)43によって活性化あるいは非活性化される。副ワード配線層23は転送トランジスタQ1、Q2のゲート電極G1、G2を接続している。これらのゲート長は、例えば、0.24μmである。
【0049】
(3)第2層において、ドレイン−ドレイン接続層31a,31bは、図2、図3、および図7に示すように、それぞれ直線状のパターンを有し、各CMOSのドレイン同士を接続している。ドレイン−ドレイン接続層31a,31bは、シリコン基板10上に形成された第1層目の層間絶縁層65(後述する;図1参照)上に形成されている。さらに、図6に示すように、第1層目の層間絶縁層65には第1のコンタクト部C11〜C19(以下、「コンタクト部C11〜C19」とする)が形成されている。
【0050】
ドレイン−ドレイン接続層31aは、コンタクト部C14およびコンタクト部C11を介して、駆動トランジスタQ3のドレイン領域12fと、負荷トランジスタQ5のドレイン領域12iとを接続している。また、ドレイン−ドレイン接続層31bは、コンタクト部C15およびコンタクト部C12を介して、駆動トランジスタQ4のドレイン領域12hと、負荷トランジスタQ6のドレイン領域12kとを接続している。
【0051】
また、図7に示すように、ドレイン−ドレイン接続層31a,31bと同じレベルの層に、第1のコンタクトパッド層35a,35bおよびVSS局所配線層37がコンタクト部C11〜C19と重なるように形成されている。ドレイン−ドレイン接続層31a,31b、第1のコンタクトパッド層35a,35b、およびVSS局所配線層37により第2層目の導電層が構成されている。これらは、例えば、高融点金属からなる金属層、高融点金属の窒化物層、高融点金属と金属との積層、あるいは高融点金属からなる金属層と高融点金属の窒化物層との積層からなる。具体的には、チタン、窒化チタン、チタンおよびアルミニウムからなる積層、あるいはチタンおよび窒化チタンからなる積層が例示できる。
【0052】
(4)第3層において、図2、図3、および図8に示すように、ドレイン−ゲート接続層41a,41bは、第2層目の層間絶縁層71(後述する;図1参照)上に形成されており、さらに、第2層目の層間絶縁層71には第2のコンタクト部C21〜C26(以下、「コンタクト部C21〜C26」とする)が形成されている。一方、第1層目の層間絶縁層65および第2層目の層間絶縁層71を貫通する第3のコンタクト部C31,C32(以下、「コンタクト部C31,C32」とする)が形成されている。
【0053】
ゲート−ゲート接続層21aとドレイン−ドレイン接続層31bとは、コンタクト部C22,C31を介してドレイン−ゲート接続層41bにより接続されている。また、ゲート−ゲート接続層21bとドレイン−ドレイン接続層31aとは、コンタクト部C21,C32を介してドレイン−ゲート接続層41aにより接続されている。
【0054】
さらに、図8に示すように、ドレイン−ゲート接続層41a,41bと同じレベルの層に、第2のコンタクトパッド層45a,45b、VSSコンタクトパッド層47、およびVDDコンタクトパッド層49が形成されている。第2のコンタクトパッド層45a,45b、VSSコンタクトパッド層47、およびVDDコンタクトパッド層49は、それぞれ、コンタクト部C23〜C26と重なるように形成されており、さらに、これらの層の上には、第4のコンタクト部C41〜C44(以下、「コンタクト部C41〜C44」とする)が形成されている。コンタクト部C41は、ビット配線層(ビット線)と転送トランジスタQ1のソース/ドレイン領域12aとを接続するために形成され、コンタクト部C42は、上部配線層であるビット配線層(ビット線/BL)53(図1参照)と転送トランジスタQ2のソース/ドレイン領域12cとを接続するために形成される。なお、ソース/ドレインとは、ソースまたはドレインの機能を果たすという意味である。コンタクト部C43は、Pウエル11P(図1参照)とVSS配線層(図示しない)とを接続するために形成され、コンタクト部C44はNウエル11N(図1参照)とVDD配線層(図示しない)とを接続するために形成される。
【0055】
<断面構造>
つぎに、図1、図4、および図6を参照しながら、本実施の形態の半導体装置の断面構造について説明する。
【0056】
(1)図1において、メモリセル部1000および周辺回路部2000は、ともにシリコン基板10上に形成されており、図1に向かって左側にメモリセル部1000が、また、図1に向かって右側に周辺回路部2000が示されている。なお、メモリセル部1000の断面は、図2のB−B線に沿った断面である。
【0057】
メモリセル部1000においては、シリコン基板10上に、ゲート−ゲート接続層21a,21b、ドレイン−ドレイン接続層31a,31b、ドレイン−ゲート接続層41a,41bが、それぞれ層間絶縁層を介して順に形成されている。一方、周辺回路部2000においては、シリコン基板10上に第1の配線層400a,400bおよび第2の配線層500が形成されている。
【0058】
(2)シリコン基板10には、図1および図6に示すように、Nウエル11N、Pウエル11P、および素子分離領域19が形成されている。さらに、メモリセル部1000のシリコン基板10には、ソース/ドレイン領域12a〜12lが形成されている。一方、周辺回路部2000のシリコン基板10には、ソース/ドレイン領域12x〜12zが形成されている。また、Pウエル11PおよびNウエル11Nは、素子分離領域19(深さ、例えば400nm)によって電気的に分離されており、さらに、素子分離領域19はMOSトランジスタの活性領域の周囲にも形成されている。
【0059】
メモリセル部1000において、Nウエル11N内には、負荷トランジスタのQ6のドレイン領域12kが形成され、Pウエル11P内には、駆動トランジスタQ4のドレイン領域12hおよび転送トランジスタQ2のソース/ドレイン領域12dが形成されている。一方、周辺回路部2000において、Pウエル11P内に、トランジスタQ11,Q12のソース/ドレイン領域12x、トランジスタQ12のソース/ドレイン領域12y、およびトランジスタQ11のソース/ドレイン領域12zが形成されている。また、各ソース/ドレイン領域12a〜12l、および12x〜12z上には、シリサイド層122がそれぞれ形成されており、さらにその上には、窒化シリコンからなる絶縁層126が形成されている。
【0060】
(3)メモリセル部1000において、Pウエル11P上には、副ワード配線層23が形成されている。また、シリコン基板10上には、第1層目の層間絶縁層65が形成されている。第1層目の層間絶縁層65には、各ソース/ドレイン領域12c、12d(12h)、12kに接続されるコンタクト部C18、C15、C12が形成されている。一方、周辺回路部2000において、Pウエル11P上にはゲート電極層20a,20bが形成されており、シリコン基板10上には、メモリセル部1000と同様、第1層目の層間絶縁層65が形成されている。
【0061】
(4)図9に、第1のコンタクト部の一例として、メモリセル部1000のコンタクト部C15を含む領域を拡大して示す。
【0062】
ソース/ドレイン領域12d(12h)上には、シリサイド層122が形成されている。コンタクト部C15は、シリサイド層122に接続して形成された高融点金属の窒化物層201と、高融点金属の窒化物層201上に形成され、第1のコンタクトホール63の内部に充填されたプラグ層202とから構成される。プラグ層202は、例えば、タングステン等からなる。高融点金属の窒化物層201は、主にバリア層として機能している。なお、第1のコンタクトホール63は、アスペクト比が6以下、上端部の径が0.22〜0.32μm、下端部の径が0.22〜0.26μmであるのが望ましい。例えば、上端部の径が0.30μm、下端部の径が0.24μm、アスペクト比が3以下となるように第1のコンタクトホール63を形成する。
【0063】
(5)また、メモリセル部1000においては、図1に示すように、駆動トランジスタQ4のドレイン領域12hと負荷トランジスタQ6のドレイン領域12kとを接続するためのドレイン−ドレイン接続層31bと、第1のコンタクトパッド層35bとが、第1層目の層間絶縁層65上に形成されている。第1のコンタクトパッド層35bはドレイン−ドレイン接続層31bと同一工程で形成され、コンタクト部C18を介して転送トランジスタQ2のソース/ドレイン領域12cと接続されている。ドレイン−ドレイン接続層31bは、厚さが50〜200nmであるのが望ましく、100〜150nmであるのがより望ましい。また、これらの層は、シート抵抗値が50Ω/□以下であるのが望ましく、15Ω/□以下であるのがより望ましい。
【0064】
(6)さらに、メモリセル部1000および周辺回路部2000において、第1層目の層間絶縁層65上には、第2層目の層間絶縁層71が形成されている。また、メモリセル部1000においては、第2層目の層間絶縁層71に、コンタクト部C22およびC24が形成されている。コンタクト部C22およびC24等の第2のコンタクト部は、第1のコンタクト部と同様の構成を有し、第2のコンタクトホール79に、例えばタングステンからなるプラグ層が埋め込まれて形成されている。なお、第2のコンタクトホール79は、アスペクト比が6以下、上端部の径が0.22〜0.32μm、下端部の径が0.22〜0.26μmであるのが望ましい。例えば、第2のコンタクトホール79の上端部の径が0.30μm、下端部の径が0.24μm、アスペクト比が3以下となるように第2のコンタクトホール79を形成する。一方、周辺回路部2000においては、第1層目の層間絶縁層65および第2層目の層間絶縁層71を貫通し、ソース/ドレイン領域12xに接続する第3のコンタクト部C30(以下、「コンタクト部C30」とする)が形成されている。また、第1層目の層間絶縁層65には第1のコンタクト部C10(以下、「コンタクト部C10」とする)が形成され、第2層目の層間絶縁層71には第2のコンタクト部C20(以下、「コンタクト部C20」とする)が形成されている。コンタクト部C10およびコンタクト部C20は、コンタクトパッド層38を介してソース/ドレイン領域12xと第1の配線層400bを接続している。
【0065】
(7)メモリセル部1000においては、第2層目の層間絶縁層71の上には、ドレイン−ゲート接続層41bが形成されている。ドレイン−ゲート接続層41bは、コンタクト部C22を介してドレイン−ドレイン接続層31bと接続されている。また、コンタクト部C24とコンタクト部C42とを接続する第2のコンタクトパッド層45bが、ドレイン−ゲート接続層41bと同一工程にて形成されている。さらに、ドレイン−ゲート接続層41b上には第3層目の層間絶縁層85が形成されている。コンタクト部C42は、第2のコンタクトパッド層45b上に形成され、かつ第3層目の層間絶縁層85を貫通している。さらに、第3層目の層間絶縁層85上には、上部配線層であるビット配線層53(図5のビット線/BL)が形成されている。コンタクト部C42がビット配線層53に接続されていることにより、転送トランジスタQ2のソース/ドレイン領域12cとビット配線層53とが接続されている。ビット配線層53には、他方のビット配線層(図5のビット線BL)に流れる信号と相補する信号が流れる。
【0066】
ドレイン−ゲート接続層41bは、例えば、シリコン基板10から近い側から順に、高融点金属の窒化物層42、アルミニウムや銅またはこれらの合金層からなる金属層44、高融点金属からなる金属層46、高融点金属の窒化物層48が積層されて形成されている。具体的には、高融点金属の窒化物層42に窒化チタン、金属層44にアルミニウム、高融点金属からなる金属層46にチタン、高融点金属の窒化物層48に窒化チタンを用いてドレイン−ゲート接続層41bを形成することができる。また、コンタクト部C42は、第1のコンタクト部と同様の構成を有し、第4のコンタクトホール83に、例えばタングステンからなるプラグ層が埋め込まれて形成されている。なお、第4のコンタクトホール83は、アスペクト比が6以下、上端部の径が0.26〜0.40μm、下端部の径が0.26〜0.30μmであるのが望ましい。例えば、上端部の径が0.36μmであり、下端部の径が0.28μm、アスペクト比が3以下となるように第4のコンタクトホール83を形成する。
【0067】
また、第2層目の層間絶縁層71上には、第3層目の層間絶縁層85が形成されており、ビット配線層53は第3層目の層間絶縁層85上に形成されている。第3層目の層間絶縁層85は、例えば、酸化シリコン、FSG(フッ素ドープされた酸化シリコン)(fluorine doped silicon oxide)、あるいはこれらを積層して形成されたものである。
【0068】
一方、周辺回路部2000においては、第2層目の層間絶縁層71の上には、第1の配線層400a,400bが形成されている。第1の配線層400a,400bは、メモリセル部1000のドレイン−ゲート接続層41bおよび第2のコンタクトパッド層45bと同じレベルの層に形成されている。また、第1の配線層400a,400b上には、第3層目の層間絶縁層85が形成されている。さらに、第3層目の層間絶縁層85を貫通するコンタクト部C42が、第2のコンタクトパッド層45b上に形成されている。そして、第3層目の層間絶縁層85上には、第2の配線層500が形成されている。第2の配線層500は、メモリセル部1000のビット配線層53と同じレベルの層に形成されている。
【0069】
(8)つぎに、図1および図4を参照して、メモリセル部1000の図2のC−C線に沿った断面について説明する。図4において、図1に示す部材と同一の部材については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0070】
素子分離領域19によって電気的に分離されたPウエル11PおよびNウエル11N上に、ゲート−ゲート接続層21bが形成されている。一方、Pウエル11P上には駆動トランジスタQ4が、およびNウエル11N上には負荷トランジスタQ6が、それぞれ形成されており、駆動トランジスタQ4と負荷トランジスタQ6とは、ゲート−ゲート接続層21bにより接続されている。
【0071】
ゲート−ゲート接続層21b上には、シリサイド層124、窒化シリコン等からなる絶縁層126が順に積層され、さらにその上には、第1層目の層間絶縁層65および第2層目の層間絶縁層71が形成されている。また、第2層目の層間絶縁層71上にはドレイン−ゲート接続層41aが形成されている。さらに、第1層目の層間絶縁層65および第2層目の層間絶縁層71を貫通するコンタクト部C32が形成されており、コンタクト部C32を介してゲート−ゲート接続層21bとドレイン−ゲート接続層41aとが接続されている。コンタクト部C32は、第1のコンタクト部と同様の構成を有し、第3のコンタクトホール77に、例えばタングステンからなるプラグ層が埋め込まれることにより形成されている。なお、第3のコンタクトホール77は、アスペクト比が6以下、上端部の径が0.22〜0.32μm、下端部の径が0.22〜0.26μmであるのが望ましい。例えば、上端部の径が0.32μmであり、下端部の径が0.24μm、アスペクト比が6以下となるように第3のコンタクトホール77を形成する。
【0072】
上記の構成を有する本実施の形態の半導体装置においては、図1に示すように、シリコン基板10とドレイン−ドレイン接続層31a,31bとの間の距離Xが、300〜1000nmであることが望ましく、600〜800nmであることがより望ましい。また、ドレイン−ドレイン接続層31a,31bとドレイン−ゲート接続層41a,41bとの間の距離Yは、200〜600nmであることが望ましく、300〜500nmであることがより望ましい。さらに、シリコン基板10とドレイン−ゲート接続層41a,41bとの間の距離Zは、1400nm以下であることが望ましい。このような関係を満たすことにより、導電性を十分保ち、かつ、より小型化された半導体装置とすることができる。
【0073】
<各要素の接続関係>
つぎに、図1、図3、図5、および図6に示されるを参照しながら、各要素の接続関係を説明する。
【0074】
(1)まず、メモリセル部1000に形成されたトランジスタQ1〜Q6について説明する。
【0075】
転送トランジスタQ1は、副ワード配線層23の両サイドにn+型ソース/ドレイン領域12a,12bを有している。ソース/ドレイン領域12aは、コンタクト部C16、第1のコンタクトパッド層35a、コンタクト部C23、第2のコンタクトパッド層45a、およびコンタクト部C41を介してビット配線層53(図5のビット線/BL)に接続されている。
【0076】
転送トランジスタQ2は、副ワード配線層23の両サイドにn+型ソース/ドレイン領域12c,12dを有している。ソース/ドレイン領域12cは、コンタクト部C18、第1のコンタクトパッド層35b、コンタクト部C24、第2のコンタクトパッド層45b、およびコンタクト部C42を介してビット配線層53(図5のビット線/BL)に接続されている。
【0077】
駆動トランジスタQ3は、ゲート−ゲート接続層21aの両サイドにn+型ソース/ドレイン領域12e,12fを有している。ソース領域12eは、コンタクト部C13、VSS局所配線層37、コンタクト部C25、VSSコンタクトパッド層47、およびコンタクト部C43を介してVSS配線層(図5のVSSに相当する)に接続されている。
【0078】
駆動トランジスタQ4は、ゲート−ゲート接続層21bの両サイドにソース/ドレイン領域12g,12hを有している。ソース領域12gは、ソース領域12eと共通の経路にて、コンタクト部C13からコンタクト部C43を介してVSS配線層に接続されている。
【0079】
負荷トランジスタQ5は、ゲート−ゲート接続層21aの両サイドにp+型ソース/ドレイン領域12i,12jを有しており、ソース領域12jは、コンタクト部C19、VDD配線層33、コンタクト部C26、VDDコンタクトパッド層49、およびコンタクト部C44を介してVDD配線層(図5のVDDに相当する)に接続されている。負荷トランジスタQ6は、ゲート−ゲート接続層21bの両サイドにp+型ソース/ドレイン領域12k,12lを有しており、ソース領域12lはソース領域12jと共通の経路にて、VDD配線層に接続されている。
【0080】
(2)次に、周辺回路部2000に形成されたトランジスタQ11,Q12について説明する。
【0081】
トランジスタQ11は、ゲート電極層20aの両サイドにn+型ソース/ドレイン領域12x,12yを有している。また、トランジスタQ12は、ゲート電極層20bの両サイドにn+型ソース/ドレイン領域12y,12zを有している。ソース/ドレイン領域12xは、コンタクト部C30、第1の配線層400a,400b、および第4のコンタクト部C40a(以下、「コンタクト部C40a」とする)を介して第2の配線層500に接続されている。また、ソース/ドレイン領域12yは、コンタクト部C10、第1のコンタクトパッド層38、コンタクト部C20、第1の配線層400b、および第4のコンタクト部C40b(以下、「コンタクト部C40b」とする)を介して第2の配線層500に接続されている。
【0082】
<他の回路領域が混載された半導体装置への適用例>
図10は、他の回路領域が混載された半導体装置の一例として、エンベデット半導体装置3000の構成を示すブロック図である。本例では、エンベデット半導体装置8000は、前述したメモリセル部1000および周辺回路部2000を含むSRAM3000とともに、フラッシュメモリ(フラッシュEEPROM)4000、アナログ回路5000、RISC6000、およびインタフェース回路7000がSOG(Sea Of Gate)に混載されて形成されている。この構造によれば、SRAM3000以外の回路領域におけるゲート絶縁層等の形成工程が、SRAM3000におけるゲート絶縁層等の形成工程と共通化されて、より少ない工程数で半導体装置の製造が可能である。なお、図10に示すエンベデット半導体装置8000はレイアウトの一例であって、本発明は各種のシステムLSIに適用できる。
【0083】
つぎに、図1に示す本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法の一例について、図1〜図4を参照して説明する。
【0084】
(1)まず、STI(Shallow Trench Isolation)法により、図1および図4に示す素子分離領域19を形成する。P型シリコン基板10上に、酸化シリコン層、窒化シリコン層を順に堆積し、さらにその上に所定のパターンのレジストを形成した後、シリコン基板10をエッチングして溝を形成する。続いて、露出した溝の表面を酸化してから、HDP(High Density Plasma)法等によって酸化シリコン層で溝を埋め込む。さらに、溝からはみ出た酸化シリコン層をCMP(Chemical Mechanical Polishment;化学機械的研磨)法により平坦化する。次いで、窒化シリコン層を剥離した後、所定のパターンのレジストを基板表面に形成してから、イオン注入により所定の位置にNウエル11Nを形成する。続いて、Pウエル11Pも同様の方法にて形成する。さらに、Nウエル11NおよびPウエル11Pの表面を熱酸化してゲート絶縁層123を形成する。
【0085】
ついで、前記絶縁層の上にCVD法を用いて、ポリシリコン層を形成する。その後これらのポリシリコン層の一部をフォトエッチングによりパターニングして、メモリセル部1000にゲート−ゲート接続層21a,21b、および副ワード配線層23を、周辺回路部2000にゲート電極層20a,20bを、それぞれ形成する。
【0086】
(2)ついで、前記ポリシリコン層の側壁に、酸化シリコンおよび窒化シリコンからなる絶縁層をCVD法で順に堆積させた後、RIE等のドライエッチングにより前記絶縁層を異方的にエッチングすることにより、ゲート電極層20a,20b、ゲート−ゲート接続層21a,21b、および副ワード配線層23の側壁にサイドウォール絶縁層127,128を同一工程にて形成する。
【0087】
ついで、ゲート電極層20a,20b、ゲート−ゲート接続層21a,21b、および副ワード配線層23をマスクとして、Pウエル11Pの活性領域にリンあるいは砒素などの高濃度のN型不純物を導入し、また、Nウエル11Nの活性領域に高濃度のホウ素などのP型不純物を導入して、ソース/ドレイン領域12a〜12l,12x〜12zを形成する。このとき、ゲート電極層20a,20b、ゲート−ゲート接続層21a,21b、および副ワード配線層23にも、所定のN型またはP型の不純物がドープされる。
【0088】
ついで、公知のサリサイド技術によって、ソース/ドレイン領域12a〜12l,12x〜12z、ゲート−ゲート接続層21a,21b、および副ワード配線層23の露出部分の表面に、チタンまたはコバルト等の高融点金属を含むシリサイド層122、124を形成する。なお、必要に応じて、シリサイド層122、124上にチタンナイトライド等の高融点金属の窒化物層を形成してもよい。
【0089】
(3)ついで、MOSトランジスタQ1〜Q6,Q11,Q12、素子分離領域19が形成された半導体基板表面、ゲート−ゲート接続層21a,21b、および副ワード配線層23上に、例えば、窒化シリコンを主成分とする絶縁層126をプラズマCVD法等により形成する。絶縁層126は、後述する工程にて第1のコンタクト部を形成する際に、該第1のコンタクト部の設置位置にずれが生じた場合に、第1のコンタクト部の下端部が素子分離領域19に接触しないようにするためのストッパとしての機能を有する。続いて、絶縁層126上に、HDP法あるいはオゾンTEOS(tetraethylorthosilicate)法等により第1層目の層間絶縁層65を形成する。第1層目の層間絶縁層65は、必要に応じてCMP法で平坦化し、厚さ300〜1000nmとする。なお、この場合、より平坦化された第1層目の層間絶縁層65を得るため、ゲート電極層20a,20b、およびゲート−ゲート接続層21a,21b等を形成する際に、活性領域、Nウエル11N、およびPウエル11P等を除く所定領域に、ゲート−ゲート接続層と同一構成のダミーパターンを形成しておいてから、第1層目の層間絶縁層65を積層することもできる。
【0090】
(4)ついで、第1層目の層間絶縁層65の所定領域に、フォトエッチングにより第1のコンタクトホール63を形成する。かかる工程では、第1層目の層間絶縁層65上に有機反射防止膜を形成してから、フォトレジストを形成するのが望ましい。これにより、露光の際に第1層目の層間絶縁層65上に均等に光が照射されるため、精密なパターンをより正確に形成することができる。また、露光の際に用いるマスクとしては、ハーフトーンマスクを用いることが望ましい。ハーフトーンマスクとは、通常クロム等で遮光しているマスクパターンを、クロム等の代わりに半透明膜で形成したものである。ハーフトーンマスクを用いることにより、半透明膜から漏れた光に位相差を与え、レジストパターンのエッジ強調の効果を得ることができる。
【0091】
続いて、第1のコンタクトホール63としてコンタクト部C15を例にとり、図9を参照して説明する。第1のコンタクトホール63の側面に、高融点金属の窒化物層201をスパッタリングにより形成する。ついで、第1のコンタクトホール63の内部に、例えばタングステンからなるプラグ層202を形成する。その後、エッチングまたはCMP法、あるいはこれらを併用して、第1のコンタクトホール63内のプラグ層202の表面を平坦化することにより、コンタクト部C15を形成する。第1のコンタクト部C15と同時に、コンタクト部C10〜C14、C16〜C19を形成する。
【0092】
ついで、プラグ層202および第1層目の層間絶縁層65上に、高融点金属の窒化物層をスパッタリングにより形成する。続いて、前記高融点金属の窒化物層をフォトエッチングにてパターニングして、ドレイン−ドレイン接続層31a,31b、第1のコンタクトパッド層35a,35b、およびVSS局所配線層37を形成する。この工程においても、フォトエッチングの際に有機反射防止膜を用いることが望ましい。
【0093】
ここで、ドレイン−ドレイン接続層31a,31b等を構成する高融点金属の窒化物層としては、例えばチタン、タングステン、コバルト、およびモリブデン等から選択される金属の窒化物層であることが望ましい。プラグ層202としては、タングステンの他にモリブデン、アルミニウム、ドープドポリシリコン、銅等を用いる。
【0094】
なお、ドレイン−ドレイン接続層31a,31b、第1のコンタクトパッド層35a,35b、およびVSS局所配線層37は高融点金属層からなる金属層と高融点金属の窒化物層との二層構造としてもよい。この場合、プラグ層202および第1層目の層間絶縁層65上に高融点金属層からなる金属層を形成してから、高融点金属の窒化物層を形成することにより、これらの層を形成する。この場合、高融点金属としては、チタン、タングステン、コバルト、およびモリブデン等から選択される金属であることが望ましい。
【0095】
(5)つぎに、ドレイン−ドレイン接続層31a,31b、第1のコンタクトパッド層35a,35b、VSS局所配線層37、ならびに第1層目の層間絶縁層65上に、HDP法またはオゾンTEOS法等により絶縁層を形成し、必要に応じてCMP法によって表面を平坦化して第2層目の層間絶縁層71を形成する。
【0096】
ついで、第1層目の層間絶縁層65および第2層目の層間絶縁層71の所定の領域に、フォトエッチングにより、これらの層を貫通する第3のコンタクトホール77を形成する。フォトエッチングにおいては、第2層目の層間絶縁層71に前述の有機反射防止膜を形成し、ハーフトーンマスクを用いて行うことが望ましい。続いて、前述した第1のコンタクト部を形成する方法と同様の方法にて、図1に示すように、メモリセル部1000の第3のコンタクトホール77にコンタクト部C31,C32を形成するとともに、周辺回路部2000の第3のコンタクトホール77にコンタクト部C30を形成する。
【0097】
さらに、メモリセル部1000の第2層目の層間絶縁層71の所定領域に、前述したコンタクト部C31,C32を形成するのと同様の材質および方法にて、ドレイン−ドレイン接続層31a,31b、第1のコンタクトパッド層35a,35b、VSS局所配線層37にそれぞれ接続するコンタクト部C21〜C26を形成する。同時に、周辺回路部2000の第2層目の層間絶縁層71の所定領域に、第1のコンタクトパッド層38に接続するコンタクト部C20を形成する。
【0098】
(6)以降の工程は、一般的に用いられる方法によって行うことができる。例えば、第2層目の層間絶縁層71およびコンタクト部C20〜C26上に、窒化チタン等の高融点金属の窒化物層42、アルミニウムまたは銅等の金属からなる金属層44、チタン等の高融点金属からなる金属層46、窒化チタン等の高融点金属の窒化物層48をスパッタリングにより形成し、また、必要に応じて、さらにハードマスク層40を形成した後、その上に有機反射防止膜を形成して、所定のパターンのフォトレジストを形成した後エッチングを行うことにより、メモリセル部1000において、ドレイン−ゲート接続層41a,41b、第2のコンタクトパッド層45a,45b、VSSコンタクトパッド層47、およびVDDコンタクトパッド層49を形成する。ここで、周辺回路部2000において、第1の配線層400a,400bをドレイン−ゲート接続層41a等と同一工程にて形成する。さらに、これらの層の上に、例えば、HDP法あるいはプラズマCVD法等によって第3層目の層間絶縁層85を形成する。第3層目の層間絶縁層85は、酸化シリコン、FSG、またはこれらを積層したものからなるのが好ましい。続いて、第2のコンタクトパッド層45a,45b、VSSコンタクトパッド層47、およびVDDコンタクトパッド層49上の所定領域に、コンタクト部C41〜C44を形成する。同時に、第1の配線層400a,400b上にコンタクト部C40a,C40bを形成する。ついで、アルミニウム、銅、あるいはこれらの金属の合金からなる導電層およびハードマスク層等を形成した後、その上にレジストパターンを形成して所定のパターンにエッチングし、ビット配線層(ビット線/BL)53、VSS配線層、VDD配線層、および第2の配線層500を同一工程にて形成する。続いて、その上にHDP法等により酸化シリコンからなる絶縁層を形成し、さらにその上に窒化シリコン等からなるパシベーション層を形成する。
【0099】
以上述べたように、本発明の半導体装置によれば、各層のパターンを単純化することができ、微細加工が実施しやすいパターンとなるため、より小型化された半導体装置、例えば、0.18μm世代において、メモリセルサイズが4.5μm2以下のSRAMを作製することができる。また、前記ドレイン−ドレイン接続層の厚さをより薄く形成することができるため、精度の高い加工が可能である。これにより、歩留まりを高めることができる。
【0100】
本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で種々の態様を取り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる半導体装置を示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体装置のメモリセル部を示す平面図である。
【図3】図2に示すメモリセルの領域A100を拡大して示す平面図である。
【図4】図2に示すメモリセルのC−C線に沿った断面図である。
【図5】SRAMの等価回路である。
【図6】図2に示すメモリセルにおいて、ゲート−ゲート接続層およびソース/ドレイン領域を示す平面図である。
【図7】図2に示すメモリセルにおいて、ドレイン−ドレイン接続層を示す平面図である。
【図8】図2に示すメモリセルにおいて、ドレイン−ゲート接続層を示す平面図である。
【図9】図1におけるコンタクト部C15を拡大して示す断面図である。
【図10】本発明において、他の回路領域が混載された半導体装置の一例として、エンベデット半導体装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板
11N Nウエル
11P Pウエル
12a〜12l,12x〜12z ソース/ドレイン領域
19 素子分離領域
20a,20b ゲート電極層
21a,21b ゲート−ゲート接続層
23 副ワード配線層
31a,31b ドレイン−ドレイン接続層
33 VDD配線層
35a,35b,38 第1のコンタクトパッド層
37 VSS局所配線層
39 ダミーパターン層
40 ハードマスク層
41a,41b ドレイン−ゲート接続層
42 高融点金属の窒化物層
43 主ワード配線層
44 金属層
45a,45b 第2のコンタクトパッド層
46 高融点金属からなる金属層
47 VSSコンタクトパッド層
48 高融点金属の窒化物層
49 VDDコンタクトパッド層
53 ビット配線層(ビット線/BL)
63 第1のコンタクトホール
65 第1層目の層間絶縁層
71 第2層目の層間絶縁層
77 第3のコンタクトホール
79 第2のコンタクトホール
83 第4のコンタクトホール
85 第3層目の層間絶縁層
122、124 シリサイド層
123 ゲート絶縁層
126 絶縁層
127,128 サイドウォール絶縁層
201 高融点金属の窒化物層
202 プラグ層
400a,400b 第1の配線層
500 第2の配線層
1000 メモリセル部
2000 周辺回路部
3000 SRAM
4000 フラッシュメモリ
5000 アナログ回路
6000 RISC
8000 エンベデット半導体装置
C10〜C19 第1のコンタクト部
C20〜C26 第2のコンタクト部
C30〜C32 第3のコンタクト部
C40a,C40b,C41〜C44 第4のコンタクト部
1,Q2 転送トランジスタ
3,Q4 駆動トランジスタ
5,Q6 負荷トランジスタ
11,Q12 トランジスタ

Claims (21)

  1. 2つの負荷トランジスタQ,Q、2つの駆動トランジスタQ,Q、および2つの転送トランジスタQ,Qを含むメモリセル部と、少なくともMOSトランジスタを含む周辺回路部とを含む半導体装置であって、
    前記メモリセルは、
    半導体基板上に形成された第1および第2のゲート−ゲート接続層、
    前記第1および第2のゲート−ゲート接続層上に形成された第1層目の層間絶縁層、
    前記第1層目の層間絶縁層に形成された第1のコンタクト部、
    前記第1層目の層間絶縁層上に形成された第1および第2のドレイン−ドレイン接続層、
    前記第1および第2のドレイン−ドレイン接続層上に形成された第2層目の層間絶縁層、
    前記第2層目の層間絶縁層上に形成された第1および第2のドレイン−ゲート接続層、
    前記第2層目の層間絶縁層に形成された第2のコンタクト部、
    前記第1および第2のドレイン−ゲート接続層上に形成された第3層目の層間絶縁層、
    前記第3層目の層間絶縁層上に形成された上部配線層、
    を含み、
    前記第1のゲート−ゲート接続層は、前記負荷トランジスタQのゲートと、前記駆動トランジスタQのゲートとを接続し、
    前記第2のゲート−ゲート接続層は、前記負荷トランジスタQのゲートと、前記駆動トランジスタQのゲートとを接続し、
    前記第1のドレイン−ドレイン接続層は、前記負荷トランジスタQのドレインと、前記駆動トランジスタQのドレインとを接続し、
    前記第2のドレイン−ドレイン接続層は、前記負荷トランジスタQのドレインと、前記駆動トランジスタQのドレインとを接続し、
    前記第1および第2のドレイン−ゲート接続層は、
    前記第1のドレイン−ゲート接続層は、前記第1のドレイン−ドレイン接続層と前記第2のゲート−ゲート接続層とを接続し、
    前記第2のドレイン−ゲート接続層は、前記第2のドレイン−ドレイン接続層と前記第1のゲート−ゲート接続層とを接続し、
    前記第1および第2のゲート−ゲート接続層、前記第1および第2のドレイン−ドレイン接続層、および前記第1および第2のドレイン−ゲート接続層は、それぞれ異なる層にあり、
    前記第1および第2のドレイン−ドレイン接続層と同一の成膜工程により形成され、前記上部配線層と前記転送トランジスタQ,Qのソース/ドレインとの接続に用いられる第1のコンタクトパッド層をさらに含み、
    前記第2のコンタクト部が、前記第1のコンタクトパッド層を介して前記第1のコンタクト部上に形成され、
    前記第1および第2のドレイン−ドレイン接続層は、高融点金属の窒化物層を含み、
    前記周辺回路部は、
    少なくとも前記第1層目の層間絶縁層、前記第2層目の層間絶縁層、および該第2層目の層間絶縁層上に形成された第1の配線層を含み、
    前記ドレイン−ゲート接続層と前記第1の配線層とが、同じレベルの層に形成されている、半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記周辺回路部は、前記第3層目の層間絶縁層と、該第3層目の層間絶縁層上に形成された第2の配線層とを含み、
    前記上部配線層と前記第2の配線層とが、同じレベルの層に形成されている、半導体装置。
  3. 請求項2において、
    前記上部配線層がビット配線層である、半導体装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記ドレイン−ドレイン接続層の厚さが、50〜200nmである、半導体装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記ドレイン−ドレイン接続層のシート抵抗値が、50Ω/□以下である、半導体装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記第1層目の層間絶縁層および前記第2層目の層間絶縁層を貫通する第3のコンタクト部、をさらに含む、半導体装置。
  7. 請求項6において、
    前記第1および第2ゲート−ゲート接続層と前記第1および第2ドレイン−ドレイン接続層とが、前記第1および第2ドレイン−ゲート接続層を介して接続されている、半導体装置。
  8. 請求項6または7において、
    前記第1および第2ゲート−ゲート接続層と前記第1および第2ドレイン−ゲート接続層とが、前記第3のコンタクト部を介して接続されている、半導体装置。
  9. 請求項6〜8のいずれかにおいて、
    前記第2のコンタクト部は、前記第1および第2ドレイン−ドレイン接続層上に形成され、かつ該第1および第2ドレイン−ドレイン接続層と前記第1および第2ドレイン−ゲート接続層とを接続している、半導体装置。
  10. 請求項6〜9のいずれかにおいて、
    前記第3のコンタクト部を構成する第3のコンタクトホールのアスペクト比が、6以下である、半導体装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかにおいて、
    前記ドレイン−ドレイン接続層は、さらに、高融点金属からなる金属層を含む、半導体装置。
  12. 請求項11において、
    前記ドレイン−ドレイン接続層は、前記高融点金属層からなる金属層と前記高融点金属の窒化物層との二層構造である、半導体装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかにおいて、
    前記半導体基板上に、窒化シリコンまたは酸化シリコンを主成分とする酸化窒化シリコン絶縁層が形成されている、半導体装置。
  14. 請求項1〜13のいずれかにおいて、
    前記半導体基板と前記ドレイン−ドレイン接続層との間の距離が、300〜1000nmである、半導体装置。
  15. 請求項1〜14のいずれかにおいて、
    前記ドレイン−ドレイン接続層と前記ドレイン−ゲート接続層との間の距離が、200〜600nmである、半導体装置。
  16. 請求項1〜15のいずれかにおいて、
    前記半導体基板と前記ドレイン−ゲート接続層との間の距離が、1400nm以下である、半導体装置。
  17. 請求項1〜16のいずれかにおいて、
    さらに、他の回路領域が混載された、半導体装置。
  18. 請求項17において、
    前記他の回路領域は、少なくともロジックを含む、半導体装置。
  19. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、以下の工程(a)〜(j)を含む、半導体装置の製造方法。
    (a)前記メモリセルの前記半導体基板上に第1および第2のゲート−ゲート接続層を形成するとともに、前記周辺回路部の前記半導体基板上にゲート電極層を形成する工程、
    (b)前記ゲート電極層および前記第1および第2のゲート−ゲート接続層が形成された前記半導体基板上に、第1層目の層間絶縁層を形成する工程、
    (c)前記第1層目の層間絶縁層に、第1のコンタクト部を形成する工程、
    (d)前記第1層目の層間絶縁層上に、前記第1のコンタクト部と前記第2のコンタクト部とを接続するための第1のコンタクトパッド層を形成するとともに、前記メモリセル領域において、第1および第2のドレイン−ドレイン接続層を形成する工程、
    (e)前記第1層目の層間絶縁層の上に、第2層目の層間絶縁層を形成する工程、
    (f)前記第2層目の層間絶縁層に、第2のコンタクト部を形成する工程、
    (g)前記メモリセルの前記第2層目の層間絶縁層上に第1および第2のドレイン−ゲート接続層を形成するとともに、前記周辺回路部の前記第2層目の層間絶縁層上に第1の配線層を形成する工程、
    (h)前記第1層目の層間絶縁層および前記第2層目の層間絶縁層を貫通する第3のコンタクト部を形成する工程、
    (i)前記第2層目の層間絶縁層上に、第3層目の層間絶縁層を形成する工程、および
    (j)前記メモリセルの前記第3層目の層間絶縁層上に上部配線層を形成する工程。
  20. 請求項19において、
    前記工程(j)において、前記メモリセルの前記第3層目の層間絶縁層上に上部配線層を形成するとともに、前記周辺回路部の前記第3層目の層間絶縁層上に第2の配線層を形成する、半導体装置の製造方法。
  21. 請求項19または20において、
    前記工程(a)に引き続いて、前記半導体基板上に、窒化シリコンまたは酸化シリコンを主成分とする酸化窒化シリコン絶縁層を形成する、半導体装置の製造方法。
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