JP3412619B2 - 半導体装置、メモリシステムおよび電子機器 - Google Patents

半導体装置、メモリシステムおよび電子機器

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JP3412619B2
JP3412619B2 JP2001034205A JP2001034205A JP3412619B2 JP 3412619 B2 JP3412619 B2 JP 3412619B2 JP 2001034205 A JP2001034205 A JP 2001034205A JP 2001034205 A JP2001034205 A JP 2001034205A JP 3412619 B2 JP3412619 B2 JP 3412619B2
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
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    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/903FET configuration adapted for use as static memory cell

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  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、SRAM
(static random access memory)のような半導体装
置、および、これを備えるメモリシステム、電子機器に
関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】半導体
記憶装置の一種であるSRAMは、リフレッシュ動作が
不要なのでシステムを簡単にできることや低消費電力で
あるという特徴を有する。このため、SRAMは、例え
ば、携帯電話のような電子機器のメモリに好適に使用さ
れる。
【0003】携帯機器には、小型化の要請があり、これ
に伴いSRAMのメモリセルサイズも小さくしなければ
ならない。
【0004】本発明の目的は、メモリセルサイズを小型
化することが可能な半導体装置、および、これを備える
メモリシステム、電子機器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明にかかる半
導体装置は、第1負荷トランジスタ、第2負荷トランジ
スタ、第1駆動トランジスタ、および、第2駆動トラン
ジスタを含むフリップフロップを備える半導体装置であ
って、第1層導電層に位置し、かつ、前記第1負荷トラ
ンジスタおよび前記第1駆動トランジスタのゲート電極
を含む、第1ゲート-ゲート電極層と、前記第1導電
層に位置し、かつ、前記第2負荷トランジスタおよび前
記第2駆動トランジスタのゲート電極を含む、第2ゲー
ト-ゲート電極層と、前記第1層導電層の上層である第
2層導電層に位置し、かつ、前記第1負荷トランジスタ
のドレインと前記第1駆動トランジスタのドレインとの
接続に用いられる、第1ドレイン-ドレイン接続層と、
前記第2導電層に位置し、かつ、前記第2負荷トラン
ジスタのドレインと前記第2駆動トランジスタのドレイ
ンとの接続に用いられる、第2ドレイン-ドレイン接続
層と、前記第1および第2ドレイン-ドレイン接続層の
上層である第3導電層に位置し、かつ、前記第1ドレ
イン-ドレイン接続層と前記第2ゲート-ゲート電極層と
の接続に用いられる、第1ドレイン-ゲート接続層と、
前記第3層導電層前記第1層導電層との接続に用いら
れ、かつ、前記第1層導電層と前記第2層導電層との絶
縁に用いられる第1層間絶縁層に埋め込まれている下層
導電部に、前記第2層導電層と前記第3層導電層との絶
縁に用いられる第2層間絶縁層に埋め込まれている上層
導電部が積まれた構造をしている、スタックドコンタク
ト導電部と、を備える。
【0006】ここで、「活性領域」とは、素子分離領域
によって画定された素子形成領域をいい、具体的には、
不純物拡散層が形成される領域と、ゲート電極の下のチ
ャネルが形成される領域とを含む。
【0007】本発明はスタックドコンタクト導電部を備
えているので、第1、第2層間絶縁層を貫通するスルー
ホール、つまり、2層分の層間絶縁層を貫通するスルー
ホールを形成する必要がない。このため、メモリセルサ
イズの小型化が進んでも第3層導電層と第1層導電層と
の接続(たとえば第1(第2)ドレイン-ゲート接続層
と第2(第1)ゲート-ゲート電極層との接続)に用い
られるスルーホールのアスペクト比が大きくなり過ぎる
ことはない。よって、本発明によれば、メモリセルサイ
ズの小型化を図ることができる。
【0008】(2)本発明にかかる半導体装置は、以下
のようにすることができる。
【0009】前記第1層間絶縁層と前記第2層間絶縁層
との間に位置し、前記第2層導電層が埋め込まれている
絶縁層を備え、前記スタックドコンタクト導電部の前記
上層導電部は、前記絶縁層および前記第2層間絶縁層に
埋め込まれている。
【0010】第2層導電層をダマシンにより形成した場
合、本発明のような構造となる。
【0011】(3)本発明にかかる半導体装置は、以下
のようにすることができる。
【0012】前記第2層導電層は、タングステンを含有
する。
【0013】本発明の第2層導電層はタングステンを含
有するので、第2層導電層をダマシンにより形成するこ
とができる。よって、本発明によれば、半導体装置の多
層配線化が容易となる。
【0014】(4)本発明にかかる半導体装置は、以下
のようにすることができる。
【0015】第1転送トランジスタおよび第2転送トラ
ンジスタと、第1方向に延びるパターンを有し、かつ、
前記第1層導電層の下層に位置し、かつ、前記第1およ
び第2負荷トランジスタが形成される、第1活性領域
と、第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第1
活性領域と同じ層に位置し、かつ、前記第1および第2
駆動トランジスタ、前記第1および第2転送トランジス
タが形成される、第2活性領域と、第2方向に延びるパ
ターンを有し、かつ、前記第1層導電層に位置し、か
つ、前記第2活性領域と平面的に見て交差して位置し、
かつ、前記第1転送トランジスタのゲート電極を含む、
第1ワード線と、第2方向に延びるパターンを有し、か
つ、前記第1層導電層に位置し、かつ、前記第2活性領
域と平面的に見て交差して位置し、かつ、前記第2転送
トランジスタのゲート電極を含む、第2ワード線と、を
備え、前記第1および第2ゲート-ゲート電極層は、第
2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第1ワード
線と前記第2ワード線との間に位置し、かつ、前記第1
および第2活性領域と平面的に見て交差して位置し、前
記第1および第2ドレイン-ドレイン接続層は、第2方
向に延びるパターンを有する。
【0016】本発明によれば、メモリセルサイズの小型
化を図ることができる。
【0017】(5)本発明にかかる半導体装置は、以下
のようにすることができる。
【0018】第1方向に延びるパターンを有し、かつ、
前記第2層導電層に位置し、かつ、前記第1および第2
負荷トランジスタのソースと接続する、電源線と、第2
方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第2層導電層
に位置し、かつ、前記第1および第2駆動トランジスタ
のソースと接続する、接地線用局所配線層と、前記第2
層導電層に位置し、かつ、前記第1転送トランジスタと
接続する、ビット線用コンタクトパッド層と、前記第2
層導電層に位置し、かつ、前記第2転送トランジスタと
接続する、/ビット線用コンタクトパッド層と、第2方
向に延びるパターンを有し、かつ、前記第3層導電層の
上層である第4層導電層に位置し、かつ、前記接地線用
局所配線層と接続する、接地線と、第2方向に延びるパ
ターンを有し、かつ、前記第4層導電層に位置する、主
ワード線と、第2方向に延びるパターンを有し、かつ、
前記第4層導電層に位置し、かつ、前記ビット線用コン
タクトパッド層と接続する、ビット線用局所配線層と、
第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第4層導
電層に位置し、かつ、前記/ビット線用コンタクトパッ
ド層と接続する、/ビット線用局所配線層と、第1方向
に延びるパターンを有し、かつ、前記4層導電層の上層
である第5層導電層に位置し、かつ、前記ビット線用局
所配線層と接続する、ビット線と、第1方向に延びるパ
ターンを有し、かつ、前記第5導電層に位置し、かつ、
前記/ビット線用局所配線層と接続する、/ビット線
と、を備える。
【0019】本発明によれば、電源線、接地線、主ワー
ド線、ビット線、および、/ビット線をバランスよく配
置することができる。接地線用局所配線層は、第1およ
び第2駆動トランジスタのソースと接地線との接続に用
いられる。ビット線用コンタクトパッド層およびビット
線用局所配線層は、ビット線と第1転送トランジスタと
の接続に用いられる。/ビット線用コンタクトパッド層
および/ビット線用局所配線層は、/ビット線と第2転
送トランジスタとの接続に用いられる。なお、電源線と
は、例えば、VDD配線である。接地線とは、例えば、V
SS配線である。また、主ワード線を設ける場合、上記の
ワード線は副ワード線となる。
【0020】(6)本発明にかかる半導体装置は、以下
のようにすることができる。
【0021】前記接地線と前記接地線用局所配線層との
接続に用いられ、かつ、前記第2層間絶縁層に埋め込ま
れている下層導電部に、前記第3層導電層と前記第4層
導電層との絶縁に用いられる第3層間絶縁層に埋め込ま
れている上層導電部が積まれた構造をしている、第3ス
タックドコンタクト導電部と、前記ビット線用局所配線
層と前記ビット線用コンタクトパッド層との接続に用い
られ、かつ、前記第2層間絶縁層に埋め込まれている下
層導電部に、前記第3層間絶縁層に埋め込まれている上
層導電部が積まれた構造をしている、第4スタックドコ
ンタクト導電部と、前記/ビット線用局所配線層と前記
/ビット線用コンタクトパッド層との接続に用いられ、
かつ、前記第2層間絶縁層に埋め込まれている下層導電
部に、前記第3層間絶縁層に埋め込まれている上層導電
部が積まれた構造をしている、第5スタックドコンタク
ト導電部と、を備える。
【0022】本発明は第3、第4、第5スタックドコン
タクト導電部を備えているので、第2、第3層間絶縁層
を貫通するスルーホール、つまり、2層分の層間絶縁層
を貫通するスルーホールを形成する必要がない。このた
め、メモリセルサイズの小型化が進んでも第2層導電層
と第4層導電層とを接続するのに用いられるスルーホー
ルのアスペクト比が大きくなり過ぎることはない。よっ
て、本発明によれば、メモリセルサイズの小型化を図る
ことができる。
【0023】(7)本発明にかかる半導体装置は、以下
のようにすることができる。
【0024】前記電源線、前記接地線用局所配線層、前
記ビット線用コンタクトパッド層、および、前記/ビッ
ト線用コンタクトパッド層は、タングステンを含有す
る。
【0025】(8)本発明にかかる半導体装置は、以下
のようにすることができる。
【0026】第1転送トランジスタおよび第2転送トラ
ンジスタと、第2方向に延びるパターンを有し、かつ、
前記第1層導電層の下層に位置し、かつ、前記第1およ
び第2負荷トランジスタが形成される、第1活性領域
と、第1および第2方向に延びるパターンを有し、か
つ、前記第1活性領域と同じ層に位置し、かつ、前記第
1および第2駆動トランジスタ、前記第1および第2転
送トランジスタが形成される、第2活性領域と、第2方
向に延びるパターンを有し、かつ、前記第1層導電層に
位置し、かつ、前記第2活性領域の第1方向に延びるパ
ターンと平面的に見て交差して位置し、かつ、前記第1
および第2転送トランジスタのゲート電極を含む、ワー
ド線と、を備え、前記第1および第2ゲート-ゲート電
極層は、第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記
第1および第2活性領域と平面的に見て交差して位置
し、前記第1および第2ドレイン-ドレイン接続層は、
第1方向に延びるパターンを有する。
【0027】本発明によれば、メモリセルサイズの小型
化を図ることができる。
【0028】(9)本発明にかかる半導体装置は、以下
のようにすることができる。
【0029】第2方向に延びるパターンを有し、かつ、
前記第2層導電層に位置し、かつ、前記第1および第2
負荷トランジスタのソースと接続する、電源線と、第1
方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第2層導電層
に位置し、かつ、前記第1および第2駆動トランジスタ
のソースと接続する、接地線用第1局所配線層と、前記
第2層導電層に位置し、かつ、前記第1転送トランジス
タと接続する、ビット線用第1コンタクトパッド層と、
前記第2層導電層に位置し、かつ、前記第2転送トラン
ジスタと接続する、/ビット線用第1コンタクトパッド
層と、第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第
3層導電層に位置する、主ワード線と、第1方向に延び
るパターンを有し、かつ、前記第3層導電層に位置し、
かつ、前記接地線用第1局所配線層と接続する、接地線
用第2局所配線層と、前記第3層導電層に位置し、かつ
前記ビット線用第1コンタクトパッド層と接続する、ビ
ット線用第2コンタクトパッド層と、前記第3層導電層
に位置し、かつ、前記/ビット線用第2コンタクトパッ
ド層と接続する、/ビット線用第2コンタクトパッド層
と、第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第3
層導電層の上層である第4導電層に位置し、かつ、前記
ビット線用第2コンタクトパッド層と接続する、ビット
線と、第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第
4層導電層に位置し、かつ、前記/ビット線用第2コン
タクトパッド層と接続する、/ビット線と、第1方向に
延びるパターンを有し、かつ、前記第4層導電層に位置
し、かつ、前記接地線用第2局所配線層と接続される、
接地線と、を備える。
【0030】本発明によれば、電源線、接地線、主ワー
ド線、ビット線、および、/ビット線をバランスよく配
置することができる。なお、接地線用第1、第2局所配
線層は、第1および第2駆動トランジスタのソースと接
地線との接続に用いられる。ビット線用第1、第2コン
タクトパッド層は、ビット線と第1転送トランジスタと
の接続に用いられる。/ビット線用第1、第2コンタク
トパッド層は、/ビット線と第2転送トランジスタとの
接続に用いられる。
【0031】(10)本発明にかかる半導体装置は、以
下のようにすることができる。
【0032】前記電源線、前記接地線用第1局所配線
層、前記ビット線用第1コンタクトパッド層および前記
/ビット線用第1コンタクトパッド層はタングステンを
含有する。
【0033】(11)本発明にかかる半導体装置は、以
下のようにすることができる。
【0034】前記第1および第2負荷トランジスタ、前
記第1および第2駆動トランジスタ、前記第1および第
2転送トランジスタを含むメモリセルのサイズが、2.
5μm2以下である。
【0035】(12)本発明にかかるメモリシステム
は、上記(1)〜(11)のいずれかに記載の前記半導
体装置を備える。
【0036】(13)本発明にかかる電子機器は、上記
(1)〜(11)のいずれかに記載の前記半導体装置を
備える。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
用いて説明する。本実施形態は本発明にかかる半導体装
置を、SRAMに適用したものである。本実施形態には
第1および第2実施形態がある。まず、第1実施形態、
第2実施形態の順に説明し、それから第1および第2実
施形態の効果を説明する。
【0038】[第1実施形態]まず、第1実施形態にか
かるSRAMの構造の概略を説明し、次に構造の詳細を
説明し、最後に製造方法を説明する。
【0039】{SRAMの構造の概略}図1は、第1実
施形態にかかるSRAMの等価回路図である。第1実施
形態にかかるSRAMは、6個のMOS電界効果トラン
ジスタにより、一つのメモリセルが構成されるタイプで
ある。つまり、nチャネル型の駆動トランジスタQ3
pチャネル型の負荷トランジスタQ5とで、一つのCM
OSインバータが構成されている。また、nチャネル型
の駆動トランジスタQ4とpチャネル型の負荷トランジ
スタQ6とで、一つのCMOSインバータが構成されて
いる。この二つのCMOSインバータをクロスカップル
することにより、フリップフロップが構成される。そし
て、このフリップフロップと、nチャネル型の転送トラ
ンジスタQ 1、Q2とにより、一つのメモリセルが構成さ
れる。
【0040】本実施形態にかかるSRAMのメモリセル
は、図2〜図7に示すように、フィールドの上方に5層
の導電層を有する構造をしている。以下、図1を参照し
ながら、図2〜図7について簡単に説明する。なお、こ
れらの図中の記号Rは、一つのメモリセルの形成領域を
示している。
【0041】図2は、フィールドを示す平面図であり、
Y方向にほぼ直線状に延びるパターンを有する活性領域
101、103を含む。図3は、第1層導電層を示す平
面図であり、X方向にほぼ直線状に延びるパターンを有
するゲート-ゲート電極層111a、111b、副ワー
ド線113a、113bを含む。ゲート-ゲート電極層
111aは、駆動トランジスタQ3および負荷トランジ
スタQ5のゲート電極を含み、ゲート-ゲート電極層11
1bは、駆動トランジスタQ4および負荷トランジスタ
6のゲート電極を含み、副ワード線113aは、転送
トランジスタQ1のゲート電極を含み、副ワード線11
3bは、転送トランジスタQ2のゲート電極を含む。図
4は、第2層導電層を示す平面図であり、X方向にほぼ
直線状に延びるパターンを有するドレイン-ドレイン接
続層121a、L字型のパターンを有するドレイン-ド
レイン接続層121b、Y方向にほぼ直線状に延びるパ
ターンを有するVDD配線123等を含む。図5は、第3
層導電層を示す平面図であり、L字型のパターンを有す
るドレイン-ゲート接続層131a、コの字型のパター
ンを有するドレイン-ゲート接続層131bを含む。図
6は、第4層導電層を示す平面図であり、X方向にほぼ
直線状に延びるパターンを有するビット線用局所配線層
141a、/ビット線用局所配線層141b、主ワード
線143、VSS配線145を含む。図7は、第5層導電
層を示す平面図であり、Y方向にほぼ直線状に延びるパ
ターンを有するビット線151a、/ビット線151b
を含む。
【0042】{SRAMの構造の詳細}第1実施形態に
かかるSRAMの構造の詳細を、下層から順に、図2〜
図15を用いて説明する。図8はフィールドおよび第1
層導電層を示す平面図であり、図9はフィールド、第1
層導電層および第2層導電層を示す平面図であり、図1
0は第2層導電層および第3層導電層を示す平面図であ
り、図11は第1層導電層および第3層導電層を示す平
面図であり、図12は第2層導電層および第4層導電層
を示す平面図であり、図13は第4層導電層および第5
層導電層を示す平面図であり、図14は図2〜図13の
A1−A2線に沿った断面図であり、図15は図2〜図
13のB1−B2線に沿った断面図である。
【0043】(フィールド、第1層導電層)まず、フィ
ールドについて説明する。図2に示すように、フィール
ドは、活性領域101、103および素子分離領域10
9を有する。活性領域101、103は、シリコン基板
の表面に形成されている。
【0044】活性領域101は、Y方向にほぼ直線状に
延びるパターンを有する。活性領域101は、メモリセ
ルの形成領域Rに対して図2中の上下に位置する他のメ
モリセルの形成領域に延びている。活性領域101は、
駆動トランジスタQ3、Q4が形成される領域101aと
転送トランジスタQ1、Q2が形成される領域101bと
を含む。領域101aの幅は、例えば、0.22〜0.
33μmであり、領域101bの幅は、例えば、0.1
6〜0.20μmである。
【0045】活性領域103は、Y方向にほぼ直線状に
延びるパターンを有し、活性領域101と間隔を設けて
形成されている。活性領域103の両端は、メモリセル
の形成領域R内で延びが止まっている。活性領域103
には、負荷トランジスタQ5、Q6が形成される。活性領
域103の幅は、例えば、0.16〜0.20μmであ
る。
【0046】活性領域101と活性領域103とは、素
子分離領域109(深さ、例えば、0.35〜0.45
μm)により、互いに分離されている。素子分離領域1
09としては、例えば、STI(shallow trench isola
tion)がある。なお、メモリセルの形成領域RのX方向
の長さは、例えば、1.0〜1.4μmであり、Y方向
の長さは、例えば、1.6〜2.0μmである。
【0047】図2に示すフィールドのA1−A2断面、
B1−B2断面は、それぞれ、図14、図15に示すと
おりである。これらの断面には、シリコン基板中に形成
されたpウェル102、nウェル104等が表れてい
る。
【0048】次に、フィールドの上層に位置する第1層
導電層について、図3、図8を用いて説明する。一組の
ゲート-ゲート電極層111a、111bが、互いに平
行に、一つのメモリセルの形成領域Rに配置されてい
る。ゲート-ゲート電極層111a、111bは、活性
領域101、103と平面的に見て交差している。ゲー
ト-ゲート電極層111aは、駆動トランジスタQ3およ
び負荷トランジスタQ5のゲート電極を構成し、さら
に、これらのゲート電極同士を接続している。ゲート-
ゲート電極層111bは、駆動トランジスタQ4および
負荷トランジスタQ6のゲート電極を構成し、さらに、
これらのゲート電極同士を接続している。駆動トランジ
スタQ3、Q4のゲート長は、例えば、0.12〜0.1
5μmである。負荷トランジスタQ5、Q6のゲート長
は、例えば、0.14〜0.17μmである。
【0049】副ワード線113a、113bは、活性領
域103と平面的に見て離れて位置し、かつ、活性領域
101と平面的に見て交差して位置する。副ワード線1
13aと副ワード線113bとの間にゲート-ゲート電
極層111a、111bが位置している。副ワード線1
13aは、転送トランジスタQ1のゲート電極となり、
副ワード線113bは、転送トランジスタQ2のゲート
電極となる。転送トランジスタQ1、Q2のゲート長は、
例えば、0.14〜0.17μmである。
【0050】ゲート-ゲート電極層111a、111b
および副ワード線113a、113bは、例えば、ポリ
シリコン層上にシリサイド層を形成した構造を有する。
【0051】図3、図8に示す第1層導電層のA1−A
2断面、B1−B2断面は、それぞれ、図14、図15
に示すとおりである。これらの断面には、副ワード線1
13aやゲート-ゲート電極層111aが表れている。
【0052】次に、活性領域101に形成される、n+
型不純物領域105a、105b、105c、105
d、105eについて、図8を用いて説明する。平面的
に見て副ワード線113aを挟むように、n+型不純物
領域105aとn+型不純物領域105bとが位置し、
ゲート-ゲート電極層111aを挟むように、n+型不純
物領域105bとn+型不純物領域105cとが位置
し、ゲート-ゲート電極層111bを挟むように、n+
不純物領域105cとn+型不純物領域105dとが位
置し、副ワード線113bを挟むように、n+型不純物
領域105dとn+型不純物領域105eとが位置して
いる。
【0053】n+型不純物領域105aは、転送トラン
ジスタQ1のソースまたはドレインとなる。n+型不純物
領域105bは、転送トランジスタQ1のソースまたは
ドレイン、駆動トランジスタQ3のドレインとなる。n+
型不純物領域105cは、駆動トランジスタQ3、Q4
共通のソースとなる。n+型不純物領域105dは、駆
動トランジスタQ4のドレイン、転送トランジスタQ2
ソースまたはドレインとなる。n+型不純物領域105
eは、転送トランジスタQ2のソースまたはドレインと
なる。
【0054】次に、活性領域103に形成される、p+
型不純物領域107a、107b、107cについて、
図8を用いて説明する。平面的に見てゲート-ゲート電
極層111aを挟むように、p+型不純物領域107a
とp+型不純物領域107bとが位置し、ゲート-ゲート
電極層111bを挟むように、p+型不純物領域107
bとp+型不純物領域107cとが位置している。p+
不純物領域107aは、負荷トランジスタQ5のドレイ
ンとなり、p+型不純物領域107cは、負荷トランジ
スタQ6のドレインとなり、p+型不純物領域107b
は、負荷トランジスタQ5、Q6の共通のソースとなる。
図14に示すように、この断面には、n+型不純物領域
105a、105b、p+型不純物領域107aが表れ
ている。
【0055】図14および図15に示すように、フィー
ルドおよび第1層導電層を覆うように、例えば、シリコ
ン酸化層のような層間絶縁層201が形成されている。
層間絶縁層201は、化学的機械研磨(Chemical Mec
hanical Polishing、以下、CMPという)により平坦
化の処理がなされている。
【0056】(第2層導電層)第2層導電層について、
図4、図9を用いて説明する。第2層導電層は、第1層
導電層の上層に位置する。第2層導電層は、ドレイン-
ドレイン接続層121a、121b、VDD配線123、
ビット線コンタクトパッド層125a、/ビット線コン
タクトパッド層125b、接地線用局所配線層127を
含む。第2層導電層は、第2層導電層とフィールドとを
接続する導電部であるコンタクト導電部203(以下、
フィールド・第2層-コンタクト導電部203という)
を介して、フィールドのn+型不純物領域やp+型不純物
領域と接続される。
【0057】ドレイン-ドレイン接続層121aとドレ
イン-ドレイン接続層121bと間に、平面的に見て、
ゲート-ゲート電極層111a、111bが位置するよ
うに、ドレイン-ドレイン接続層121a、121bが
位置している。ドレイン-ドレイン接続層121aは、
+型不純物領域105b(ドレイン)およびp+型不純
物領域107a(ドレイン)の上方に位置している。ド
レイン-ドレイン接続層121aの端部121a1は、
フィールド・第2層-コンタクト導電部203を介し
て、n+型不純物領域105b(ドレイン)と接続さ
れ、ドレイン-ドレイン接続層121aの端部121a
2は、フィールド・第2層-コンタクト導電部203を
介して、p+型不純物領域107a(ドレイン)と接続
されている。ドレイン-ドレイン接続層121bは、n+
型不純物領域105d(ドレイン)およびp +型不純物
領域107c(ドレイン)の上方に位置している。ドレ
イン-ドレイン接続層121bの端部121b1は、フ
ィールド・第2層-コンタクト導電部203を介して、
+型不純物領域105d(ドレイン)と接続され、ド
レイン-ドレイン接続層121bのL字型の角部121
b3は、フィールド・第2層-コンタクト導電部203
を介して、p+型不純物領域107c(ドレイン)と接
続されている。ドレイン-ドレイン接続層121a、1
21bの幅は、例えば、0.16〜0.20μmであ
る。
【0058】VDD配線123の幅は、例えば、0.16
〜0.20μmである。VDD配線123の凸部123a
は、X方向に延び、かつ、p+型不純物領域107b
(ソース)の上方に位置している。凸部123aは、フ
ィールド・第2層-コンタクト導電部203を介して、
+型不純物領域107bと接続されている。
【0059】接地線用局所配線層127は、n+型不純
物領域105c(ソース)の上方に位置している。接地
線用局所配線層127は、フィールド・第2層-コンタ
クト導電部203を介して、n+型不純物領域105c
と接続されている。接地線用局所配線層127は、VSS
配線145(図6)と、駆動トランジスタQ3、Q4のソ
ースとなるn+型不純物領域105cとを接続するため
の配線層として機能する。接地線用局所配線層127
は、形成領域Rのメモリセル、および、形成領域Rに対
して、図9中の右隣に位置するメモリセルにおいて共用
される。
【0060】ビット線用コンタクトパッド層125a
は、n+型不純物領域105aの上方に位置している。
ビット線用コンタクトパッド層125aは、フィールド
・第2層-コンタクト導電部203を介して、n+型不純
物領域105aと接続されている。ビット線用コンタク
トパッド層125aは、ビット線151a(図7)と、
転送トランジスタQ1のソースおよびドレインとなるn+
型不純物領域105aとを接続するためのパッド層とし
て機能する。ビット線用コンタクトパッド層125a
は、形成領域Rのメモリセル、および、形成領域Rに対
して、図9中の上に位置するメモリセルにおいて共用さ
れる。
【0061】/ビット線用コンタクトパッド層125b
は、n+型不純物領域105eの上方に位置している。
/ビット線用コンタクトパッド層125bは、フィール
ド・第2層-コンタクト導電部203を介して、n+型不
純物領域105eと接続されている。/ビット線用コン
タクトパッド層125bは、/ビット線151b(図
7)と、転送トランジスタQ2のソースおよびドレイン
となるn+型不純物領域105eとを接続するためのパ
ッド層として機能する。/ビット線用コンタクトパッド
層125bは、形成領域Rのメモリセル、および、形成
領域Rに対して、図9中の下に位置するメモリセルにお
いて共用される。
【0062】次に、第2層導電層の断面構造について、
図14を用いて説明する。第2層導電層は、例えば、シ
リコン酸化層のような絶縁層129に埋め込まれた構造
をしている。第2層導電層はダマシンにより形成されて
いる。第2層導電層は、例えば、高融点金属の窒化物層
122上に、タングステンを含有するタングステン含有
層124(厚さ例えば、100〜200nm)を形成し
た構造を有する。高融点金属の窒化物層122は、下敷
きとなり、例えば、チタンナイトライド層がある。タン
グステン含有層124は、タングステンを主とする層で
あってもよいし、さらに他の金属を含む層でもよい。な
お、第2層導電層の構成は、タングステン含有層124
のみでもよい。
【0063】次に、フィールド・第2層-コンタクト導
電部203の断面構造について、図14を用いて説明す
る。層間絶縁層201には、フィールドにあるn+型不
純物領域やp+型不純物領域を露出する複数のスルーホ
ール205が形成されている。これらのスルーホール2
05に、フィールド・第2層-コンタクト導電部203
が埋め込まれている。フィールド・第2層-コンタクト
導電部203は、スルーホール205に埋め込まれたプ
ラグ207と、スルーホール205の底面上および側面
上に位置するバリア層209とを含む。バリア層209
は、高融点金属からなる金属層と、その金属層の上に形
成された高融点金属の窒化物層とからなることが好まし
い。高融点金属からなる金属層の材料としては、たとえ
ばチタンが挙げられる。高融点金属の窒化物層の材料と
しては、例えば、チタンナイトライドが挙げられる。ス
ルーホール205の上端部の径は、例えば、0.18〜
0.22μmであり、下端部の径は、例えば、0.14
〜0.18μmである。
【0064】次に、ゲート-ゲート電極層111a、1
11bとドレイン-ゲート接続層131a、131bと
の接続に用いられるコンタクト導電部223(以下、第
1層・第3層-スタックドコンタクト導電部223とい
う)について、図15を用いて説明する。図15には、
ゲート-ゲート電極層111aとドレイン-ゲート接続層
131bとを接続する第1層・第3層-スタックドコン
タクト導電部223が表れている。第1層・第3層-ス
タックドコンタクト導電部223は、下層導電部204
に上層導電部214が積まれた構造をしている。下層導
電部204は、層間絶縁層201に埋め込まれている。
下層導電部204は、フィールド・第2層-コンタクト
導電部203と同一工程で形成されたものであり、スル
ーホール206に埋め込まれたプラグ207、プラグ層
209を含む。なお、上層導電部214については、
(第3層導電層)の欄で説明する。
【0065】図14、図15に示すように、第2層導電
層を覆うように、例えば、シリコン酸化層のような層間
絶縁層211が形成されている。層間絶縁層211は、
CMPにより平坦化の処理がなされている。
【0066】(第3層導電層)第3層導電層について、
図5、図10、図11を用いて説明する。第3層導電層
は、第2層導電層の上層に位置する。第3層導電層は、
ドレイン-ゲート接続層131a、131bを含む。ド
レイン-ゲート接続層131a、131bの幅は、例え
ば、0.16〜0.20μmである。
【0067】ドレイン-ゲート接続層131aは、L字
型のパターンを有し、その端部131a1がドレイン-
ドレイン接続層121aの端部121a1の上方に位置
している(図10)。ドレイン-ゲート接続層131a
の端部131a1は、第3層導電層と第2層導電層とを
接続する導電部であるコンタクト導電部213(以下、
第2層・第3層-コンタクト導電部213という)を介
して、ドレイン-ドレイン接続層121aの端部121
a1と接続されている(図10)。ドレイン-ゲート接
続層131aの端部131a2がゲート-ゲート電極層
111bの中央部の上方に位置している(図11)。ド
レイン-ゲート接続層131aの端部131a2は、第
1層・第3層-スタックドコンタクト導電部223を介
して、ゲート-ゲート電極層111bの中央部と接続さ
れている(図11)。
【0068】ドレイン-ゲート接続層131bは、コの
字型をし、その端部131b1がドレイン-ドレイン接
続層121bの端部121b2の上方に位置している
(図10)。ドレイン-ゲート接続層131bの端部1
31b1は、第2層・第3層-コンタクト導電部213
を介して、ドレイン-ドレイン接続層121bの端部1
21b2と接続されている(図10)。ドレイン-ゲー
ト接続層131bの端部131b2がゲート-ゲート電
極層111aの中央部の上方に位置している(図1
1)。ドレイン-ゲート接続層131bの端部131b
2は、第1層・第3層-スタックドコンタクト導電部2
23を介して、ゲート-ゲート電極層111aの中央部
と接続されている(図11)。
【0069】次に、第3層導電層の断面構造について、
図14、図15を用いて説明する。第3層導電層は、例
えば、シリコン酸化層のような絶縁層229に埋め込ま
れた構造をしている。第3層導電層はダマシンにより形
成されている。第3層導電層は、例えば、高融点金属の
窒化物層132上に、タングステンを含有するタングス
テン含有層134(厚さ例えば、100〜200nm)
を形成した構造を有する。高融点金属の窒化物層132
は、下敷きとなり、例えば、チタンナイトライド層があ
る。タングステン含有層134は、タングステンを主と
する層であってもよいし、さらに他の金属を含む層でも
よい。なお、第3層導電層の構成は、タングステン含有
層134のみでもよい。
【0070】次に、第2層・第3層-コンタクト導電部
213の断面構造について、図14を用いて説明する。
層間絶縁層211を貫通するスルーホール215には、
第2層・第3層-コンタクト導電部213が埋め込まれ
ている。第2層・第3層-コンタクト導電部213は、
フィールド・第2層-コンタクト導電部203で述べた
構造と同様の構造をとることができる。
【0071】次に、第1層・第3層-スタックドコンタ
クト導電部223の上層導電部214について、図15
を用いて説明する。図15には、ゲート-ゲート電極層
111aとドレイン-ゲート接続層131bとを接続す
る第1層・第3層-スタックドコンタクト導電部223
が表れている。上層導電部214は、層間絶縁層211
および絶縁層129に埋め込まれており、下層導電部2
04およびドレイン-ゲート接続層131bと接続され
ている。上層導電部214は、第2層・第3層-コンタ
クト導電部213と同一工程で形成されたものであり、
スルーホール216に埋め込まれたプラグ217、プラ
グ層219を含む。
【0072】図14、図15に示すように、第3層導電
層を覆うように、例えば、シリコン酸化層のような層間
絶縁層221が形成されている。層間絶縁層221は、
CMPにより平坦化の処理がなされている。
【0073】(第4層導電層)第4層導電層について、
図6、図12を用いて説明する。第4層導電層は、第3
層導電層の上層に位置する。第4層導電層は、X方向に
ほぼ直線状に延びるパターンを有するビット線用局所配
線層141a、/ビット線用局所配線層141b、主ワ
ード線143、VSS配線145を含む。ビット線用局所
配線層141aと、/ビット線用局所配線層141bと
の間に、主ワード線143、VSS配線145が位置して
いる。
【0074】VSS配線145は、接地線用局所配線層1
27の上方に位置し、第4層導電層と第2層導電層とを
接続するコンタクト導電部233(以下、第2層・第4
層-コンタクト導電部233という)を介して、接地線
用局所配線層127と接続されている。VSS配線145
の幅は、例えば、0.4〜1.0μmである。
【0075】主ワード線143は、ドレイン-ドレイン
接続層121aの上方に位置する。主ワード線143に
よって、副ワード線113a、113b(図8)が活性
化および非活性化される。主ワード線143の幅は、例
えば、0.18〜0.24μmである。なお、本実施形
態では、ワード線を副ワード線と主ワード線からなる構
造としているが、主ワード線を設けない構造でもよい。
【0076】ビット線用局所配線層141aは、ビット
線151a(図7)と、転送トランジスタQ1のソース
およびドレインとなるn+型不純物領域105a(図
8)とを接続するための配線層として機能する。ビット
線用局所配線層141aの端部141a1は、第2層・
第4層-コンタクト導電部233を介して、ビット線用
コンタクトパッド層125aと接続されている。ビット
線用局所配線層141aは、形成領域Rのメモリセル、
および、形成領域Rに対して、図12中の上に位置する
メモリセルにおいて共用される。ビット線用局所配線層
141aの幅は、例えば、0.2〜0.4μmである。
【0077】/ビット線用局所配線層141bは、/ビ
ット線151b(図7)と、転送トランジスタQ2のソ
ースおよびドレインとなるn+型不純物領域105e
(図8)とを接続するための配線層として機能する。/
ビット線用局所配線層141bの端部141b1は、第
2層・第4層-コンタクト導電部233を介して、/ビ
ット線用コンタクトパッド層125bと接続されてい
る。/ビット線用局所配線層141bは、形成領域Rの
メモリセル、および、形成領域Rに対して、図12中の
下に位置するメモリセルにおいて共用される。/ビット
線用局所配線層141bの幅は、例えば、0.2〜0.
4μmである。
【0078】次に、第4層導電層の断面構造について、
図14を用いて説明する。第4層導電層は、例えば、下
から順に、高融点金属の窒化物層142、金属層14
4、高融点金属の窒化物層146が積層された構造を有
する。各層の具体例は、次のとおりである。高融点金属
の窒化物層142としては、例えば、チタンナイトライ
ド層がある。金属層144としては、例えば、アルミニ
ウム層、銅層または、これらの合金層がある。高融点金
属の窒化物層146としては、例えば、チタンナイトラ
イド層がある。また、第4層導電層は、次のいずれかの
態様であってもよい。1)高融点金属の窒化物層のみか
ら構成される態様。2)金属層のみから構成される態
様。
【0079】第4層導電層上には、シリコン酸化層から
なるハードマスク層149が形成されている。ハードマ
スク層149をマスクとして、第4層導電層のパターン
ニングがなされる。これは、メモリセルの小型化によ
り、レジストのみをマスクとして、第4層導電層のパタ
ーンニングをするのが困難だからである。
【0080】次に、第2層・第4層-コンタクト導電部
233の断面構造について、図14を用いて説明する。
第2層・第4層-コンタクト導電部233は、層間絶縁
層211、221を貫通するスルーホール235に埋め
込まれている。この断面において、第2層・第4層-コ
ンタクト導電部233は、ビット線用コンタクトパッド
層125aとビット線用局所配線層141aとを接続し
ている。第2層・第4層-コンタクト導電部233は、
フィールド・第2層-コンタクト導電部203で述べた
構造と同様の構造をとることができる。
【0081】図14、図15に示すように、第4層導電
層を覆うように、例えば、シリコン酸化層のような層間
絶縁層231が形成されている。層間絶縁層231は、
CMPにより平坦化の処理がなされている。
【0082】(第5層導電層)第5層導電層について、
図7、図13を用いて説明する。第5層導電層は、第4
層導電層の上層に位置する。第5層導電層は、Y方向に
ほぼ直線状に延びるパターンを有するビット線151
a、/ビット線151bを含む。/ビット線151bに
は、ビット線151aに流れる信号と相補の信号が流れ
る。ビット線151a、/ビット線151bの幅は、例
えば、0.20〜0.26μmである。
【0083】ビット線151aは、第5層導電層と第4
層導電層とを接続する導電部であるコンタクト導電部2
43(以下、第4層・第5層-コンタクト導電部243
という)を介して、ビット線用局所配線層141aの端
部141a1と接続される。/ビット線151bは、第
4層・第5層-コンタクト導電部243を介して、/ビ
ット線用局所配線層141bの端部141b2と接続さ
れている。
【0084】次に、第5層導電層の断面構造について、
図14、図15を用いて説明する。第5層導電層は、例
えば、下から順に、高融点金属の窒化物層152、金属
層154、高融点金属の窒化物層156が積層された構
造を有する。各層の具体例は、次のとおりである。高融
点金属の窒化物層152としては、例えば、チタンナイ
トライド層がある。金属層154としては、例えば、ア
ルミニウム層、銅層または、これらの合金層がある。高
融点金属の窒化物層156としては、例えば、チタンナ
イトライド層がある。また、第5層導電層は、次のいず
れかの態様であってもよい。1)高融点金属の窒化物層
のみから構成される態様。2)金属層のみから構成され
る態様。
【0085】第5層導電層上には、シリコン酸化層から
なるハードマスク層159が形成されている。ハードマ
スク層159の形成理由は、ハードマスク層149と同
じである。
【0086】次に、第4層・第5層-コンタクト導電部
243の断面構造について、図14を用いて説明する。
第4層・第5層-コンタクト導電部243は、層間絶縁
層231を貫通するスルーホール245に埋め込まれて
いる。この断面において、第4層・第5層-コンタクト
導電部243は、ビット線151aとビット線用局所配
線層141aとを接続している。第4層・第5層-コン
タクト導電部243は、フィールド・第2層-コンタク
ト導電部203で述べた構造と同様の構造をとることが
できる。
【0087】以上が第1実施形態にかかるSRAMの構
造の詳細である。
【0088】{SRAMの製造方法}第1実施形態にか
かるSRAMの製造方法について、図16〜図22を用
いて説明する。各図の(A)は、図14に示す断面と対
応し、(B)は、図15に示す断面と対応している。
【0089】(第1層導電層形成まで)図16に示すよ
うに、シリコン基板に例えば、STIを用いて、素子分
離領域109を形成する。シリコン基板に例えば、イオ
ン注入により、イオンを選択的に注入することにより、
pウェル102、nウェル104を形成する。次に、図
3に示すゲート-ゲート電極層111a、111b、副
ワード線113a、113bを含む第1層導電層を公知
の方法を用いて形成する。
【0090】(第2層導電層形成まで)図16に示すよ
うに、第1層導電層を覆うように、層間絶縁層201を
形成し、公知の方法を用いて、層間絶縁層201に埋め
込まれた、図9に示すフィールド・第2層-コンタクト
導電部203、第1層・第3層-スタックドコンタクト
導電部223の下層導電部204を形成する。
【0091】図17に示すように、層間絶縁層201の
上に、例えば、CVDを用いてシリコン酸化膜を含む絶
縁層129を形成する。絶縁層129の厚みは、第2層
導電層の厚みを等しい。絶縁層129上にレジスト12
0を形成し、フォトリソグラフィとエッチングにより、
第2層導電層の形成領域にある絶縁層129を除去す
る。
【0092】図18に示すように、例えば、チタンナイ
トライドからなる高融点金属の窒化物層122、タング
ステンからなるタングステン含有層124を、スパッタ
リングを用いて絶縁層129を覆うように形成する。こ
れにより、絶縁層129が除去された領域に、高融点金
属の窒化物層122、タングステン含有層124が埋め
込まれる。
【0093】図19に示すように、タングステン含有層
124、高融点金属の窒化物層122を例えば、CMP
することにより、図4に示すドレイン-ドレイン接続層
121a、121b、VDD配線123等を含む第2層導
電層を形成する。以上のように、第2層導電層は、ダマ
シンにより形成される。
【0094】(第3層導電層形成まで)図20に示すよ
うに、第2層導電層を覆うように、層間絶縁層211を
形成する。公知の方法を用いて、層間絶縁層211に埋
め込まれた、図10に示す第2層・第3層-コンタクト
導電部213、および、層間絶縁層211、絶縁層12
9に埋め込まれた第1層・第3層-スタックドコンタク
ト導電部223の上層導電部214を形成する。以上に
より、第1層・第3層-スタックドコンタクト導電部2
23が形成される。
【0095】図21に示すように、層間絶縁層211の
上に、例えば、CVDを用いてシリコン酸化膜を含む絶
縁層229を形成する。絶縁層229の厚みは、第3層
導電層の厚みと等しい。絶縁層229上にレジストを形
成し、フォトリソグラフィとエッチングにより、第3層
導電層の形成領域にある絶縁層229を除去する。
【0096】次に、例えば、チタンナイトライドからな
る高融点金属の窒化物層132と、タングステンからな
るタングステン含有層134とを、スパッタリングを用
いて絶縁層229を覆うように形成する。これにより、
絶縁層229が除去された領域に、高融点金属の窒化物
層132、タングステン含有層134が埋め込まれる。
【0097】次に、タングステン含有層134、高融点
金属の窒化物層132を例えば、CMPすることによ
り、図5に示すドレイン-ゲート131a、131bで
ある第3層導電層を形成する。
【0098】(第5層導電層形成まで)図22に示すよ
うに、第3層導電層を覆う層間絶縁層221を形成す
る。そして、公知の方法を用いて、層間絶縁層211、
221に埋め込まれた、図12に示す第2層・第4層-
コンタクト導電部233を形成する。そして、公知の方
法を用いて、第4層、第5層導電層を形成することによ
り、図14、図15に示す構造が完成する。
【0099】{第1実施形態の変形例}第2層導電層と
第4層導電層を接続するのに、図14に示す第2層・第
4層-コンタクト導電部233のかわりに、第2層・第
4層-スタックドコンタクト導電部を用いることもでき
る。
【0100】図23は、変形例にかかる第2層導電層お
よび第4層導電層を示す平面図である。第2層・第4層
-スタックドコンタクト導電部253により、VSS配線
145と接地線用局所配線層127が接続され、ビット
線用局所配線層141aとビット線用コンタクトパッド
層125aが接続され、/ビット線用局所配線層141
bと/ビット線用コンタクトパッド層125bが接続さ
れている。
【0101】図24は、第2層・第4層-スタックドコ
ンタクト導電部253を示す断面図であり、図14と対
応している。第2層・第4層-スタックドコンタクト導
電部253は、下層導電部255に上層導電部257が
積まれた構造をしている。下層導電部255は、層間絶
縁層211に埋め込まれている。下層導電部255は、
第2層・第3層-コンタクト導電部213と同じ層構造
をし、同一工程で形成される。上層導電部257は、層
間絶縁層221に埋め込まれている。上層導電部257
は、第2層・第3層-コンタクト導電部213と同じ層
構造をしている。
【0102】[第2実施形態]まず、第2実施形態にか
かるSRAMの構造の概略を説明し、次に構造の詳細を
説明する。
【0103】{SRAMの構造の概略}図25は、第2
実施形態にかかるSRAMの等価回路図である。第2実
施形態のSRAMは、第1実施形態と同様に、6個のM
OS電界効果トランジスタにより、一つのメモリセルが
構成されるタイプである。
【0104】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセ
ルは、図26〜図30に示すように、フィールドの上方
に4層の導電層を有する構造をしている。第1実施形態
にかかるSRAMのメモリセルは、フィールドの上方に
5層の導電層を有する構造をしている。以下、図25を
参照しながら、図26〜図30について簡単に説明す
る。なお、これらの図中の記号Rは、一つのメモリセル
の形成領域を示している。
【0105】図26は、フィールドを示す平面図であ
り、活性領域301、303、306を含む。図27
は、第1層導電層を示す平面図であり、Y方向にほぼ直
線状に延びるパターンを有するゲート-ゲート電極層3
11a、311b、X方向にほぼ直線状に延びるパター
ンを有する副ワード線313を含む。ゲート-ゲート電
極層311aは、駆動トランジスタQ3および負荷トラ
ンジスタQ5のゲート電極を含み、ゲート-ゲート電極層
311bは、駆動トランジスタQ4および負荷トランジ
スタQ6のゲート電極を含み、副ワード線313は、転
送トランジスタQ1、Q 2のゲート電極を含む。図28
は、第2層導電層を示す平面図であり、L字型のパター
ンを有するドレイン-ドレイン接続層321a、321
b、X方向にほぼ直線状に延びるパターンを有するVDD
配線323等を含む。図29は、第3層導電層を示す平
面図であり、ドレイン-ゲート接続層331a、331
b、主ワード線333を含む。図30は、第4層導電層
を示す平面図であり、Y方向にほぼ直線状に延びるパタ
ーンを有するビット線347a、/ビット線347b、
SS配線345を含む。
【0106】{SRAMの構造の詳細}第2実施形態に
かかるSRAMの構造の詳細を、下層から順に、図26
〜図37を用いて説明する。図31はフィールドおよび
第1層導電層を示す平面図であり、図32はフィール
ド、第1層導電層および第2層導電層を示す平面図であ
り、図33は第2層導電層および第3層導電層を示す平
面図であり、図34は第1層導電層および第3層導電層
を示す平面図であり、図35は第3層導電層および第4
層導電層を示す平面図であり、図36は図26〜図35
のA1−A2線に沿った断面図であり、図37は図26
〜図35のB1−B2線に沿った断面図である。
【0107】(フィールド、第1層導電層)まず、フィ
ールドについて説明する。図26に示すように、フィー
ルドは、活性領域301、303、306および素子分
離領域309を有する。活性領域301、303、30
6は、シリコン基板の表面に形成されている。
【0108】活性領域301は、X方向にほぼ直線状に
延びるパターンを有する領域301a、および、Y方向
にほぼ直線状に延びるパターンを有する領域301bを
含む。転送トランジスタQ1、Q2は、領域301bに形
成される。駆動トランジスタQ3、Q4は、領域301b
の一部から領域301aにわたって形成される。
【0109】活性領域303は、X方向にほぼ直線状に
延びるパターンを有する領域303a、および、Y方向
にほぼ直線状に延びるパターンを有する領域303bを
含む。領域303aには、負荷トランジスタQ5、Q6
形成される。
【0110】活性領域306には、pウェルコンタクト
領域が形成される。活性領域306は、形成領域Rのメ
モリセル、および、形成領域Rに対して、図26中の下
に位置するメモリセルにおいて共用される。
【0111】活性領域301、303、306は、素子
分離領域309により、互いに分離されている。素子分
離領域309は、第1実施形態の素子分離領109と同
様である。
【0112】図26に示すフィールドのA1−A2断
面、B1−B2断面は、それぞれ、図36、図37に示
すとおりである。これらの断面には、シリコン基板中に
形成されたpウェル302、nウェル304等が表れて
いる。
【0113】次に、フィールドの上層に位置する第1層
導電層について、図27、図31を用いて説明する。一
組のゲート-ゲート電極層311a、311bが、互い
に平行に、一つのメモリセルの形成領域Rに配置されて
いる。ゲート-ゲート電極層311a、311bは、活
性領域301、303と平面的に見て交差している。ゲ
ート-ゲート電極層311aは、駆動トランジスタQ3
よび負荷トランジスタQ5のゲート電極を構成し、さら
に、これらのゲート電極同士を接続している。ゲート-
ゲート電極層311bは、駆動トランジスタQ4および
負荷トランジスタQ6のゲート電極を構成し、さらに、
これらのゲート電極同士を接続している。駆動トランジ
スタQ3、Q4、負荷トランジスタQ5、Q6のゲート長
は、それぞれ、第1実施形態の駆動トランジスタQ3
4、負荷トランジスタQ5、Q6のゲート長と同じであ
る。
【0114】副ワード線313は、活性領域301と平
面的に見て交差して位置する。副ワード線313は、転
送トランジスタQ1、Q2のゲート電極となる。転送トラ
ンジスタQ1、Q2のゲート長は、第1実施形態の転送ト
ランジスタQ1、Q2のゲート長と同じである。
【0115】ゲート-ゲート電極層311a、311b
および副ワード線313は、例えば、ポリシリコン層上
にシリサイド層を形成した構造を有する。
【0116】図27、図31に示す第1層導電層のA1
−A2断面、B1−B2断面は、それぞれ、図36、図
37に示すとおりである。これらの断面には、副ワード
線313やゲート-ゲート電極層311bが表れてい
る。
【0117】次に、活性領域301に形成される、n+
型不純物領域305a、305b、305c、305
d、305eについて、図31を用いて説明する。平面
的に見て、副ワード線313を挟むようにn+型不純物
領域305aとn+型不純物領域305bとが位置し、
ゲート-ゲート電極層311aを挟むように、n+型不純
物領域305bとn+型不純物領域305cとが位置
し、ゲート-ゲート電極層311bを挟むように、n+
不純物領域305cとn+型不純物領域305dとが位
置し、副ワード線313を挟むように、n+型不純物領
域305dとn+型不純物領域305eとが位置してい
る。
【0118】n+型不純物領域305aは、転送トラン
ジスタQ1のソースまたはドレインとなる。n+型不純物
領域305bは、転送トランジスタQ1のソースまたは
ドレイン、駆動トランジスタQ3のドレインとなる。n+
型不純物領域305cは、駆動トランジスタQ3、Q4
共通のソースとなる。n+型不純物領域305dは、駆
動トランジスタQ4のドレイン、転送トランジスタQ2
ソースまたはドレインとなる。n+型不純物領域305
eは、転送トランジスタQ2のソースまたはドレインと
なる。
【0119】次に、活性領域303に形成される、p+
型不純物領域307a、307b、307c、307d
について、図31を用いて説明する。平面的に見てゲー
ト-ゲート電極層311aを挟むように、p+型不純物領
域307aとp+型不純物領域307bとが位置し、ゲ
ート-ゲート電極層311bを挟むように、p+型不純物
領域307bとp+型不純物領域307cとが位置して
いる。p+型不純物領域307aは、負荷トランジスタ
5のドレインとなり、p+型不純物領域307cは、負
荷トランジスタQ6のドレインとなり、p+型不純物領域
307bは、負荷トランジスタQ5、Q6の共通のソース
となる。p+型不純物領域307dはY方向に延びたパ
ターンを有し、p+型不純物領域307bと接続されて
いる。
【0120】図31に示すように、活性領域306に
は、pウェルコンタクト領域となるp +型不純物領域3
08が形成されている。
【0121】図36に示すように、この断面には、n+
型不純物領域305d、305e、p+型不純物領域3
07cが表れている。
【0122】図36および図37に示すように、フィー
ルドおよび第1層導電層を覆うように、例えば、シリコ
ン酸化層のような層間絶縁層401が形成されている。
層間絶縁層401は、CMPにより平坦化の処理がなさ
れている。
【0123】(第2層導電層)第2層導電層について、
図28、図32を用いて説明する。第2層導電層は、第
1層導電層の上層に位置する。第2層導電層は、ドレイ
ン-ドレイン接続層321a、321b、VDD配線32
3、ビット線コンタクトパッド層325a、/ビット線
コンタクトパッド層325b、接地線用局所配線層32
7を含む。第2層導電層は、第2層導電層とフィールド
とを接続する導電部であるコンタクト導電部403(以
下、フィールド・第2層-コンタクト導電部403とい
う)を介して、フィールドのn+型不純物領域やp+型不
純物領域と接続される。
【0124】ドレイン-ドレイン接続層321aとドレ
イン-ドレイン接続層321bと間に、平面的に見て、
ゲート-ゲート電極層311a、311bが位置するよ
うに、ドレイン-ドレイン接続層321a、321bが
位置している。ドレイン-ドレイン接続層321aは、
+型不純物領域305b(ドレイン)およびp+型不純
物領域307a(ドレイン)の上方に位置している。ド
レイン-ドレイン接続層321aの端部321a1は、
フィールド・第2層-コンタクト導電部403を介し
て、n+型不純物領域305b(ドレイン)と接続さ
れ、ドレイン-ドレイン接続層321aのL字型の角部
321a2は、フィールド・第2層-コンタクト導電部
403を介して、p+型不純物領域307a(ドレイ
ン)と接続されている。ドレイン-ドレイン接続層32
1bは、n+型不純物領域305d(ドレイン)および
+型不純物領域307c(ドレイン)の上方に位置し
ている。ドレイン-ドレイン接続層321bの端部32
1b1は、フィールド・第2層-コンタクト導電部40
3を介して、n+型不純物領域305d(ドレイン)と
接続され、ドレイン-ドレイン接続層321bのL字型
の角部321b2は、フィールド・第2層-コンタクト
導電部403を介して、p+型不純物領域307c(ド
レイン)と接続されている。
【0125】VDD配線323は、フィールド・第2層-
コンタクト導電部403を介して、p+型不純物領域3
07dと接続されている。これにより、負荷トランジス
タQ5、Q6のソースであるp+型不純物領域307b
は、VDD配線323に接続される。
【0126】接地線用局所配線層327は、Y方向に延
びるパターンを有し、n+型不純物領域305c(ソー
ス)およびp+型不純物領域308(pウェルコンタク
ト領域)の上方に位置している。接地線用局所配線層3
27は、フィールド・第2層-コンタクト導電部403
を介して、n+型不純物領域305c、p+型不純物領域
308と接続されている。接地線用局所配線層327
は、VSS配線345(図30)と駆動トランジスタ
3、Q4のソースとなるn+型不純物領域305cとを
接続するための配線層、および、VSS配線345とpウ
ェルコンタクト領域となるp+型不純物領域308とを
接続するための配線層として機能する。
【0127】ビット線用コンタクトパッド層325a
は、n+型不純物領域305aの上方に位置している。
ビット線用コンタクトパッド層325aは、フィールド
・第2層-コンタクト導電部403を介して、n+型不純
物領域305aと接続されている。ビット線用コンタク
トパッド層325aは、ビット線347a(図30)
と、転送トランジスタQ1のソースおよびドレインとな
るn+型不純物領域305aとを接続するためのパッド
層として機能する。
【0128】/ビット線用コンタクトパッド層325b
は、n+型不純物領域305eの上方に位置している。
/ビット線用コンタクトパッド層325bは、フィール
ド・第2層-コンタクト導電部403を介して、n+型不
純物領域305eと接続されている。/ビット線用コン
タクトパッド層325bは、/ビット線347b(図3
0)と、転送トランジスタQ2のソースおよびドレイン
となるn+型不純物領域305eとを接続するためのパ
ッド層として機能する。接地線用局所配線層327、ビ
ット線用コンタクトパッド層325a、/ビット線用コ
ンタクトパッド層325bは、形成領域Rのメモリセ
ル、および、形成領域Rに対して、図32中の下に位置
するメモリセルにおいて共用される。
【0129】次に、第2層導電層の断面構造について、
図36を用いて説明する。第2層導電層は、例えば、シ
リコン酸化層のような絶縁層329に埋め込まれた構造
をしている。第2層導電層はダマシンにより形成されて
いる。第2層導電層は、第1実施形態の第2層導電層と
同じ構造、つまり、高融点金属の窒化物層322上に、
タングステンを含有するタングステン含有層324を形
成した構造を有する。
【0130】次に、フィールド・第2層-コンタクト導
電部403の断面構造について、図36を用いて説明す
る。層間絶縁層401には、フィールドにあるn+型不
純物領域やp+型不純物領域を露出する複数のスルーホ
ール405が形成されている。これらのスルーホール4
05に、フィールド・第2層-コンタクト導電部403
が埋め込まれている。フィールド・第2層-コンタクト
導電部403は、第1実施形態のフィールド・第2層-
コンタクト導電部203(図14)と同じ構造、つま
り、プラグ407、高融点金属の窒化物層409を含
む。
【0131】次に、ゲート-ゲート電極層311a、3
11bとドレイン-ゲート接続層331a、331bと
の接続に用いられるコンタクト導電部423(以下、第
1層・第3層-スタックドコンタクト導電部423とい
う)について、図37を用いて説明する。図37には、
ゲート-ゲート電極層311bとドレイン-ゲート接続層
331aとを接続する第1層・第3層-スタックドコン
タクト導電部423が表れている。第1層・第3層-ス
タックドコンタクト導電部423は、下層導電部404
に上層導電部414が積まれた構造をしている。下層導
電部404は、層間絶縁層401に埋め込まれている。
下層導電部404は、フィールド・第2層-コンタクト
導電部403と同一工程で形成されたものであり、プラ
グ407、高融点金属の窒化物層409を含む。なお、
上層導電部414については、(第3層導電層)の欄で
説明する。
【0132】図36、図37に示すように、第2層導電
層を覆うように、例えば、シリコン酸化層のような層間
絶縁層411が形成されている。層間絶縁層411は、
CMPにより平坦化の処理がなされている。
【0133】(第3層導電層)第3層導電層について、
図29、図33、図34を用いて説明する。第3層導電
層は、第2層導電層の上層に位置する。第3層導電層
は、ドレイン-ゲート接続層331a、331b、主ワ
ード線333、接地線用局所配線層337、ビット線用
コンタクトパッド層335a、/ビット線用コンタクト
パッド層335bを含む。
【0134】ドレイン-ゲート接続層331aは、L字
型のパターンを有し、その端部331a1がドレイン-
ドレイン接続層321aのL字型の角部321a2の上
方に位置している(図33)。ドレイン-ゲート接続層
331aの端部331a1は、第3層導電層と第2層導
電層とを接続する導電部であるコンタクト導電部413
(以下、第2層・第3層-コンタクト導電部413とい
う)を介して、ドレイン-ドレイン接続層321aのL
字型の角部321a2と接続されている(図33)。ド
レイン-ゲート接続層331aの端部331a2がゲー
ト-ゲート電極層311bの中央部の上方に位置してい
る(図34)。ドレイン-ゲート接続層331aの端部
331a2は、第1層・第3層-スタックドコンタクト
導電部423を介して、ゲート-ゲート電極層311b
の中央部と接続されている(図34)。
【0135】ドレイン-ゲート接続層331bは、ほぼ
L字型をし、その端部331b1がドレイン-ドレイン
接続層321bの端部321b1の上方に位置している
(図33)。ドレイン-ゲート接続層331bの端部3
31b1は、第2層・第3層-コンタクト導電部413
を介して、ドレイン-ドレイン接続層321bの端部3
21b1と接続されている(図33)。ドレイン-ゲー
ト接続層331bの端部331b2がゲート-ゲート電
極層311aの中央部の上方に位置している(図3
4)。ドレイン-ゲート接続層331bの端部331b
2は、第1層・第3層-スタックドコンタクト導電部4
23を介して、ゲート-ゲート電極層311aの中央部
と接続されている(図34)。
【0136】主ワード線333は、VDD配線323の上
方に位置する。主ワード線333によって、副ワード線
313(図27)が活性化および非活性化される。な
お、第2実施形態では、ワード線を副ワード線と主ワー
ド線からなる構造としているが、主ワード線を設けない
構造でもよい。
【0137】接地線用局所配線層337は、Y方向に延
びるパターンを有し、接地線用局所配線層327の上方
に位置している(図33)。接地線用局所配線層337
は、第2層・第3層-コンタクト導電部413を介し
て、接地線用局所配線層327と接続されている。接地
線用局所配線層337は、VSS配線345(図30)と
駆動トランジスタQ3、Q4のソースとなるn+型不純物
領域305c(図31)とを接続するための配線層、お
よび、VSS配線345とpウェルコンタクト領域となる
+型不純物領域308(図31)とを接続するための
配線層として機能する。
【0138】ビット線用コンタクトパッド層335a
は、ビット線用コンタクトパッド層325aの上方に位
置している(図33)。ビット線用コンタクトパッド層
335aは、第2・第3層-コンタクト導電部413を
介して、ビット線用コンタクトパッド層325aと接続
されている。ビット線用コンタクトパッド層335a
は、ビット線347a(図30)と、転送トランジスタ
1のソースおよびドレインとなるn+型不純物領域30
5a(図31)とを接続するためのパッド層として機能
する。
【0139】/ビット線用コンタクトパッド層335b
は、/ビット線用コンタクトパッド層325bの上方に
位置している。/ビット線用コンタクトパッド層335
bは、第2層・第3層-コンタクト導電部413を介し
て、/ビット線用コンタクトパッド層325bと接続さ
れている。/ビット線用コンタクトパッド層335b
は、/ビット線347b(図30)と、転送トランジス
タQ2のソースおよびドレインとなるn+型不純物領域3
05e(図31)とを接続するためのパッド層として機
能する。接地線用局所配線層337、ビット線用コンタ
クトパッド層335a、/ビット線用コンタクトパッド
層335bは、形成領域Rのメモリセル、および、形成
領域Rに対して、図33中の下に位置するメモリセルに
おいて共用される。
【0140】次に、第3層導電層の断面構造について、
図36、図37を用いて説明する。第3層導電層は、例
えば、下から順に、高融点金属の窒化物層332、金属
層334、高融点金属からなる金属層336、高融点金
属の窒化物層338が積層された構造を有する。各層の
具体例は、次のとおりである。高融点金属の窒化物層3
32としては、例えば、チタンナイトライド層がある。
金属層334としては、例えば、アルミニウム層、銅層
または、これらの合金層がある。高融点金属からなる金
属層336としては、例えば、チタン層がある。高融点
金属の窒化物層338としては、例えば、チタンナイト
ライド層がある。第3層導電層上には、シリコン酸化層
からなるハードマスク層339が形成されている。ハー
ドマスク層339の形成理由は、第1実施形態のハード
マスク層149(図14)と同じである。
【0141】次に、第2層・第3層-コンタクト導電部
413の断面構造について、図36を用いて説明する。
層間絶縁層411を貫通するスルーホール415には、
第2層・第3層-コンタクト導電部413が埋め込まれ
ている。第2層・第3層-コンタクト導電部413は、
第1実施形態の第2層・第3層-コンタクト導電部21
3と同様の構造、つまり、プラグ417、高融点金属の
窒化物層419を含む。
【0142】次に、第1層・第3層-スタックドコンタ
クト導電部423の上層導電部414について、図37
を用いて説明する。上層導電部414は、層間絶縁層4
11および絶縁層329に埋め込まれており、下層導電
部404およびドレイン-ゲート接続層331aと接続
されている。上層導電部414は、第2層・第3層-コ
ンタクト導電部413と同一工程で形成されたものであ
り、プラグ417、高融点金属の窒化物層419を含
む。
【0143】図36、図37に示すように、第3層導電
層を覆うように、例えば、シリコン酸化層のような層間
絶縁層421が形成されている。層間絶縁層421は、
CMPにより平坦化の処理がなされている。
【0144】(第4層導電層)第4層導電層について、
図30、図35を用いて説明する。第4層導電層は、第
3層導電層の上層に位置する。第4層導電層は、Y方向
にほぼ直線状に延びるパターンを有するビット線347
a、/ビット線347b、VSS配線345を含む。VSS
配線345は、ビット線347aと/ビット線347b
との間に位置している。/ビット線347bには、ビッ
ト線347aに流れる信号と相補の信号が流れる。
【0145】ビット線347aは、第3層導電層と第4
層導電層とを接続する導電部であるコンタクト導電部4
53(以下、第3層・第4層-コンタクト導電部453
という)を介して、ビット線用コンタクトパッド層33
5aと接続される。/ビット線347bは、第3層・第
4層-コンタクト導電部453を介して、/ビット線用
コンタクトパッド層335bと接続される。VSS配線3
45は、第3層・第4層-コンタクト導電部453を介
して、接地線用局所配線層337と接続される。
【0146】第4層導電層は、図36に示すように、例
えば、下から順に、チタンナイトライド層、アルミニウ
ム−銅合金層、チタンナイトライド層が積層された構造
を有する。
【0147】次に、第3層・第4層-コンタクト導電部
453の断面構造について、図36を用いて説明する。
第3層・第4層-コンタクト導電部453は、第1実施
形態の第4層・第5層-コンタクト導電部243(図1
4)と同様の構造、つまり、プラグ457、高融点金属
の窒化物層459を含む。
【0148】以上が第2実施形態にかかるSRAMの構
造の詳細である。
【0149】{SRAMの製造方法}第2実施形態にか
かるSRAMの製造方法は、第1実施形態にかかるSR
AMの製造方法を適用できる。但し、第2実施形態は4
層の導電層からなるので、第1実施形態の第3層導電層
の形成工程は不要である。
【0150】[第1および第2実施形態にかかるSRA
Mの主な効果]第1および第2実施形態にかかるSRA
Mの主な効果は、次の四つである。以下、第1実施形態
を用いて効果を説明するが、第2実施形態でも同じこと
が言える。
【0151】{効果1}ダマシンにより導電層を形成す
る場合、その材料としてタングステンが好ましいことが
一般的に知られている。図14に示すように、第1実施
形態では第2層導電層にタングステン含有層124を用
いている。このため、{SRAMの製造方法}の(第2
層導電層形成まで)の欄で説明しているように、第2層
導電層をダマシンにより形成することができる。よっ
て、第1実施形態は5層の導電層からなる多層配線構造
であるが、容易に作製することができる。
【0152】{効果2}上記{SRAMの製造方法}の
(第2層導電層形成まで)の欄で説明しているように、
ドレイン-ドレイン接続層121a、121bをダマシ
ンにより形成しているので、メモリセルサイズの小型化
が可能となる。理由は以下のとおりである。ドレイン-
ドレイン接続層121a、121bの形成方法の一例と
して、高融点金属層および高融点金属の窒化物層からな
る積層膜をフォトリソグラフィとエッチングによりパタ
ーンニングして形成する方法がある。ドレイン-ドレイ
ン接続層121a、121b、フィールド・第2層-コ
ンタクト導電部203は、ともに、材料が高融点金属層
および高融点金属の窒化物層である。このため、上記方
法により、ドレイン-ドレイン接続層121a、121
bを形成する場合、ドレイン-ドレイン接続層121
a、121bがフィールド・第2層-コンタクト導電部
203を完全に覆うようにしないと、フィールド・第2
層-コンタクト導電部203のうち露出している部分
が、パターンニングの際に削られる。この結果、フィー
ルド・第2層-コンタクト導電部203の抵抗上昇等の
問題が生じる。よって、上記方法によれば、フィールド
・第2層-コンタクト導電部203に対するドレイン-ド
レイン接続層121a、121bのカバー余裕を考慮し
なければならない。これにより、ドレイン-ドレイン接
続層121a、121bの面積が増大するので、メモリ
セルサイズの小型化の妨げとなる。
【0153】第1実施形態によれば、ドレイン-ドレイ
ン接続層121a、121bをダマシン、つまり、ドレ
イン-ドレイン接続層121a、121bを形成する部
分が除去されるように絶縁層129をパターンニング
し、この除去部分を埋めるようにタングステン含有層1
24および高融点金属の窒化物層122の積層膜を形成
し、この積層膜をCMPにより研磨することにより、こ
の除去部分に埋め込まれたドレイン-ドレイン接続層1
21a、121bを形成している。このため、フィール
ド・第2層-コンタクト導電部203に対するドレイン-
ドレイン接続層121a、121bのカバー余裕を考慮
しなくてもよい。従って、ドレイン-ドレイン接続層1
21a、121bを微細化できるので、メモリセルサイ
ズの小型化が可能となる。
【0154】{効果3}図15に示すように、第1層・
第3層-スタックドコンタクト導電部223を備えてい
るので、この点からもメモリセルサイズの小型化を図る
ことができる。理由は以下のとおりである。ゲート-ゲ
ート電極層111a、111bは第1導電層に位置し、
ドレイン-ゲート接続層131a、131bは第3層導
電層に位置している。このため、ゲート-ゲート電極層
111a、111bとドレイン-ゲート接続層131
a、131bとの間には、第1層導電層と第2層導電層
との絶縁に用いられる層間絶縁層201および第2層導
電層と第3層導電層との絶縁に用いられる層間絶縁層2
11が位置する。この結果、第1層導電層と第3層導電
層との距離は比較的大きくなる。
【0155】第1実施形態によれば、第1層・第3層-
スタックドコンタクト導電部223を備えているので、
第1層導電層と第2層導電層との絶縁に用いられる層間
絶縁層および第2層導電層と第3層導電層との絶縁に用
いられる層間絶縁層を貫通するスルーホール、つまり、
2層分の層間絶縁層を貫通するスルーホールを形成する
必要がない。このため、メモリセルサイズの小型化が進
んでもドレイン-ゲート接続層131a、131bとゲ
ート-ゲート電極層111a、111bを接続するのに
用いられるスルーホールのアスペクト比が大きくなり過
ぎることはない。よって、第1実施形態によれば、この
点からもメモリセルサイズの小型化を図ることができ
る。
【0156】なお、{第1実施形態の変形例}の欄で説
明しているように、第1実施形態の変形例は第2層・第
4層-スタックドコンタクト導電部253(図24)を
備えるので、第2層導電層と第4層導電層との間にある
層間絶縁層211、221を貫通するスルーホール、つ
まり、2層分の層間絶縁層を貫通するスルーホールを形
成する必要がない。このため、メモリセルサイズの小型
化が進んでも第2層導電層と第4層導電層を接続するの
に用いられるスルーホールのアスペクト比が大きくなり
過ぎることはない。よって、変形例によれば、この点か
らもメモリセルサイズの小型化を図ることができる。
【0157】{効果4}第1実施形態によれば、次の点
からもモリセルサイズの小型化を図ることができる。理
由は以下のとおりである。第1実施形態では、メモリセ
ルのフリップフロップで情報の記憶を行う。フリップフ
ロップは、一方のインバータの入力端子(ゲート電極)
を他方のインバータの出力端子(ドレイン)に接続し、
かつ他方のインバータの入力端子(ゲート電極)を一方
のインバータの出力端子(ドレイン)に接続することに
より、構成される。つまり、フリップフロップは、第1
のインバータと第2のインバータをクロスカップル接続
したものである。二層の導電層を用いてフリップフロッ
プを構成する場合、例えば、インバータのドレイン同士
を接続するドレイン-ドレイン接続層と、インバータの
ゲートとインバータのドレインを接続するドレイン-ゲ
ート接続層と、を一つの導電層にすることにより、クロ
スカップル接続ができる。
【0158】しかし、この構造によれば、この導電層
は、一方のインバータのドレインが位置する領域と、他
方のインバータのゲートが位置する領域と、これらを連
結する領域と、にわたって形成される。よって、この導
電層は、三つ端部を有するパターン(例えば、T字状や
h字状のような分岐部を有するパターン)や、互いに腕
部分が入り込み合った渦巻き状のパターンとなる。な
お、T字状のパターンとしては、例えば、特開平10−
41409号公報の図1に開示されている。h字状のパ
ターンとしては、例えば、M.Ishida,et.al.,IEDM
Tech.Digest(1998)、第203頁の図4(b)に開示
されている。渦巻き状のパターンとしては、例えば、
M.Ishida,et.al.,IEDM Tech.Digest(1998)、第
203頁の図3(b)に開示されている。このような複
雑なパターンは、パターンが微細化すると、フォトエッ
チング工程での正確な形状再現が困難となるので、所望
のパターンが得られず、メモリセルサイズの小型化の妨
げとなる。
【0159】第1実施形態によれば、図3、図4、図5
に示すように、CMOSインバータのゲートとなるゲー
ト-ゲート電極層(111a、111b)、CMOSイ
ンバータのドレイン同士を接続するドレイン-ドレイン
接続層(121a、121b)、一方のCMOSインバ
ータのゲートと他方のCMOSインバータのドレインと
を接続するドレイン-ゲート接続層(131a、131
b)を、それぞれ、異なる層に形成している。このよう
に、第1実施形態では、三層の導電層を用いてフリップ
フロップを構成するので、二層の導電層を用いてフリッ
プフロップを構成する場合に比べて、各層のパターンを
単純化(例えば、ほぼ直線状に)することができる。よ
って、第1実施形態によれば、各層のパターンを単純化
できるので、例えば、0.12μm世代において、メモ
リセルサイズが、2.5μm2以下の微細なSRAMに
することができる。
【0160】[SRAMの電子機器への応用例]第1お
よび第2実施形態にかかるSRAMは、例えば、携帯機
器のような電子機器に応用することができる。図38
は、携帯電話機のシステムの一部のブロック図である。
CPU、SRAM、DRAMはバスラインにより、相互
に接続されている。さらに、CPUは、バスラインによ
り、キーボードおよびLCDドライバと接続されてい
る。LCDドライバは、バスラインにより、液晶表示部
と接続されている。CPU、SRAMおよびDRAMで
メモリシステムを構成している。
【0161】図39は、図38に示す携帯電話機のシス
テムを備える携帯電話機600の斜視図である。携帯電
話機600は、キーボード612、液晶表示部614、
受話部616およびアンテナ部618を含む本体部61
0と、送話部622を含む蓋部620と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかるSRAMの等価回路図で
ある。
【図2】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセルア
レイのフィールドを示す平面図である。
【図3】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセルア
レイの第1層導電層を示す平面図である。
【図4】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセルア
レイの第2層導電層を示す平面図である。
【図5】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセルア
レイの第3層導電層を示す平面図である。
【図6】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセルア
レイの第4層導電層を示す平面図である。
【図7】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセルア
レイの第5層導電層を示す平面図である。
【図8】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセルア
レイのフィールドおよび第1層導電層を示す平面図であ
る。
【図9】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセルア
レイのフィールド、第1層導電層および第2層導電層を
示す平面図である。
【図10】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第2層導電層および第3層導電層を示す平面図
である。
【図11】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第1層導電層および第3層導電層を示す平面図
である。
【図12】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第2層導電層および第4層導電層を示す平面図
である。
【図13】第1実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第4層導電層および第5層導電層を示す平面図
である。
【図14】図2〜図13のA1−A2線に沿った断面図
である。
【図15】図2〜図13のB1−B2線に沿った断面図
である。
【図16】第1実施形態にかかるSRAMの製造方法を
説明するための第1工程図である。
【図17】第1実施形態にかかるSRAMの製造方法を
説明するための第2工程図である。
【図18】第1実施形態にかかるSRAMの製造方法を
説明するための第3工程図である。
【図19】第1実施形態にかかるSRAMの製造方法を
説明するための第4工程図である。
【図20】第1実施形態にかかるSRAMの製造方法を
説明するための第5工程図である。
【図21】第1実施形態にかかるSRAMの製造方法を
説明するための第6工程図である。
【図22】第1実施形態にかかるSRAMの製造方法を
説明するための第7工程図である。
【図23】第1実施形態の変形例にかかるSRAMのメ
モリセルアレイの第2層導電層および第4層導電層を示
す平面図である。
【図24】第1実施形態の変形例にかかるSRAMのメ
モリセルアレイの断面図である。
【図25】第2実施形態にかかるSRAMの等価回路図
である。
【図26】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイのフィールドを示す平面図である。
【図27】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第1層導電層を示す平面図である。
【図28】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第2層導電層を示す平面図である。
【図29】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第3層導電層を示す平面図である。
【図30】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第4層導電層を示す平面図である。
【図31】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイのフィールドおよび第1層導電層を示す平面図で
ある。
【図32】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイのフィールド、第1層導電層および第2層導電層
を示す平面図である。
【図33】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第2層導電層および第3層導電層を示す平面図
である。
【図34】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第1層導電層および第3層導電層を示す平面図
である。
【図35】第2実施形態にかかるSRAMのメモリセル
アレイの第3層導電層および第4層導電層を示す平面図
である。
【図36】図26〜図35のA1−A2線に沿った断面
図である。
【図37】図26〜図35のB1−B2線に沿った断面
図である。
【図38】第1および第2実施形態にかかるSRAMを
備えた、携帯電話機のシステムの一部のブロック図であ
る。
【図39】図38に示す携帯電話機のシステムを備える
携帯電話機の斜視図である。
【符号の説明】
101 活性領域 101a、101b 領域 102 pウェル 103 活性領域 104 nウェル 105a、105b、105c、105d、105e
+型不純物領域 107a、107b、107c p+型不純物領域 109 素子分離領域 111a、111b ゲート-ゲート電極層 113a、113b 副ワード線 120 レジスト 121a、121b ドレイン-ドレイン接続層 121a1、121a2、121b1、121b2 端
部 121b3 L字型の角部 122 高融点金属の窒化物層 123 VDD配線 123a 凸部 124 タングステン含有層 125a ビット線用コンタクトパッド層 125b /ビット線用コンタクトパッド層 127 接地線用局所配線層 129 絶縁層 130 レジスト 131a、131b ドレイン-ゲート接続層 131a1、131a2、131b1、131b2 端
部 132 高融点金属からなる金属層 134 高融点金属の窒化物層 141a ビット線用局所配線層 141a1 端部 141b /ビット線用局所配線層 141b1 141b2 端部 142 高融点金属の窒化物層 143 主ワード線 144 金属層 145 VSS配線 146 高融点金属の窒化物層 149 ハードマスク 151a ビット線 151b /ビット線 152 高融点金属の窒化物層 154 金属層 156 高融点金属の窒化物層 159 ハードマスク 201 層間絶縁層 203 フィールド・第2層-コンタクト導電部 204 下層導電部 205 スルーホール 206 スルーホール 207 プラグ 209 高融点金属の窒化物層 211 層間絶縁層 213 第2層・第3層-コンタクト導電部 214 上層導電部 215 スルーホール 216 スルーホール 217 プラグ 219 バリア層 221 層間絶縁層 223 第1層・第3層-スタックドコンタクト導電部 231 層間絶縁層 233 第2層・第4層-コンタクト導電部 235 スルーホール 237 プラグ 239 高融点金属の窒化物層 243 第4層・第5層-コンタクト導電部 245 スルーホール 247 プラグ 249 高融点金属の窒化物層 253 第2層・第4層-スタックドコンタクト導電部 255 下層導電部 257 上層導電部 301 活性領域 301a、301b 領域 302 pウェル 303 活性領域 303a、303b 領域 304 nウェル 305a、305b、305c、305d、305e
+型不純物領域 306 活性領域 307a、307b、307c、307d p+型不純
物領域 308 p+型不純物領域 309 素子分離領域 311a、311b ゲート-ゲート電極層 313 副ワード線 321a、321b ドレイン-ドレイン接続層 321a1、321b1 端部 321a2、321b2 L字型の角部 322 高融点金属の窒化物層 323 VDD配線 324 タングステン含有層 325a ビット線用コンタクトパッド層 325b /ビット線用コンタクトパッド層 327 接地線用局所配線層 329 絶縁層 331a、331b ドレイン-ゲート接続層 331a1、331a2、331b1、331b2 端
部 332 高融点金属の窒化物層 333 主ワード線 334 金属層 335a ビット線用コンタクトパッド層 335b /ビット線用コンタクトパッド層 336 高融点金属からなる金属層 337 接地線用局所配線層 338 高融点金属の窒化物層 339 ハードマスク 345 VSS配線 347a ビット線 347b /ビット線 401 層間絶縁層 403 フィールド・第2層-コンタクト導電部 404 下層導電層部 405 スルーホール 407 プラグ 409 バリア層 411 層間絶縁層 413 第2層・第3層-コンタクト導電部 414 上層導電層部 415 スルーホール 417 プラグ 419 バリア層 423 第1層・第3層-スタックドコンタクト導電部 421 層間絶縁層 453 第3層・第4層-コンタクト導電部 457 プラグ 459 バリア層 R 一つのメモリセルの形成領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/11 H01L 21/8244

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1負荷トランジスタ、第2負荷トラン
    ジスタ、第1駆動トランジスタ、および、第2駆動トラ
    ンジスタを含むフリップフロップを備える半導体装置で
    あって、 第1層導電層に位置し、かつ、前記第1負荷トランジス
    タおよび前記第1駆動トランジスタのゲート電極を含
    む、第1ゲート-ゲート電極層と、 前記第1導電層に位置し、かつ、前記第2負荷トラン
    ジスタおよび前記第2駆動トランジスタのゲート電極を
    含む、第2ゲート-ゲート電極層と、 前記第1層導電層の上層である第2層導電層に位置し、
    かつ、前記第1負荷トランジスタのドレインと前記第1
    駆動トランジスタのドレインとの接続に用いられる、第
    1ドレイン-ドレイン接続層と、 前記第2導電層に位置し、かつ、前記第2負荷トラン
    ジスタのドレインと前記第2駆動トランジスタのドレイ
    ンとの接続に用いられる、第2ドレイン-ドレイン接続
    層と、 前記第1および第2ドレイン-ドレイン接続層の上層で
    ある第3導電層に位置し、かつ、前記第1ドレイン-
    ドレイン接続層と前記第2ゲート-ゲート電極層との接
    続に用いられる、第1ドレイン-ゲート接続層と、前記第3層導電層前記第1層導電層との接続に用いら
    れ、かつ、前記第1層導電層と前記第2層導電層との絶
    縁に用いられる第1層間絶縁層に埋め込まれている下層
    導電部に、前記第2層導電層と前記第3層導電層との絶
    縁に用いられる第2層間絶縁層に埋め込まれている上層
    導電部が積まれた構造をしている、スタックドコンタク
    ト導電部と、 を備える、半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1層間絶縁層と前記第2層間絶縁層との間に位置
    し、前記第2層導電層が埋め込まれている絶縁層を備
    え、 前記スタックドコンタクト導電部の前記上層導電部は、
    前記絶縁層および前記第2層間絶縁層に埋め込まれてい
    る、半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記第2層導電層は 、タングステンを含有する、半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 第1転送トランジスタおよび第2転送トランジスタと、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第1層導
    電層の下層に位置し、かつ、前記第1および第2負荷ト
    ランジスタが形成される、第1活性領域と、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第1活性
    領域と同じ層に位置し、かつ、前記第1および第2駆動
    トランジスタ、前記第1および第2転送トランジスタが
    形成される、第2活性領域と、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第1層導
    電層に位置し、かつ、前記第2活性領域と平面的に見て
    交差して位置し、かつ、前記第1転送トランジスタのゲ
    ート電極を含む、第1ワード線と、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第1層導
    電層に位置し、かつ、前記第2活性領域と平面的に見て
    交差して位置し、かつ、前記第2転送トランジスタのゲ
    ート電極を含む、第2ワード線と、 を備え、 前記第1および第2ゲート-ゲート電極層は、第2方向
    に延びるパターンを有し、かつ、前記第1ワード線と前
    記第2ワード線との間に位置し、かつ、前記第1および
    第2活性領域と平面的に見て交差して位置し、 前記第1および第2ドレイン-ドレイン接続層は、第2
    方向に延びるパターンを有する、半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第2層導
    電層に位置し、かつ、前記第1および第2負荷トランジ
    スタのソースと接続する、電源線と、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第2層導
    電層に位置し、かつ、前記第1および第2駆動トランジ
    スタのソースと接続する、接地線用局所配線層と、 前記第2層導電層に位置し、かつ、前記第1転送トラン
    ジスタと接続する、ビット線用コンタクトパッド層と、 前記第2層導電層に位置し、かつ、前記第2転送トラン
    ジスタと接続する、/ビット線用コンタクトパッド層
    と、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第3層導
    電層の上層である第4層導電層に位置し、かつ、前記接
    地線用局所配線層と接続する、接地線と、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第4層導
    電層に位置する、主ワード線と、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第4層導
    電層に位置し、かつ、前記ビット線用コンタクトパッド
    層と接続する、ビット線用局所配線層と、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第4層導
    電層に位置し、かつ、前記/ビット線用コンタクトパッ
    ド層と接続する、/ビット線用局所配線層と、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記4層導電
    層の上層である第5層導電層に位置し、かつ、前記ビッ
    ト線用局所配線層と接続する、ビット線と、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第5導電
    層に位置し、かつ、前記/ビット線用局所配線層と接続
    する、/ビット線と、 を備える、半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記接地線と前記接地線用局所配線層との接続に用いら
    れ、かつ、前記第2層間絶縁層に埋め込まれている下層
    導電部に、前記第3層導電層と前記第4層導電層との絶
    縁に用いられる第3層間絶縁層に埋め込まれている上層
    導電部が積まれた構造をしている、第3スタックドコン
    タクト導電部と、 前記ビット線用局所配線層と前記ビット線用コンタクト
    パッド層との接続に用いられ、かつ、前記第2層間絶縁
    層に埋め込まれている下層導電部に、前記第3層間絶縁
    層に埋め込まれている上層導電部が積まれた構造をして
    いる、第4スタックドコンタクト導電部と、 前記/ビット線用局所配線層と前記/ビット線用コンタ
    クトパッド層との接続に用いられ、かつ、前記第2層間
    絶縁層に埋め込まれている下層導電部に、前記第3層間
    絶縁層に埋め込まれている上層導電部が積まれた構造を
    している、第5スタックドコンタクト導電部と、 を備える、半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、 前記電源線、前記接地線用局所配線層、前記ビット線用
    コンタクトパッド層、および、前記/ビット線用コンタ
    クトパッド層は、タングステンを含有する、半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 第1転送トランジスタおよび第2転送トランジスタと、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第1層導
    電層の下層に位置し、かつ、前記第1および第2負荷ト
    ランジスタが形成される、第1活性領域と、 第1および第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前
    記第1活性領域と同じ層に位置し、かつ、前記第1およ
    び第2駆動トランジスタ、前記第1および第2転送トラ
    ンジスタが形成される、第2活性領域と、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第1層導
    電層に位置し、かつ、前記第2活性領域の第1方向に延
    びるパターンと平面的に見て交差して位置し、かつ、前
    記第1および第2転送トランジスタのゲート電極を含
    む、ワード線と、 を備え、 前記第1および第2ゲート-ゲート電極層は、第1方向
    に延びるパターンを有し、かつ、前記第1および第2活
    性領域と平面的に見て交差して位置し、 前記第1および第2ドレイン-ドレイン接続層は、第1
    方向に延びるパターンを有する、半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第2層導
    電層に位置し、かつ、前記第1および第2負荷トランジ
    スタのソースと接続する、電源線と、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第2層導
    電層に位置し、かつ、前記第1および第2駆動トランジ
    スタのソースと接続する、接地線用第1局所配線層と、 前記第2層導電層に位置し、かつ、前記第1転送トラン
    ジスタと接続する、ビット線用第1コンタクトパッド層
    と、 前記第2層導電層に位置し、かつ、前記第2転送トラン
    ジスタと接続する、/ビット線用第1コンタクトパッド
    層と、 第2方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第3層導
    電層に位置する、主ワード線と、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第3層導
    電層に位置し、かつ、前記接地線用第1局所配線層と接
    続する、接地線用第2局所配線層と、 前記第3層導電層に位置し、かつ前記ビット線用第1コ
    ンタクトパッド層と接続する、ビット線用第2コンタク
    トパッド層と、 前記第3層導電層に位置し、かつ、前記/ビット線用第
    2コンタクトパッド層と接続する、/ビット線用第2コ
    ンタクトパッド層と、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第3層導
    電層の上層である第4導電層に位置し、かつ、前記ビ
    ット線用第2コンタクトパッド層と接続する、ビット線
    と、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第4層導
    電層に位置し、かつ、前記/ビット線用第2コンタクト
    パッド層と接続する、/ビット線と、 第1方向に延びるパターンを有し、かつ、前記第4層導
    電層に位置し、かつ、前記接地線用第2局所配線層と接
    続される、接地線と、 を備える、半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記電源線、前記接地線用第1局所配線層、前記ビット
    線用第1コンタクトパッド層および前記/ビット線用第
    1コンタクトパッド層はタングステンを含有する、半導
    体装置。
  11. 【請求項11】 請求項4〜10のいずれかにおいて、 前記第1および第2負荷トランジスタ、前記第1および
    第2駆動トランジスタ、前記第1および第2転送トラン
    ジスタを含むメモリセルのサイズが、2.5μm2以下
    である、半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の前
    記半導体装置を備える、メモリシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載の前
    記半導体装置を備える、電子機器。
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