JP3909609B2 - 車両制御用通信網およびその診断方法 - Google Patents

車両制御用通信網およびその診断方法 Download PDF

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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B15/00Systems controlled by a computer
    • G05B15/02Systems controlled by a computer electric

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両制御用通信網およびその診断方法に関し、特に、それぞれに入力および出力補器の少なくとも一方が接続されており、相互には通信線で接続されてそれぞれの固有信号を送受信する複数の制御ユニットよりなり、少なくとも2つの前記制御ユニットは送信部、受信部、制御部および表示手段、ならびに診断機能を有する車両制御用通信網およびその診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
制御ユニット(ECUなど)が送信部、受信部、制御部を有すると共に、それぞれに入力系および/または出力系補器を接続された複数の制御ユニットを通信線で相互に接続して相互に送受信するように構成された車両制御用通信網が故障した場合、従来は作業者がそれぞれの制御ユニットの入力系統、出力系統、通信系統などの各部の電圧、導通状態などを手動作業で点検、確認することによって不良系統を判別し、さらに不良箇所や不良部品などを特定していた。そのために、故障した制御ユニットや故障系統の発見や故障箇所、部品の特定には熟練と長時間の作業が必要になり、サービス低下の原因にもなっていた。
【0003】
これらの問題を解決して各制御ユニットや系統の故障検知や故障箇所の特定、修理を容易かつ迅速にするために、最近では、制御ユニット自体に自己診断機能を持たせて故障内容や故障箇所を記憶、表示させたり、さらには点検、診断、修理のための特別の故障診断装置を準備しておき、これを診断対象車両の自己診断機能に接続して故障箇所を読み取り、表示させたりする事が行なわれるようになっている。この場合、制御ユニット自体の自己診断機能の起動はタイマ割り込み、手動割り込み、あるいは特定スイッチの操作などによって行なわれている。車載電子制御装置の、このような自己診断に関する従来技術としては、特開昭57−86544号公報、同58−149834号公報、どう62−279151号公報、特開平6−30477号公報などがあげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
車両制御用通信網を構成する複数の制御ユニット自体に自己診断機能を持たせると、故障診断は迅速かつ正確にできるが、その反面、車両制御用通信網自体のシステム構成が大型、複雑となってコスト高になり易いのみならず、このような自己診断装置と接続するための特別の故障診断装置を各地のサービスステーションなどに多数設備しなければならず、より一層のコスト高になるという問題がある。
【0005】
例えば、複数の制御ユニットを通信線で互いに接続して構成された車両制御用通信網を自動診断の対象とした場合を想定すると、故障はまず制御ユニット間の相互関係(ユニット相互間の通信機能、および仕様・仕向地の整合性)に関するものと入出力制御機能に関するものとに大別される。さらに、通信機能の故障は送信、受信回路や通信線の故障、制御ユニット内のECUの故障などに分別され、一方入出力制御機能の故障は入力、出力補器や信号線の故障、前記ECUの制御機能の故障などに細分されるので、これらの故障診断および故障箇所の特定や表示を全て自動的に行なおうとすると、そのソフトが長大化し、表示装置や表示手段も複雑かつ大型になり、コストアップは避けられない。
【0006】
本発明の目的は、車両制御用通信網を構成する複数の制御ユニット自体の自己診断機能と手動による診断作業とを巧みに分別、組合わせることによって、比較的簡単なシステムで故障診断の迅速性や正確性を実用上損なうこと無く、コストパーフォマンスや信頼性に優れた故障診断を実行できるような車両制御用通信網およびその診断方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
それぞれに入力および出力補器の少なくとも一方が接続されており、相互には通信線で接続されてそれぞれの固有信号を送受信する複数の制御ユニットよりなり、少なくとも2つの前記制御ユニットは送信部、受信部、制御部および表示手段、ならびに診断機能を有する車両制御用通信網において、まず、第1診断モードが設定されると、前記診断機能付き制御ユニットの受信部は、他の制御ユニットから送信された固有信号をそれぞれ受信し、前記診断機能付き制御ユニットの制御部は、受信した前記固有信号に基づいて、前記通信網における通信機能の故障状態を判別し、判別結果に応じた態様で前記表示手段を駆動する。第1診断モードでの診断で故障情報が表示されない、あるいは故障が解消されて故障情報が表示されなくなったら、第2診断モードに移行し、診断機能付き制御ユニットの制御部は、当該通信網に含まれる入力補器の手動操作による作動を示す入力信号に応答して診断を実行し、その結果に応じた2元の態様で前記表示手段を駆動する。固有信号には他の制御ユニットからの固有信号の正常受信、通信線の状態、制御ユニットの仕様(仕向地)の一致性、自己および他のユニットへの入力信号の有無などが含まれる。
【0008】
それぞれに入力および/または出力補器が接続されており、少なくとも2つの制御ユニットが送信部、受信部、制御部および表示手段、ならびに診断機能を有し、相互には通信線で接続された複数の制御ユニットと、前記診断機能付き制御ユニットを診断モードに設定するための診断モード信号発生手段とを具備した車両制御用通信網の診断方法は、前記診断モード信号発生手段を操作して前記診断機能付き制御ユニットを第1診断モードに設定する段階と、前記診断機能付き制御ユニットを第1診断モードと第2診断モードとの間で切り替える段階とよりなる。第1の診断モードにおいては、前記診断機能付き制御ユニットの受信部が、他の制御ユニットから送信された固有信号をそれぞれ受信し、前記診断機能付き制御ユニットの制御部が、受信した前記固有信号に基づいて、前記通信網における通信機能の故障状態を判定し、判定結果に応じた態様で前記表示手段を駆動すると共に、前記判定結果を示す信号をその固有信号の中に含ませて送信する。
【0009】
2の診断モードにおいては、前記診断機能付き制御ユニットの制御部が、当該通信網に含まれる入力補器の手動操作による作動を示す入力信号に応答して診断を実行し、その結果に応じた2元の態様で前記表示手段を駆動する。診断モードは、前記第1診断モードでの診断で故障情報が表示されない、あるいは故障が解消されて故障情報が表示されなくなったら、前記第2診断モードに移行する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明する。この実施例は、複数の制御ユニットがポイント・ツー・ポイント(point-to-point)式通信線を介して接続された車両制御用通信網に本発明を適用した場合の例であるが、本発明がこのような車両制御用通信網に限定されるものではなく、どのような接続方式の車両制御用通信網にも適用できるものことは言うまでもない。
【0011】
図1は本発明の1実施例の車両制御用通信網の主要構成を示すブロック図である。車両制御用通信網100はAs(アシスタント)ECU10、Dr(ドライバ)ECU20およびドアECU30の3種の電子制御ユニット、ならびにこれらの間を接続する通信線2、4、6および各制御ユニットに接続された入力/出力補器よりなる。AsECU10は受信部11、送信部12、診断/制御部13よりなり、さらにそのI/O(インターフェース)14を介して、各種入力補器(スイッチやセンサ類)16および出力補器(リレー、表示灯、警報ホーンなど)17が接続される。ブザー15も出力補器の1つであるが、本実施例の診断モードにおいては、診断結果の表示手段として使用されるので特別に図示されている。DrECU20も受信部21、送信部22、診断/制御部23よりなり、そのI/O24を介して、各種入力補器(スイッチやセンサ類)26および出力補器(リレーなど)27が接続される。IG(イグニッシヨン)キーライト25も出力補器の1つであるが、本実施例の診断モードにおいては、診断結果の表示手段として使用されるので特別に図示されている。
【0012】
ドアECU30は送信部32および制御部33を含み、各種入力補器36がI/O34を介して接続される。ドアECU30の送信部32とDrECU20の受信部21とは#1通信線2により、DrECU20の送信部22とAsECU10の受信部11とは#2通信線4により、またAsECU10の送信部12とDrECU20の受信部21とは#3通信線6によってそれぞれ接続されている。前記I/O14、24には単一の診断モード起動スイッチ(図示例では、カプラ)8が共通に接続される。図2には、上記各ECU10、20、30に接続される入力補器および出力補器の代表的な例を示す。前記起動スイッチ8としてカプラを採用すると通常のスイッチの場合とは異なり、車両の運転者などが誤って投入してしまい、予期しないときに診断モードになってしまうような不都合が避けられる。
【0013】
図3は本発明の1実施例における車両制御用通信網診断の概略手順を示す流れ図である。診断を開始するためには、図1の診断モード起動スイッチ8を投入(カプラを接続)する。作業者はまず最初に、目視あるいは導通測定などによってフューズが断線していないかどうかをチェックする(P101)。断線しておればフューズを交換し(P102)、それでも予定の機能が回復しないときは(P129)、診断モード1を実行する(P103)。モード1の診断は、後で詳細に説明するように、各ECU10、20、30の送受信部や制御部の異常、各ECU間の通信線2、4、6の異常および各ECUの仕向地仕様(コ−ド)が一致しているかどうかなどを、各制御部内の診断プログラムにしたがって自動チェックし、異常状態に応じて故障コ−ドを表示するものである。
【0014】
診断モード1を実施した結果、故障コ−ドが表示されたなら(P104)、作業者は当該故障コ−ドと従来法にしたがって、異常表示された通信線(通常は、プルアップされている)の断線、接地やコネクタ接触不良などを判定して必要な対策(修理、交換)をする(P105〜108)。この場合の表示手段としては、出力補器として本来装備されているブザー15やIGキーライト25などを使用することができる。
【0015】
診断モード1の処理で故障コ−ドが発生、表示されなくなったら、診断モード2へ進む(P111)。モード2の診断は、これも後で詳述するように、各ECUの入力系(各種スイッチやセンサなどの入力系補器、配線など)および出力系(ワイパ、ヘッドライトなどの出力系補器やその配線など)の正常、異常を、作業者が診断対象入力系を選択して操作することにより、制御ユニットとの対話を通じて判定、診断するものである。
【0016】
さらに具体的には、例えば、あるECUの入力補器としての入力スイッチを作業者が診断対象に選定し、操作すると、この入力系が正常ならば、その操作信号(スイッチ信号)が対応ECUの制御部に検知されて前記表示手段15、25が付勢される。これにより、作業者は今診断している入力系が正常であることを認識できる。一方、操作信号が検知されなければ表示手段は付勢されないので、これによって作業者は入力系の異常を知ることができる。すなわち、入力補器の操作に応答して表示手段は「正常」か「異常」かの2元の態様で駆動される。さらに、前記入力系のスイッチ操作に応答して対応の出力系がどの様に動作すべきかは、予め作業者には分かっており、出力系の動作は作業者が目視などの五感の作用で判別できるから、診断対象出力系の動作を監視することによって出力系の正常異常をも容易に、かつほぼ同時に判別することができる。
【0017】
この場合の表示手段としては、診断結果の読み違え(誤認識)を避けるために、車両の通常運転時には診断対象入力補器の操作に直接関連しないものを用いるのが望ましい。例えば、ヘッドライトの点灯不良の診断時に表示手段として同じヘッドライトを使用すると、対応のスイッチを投入してもヘッドライトが点灯されないとき、当該系統のECUへの入力側に異常があるのか、ECUからヘッドライトまでの出力側に異常があるのかの判定が付けられないことになる。
【0018】
以上を要約すると、作業者がある入力スイッチを診断対象に選択して操作したときの表示手段および出力系の動作に基づいて、作業者は次のように当該入出力系の状態をほとんど瞬時に判定することができる。予定の表示手段が予定通りに駆動されれば当該入力系は正常であり、このとき対応の出力系が予定通りの動作をすれば出力系も正常であると判定できる。入力系が正常であるのに、出力系が正常動作しなければ、出力系が異常である。また前記入力スイッチを操作しても表示手段が予定通りに駆動されない場合は、入力系か対応ECUのいずれかが異常である。なおこの場合、表示手段が光と音のように異なる種別の刺激、または発生態様で駆動されるので、状態判別が一層容易かつ確実になる。
【0019】
異常判定の場合は、まず当該入力スイッチや関連配線などを作業者が従来法で(関連部分の電位、導通などを手動で測定し、判断することによって)チェックし(P112)、故障箇所があれば修理、交換する(P113、114)。前記入力スイッチや関連配線などに故障が見付からなければ、例えば、関連の入力ECUを交換する(P115)。
【0020】
例えばモード2の前記入出力系の診断で、作業者が診断対象として選択し、操作したスイッチが車両のワイパスイッチであり、表示手段15、25の作動(特定ランプの点灯やブザーの鳴動)によるスイッチ操作信号の正常入力が判定、表示されたならば、作業者は当該入力系が正常であることを知ることができる。のみならず、これと同時に、前記スイッチ操作に応答して実際にワイパが動くかどうかを監視することによって当該出力系の正常異常をもほぼ同時に判断できる(P121)。動けば正常であるが、動かなければ異常であるから、出力系の補器(この例では、ワイパモ−タやその動力伝達系、ワイパ自体など)、関連配線や制御部(ECU)などを従来法にしたがって手動でチェックし、故障箇所があれば修理、交換する(P123、114)。
【0021】
他の例として、ヘッドライトが診断対象である場合は、該当スイッチを投入したとき、前記表示手段が駆動されず、投入の正常操作が判定されなければ当該スイッチやその関連配線,制御部(ECU)などに異常があると判断し、反対にスイッチ投入の正常操作が判定されたときは、実際にヘッドライトが点灯するかどうかを作業者が目視によって判定し、点灯しなければヘッドライト自体や関連配線の断線の有無、短絡などをチェックする。前記入力スイッチや関連配線などに故障が見付からなければ、例えば、出力ECUを交換する(P125)。その結果、予定機能が回復すれば診断、修理は完了するが、依然として予定機能か回復しなければP113からの診断を繰返す。
【0022】
このように本発明では、制御ユニット間の通信機能を利用して、予め記憶されたプログラムにしたがってECUが自動的に行なうモード1の通信系統故障(および制御ユニット間の仕様・仕向地整合性)診断と、作業者がECUと対話しながら、所望の被診断入力補器を手動で操作して行なうモード2の入出力系故障診断とを巧みに分別、組合わせたので、作業者が被診断入出力補器や制御系を選択、特定できるようになり、診断能率を比較的高く保持しながら診断のためのコスト上昇を抑えることが可能となる。
【0023】
のみならず、各診断モードにおいて判別される故障箇所(種別)数が比較的少数になるので、表示手段の必要個数やこれらの駆動制御法が簡単化される。例えばこの実施例において表示される故障箇所は、モード1では送信回路、受信回路、ECUの通信処理機能、他制御ユニットとの間の通信線であり、モード2ではECUの制御処理機能、入力補器、出力補器であるというように、各診断モードにおける表示種別が少ないので、表示手段をコ−ド化した態様で駆動しても作業者が認識するのに困難を感ずることはほとんどなく、所要表示手段の個数を減らすことが容易である。これに対し、従来のように診断を全自動的に実行する場合は、診断結果の種別が多くなり、これらを判別可能に表示するためには、診断結果と1対1対応に多数の表示手段を用意するか、メッセージとして表示する他ないので、処理が複雑化してコストアップを招く欠点がある。
【0024】
図4、5は前記各ECUの診断動作を示すフローチャートである。なお以下においては、説明の便宜上、タイマの動作時間を具体的な数値例で示しているが、この時間は適宜変更できるものであり、この数値例が本発明を限定するものでないことは当然である。図1に示した起動スイッチ8の投入(図の例では、診断モード起動用カプラの接続)によって診断モードが起動されると、初期化処理(S501)の後タイマが始動される(S502)。ステップS504で5秒の時間経過が判定されると、前記タイマがリセットされ、モードフラグが1にセットされて診断モード1に移行し、必要に応じてはその旨が表示される(S505)。5秒経過前に起動スイッチが開放されたときは、診断モードが開始されることなしに処理は終了する(S503)。
【0025】
ステップS507でモードフラグを判別し、フラグが1ならば後述のモード1の診断を実行し、フラグが0ならばモード2の診断を実行する。いずれかのモードの診断を終了したならば、IG(イグニッション)スイッチが開放されていないかどうかを判別し(S510)、開放されているときは診断モードは終了する。判別結果が否定ならば、起動スイッチが開放されていないかどうかを判別し(S511)、開放されていないならば、前記のステップS507〜511を繰返す。一方、ステップS511の判定で起動スイッチ8が開放されていたならば、タイマを再び始動し(S512)、同スイッチ8が再投入されるかどうかを監視する(S513)。
【0026】
起動スイッチ8の再投入が検知されたなら、起動スイッチの開放から再投入までに5秒以上経過したかどうかを判定する(S514)。5秒を過ぎていなければ、タイマをリセットして(S519)そのままステップS507の処理へ戻るが、ステップS514の判定でタイマの計時が5秒以上経過していたら、タイマをリセットした後(S515)モードフラグが1かどうか、換言すれば、現在の診断モードが1か2かを判定し(S516)、診断モードを1から2へ、またはその逆に反転した後(S517、518)ステップS507の処理へ戻って他方モードの診断を継続する。起動スイッチが開放された後、再投入されることなしに10秒以上経過したら(S520)、タイマをリセットして診断モードを解除し、診断動作を終了する(S522)。
【0027】
診断モードの動作中も、通常の制御動作中と同じように、それぞれのECU10、20、30の送信部は予定フォーマットの固有信号を、例えばパケット方式で繰り返し送信し、AsECU10およびDrECU20の受信部11、21がこれらの信号を受信する。DrECU20からAsECU10への送信情報はAs→Dr通信線の異常、ドア→Dr通信線の異常、自己ECUの仕向地コ−ド、ドアおよび自己ECUへのスイッチ入力信号およびサービスチェックビットなどを含み、AsECU10からDrECU20への送信情報はDr→As通信線の異常、各ECUの仕向地コ−ド、自己ECUへのスイッチ入力信号およびサービスチェックビットなどを含む。ドアECUからDrECUへの送信情報はその仕向地コ−ドおよび自己ECUへのスイッチ入力信号などを含む。前記サービスチェックビットは、例えば、診断モード1のときは各ECUの仕向地コ−ドの不一致を表わし、診断モード2のときは自己ECUへのスイッチ入力信号の発生を表わす。
【0028】
本実施例で用いた固有信号のフレーム構成は、図20に示すような、先頭のスタートビットST、各1バイトのデ−タビットD0〜D7、パリティビットPRおよびストップビットSPからなるNRZ信号である。また各パケットは、図21に示すように、適当バイトのデ−タフレームおよび最終のチェックサムフレームからなる。前述のECU相互を接続する各通信線の異常、仕向地コ−ド、サービスチェックビットなどは、例えば先頭の0フレームに含まれることができる。なお、この実施例の場合は、ある制御ユニットの受信部と他の制御ユニットの送信部とは1対1対応で固定的に接続されているから、送信元や送信宛先を示す制御ユニットID情報を固有信号に含ませる必要がないことは、容易に理解できるであろう。このようなフレーム構成やパケット構成は良く知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0029】
次に図4、5のメインフローにおける診断モード1(S508)の詳細について説明する。なお以下の動作説明において、各ECUの送信動作はタイマ割り込みによって、また受信動作は受信された信号のスタートビットSTによる割り込みによってそれぞれ(非同期的に)実行することができる。図6〜9はDrECU20の診断モード1での処理を示すフロ−チャートである。
【0030】
最初にIGスイッチおよび起動スイッチが開放されているかどうかを判定し(S601、602)、どちらかが開放であればモード1実行フラグを0(モード1診断の未実行を表わす)にして図4、5のメインフローへ戻る(S603)。前記両スイッチが共に閉じられておれば、モード1実行フラグが1かどうか、すなわちモード1の診断が終了しているかどうかを判定する(S604)。最初は、判定は否定になるからタイマを始動し(S605)、AsECU10およびドアECU30からの信号が受信されたかどうかを判定する(S606、608)。受信されておればそれぞれのECU間の通信線は正常である旨を登録する(S607、609)。これらの処理ステップS606〜609が100m秒間継続されると(S610)、タイマがリセットされる(S612)。100m秒の間に予定回数以上の受信ができたら前記通信線は正常と判定することができる。
【0031】
AsECUからの受信が正常のときは(S612)その受信デ−タを読み込み(S613)、その中にNGビットが含まれるかどうかを判定する(S614)。NGビットがあればDrECUからAsECUへの送信に異常がある旨登録し(S615)、NGビットがなければ正常である(S616)と登録する。つづいてAsおよびDrECUの仕向地コ−ドが一致しているかどうかを判定し(S617)、一致しないときは仕向地不一致を登録する(S618)。一方、ステップS612の判定で、AsECUからDrECUへの送信が正常でないときは、As→DrECU送信異常デ−タをDrECUからAsECUへの送信デ−タフォーマットの所定ビット位置に書き込む(S619)。仕向地コ−ドについては、図19を参照して後述する。
【0032】
つぎにドアECUからの受信が正常のときは(S620)その受信データを読み込み(S621)、ドアおよびDrECUの仕向地コードが一致しているかどうかを判定し(S622)、一致しないときは仕向地不一致を登録する(S623)。ステップS620の判定で、ドアECUからDrECUへの送信が正常でないときは、ドア→DrECU送信異常データをDrECUからAsECUへの送信データフォーマットの所定ビット位置に書き込む(S624)。以上でモード1の判定処理を終了し、ひきつづきステップS630〜641の手順で判定結果をクラス分けしてステップS649〜659のように各通信線の状態(正常、異常)および/または各ECUの仕向地コード不一致を表示する。その後、モード1診断実行済みを登録して(S660)処理ステップS601に戻り、ステップS604からS630へジャンプするので、それ以後は実際の診断処理は行なわれず、単に診断結果の表示のみが継続して行なわれる。
【0033】
前記診断結果の表示は、予め決められたコード化パルスによって表示手段15、25を付勢することで行なうことができる。この例では、図1の各通信線の#符号1〜3に対応させて、コ−ド1〜3がそれぞれ通信線#1〜3の異常を表わし、コ−ド4は各ECUの仕向地の相違を表わすものとしている。またコ−ド表示なしは、モード1の診断では異常が認められなかったことを表わしている。複数のコ−ドを表示手段15、25で表示するときは、適宜の間隔をおいて連続表示すれば良いし、あるいは複数コ−ドの組み合わせ毎に特有のパルスコ−ドを決めておいても良い。
【0034】
図10〜12はAsECU10の診断モード1での処理を示すフロ−チャートである。これらの図において、ステップS701〜705の処理は図6のステップS601〜605と同じである。ステップS706では、DrECU20からの信号が受信されたかどうかを判定する。受信されておればそれぞれのECU間の通信線は正常である旨を登録する(S707)。この処理ステップS606、707が100m秒間継続されると(S710)、タイマがリセットされる(S711)。前記100m秒の間に予定回数以上の受信ができたら、前記通信線は正常と判定することができる。
【0035】
DrECUからの受信が正常のときは(S712)その受信デ−タを読み込み(S713)、その中にNGビットが含まれるかどうかを判定する(S714)。NGビットがあればAsECUからDrECUへの送信に異常がある旨登録し(S715)、NGビットがなければ正常である(S716)と登録する。またDrECUから送信されたドア→DrECU信号にNGビットが含まれるかどうかをも判定し(S717)。NGビットがあればドアECUからDrECUへの送信に異常がある旨登録し(S718)、NGビットがなければ正常であると登録する(S719)。つづいてドア、AsおよびDrECUの仕向地コ−ドが一致しているかどうかを判定し(S722)、一致しないときは仕向地不一致を登録する(S723)。一方、ステップS712の判定で、DrECUからAsECUへの送信が正常でないときは、Dr→AsECU送信異常デ−タをAsECUからの送信デ−タフォーマットの所定ビット位置に書き込む(S720)。
【0036】
以上でモード1の判定処理を終了し、ひきつづきステップS730〜737の手順で、上述の判定結果をクラス分けしてステップS740〜748のように各通信線の状態(正常、異常)および各ECUの仕向地不一致をコ−ド表示する。その後、モード1診断実行済みを登録して(S760)処理ステップS701に戻り、ステップS704から730へジャンプするので、それ以後は実際の診断処理は行なわれず、単に診断結果の表示のみが継続的に行なわれる。上記のようなモード1の診断結果が表示された場合は、故障コ−ド表示の組合わせにしたがって、図13にその1例を示すような順序で作業者が各部の診断をして故障の有無をチェックするのが効率的である。例えば図1に示した装置の診断において、ブザー15およびIGキーライト25が共に故障コ−ド2を表示したら、故障部位の確認は#2通信線4、DrECU20、AsECU10の順で行うのが最良である。また仕向地不一致(コ−ド4)が表示されたときは、誤って装着されているECUを正規のものに交換する。
【0037】
図14はDrECU20の診断モード2での処理を示すフロ−チャートである。最初にIGスイッチおよび起動スイッチ8が開放されているかどうかを判定し、どちらかが開放であれば図4、5のメインフローへ戻る(S801、802)。前記両スイッチが共に閉じられておれば、自己ECUに接続された入力補器であるスイッチからの操作(ON)信号が入力されたかどうか(S803)、自己ECUに接続されたアナログ入力(例えば、各種センサからの)が予定の閾値を越えたかどうか(S804)、自己ECUに接続されたパルス入力(例えば、車速センサからの)が予定の閾値を越えたかどうか(S805)、およびドアECUからの受信デ−タにスイッチ操作情報が含まれているかどうか(S806)などを順次判定する。
【0038】
このようなモード2の診断により、入出力系の正常異常、および異常が入力系にあるか出力系にあるかを大まかに切り分けて、故障の有無を判定し、同時に故障部位を特定することが可能になる。例えば、ワイパ駆動スイッチを投入してもワイパが作動しない故障の診断に際し、モード2の診断で、作業者による前記スイッチの作動に応答してブザー15やIGキーライト25が1秒間動作すれば、スイッチからECUまでの入力系統には異常がなく、出力系統かワイパモ−タが故障していると判断できるし、反対に、前記ブザー15やIGキーライト25が動作しなければ、スイッチからの入力系統に異常があると判断できるので、診断効率の向上が期待できる。なお、前記の各閾値については、図15、16を参照して後述する。
【0039】
上記各ステップでの判定のどれか1つでも肯定になれば、DrECU20からAsECU10への送信デ−タフォーマットのサ−ビスチェックビットを1秒間セットすると共に、その表示負荷であるIGキーライト25を1秒間点灯してその旨を表示する(S807)。さらに、AsECU10からの受信デ−タフォーマットのサ−ビスチェックビットが1(セット)かどうかを判定し(S808)、前記ビットが1であるときは前記IGキーライト25を1秒間点灯してその旨を表示する(S809)。
【0040】
図15に前記アナログ入力と閾値、表示用負荷の駆動タイミングとの関係例を示す。例えば車両のワイパ駆動速度調整摘みを操作するとその出力(したがって、DrECUへの入力電圧)が図示のように時間と共に変化する。DrECUへの入力電圧の最大電圧の1/4、2/4、3/4を閾値としてあらかじめ設定しておき、入力電圧がこれらの閾値を通過したときに表示用負荷(IGキーライト25やブザー15)を1秒間付勢して表示する。これにより、例えば診断対象としての前記摘みを作業者が操作したとき、表示用負荷が間欠的に付勢されれば、前記摘みの入力系統は正常と判定することができる。
【0041】
図16に前記パルス入力と閾値、表示用負荷の駆動タイミングとの関係例を示す。例えば車速センサ(車速パルス入力系)を診断対象とした場合、センサ出力であるパルスの発生頻度(周期)がそれぞれ10、20、30Km/hの車速に相当する値を閾値としてあらかじめ設定しておき、入力パルスの発生頻度(周期)がこれらの閾値を通過したときに表示用負荷(IGキーライト25やブザー15)を1秒間付勢して表示する。これにより、例えば作業者がエンジンを加速、減速した場合に表示用負荷が間欠的に付勢されれば、前記車速センサは正常であると判定することができる。
【0042】
診断モード2では、作業者が各種スイッチや摘みを順次に操作して診断を実行するので、操作の仕方や速度によっては、各種のアナログ/デジタル入力が前記閾値を通過する時間間隔、あるいはスイッチ信号の入力間隔が表示用負荷の付勢時間(1秒)よりも短いことがありうる。そのようなときは、表示が重なって作業者が合否の判断を見誤る可能性がある。このために本実施例では、図17に示すように、直前の信号入力Aから100m秒以内に後続の入力Bがあったときは、後の入力Bで表示が影響されない(すなわち、後の入力は表示されない)ようにしている。一方、100m秒以上1秒以内の時間間隔で後の入力Cが検知されたときは、後の入力Cの検知から30m秒だけ表示を消した後、改めて1秒間表示負荷を付勢することによって、2つの入力AおよびCの検出を表示する。
【0043】
図18はAsECU10の診断モード2での処理を示すフロ−チャートである。DrECU20の場合と同様に、まずIGスイッチおよび起動スイッチ8が開放されているかどうかを判定し、どちらかが開放であれば図4、5のメインフローへ戻る(S821、822)。前記両スイッチが共に閉じられておれば、自己ECUに接続された入力スイッチからの操作(on)信号が入力されたかどうかを判定し(S803)、入力が検出されたなら、AsECU10からDrECU20への送信デ−タフォーマットのサ−ビスチェックビットを1秒間セットすると共に、その表示負荷であるブザー15を1秒間付勢して鳴動させる(S827)。さらに、DrECU20からの受信デ−タフォーマットのサ−ビスチェックビットが1(セット)かどうかを判定し(S828)、前記ビットが1であるときは前記ブザー15を1秒間付勢する(S829)。
【0044】
以上の説明から分かるように、本実施例では、診断モード1、2のいずれの場合にも、AsECU10およびDrECU20の両方で診断結果の表示が、2元態様(オンかオフか)で、かつ互いに異なる態様で、具体的には、一方は光の点滅により、他方はブザー音の間欠鳴動によってされる。このために、診断結果の判定を誤ることが少なくなり、また診断結果が一方のECUにのみにしか表示されないときは他方のECUの表示手段の故障と判定することができる。のみならず診断作業が騒音の多い環境や極端に明るい環境で行われる場合でも、一方の表示は明確に認識できるので診断結果の表示を見落としたり見誤ったりすることが少なくなるという利点がある。
【0045】
さらに前述のように、モード1の診断は予め準備したアルゴリズムにしたがってECUが自動的に実行し、これによって制御ユニット相互間の関係(ユニット間の通信機能の異常、各ユニットの仕様・仕向地の整合性)を診断し、モード2の診断は、作業者が選択した入力補器を手動で操作して対応の表示手段や出力補器が予期通りに付勢、駆動されるか否かを五感の作用で判断するので、構成や動作が大幅に簡略化され、診断が迅速化される利点がある。
【0046】
図19は仕向地コ−ドの設定のための具体的構成および判定のための真理値表の1例を示す図である。同図(a)のブロック図のようにECUの2入力にそれぞれ分圧抵抗R1、R2およびR3、R4を設けることにより、同図(b)の真理値表のように、2つの分圧電圧の組み合わせを仕向地コ−ドに対応させることができる。これに基づき、各ECUは2つの入力の電位を検知することによって仕向地コ−ドを判別することができる。その代わりに、ECUの2入力端子に接続する抵抗の値や、その組合わせによって判別することもできる。
【0047】
以上の実施例では、モード1の診断を終了した後にモード2の診断へ移行するようにした。モード1の診断は、診断対象となる通信網の根幹となる制御ユニット間の通信機能や各制御ユニットの仕様・仕向地の一致・整合などをチェックするものであり、このように故障による影響が広範である基本的機能の正常、異常を最初に診断する方が作業効率が良くなるからである。例えば、制御ユニット間の通信機能が正常でないと入出力系の動作も正常でなくなるが、そのような故障状態のときに、入力系や出力系を先に診断しようとしても、前記の基本的機能である通信機能が正常に機能していなければ的確な診断や故障箇所の特定ができないことは明らかである。
【0048】
上では、診断機能を有する制御ユニットが2個の場合について述べたが、制御ユニットが3個以上の場合にも本発明が適用できることは容易に理解されるであろう。
【0049】
さらに、図22、23に示すように、複数の制御ユニットECU1〜4が共通バスBを介して相互に接続されたり、またはバスB1〜4を介して環状に接続されたりした車両制御用通信網に対しても本発明が適用できることも容易に理解されるであろう。これらの場合に、制御ユニットから送信される固有信号のフレーム構成は、例えば「自動車技術」第49巻、第7号、1995年の第42頁にも記載されるように、図24のようなもので良い。先頭のヘッダ部はデ−タID、トークンおよびソースアドレスを含む。最後のBCCは、デ−タ誤りを検出、訂正するためのブロックチェックキャラクタ(Block check character) である。良く知られているように、このシステムでは、トークンを保有するユニットのみが送信権を有し、このトークンを次の制御ユニットに渡すためには送信されるフレームのヘッダ(先頭フレーム)内のトークンに送信先ユニットのアドレスを設定してフレーム送信を行なう。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、電子制御装置自体に具備させる自己診断機能と作業者の手動による診断作業とを巧みに分別、組合わせるようにした、換言すれば、各制御ユニット(ECU)間の通信線や制御ユニットの送受信機能や制御機能自体の故障は、予め準備された診断プログラムによる自己診断によって自動的に判別、表示し、入出力系の故障診断は作業者が適宜に診断対象の入力補器を選んで操作することによって半自動的に、しかもほとんど瞬時に故障の有無、故障箇所のおおまかな切り分けができるようになるので、実用上は支障のない迅速性と信頼性を維持しながら、作業者の熟練を必要とせずに故障診断を行うことができる。また、特別な外部診断装置を必要としないので、コストパーフォマンスに優れた診断機能付き電子制御装置を得ることができる。
【0051】
のみならず、ECUの診断プログラムのサイズが小さくて済むので必要なメモリ容量を減らして一層のコスト低減を図ることもできる。またモード1の診断を終了した後にモード2の診断を実行するようにすれば、診断対象通信網の根幹である制御ユニット間の通信機能や各制御ユニットの仕様・仕向地の一致・整合などの、故障による影響が広範である基本的機能の正常、異常が最初に診断されるので、診断効率を一層高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の主要構成を示すブロック図である。
【図2】図1の各ECUに接続される入力補器および出力補器の代表的な例を示す図である。
【図3】本発明の1実施例における車両制御用通信網診断の概略手順を示す流れ図である。
【図4】前記各ECUの診断動作を示すフローチャートの一部である。
【図5】前記図4と組み合わさって、各ECUの診断動作を示すフローチャートの一部である。
【図6】本発明の1実施例のDrECUの診断モード1での処理を示すフロ−チャートの一部である。
【図7】前記図6と組み合わさって、前記実施例のDrECUの診断モード1での処理を示すフロ−チャートの一部である。
【図8】前記図6、7と組み合わさって、前記実施例のDrECUの診断モード1での処理を示すフロ−チャートの一部である。
【図9】前記図6〜8と組み合わさって、前記実施例のDrECUの診断モード1での処理を示すフロ−チャートの一部である。
【図10】AsECUの診断モード1での処理を示すフロ−チャートの一部である。
【図11】前記図10と組み合わさって、前記実施例のAsECUの診断モード1での処理を示すフロ−チャートの一部である。
【図12】前記図10、11と組み合わさって、前記実施例のAsECUの診断モード1での処理を示すフロ−チャートの一部である。
【図13】前記実施例において、表示された故障コ−ドと故障部位確認順序との関係を示す図である。
【図14】DrECU20の診断モード2での処理を示すフロ−チャートである。
【図15】前記アナログ入力と閾値、表示用負荷の駆動タイミングとの関係例を示す図である。
【図16】前記パルス入力と閾値、表示用負荷の駆動タイミングとの関係例を示す図である。
【図17】診断モード2において、入力信号が連続して検出された場合の表示用深野付勢を示す図である。
【図18】AsECU10の診断モード2での処理を示すフロ−チャートである。
【図19】仕向地コ−ドの設定のための具体的構成および判定のための真理値表の1例を示す図である。
【図20】本発明の実施例で用いた固有信号のフレーム構成の1例を示す図である。
【図21】本発明の実施例で用いた固有信号のパケット構成の1例を示す図である。
【図22】複数の制御ユニットが共通バスを介して相互に接続された車両制御用通信網の1例を示す概略図である。
【図23】複数の制御ユニットが環状に接続された車両制御用通信網の1例を示す概略図である。
【図24】本発明を他の実施例に適用する場合に用い得る固有信号のパケット構成の1例を示す図である。
【符号の説明】
2、4、6…通信線 8…診断モード起動カプラ 10…AsECU 11、21、…受信部 12、22、32…送信部 13、23…診断/制御部 15…ブザー 16、26、36…入力補器 17、27…出力補器 20…DrECU 25…IGキーライト 30…ドアECU 33…制御部

Claims (20)

  1. それぞれに入力および出力補器の少なくとも一方が接続されており、相互には通信線で接続されてそれぞれの固有信号を送受信する複数の制御ユニットよりなり、該複数の制御ユニットの少なくとも2つの制御ユニットは送信部、受信部および制御部を具備するとともに診断機能を有し、かつそれぞれに別の表示手段が接続されている車両制御用通信網であって、
    少なくとも2つの前記診断機能付き制御ユニットを診断モードに設定するための診断モード信号発生手段を具備し、
    前記診断モードは、第1診断モードと第2診断モードとの間で切り替え可能であり、
    第1診断モードでは、前記診断機能付き制御ユニットの受信部は、他の制御ユニットから送信された固有信号をそれぞれ受信し、前記診断機能付き制御ユニットの制御部は、受信した前記固有信号に基づいて、前記通信網における通信機能の故障状態を判別し、判別結果に応じた態様で前記表示手段を駆動するとともに、
    第2診断モードでは、前記診断機能付き制御ユニットの制御部は、当該通信網に含まれる入力補器の手動操作による作動を示す入力信号に応答して診断を実行し、その結果に応じた2元の態様で前記表示手段を駆動し、
    診断モードは、前記第1診断モードでの診断で故障情報が表示されない、あるいは故障が解消されて故障情報が表示されなくなったら、前記第2診断モードに移行することを特徴とする車両制御用通信網。
  2. 第1診断モードにおいて、前記制御ユニットの制御部は、他の制御ユニットから送信された固有信号を受信し、この受信した固有信号に基づいて、前記通信線や他の制御ユニットの状態を判定し、該判定結果を示す信号を固有信号の中に含ませて他の診断機能付き制御ユニットに向けて送信することを特徴とする請求項1に記載の車両制御用通信網。
  3. ある制御ユニットから送信される固有信号は、当該制御ユニットが他の制御ユニットからの固有信号を正常に受信したか否かの情報をも含むことを特徴とする請求項1または2に記載の車両制御用通信網。
  4. ある診断機能付き制御ユニットが、他の制御ユニットから送信されるべき固有信号を予定時間内に受信しない時は、当該診断機能付き制御ユニットは固有信号の正常受信とは判別しないことを特徴とする請求項3に記載の車両制御用通信網。
  5. 前記表示手段は、当該車両制御用通信網の通常動作時にその通常動作状態を示すために本来具備されたものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかひとつに記載の車両制御用通信網。
  6. 前記診断機能付き制御ユニットの制御部が、第1診断モードでは、予め記憶されている診断手順にしたがって自動的に診断を実行し、その結果に応じた態様で前記表示手段を駆動することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかひとつに記載の車両制御用通信網。
  7. 前記診断モード信号発生手段は、前記診断機能付き制御ユニットを第1診断モードに設定し、前記第1診断モードでの診断で故障情報が表示されない、あるいは故障が解消されて故障情報が表示されなくなったら、前記第2診断モードに移行させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかひとつに記載の車両制御用通信網。
  8. 前記複数の制御ユニットの表示手段は、光および音の少なくとも一方の表示を予定の態様で発生するように駆動されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかひとつに記載の車両制御用通信網。
  9. 前記駆動に応答して、ある制御ユニットの表示手段は光信号を発生し、他の制御ユニットの表示手段は音信号を発生することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかひとつに記載の車両制御用通信網。
  10. 前記診断モード信号発生手段は、少なくとも1つの制御ユニットに接続されたスイッチであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかひとつに記載の車両制御用通信網。
  11. 前記診断モード信号発生手段は、診断機能を有するすべての制御ユニットに共通に接続された単一のスイッチであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかひとつに記載の車両制御用通信網。
  12. 前記表示手段は、異常または故障原因に応じて特有にコ−ド化されたパルス信号によって駆動されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかひとつに記載の車両制御用通信網。
  13. 少なくとも一部の制御ユニットから送信される固有信号は送信元制御ユニットの仕向地を示す情報を含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかひとつに記載の車両制御用通信網。
  14. 診断機能付き制御ユニットは、他の制御ユニットからの仕向地情報が当該制御ユニットのそれと異なるときは、当該制御ユニットの表示手段に異常を表示させることを特徴とする請求項13に記載の車両制御用通信網。
  15. それぞれに入力および出力補器の少なくとも一方が接続されており、相互には通信線で接続されてそれぞれの固有信号を送受信する複数の制御ユニットと、前記制御ユニットを診断モードに設定するための診断モード信号発生手段とを具備し、少なくとも2つの前記制御ユニットは送信部、受信部および制御部を含んでいて診断機能を有すると共に、前記診断機能付き制御ユニットにはそれぞれ別の表示手段が接続されている車両制御用通信網の診断方法であって、
    前記診断モード信号発生手段を操作して前記診断機能付き制御ユニットを第1診断モードに設定する段階と、
    前記診断機能付き制御ユニットを第1診断モードと第2診断モードとの間で切り替える段階とよりなり、
    前記第1診断モードでは、前記診断機能付き制御ユニットの受信部が、他の制御ユニットから送信された固有信号をそれぞれ受信する段階と、前記診断機能付き制御ユニットの制御部が、受信した前記固有信号に基づいて、前記通信網における通信機能の故障状態を判別し、判別結果に応じた態様で前記表示手段を駆動する段階を有し、
    第2診断モードでは、前記診断機能付き制御ユニットの制御部が、当該通信網に含まれる入力補器の手動操作による作動を示す入力信号に応答して診断を実行し、その結果に応じた2元の態様で前記表示手段を駆動する段階を有し、
    診断モードは、前記第1診断モードでの診断で故障情報が表示されない、あるいは故障が解消されて故障情報が表示されなくなったら、前記第2診断モードに移行することを特徴とする車両制御用通信網の診断方法。
  16. 第1診断モードにおいて、ある診断機能付き制御ユニットは、他の制御ユニットから受信した固有信号が正常な固有信号ではないと判断したとき、前記他の制御ユニットから前記ある診断機能付き制御ユニットへの通信が異常であることを示す情報を固有信号の中に含ませて送信することを特徴とする請求項15に記載の車両制御用通信網の診断方法。
  17. ある診断機能付き制御ユニットが、他の制御ユニットから送信されるべき固有信号を予定時間内に受信しない時は、当該診断機能付き制御ユニットは固有信号の正常受信とは判別しないことを特徴とする請求項16に記載の車両制御用通信網の診断方法。
  18. 前記固有信号は当該制御ユニットの仕様を表わすコ−ドを含み、前記他の制御ユニットから受信した仕様を表わすコ−ドが他の制御ユニットのそれと異なるときは、その旨を示す情報が、前記ある診断機能付き制御ユニットからの固有信号の中に含まれて送信されることを特徴とする請求項16または17に記載の車両制御用通信網の診断方法。
  19. 第2診断モードにおいて、ある制御ユニットが、当該制御ユニットに接続された入力補器の操作信号を検知したときは、前記信号検知を表わす情報をその固有信号の中に含ませて送信し、診断機能付き制御ユニットは、他の制御ユニットから受信した固有信号の中に前記操作信号の検知を表わす情報が含まれているときは、前記予定の表示手段を付勢してその旨を表示することを特徴とする請求項15に記載の車両制御用通信網の診断方法。
  20. 前記入力補器からの操作信号は、ある制御ユニットに接続された特定の出力補器を付勢するためのものである請求項19に記載の車両制御用通信網の診断方法。
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