JP2006174732A - 魚釣用電動リール - Google Patents

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Abstract

【課題】釣糸の良好な繰出し性能を確保し、併せてリール全体の小型化を図って操作性の向上を図る魚釣用電動リール。
【解決手段】スプール11の一側側にクラッチ係合部77を設け、スプールを回転自在に支持するスプール軸9またはこれと同軸上に配設された支持軸に、クラッチ係合部に連結可能なスプール駆動歯車を回転可能且つその軸方向へ移動可能に装着し、スプール駆動モータ17のモータ出力歯車49と手動巻取り駆動機構67の手動出力歯車を、スプール駆動歯車に互いに異なる方向から駆動連結すると共に、モータ出力歯車と手動出力歯車とに連結して回転する復帰用回転体99をリール本体103に装着し、当該復帰用回転体を、スプールの動力伝達状態を切り換えるクラッチ機構79に連結構成して、スプールフリー状態にあるスプール11を、手動ハンドル19の巻取り操作またはスプール駆動モータの駆動で釣糸巻取り状態に復帰可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータを備えた魚釣用電動リールに関する。
従来周知のように魚釣用電動リール(以下、「電動リール」という)は、リール本体に装着したスプール駆動モータ(以下、「スプールモータ」という)の駆動でスプールを回転させて釣糸の巻取りを行うもので、その動力伝達経路に複数の遊星歯車や太陽歯車,内歯歯車等からなる遊星減速機構を装着し、スプールモータの駆動力をこの遊星減速機構で減速させてスプールに伝達させている。
また、電動リールは、スプールモータによる巻取り駆動に加え、手動操作でスプールを巻取り駆動する手動ハンドルがリール本体に装着されると共に、動力伝達経路にクラッチ機構が装着されており、このクラッチ機構のクラッチON/OFFの切換え操作で、スプールが釣糸巻取り状態とスプールフリー状態(釣糸繰出し状態)とに切り換わって、スプールへのスプールモータや手動ハンドルの動力が伝達/遮断されるようになっている。
しかし、従来、この種の電動リールは、クラッチ機構の切換え操作でスプールをスプールフリー状態に切り換えて釣糸を繰り出す際に、遊星減速機構の一部の歯車(遊星歯車等)がスプールと連動回転する構造となっている。
このため、この歯車の噛み合いによる回転摩擦抵抗が発生してフリー性能が劣り、釣糸の繰出し時に仕掛けを速やかに繰り出すことができない課題が指摘されていた。
そこで、斯かる実情に鑑み、特許文献1には、スプールモータの動力伝達経路と手動ハンドルの動力伝達経路のスプール側動力出力経路を同一とすべく、スプールに駆動連結されたスプールモータと手動ハンドル、及びこれらとスプールとの駆動連結を係脱するクラッチ機構を備えた電動リールに於て、スプールモータの駆動連結機構を、手動ハンドルからスプールへの駆動連結機構中に直列に介在させ、当該手動ハンドルからスプールモータに駆動連結された駆動連結機構とスプールとの駆動連結をクラッチ機構で係脱するように構成することで、釣糸繰出し時の遊星減速機構の歯車とスプールとの連動回転をなくして、スプールの回転摩擦抵抗を軽減した電動リールが開示されている。
特開2002−145号公報
しかし乍ら、既述したように特許文献1の電動リールは、スプールモータの動力伝達経路と手動ハンドルの動力伝達経路のスプール側動力出力経路を同一とすべくこれらを直列状に配列した構造上、手動ハンドル側入力歯車系列とモータ出力側歯車系列が、スプールの軸方向に離間した2列の歯車動力伝達構造となっている。
このため、この電動リールは釣糸の繰出し性能は向上したものの、リール全体の軸方向長さが大型化して操作性が悪く、また、この電動リールは、手動ハンドル側の駆動連結機構に駆動連結されたクラッチ機構でスプールをスプールフリー状態から釣糸巻取り状態に復帰させる構造上、スプールモータの動力でクラッチ復帰が行えず、所望の水深での自動棚取り停止が行えない等の課題が残されていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、釣糸の良好な繰出し性能を確保し、併せてリール全体の小型化を図って操作性の向上を図ると共に、スプールモータによる棚取りを可能とした電動リールを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体の側板間に回転自在に支持されたスプールを巻取り駆動するスプールモータと、当該スプールモータの動力を前記スプールに伝達する遊星減速機構と、リール本体に設けた手動ハンドルの操作で、前記スプールを巻取り駆動する手動巻取り駆動機構を備えた電動リールに於て、上記スプールの一側側にクラッチ係合部を設け、スプールを回転自在に支持するスプール軸またはこれと同軸上に配設された支持軸に、上記クラッチ係合部に連結可能なスプール駆動歯車を回転可能且つその軸方向へ移動可能に装着し、前記スプールモータのモータ出力歯車と、前記手動巻取り駆動機構の手動出力歯車を、上記スプール駆動歯車に互いに異なる方向から駆動連結すると共に、上記モータ出力歯車と手動出力歯車とに連結して回転する復帰用回転体をリール本体に装着し、当該復帰用回転体を、スプールの動力伝達状態を切り換えるクラッチ機構に連結構成して、スプールフリー状態にあるスプールを、手動ハンドルの巻取り操作またはスプールモータの駆動で釣糸巻取り状態に復帰可能としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スプールを巻取り駆動する自動及び手動の動力伝達歯車系列を一列構造とすることができ、リール全体の軸方向長さの小型化が可能となるため、良好なスプールフリー性能の維持を図り乍ら、操作性の向上が図れる利点を有する。
また、本発明によれば、手動ハンドルの操作でクラッチOFF状態にあるクラッチ機構をクラッチONへ復帰させることができると共に、更にスプールモータの駆動でクラッチ機構をクラッチONへ復帰させることができるため、例えば従来周知の糸長計測装置と組み合わせてスプールモータを駆動制御することで、所望の水深での自動停止が可能となり、棚取り操作性が向上する利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は請求項1に係る電動リールの一実施形態を示し、図1に於て、1はリール本体3のフレーム、5,7は当該フレーム1の左右に取り付く側板で、両側板5,7間にスプール軸9を介してスプール11が回転可能に支持されており、スプール軸9はスプール11の中央を貫通し、軸受13,15を介して側板5,7間に回転可能に支持されている。
スプール11は、スプールモータ17の駆動や手動ハンドル19の巻取り操作で回転して釣糸が巻回されるようになっており、スプールモータ17は、スプール11前方の側板5,7間のフレーム1に形成された筒状のモータケース内に収容されている。そして、スプールモータ17のハンドル側のモータ軸21に、第1,第2の遊星歯車機構23,25からなる遊星減速機構27が装着されており、スプールモータ17による巻取り駆動時に、スプールモータ17の駆動力が遊星歯車機構23,25で順次減速されるようになっている。
而して、第1の遊星歯車機構23は、モータ軸21に回止め嵌合されてこれと一体に回転する第1の太陽歯車29と、当該太陽歯車29に噛合する複数の遊星歯車31と、これらの遊星歯車31が常時噛合するように減速機構収容部の内周に設けた内歯歯車33を備えている。そして、第2の遊星歯車機構25も、モータ軸21に回転可能に取り付く第2の太陽歯車35と、当該太陽歯車35に噛合する複数の遊星歯車37とを備え、各遊星歯車37も内歯歯車33に常時噛合している。
そして、複数の遊星歯車31は第1のキャリア39に回転自在に支持されて、当該キャリア39は前記太陽歯車35と一体回転可能に連結され、複数の遊星歯車37は第2のキャリア41に回転自在に支持されて遊星歯車機構23,25が構成されており、既述したようにスプールモータ17の駆動時に、その駆動力が第1の遊星歯車機構23で減速され、更に第2の遊星歯車機構25で減速されてスプール11に伝達される。
更に、モータ軸21と軸心を同じくしてキャリア41に回転軸43が突設されており、その先端は側板7に設けた軸受45に支持されている。そして、この回転軸43に、一方向クラッチ47を介してモータ出力歯車49が装着されている。
この一方向クラッチ47は、スプールモータ17の駆動時に、前記遊星減速機構27で減速されたスプールモータ17の駆動力をその楔作用でモータ出力歯車49に伝達させてこれを回転させるもので、手動ハンドル19による巻取り操作時には、回転軸43に対しモータ出力歯車49をフリー状態に切り換えるようになっている。
そして、図2に示すようにこのモータ出力歯車49に、リール本体3のフレーム1または側板7に回転可能に支持された第1,第2の連動歯車51,53が一直線(同列)上に順次駆動連結している。
一方、図1に示すように手動ハンドル19は、側板7に回転可能に挿着したハンドル軸55の一端側に一方向クラッチ57を介して装着されており、ハンドル軸55にドライブギヤ(手動出力歯車)59が固着され、更にその挿入側先端部に、ラチェット61とサイレントストッパ63からなる逆転防止装置65が装着されて手動巻取り駆動機構67が形成されている。
そして、上記ドライブギヤ59は、前記モータ出力歯車49,連動歯車51,53と一直線上に配置されて、モータ出力歯車49に対し反対方向から並列的に連動歯車53に噛合している。
而して、一方向クラッチ57は、手動ハンドル19の巻取り操作時にこの巻取り駆動力をその楔作用でハンドル軸55に伝達させるもので、スプールモータ17による巻取り駆動時には、ハンドル軸55に対し手動ハンドル19をフリー状態に切り換えて、ハンドル軸55との手動ハンドル19の連動回転を防止するようになっている。
また、図1及び図2に於て、69は側板7の側部後方に回動自在に装着されたクラッチレバー、71はクラッチプレート73を作動させるスライドプレートで、これらクラッチレバー69,スライドプレート71,クラッチプレート73と後述するピニオンギヤ(スプール駆動歯車)75やスプール11の一側側に形成したクラッチ係合部77は、スプール11へのスプールモータ17や手動ハンドル19の巻取り動力を伝達/遮断させるクラッチ機構79を構成しており、スライドプレート71は、その両側部に配置した図示しないガイド部材に沿って、図2中、矢印A,B方向へ移動可能となっている。
そして、図2に示すようにスライドプレート71の中央に、ピニオンギヤ75が挿通する透孔81が設けられており、この透孔81を挟んで2つのカム83が手動ハンドル19方向へ突設され、更にその一端側(クラッチレバー69側)に長孔85が設けられている。そして、この長孔85に、クラッチレバー69のクラッチカム87に装着した偏心ピン89が嵌入している。
また、図1及び図2に於て、75は前記ドライブギヤ(手動出力歯車)59に噛合するピニオンギヤ(スプール駆動歯車)で、当該ピニオンギヤ75は連動歯車51,53やモータ出力歯車49,ドライブギヤ59と一直線上に配置されて、側板7内に突出するスプール軸9に回転可能且つその軸方向へ移動可能に取り付けられている。更にまた、ピニオンギヤ75に対向して前記スプール11の一側91側中央に、ピニオンギヤ75が係脱可能な断面非円形状のクラッチ係合部77が突設(スプール11またはスプール軸9に一体的に形成)されている。
そして、ピニオンギヤ75の外周に形成された円周溝93にクラッチプレート73が係合している。
このクラッチプレート73は、ピニオンギヤ75とクラッチ係合部77とのクラッチ係合を係脱させて、スプール11に伝達されるスプールモータ17や手動ハンドル19の巻取り動力を伝達/遮断させるもので、スプール軸9と軸方向を同じくする一対のガイド棒95に案内され乍ら、図示しないコイルスプリングによってスライドプレート71方向へ付勢されている。
そして、図1及び図2に示すクラッチ機構79のクラッチON状態でクラッチレバー69を下方(図2中、矢印方向)へ回転操作すると、長孔85に嵌入した偏心ピン89の作用でスライドプレート71が矢印B方向へ移動し、これによりスライドプレート71に突設したカム83がクラッチプレート73をコイルスプリングのばね力に抗して軸方向に移動させるように構成されている。
而して、斯様にピニオンギヤ75が軸方向へ移動すると、クラッチ係合部77とのクラッチ係合が解除されるため、クラッチ機構79がクラッチOFFに切り換わるようになっており、このクラッチ機構79のクラッチONからクラッチOFFへの切換えによって、スプール11が釣糸巻取り状態からスプールフリー状態に切り換わる。
また、斯かるクラッチOFFでクラッチレバー69を反対方向へ回転操作して戻すと、図2に示すように長孔85に嵌入した偏心ピン89の作用でスライドプレート71が矢印A方向へ移動するため、クラッチプレート73がコイルスプリングの復元力で軸方向に移動し、これに連動してピニオンギヤ75が同方向へ移動してクラッチ係合部77とクラッチ係合するため、クラッチ機構79がクラッチONに切り換わることとなる。
尚、図2中、97はスライドプレート71とリール本体3との間に架設されたねじりコイルバネで、このねじりコイルバネ97によって、スライドプレート71(クラッチレバー69)がクラッチON/OFFの位置に位置決め保持されるようになっている。
そして、本実施形態は、上記クラッチレバー69によるクラッチ機構79の切換え操作に加え、クラッチOFFにあるクラッチ機構79をクラッチONに、換言すればスプールフリー状態にあるスプール11を、手動ハンドル19の釣糸巻取り方向への操作またはスプールモータ17の駆動で釣糸巻取り状態に復帰可能としたことを特徴とする。
即ち、既述したように連動歯車53にモータ出力歯車49が一方向から連動歯車51を介して駆動連結し、ドライブギヤ59が他方向から連動歯車53に駆動連結しているが、図2に示すように連動歯車53と上記ピニオンギヤ75との間に、リール本体3のフレーム1または側板7に回転可能に支持された復帰用回転体(復帰用回転歯車)99が噛合可能に介在されており、手動ハンドル19の矢印方向(釣糸巻取り方向)への操作や、スプールモータ17の駆動で連動歯車53が回転すると、この復帰用回転体99を介してピニオンギヤ75が回転するようになっている。
そして、復帰用回転体99の裏面側には復帰用突部101が一体的に突設されており、スライドプレート71が矢印B方向へ移動してクラッチ機構79がクラッチOFFにあるとき、手動ハンドル19を矢印方向へ操作したりスプールモータ17を駆動させると、復帰用回転体99が回転し、復帰用突部101がスライドプレート71の端部に衝突,押圧し乍ら当該スライドプレート71を矢印A方向へスライドさせて、クラッチ機構79をクラッチONに切り換えるように構成されている。そして、このまま手動ハンドル19の操作やスプールモータ17の駆動を継続させれば、釣糸の巻取りへと移行することができる。
本実施形態に係る電動リール103はこのように構成されているから、クラッチレバー69を操作してクラッチ機構79をクラッチONからクラッチOFFに切り換えれば、即ち、クラッチ係合部77とピニオンギヤ75とのクラッチ係合を解除すれば、スプール11がスプールフリー状態となって釣糸が仕掛け等の重量で繰り出される。
而して、斯様にクラッチ係合部77とピニオンギヤ75とのクラッチ係合が解除されると、スプール11とピニオンギヤ75,復帰用突部101,連動歯車51,53,モータ出力歯車49,遊星減速機構27,ドライブギヤ59との駆動連結が解除されてスプール11がこれらと切り離されるため、これらとの噛み合いによる回転摩擦抵抗がなく、仕掛けが速やかに繰り出される。
この後、釣糸を所定量繰り出した処で、クラッチレバー69を操作してクラッチ機構79をクラッチONに切り換えたり、手動ハンドル19を矢印方向へ操作し、或いはスプールモータ17を駆動させてクラッチ機構79をクラッチONに切り換えればよく、既述したようにスプールモータ17を駆動させると、一方向クラッチ47が、遊星減速機構27で減速されたスプールモータ17の駆動力をその楔作用でモータ出力歯車49に伝達させてこれを回転させるため、モータ出力歯車49に順次噛合する連動歯車51,53,復帰用回転体99が回転して、復帰用突部101がスライドプレート71の端部に衝突,押圧し乍ら当該スライドプレート71を矢印A方向へスライドさせ、ピニオンギヤ75がクラッチ係合部77にクラッチ係合してクラッチ機構79がクラッチONに切り換わる。
尚、このとき、ハンドル軸55側の一方向クラッチ57は、ハンドル軸55に対し手動ハンドル19をフリー状態に切り換えるため、連動歯車53に噛合するドライブギヤ59とハンドル軸55は連動回転するが、手動ハンドル19は連動回転しない。
そして、クラッチONに切り換わった処で、スプールモータ17を停止させて魚の当りを待てばよく、当たりがあった処でスプールモータ17を再度駆動すれば、既述したようにスプール11が巻取り方向へ回転して釣糸がスプール11に巻き取られ、このとき、手動ハンドル19は連動回転しない。
一方、当たりがあった処で手動ハンドル19を巻取り操作すれば、一方向クラッチ57が、この巻取り駆動力をその楔作用でハンドル軸55に伝達させてドライブギヤ59を回転させるため、ドライブギヤ59に順次噛合する連動歯車53,復帰用回転体99,ピニオンギヤ75によりスプール11が巻取り方向へ回転して釣糸がスプール11に巻き取られる。そして、このとき、回転軸43側の一方向クラッチ47は、回転軸43に対しモータ出力歯車49をフリー状態に切り換えるため、連動歯車51,53を介してモータ出力歯車49は連動回転するが、回転軸43へ回転力が伝達することがない。
そして、既述したように本実施形態は、モータ出力歯車49と手動巻取り駆動機構67のドライブギヤ59を、ピニオンギヤ75に互いに異なる方向から駆動連結して、ピニオンギヤ75や連動歯車51,53,モータ出力歯車49,ドライブギヤ59を一直線上に配置したので、特許文献1の電動リールに比しリール全体の軸方向長さの小型化が図れることとなる。
また、例えば従来周知の糸長計測装置との組合せで、糸長計測値を基にスプールモータ17の駆動を制御することで、所望の水深での自動停止が可能となる。
このように本実施形態によれば、スプール11を巻取り駆動する自動及び手動の動力伝達歯車系列を一列構造とすることができ、リール全体の軸方向長さの小型化が可能となるため、良好なスプールフリー性能の維持を図り乍ら、操作性の向上が図れる利点を有する。
また、本実施形態によれば、クラッチOFF状態にあるクラッチ機構79をスプールモータ17の駆動でクラッチONへ復帰可能としたため、既述したように周知の糸長計測装置との組合せで所望の水深での自動停止が可能となって、棚取り操作性が向上する利点を有する。
尚、上記実施形態では、ピニオンギヤ75をスプール軸9に取り付けたが、スプール軸と同軸上にピニオン軸等の支持軸をハンドル側に配設して、当該支持軸にピニオンギヤ等のスプール駆動歯車を取り付けてもよい。
また、上記実施形態は、ピニオンギヤ75を移動してクラッチ係合部77に係脱する構成としたが、ピニオンギヤ75内に軸方向へ移動可能に回り止め嵌合するクラッチスリーブを、クラッチ係合部77に係脱するように構成してもよい。
請求項1の一実施形態に係る電動リールの概略構成図である。 図1の電動リールに装着された駆動系のX方向矢視図である。
符号の説明
1 フレーム
3 リール本体
5,7 側板
9 スプール軸
11 スプール
17 スプールモータ
19 手動ハンドル
21 モータ軸
23,25 遊星歯車機構
27 遊星減速機構
43 回転軸
47,57 一方向クラッチ
49 モータ出力歯車
51,53 連動歯車
55 ハンドル軸
59 ドライブギヤ
65 逆転防止装置
67 手動巻取り駆動機構
69 クラッチレバー
71 スライドプレート
73 クラッチプレート
75 ピニオンギヤ
77 クラッチ係合部
79 クラッチ機構
83 カム
99 復帰用回転体
101 復帰用突部
103 電動リール

Claims (1)

  1. リール本体の側板間に回転自在に支持されたスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、
    当該スプール駆動モータの動力を前記スプールに伝達する遊星減速機構と、
    リール本体に設けた手動ハンドルの操作で、前記スプールを巻取り駆動する手動巻取り駆動機構を備えた魚釣用電動リールに於て、
    上記スプールの一側側にクラッチ係合部を設け、
    スプールを回転自在に支持するスプール軸またはこれと同軸上に配設された支持軸に、上記クラッチ係合部に連結可能なスプール駆動歯車を回転可能且つその軸方向へ移動可能に装着し、
    前記スプール駆動モータのモータ出力歯車と、前記手動巻取り駆動機構の手動出力歯車を、上記スプール駆動歯車に互いに異なる方向から駆動連結すると共に、
    上記モータ出力歯車と手動出力歯車とに連結して回転する復帰用回転体をリール本体に装着し、
    当該復帰用回転体を、スプールの動力伝達状態を切り換えるクラッチ機構に連結構成して、
    スプールフリー状態にあるスプールを、手動ハンドルの巻取り操作またはスプール駆動モータの駆動で釣糸巻取り状態に復帰可能としたことを特徴とする魚釣用電動リール。
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