JP2006254806A - 魚釣用電動リール - Google Patents

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Abstract

【課題】 魚釣用電動リールで、スプール駆動モータを利用したクラッチ機構の切換え制御で、精度良く棚取りを行う。
【解決手段】 スプール駆動モータと、リール本体に装着した切換えレバーの手動操作で、スプールをスプールフリー状態と釣糸巻取り可能状態とに切り換えるクラッチ機構35とを備えた魚釣用電動リール117に於て、上記スプール駆動モータを正逆両方向へ回転可能として、当該スプール駆動モータの一方向への回転でスプールを釣糸巻取り方向へ回転可能に構成し、上記切換えレバーの操作で移動するクラッチ機構のクラッチ作動部材に被係合部を設けると共に、スプール駆動モータに、当該モータの他方向の回転で上記被係合部に係合してクラッチ作動部材を移動させる係合部を持ったクラッチ切換部材を接続し、スプール駆動モータの他方向の回転で、動力遮断状態にあるクラッチ機構を動力伝達状態に自動復帰可能とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータを備えた魚釣用電動リールに関する。
船釣り等、一般に深場の魚層を対象とした魚釣りを行う場合、魚釣用電動リール(以下、「電動リール」という)が広く使用されている。
従来、この種の電動リールは、リール本体に装着したスプール駆動モータの駆動でスプールを回転させて釣糸の巻取りを行うもので、スプール駆動モータの駆動力をスプール回転に適した状態でスプールに伝達させるため、遊星減速機構を介して動力伝達を行っている。
そして、一般に電動リールには手動ハンドルがリール本体に装着され、当該手動ハンドルによる釣糸の手動巻取り操作とスプール駆動モータによる自動巻取り操作が併用できるように構成されている。
また、電動リールには、スプールをフリー回転状態と釣糸巻取り可能状態とに切り換えるクラッチ機構が装着されており、多くの電動リールは、リール本体のハンドル側側板の後部にクラッチレバー(切換えレバー)を装着し、当該クラッチレバーの操作でクラッチ機構を動力伝達状態(クラッチON状態)と動力遮断状態(クラッチOFF状態)とに切り換えると共に、動力遮断状態でハンドルを巻取り方向へ回転させると、復帰機構によってクラッチ機構が動力伝達状態に復帰するようになっている。
更にまた、特許文献1に開示されるように、昨今、クラッチレバーによる切換え操作に加え、スプール駆動モータの巻取り動力を利用して、動力遮断状態にあるクラッチ機構を動力伝達状態へ自動的に切り換える電動リールが知られている。
ところで、従来、この種の電動リールでは、回転検出装置で検出したスプールの回動方向と回転数を基に釣糸の糸長(繰出し量や巻取り量)を計測して、糸長を操作パネル上の表示器に表示する糸長計測装置が装着されている。
そして、昨今の電動リールには、リール本体にクラッチ駆動モータやソレノイド等のアクチュエータを装着し、糸長計測装置の計測値を基にマイクロコンピュータがこれらのアクチュエータを駆動制御して、動力遮断状態にあるクラッチ機構を動力伝達状態に切り換えて仕掛けの繰出しを所定の棚位置で停止させる自動棚停止機能が組み込まれている。
而して、特許文献1の電動リールは、クラッチ駆動モータやソレノイド等のアクチュエータに代え、スプール駆動モータを利用してクラッチ機構を動力遮断状態から動力伝達状態へ自動的に復帰させるようにしたため、リール本体にアクチュエータを別途装着する必要がなくなって、リール全体の小型,軽量化が図れる利点を有している。
特許第2858625号公報
しかし、既述したように特許文献1の電動リールは、スプール駆動モータの巻取り動力を利用してクラッチ機構を動力遮断状態から動力伝達状態に切り換える構造上、スプール駆動モータの制御を精度良く行わないと、クラッチ機構が動力伝達状態に切り換わった処でスプール駆動モータの惰性回転で釣糸が巻き取られて、棚停止(棚取り)が精度よく行えない不具合があった。
また、従来、この種の電動リールでは、クラッチOFF状態でスプール駆動モータを巻取り駆動すると、スプールが釣糸繰出し方向へ回転して仕掛けの繰出し性が向上する(所謂、「糸送り機能」)が、既述したように特許文献1の電動リールは、スプール駆動モータの巻取り動力を利用してクラッチ機構を動力遮断状態から動力伝達状態に切り換える構造上、このような「糸送り」が行えない欠点も指摘されていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、手動によるクラッチ機構の切換え操作に加え、スプール駆動モータを利用したクラッチ機構の切換え制御で精度良く棚停止を行うことができる電動リールを提供することを第1の目的とする。
そして、本発明の第2の目的は、クラッチ機構のクラッチOFF状態での糸送りを可能として、仕掛けの繰出し性を向上させた電動リールを提供することにある。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体に回転可能に支持されたスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、リール本体に装着した切換えレバーの手動操作で、スプールをスプールフリー状態と釣糸巻取り可能状態とに切り換えるクラッチ機構とを備えた電動リールに於て、上記スプール駆動モータを正逆両方向へ回転可能として、当該スプール駆動モータの一方向への回転でスプールを釣糸巻取り方向へ回転可能に構成し、上記切換えレバーの操作で移動するクラッチ機構のクラッチ作動部材に被係合部を設けると共に、スプール駆動モータに、当該スプール駆動モータの他方向の回転で上記被係合部に係合してクラッチ作動部材を移動させる係合部を持ったクラッチ切換部材を接続し、スプール駆動モータの他方向の回転で、動力遮断状態にあるクラッチ機構を動力伝達状態に自動復帰可能としたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電動リールに於て、スプール駆動モータのモータ軸に一方向クラッチを装着し、スプールを釣糸巻取り方向へ回転させるスプール駆動モータの一方向への回転時に、当該一方向クラッチによってクラッチ機構側へのスプール駆動モータの動力伝達を遮断したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、精度のよい自動棚停止が行え、また、請求項2に係る発明によれば糸送りが可能で、スプール駆動モータの正回転,逆回転を利用して釣糸の巻取りと自動棚停止,糸送りといった機能が実現でき、リール全体の小型,軽量化を維持しつつスプール駆動モータの有効活用が図れる利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1乃至図6は請求項1及び請求項2に係る電動リールの一実施形態を示し、図1に於て、1はリール本体3のフレーム、5,7は当該フレーム1の左右に取り付く側板で、両側板5,7間にスプール軸9を介してスプール11が回転可能に支持されている。
スプール軸9はスプール11の軸心を貫通し、その側板5側の一端が、フレーム1に取り付くセットプレート13に軸受15を介して回転可能に支持されている。
而して、上記スプール11は、スプール駆動モータ17の駆動と手動ハンドル19の巻取り操作で釣糸が巻回されるように構成されており、スプール駆動モータ17は、スプール11前方のフレーム1間に設けられたモータケース21内に収納されている。
スプール駆動モータ17は正,逆両方向へ回転可能に構成されており、特許文献1の電動リールと同様、左モータ軸23に一方向クラッチ25を介して動力伝達機構27が連結され、右モータ軸29に一方向クラッチ31を介して遊星歯車機構からなるクラッチ制御機構33が連結されている。
そして、一方向クラッチ31は、スプール駆動モータ17の正回転時(釣糸巻取り方向への回転時)にフリー状態となってスプール駆動モータ17の駆動力をクラッチ制御機構33に伝達させず、スプール駆動モータ17が逆回転(他方向に回転)したときに駆動力伝達状態となって、スプール駆動モータ17の駆動力をクラッチ制御機構33に伝達させるようになっている。
一方、左モータ軸23に装着された一方向クラッチ25は、スプール駆動モータ17の正回転時に駆動力伝達状態となってスプール駆動モータ17の駆動力を動力伝達機構27に伝達し、スプール駆動モータ17が逆回転したときにフリー状態となって、スプール駆動モータ17の駆動力を動力伝達機構27に伝達させないようになっている。
このようにスプール駆動モータ17の正回転(一方向の回転)とは、一方向クラッチ25と動力伝達機構27,スプール軸9等を介してスプール11を釣糸巻取り方向へ回転させる方向をいい、スプール駆動モータ17の逆回転(他方向の回転)とは、後述するように一方向クラッチ31とクラッチ制御機構33を介してクラッチ機構35を駆動させる方向をいう。
而して、動力伝達機構27は、一方向クラッチ25に連結された駆動歯車37とこれに順次噛合する中間歯車39,スプール駆動歯車41からなり、スプール駆動歯車41はスプール軸9の側板5側端部に回り止め嵌合されている。そして、中間歯車39はセットプレート13に回り止めされた固定軸43に支持されており、当該固定軸43と中間歯車39との間に一方向クラッチ45が装着されている。
この一方向クラッチ45は、中間歯車39を一方向に回転させてその逆回転を規制するもので、具体的にはスプール駆動モータ17が正回転してその駆動力が一方向クラッチ25を介して動力伝達機構27に伝達されたとき、一方向クラッチ45は中間歯車39を一方向に回転させて、スプール駆動モータ17の駆動力をスプール駆動歯車41に伝達する。
一方、手動ハンドル19の操作でスプール11を釣糸巻取り方向へ回転させる際に、一方向クラッチ45は中間歯車39の逆回転を規制して、スプール駆動歯車41(スプール軸9)の回転を規制するようになっている。
そして、スプール軸9は、スプール11の中央を貫通してその他端側が側板7内に突出し、その突出端に、第1,第2の遊星歯車機構47,49からなる周知の遊星減速機構51が設けられており、遊星減速機構51は、スプール駆動モータ17正回転時のスプール軸9の回転運動を第1の遊星歯車機構47で減速させた後、更に第2の遊星歯車機構49で減速させてスプール駆動モータ17の駆動力をスプール11に伝達させる。
また、図1に於て、19は釣糸巻取り用の手動ハンドルで、手動ハンドル19は側板7とフレーム1間に回動可能に挿着したハンドル軸53の突出端に連結されており、ハンドル軸53にラチェット55が側板7内で固着され、更にドライブギヤ57がハンドル軸53に回転可能に取り付けられている。
そして、ドライブギヤ57とハンドル軸53は、ドラグワッシャやライニングワッシャ等からなる周知のドラグ装置59で摩擦結合されており、ドラグ装置59のドラグ力はハンドル軸53に装着したドラグノブ61の操作で調節できるようになっている。
また、図2に示すようにラチェット55には、ねじりコイルばね63で付勢された係止爪65が係止しており、斯様にラチェット55に係止爪65が係止してスプール駆動モータ17駆動時のハンドル軸53の回転防止が図られ、遊星減速機構51で減速されたスプール駆動モータ17の駆動力をスプール11に伝達するように構成されている。
一方、図1に於て、67は側板7の側部後方に回動自在に装着されたクラッチレバー、また、図2中、69はクラッチプレート71を作動させるクラッチ作動プレート(クラッチ作動部材)で、従来周知のようにこれらクラッチレバー67,クラッチ作動プレート69,クラッチプレート71と後述するピニオン73等は、スプール11へのスプール駆動モータ17や手動ハンドル19の巻取り動力を伝達,遮断させるクラッチ機構35を構成しており、図2に示すようにクラッチ作動プレート69は側板7内の前後方向へ長尺に形成されて、その両側部に配置したガイド部材75に沿って斜め方向(図中、矢印A,B方向)へ移動可能となっている。そして、クラッチ作動プレート69の中央には、ハンドル軸53やピニオン軸77が挿通する透孔79が形成されており、この透孔79を挟んで2つのカム81がハンドル19方向へ突設され、更にその一端側(クラッチレバー67側)に長孔83が設けられている。
そして、図3に示すように上記長孔83に、クラッチレバー67のクラッチカム85に装着した偏心ピン87が嵌入している。
また、図1及び図2に於て、73はドライブギヤ57に噛合するピニオンで、当該ピニオン73はスプール軸9の軸線上に於て、遊星減速機構51のキャリア(遊星歯車支持体)89と側板7間に横架状態に支持したピニオン軸77に回転可能且つその軸方向へ移動可能に取り付けられており、ピニオン73の外周に形成された円周溝91にクラッチプレート71が係合している。
クラッチプレート71は、ピニオン73と上記キャリア89とのクラッチ係合を係脱させて、スプール11に伝達されるスプール駆動モータ17や手動ハンドル19の巻取り動力を伝達,遮断させるもので、クラッチプレート73はスプール軸11と軸方向を同じくする一対のガイド棒93に案内されて、コイルスプリング95によりクラッチ作動プレート69方向へ付勢されている。
そして、図2及び図3に示すクラッチ機構35の動力伝達状態(以下、「クラッチON状態」という)でクラッチレバー67を図4の下方位置へ回転操作すると、長孔83に嵌入した偏心ピン87の作用でクラッチ作動プレート69が前方の矢印B方向へ移動し、これによりクラッチ作動プレート69に突設したカム81がクラッチプレート71をコイルスプリング95のばね力に抗して軸方向に移動させるため、ピニオン73の軸方向への移動でキャリア89とのクラッチ係合が解除されて、クラッチ機構33が図4の動力遮断状態(以下、「クラッチOFF状態」という)に切り換わるようになっている。
また、斯かるクラッチOFF状態でクラッチレバー67を図3の上方位置に回転操作すると、長孔83に嵌入した偏心ピン87の作用でクラッチ作動プレート69が後方の矢印A方向へ移動するため、クラッチプレート71がコイルスプリング95の復元力で軸方向に移動し、これに連動してピニオン73が同方向へ移動してキャリア89とクラッチ係合するため、クラッチ機構35がクラッチON状態に復帰する。
尚、図2中、97はクラッチカム85と側板7との間に架設されたねじりコイルバネで、このねじりコイルバネ97によって、クラッチレバー67がクラッチON/OFFの位置に位置決め保持されるようになっている。
また、図4に於て、99は図5の如くクラッチ作動プレート69方向に突出させてラチェット55に固着した係止ピン、101はクラッチ作動プレート69に切り込みを入れてこれをラチェット55方向へ折曲した係止片で、これらはクラッチOFF状態にあるクラッチ機構35を手動ハンドル19の回転操作でクラッチON状態に復帰させる復帰装置103を構成しており、図4に示すようにクラッチ機構35がクラッチOFF状態にあるとき、係止片101は係止ピン99の回転軌跡上に位置するようになっている。
そして、図4のクラッチOFF状態で釣人が手動ハンドル19を巻取り方向へ回転操作すると、ハンドル軸53に取り付くラチェット55が巻取り方向(図4中、矢印C方向)へ回転し、係止ピン99が係止片101に衝突してクラッチ作動プレート69を矢印A方向へ移動させるようになっており、矢印A方向へのクラッチ作動プレート69の移動に伴い、前記ねじりコイルバネ97のデッドポイントを越えて、図4の如くクラッチ作動プレート69がクラッチONの位置に位置決め保持されるようになっている。そして、図1及び図2に示すようにクラッチ作動プレート69の他端側に、クラッチ制御機構33が配置されている。
既述したように遊星歯車機構からなるクラッチ制御機構33は、スプール駆動モータ17の右モータ軸29に装着した一方向クラッチ31を介して当該スプール駆動モータ17に接続されているが、図1及び図2に示すようにスプール駆動モータ17の逆回転で図2中、矢印D方向へ回転するクラッチ制御機構33のキャリア(クラッチ切換部材)105に、1個の作動突起(係合部)107が手動ハンドル19方向に突設されている。
尚、図2に示すようにキャリア105は、スプール駆動モータ17の右モータ軸29と中心軸を同じくして矢印D方向へ回転する。
一方、図2に示すようにクラッチ作動プレート69の他端側には、一つの突片(被係合部)109がリール本体3の斜め前方へ突設されており、図4に示すように当該突片109はクラッチ機構35がクラッチOFF状態にあるとき、前記作動突起107の回転軌跡上に位置するようになっている。
そして、図2に示すようにリール本体3の上部に取り付く制御ボックス111の操作パネル113上には、押しボタン式のクラッチスイッチ115が装着されており、当該クラッチスイッチ115は、制御ボックス111内に組み込まれたマイクロコンピュータ(制御手段)に接続されている。そして、図4のクラッチOFF状態で釣人がクラッチスイッチ115を押圧操作すると、マイクロコンピュータは、モータ駆動回路を介してスプール駆動モータ17を逆回転させるようになっている。
尚、既述したようにスプール駆動モータ17の正回転とは、一方向クラッチ25と動力伝達機構27,スプール軸9等を介してスプール11を釣糸巻取り方向へ回転させる方向をいい、スプール駆動モータ17の逆回転とは、これと反対方向への回転をいう。
而して、斯様にスプール駆動モータ17が逆回転すると、その駆動力が一方向クラッチ31からクラッチ制御機構33に伝達されて図4の如くキャリア105が矢印D方向へ回転するため、作動突起107が突片109に当接,押圧し乍らクラッチ作動プレート69を矢印A方向へ移動させて、図3の如くクラッチ機構35をクラッチON状態に自動的に切り換えるようになっている。そして、クラッチ機構35のクラッチON状態への切換えを検出するクラッチ位置検出装置(図示せず)が任意の位置に設けられている。
このクラッチ位置検出装置は、クラッチ作動プレート69側に装着されたマグネット(図示せず)と、当該マグネットに対向してフレーム1側に装着された磁気センサ(図示せず)とからなり、図3に示すようにスプール駆動モータ17の逆回転でクラッチ作動プレート69が矢印A方向へ移動すると、これに伴いマグネットも同方向へ移動するが、クラッチ作動プレート69が移動してクラッチ機構35が図3のクラッチON状態に切り換わると、マグネットの磁界を検出した磁気センサはマイクロコンピュータに検出信号を送出し、斯かる検出信号を入力したマイクロコンピュータはスプール駆動モータ17を停止させるようになっている。
更に、本実施形態に係る電動リール117も、特開平6−7060号公報で開示された電動リールと同様、側板7の側部前方にレバー形状のモータ出力調節体(以下、「パワーレバー」という)119が、リール本体3の前後方向へ所定の角度に亘って回転操作可能に装着されており、パワーレバー119は側板7内に装着したポテンショメータ(図示せず)の操作軸に連結している。そして、パワーレバー119の回転操作によるポテンショメータの抵抗値の変化がマイクロコンピュータに入力されており、マイクロコンピュータは、パワーレバー119の操作量に応じたパルス信号のデューティ比としてスプール駆動モータ17への駆動電流通電時間率を可変制御して、正回転方向へのスプール駆動モータ17のモータ出力をモータ停止状態から高速値まで連続的に増減調節するようになっている。
また、図1中、121はスプール11の回転数とその回転方向を検出する回転検出装置で、当該回転検出装置121は、セットプレート13に装着されたホール素子やリードスイッチからなる回転検出センサ123と、これに対向してスプール11の一端側周縁部に固着されたマグネット125とで構成されており、回転検出センサ123はマイクロコンピュータのCPUに接続されている。
而して、CPUは、特開平5−103567号公報で開示された糸長計測プログラムと同様、回転検出センサ123から出力されるスプール11の正転,逆転の判定信号を取り込んで釣糸の繰出しか巻取りかを判定すると共に、回転検出センサ123から取り込むスプール11の回転パルス信号をカウントして、この計数値を基にマイクロコンピュータのROMに記憶された糸長計算式を演算実行するようになっている。
そして、CPUはその演算結果を操作パネル113上の表示器127に表示させるようになっており、釣人は斯かる表示を確認し乍ら、所定の水深に仕掛けを繰り出したり、手動ハンドル19やパワーレバー119の操作で釣糸を巻き取ることが可能である。
更に、図示しないが操作パネル113上には、既述したクラッチスイッチ115に加え、表示器127に隣接して押しボタン式のリセットスイッチと棚メモスイッチが装着されており、これらのスイッチもマイクロコンピュータに接続されている。
棚メモスイッチは棚位置の設定に使用するもので、既述したように釣糸の繰出しや巻取りに伴い、CPUが回転検出センサ123から取り込むスプール11の回転パルス信号を基に糸長を求めて表示器127に表示させるが、図6に示すように表示器127の上カラ表示部129に水面からの仕掛けの水深が、そして、棚カラ表示部131に棚からの仕掛けの距離が上下2段に並列して表示されるようになっている。
そして、実釣の開始時に、釣糸が竿先から水面まで繰り出された処で釣人がリセットスイッチを押圧操作すると、上カラ表示部129の表示値が「0.0」にリセットされる。
この後、釣人が釣糸を繰り出していくと、スプール11の回転に伴い、CPUで演算,計測された計測値が上カラ表示部129に表示されるが、釣糸が例えば95.5m繰り出された処で釣人が棚メモスイッチを押圧操作すると、棚カラ表示部131に「0.0」が表示されて棚位置が設定されるようになっている。
従って、以後、図6に示すように棚位置から例えば15mの釣糸の巻取りに伴う仕掛けの距離と水面からの水深が棚カラ表示部131と上カラ表示部129に夫々表示されるが、斯様に棚位置が設定されると、マイクロコンピュータは、以後の釣糸の繰出し時(クラッチOFF状態)に、回転検出センサ123から取り込むスプール11の回転パルス信号を基に計測した糸長が棚位置になった処で、即ち、釣糸(仕掛け)が棚位置まで繰り出された処で、スプール駆動モータ17を逆回転させるようになっている。
而して、斯様にクラッチOFF状態でスプール駆動モータ17が逆回転すると、図4で既述したようにキャリア105が矢印D方向へ回転するため、作動突起107が突片109に当接,押圧し乍らクラッチ作動プレート69を矢印A方向へ移動させて、クラッチ機構35が図3のクラッチON状態に切り換わることとなり、本実施形態は、斯様にクラッチ機構35がクラッチOFF状態にあるとき、スプール駆動モータ17の逆回転を利用してクラッチ機構35をクラッチON状態へ切り換えて、釣糸(仕掛け)の繰出しを所定の棚位置で停止させる自動棚停止機能を備えている。
本実施形態に係る電動リール137はこのように構成されているから、図4のクラッチ機構35のクラッチOFF状態で釣糸がスプール11から繰り出される。
そして、手動ハンドル19の巻取り操作やクラッチレバー67の手動操作でクラッチ機構35が図3のクラッチON状態に復帰し、パワーレバー119によるスプール駆動モータ17の正回転(巻取り駆動)や手動ハンドル19の巻取り操作でスプール11に釣糸が巻回されて、釣糸の繰出しや巻取りに伴い、回転検出装置121の検出値を基に糸長が計測されて表示器127に表示される。
また、既述したように図4のクラッチOFF状態で釣人がクラッチスイッチ115を押圧操作すると、その信号を入力したマイクロコンピュータの指令でスプール駆動モータ17が逆回転する。
而して、斯様にスプール駆動モータ17が逆回転すると、図4に示すようにキャリア105が矢印D方向へ回転し、作動突起107が突片109に当接,押圧し乍らクラッチ作動プレート69を矢印A方向へ移動させて、図3の如くクラッチ機構35がクラッチON状態に自動的に切り換わることとなる。
そして、斯様にクラッチ機構35がクラッチON状態に切り換わると、図3に示すように突片109は作動突起107と干渉しない位置に配置されるため、スプール駆動モータ17の逆回転時にキャリア107は空回りし、また、スプール駆動モータ17の正転時には、一方向クラッチ31の作用でスプール駆動モータ17の駆動力がクラッチ制御機構33に伝達されることがない。
更に、既述したように本実施形態に係る電動リール117は、棚メモスイッチとリセットスイッチの操作で棚位置が設定できるが、斯様に棚位置が設定されると、マイクロコンピュータは以後の釣糸の繰出し時(クラッチOFF状態)に、回転検出センサ123から取り込むスプール11の回転パルス信号を基に計測した糸長が棚位置になった処で、即ち、釣糸(仕掛け)が棚位置まで繰り出された処で、スプール駆動モータ17を逆転させる。
而して、斯様にクラッチOFF状態でスプール駆動モータ17が逆転すると、図4の如くキャリア105が矢印D方向へ回転するため、同様に作動突起107が突片109に当接,押圧し乍らクラッチ作動プレート67を矢印A方向へ移動させて、図3の如くクラッチ機構35が自動的にクラッチON状態に切り換わり、釣糸(仕掛け)の繰出しが所定の棚位置で停止する。そして、このように、クラッチ機構35のクラッチON状態への自動復帰をスプール駆動モータ17の逆回転を利用しているため、特許文献1の従来例と異なり、スプール駆動モータ17が惰性回転しても釣糸が巻き取られることがない。
また、クラッチ機構35のクラッチOFF状態でパワーレバー119を操作してスプール駆動モータ17を正回転させれば、スプール駆動モータ17の駆動力が動力伝達機構27,スプール軸9,遊星歯車減速機構51からスプール11に伝達されるため、スプール11が釣糸繰出し方向へゆっくり回転して糸送りが行え、このとき、一方向クラッチ31の作用でスプール駆動モータ17の駆動力がクラッチ制御機構33に伝達されることがない。
このように本実施形態は、スプール駆動モータ17によるクラッチ機構35のクラッチON状態への自動復帰を、スプール駆動モータ17の逆回転を利用したので、特許文献1の従来例と異なり、スプール駆動モータ17が惰性回転しても釣糸が巻き取られることがなく、この結果、精度のよい自動棚停止が行えると共に糸送りも可能で、スプール駆動モータ17の正回転,逆回転を利用して釣糸の巻取りと自動棚停止,糸送りといった機能が実現でき、リール全体の小型,軽量化を維持しつつスプール駆動モータ17の有効活用が図れる利点を有する。
図7は請求項1に係る電動リールの一実施形態を示し、本実施形態は、既述した遊星減速機構からなるクラッチ制御機構33と一方向クラッチ31を省略し、前記作動突起107を突設した円盤状の作動プレート(クラッチ切換部材)133をスプール駆動モータ17の右モータ軸29に装着したもので、クラッチ機構35のクラッチOFF状態で釣人がクラッチスイッチ115を押圧操作すると、スプール駆動モータ17が逆回転して、前記キャリア105と同様、作動プレート133が回転して作動突起107が突片109に当接,押圧し乍ら、クラッチ作動プレート69を移動させてクラッチ機構35をクラッチON状態に自動的に切り換えるようにしたものである。
尚、その他の構成は図1の実施形態と同様であるので、同一のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
而して、本実施形態によっても、図1の実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、精度のよい自動棚停止が行えることは勿論、本実施形態は遊星減速機構からなるクラッチ制御機構33を省略したことで、モータ軸方向が小型化できる利点を有する。
図8及び図9は請求項1及び請求項2に係る電動リールの他の実施形態を示し、本実施形態は、図1の実施形態に加え、2つの位置規制手段135,137を設けたものである。
以下、本実施形態を図面に基づいて説明すると、図中、139はラチェット55側に固着したマグネット、141は当該マグネット139に対向させてフレーム1の右側枠側に固着したマグネットで、両マグネット139,141の磁気吸着(反発作用も可)からなる位置規制手段135は、クラッチON状態にあるクラッチ機構35をクラッチOFF状態へ切り換える際に、係止ピン99を係止片101の干渉領域(デッドポイント領域)から回避させるものである。
即ち、図2に示すようにラチェット55に係止爪65が常時係止して、スプール駆動モータ17の駆動時に於けるハンドル軸53(ラチェット55)の矢印E方向への回転(ハンドル軸53の逆転方向)が規制されているため、手動ハンドル19のハンドル軸53と一体回転するラチェット55の停止位置によっては、係止ピン99に係止片101が当接して、クラッチ作動プレート69が移動できなくなる場合がある。
このため、クラッチレバー67を操作してクラッチ機構35をクラッチON状態からクラッチOFF状態へ切り換えることができず、釣人は手動ハンドル19を巻取り方向へ操作して係止ピン99を干渉領域から回避させ、再度、クラッチOFFへの切換え操作を行っているのが実情である。
そこで、本実施形態は、斯かる実情に鑑み、既述したマグネット139,141の磁気吸着力(または反発力)を利用し、図示するように両マグネット139,141が対向して吸着した際に、係止ピン99を係止片101の干渉領域からずらして干渉しないようにラチェット55を位置決めして、クラッチ作動プレート69の矢印B方向への移動に支障を来さないようにしたものである。
また、図中、143はキャリア105に対向させてフレーム1の右側枠側に固着したマグネット、145は当該マグネット143に対向させてキャリア105側に固着したマグネットで、両マグネット143,145からなる位置規制手段137は、クラッチON状態にあるクラッチ機構35をクラッチOFF状態へ切り換える際に、突片109のストローク上から作動突起107を回避させるものである。
即ち、クラッチレバー67によるクラッチ機構35のクラッチON状態からクラッチOFF状態への切換え操作時に、突片109のストローク上に作動突起107が位置していることがあるが、この場合、クラッチレバー67を操作してクラッチ作動プレート69を矢印B方向へ移動させると、突片109が作動突起17を押し下げ乍ら、キャリア105を回転させることとなる。
しかし、キャリア105は遊星歯車機構からなるクラッチ制御機構33の構成要素であって、クラッチレバー67の操作に伴い、この遊星歯車機構の遊星歯車等が回転してレバー操作が重くなる。
そこで、本実施形態は、両マグネット143,145からなる位置規制手段137で、突片109のストローク上から作動突起107を回避させて互いに干渉しないように規制し、レバー操作を軽くしたものである。
而して、本実施形態によれば、図1の実施形態の作用効果に加え、2つの位置規制手段135,137の作用でクラッチレバー67の操作性が向上する利点を有する。
請求項1及び請求項2の一実施形態に係る電動リールの要部切欠き平面図である。 側板を外した図1に示す電動リールの側面図である。 クラッチON状態にあるクラッチ機構の拡大側面図である。 クラッチOFF状態にあるクラッチ機構の拡大側面図である。 図4のV−V線断面図である。 表示器の表示状態の説明図である。 請求項1の一実施形態に係る電動リールの要部拡大断面図である。 請求項1及び請求項2の他の実施形態に係る電動リールのクラッチ機構の拡大側面図である。 図8のIX−IX線断面図である。
符号の説明
1 フレーム
3 リール本体
9 スプール軸
11 スプール
17 スプール駆動モータ
19 手動ハンドル
23 左モータ軸
25,31,45 一方向クラッチ
27 動力伝達機構
29 右モータ軸
33 クラッチ制御機構
35 クラッチ機構
47,49 遊星歯車機構
51 遊星減速機構
53 ハンドル軸
55 ラチェット
57 ドライブギヤ
65 係止爪
67 クラッチレバー
69 クラッチ作動プレート
71 クラッチプレート
73 ピニオン
81 カム
87 偏心ピン
99 係止ピン
101 係止片
103 復帰装置
105 キャリア
107 作動突起
109 突片
111 制御ボックス
113 操作パネル
115 クラッチスイッチ
117 電動リール
119 パワーレバー
121 回転検出装置
123 回転検出センサ
127 表示器
133 作動プレート
135,137 位置規制手段
125,139,141,143,145 マグネット

Claims (2)

  1. リール本体に回転可能に支持されたスプールを巻取り駆動するスプール駆動モータと、
    リール本体に装着した切換えレバーの手動操作で、スプールをスプールフリー状態と釣糸巻取り可能状態とに切り換えるクラッチ機構とを備えた魚釣用電動リールに於て、
    上記スプール駆動モータを正逆両方向へ回転可能として、当該スプール駆動モータの一方向への回転でスプールを釣糸巻取り方向へ回転可能に構成し、上記切換えレバーの操作で移動するクラッチ機構のクラッチ作動部材に被係合部を設けると共に、スプール駆動モータに、当該スプール駆動モータの他方向の回転で上記被係合部に係合してクラッチ作動部材を移動させる係合部を持ったクラッチ切換部材を接続し、スプール駆動モータの他方向の回転で、動力遮断状態にあるクラッチ機構を動力伝達状態に自動復帰可能としたことを特徴とする魚釣用電動リール。
  2. スプール駆動モータのモータ軸に一方向クラッチを装着し、スプールを釣糸巻取り方向へ回転させるスプール駆動モータの一方向への回転時に、当該一方向クラッチによってクラッチ機構側へのスプール駆動モータの動力伝達を遮断したことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用電動リール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015226491A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 グローブライド株式会社 魚釣用リール
CN110692608A (zh) * 2019-10-08 2020-01-17 宁波海宝渔具有限公司 一种具有新型抛线机构的渔线轮

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