JP3894314B2 - 燃料電池用構成部品 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、燃料電池用構成要素の集合体をなす燃料電池用構成部品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図8に示すように、燃料電池は、その主な構成要素として、カーボンプレート等よりなるセパレータ(集電極)51と、ガスを反応させるための、Pt触媒を担持させた触媒付電極(触媒層)および電解質膜(イオン交換膜)の一体品よりなる反応電極部(MEA)52と、ガスの拡散を促進させるためのカーボン繊維等よりなるガス拡散層(GDL)53と、ガスや冷媒をシールするためのガスケット(シール)54とを有している。
【0003】
しかしながら、従来技術では、燃料電池を組み立てる際に、これらの構成要素を順次組み付ける構成であるために、その組立てに多くの手間と時間がかかる不都合がある。
【0004】
また、最近、カーボンプレート上にガスケットを一体成形したセパレータ51とガスケット54との一体成形品が考案されており(特開2000−133288号公報参照)、この従来技術によれば、セパレータ51とガスケット54とを組み付ける分の工数を削減することができる。しかしながら依然、ガス拡散層53等のその他の部品を組み付ける工数が多いという問題がある。ガス拡散層53は一般にカーボン繊維よりなり、カーボンプレートとの接着は不可能である。そのため、組立時に位置が定まりにくく、位置決めを行なう等の工夫が必要である。
【0005】
また、従来技術においては、図9に示すように、セパレータ51とガス拡散層53とを別体として組み付けた場合に、ガス拡散層53がセパレータ51内に挟み込まれる状態となるために、ガス拡散層53の周囲にスペース55が残ることになる。したがって、このスペース55がガスの近道流路となってガスの拡散を阻害することがあるために、これを原因として、燃料電池の発電効率が低下するという問題がある。
【0006】
また、ガス拡散層はカーボン繊維等からなる多孔質体であるために、ガスケットをガス拡散層に積層してシールする際、ガスケットに対して内側のガス流路側から外側に向かってガス拡散層の空隙部がガス漏れの流路となり、ガスが漏れる不具合がある。更に、シールするためにガス拡散層とガスケットおよびセパレータ間は加圧されるが、その際、ガス拡散層の一部が潰れたり破損したりすることが懸念される。
【0007】
また、図10および図11に示すように、他の従来技術においては、両面にガス拡散層(GDL)64を固定した反応電極部(MEA)61における電解質膜(イオン交換膜)62の周縁部が平面方向に延長形成され、この周縁部の両面にパッキン等のシール65が配置されることによって、燃料電池セルのシール部が構成されている。反応電極部61は、電解質膜62とその両面に配置された触媒付電極(触媒層)63とを一体化したものであって、この反応電極部61とその両面に固定されたガス拡散層64によってUEA66が構成されており、このUEA66が一対のセパレータ(集電極)67の間に挟み込まれて燃料電池セルが構成されている。上記構成要素のうち、ガス拡散層64は炭素繊維または金属繊維等からなる多孔質体であって、組立状態において一対のセパレータ67の間に圧縮されて取り付けられることから、へたりを発生し易いものである。
【0008】
しかしながら、この従来技術においては、上記したようにガス拡散層64が反応電極部61に固定されているために、いざ交換となった場合には、UEA66を全部交換しなければならず、この中に比較的高価な部品である電解質膜62が含まれるために、大幅なコスト増となっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は以上の点に鑑みて、燃料電池用構成要素の組付工数を削減することができる燃料電池用構成部品を提供することを目的とし、またこれに加えて、燃料電池の発熱効率を向上させるとともに、優れたシール性を発揮することが可能な燃料電池用構成部品を提供することを目的とする。
【0010】
また、燃料電池用構成要素の交換およびメンテナンス性を向上させるとともに部品コストを抑制することができる燃料電池用構成部品を提供することを目的とする。
【0011】
またこれに加えて、ガス拡散層とガスケットとの一体品またはガス拡散層とガスケットとセパレータとの一体品において、ガスケットに生じる永久圧縮歪みを比較的小さく抑えることができる燃料電池用構成部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による燃料電池用構成部品は、セパレータ、多孔質体よりなるガス拡散層およびガスケットを一体成形してなり、前記ガスケットはリップ部を有し、前記ガスケットのリップ部の上面は前記ガス拡散層よりも外方に突出形成され、前記セパレータに接着剤が塗布され、前記ガス拡散層に浸透した前記ガスケットのゴムが前記セパレータ上の接着剤と反応することにより前記ガス拡散層を挟み込む形で一体成形されたことを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明の請求項2による燃料電池用構成部品は、セパレータおよび多孔質体よりなるガス拡散層の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層側の片面にガスケットを一体成形してなり、前記ガスケットはリップ部を有し、前記ガスケットのリップ部の上面は前記ガス拡散層よりも外方に突出形成され、前記セパレータに接着剤が塗布され、前記ガス拡散層に浸透した前記ガスケットのゴムが前記セパレータ上の接着剤と反応することにより前記ガス拡散層を挟み込む形で一体成形されたことを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明の請求項3による燃料電池用構成部品は、セパレータおよび多孔質体よりなるガス拡散層の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層側の片面にガスケットを一体成形するとともに反対側の面にもガスケットを一体成形してなり、前記片面側のガスケットはリップ部を有し、前記片面側のガスケットのリップ部の上面は前記ガス拡散層よりも外方に突出形成され、前記セパレータに接着剤が塗布され、前記ガス拡散層に浸透した前記片面側のガスケットのゴムが前記セパレータ上の接着剤と反応することにより前記ガス拡散層を挟み込む形で一体成形されたことを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明の請求項4による燃料電池用構成部品は、セパレータ、多孔質体よりなるガス拡散層およびガスケットを一体成形してなり、前記ガスケットはリップ部を有し、前記ガスケットのリップ部の上面は前記ガス拡散層よりも外方に突出形成され、前記セパレータの片面に接着剤が塗布され、前記ガス拡散層に浸透した前記ガスケットのゴムが前記セパレータ上の接着剤と反応することにより前記ガス拡散層を挟み込む形で一体成形されるとともに、反対側の面にも接着剤が塗布されてガスケットが一体成形されたことを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明の請求項5による燃料電池用構成部品は、セパレータおよび多孔質体よりなるガス拡散層の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層側の片面にガスケットを一体成形してなり、前記ガスケットはリップ部を有し、前記ガスケットのリップ部の上面は前記ガス拡散層よりも外方に突出形成され、前記セパレータの片面に接着剤が塗布され、前記ガス拡散層に浸透した前記ガスケットのゴムが前記セパレータ上の接着剤と反応することにより前記ガス拡散層を挟み込む形で一体成形されるとともに、反対側の面にも接着剤が塗布されてガスケットが一体成形されたことを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明の請求項6による燃料電池用構成部品は、セパレータおよび多孔質体よりなるガス拡散層の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層側の片面にガスケットを一体成形するとともに反対側の面にもガスケットを一体成形してなり、前記片面側のガスケットはリップ部を有し、前記片面側のガスケットのリップ部の上面は前記ガス拡散層よりも外方に突出形成され、前記セパレータの片面に接着剤が塗布され、前記ガス拡散層に浸透した前記片面側のガスケットのゴムが前記セパレータ上の接着剤と反応することにより前記ガス拡散層を挟み込む形で一体成形されるとともに、反対側の面にも接着剤が塗布されてガスケットが一体成形されたことを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明の請求項7による燃料電池用構成部品は、セパレータ、多孔質体よりなるガス拡散層およびガスケットを一体成形してなり、前記ガスケットはリップ部を有し、前記ガスケットのリップ部の上面は前記ガス拡散層よりも外方に突出形成され、前記セパレータに貫通穴が設けられ、前記ガス拡散層に浸透したゴムの一部が前記貫通穴を通過して反対側の面に達することにより前記セパレータの両面にガスケットが一体成形されたことを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明の請求項8による燃料電池用構成部品は、セパレータおよび多孔質体よりなるガス拡散層の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層側の片面にガスケットを一体成形してなり、前記ガスケットはリップ部を有し、前記ガスケットのリップ部の上面は前記ガス拡散層よりも外方に突出形成され、前記セパレータに貫通穴が設けられ、前記ガス拡散層に浸透したゴムの一部が前記貫通穴を通過して反対側の面に達することにより前記セパレータの両面にガスケットが一体成形されたことを特徴とするものである。
【0020】
更にまた、本発明の請求項9による燃料電池用構成部品は、セパレータおよび多孔質体よりなるガス拡散層の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層側の片面にガスケットを一体成形するとともに反対側の面にもガスケットを一体成形してなり、前記片面側のガスケットはリップ部を有し、前記片面側のガスケットのリップ部の上面は前記ガス拡散層よりも外方に突出形成され、前記セパレータに貫通穴が設けられ、前記ガス拡散層に浸透したゴムの一部が前記貫通穴を通過して反対側の面に達することにより前記セパレータの両面にガスケットが一体成形されたことを特徴とするものである。
【0021】
上記構成を備えた本発明の請求項1、請求項4または請求項7による燃料電池用構成部品のように、セパレータ、ガス拡散層およびガスケットを一体成形したり、あるいは本発明の請求項2、請求項5もしくは請求項8または請求項3、請求項6もしくは請求項9による燃料電池用構成部品のように、セパレータおよびガス拡散層よりなる一体品のガス拡散層側の片面にガスケットを一体成形したりすると、これらの部品が予め一体化されるために、燃料電池の組立てに際してこれらの部品を互いに組み付ける工程を削減することが可能となる。
【0022】
またこれに加えて、本発明の請求項3、請求項6もしくは請求項9による燃料電池用構成部品においては、セパレータおよびガス拡散層よりなる一体品の反対側の面にもガスケットが一体成形されるために、両面ガスケットの一体品が構成される。
【0023】
また、上記構成を備えた本発明の請求項1ないし請求項9による燃料電池用構成部品においては、ガスケットのゴムがガス拡散層に浸透してこのガス拡散層を挟み込む形で一体成形されるために、ガスケットとガス拡散層とが密着し、よって両者の間にガスの近道流路となるスペースが形成されるのを防止することが可能となる。
【0024】
また、ガスケットのゴムがガス拡散層に浸透してセパレータに達することによりガスケットとセパレータとが一体化されるために、ガス漏れ流路が形成されるのを防止することが可能となる。
【0025】
またこれに加えて、本発明の請求項4ないし請求項6による燃料電池用構成部品においては、セパレータの反対側の面にも接着剤が塗布されてガスケットが一体成形され、また本発明の請求項7ないし請求項9による燃料電池用構成部品においては、ゴムの一部が貫通穴を通過して反対側の面に達することによりガスケットが一体成形されるために、両面ガスケットの一体品が構成される。
【0026】
尚、上記請求項1ないし請求項9に係る発明に関連して、本件提案には以下の技術的事項が含まれる。
【0027】
すなわち、上記目的を達成するべく本件出願が提案する一の発明は、燃料電池用セパレータに使用されるカーボンプレートと、カーボン繊維等で作られたガス拡散層と、液状ゴムの硬化物であるガスケットを一体にした、燃料電池用のカーボンプレートとガス拡散層とガスケットの一体品に係るものである。
【0028】
また、本件出願は、上記目的を達成するために、以下の技術的事項を提案するものでもある。
【0029】
(1) 燃料電池用セパレータに使用されるカーボンプレートと、カーボン繊維等で作られたガス拡散層と、液状ゴムの硬化物であるガスケットを一体成形した、燃料電池用のカーボンプレートとガス拡散層とガスケットの一体品。
【0030】
(2) 燃料電池用セパレータに使用されるカーボンプレートと、カーボン繊維等で作られたガス拡散層との一体品の、ガス拡散層側の片面に液状ゴムの硬化物であるガスケットを成形した(すなわちイオン交換膜側のみにガスケットを成形した)、燃料電池用のカーボンプレートとガス拡散層とガスケットの一体品。
【0031】
(3) 燃料電池用セパレータに使用されるカーボンプレートと、カーボン繊維等で作られたガス拡散層との一体品の、ガス拡散層側の片面に液状ゴムの硬化物であるガスケットを成形し(すなわちイオン交換膜側にガスケットを成形し)、またカーボンプレート側である冷却水側にもガスケットを成形した燃料電池用のカーボンプレートとガス拡散層と両面ガスケットの一体品。
【0032】
(4) 燃料電池用セパレータに使用されるカーボンプレートと、カーボン繊維等で作られたガス拡散層との一体品の、ガス拡散層側の片面に液状ゴムの硬化物であるガスケットを成形した(すなわちイオン交換膜側のみにガスケットを成形した)、燃料電池用のカーボンプレートとガス拡散層とガスケットの一体品で、カーボンプレートには接着剤が塗布され、ガス拡散層に浸透したゴムが、カーボンプレート上の接着剤と反応し、ガス拡散層を挟み込む形で一体成形された製品。
【0033】
(5) 燃料電池用セパレータに使用されるカーボンプレートと、カーボン繊維等で作られたガス拡散層との一体品の、ガス拡散層側の片面に液状ゴムの硬化物であるガスケットを成形した(すなわちイオン交換膜側のみにガスケットを成形した)、燃料電池用のカーボンプレートとガス拡散層とガスケットの一体品で、カーボンプレートには接着剤が塗布され、ガス拡散層に浸透したゴムが、カーボンプレート上の接着剤と反応し、ガス拡散層を挟み込む形で一体成形された製品。また、その裏面であるカーボンプレート側にも接着剤が塗布されて、液状ゴムの硬化物が成形された両面ガスケットタイプ。
【0034】
(6) 燃料電池用セパレータに使用されるカーボンプレートと、カーボン繊維等で作られたガス拡散層との一体品の、ガス拡散層側の片面に液状ゴムの硬化物であるガスケットを成形した(すなわちイオン交換膜側のみにガスケットを成形した)、燃料電池用のカーボンプレートとガス拡散層とガスケットの一体品で、カーボンプレートにはガスケットの下にあたる場所に間隔をおいた貫通穴が開けられ、ガス拡散層に浸透したゴムが、その貫通穴を通過して、裏側のカーボンプレート表面に達し、両面にガスケットが成形される製品。
【0035】
上記の提案事項は、従来技術に見られない「セパレータとガス拡散層とガスケットの3部品を一体化した製品」を提案するものであり、一の製法として、セパレータとガス拡散層とをゴムを介して一体成形することにより、セパレータとガス拡散層とガスケットの3部品を一体化した製品が完成する。
【0036】
カーボン繊維よりなるガス拡散層は、ゴムを浸透させて、その後、硬化させることが可能である。そのため、カーボンプレート上に接着剤を塗布することにより、透過したゴムがカーボンプレート上に達し、カーボンプレートとゴムを接着することが可能である。そのとき、ガス拡散層は、浸透したゴムにより、カーボンプレート上に接着剤で固定される。後記実施例に係る図2は、ガス拡散層側(イオン交換膜側)のみにガスケットを成形した製品であり、ガスケットは成形中に、カーボンプレートの表面に塗布された接着剤により接合される。また図5は図2の製品のセパレータ裏面(冷媒面)に接着剤を塗布して、ガスケットを成形した両面ガスケットタイプの製品である。また図7は、カーボンプレートに貫通穴を設けて、ガス拡散層側のガスケットとその裏面の冷媒側のガスケットを接着剤なしに固定した製品であり、これらのようなセパレータとガス拡散層とガスケットの接合品により、燃料電池の組付け時に、カーボンプレートとガス拡散層との組み付け工数を省くことができる。
【0037】
また、従来技術においては、ガス拡散層の周囲にあったスペースがガスの近道流路となり、ガスの拡散を阻害し、発電効率が悪化していたが、そのようなスペースが存在しなくなるために、ガスの拡散が良化し、燃料電池の発電効率を向上させることができる。
【0038】
図7の詳細として、カーボンプレートのガスケットが成形されるライン上に所定の間隔の貫通穴を設けることによって、カーボンプレートの両面にガスケットを成形することが可能である。ガス拡散層に浸透したゴムが、その貫通穴を通過して裏側のカーボンプレート表面に達し、両面にガスケットが成形される。そのとき、ガスケットは貫通穴を通して固定されているため、接着の必要がない。
【0039】
そして、以上の構成および作用によって、以下の効果を奏することが可能となる。
【0040】
(1) 燃料電池の組付け工数が削減できる。
【0041】
(2) ガス拡散層とガスケットを一体にすることにより、ガスの拡散性が更に向上し、発電効率が向上する。
【0042】
(3) 接着剤を使用しない貫通穴タイプの、ガス拡散層とガスケットの一体製品の場合は、接着剤塗布工程の削除、および接着剤の費用の削減が可能である。
【0043】
【発明の効果】
【0044】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0045】
すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の請求項1、請求項4または請求項7による燃料電池用構成部品においては、カーボンプレート等よりなるセパレータと、カーボン繊維等よりなるガス拡散層と、液状ゴム硬化物等よりなるガスケットとが一体成形されているために、燃料電池の組立てに際して、これらの部品を互いに組み付ける工程を削減することが可能である。したがって、燃料電池の組立て作業を容易化することができる。また、これらを一体化したことにより、ガス拡散層に取り付けたガスケット部のシール性を著しく向上させることができる。
【0046】
また、上記構成を備えた本発明の請求項2、請求項5または請求項8による燃料電池用構成部品においては、カーボンプレート等よりなるセパレータと、カーボン繊維等よりなるガス拡散層との一体品のガス拡散層側の片面に液状ゴム硬化物等よりなるガスケットが一体成形されているために、燃料電池の組立てに際して、これらの部品を互いに組み付ける工程を削減することが可能である。したがって、燃料電池の組立て作業を容易化することができる。また、これらを一体化したことにより、ガス拡散層に取り付けたガスケット部のシール性を著しく向上させることができる。
【0047】
また、上記構成を備えた本発明の請求項3、請求項6または請求項9による燃料電池用構成部品においては、カーボンプレート等よりなるセパレータと、カーボン繊維等よりなるガス拡散層との一体品のガス拡散層側の片面に液状ゴム硬化物等よりなるガスケットが一体成形されるとともに、反対側の面にもガスケットが一体成形されているために、燃料電池の組立てに際して、これらの部品を互いに組み付ける工程を削減することが可能である。したがって、燃料電池の組立て作業を容易化することができる。また、これらを一体化したことにより、ガス拡散層に取り付けたガスケット部のシール性を著しく向上させることができる。当該請求の範囲に係る発明が提供するのは、両面ガスケットの一体品である。
【0048】
またこれに加えて、上記構成を備えた本発明の請求項1ないし請求項3による燃料電池用構成部品においては、セパレータに接着剤が塗布され、ガス拡散層に浸透したガスケットのゴムがセパレータ上の接着剤と反応することによりガス拡散層を挟み込む形で一体成形されているために、ガスケットとガス拡散層とが密着した構造となり、ガスケットとガス拡散層の間にガスの近道流路となるスペースが形成されるのを防止することが可能である。したがって、ガスの拡散性を向上させることができ、これにより燃料電池の発電効率を向上させることができる。
【0049】
また、ガスケットのゴムがガス拡散層に浸透してセパレータに達することによりガスケットとセパレータとが一体化されているために、ガス漏れ流路が形成されるのを防止することができ、これによりシール性を向上させることができる。
【0050】
また、上記構成を備えた本発明の請求項4ないし請求項6による燃料電池用構成部品においてはやはり、セパレータに接着剤が塗布され、ガス拡散層に浸透したガスケットのゴムがセパレータ上の接着剤と反応することによりガス拡散層を挟み込む形で一体成形されているために、ガスケットとガス拡散層とが密着した構造となり、ガスケットとガス拡散層の間にガスの近道流路となるスペースが形成されるのを防止することが可能である。したがって、ガスの拡散性を向上させることができ、これにより燃料電池の発電効率を向上させることができる。
【0051】
また、ガスケットのゴムがガス拡散層に浸透してセパレータに達することによりガスケットとセパレータとが一体化されているために、ガス漏れ流路が形成されるのを防止することができ、これによりシール性を向上させることができる。
【0052】
また、反対側の面にも接着剤が塗布されてガスケットが一体成形されているために、当該請求の範囲に係る発明によれば、両面ガスケットの一体品が提供される。
【0053】
また、上記構成を備えた本発明の請求項7ないし請求項9による燃料電池用構成部品においては、セパレータに貫通穴が設けられ、ガス拡散層に浸透したゴムの一部が貫通穴を通過して反対側の面に達することによりセパレータの両面にガスケットが一体成形されているために、ガスケットとガス拡散層とが密着した構造となり、ガスケットとガス拡散層の間にガスの近道流路となるスペースが形成されるのを防止することが可能である。したがって、ガスの拡散性を向上させることができ、これにより燃料電池の発電効率を向上させることができる。
【0054】
また、ガスケットのゴムがガス拡散層に浸透してセパレータに達することによりガスケットとセパレータとが一体化されているために、ガス漏れ流路が形成されるのを防止することができ、これによりシール性を向上させることができる。
【0055】
また、セパレータの両面にガスケットが一体成形されているために、当該請求項に係る発明によれば、両面ガスケットの一体品が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0056】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0057】
第一実施例・・・
図1は、本発明の第一実施例に係る燃料電池用構成部品(燃料電池用セパレータ)1の概略斜視図を示しており、そのA−A線断面図が図2に示されている。また、図3はこの燃料電池用構成部品1の組立状態の断面図を示している。また、この図3において符号6は、当該燃料電池用構成部品1と組み合わされる反応電極部(MEA:Membrane Electrode Assembly)である。
【0058】
当該実施例に係る燃料電池用構成部品1は、以下のように構成されている。
【0059】
すなわち先ず、所定の厚さを備えたカーボンプレートよりなるセパレータ(セパレータ本体)2が設けられており、このセパレータ2の一面に、カーボン繊維よりなるガス拡散層3と、液状ゴム硬化物よりなるガスケット4とが一体成形されている。
【0060】
ガスケット4は、セパレータ2の一面に設けた収容溝2aに収容された平板状の基部4aと、この基部4aに一体成形された断面略台形状のリップ部4bとを一体に備えており、収容溝2aの直上位置においてガス拡散層3のカーボン繊維に浸透したこのガスケット4の液状ゴムが、収容溝2aの内面に予め塗布された接着剤5と反応し固化することによって、セパレータ2との間にガス拡散層3を挟みこむようにしてセパレータ2に一体化されている。
【0061】
また、ガス拡散層3は、収容溝2aの直上位置においてこのガス拡散層3のカーボン繊維に浸透したガスケット4の液状ゴムが収容溝2a内の接着剤5と反応して固化することによって、ガスケット4とセパレータ2とに挟み込まれるようにしてセパレータ2に一体化されている。
【0062】
このガス拡散層3は、セパレータ2と略同大同形の平面形状に形成されており、また、ガスケット4のリップ部4b上面は、ガス拡散層3よりも外方に突出形成されている。
【0063】
この燃料電池用構成部品1においては、上記したようにカーボンプレートよりなるセパレータ2と、カーボン繊維よりなるガス拡散層3と、液状ゴム硬化物よりなるガスケット4とが互いに一体成形されているために、燃料電池の組立てに際して、これらの部品を互いに組み付ける工程を削減することができる。
【0064】
また、ガスケット4を形成する液状ゴムが、ガス拡散層3のカーボン繊維に浸透して収容溝2a内の接着剤5と反応し固化することによって、ガス拡散層3を挟み込むようにしてセパレータ2に一体成形されているために、ガスケット4とガス拡散層3とが密着した構造である。したがって、このガスケット4とガス拡散層3との間に、上記従来技術のようにガスの近道流路となるスペースが形成されるのを防止することができる。
【0065】
また、ガスケット4を形成する液状ゴムが、ガス拡散層3のカーボン繊維に浸透してセパレータ2に達することによりガスケット4とセパレータ2とが直接一体成形されているために、両者2,4の間にガス漏れ流路が形成されるのを防止することができる。
【0066】
第二実施例・・・
図4は、本発明の第二実施例に係る燃料電池用構成部品(燃料電池用セパレータ)1の概略斜視図を示しており、そのB−B線断面図が図5に示されている。
【0067】
当該実施例に係る燃料電池用構成部品1は、以下のように構成されている。
【0068】
すなわち先ず、所定の厚さを備えたカーボンプレートよりなるセパレータ(セパレータ本体)2が設けられており、このセパレータ2の一面に、カーボン繊維よりなるガス拡散層3と、液状ゴム硬化物よりなるガスケット4とが一体成形されるとともに、セパレータ2の反対側の面にも液状ゴム硬化物よりなるガスケット7が一体成形されている。
【0069】
セパレータ2の一面に設けられた一方のガスケット4は、セパレータ2の一面に設けた収容溝2aに収容された平板状の基部4aと、この基部4aに一体成形された断面略台形状のリップ部4bとを一体に備えており、収容溝2aの直上位置においてガス拡散層3のカーボン繊維に浸透したこのガスケット4の液状ゴムが、収容溝2aの内面に予め塗布された接着剤5と反応し固化することによってセパレータ2との間にガス拡散層3を挟みこむようにしてセパレータ2に一体化されている。
【0070】
また、ガス拡散層3は、収容溝2aの直上位置においてこのガス拡散層3のカーボン繊維に浸透したガスケット4の液状ゴムが収容溝2a内の接着剤5と反応して固化することによって、ガスケット4とセパレータ2とに挟み込まれるようにしてセパレータ2に一体化されている。
【0071】
このガス拡散層3は、セパレータ2と略同大同形の平面形状に形成されており、また、ガスケット4のリップ部4b上面は、ガス拡散層3よりも外方に突出形成されている。
【0072】
また、セパレータ2の反対側の面に設けられた他方のガスケット7は、平板状の基部7aと、この基部7aに一体成形された断面略三角形状のリップ部7bとを一体に備えており、セパレータ2の反対側の面に塗布された接着剤8によってセパレータ2に一体化されている。
【0073】
この燃料電池用構成部品1においては、上記したようにカーボンプレートよりなるセパレータ2と、カーボン繊維よりなるガス拡散層3と、液状ゴム硬化物よりなる一対のガスケット4,7とが互いに一体成形されているために、燃料電池の組立てに際して、これらの部品を互いに組み付ける工程を削減することができる。
【0074】
また、一方のガスケット4を形成する液状ゴムが、ガス拡散層3のカーボン繊維に浸透して収容溝2a内の接着剤5と反応し固化することによって、ガス拡散層3を挟み込むようにしてセパレータ2に一体成形されているために、ガスケット4とガス拡散層3とが密着した構造である。したがって、このガスケット4とガス拡散層3との間に、上記従来技術のようにガスの近道流路となるスペースが形成されるのを防止することができる。
【0075】
また、一方のガスケット4を形成する液状ゴムが、ガス拡散層3のカーボン繊維に浸透してセパレータ2に達することによりガスケット4とセパレータ2とが直接一体成形されているために、両者2,4の間にガス漏れ流路が形成されるのを防止することができる。
【0076】
第三実施例・・・
図6は、本発明の第三実施例に係る燃料電池用構成部品(燃料電池用セパレータ)1の概略斜視図を示しており、そのC−C線断面図が図7に示されている。
【0077】
当該実施例に係る燃料電池用構成部品1は、以下のように構成されている。
【0078】
すなわち先ず、所定の厚さを備えたカーボンプレートよりなるセパレータ(セパレータ本体)2が設けられており、このセパレータ2の一面に、カーボン繊維よりなるガス拡散層3と、液状ゴム硬化物よりなるガスケット4とが一体成形されるとともに、セパレータ2の反対側の面にも液状ゴム硬化物よりなるガスケット7が一体成形されている。
【0079】
セパレータ2の一面に設けられた一方のガスケット4は、セパレータ2の一面に設けた収容溝2aに収容された平板状の基部4aと、この基部4aに一体成形された断面略台形状のリップ部4bとを一体に備えており、セパレータ2の反対側の面に設けられた他方のガスケット7は、平板状の基部7aと、この基部7aに一体成形された断面略三角形状のリップ部7bとを一体に備えている。
【0080】
この一対のガスケット4,7は、収容溝2aの直上位置においてガス拡散層3のカーボン繊維に浸透した液状ゴムの一部が、収容溝2aの底面部に予め設けた貫通穴2bを通過し、反対側の面に達して両面ガスケットとして成形されることにより、接着剤なしでセパレータ2に一体化されている。貫通穴2bは、所要数がガスケット4,7の延設方向に沿って一列に並んで設けられている。
【0081】
また、ガス拡散層3は、収容溝2aの直上位置においてこのガス拡散層3のカーボン繊維に浸透した液状ゴムの一部が貫通穴2bを通過し、反対側の面に達して両面ガスケットとして成形されることによって、一方のガスケット4とセパレータ2とに挟み込まれるようにしてセパレータ2に一体化されている。
【0082】
このガス拡散層3は、セパレータ2と略同大同形の平面形状に形成されており、また、一方のガスケット4のリップ部4b上面は、ガス拡散層3よりも外方に突出形成されている。
【0083】
この燃料電池用構成部品1においては、上記したようにカーボンプレートよりなるセパレータ2と、カーボン繊維よりなるガス拡散層3と、液状ゴム硬化物よりなる一対のガスケット4,7とが互いに一体成形されているために、燃料電池の組立てに際して、これらの部品を互いに組み付ける工程を削減することができる。
【0084】
また、一方のガスケット4を形成する液状ゴムが、ガス拡散層3のカーボン繊維に浸透して固化することによって、ガス拡散層3を挟み込むようにしてセパレータ2に一体成形されているために、ガスケット4とガス拡散層3とが密着した構造である。したがって、このガスケット4とガス拡散層3との間に、上記従来技術のようにガスの近道流路となるスペースが形成されるのを防止することができる。
【0085】
また、一方のガスケット4を形成する液状ゴムが、ガス拡散層3のカーボン繊維に浸透してセパレータ2に達することによりガスケット4とセパレータ2とが直接一体成形されているために、両者2,4の間にガス漏れ流路が形成されるのを防止することができる。
【0086】
また、一対のガスケット4,7が接着剤なしでセパレータ2に一体化されているために、当該燃料電池用構成部品1の製造工程から接着剤塗布工程を省略することができ、よってその製造を容易化するとともに、コスト的にも有利な製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】本発明の第一実施例に係る燃料電池用構成部品の概略斜視図
【図2】図1におけるA−A線断面図
【図3】同燃料電池用構成部品の組立て状態を示す要部断面図
【図4】本発明の第二実施例に係る燃料電池用構成部品の概略斜視図
【図5】図4におけるB−B線断面図
【図6】本発明の第三実施例に係る燃料電池用構成部品の概略斜視図
【図7】図6におけるC−C線断面図
【図8】従来例に係る燃料電池の構成説明図
【図9】従来例に係る燃料電池用構成部品の組立て状態を示す要部断面図
【図10】他の従来例に係る燃料電池の断面図
【図11】図10の要部拡大図
Claims (9)
- セパレータ(2)、多孔質体よりなるガス拡散層(3)およびガスケット(4)を一体成形してなり、
前記ガスケット(4)はリップ部(4b)を有し、前記ガスケット(4)のリップ部(4b)の上面は前記ガス拡散層(3)よりも外方に突出形成され、
前記セパレータ(2)に接着剤(5)が塗布され、前記ガス拡散層(3)に浸透した前記ガスケット(4)のゴムが前記セパレータ(2)上の接着剤(5)と反応することにより前記ガス拡散層(3)を挟み込む形で一体成形されたことを特徴とする燃料電池用構成部品。 - セパレータ(2)および多孔質体よりなるガス拡散層(3)の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層(3)側の片面にガスケット(4)を一体成形してなり、
前記ガスケット(4)はリップ部(4b)を有し、前記ガスケット(4)のリップ部(4b)の上面は前記ガス拡散層(3)よりも外方に突出形成され、
前記セパレータ(2)に接着剤(5)が塗布され、前記ガス拡散層(3)に浸透した前記ガスケット(4)のゴムが前記セパレータ(2)上の接着剤(5)と反応することにより前記ガス拡散層(3)を挟み込む形で一体成形されたことを特徴とする燃料電池用構成部品。 - セパレータ(2)および多孔質体よりなるガス拡散層(3)の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層(3)側の片面にガスケット(4)を一体成形するとともに反対側の面にもガスケット(7)を一体成形してなり、
前記片面側のガスケット(4)はリップ部(4b)を有し、前記片面側のガスケット(4)のリップ部(4b)の上面は前記ガス拡散層(3)よりも外方に突出形成され、
前記セパレータ(2)に接着剤(5)が塗布され、前記ガス拡散層(3)に浸透した前記片面側のガスケット(4)のゴムが前記セパレータ(2)上の接着剤(5)と反応することにより前記ガス拡散層(3)を挟み込む形で一体成形されたことを特徴とする燃料電池用構成部品。 - セパレータ(2)、多孔質体よりなるガス拡散層(3)およびガスケット(4)を一体成形してなり、
前記ガスケット(4)はリップ部(4b)を有し、前記ガスケット(4)のリップ部(4b)の上面は前記ガス拡散層(3)よりも外方に突出形成され、
前記セパレータ(2)の片面に接着剤(5)が塗布され、前記ガス拡散層(3)に浸透した前記ガスケット(4)のゴムが前記セパレータ(2)上の接着剤(5)と反応することにより前記ガス拡散層(3)を挟み込む形で一体成形されるとともに、反対側の面にも接着剤(8)が塗布されてガスケット(7)が一体成形されたことを特徴とする燃料電池用構成部品。 - セパレータ(2)および多孔質体よりなるガス拡散層(3)の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層(3)側の片面にガスケット(4)を一体成形してなり、
前記ガスケット(4)はリップ部(4b)を有し、前記ガスケット(4)のリップ部(4b)の上面は前記ガス拡散層(3)よりも外方に突出形成され、
前記セパレータ(2)の片面に接着剤(5)が塗布され、前記ガス拡散層(3)に浸透した前記ガスケット(4)のゴムが前記セパレータ(2)上の接着剤(5)と反応することにより前記ガス拡散層(3)を挟み込む形で一体成形されるとともに、反対側の面にも接着剤(8)が塗布されてガスケット(7)が一体成形されたことを特徴とする燃料電池用構成部品。 - セパレータ(2)および多孔質体よりなるガス拡散層(3)の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層(3)側の片面にガスケット(4)を一体成形するとともに反対側の面にもガスケット(7)を一体成形してなり、
前記片面側のガスケット(4)はリップ部(4b)を有し、前記片面側のガスケット(4)のリップ部(4b)の上面は前記ガス拡散層(3)よりも外方に突出形成され、
前記セパレータ(2)の片面に接着剤(5)が塗布され、前記ガス拡散層(3)に浸透した前記片面側のガスケット(4)のゴムが前記セパレータ(2)上の接着剤(5)と反応することにより前記ガス拡散層(3)を挟み込む形で一体成形されるとともに、反対側の面にも接着剤(8)が塗布されてガスケット(7)が一体成形されたことを特徴とする燃料電池用構成部品。 - セパレータ(2)、多孔質体よりなるガス拡散層(3)およびガスケット(4)を一体成形してなり、
前記ガスケット(4)はリップ部(4b)を有し、前記ガスケット(4)のリップ部(4b)の上面は前記ガス拡散層(3)よりも外方に突出形成され、
前記セパレータ(2)に貫通穴(2b)が設けられ、前記ガス拡散層(3)に浸透したゴムの一部が前記貫通穴(2b)を通過して反対側の面に達することにより前記セパレータ(2)の両面にガスケット(4)(7)が一体成形されたことを特徴とする燃料電池用構成部品。 - セパレータ(2)および多孔質体よりなるガス拡散層(3)の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層(3)側の片面にガスケット(4)を一体成形してなり、
前記ガスケット(4)はリップ部(4b)を有し、前記ガスケット(4)のリップ部(4b)の上面は前記ガス拡散層(3)よりも外方に突出形成され、
前記セパレータ(2)に貫通穴(2b)が設けられ、前記ガス拡散層(3)に浸透したゴムの一部が前記貫通穴(2b)を通過して反対側の面に達することにより前記セパレータ(2)の両面にガスケット(4)(7)が一体成形されたことを特徴とする燃料電池用構成部品。 - セパレータ(2)および多孔質体よりなるガス拡散層(3)の一体品を有し、前記一体品のガス拡散層(3)側の片面にガスケット(4)を一体成形するとともに反対側の面にもガスケット(7)を一体成形してなり、
前記片面側のガスケット(4)はリップ部(4b)を有し、前記片面側のガスケット(4)のリップ部(4b)の上面は前記ガス拡散層(3)よりも外方に突出形成され、
前記セパレータ(2)に貫通穴(2b)が設けられ、前記ガス拡散層(3)に浸透したゴムの一部が前記貫通穴(2b)を通過して反対側の面に達することにより前記セパレータ(2)の両面にガスケット(4)(7)が一体成形されたことを特徴とする燃料電池用構成部品。
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