JP3913602B2 - 読取画像処理方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、読取画像処理方法および装置に関し、詳しくは、画像情報を担持した画像担持体上に走査手段を相対的に往復走査させて上記画像情報を表す画像信号を取得する読取画像処理方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放射線が照射されると、放射線のエネルギーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長域の電磁波を用いて励起すると、照射された放射線のエネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝尽性蛍光体を、放射線の検出材料として用いて、被写体を透過した放射線のエネルギーを、蓄積性蛍光体シートに設けられた輝尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁波により、輝尽性蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成し、画像処理を施して、CRTなどの表示手段あるいは写真フイルムなどの記録材料上に、放射線画像を再生するように構成された放射線画像診断システムが知られている(たとえば、特開昭55−12429号公報、同55−116340号公報、同55−163472号公報、同56−11395号公報、同56−104645号公報など。)。
【0003】
また、同様な輝尽性蛍光体を、放射線の検出材料として用い、放射性標識を付与した物質を、生物体に投与した後、その生物体あるいはその生物体の組織の一部を試料とし、この試料を、輝尽性蛍光体層が設けられた蓄積性蛍光体シートと一定時間重ね合わせることにより、放射線エネルギーを輝尽性蛍光体に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁波によって、輝尽性蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成し、画像処理を施して、CRTなどの表示手段上あるいは写真フイルムなどの記録材料上に、画像を再生するように構成されたオートラジオグラフィ画像検出システムが知られている(たとえば、特公平1−60784号公報、特公平1−60782号公報、特公平4−3952号公報など)。
【0004】
さらに、光が照射されると、そのエネルギーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長域の電磁波を用いて励起すると、照射された光のエネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝尽性蛍光体を、光の検出材料として用い、蛋白質、核酸配列などの固定された高分子を、化学発光物質と接触して、化学発光を生じさせる標識物質により、選択的に標識し、標識物質によって選択的に標識された高分子と、化学発光物質とを接触させて、化学発光物質と標識物質との接触によって生ずる可視光波長域の化学発光を、蓄積性蛍光体シートに設けられた輝尽性蛍光体層に、蓄積、記録し、しかる後に、電磁波により、輝尽性蛍光体層を走査して、輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝尽光を光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成し、画像処理を施して、CRTなどの表示手段あるいは写真フイルムなどの記録材料上に、放射線画像を再生して、遺伝子情報などの高分子に関する情報を得るようにした化学発光画像検出システムが知られている(たとえば、米国特許第5,028,793号、英国特許出願公開GB第2,246,197Aなど。)。
【0005】
また、電子線あるいは放射線が照射されると、電子線あるいは放射線のエネルギーを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長域の電磁波を用いて励起すると、照射された電子線あるいは放射線のエネルギーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝尽性蛍光体を、電子線あるいは放射線の検出材料として用い、金属あるいは非金属試料などに電子線を照射し、試料の回折像あるいは透過像などを検出して、元素分析、試料の組成解析、試料の構造解析などをおこなったり、生物体組織に電子線を照射して、生物体組織の画像を検出する電子顕微鏡による画像検出システム、放射線を試料に照射し、得られた放射線回折像を検出して、試料の構造解析などをおこなう放射線回折画像検出システムなどが知られている(たとえば、特開昭61−51738号公報、特開昭61−93538号公報、特開昭59−15843号公報など)。
【0006】
これらの蓄積性蛍光体シートを画像の検出材料として使用するシステムは、写真フイルムを用いる場合とは異なり、現像処理という化学的処理が不必要であるだけでなく、得られた画像データに画像処理を施すことにより、所望のように、画像を再生し、あるいは、コンピュータによる定量解析が可能になるという利点を有している。
【0007】
他方、オートラジオグラフィシステムにおける放射性標識物質に代えて、蛍光物質を標識物質として使用した蛍光画像検出(fluorescence) システムが知られている。このシステムによれば、蛍光画像を読み取ることにより、遺伝子配列、遺伝子の発現レベル、蛋白質の分離、同定、あるいは、分子量、特性の評価などをおこなうことができ、たとえば、電気泳動させるべき複数のDNA断片を含む溶液中に、蛍光色素を加えた後に、複数のDNA断片をゲル支持体上で電気泳動させ、あるいは、蛍光色素を含有させたゲル支持体上で、複数のDNA断片を電気泳動させ、あるいは、複数のDNA断片を、ゲル支持体上で、電気泳動させた後に、ゲル支持体を蛍光色素を含んだ溶液に浸すなどして、電気泳動されたDNA断片を標識し、励起光により、蛍光色素を励起して、生じた蛍光を検出することによって、画像を生成し、ゲル支持体上のDNAを分布を検出したり、あるいは、複数のDNA断片を、ゲル支持体上で、電気泳動させた後に、DNAを変性(denaturation) し、次いで、サザン・ブロッティング法により、ニトロセルロースなどの転写支持体上に、変性DNA断片の少なくとも一部を転写し、目的とするDNAと相補的なDNAもしくはRNAを蛍光色素で標識して調製したプローブと変性DNA断片とをハイブリダイズさせ、プローブDNAもしくはプローブRNAと相補的なDNA断片のみを選択的に標識し、励起光によって、蛍光色素を励起して、生じた蛍光を検出することにより、画像を生成し、転写支持体上の目的とするDNAを分布を検出したりすることができる。さらに、標識物質により標識した目的とする遺伝子を含むDNAと相補的なDNAプローブを調製して、転写支持体上のDNAとハイブリダイズさせ、酵素を、標識物質により標識された相補的なDNAと結合させた後、蛍光基質と接触させて、蛍光基質を蛍光を発する蛍光物質に変化させ、励起光によって、生成された蛍光物質を励起して、生じた蛍光を検出することによって、画像を生成し、転写支持体上の目的とするDNAの分布を検出したりすることもできる。この蛍光画像検出システムは、放射性物質を使用することなく、簡易に、遺伝子配列などを検出することができるという利点がある。
【0008】
これらのオートラジオグラフィ画像検出システム、化学発光画像検出システム、電子顕微鏡による画像検出システム、放射線回折画像検出システム、蛍光画像検出システムは、同様の目的に使用されるものであるため、これらのシステムに共通して使用可能な画像読取装置が提案されている。
【0009】
これらのシステムに使用される画像読取装置にあっては、輝尽性蛍光体層を備えた蓄積性蛍光体シートや、蛍光物質によって標識された試料を含んだ転写支持体やゲル支持体等の画像担体に励起光を照射するとともに、輝尽性蛍光体層に含まれた輝尽性蛍光体が励起されて放出した輝尽発光光あるいは試料を標識している蛍光物質が励起されて放出した蛍光等の画像担体から発せられた光を集光するための光学ヘッドを備え、画像担体上を走査するために、該光学ヘッドが画像担体と平行な面内を二次元的に移動可能と構成された画像読取装置が提案されている。
【0010】
より具体的には、光学ヘッドを、画像担体上の主走査方向へ往復走査させつつ、上記主走査方向と交わる副走査方向に走査させ、この光学ヘッドを通して画像担体に励起光を照射するとともに、この励起光の照射を受けて画像担体から発生した輝尽発光光を上記光学ヘッドを通して入射させ、この輝尽発光光をフォトマルチプライヤ(以後PMTと言う)やCCD等の光電変換手段で受光し光電変換して画像担体に記録されている画像情報を表す画像信号を取得する画像読取装置が提案されている。
【0011】
このような画像読取装置による読取方式としては、光学ヘッドを上記往復走査の往路と復路とへ走査させる度に画像担体から上記画像信号を取得する方式があり、画像情報の取得を開始する画像情報取得開始位置と画像情報の取得を行なう長さである画像情報取得長とを予め定め、画像担体上の主走査方向に延びる往路の画像取得領域と復路の画像取得領域との位置を主走査方向に揃えて上記往路と復路とでそれぞれ往路画像信号と復路画像信号とを取得する方式が知られている。
【0012】
すなわちこの方式は、上記画像情報取得開始位置から主走査方向に画像情報取得長離れた位置を画像情報取得終了位置とし、往路における画像情報取得開始位置と復路における画像情報取得終了位置とを主走査方向に一致させて上記往路画像取得領域の位置と復路画像取得領域の位置とが主走査方向に一致するように設定している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、温度変化や経時変化等によって往路または復路における画像情報取得開始位置が予め設定されている所定の位置から主走査方向にずれると、往路における画像情報取得開始位置と復路における画像情報取得終了位置、および復路における画像情報取得開始位置と往路における画像情報取得終了位置とが主走査方向に一致しなくなる。このように、主走査方向に一致しない画像担体上の往路画像取得領域と復路画像取得領域とから取得された往路画像信号と復路画像信号とは、予め定められた設定に基づいて上記のように往路における画像情報取得開始位置と復路における画像情報取得終了位置とが主走査方向に一致されて画像情報が表示されるので、上記往路画像信号と復路画像信号とによって表される往路画像表示領域と復路画像表示領域とが主走査方向にずれて表示され、この表示された画像を表す往路画像信号と復路画像信号の副走査方向に並ぶの画素の値が不連続な値を取るようになり、すなわち画素間の値の差が大きくなり、往路画像信号と復路画像信号とによって表される往路画像表示領域と復路画像表示領域とで形成され表示された画像の輪郭等が滲んでしまうという問題がある。
【0014】
また、画像担体に記録されている画像情報がコントラスト高く記録されていると、画像担体から発生した輝尽発光光が高い強度から急激に低い強度に変化することがあり、このとき高い強度の輝尽発光光を受光して多くの電子あるいは電荷を発生させて光電変換している光電変換手段のリセットが間に合わず、画像信号の取得に際して問題のない状態に光電変換手段がリセットされるまでの間、受光された輝尽発光光より大きな強度を示す画像信号が取得されてしまうことがある。この現象は尾引きと呼ばれ、この尾引きは、高い強度の輝尽発光光が発生する領域を光学ヘッドで走査したときに、光学ヘッドがこの領域を越えて低い強度の輝尽発光光が発生する領域を走査するときに取得された画像信号に生じるので、取得された往路画像信号と復路画像信号とで尾引きが生じる方向が異なり、上記と同様に往路画像信号と復路画像信号とに基づいて画像担体に記録されている画像情報が表示されるときに画像の輪郭等が滲んで表示されてしまうという問題がある。
【0015】
なお、この問題は、オートラジオグラフィ画像検出システム、化学発光画像検出システム、電子顕微鏡による画像検出システム、放射線回折画像検出システム、および蛍光画像検出システム等に、上記読取方式を適用する際に共通する問題である。
【0016】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、往路と復路とにおける画像信号の取得状態の違いにより生じる画質の劣化を抑制することができる読取画像処理方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の読取画像処理方法は、画像情報を担持した画像担持体に対して、走査手段を主走査方向に相対的に往復走査させつつ、主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査して、画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する読取画像処理方法であって、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に副走査方向に加算平均し前記副走査方向に平滑化して画像情報を表す画像信号を作成することを特徴とするものである。
本発明の第2の読取画像処理方法は、画像情報を担持した画像担持体に対して、走査手段を主走査方向に相対的に往復走査させつつ、前記主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査して、画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する読取画像処理方法であって、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を前記画像信号として採用し前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して前記画像情報を表す画像信号を作成することを特徴とするものである。
本発明の第3の読取画像処理方法は、画像情報を担持した画像担持体に対して、走査手段を主走査方向に相対的に往復走査させつつ、前記主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査して、画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する読取画像処理方法であって、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を採用してライン画像信号を作成した後、前記副走査方向への走査での奇数番目のライン画像信号を前記画像信号の奇数番目に採用し、偶数番目のライン画像信号の前後に取得された奇数番目のライン画像信号同士を前記副走査方向に加算平均して偶数番目の前記画像信号を得、前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して前記画像情報を表す画像信号を作成することを特徴とするものである。
【0018】
本発明の第1の読取画像処理装置は、画像情報を担持した画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する光電変換手段と、画像担持体に対して走査手段を主走査方向へ相対的に往復走査させる往復主走査手段と、画像担持体に対して走査手段を主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査させる副走査手段と、往復主走査手段により、走査手段を画像担持体上に主走査方向へ相対的に往復走査させつつ、副走査手段により、走査手段を副走査方向に相対的に走査させて画像担持体からの光を光電変換手段によって光電変換して画像信号を取得する画像情報取得手段とを備えた読取画像処理装置であって、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に副走査方向に加算平均し前記副走査方向に平滑化して、画像情報を表す画像信号を作成する演算手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明の第2の読取画像処理装置は、画像情報を担持した画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する光電変換手段と、画像担持体に対して走査手段を主走査方向へ相対的に往復走査させる往復主走査手段と、画像担持体に対して走査手段を主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査させる副走査手段と、往復主走査手段により、走査手段を画像担持体上に主走査方向へ相対的に往復走査させつつ、副走査手段により、走査手段を副走査方向に相対的に走査させて画像担持体からの光を光電変換手段によって光電変換して画像信号を取得する画像情報取得手段とを備えた読取画像処理装置であって、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を前記前記画像信号として採用し前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して、前記画像情報を表す画像信号を作成する演算手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明の第3の読取画像処理装置は、画像情報を担持した画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する光電変換手段と、画像担持体に対して走査手段を主走査方向へ相対的に往復走査させる往復主走査手段と、画像担持体に対して走査手段を主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査させる副走査手段と、往復主走査手段により、走査手段を画像担持体上に主走査方向へ相対的に往復走査させつつ、副走査手段により、走査手段を副走査方向に相対的に走査させて画像担持体からの光を光電変換手段によって光電変換して画像信号を取得する画像情報取得手段とを備えた読取画像処理装置であって、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を採用してライン画像信号を作成した後、副走査方向への走査での奇数番目のライン画像信号を画像信号の奇数番目に採用し、偶数番目のライン画像信号の前後に取得された奇数番目のライン画像信号同士を副走査方向に加算平均して偶数番目の前記画像信号を得、前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して、前記画像情報を表す画像信号を作成する演算手段を備えていることを特徴とするものである。
【0019】
なお、走査手段として画像担持体からの光を入射させてこの光を光電変換手段に出力する光学ヘッドを用い、画像情報を担持した画像担持体上に光学ヘッドを主走査方向へ相対的に往復走査させる往復主走査手段と、画像担持体に対して光学ヘッドを主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査させる副走査手段と、往復主走査手段により、光学ヘッドを画像担持体上に主走査方向へ相対的に往復走査させつつ、副走査手段により、光学ヘッドを副走査方向に相対的に走査させて画像担持体からの光を光電変換手段によって光電変換して画像信号を取得したり、あるいは走査手段として光ビームを用い、画像情報を担持した画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する光電変換手段と、画像担持体に対して光ビームを主走査方向へ相対的に往復走査させるガルバノメータ等の往復主走査手段と、画像担持体に対して前記光ビームを主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査させる副走査手段と、往復主走査手段により、光ビームを画像担持体上に主走査方向へ相対的に往復走査させつつ、副走査手段により、光ビームを副走査方向に相対的に走査させて画像担持体からの光を光電変換手段によって光電変換して画像信号を取得するようにしてもよい。
【0022】
前記「往路画像信号と復路画像信号とを副走査方向に平滑化する」とは、往路画像信号と復路画像信号とについて副走査方向に並ぶ画像信号の画素間の値の差を小さくすることを意味する。
【0023】
前記画像担持体からの光とは、画像担持体から発生した光、または画像担持体によって反射された光、あるいは画像担持体を透過した光等を意味するものである。
【0024】
【発明の効果】
本発明の第1の読取画像処理方法および装置によれば、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを画像情報を表す画素毎に副走査方向に加算平均し上記副走査方向に平滑化して画像情報を表す画像信号を作成するようにしたので、往路と復路とにおける画像信号の取得状態の違いを平滑化することができ、すなわち、往路で取得された往路画像信号によって表される往路画像表示領域と、この往路と連続する復路で取得された復路画像信号によって表示される復路画像表示領域との副走査方向の画素間の濃度差を小さくすることができるので、表示された画像を副走査方向に滑らかにつなげることができ、往路と復路とにおける画像信号の取得状態の違いにより生じる画質の劣化を抑制することができる。
【0025】
本発明の第2の読取画像処理方法および装置によれば、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを画像情報を表す画素毎に副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を前記画像信号として採用し前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して画像情報を表す画像信号を作成するようにしたので、往路と復路とにおける画像信号の取得状態の違いを平滑化することができ、すなわち、往路で取得された往路画像信号によって表される往路画像表示領域と、この往路と連続する復路で取得された復路画像信号によって表示される復路画像表示領域との副走査方向の画素間の濃度差を小さくすることができるので、表示された画像を副走査方向に滑らかにつなげることができ、往路と復路とにおける画像信号の取得状態の違いにより生じる画質の劣化を抑制することができる。
【0026】
本発明の第3の読取画像処理方法および装置によれば、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを画像情報を表す画素毎に副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を採用してライン画像信号を作成した後、副走査方向への走査での奇数番目のライン画像信号を画像信号の奇数番目に採用し、偶数番目のライン画像信号の前後に取得された奇数番目のライン画像信号同士を副走査方向に加算平均して偶数番目の画像信号を得、前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して前記画像情報を表す画像信号を作成するようにしたので、往路と復路とにおける画像信号の取得状態の違いを平滑化することができ、すなわち、往路で取得された往路画像信号によって表される往路画像表示領域と、この往路と連続する復路で取得された復路画像信号によって表示される復路画像表示領域との副走査方向の画素間の濃度差を小さくすることができるので、表示された画像を副走査方向に滑らかにつなげることができ、往路と復路とにおける画像信号の取得状態の違いにより生じる画質の劣化を抑制することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態による読取画像処理装置の全体構成を示すブロック図、図2は光学ヘッドを拡大して示した斜視図、図3は画像担持体に記録されている画像情報を示す図、図4は往路画像取得領域と復路画像取得領域とが主走査方向にずれている様子を示す図、図5は往路画像取得領域と復路画像取得領域との位置が主走査方向にずれた状態で取得された画像信号に基づいて表示された画像情報を示す図、図6尾引きが生じて取得された往路画像信号と復路画像信号とに基づいて表示された画像情報を示す図、図7は往路画像取得領域と復路画像取得領域との位置が主走査方向にずれた状態で画像情報を表す輪郭線が取得される様子を示す拡大図、図8は画像情報を表す輪郭線が画像信号として取得された画像担持体の一部の領域を示す図、図9は画像担持体上の往路画像取得領域と復路画像取得領域とから取得された輪郭線近傍を表す往路画像信号と復路画像信号の画素の値を示す図である。
【0028】
図1に示すように、本発明の実施の形態による読取画像処理装置は、画像情報を担持した画像担持体1からの光を入射させる走査手段である光学ヘッド10、光学ヘッド10を通して伝播された光を光電変換して電気的な画像信号を取得するCCDやPMT等からなる光電変換手段20、画像担持体1に対して光学ヘッド10を主走査方向(図中矢印X方向)へ相対的に往復走査させる往復主走査手段30、画像担持体1に対して光学ヘッド10を主走査方向と交わる副走査方向(図中矢印Y方向)へ相対的に走査させる副走査手段40、往復主走査手段30により、光学ヘッド10を画像担持体上1に主走査方向へ相対的に往復走査させつつ、副走査手段40により、光学ヘッド10を画像担持体1に対して副走査方向に相対的に走査させて画像担持体1からの光を光学ヘッド10を通して入射させ、この光を光電変換手段20によって光電変換させて画像信号G1を取得する画像情報取得手段50、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを副走査方向に平滑化する演算をして、画像情報を表す画像信号を作成する演算手段60、および演算手段60によって取得された画像信号G2を可視画像として表示する表示器70を備えている。
【0029】
なお、演算手段60は、往路画像信号と復路画像信号とを副走査方向に加算平均して上記画像信号を作成したり、往路画像信号と復路画像信号とを画像情報を表す画素毎に副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を画像信号として採用して上記画像信号を作成たりする。
【0030】
図2に示すように、光学ヘッド10の上面16には励起光を射出する励起光源5が配設され、側面17には光電変換手段20が配設されており、この光学ヘッド10は、励起光源5から射出された光束の径が細い平行光である励起光Leを通過させる貫通穴12を中心に有する穴開きミラー11と、貫通穴12を通過した励起光Leを中央部に通して集光させる凸レンズ13と、凸レンズ13を通して集光された励起光Leの照射を受けて画像担持体1から発生し凸レンズ13、穴開きミラー11および励起光カットフィルタ14を介して伝播された蛍光Keを集光させる集光レンズ15と、後述する往路走査開始線プレート43上の走査開始線SLを検出する走査開始線検出器18とを備えている。なお、励起光の照射を受けて画像担持体1から発生した蛍光Keは凸レンズ13を通して光束径が太い平行光とされ穴開きミラー11中の貫通穴12以外の領域で反射されて、さらに、この蛍光Keの光束は励起光カットフィルタ14および集光レンズ15を通して集光されて光電変換手段20で受光され光電変換される。なお、蛍光Keに混入して伝播される励起光は励起光カットフィルタ14によって遮断される。
【0031】
副走査手段40は、副走査Y方向に延びるレール41とレール41上を副走査Y方向に移動する副走査移動台42とを備えている。
【0032】
往復主走査手段30は、副走査手段40の副走査移動台42上に配設された主走査X方向に延びるレール31とレール31上を主走査X方向に往復移動する主走査移動台32とを備えており、主走査移動台32上に光学ヘッド10が搭載されている。
【0033】
なお、往復主走査手段30と副走査手段40とによって2次元走査手段49が構成され、この2次元走査手段49によって画像担持体1上に光学ヘッド10が2次元状に走査される。
【0034】
次に上記実施の形態における作用について説明する。
【0035】
画像情報取得手段50からの指示により、2次元走査手段49を駆動させて、光学ヘッド10を主走査X方向に往復移動させつつ、副走査Y方向に移動させる。これとともに、励起光源5から発せられ光学へッド10を通して射出された励起光Leの照射によりこの画像担持体1から発生した蛍光Keが再び光学へッド10を通して光電変換手段20で受光され光電変換される。光電変換手段20から出力された上記往路画像信号Rと復路画像信号Lとからなる画像信号が上記画像情報取得手段50に入力され画像信号記憶手段51に記憶される。
【0036】
上記往路画像信号Rは光学ヘッド10を主走査X方向の往路方向(図中矢印XR方向)に走査させたときに取得された画像信号であり、副走査移動台42に配置されている往路走査開始線プレート43上の走査開始線SRを光学ヘッド10に配設されている走査開始線検出器18で検出してからこの光学ヘッド10が往路方向に20mm移動した後に、上記画像情報取得手段50での往路画像信号Rの取得を開始し、走査開始線SRを検出してから光学ヘッド10が往路方向に320mm移動した後に、画像情報取得手段50での往路画像信号Rの取得を終了する。
【0037】
また、上記復路画像信号Lは光学ヘッド10を主走査X方向の復路方向(図中矢印XL方向)に走査させたときに取得された画像信号であり、副走査移動台42に配置されている復路走査開始線プレート44上の走査開始線SLを光学ヘッド10に配設されている走査開始線検出器18で検出してからこの光学ヘッド10が復路方向に20mm移動した後に、画像情報取得手段50での復路画像信号Lの取得を開始し、走査開始線SLを検出してから光学ヘッド10が復路方向に320mm移動した後に、画像情報取得手段50での復路画像信号Lの取得を終了する。
【0038】
ここで、往路走査開始線プレート43上の走査開始線SRと復路走査開始線プレート44上の走査開始線SLとの間の画像情報取得長Loは340mm(320mm+20mm)に設定されているので、往路画像信号Rとして始めに取得された画像担持体1上の往路画像取得領域の画素の位置と復路画像信号Lとして最後に取得された画像担持体1上の復路画像取得領域の画素の位置とは主走査方向に一致し、また、往路画像信号Rとして最後に取得された画像担持体1上の復路画像取得領域の画素の位置と復路画像信号Lとして最初に取得された画像担持体1上の復路画像取得領域の画素の位置とは主走査方向に一致する。また、往路画像信号Rおよび復路画像信号Lによって表される画像担持体1上の画像取得領域の主走査方向の長さである画像情報取得長は300mmとなる。
【0039】
画像信号記憶手段51に記憶された往路画像信号Rと復路画像信号Lとは演算手段60に出力され、演算手段60が、往路画像信号Rと復路画像信号Lとを副走査方向に平滑化する演算を行なって画像情報を表す画像信号G2を作成する。
【0040】
この演算手段60で作成された画像信号G2は表示器50に出力され、画像担持体1に記録されている画像情報が表示器70に可視画像として表示される。
【0041】
ここで、演算手段60によって実行される、往路画像信号Rと復路画像信号Lとを副走査方向に平滑化する演算について説明する。
【0042】
図3に示すように、画像担持体1に記録されている画像情報Zの、往路画像取得領域PR1における画像情報は往路画像信号R1として取得され、復路画像取得領域PL1における画像情報は復路画像信号L1として取得され、予め定められている設定においては往路画像取得領域PR1と復路画像取得領域PL1との位置は互いに主走査方向に一致するはずである。
【0043】
しかしながら、走査開始線SRと走査開始線SLとの間の画像情報取得長Loが予め設定されている340mmより短い設定(340mm―α)になっていると、図4に示すように、往路画像信号R1として取得される往路画像取得領域PR1と復路画像信号L1として取得される復路画像取得領域PL1との位置が主走査方向に一致しなくなり、このようにして取得された往路画像信号Rと復路画像信号Lとをこのまま表示器70に出力して可視画像として表示させると、往路画像信号Rを表す往路画像表示領域QRと、復路画像信号Lを表す復路画像表示領域QLとの位置が、主走査方向に一致されて表示されることにより、図5に示すように画像情報Zが主走査方向にずれてその輪郭に凹凸が生じてしまう。
【0044】
また、画像情報取得長Loが予め設定されている画像情報取得長と一致していた場合であっても、往路画像信号および復路画像信号に生じる尾引きにより、図6に示すように、往路画像表示領域QRと復路画像表示領域QLとにおいて互いに異なる方向に発生する尾引きZRとZLとによって、上記と同様に画像情報Zの副走査方向の輪郭に凹凸が生じることがある。
【0045】
このように、往復走査の往路と復路とにおける画像信号の取得状態が異なる一例として、画像担持体1上の往路画像取得領域と復路画像取得領域との位置が主走査方向に一致しない状態で取得された往路画像信号Rおよび復路画像信号Lに対して上記平滑化する演算の適用について説明する。
【0046】
図7は、図8に示す画像担持体1の画像情報Z1の一部の領域2に記録されている副走査方向に延びる輪郭線Coを表す拡大図であり、この輪郭線Coを画像信号として取得する際の画像担持体1上の往路画像取得領域と復路画像取得領域との設定が主走査方向に一致していない状態を示している。すなわち、往路画像取得領域PR1、PR2、PR3の往路XR方向への画像情報の取得開始位置はSRで取得終了位置はER、また、復路画像取得領域PL1、PL2、PL3の復路XL方向への画像情報の取得開始位置はSLで取得終了位置ERであり、往路画像取得領域PR1、PR2、PR3の画像情報の取得開始位置SRと復路画像取得領域PL1、PL2、PL3の画像情報の取得終了位置ELとは主走査方向に一致していない。
【0047】
図9は、上記のような状態において取得され画像信号記憶手段51に記憶された輪郭線Coを含む領域2を表す往路画像信号Rおよび復路画像信号Lであり、往路画像信号R1、R2、R3、および復路画像信号L1、L2、L3について、これらの画像信号が取得された各画像取得領域中の副走査方向の列U1からU10に対応する画素の値が数値で示されている。往路画像信号R1、R2、R3中の始めに読み取られた画素は列U3であり、最後に読み取られた画素は列U10であり。また、復路画像信号L1、L2、L3中の始めに読み取られた画素は列U8であり、最後に読み取られた画素は列U1である。
【0048】
このような、往路画像取得領域と復路画像取得領域とが主走査方向に一致しない状態で取得された往路画像信号Rおよび復路画像信号Lを上記平滑化する演算を行なわずにそのまま可視画像として表示させると、往路画像信号R1、R2、R3の始めの画素と復路画像信号L1、L2、L3の最後の画素とが主走査方向に揃えられ、図10(a)に示すように、列V1からV8で構成された画像信号に基づいて表示される。このように、列V1からV8で構成された画像信号によって表示される画像は、図10(b)に示すように、往路画像表示領域QR1、QR2、QR3および復路画像表示領域QL1、QL2、QL3で表され、副走査方向の列V2、V3、V6、V7における往路画像表示領域と復路画像表示領域との濃度差が大きくなり輪郭線Coが副走査方向に滲んだ状態となる。
【0049】
ここで、以下に示すように、往路画像信号Rと復路画像信号Lとを副走査方向に加算平均して画像信号G2を作成する第1の演算を行なうことによって、上記副走査方向の輪郭線Coの滲みを抑制する場合について説明する。
【0050】
上記往路画像信号R1、R2、R3と復路画像信号L1、L2、L3とを副走査方向に加算平均する上記第1の演算を施すと、往路画像信号R1と復路画像信号L1との加算平均により画像信号K1を表す画素の値、復路画像信号L1と往路画像信号R2との加算平均により画像信号K2を表す画素の値、往路画像信号R2と復路画像信号L2との加算平均により画像信号K3を表す画素の値、…、往路画像信号R3と往路画像信号L3との加算平均により画像信号K5を表す画素の値が求められ、図11(a)に示す第1の画像信号K1、K2、K3、K4、K5、K6が作成される。
【0051】
第1の画像信号K1、K2、K3、K4、K5、K6からなる画像信号によって表示される画像表示領域QK1からQK6は、図11(b)に示すように、副走査方向に隣接する各画像表示領域間の濃度の差が全体的に小さくなり、副走査方向に延びる輪郭線Coの滲みが抑制され、この輪郭線Coがより明瞭に表示される。
【0052】
次に、上記往路画像信号Rと復路画像信号Lとを画像情報を表す画素毎に副走査方向にそれぞれ比較して、より小さい値を持つ方を画像信号として採用する第2の演算について説明する。
【0053】
上記第2の演算は、往路画像信号R1と復路画像信号L1との比較により画像信号T1を表す画素の値、復路画像信号L1と往路画像信号R2との比較により画像信号T2を表す画素の値、…、往路画像信号R3と復路画像信号L3との比較により画像信号T5を表す画素の値が求められ、このように各画素同士をれぞれ副走査方向に比較してより小さい値を持つ方を採用することにより、図12(a)に示すような第2の画像信号T1、T2、T3、T4、T5、T6が作成される。
【0054】
第2の画像信号T1、T2、T3、T4、T5、T6からなる画像信号によって表示される副走査方向に並ぶ画像表示領域QT1からQT6は、図12(b)に示すように、副走査方向に互いに隣接する各画像表示領域間の濃度の差が小さくなり、かつ、列V2、V3、V6、V7の画素の値が全体的に小さくなって、副走査方向に延びる輪郭線Coの滲みが抑制され、この輪郭線Coがより明瞭に表示されるようになる。
【0055】
次に、往路画像信号と復路画像信号とを画像情報を表す画素毎に副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を採用して、画像担持体の主走査方向に延びる線状の領域の画像情報を表すライン画像信号を作成した後、副走査方向への走査での奇数番目のライン画像信号を画像信号の奇数番目に採用し、偶数番目のライン画像信号の前後に取得された奇数番目のライン画像信号同士を副走査方向に加算平均して偶数番目の画像信号を得る第3の演算について説明する。
【0056】
上記ライン画像信号は、上記往路画像信号R1、R2、R3と復路画像信号L1、L2、L3とに対して上記第2の演算を施すことによって作成されたライン画像信号である副走査方向へ順番に並ぶ第2の画像信号T1、T2、T3、T4、T5、T6、…となる。さらに、これら第2の画像信号T1、T2、T3、T4、T5、T6、…中の奇数番目T1、T3、T5、はそれぞれ第3の画像信号W1、W3、W5として採用され、第3の画像信号W2、W4、W6は、それぞれ、第2の画像信号T1、とT3との加算平均(W2=(1T+T3)/2)、第2の画像信号T3とT5との加算平均(W4=(T3+T5)/2)、第2の画像信号T5とT7との加算平均(W6=(T5+T7)/2)によって作成される。
【0057】
このようにして作成された図13(a)に示す第3の画像信号W1、W2、W3、W4、W5、W6によって表示される副走査方向に並ぶ画像表示領域QW1からQW6は、図13(b)に示すように、各第3の画像信号中の列V2、V3、V6、V7の副走査方向に互いに隣接する画素間の濃度の差がさらに縮小され、かつ、列V2、V3、V6、V7のそれぞれの画素の濃度がさらに全体的に小さくなって輪郭線Coの滲みが抑制され、この輪郭線Coがさらに明瞭に表示されるようになる。
【0058】
なお、上記実施の形態においては、光学ヘッドに励起光源および光電変換手段とを配設して光学ヘッド、励起光源および光電変換手段を一体化させた例を示したが、励起光源および光電変換手段は、平行光路を介して光学ヘッドとの間で光を伝播させることにより両者間の距離を変更可能とすることができるので、励起光源と光電変換手段とを副走査手段、あるいは画像担持体が載置されるベース上に配設するように構成することもできる。また、光学ヘッドを固定して、画像担持体を、主走査方向に往復走査させつつ、この主走査方向と交わる副走査方向に走査して、画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得するようにしてもよい。
【0059】
また、上記実施の形態においては、励起光の照射により画像担持体から発生した蛍光を光電変換手段で受光する例を示したが、光電変換手段で受光する光は、画像担持体から発生した光の他、画像担持体によって反射された光、あるいは画像担持体を透過した光等であってもよい。なお、画像担持体によって反射された光、あるいは画像担持体を透過した光を光電変換手段で受光する場合には画像担持体への励起光の照射は不用となる。
【0060】
なお、上記実施の形態においては、走査手段として光学ヘッドを用いる例を示したが、走査手段として光ビームを用い、画像情報を担持した画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する光電変換手段である光電子増倍管と、画像担持体に対して光ビームを主走査方向へ相対的に往復走査させる往復主走査手段であるガルバノメータと、画像担持体に対して光ビームを主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査させる副走査手段と、ガルバノメータにより、光ビームを画像担持体上に主走査方向へ往復走査させつつ、副走査手段により、光ビームを副走査方向に走査させて画像担持体からの光を光電子増倍管によって光電変換して画像信号を取得するようにして、往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とに、上記副走査方向に平滑化する演算を施して、上記平滑化された画像情報を表す画像信号を作成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による読取画像処理装置の全体構成を示すブロック図
【図2】光学ヘッドを拡大して示した斜視図
【図3】画像担持体1に記録されている画像情報を示す図
【図4】往路画像取得領域と復路画像取得領域とが主走査方向に一致しない様子を示す図
【図5】往路画像取得領域と復路画像取得領域との位置が主走査方向にずれた状態で取得された画像信号に基づいて表示された画像情報を示す図
【図6】尾引きが生じて取得された往路画像信号と復路画像信号とに基づいて表示された画像情報を示す図
【図7】往路画像取得領域と復路画像取得領域との位置が主走査方向にずれた状態で画像情報を表す輪郭線が取得される様子を示す拡大図
【図8】画像情報を表す輪郭線が取得された画像担持体上の領域を示す図
【図9】画像担持体上の往路画像取得領域と復路画像取得領域とから取得された輪郭線近傍を表す往路画像信号と復路画像信号の画素の値を示す図
【図10】往路画像信号と復路画像信号とについて予め定められた副走査方向に対応する画素を整列させて作成した画像信号に基づいて表示された画像情報を示す図
【図11】往路画像信号と復路画像信号とに第1の演算を施して得られた画素値とこの画素値に基づいて表示された画像情報を示す図
【図12】往路画像信号と復路画像信号とに第2の演算を施して得られた画素値とこの画素値に基づいて表示された画像情報を示す図
【図13】往路画像信号と復路画像信号とに第3の演算を施して得られた画素値とこの画素値に基づいて表示された画像情報を示す図
【符号の説明】
10 光学ヘッド
20 光電変換手段
30 往復主走査手段
40 副走査手段
50 画像情報取得手段
60 演算手段
70 表示器

Claims (6)

  1. 画像情報を担持した画像担持体に対して、走査手段を主走査方向に相対的に往復走査させつつ、前記主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査して、前記画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する読取画像処理方法であって、
    前記往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に前記副走査方向に加算平均し前記副走査方向に平滑化して前記画像情報を表す画像信号を作成することを特徴とする読取画像処理方法。
  2. 画像情報を担持した画像担持体に対して、走査手段を主走査方向に相対的に往復走査させつつ、前記主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査して、前記画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する読取画像処理方法であって、
    前記往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に前記副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を前記画像信号として採用し前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して前記画像情報を表す画像信号を作成することを特徴とする読取画像処理方法。
  3. 画像情報を担持した画像担持体に対して、走査手段を主走査方向に相対的に往復走査させつつ、前記主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査して、前記画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する読取画像処理方法であって、
    前記往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に前記副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を採用してライン画像信号を作成した後、前記副走査方向への走査での奇数番目のライン画像信号を前記画像信号の奇数番目に採用し、偶数番目のライン画像信号の前後に取得された奇数番目のライン画像信号同士を前記副走査方向に加算平均して偶数番目の前記画像信号を得、前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して前記画像情報を表す画像信号を作成することを特徴とする読取画像処理方法。
  4. 画像情報を担持した画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する光電変換手段と、前記画像担持体に対して走査手段を主走査方向へ相対的に往復走査させる往復主走査手段と、前記画像担持体に対して前記走査手段を前記主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査させる副走査手段と、前記往復主走査手段により、前記走査手段を前記画像担持体上に前記主走査方向へ相対的に往復走査させつつ、前記副走査手段により、前記走査手段を前記副走査方向に相対的に走査させて前記画像担持体からの光を前記光電変換手段によって光電変換して画像信号を取得する画像情報取得手段とを備えた読取画像処理装置であって、
    前記往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に前記副走査方向に加算平均し前記副走査方向に平滑化して、前記画像情報を表す画像信号を作成する演算手段を備えていることを特徴とする読取画像処理装置。
  5. 画像情報を担持した画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する光電変換手段と、前記画像担持体に対して走査手段を主走査方向へ相対的に往復走査させる往復主走査手段と、前記画像担持体に対して前記走査手段を前記主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査させる副走査手段と、前記往復主走査手段により、前記走査手段を前記画像担持体上に前記主走査方向へ相対的に往復走査させつつ、前記副走査手段により、前記走査手段を前記副走査方向に相対的に走査させて前記画像担持体からの光を前記光電変換手段によって光電変換して画像信号を取得する画像情報取得手段とを備えた読取画像処理装置であって、
    前記往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に前記副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を前記画像信号として採用し前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して、前記画像情報を表す画像信号を作成する演算手段を備えていることを特徴とする読取画像処理装置。
  6. 画像情報を担持した画像担持体からの光を光電変換して電気的な画像信号を取得する光電変換手段と、前記画像担持体に対して走査手段を主走査方向へ相対的に往復走査させる往復主走査手段と、前記画像担持体に対して前記走査手段を前記主走査方向と交わる副走査方向に相対的に走査させる副走査手段と、前記往復主走査手段により、前記走査手段を前記画像担持体上に前記主走査方向へ相対的に往復走査させつつ、前記副走査手段により、前記走査手段を前記副走査方向に相対的に走査させて前記画像担持体からの光を前記光電変換手段によって光電変換して画像信号を取得する画像情報取得手段とを備えた読取画像処理装置であって、
    前記往復走査の連続する往路と復路とでそれぞれ取得された往路画像信号と復路画像信号とを前記画像情報を表す画素毎に前記副走査方向にそれぞれ比較してより小さい値を持つ方を採用してライン画像信号を作成した後、前記副走査方向への走査での奇数番目のライン画像信号を前記画像信号の奇数番目に採用し、偶数番目のライン画像信号の前後に取得された奇数番目のライン画像信号同士を前記副走査方向に加算平均して偶数番目の前記画像信号を得、前記往路画像信号と復路画像信号とを前記副走査方向に平滑化して、前記画像情報を表す画像信号を作成する演算手段を備えていることを特徴とする読取画像処理装置。
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