JP3904545B2 - スチレン系樹脂シートとその成形品及びその製造方法 - Google Patents

スチレン系樹脂シートとその成形品及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、スチレン系樹脂シートとその成形品及びその製造方法に関する。
スチレン系樹脂シートやその成形品は包装、被覆材として広く使用されているが、その表面が疎水性の為に気温や湿度の変化により凝集した水分が微小水滴となり表面に付着する、いわゆる曇りが発生することがある。その曇りにより収納物の見分けが困難となり、商品価値を低下させる原因となる場合が多かった。
この問題を解決しようと、ショ糖脂肪酸エステルと重合度800以下の未変性PVAと粒径1μm未満のシリコーンエマルジョンからなる防曇剤を用いることが記載されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭56−166234号公報(第1−9頁)
本発明は、成形時の熱板汚れ性、成形品の透明性、初期防曇効果、防曇効果の持続性、成形品の打ち抜き性に優れたスチレン系樹脂シートとその成形品及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、ショ糖脂肪酸エステル30質量%以上99質量%以下と残メタノールと残酢酸メチルの合計が4質量%以下であるPVAを1質量%以上70質量%以下とを含有してなる防曇剤をスチレン系樹脂シートの少なくとも一方の面に塗布するスチレン系樹脂シート及びそのシートを用いて得た成形品とすることによって課題を解決したものである。
本発明のスチレン系樹脂シートとその成形品及びその製造方法に関するものは熱板の汚れ性、成形品の透明性、初期防曇効果、防曇持続性、成形品の打ち抜き性に優れているので食料品の包装等に広く使用でき、非常に有用である。
以下に本発明を詳しく説明する。
防曇剤はショ糖脂肪酸エステルと残メタノールと残酢酸メチルの合計が4質量%以下であるPVAを必須とする。ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖と脂肪酸とのエステルである。ショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸としては、例えば、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、モンタン酸などの炭素数6〜30程度の飽和脂肪酸、リンデン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、イソオレイン酸、エルカ酸、リノール酸、リノレン酸などの炭素数10〜24程度の不飽和脂肪酸が挙げられ、これら脂肪酸は単独でも併用してもよい。その中でもショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸がラウリン酸であり、ラウリン酸成分としての割合が50質量%以上、更に好ましくは55質量%以上、特に好ましくは65質量%以上である。ラウリン酸成分としての割合が50質量%以上の場合、防曇効果にも優れる傾向が見られる。なお、ショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸とは、ショ糖と脂肪酸からエステルを成すが、そのエステルを成す前の脂肪酸をここではいう。また、これらショ糖脂肪酸エステルは少なくとも単独でも一種類以上併用使用することもできる。
PVAはビニルアルコール単位からなるホモポリマー又はビニルアルコール単位と酢酸ビニル単位からなるコポリマーでありビニルアルコール単位の含有量は50質量%以上である。
PVAはケン化度、4%水溶液20℃における粘度は特に制限は無いが、ケン化度は好ましくは70質量%以上、更に好ましくは70質量%以上95質量%以下である。また、4%水溶液20℃における粘度は好ましくは4cps以上、更に好ましくは4cps以上60cps以下である。
PVA中に存在する残メタノールと残酢酸メチルの合計は4質量%以下である。好ましくは3.7質量%以下、更に好ましくは3.2質量%以下である。残メタノールと残酢酸メチルの合計が4質量%より多いとシート成形時に熱板が汚染され易く、熱板の掃除頻度が多くなり生産性を低下させる。また、ショ糖脂肪酸エステルとPVAからなる本発明の防曇剤組成中の残メタノールと残酢酸メチルの合計は好ましくは2.8質量%以下、更に好ましくは2.3質量%以下である。
防曇剤中のショ糖脂肪酸エステルとPVAの割合はショ糖脂肪酸エステルが30質量%以上99質量%以下でPVAが1質量%以上70質量%以下である。好ましくはショ糖脂肪酸エステルが45質量%以上95質量%以下でPVAが5質量%以上55質量%以下、更に好ましくはショ糖脂肪酸エステルが60質量%以上80質量%以下でPVAが20質量%以上40質量%以下である。ショ糖脂肪酸エステルとPVAの併用割合が上記以外の場合は初期防曇効果又は防曇の持続性に劣る。
スチレン系樹脂シートの表面を防曇剤で処理する際には、ショ糖脂肪酸エステルとPVAを溶媒に溶解した溶液として用いる。溶媒としては水、アルコール等が用いられるが特にこれらに限定されるものではない。取扱い上は水が好ましい。その場合、ショ糖脂肪酸エステルとPVAの溶液濃度は特に限定されることはないが好ましくは0.1質量%以上10質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以上6質量%以下、特に好ましくは0.5質量%以上4質量%以下である。
スチレン系樹脂シートとは、スチレン系樹脂を成形加工して得た防曇剤で処理する前のシートである。スチレン系樹脂には、スチレン系単量体の単独重合体、スチレン系単量体の部分架橋重合体、スチレン系単量体の共重合体、スチレン系単量体に共重合可能な単量体を共重合して得た共重合体及びそれらの混合物が挙げられる。
上記の(共)重合体に用いられるスチレン系単量体にはスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン等が挙げられ、また、スチレン系単量体と共重合可能な単量体としてはアクリル酸、アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリロニトリル、メタクリル酸、メタクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)等が挙げられる。
これらスチレン系単量体の単独重合体又は、スチレン系単量体の共重合体としてはスチレンを重合して得られるGP(一般用)ポリスチレンが好ましい。また、スチレン系単量体に共重合可能な単量体を共重合して得た共重合体としては、メタクリル酸−スチレン共重合体、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体、メタクリル酸メチル−メタクリル酸−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体が好ましい。
ブタジエン系ゴム存在下でスチレン系単量体及び/又はスチレン系単量体と共重合可能な単量体を重合して得た重合体の透明性を損なわない範囲で上記のスチレン系単量体を必須とする(共)重合体に混合して用いることもできる。
ここで用いられるスチレン系単量体及び/又はスチレン系単量体と共重合可能な単量体としては、前記で挙げた単量体を用いることができる。
ブタジエン系ゴムにはハイシスポリブタジエン、ローシスポリブタジエン、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンブロックゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロックゴム、部分水添ポリブタジエンゴム等が挙げられる。
更に、スチレン系単量体及びスチレン系単量体と共重合可能な単量体としては、前記で挙げた単量体を用いることが出来る。
重合に用いる単量体やブタジエン系ゴムは少なくとも1種類類以上を用いることができる。これらの透明性を損なわない範囲で混合できる重合体としてはゴム変性耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)が好ましい。
スチレン系樹脂には一般的に使用される添加剤は透明性を損なわない範囲で添加出来る。例えば内部潤滑剤として白色鉱油、潤滑剤としてステアリン酸やステアリン酸亜鉛、エチレンビスアマイド、酸化防止剤、充填剤、着色剤、帯電防止剤等がある。
添加剤の中で内部潤滑剤である白色鉱油の含有量、スチレンダイマーとスチレントリマーの合計であるスチレンオリゴマーの含有量は防曇性スチン系樹脂シートの成形品の打ち抜き時の割れ防止に有効な傾向を示す。但し、内部潤滑剤やスチレンオリゴマー量が多すぎると成形時の熱板汚れや成形品の透明性を阻害する傾向を示す。その為好ましくは防曇性スチレン系樹脂シート中の内部潤滑剤は0.1質量%以上0.8質量%未満かつスチレンオリゴマー量は0.1質量%以上1.5質量%以下で、更に好ましくは内部潤滑剤0.4質量%以上0.8質量%未満かつスチレンオリゴマー量0.3質量%以上1.2質量%以下で、特に更に好ましくは内部潤滑剤0.5質量%以上0.8質量%未満かつスチレンオリゴマー量0.5質量%以上1.0質量%以下である。また、白色鉱油は好ましくは10mmHg減圧下における初溜温度が180℃以上、更に好ましくは初溜温度が200℃以上350℃以下である。初溜温度が高い程、白色鉱油中の低沸点成分は少なく成形時の熱板汚れは起こり難い傾向を示す。
スチレン系樹脂をシートに加工する製造方法は1軸延伸法、2軸延伸法、多軸延伸法、共押出法、積層法等が挙げられるが2軸延伸法が好ましい。また、シートを防曇処理するにはシートの表面をコロナ放電処理法、オゾン処理法、プラズマ処理法等で改質したものが好ましい。
防曇剤処理液をスチレン系樹脂シートに処理する方法は特に限定されることはなく、簡便にはロールコーター、ナイフコーター、グラビアロールコーター等を用い塗布する方法が挙げられる。また、噴霧、浸漬等を採用することも出来る。この中で好ましくはグラビアロールコーターを用いたグラビア塗布である。
防曇剤処理した本発明のスチレン系樹脂シート表面の防曇剤の固形分は好ましくは0.01〜0.5g/m2、更に好ましくは0.01〜0.4g/m2、特に好ましくは0.01〜0.25g/m2である。チレン系樹脂シートの防曇剤の固形分が0.01g/m2より少ないと防曇効果に劣る傾向が見られ、また、0.5g/m2より多いとシート表面の塗工ムラが目立ち易く、そのシートを成形した成形品の透明性が低下し易い。
スチレン系樹脂シートも食料品の包装材或いは被覆材として使用する場合、このスチレン系透明樹脂シートを通して収納物が確認出来る透明性が必要である。好ましくはHazeが5%以下、更に好ましくはHazeが3%以下、特に好ましくはHazeが2%以下である。また、このスチレン系樹脂シートの厚みは特に限定されることはなく、一般に100μm〜1mmである。このシートは成形して容器にも用いられる。
本発明の成形品とはスチレン系樹脂シートを圧空成形、真空成形、真空圧空成形等を用いて成形された食料品を包装する蓋容器やフードパックである。

以下に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら実施例によって制限されるものではない。
なお、実施例における物性測定は以下の通り実施した。
(1)残メタノールと残酢酸メチルの合計量:ガスクロマトグラフィーにてメタノールと酢酸メチルに起因するピーク面積を求め、検量線により濃度を算出する。使用したガスクロマトグラフィー装置はHP製6890である。
(2)内部潤滑剤分:ガスクロマトグラフィーにて白色鉱油に起因するピーク面積を求め、検量線により濃度を算出する。使用したガスクロマトグラフィー装置はHP製6890である。
(3)スチレンオリゴマー分:ガスクロマトグラフィーにてスチレンダイマー及びスチレントリマーに起因するピーク面積を求め、検量線により濃度を算出し、スチレンダイマーとスチレントリマー分を合計する。使用したガスクロマトグラフィー装置はHP製6890である。
(4)成形時の熱板汚れ性:縦方向に2.5倍、横方向に2.5倍延伸した0.4mm厚みの2軸延伸スチレン系透明樹脂シートに防曇剤を塗布したスチレン系透明樹脂シートを関西自動成型機(株)製の真空圧空成型機PK400を用い連続成形する。その成形前予め熱板をウエスで掃除し熱板の汚れを排除する。
連続成形条件として成型温度135℃で天面が平らな蓋容器(200mm長×120mm幅×50mm高)を500ショット連続成形した。成形後熱板をウエスで掃除しその汚れ具合を目視で評価した。
◎:ウエスが殆ど汚れて無い。
○:ウエスが1/3程度汚れた。
□:ウエスが1/2程度汚れた。
△:ウエスが2/3程度汚れた。
×:ウエス全面的に汚れた。
(5)成形品の透明性:(2)にて連続成形した成形品の401ショットから410ショット目の蓋容器の天面のHazeを日本電色工業社製測定機NDH−1001DPにて測定し、その平均値にて評価した。
◎:Hazeが2.0%未満
○:Hazeが2.0%以上2.5%未満
□:Hazeが2.5%以上3.0%未満
△:Hazeが3.0%以上3.5%未満
×:Hazeが3.5%以上
(4)初期防曇:温度90℃のお湯を張った1cm間隔の格子柄(格子の線は大きさは2mm)のPSP(ポリスチレンペーパー)容器の上に(3)で得られた蓋容器をそれぞれ1個張り付けた後、更に温度25℃雰囲気に10sec放置した。その後蓋容器を通して格子柄の見え易さを目視で評価した。なお、411〜420ショット目の10個の容器を用いて評価した。
◎:格子柄が殆どはっきり見える。
○:格子柄が1/3程度ぼやけて見える。
□:格子柄が1/2程度ぼやけて見える。
△:格子柄が2/3程度ぼやけて見える。
×:格子柄が全体的にぼやけて見える。
(5)防曇持続性:温度45℃のお湯を張った1cm間隔の格子柄(格子の線の大きさは2mm)のPSP(ポリスチレンペーパー)容器の上に(3)で得られた蓋容器をそれぞれ1個張り付けた後、更に温度5℃雰囲気に3時間放置した。その後蓋容器を通して格子柄の見え易さを目視で評価した。なお、421〜430ショット目の10個の容器を用いて評価した。
◎:格子柄が殆どはっきり見える。
○:格子柄が1/3程度ぼやけて見える。
□:格子柄が1/2程度ぼやけて見える。
△:格子柄が2/3程度ぼやけて見える。
×:格子柄が全体的にぼやけて見える。
(6)成形品の打ち抜き性:(4)で成形した蓋容器を20枚重ねにし、その20枚重ねたものを20個分用意しそれぞれ打ち抜いた時に容器縁にクラックが入った蓋容器の全体の個数をカウントした。
実施例1
スチレン系樹脂シートに内部潤滑剤分は0.6質量%、スチレンオリゴマー分は0.7質量%を含有し、シート厚み0.4mmの2軸延伸GPポリスチレンシートを用いた。また、防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の70質量%がラウリン酸であるショ糖ラウリン酸エステルで、かつその40質量%水溶液を用い、PVAには残メタノールと残酢酸メチルの合計が3.0質量%であるPVAを用い、ショ糖ラウリン酸エステルとPVAを固形分割合で70質量%と30質量%になるように調整して得た。更にこの防曇剤を1.0質量%水溶液に希釈して、シート片方の面に防曇剤の固形分が0.05g/m2に塗布したシートを得た。また、そのシートを用い、蓋容器(200mm長×120mm幅×50mm高さ)を成形した。なお、内部潤滑油は10mmHg減圧下における初溜温度が230℃である白色鉱油、ショ糖ラウリン酸エステルの40質量%水溶液に三菱化学フーズ社製ショートーシュガーエステルLWA1570、PVAはケン化度88%、4%水溶液の20℃における粘度が23cps品を用いた。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例1
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルに実施例1のショ糖ラウリン酸エステルを用い、PVAには残メタノールと残酢酸メチルの合計が3.3質量%であるPVAを用いた。ショ糖ラウリン酸エステルとPVAを固形分割合で50質量%と50質量%になるように調整した以外は実施例1と同様に行った。なお、PVAはケン化度88%、4%水溶液の20℃における粘度が23cps品を用いた。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実施例
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルに実施例1のショ糖ラウリン酸エステルを用い、PVAに実験例1のPVAを用いた。ショ糖ラウリン酸エステルとPVAを固形分割合で90質量%と10質量%になるように調整した以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例2
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルに実施例1のショ糖ラウリン酸エステルを用い、PVAには残メタノールと残酢酸メチルの合計が3.9質量%であるPVAを用いた。ショ糖ラウリン酸エステルとPVAを固形分割合で35質量%と65質量%になるように調整した以外は実施例1と同様に行った。なお、PVAはケン化度88%、4%水溶液の20℃における粘度が23cps品を用いた。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例3
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルに実施例1のショ糖ラウリン酸エステルを用い、PVAに実験例2で用いたPVAを用いた。ショ糖ラウリン酸エステルとPVAを固形分割合で97質量%と3質量%になるように調整した以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例4
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルとPVAに実施例1のショ糖ラウリン酸エステルとPVAを用いた。更にショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の80質量%がパルミチン酸であるショ糖パルミチン酸エステルも用いた。その時ショ糖脂肪酸エステルの脂肪酸量の60質量%がラウリン酸に相当する様にショ糖ラウリン酸エステルとショ糖パルミチン酸エステルを併用した。それ以外は実施例1と同様に行った。なお、ショ糖パルミチン酸エステルに三菱化学フーズ社製ショートーシュガーエステルP−1570を用いた。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例5
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルとPVAに実施例1で用いたショ糖ラウリン酸エステルとPVA、実験例4で用いたショ糖パルミチン酸エステルを用いた。その時ショ糖脂肪酸エステルの脂肪酸量の52質量%がラウリン酸に相当する様にショ糖ラウリン酸エステルとショ糖パルミチン酸エステルを併用した。それ以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実施例
スチレン系樹脂シートに内部潤滑剤は0.2質量%、スチレンオリゴマー分は0.2質量%を含有し、シート厚み0.4mmの2軸延伸メタクリル酸−スチレン共重合体シート(スチレン系樹脂はスチレン97質量%とメタクリル酸3質量%)を用いた以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実施例
スチレン系樹脂シートに内部潤滑剤分は0.4質量%、スチレンオリゴマー分は0.4質量%を含有しシート厚み0.4mmの2軸延伸GPポリスチレンシートを用いた以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実施例
実施例1の防曇剤を用い、この防曇剤を3.0質量%水溶液になる様に希釈して、シート片方の面に防曇剤の固形分が0.3g/mに塗布したシートを得た以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実施例
実施例1の防曇剤を用い、この防曇剤を5.0質量%水溶液になる様に希釈して、シート片方の面に防曇剤の固形分が0.47g/mに塗布したシートを得た以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例6
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルとPVAに実施例1で用いたショ糖ラウリン酸エステルとPVA、実験例4で用いたショ糖パルミチン酸エステルを用いた。その時ショ糖脂肪酸エステルの脂肪酸量の40質量%がラウリン酸に相当する様にショ糖ラウリン酸エステルとショ糖パルミチン酸エステルラウリン酸を併用した。それ以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例7
スチレン系樹脂シートに内部潤滑剤分は1.4質量%、スチレンオリゴマー分は0.7質量%を含有しシート厚み0.4mmの2軸延伸GPポリスチレンシートを用いた以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例8
スチレン系樹脂シートに内部潤滑剤分は0質量%(無し)、スチレンオリゴマー分は0.7質量%を含有しシート厚み0.4mmの2軸延伸GPポリスチレンシートを用いた以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実施例
スチレン系樹脂シートに内部潤滑剤は0.6質量%、スチレンオリゴマー分は0.05質量%を含有し、シート厚み0.4mmの2軸延伸メタクリル酸メチル−スチレン共重合体シート(スチレン系樹脂はスチレン80質量%とメタクリル酸20質量%)を用いた以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例9
スチレン系樹脂シートに内部潤滑剤分は0.6質量%、スチレンオリゴマー分は1.6質量%を含有しシート厚み0.4mmの2軸延伸GPポリスチレンシートを用いた以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例10
実施例1の防曇剤を用い、この防曇剤を0.1質量%水溶液になる様に希釈して、シート片方の面に防曇剤の固形分が0.005g/mに塗布したシートを得た以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
実験例11
実施例1の防曇剤を用い、この防曇剤を7.0質量%水溶液になる様に希釈して、シート片方の面に防曇剤の固形分が0.6g/mに塗布したシートを得た以外は実施例1と同様に行った。表1に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。
比較例1
スチレン系樹脂シートに内部潤滑剤分は1.4質量%、スチレンオリゴマー分は0.7質量%を含有しシート厚み0.4mmの2軸延伸GPポリスチレンシートを用い、防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルに実施例1で用いたショ糖ラウリン酸エステルを用い、PVAに残メタノールと残酢酸メチルの合計が8.0質量%であるPVAを用いた。
これ以外は実施例1と同様行った。なお、内部潤滑油は10mmHg減圧下における初溜温度が178℃である白色鉱油、PVAはケン化度88%、4%水溶液の20℃における粘度が23cps品を用いた。表2に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。熱板の汚れ性、成形品の透明性に劣ることが分かる。
比較例2
スチレン系樹脂シートに比較例1の2軸延伸GPポリスチレンシートを用い、
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルに実施例1で用いたショ糖ラウリン酸エステルを用い、PVAに比較例1のPVAを用い、ショ糖ラウリン酸エステルとPVAを固形分割合で99.5質量%と0.5質量%になるように調整した以外は実施例1と同様に行った。表2に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。熱板の汚れ性、成形品の透明性、防曇持続性に劣ることが分かる。
比較例3
スチレン系樹脂シートに比較例1の2軸延伸GPポリスチレンシートを用い、
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルに実施例1で用いたショ糖ラウリン酸エステルを用い、PVAに比較例1のPVAを用い、ショ糖ラウリン酸エステルとPVAを固形分割合で80質量%と20質量%になるように調整した以外は実施例1と同様に行った。表2に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。熱板の汚れ性、成形品の透明性、初期防曇効果に劣ることが分かる。
比較例4
スチレン系樹脂シートに内部潤滑剤は0質量%(無し)、スチレンオリゴマー分は0.05質量%を含有し、シート厚み0.4mmの2軸延伸メタクリル酸メチル−スチレン共重合体シート(スチレン系樹脂はスチレン80質量%とメタクリル酸20質量%)を用い、防曇剤としては比較例1の防曇剤を用いた以外は実施例1と同様に行った。表2に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。熱板の汚れ性、成形品の透明性、成形品の抜き打ち性に劣ることが分かる。
比較例5
スチレン系樹脂シートに実施例1の2軸延伸GPポリスチレンシートを用い、
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルとPVAに実施例1で用いたショ糖ラウリン酸エステルとPVAを用い、ショ糖ラウリン酸エステルとPVAを固形分割合で99.5質量%と0.5質量%になるように調整した以外は実施例1と同様に行った。表2に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。防曇持続性に劣ることが分かる。
比較例6
スチレン系樹脂シートに実施例1の2軸延伸GPポリスチレンシートを用い、
防曇剤としてはショ糖脂肪酸エステルとPVAに実施例1で用いたショ糖ラウリン酸エステルとPVAを用い、ショ糖ラウリン酸エステルとPVAを固形分割合で20質量%と80質量%になるように調整した以外は実施例1と同様に行った。表2に防曇剤の固形分の配合割合を質量%で示し、得られた物性も示した。初期防曇効果に劣ることが分かる。
Figure 0003904545
Figure 0003904545

Claims (7)

  1. ショ糖脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の70質量%がラウリン酸であるショ糖脂肪酸エステル70質量%以上90質量%以下と、残メタノールと残酢酸メチルの合計が4質量%以下であるポリビニルアルコール(以下、PVAと略す)10質量%以上30質量%以下とを含有し、かつ下記(1)、(2)の条件を満たす防曇剤をスチレン系樹脂シートの少なくとも一方の面に固形分として0.01g〜0.5g/m 塗布することを特徴とするスチレン系樹脂シートであり、スチレンオリゴマー分を0.1質量%以上1.5質量%以下かつ内部潤滑剤を0.1質量%以上0.8質量%未満含有することを特徴とするスチレン系樹脂シート。
    (1) PVAのケン化度が70質量%以上かつ4%水溶液20℃における粘度が4cps以上
    (2) ショ糖脂肪酸エステルとPVAの水溶液濃度が0.1質量%以上10質量%以下
  2. 内部潤滑剤が10mmHg減圧下における初溜温度が180℃以上である白色鉱油であることを特徴とする請求項1記載のスチレン系樹脂シート。
  3. スチレン系樹脂シートとして2軸延伸GPポリスチレンシートを用いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスチレン系樹脂シート。
  4. HAZEが5%以下であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載のスチレン系樹脂シート。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項記載のスチレン系樹脂シートを用いて得られることを特徴とする成形品。
  6. 成形品が食料品包装容器であることを特徴とする請求項記載の成形品。
  7. スチレン系樹脂シートの少なくとも一方の面に防曇剤をグラビア塗布する請求項1乃至のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂シートの製造方法。
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