JP3907114B2 - 魚釣用リール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リール本体の側板間に回転自在に支持されたスプールを釣糸巻取状態と釣糸放出状態とに切換えるクラッチ機構を備えた魚釣用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】
クラッチ機構を切換える方法としては、手動で切換える方法以外に、モータやソレノイド等、電力を利用して自動的に切換える方法が従来から知られている。このようなクラッチ機構の自動切換えは、棚取りやシャクリ操作を自動で行なう場合の手段として利用されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−25342号。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示されている技術では、モータの一方向の回転力(逆回転)を利用してクラッチ機構が作動されることにより、スプールが釣糸巻取状態と釣糸放出状態とに切換えられる。具体的には、前記2つの状態を切換える切換部材としてのスライドプレートが前記クラッチ機構に設けられ、このスライドプレートに形成された長孔には、リール本体に設けられたモータの動力を遊星歯車からなる減速機構を介して伝達するボス部が係合される。前記ボス部は、前記減速機構の遊星歯車を支持するキャリアに突設されており、前記モータの回転動力を前記長孔を介して往復直線運動に変換して前記スライドプレートに伝達する。そして、スライドプレートが前記釣糸巻取状態と前記釣糸放出状態とに対応する切換え位置間で往復直線運動を行なうことにより、スプールが釣糸巻取状態と釣糸放出状態との間で切換えられる。
【0005】
しかしながら、このような構成では、スライドプレートは、長孔を介してボス部と常に係合した状態であるため、ボスの動きに常に拘束されつつ往復直線運動を行なうこととなる。つまり、スライドプレートの移動速度すなわちクラッチON/OFFの切換え速度は、減速機構を介したボス部の動作速度(回転速度)に依存することとなる。そのため、クラッチを瞬時に切換えることが難しい。
【0006】
特に、クラッチ機構をOFF状態(釣糸放出スプールフリー状態)からON状態(釣糸巻取状態)へと瞬時に切換えることができなければ、所定の棚位置で仕掛けを確実に停止させることができず、釣果に影響する。また、クラッチ機構のOFFからONへの切換え速度が遅いと、スプール側と駆動側ピニオンとのクラッチ係合部がスムーズに係合できず、クラッチ係合部が変形したり破損したりする虞がある。
【0007】
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、クラッチ機構をOFF状態からON状態へと瞬時に切換えることができる魚釣用リールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、リール本体の側板間に回転自在に支持されたスプールを釣糸巻取状態と釣糸放出状態とに切換えるクラッチ機構を備え、前記2つの状態を切換える前記クラッチ機構の切換部材の係合部には、リール本体に設けられたモータの動力を伝達する動力伝達部が係合し、前記動力伝達部を介して前記モータの動力が前記切換部材に伝達されることにより、前記スプールが前記2つの状態に切換えられる魚釣用リールにおいて、前記切換部材の前記係合部に設けられ、スプールが釣糸放出状態から釣糸巻取状態へと切換えられる初期の段階で前記係合部に対する前記動力伝達部の係合状態を解放する開放部と、前記動力伝達部との係合状態が解放された前記切換部材を、前記釣糸巻取状態に対応する切換え位置へと付勢する付勢手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1〜図10は本発明の第1の実施形態を示している。図1および図2に示されるように、本実施形態に係る魚釣用リールとしての魚釣用電動リール1は、リール本体2を備えている。リール本体2の左右フレーム4a,4b間には、スプール軸6が軸受を介して回転可能に支持されており、このスプール軸6を囲繞するようにスプール8が配置されている。なお、左右フレーム4a,4bには、左右側板10a,10bが取り付けられている。
【0010】
左右フレーム4a,4b間には、スプール8(スプール軸6)よりも前側(釣糸繰出方向側)に、スプール駆動モータ12(以下、単にモータという。)が保持されていると共に、このモータ12の上方側には、スプール8に対して釣糸を平行に巻回させるレベルワインド機構(図示せず)が配置されている。なお、図中、150はモータ12の正転時の巻き上げ出力の調整を行なう出力レバーである。
【0011】
モータ12は、正転及び逆転可能に構成されており、その一端側(左フレーム4a側)に延出した左駆動軸12aと、その他端側(右フレーム4b側)に延出した右駆動軸12bとを有している。右駆動軸12bは、一方向クラッチ(以下、第1の一方向クラッチという。)11を介して後述するクラッチ操作機構13に連結されており、左駆動軸12aは、一方向クラッチ(以下、第2の一方向クラッチという。)15を介して後述する連動歯車機構に連結されている。
【0012】
第1の一方向クラッチ11は、モータ12が正転した時、フリー回転状態となり、右駆動軸12bの駆動力をクラッチ操作機構13に伝達させないようになっており、一方、モータ12が逆転した時、駆動力伝達状態となり、右駆動軸12bの駆動力をクラッチ操作機構13に伝達させるようになっている。
【0013】
第2の一方向クラッチ15は、モータ12が正転した時、駆動力伝達状態となり、左駆動軸12aの駆動力を連動歯車機構に伝達させるようになっており、一方、モータ12が逆転した時、フリー回転状態となり、左駆動軸12aの駆動力を連動歯車機構に伝達させないようになっている。
【0014】
ここで、モータ12が正転している状態とは、第2の一方向クラッチ15を介して連動歯車機構を駆動させて、スプール8を釣糸巻取方向に回転させるための駆動力を伝達している状態を意味しており、一方、モータ12が逆転している状態とは、第1の一方向クラッチ11を介してクラッチ操作機構13を駆動させて、後述するクラッチ機構40を制御している状態を意味している。
【0015】
連動歯車機構は、第2の一方向クラッチ15に連結された駆動歯車17と、この駆動歯車17に噛合した中間歯車19と、この中間歯車19に噛合したスプール駆動用歯車14とを備えており、スプール駆動用歯車14は、スプール軸6の一端側(左フレーム4a側)に回り止め嵌合されている。
【0016】
中間歯車19は、左フレーム4aに回り止めされた固定軸21に支持されており、この固定軸21と中間歯車19との間には、一方向クラッチ(以下、第3の一方向クラッチという。)23が介挿されている。
【0017】
第3の一方向クラッチ23は、中間歯車19を一方向に回転させて且つ他方向に回転させないようになっている。具体的には、モータ12が正転して、その駆動力が第2の一方向クラッチ15を介して駆動歯車17に伝達された時、この駆動歯車17の回転運動をスプール駆動用歯車14に伝達するように、中間歯車19は、第3の一方向クラッチ23によって、一方向への回転が許容された状態となる。これに対し、後述するように手動ハンドル60を回転操作してスプール8を釣糸巻取方向に回転させる際には、スプール軸6(スプール駆動用歯車14)の回転を規制するように、中間歯車19は、第3の一方向クラッチ23によって、他方向への回転が規制(停止)された状態となる。
【0018】
また、レベルワインド機構は、モータ12によってスプール8を釣糸巻取方向に回転させた時に、或いは、後述するハンドル操作によってスプール8を釣糸巻取方向に回転させた時に、その回転運動に連動して駆動することができるように構成されている。
【0019】
また、スプール軸6の他端側(右フレーム4b側)には、第1及び第2の遊星ギヤ機構16,18から成る減速機構20が設けられており、この減速機構20は、モータ12の正転時のスプール軸6の回転運動を第1の遊星ギヤ機構16で減速させた後、更に、第2の遊星ギヤ機構18で減速させてスプール8に伝達するように構成されている。
【0020】
第1の遊星ギヤ機構16は、スプール軸6に回り止め嵌合された第1の太陽歯車22と、この第1の太陽歯車22に噛合した複数の第1の遊星歯車24と、これら第1の遊星歯車24が常時噛合するようにスプール8の端面に刻設された内歯歯車26とを備えている。複数の第1の遊星歯車24は、夫々、第1のキャリア32に支持されており、この第1のキャリア32は、スプール軸6に対してフリー回転可能に支持されている。
【0021】
また、第2の遊星ギヤ機構18は、第1のキャリア32に固定された第2の太陽歯車28と、この第2の太陽歯車28に噛合した複数の第2の遊星歯車30とを備えており、複数の第2の遊星歯車30は、内歯歯車26に常時噛合するようになっている。また、複数の第2の遊星歯車30は、夫々、第2のキャリア34に支持されており、この第2のキャリア34は、スプール8に取り付けられたブラケット36に嵌合し且つ軸受37を介してスプール軸6に回転可能に支持されている。なお、ブラケット36は、軸受39を介して、右フレーム4bに回転可能に支持されている。
【0022】
また、スプール軸6の他端側において、右フレーム4bと右側板10bとの間には、後述するクラッチ操作機構13によって駆動操作(クラッチON/OFF切換制御)されるクラッチ機構40が配置されている。
クラッチ機構40は、スプール軸6に沿ってスライド可能で且つ減速機構20(具体的には、第2のキャリア34)に対して係合又は非係合されるピニオン42を備えている。
【0023】
本実施形態において、ピニオン42は、クラッチ操作機構13によるクラッチ機構40のON/OFF切換制御によって、減速機構20(第2のキャリア34)を介して間接的にスプール軸6に係合又は非係合されるようになっているが、例えばスプール軸6の他端側に減速機構20が配置されていない魚釣用両軸受型リール(図示しない)では、クラッチ機構40のON/OFF切換制御によってピニオン42が直接的にスプール軸6に係合又は非係合するようになっていても良い。
【0024】
ピニオン42には、その外周面に円周溝42aが形成されている。また、この円周溝42aにはスライド片であるヨーク44が係合している。ヨーク44は、クラッチ操作機構13によるクラッチ機構40のON/OFF切換制御によって、ピニオン42をスプール軸6に沿ってスライドさせる。
【0025】
また、ヨーク44は、スプール軸6の軸方向に沿って延びる一対のガイド棒46(図3等参照)にガイドされながら、スプール軸6に沿ってスライドする。ヨーク44をスプール軸6に沿ってスライドさせるための構成として、クラッチ機構40には、クラッチ操作機構13によるクラッチ機構40のON/OFF切換制御に連動して一定方向D1,D2にスライド可能な切換部材としてのスライドプレート48が設けられている。スライドプレート48の表面には、ヨーク44と係合してこれをスプール軸6に沿ってスライドさせる傾斜カム(傾斜面)48aが形成されている。また、スライドプレート48の端部には、後述するボス86aと係脱可能に係合する係合部70が設けられている。この係合部70は、ボス86aが係合可能な長溝70aと、長溝70aの一端に形成された開放部70bとから成る。
【0026】
また、本実施形態では、スライドプレート48の位置を検出するための位置検出装置が設けられている。この位置検出装置は、図3等に示されるように、スライドプレート48に取り付けられ且つスライドプレート48の移動方向に沿って離間する一対の磁石130,131(130;クラッチON検出用磁石、131;クラッチOFF検出用磁石)と、リール本体2に固定された支持板75に磁石130と対向し得るように装着固定された磁気センサ(リードスイッチ)132とから成り、クラッチのON/OFF状態におけるスライドプレート48の位置を磁気センサ132によって磁気的に検出することにより、モータ12にこれを停止させるための停止信号を送出する。これにより、クラッチのON/OFF状態が保持される。
【0027】
また、図5に詳しく示されるように、右側板10bとヨーク44との間には、付勢手段としての例えば一対のバネ76が介挿されている。これらのバネ76は、リール本体2に固定された支持板75から延びる前述したガイド棒46に巻装されており、スライドプレート48に向ってヨーク44を常時付勢することにより、このヨーク44を介して、ピニオン42を第2のキャリア34と係合させる方向に常時付勢する。なお、ピニオン42と第2のキャリア34との係合は、ピニオン42のクラッチ係合部42bが第2のキャリア34のクラッチ係合部34aと係合することによって成される。また、ガイド棒46には、右側板10bを支持板75に固定するためのネジ部材92が螺合されるネジ穴46aが設けられている。
【0028】
図2にも示されるように、ピニオン42には、ハンドル軸50に取り付けられたドライブギヤ52が噛合しており、このドライブギヤ52とハンドル軸50との間には、実釣時にスプール8から釣糸が繰り出された際、スプール8に所望のドラグ力を与えることが可能な周知のドラグ機構54が配置されている。
【0029】
また、実釣時に、モータ12によってスプール8を釣糸巻取方向に回転させた際、これに連動してハンドル軸50が回転するのを防止するために、ハンドル軸50には、逆転防止機構が設けられている。この逆転防止機構は、例えば図3に示されるように、外周面にラチェット爪56aが所定ピッチで形成されたラチェット56と、ラチェット爪56aに対して一定の付勢力で常時係合しているストッパ58とを備えており、ラチェット56は、ハンドル軸50に回り止め嵌合されている。
【0030】
このような逆転防止機構によれば、モータ12によってスプール8を釣糸巻取方向に回転させる際には、ラチェット爪56aにストッパ58が係合することによって、モータ12の回転に連動してハンドル軸50が回転するのを防止することができ、モータ10の動力が減速機構20を介してスプール8に伝達される。これに対して、ハンドル軸50に取り付けられた手動ハンドル60を回転操作して、スプール8を釣糸巻取方向に回転させる場合には、手動ハンドル60の回転操作に連動して、ハンドル軸50を回転させることができるようになっている。
次に、クラッチ操作機構13の構成について説明する。
【0031】
図2に詳しく示されるように、クラッチ操作機構13は、第1の一方向クラッチ11を介してモータ12の右駆動軸12bに連結されており、モータ12が逆転した時に、第1の一方向クラッチ11から出力される右駆動軸12bの駆動力を利用して、クラッチ機構40を駆動操作(クラッチON/OFF切換制御)し、ピニオン42を減速機構20(第2のキャリア34)に対して係合又は非係合させることができるように構成されている。
【0032】
具体的には、クラッチ操作機構13は、第1の一方向クラッチ11に連結され且つモータ12の逆転時の駆動力を伝達する駆動力伝達軸90と、この駆動力伝達軸90の回転運動を減速してクラッチ機構40側に伝達するクラッチ作動用の第1および第2の遊星ギヤ機構110,112とを備えている。
【0033】
第1の遊星ギヤ機構110は、駆動力伝達軸90に回り止めされた第1の太陽歯車72と、この第1の太陽歯車72に噛合した複数の第1の遊星歯車74と、これら第1の遊星歯車74が常時噛合する内歯歯車96とを備えており、内歯歯車96は支持フレーム78を介して右フレーム4bに固定されている。
【0034】
一方、第2の遊星ギヤ機構112は、駆動力伝達軸90に対してフリー回転可能に支持された第2の太陽歯車80と、この第2の太陽歯車80に噛合した複数の第2の遊星歯車82とを備えており、複数の第2の遊星歯車82は内歯歯車96に常時噛合するようになっている。
【0035】
複数の第1の遊星歯車74は、夫々、第1のキャリア84に回転自在に支持されており、この第1のキャリア84は第2の太陽歯車80に連結されてこれと一体で回転されるようになっている。また、複数の第2の遊星歯車82は、夫々、第2のキャリア86に回転自在に支持されており、この第2のキャリア86はクラッチ機構40のスライドプレート48に連結されている。この場合、第2のキャリア86は、駆動力伝達軸90に支持されており、スライドプレート48の係合部70と係合する動力伝達部としてのボス86aを有している。
【0036】
次に、前述したクラッチ操作機構13によってクラッチ機構40をON/OFF切換制御して釣糸を巻取り或いは繰り出す動作について説明する。
【0037】
リール本体2の表面(釣り人に対向する面)に搭載された操作パネル190(図1および図3参照)上に配設されたスイッチ190Aを操作すると、クラッチ操作機構13によってクラッチ機構40がON/OFF切換制御される。すなわち、クラッチON状態(ピニオン42が減速機構20の第2のキャリア34に係合した状態;釣糸巻取可能状態)と、クラッチOFF状態(ピニオン42が第2のキャリア34に非係合した状態;スプール8のフリー回転可能状態)とに自動的又は選択的に切換えられる。
【0038】
まず、クラッチOFF状態にクラッチ機構40が切換制御されている状態(図6および図7の状態)では、スライドプレート48の傾斜カム48aによりヨーク44がバネ76の付勢力に抗して右側板10b側に移動され、ピニオン42が減速機構20の第2のキャリア34に対して非係合状態となるため、スプール8は、フリー回転可能状態に維持される。この状態において、釣糸は、仕掛けの自由落下によってスプール8から繰り出される。
【0039】
釣糸が所望量繰り出された時(例えば、仕掛けが所望の棚に到達した時)、操作パネル190上のスイッチ190AをON操作すると、モータ12が逆転し、その時の逆転運動は、左駆動軸12a及び右駆動軸12bに夫々出力される。この時、左駆動軸12aは、第2の一方向クラッチ15を介して連動歯車機構に連結されており、この第2の一方向クラッチ15は、モータ12が逆転した時、フリー回転状態となるため、左駆動軸12aの駆動力は、連動歯車機構に伝達されない。これに対して、右駆動軸12bは、第1の一方向クラッチ11を介してクラッチ操作機構13に連結されており、この第1の一方向クラッチ11は、モータ12が逆転した時、駆動力伝達状態となるため、右駆動軸12bの駆動力は、クラッチ操作機構13に伝達される。
【0040】
クラッチ操作機構13に伝達された右駆動軸12bの駆動力は、第1の遊星ギヤ機構110で減速された後、続いて、第2の遊星ギヤ機構112で減速される。まず、第1の遊星ギヤ機構110に伝達された右駆動軸12bの駆動力は、駆動力伝達軸90を介して第1の太陽歯車72に伝達され、この第1の太陽歯車72を所定の方向に回転させる。この時、第1の太陽歯車72の回転運動によって、複数の第1の遊星歯車74は、自転しながら同時に、内歯歯車96に沿って公転する。
【0041】
複数の第1の遊星歯車74は、第1のキャリア84に回転自在に支持されているため、複数の第1の遊星歯車74が自転しながら公転すると、その公転運動に引きずられて、第1のキャリア84が回転する。この時、第1のキャリア84の回転運動は、第2の遊星ギヤ機構112に伝達される。
【0042】
第2の遊星ギヤ機構112に伝達された第1のキャリア84の回転運動は、この第1のキャリア84に連結された第2の太陽歯車80に伝達され、この太陽歯車80を所定の方向に回転させる。この時、第2の太陽歯車80の回転運動によって、複数の第2の遊星歯車82は、自転しながら同時に、内歯歯車96に沿って公転する。
【0043】
複数の第2の遊星歯車82は、第2のキャリア86に回転自在に支持されているため、複数の第2の遊星歯車82が自転しながら公転すると、その公転運動に引きずられて、第2のキャリア86が回転する。また、第2のキャリア86が回転すると、その回転に伴ってボス86aも回転し始める。具体的には、ボス86aは、図6に示されるクラッチOFF状態から図6に矢印Rで示される方向に回転し始め、スライドプレート48の係合部70の長溝70aに沿って摺動しながら同時に、第2のキャリア86の回転運動を矢印D2方向の直線運動に変換してスライドプレート48に伝達する。
【0044】
このようにスライドプレート48が矢印D2方向にスライドすると、これに伴い、ヨーク44が傾斜カム48aから離脱し始めるとともに、ヨーク44をスライドプレート48へと付勢するバネ76の付勢力により、スライドプレート48は、ボス86aの動作に拘束されることなく瞬時にクラッチON状態へとスライドする。以下、これについて、図8〜図10を参照しながら更に詳しく説明する
【0045】
図8は、図6と同じ状態、すなわち、スライドプレート48の傾斜カム48aによりヨーク44がバネ76の付勢力に抗して右側板10b側に移動され、ピニオン42が第2のキャリア34から離脱したクラッチOFF状態を示している。この状態において、ヨーク44は、傾斜カム48aの上端に位置しており、スライドプレート48から最も離間されている(図8の(b)参照)。
【0046】
そして、この状態から、ボス86aが矢印Rで示される方向に回転すると、その初期の段階(ここで、「初期」とは、釣糸放出状態から釣糸巻取状態へと至るボス86aの全回転角度の半分に達する前の段階(本実施形態では、ボス86aが90°回転する前の段階))では、ボス86aがスライドプレート48の係合部70の長溝70aに沿って摺動するため、スライドプレート48はボス86aによって拘束されながら矢印D2方向にスライドするが、ボス86aが係合部70の開放部70bに位置した時点で、ボス86aと係合部70との係合状態が解除される(図9の(a)参照)ため、スライドプレート48はボス86aの回転に拘束されなくなる。この時、ヨーク44は、図9の(b)に示されるように、傾斜カム48aの傾斜面上に位置していることから、この傾斜面に対してヨーク44を押し付けるバネ76の付勢力Fは、傾斜面に沿ってヨーク44を移動させることにより、スライドプレート48を矢印D2方向にスライドさせる。すなわち、スライドプレート48は、その開放部70bを通じてボス86aを解放させた時点から、ボス86aによってではなく(ボス86aによって拘束されることなく)、ヨーク44を介したバネ76bの付勢力によって矢印D2方向にスライドされ、ボス86aの回転に先立ってクラッチON状態へと瞬時に移行される(図9の(a)の二点鎖線参照)。
【0047】
そして、クラッチON状態へと先立って移動されたスライドプレート48の係合部70の長溝70a内に、後から回転してきたボス86aが係合する(図10の(a)参照)のと略同時期に、磁気センサ132による磁石130の磁気検知によりモータ12の逆回転が停止され、このクラッチON状態が保持される。このクラッチON状態では、図4および図5に示されるように、ヨーク44が傾斜カム48aから完全に離脱してバネ76の付勢力によりスライドプレート48に押し付けられ、ピニオン42のクラッチ係合部42bが第2のキャリア34のクラッチ係合部34aと完全に係合する。
【0048】
なお、本実施形態では、スライドプレート48の移動位置を検出することによりモータ12の回転を180°毎に停止制御しているが、この制御を実現するための他の方法としては、例えば、モータ12の回転数を電気的または磁気的にカウントする方法や、モータ12と連動回転する第2のキャリア86の回転位置の検出、あるいは、モータ12への電流値の出力状態を監視してこの電流値が所定値を越えた場合に電流出力を停止する方法等を挙げることができる。
【0049】
クラッチ操作機構13によってクラッチ機構40がクラッチON状態(釣糸巻取可能状態)に切り換えられている状態で、例えば操作パネル190のスイッチ操作によってモータ12を正転させると、その正転運動が左駆動軸12a及び右駆動軸12bに夫々出力される。
【0050】
右駆動軸12bは、第1の一方向クラッチ11を介してクラッチ制御機構13に連結されており、この第1の一方向クラッチ11は、モータ12が正転した時、フリー回転状態となるため、右駆動軸12bの駆動力は、クラッチ操作機構13に伝達されない。これに対して、左駆動軸12aは、第2の一方向クラッチ15を介して連動歯車機構に連結されており、この第2の一方向クラッチ15は、モータ12が正転した時、駆動力伝達状態となるため、左駆動軸12aの駆動力は、連動歯車機構に伝達される。
【0051】
連動歯車機構に伝達された左駆動軸12aの駆動力は、第2の一方向クラッチ15に連結された駆動歯車17から中間歯車19を介してスプール駆動用歯車14に伝達され、スプール軸6を釣糸繰出方向(釣糸巻取方向とは逆方向)に回転させる。そして、このスプール軸6の回転運動は、減速機構20(第1の遊星ギヤ機構16、第2の遊星ギヤ機構18)を介してスプール8に伝達される。
【0052】
第1の遊星ギヤ機構16に伝達されたスプール軸6の回転運動は、スプール軸6に回り止め嵌合された第1の太陽歯車22を釣糸繰出方向に回転させる。この時、第1の太陽歯車22に噛合している複数の第1の遊星歯車24は、釣糸巻取方向に自転しながら同時に、第1の太陽歯車22の回りを釣糸繰出方向に公転する。
【0053】
この状態において、複数の第1の遊星歯車24の自転運動は、スプール8の端面に刻設された内歯歯車26に伝達され、この内歯歯車26を釣糸巻取方向に回転させる。この結果、内歯歯車26が刻設されたスプール8を、第1の遊星ギヤ機構16によって減速させた状態で釣糸巻取方向に回転させることができる。また、複数の第1の遊星歯車24が釣糸繰出方向に公転すると、その公転運動に引きずられて、これら第1の遊星歯車24を支持している第1のキャリア32が釣糸繰出方向に回転し、その回転運動は、第2の遊星ギヤ機構18に伝達される。
【0054】
第2の遊星ギヤ機構18に伝達された第1のキャリア32の回転運動は、この第1のキャリア32に連結した第2の太陽歯車28に伝達されて、この第2の太陽歯車28を釣糸繰出方向に回転させる。この時、第2の太陽歯車28に噛合し且つ第2のキャリア34に支持されている複数の第2の遊星歯車30には、これら第2の遊星歯車30を釣糸巻取方向に自転させながら同時に、第2の太陽歯車28の回りを釣糸繰出方向に公転させる力が働き、その公転運動によって、第2のキャリア34には、釣糸繰出方向に回転させる力が作用する。
【0055】
しかしながら、前述した逆転防止機構によってハンドル軸50の回転が規制されているため、このハンドル軸50にドライブギヤ52を介して連結したピニオン42の回転も規制される。この結果、このピニオン42が係合した第2のキャリア34は、回転すること無く一定位置に静止した状態に維持される。従って、第2の太陽歯車28が釣糸繰出方向に回転した時、第2のキャリア34に支持された複数の第2の遊星歯車30は、第2の太陽歯車28の回りを公転すること無く、一定位置で釣糸巻取方向に自転する。
【0056】
この状態において、複数の第2の遊星歯車28の自転運動は、スプール8の端面に刻設された内歯歯車26に伝達され、この内歯歯車26を釣糸巻取方向に回転させる。この結果、内歯歯車26が刻設されたスプール8を、第2の遊星ギヤ機構18によって減速させた状態で釣糸巻取方向に回転させることができる。
【0057】
このように、スプール軸6の回転運動を減速機構20(第1の遊星ギヤ機構16、第2の遊星ギヤ機構18)を介してスプール8に伝達して、このスプール8を釣糸巻取方向に回転させている間、同時に、レベルワインド機構(図示しない)が駆動することによって、釣糸をスプール8に対して平行に巻回させることができる。
【0058】
なお、モータ12を停止させて、手動ハンドル60を回転操作した場合、手動ハンドル60の回転運動は、ハンドル軸6からドラグ機構54を介してドライブギヤ52に伝達された後、ピニオン42から減速機構20(具体的には、第2のキャリア34)に伝達され、この第2のキャリア34を釣糸巻取方向に回転させる。第2のキャリア34には、複数の第2の遊星歯車30が支持されているため、第2のキャリア34が釣糸巻取方向に回転すると、この回転運動は、複数の第2の遊星歯車30から第2の太陽歯車28を介して第1のキャリア32に伝達された後、この第1のキャリア32に支持されている複数の第1の遊星歯車24を介して第1の太陽歯車22に伝達され、この第1の太陽歯車22を回転させようとする。しかしながら、第1の太陽歯車22が回り止め嵌合したスプール軸6は、上述した第3の一方向クラッチ23によって、その回転が停止(規制)された状態になっているため、第1の太陽歯車22は、回転することは無い。従って、複数の第1の遊星歯車22は、非回転状態の第1の太陽歯車22の回りを自転しながら釣糸巻取方向に公転する。この時、複数の第1の遊星歯車22の回転運動は、ロス無く内歯歯車26に伝達され、この内歯歯車26を釣糸巻取方向に回転させる。この結果、内歯歯車26が刻設されたスプール8を釣糸巻取方向に回転させることができる。この間同時に、レベルワインド機構が駆動することによって、釣糸をスプール8に対して平行に巻回させることができる。
【0059】
また、このようにクラッチ機構40がクラッチON状態にある時、操作パネル190上のスイッチ190AをOFF操作すると、再びクラッチOFF状態にセットできる。すなわち、操作パネル190上のスイッチ190AをOFF操作した場合には、再び、モータ12が逆転し、その時の逆転運動が左駆動軸12a及び右駆動軸12bに夫々出力される。この場合、第2の一方向クラッチ15は、フリー回転状態となるため、左駆動軸12aの駆動力は、連動歯車機構に伝達されない。これに対して、第1の一方向クラッチ11は、駆動力伝達状態となるため、右駆動軸12bの駆動力は、クラッチ操作機構13に伝達される。クラッチ操作機構13に伝達された右駆動軸12bの駆動力は、前述したように、第1および第2の遊星ギヤ機構110,112で減速された後、クラッチ機構40に伝達され、スライドプレート48を矢印D1方向にスライドさせる。具体的には、図10に示されるクラッチOFFの状態から、クラッチ操作機構13によってボス86aが回転すると、ボス86aは、図8に示される180°の回転位置(クラッチOFF状態の位置)まで、スライドプレート48の係合部70の長溝70aに沿って摺動しながら、スライドプレート48を常に拘束しつつ矢印D1方向にスライドさせる(そのスライド途中の状態が図6に二点鎖線で示されている)。
【0060】
スライドプレート48が矢印D1方向にスライドすると、これに伴い、ヨーク44は、傾斜カム48aによって、ヨーク44を付勢しているバネ76に抗して持ち上げられ(一対のガイド棒46に沿って軸方向にスライドし)、ピニオンギヤ42がキャリア34に対して非係合状態となる。この時、磁気センサ132によって磁石131が検知されるため、モータ12の逆回転が停止され、このクラッチOFF状態が保持される。これにより、スプール8はフリー回転可能状態に維持され、この状態において、釣糸は仕掛けの自由落下によってスプール8から繰り出される。
【0061】
以上説明したように、本実施形態の魚釣用電動リール1は、切換部材としてのスライドプレート48の係合部70に設けられ且つスプール8が釣糸放出状態から釣糸巻取状態へと切換えられる初期の段階で係合部70に対するボス(動力伝達部)86aの係合状態を解放する開放部70bと、ボス86aとの係合状態が解放されたスライドプレート48を、前記釣糸巻取状態に対応する切換え位置へと付勢する付勢手段としてのバネ76とを備えている。そのため、クラッチ機構を釣糸放出状態から釣糸巻取状態に切換え復帰させる際、初期の段階で、ボス86aと係合部70(長溝70a)との係合状態が開放部70bによって解放され、それ以降、スライドプレート48は、減速回転されたモータ動力の拘束を受けずに、バネ76の力でクラッチON状態へとスライドすることができる。そのため、クラッチOFFからクラッチONへの素早い切換動作が可能となり、スプール側と駆動側ピニオンとのスムーズで確実なクラッチ係合が行なえ、クラッチ係合部の変形や破損が防止できると共に、棚停止も誤差少なく行なうことができる。
【0062】
なお、本実施形態では、釣糸が所望量繰り出された時(例えば、仕掛けが所望の棚に到達した時)に、操作パネル190上のスイッチ190AをON操作することによって、モータ12が逆転して、クラッチがOFFからONに切換えられるようになっているが、図2に示されるように、スプール8に磁石150を一体に設け、この磁石150を磁気センサ152によって磁気的に検知することにより、スプール8の回転に伴う釣糸の繰出し量を検出し、所定の釣糸繰出し量に達した時点で、磁気センサ152からモータ12を逆転させるための信号が送出されるようになっていても良い。
【0063】
図11には、本発明の第2の実施形態に係る魚釣用リールのクラッチ機構40の係合部70付近の構成が示されている。前述した第1の実施形態では、係合部70をいわば切り欠くことによって長溝70aに通じる開放部70bが形成されているが、本実施形態では、係合部70を切り欠くことなく、長溝70aの端部をスライドプレート48の長手方向に膨出させて成る閉空間部によって開放部70b’が形成されている。この場合、開放部70b’は、その閉空間部内でボス86aと干渉することがない大きさに形成されている。
【0064】
このように、本実施形態では、係合部70が切り欠かれていないため、第1の実施形態よりも係合部70の強度が高くなる。
【0065】
図12および図13には、本発明の第3の実施形態に係る魚釣用リールのクラッチ機構40の係合部70付近の構成が示されている。図示のように、本実施形態では、長溝70aの端部で係合部70を上側に向けて逆凹状に突出させることにより長溝70a内のボス86aを逃がす開放部70b”が形成されている。なお、図13には、図9に対応するボス86aの位置が二点鎖線で示されている。
【0066】
このように、本実施形態では、第2の実施形態のように開放部70b”がスライドプレート48の長手方向に膨出していないため、スライドプレート48を長手方向でコンパクトにすることができる。
【0067】
図14には、本発明の第4の実施形態に係る魚釣用リールのクラッチ機構の構成が示されている。図示のように、本実施形態では、支持板75とスライドプレート48との間に、スライドプレート48を矢印D2方向(クラッチON方向)へ付勢する別個のバネ99が設けられている。第1の実施形態では、ヨーク44を付勢するバネ76のバネ力を間接的に使用してスライドプレート48をクラッチON状態に対応する切換え位置へと移動させるようにしているが、本実施形態では、バネ99によって直接的にスライドプレート48をクラッチON状態に対応する切換え位置へと移動させるようになっている。無論、このような構成の本実施形態では、バネ99だけによらず、2つのバネ76,99のバネ力を併用してスライドプレート48を移動させても良い。
【0068】
【発明の効果】
本発明の魚釣用リールによれば、クラッチ機構をOFF状態からON状態へと瞬時に切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る魚釣用リールの正面図である。
【図2】 図1の魚釣用リールの断面図である。
【図3】 図1の魚釣用リールのクラッチ機構の構成図である。
【図4】 クラッチON状態におけるクラッチ機構の拡大縦断面図である。
【図5】 図4の状態におけるヨーク付近の拡大横断面図である。
【図6】 クラッチOFF状態におけるクラッチ機構の拡大縦断面図である。
【図7】 図6の状態におけるヨーク付近の拡大横断面図である。
【図8】 クラッチOFF時におけるスライドプレートの係合部付近の状態図である。
【図9】 クラッチOFFからクラッチONへの移行途中におけるスライドプレートの係合部付近の状態図である。
【図10】 クラッチON時におけるスライドプレートの係合部付近の状態図である。
【図11】 本発明の第2の実施形態に係る魚釣用リールのクラッチ機構の係合部付近の構成図である。
【図12】 本発明の第3の実施形態に係る魚釣用リールのクラッチ機構の係合部付近の構成図である。
【図13】 図12のA−A線に沿う断面図である。
【図14】 本発明の第4の実施形態に係る魚釣用リールのクラッチ機構の構成図である。
【符号の説明】
2 リール本体
8 スプール
40 クラッチ機構
48 スライドプレーチ(切換部材)
70 係合部
70b 開放部
76 バネ(付勢手段)
86a ボス(動力伝達部)

Claims (1)

  1. リール本体の側板間に回転自在に支持されたスプールを釣糸巻取状態と釣糸放出状態とに切換えるクラッチ機構を備え、前記2つの状態を切換える前記クラッチ機構の切換部材の係合部には、リール本体に設けられたモータの動力を伝達する動力伝達部が係合し、前記動力伝達部を介して前記モータの動力が前記切換部材に伝達されることにより、前記スプールが前記2つの状態に切換えられる魚釣用リールにおいて、
    前記切換部材の前記係合部に設けられ、スプールが釣糸放出状態から釣糸巻取状態へと切換えられる初期の段階で前記係合部に対する前記動力伝達部の係合状態を解放する開放部と、
    前記動力伝達部との係合状態が解放された前記切換部材を、前記釣糸巻取状態に対応する切換え位置へと付勢する付勢手段と、
    を具備することを特徴とする魚釣用リール。
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