JP3891480B2 - 静電潜像現像用キャリア、それを用いた静電潜像現像剤および静電潜像現像方法 - Google Patents

静電潜像現像用キャリア、それを用いた静電潜像現像剤および静電潜像現像方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真方式において用いられる静電潜像現像用キャリア、現像剤、さらにそれを用いる静電潜像現像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を利用した複写機やプリンタなどの静電荷像現像装置においては、その耐久性や画像再現性の向上に関して様々な検討がなされている。
【0003】
電子写真方式は、磁性キャリアとトナーからなる二成分現像剤を用いる二成分現像方式と、磁性もしくは非磁性トナーをトナー担持体状に薄層に保持して現像を行う一成分現像方式の2種に大別できるが、二成分現像方式は、一成分現像方式に比べ、表面積の大きな微粒のキャリアを使用することから高速なトナーの供給やトナーの帯電性の均一化が容易であり、装置の高速化や高画質化に対して有利であることが知られている。
【0004】
しかし、潜像担持体と対向電極に相当する現像剤担持体との間隙にキャリアを介して現像電界を形成するため、電極間に担持されるキャリアの電気的性質が現像電界に影響を及ぼし、キャリアの電気的特性が画質に大きく影響し、その電気的特性を均一にすることは画質や他の画像上の不具合を防止する上で不可欠である。
【0005】
キャリアの抵抗については粒子間の抵抗のばらつきを小さくする必要がある。例えば現像時にキャリアの一部が感光体に現像するいわゆるキャリア付着という問題があるが、この現象はキャリアの抵抗に大きく依存しており、キャリア粒子中の抵抗ばらつきが大きいと、この問題が起きやすい。また、比較的大きな振幅の交流バイアスを現像に印加する場合、一部のキャリアが絶縁破壊することで、画像にシロ抜けや放電痕のような欠陥を生じたり、先のキャリア付着が発生したりする。
【0006】
特開平9−319161、特開平9−269614、特開平10−186731の各号公報では低表面エネルギー物質の樹脂マトリクス中に微粒子や導電性付与材を分散させた皮膜を設け、耐スペント性と皮膜強度、電気特性の制御をすることが示されているが、この方法においても、導電性付与部材として単一のものを使用することが前提であり、従来同様の抵抗ばらつきを生じる可能性があった。
【0007】
さらに、キャリアを磁気ブラシとして用いる二成分現像では、十分な現像量を確保するために潜像担持体の移動速度と現像剤担持体の移動速度に線速差を設けることがなされている。しかし、潜像担持体と現像剤担持体との間の線速差は、二成分現像特有の画像の異常を発生させることが知られている。
ここでいう画像の異常とは、ソリッド画像部後端の画像濃度低下、ヌケ、特に、ハーフトーン画像の後端部で顕著にみられる画像ヌケや、ソリッド画像とハーフトーン画像境界部での画像濃度変化のことを意味する。
これらは、いずれも潜像電位の異なる場所、潜像電位が不連続に急激な変化をする画像濃度の境界部に現れる。これは現像領域で現像剤が潜像を摺擦するように動くため、現像剤が潜像を通過する間に磁気ブラシ中のトナーが移動することや、そもそも誘電体である静電容量を持つ現像剤層が異なる不連続な現像電界を通過するときの、過渡現象に起因するものと考えられている。以下、こうした、潜像の不連続性に起因する画像の異常を画像不良と称することとする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来の問題点を解決し、長期間の使用においても画質変化がなく、さらに細線再現性及び小径ドットの均一な再現が可能で解像性に優れたキャリア、該キャリアを用いた現像剤、それを用いた現像方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の目的は次の手段により達成される。
すなわち、本発明によれば、第一に、請求項1では、磁性を有する実質的に球形の粒子上に、該粒子を被覆する形態に設けられた外殻層を有する静電潜像現像用キャリアであって、外殻層がシリコーンポリマーを含んで構成されると共に少なくとも2種の異なる抵抗率を有する微粒子を含有し、前記微粒子のうち少なくとも2種が金属酸化物であると共に、1種の抵抗率が1×10 Ωcm以下、もう1種の抵抗率が1×10 Ωcm以下であり、かつ該微粒子の粒径が用いるトナーの個数平均径の1/10以下であることを特徴とする静電潜像現像用キャリアが提供される。
【0010】
第二に、請求項2では、磁性を有する実質的に球形の粒子上に、該粒子を被覆する形態に設けられた外殻層を有する静電潜像現像用キャリアであって、外殻層がシリコーンポリマーを含んで構成されると共に少なくとも2種の異なる抵抗率を有する微粒子を含有し、前記微粒子のうち少なくとも1種が金属酸化物、もう1種が導電性カーボンであると共に、1種の抵抗率が1×10 Ωcm以下、もう1種の抵抗率が1×10 Ωcm以下であり、かつ該微粒子の粒径が用いるトナーの個数平均径の1/10以下であることを特徴とする静電潜像現像用キャリアが提供される。
【0011】
このようにキャリアの抵抗制御方法として、トナーの粒径に対して十分に小さい径の粒子を用いることで、キャリア表面にトナー径に対して十分に小さい領域で電気抵抗の不均一部位を形成する。また、キャリアの抵抗制御を行う上で、2種以上の微粒子を用いるため、導電性カーボンのみで抵抗制御した場合より、微粒子の添加量に対する抵抗値の変動量が小さくなり、キャリア製造時の抵抗値の誤差、キャリア粒子間の抵抗差を小さくすることが期待できる。
【0012】
に、請求項では、上記請求項1記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、上記2種の微粒子のうちのいずれか1種が導電性処理を施した金属酸化物粒子であることを特徴とする静電潜像現像用キャリアが提供される。
【0013】
に、請求項では、上記請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、上記2種の微粒子の粒径が上記外殻層の平均膜厚より小さいこと特徴とする静電潜像現像用キャリアが提供される。
【0014】
に、請求項では、上記請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、該キャリアの外殻層の平均厚みが0.4μm以上2μm以下であることを特徴とする静電潜像現像用キャリアが提供される。
【0015】
に、請求項では、上記請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、上記外殻層が帯電調整材料を含有することを特徴とする静電潜像現像用キャリアが提供される。
【0016】
に、請求項では、上記請求項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、上記帯電調整材料が窒素を有する有機シリコーン化合物であることを特徴とする静電潜像現像用キャリアが提供される。
【0017】
に、請求項では、上記請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、該キャリアの抵抗率の測定値が10〜1016Ωcmの範囲であることを特徴とする静電潜像現像用キャリアが提供される。
【0018】
に、請求項では、上記請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアと個数平均径が5〜8ミクロンの非磁性トナーからなることを特徴とする静電潜像現像剤が提供される。
【0019】
に、請求項10では、潜像担持体と対向して設けられる現像剤担持体上に磁性を有するキャリアと実質的に非磁性体であるトナーとからなる現像剤を磁気的に保持し、潜像担持体に現像剤を連続的に当接させ、現像剤担持体と潜像担持体の間に電位差を設けることによりトナーを潜像担持体上に静電的に吸着させて現像を行う静電潜像現像方法において、上記現像剤として請求項記載の現像剤を用いることを特徴とする静電潜像現像方法が提供される。
【0020】
十一に、請求項11では、上記請求項10記載の静電潜像現像方法において、現像剤担持体表面と潜像担持体表面を異なる速度で相対的に移動させながらトナーを潜像担持体上に現像する際、潜像担持体表面の移動速度をVp(mm/sec)、現像剤担持体表面の移動速度をVr(mm/sec)、現像剤と潜像担持体の接触幅をL(mm)とするとき、Vp、Vr、Lが下記式(1)の関係にあることを特徴とする静電潜像現像方法が提供される。
【0021】
【数2】
k=L・((Vr/Vp)−1))[mm]
0.1[mm]≦k≦2[mm] ……(1)
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のキャリアは内核に相当する磁性紛の表面にトナーとの帯電性および現像性を適切にするべく、外殻にあたる層を設けた形態を有する。その外殻は実質的に球形の芯材表面を均一に被覆するものである。また、この外殻層内には少なくとも2種類の電気抵抗制御用の微粒子を含有する。この微粒子によって、キャリア抵抗を制御するが、微粒子径がトナー粒径に対して十分に小さいことが好ましく、粒径は用いるトナー径をDnとするとき、1/10以下である。これを超える場合、キャリア上の抵抗率の分布が大きく、現像剤として使用した際に、部分的なトナーの帯電量低下を起こし、トナーが現像部から飛散したり、地肌汚れの原因となる。また、従来のようにカーボンブラックやその他の導電性材料を均一に皮膜中に含有せしめる場合に対して、トナー径に対して適切な抵抗の不均一構造を形成することで帯電の発生とトナーの保持性を発現することができる。そのためには導電性材料の最小粒径はトナー径の1/500以上が好ましい。
【0023】
電気抵抗調整の目的で使用される微粒子としては導電性ZnO、Al等の金属粉、各種の方法で作られたSnO及び種々の元素をドープしたSnO2、ホウ化物、例えばTlB、ZnB、MoB、炭化ケイ素及び導電性高分子(ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリ(パラ−フェニレンスルフィド)、ポリピロール)が使用できる。
また、酸化ケイ素(シリカ)、アルミナなどの金属酸化物は比較的高い抵抗値を持つが、本発明においては、第一の態様として、2種以上の金属酸化物を用い、その内の1種はこうした金属酸化物に対して他の導電材料、たとえばカーボンブラックや他の導電性金属、金属酸化物により導電性処理した粒子用いることができる。
また、カーボンブラックなど、公知の導電材料を併用することも可能である。
【0024】
また、一般に皮膜として好適に用いられるポリマー材料はその電気抵抗が高く、そのため、皮膜抵抗の抵抗調整剤としては、その抵抗率が10 Ωcm以下の粒子が少なくとも1種用いられる。
【0025】
また、一方で、カーボンブラックなどのきわめて低抵抗の物質をシリコーン膜に分散して使用すると、皮膜の電気特性がカーボンブラックの含有量に対して敏感に変動してしまうため、その取り扱いに注意を要する。たとえば、キャリア間の電気抵抗の不均一さを生じやすくなったり、製造工程における、わずかな工程の変動に対して得られるキャリアの特性が安定しにくいなどの、取り扱い難さを伴う。
このことは、含有量の正確な管理と、皮膜内の分散性の均一化により回避できるが、本発明の第二の態様として、皮膜内に含有する電気抵抗制御材料が導電性カーボン粒子と非導電性金属酸化物の微粒子を混合して用いることによってもよい。
【0026】
また、皮膜に用いられるポリマー材料はトナーのスペントを防止し、かつ、良好な帯電性と、トナーの保持性、トナーの現像性を併せ持つことが好ましい。中でも、シリコーンポリマーは、適切な電気抵抗と低い表面エネルギーを有し、且つ、キャリアを均一に被覆する成膜性を備えた材料であり、本発明においてはシリコーンポリマーを用いる。
【0027】
ここでいうシリコーンポリマーは、Si−Oを基本繰り返し単位として持つポリマーであり、下記表1の一般式で表わされる繰り返し単位を含むシリコーン樹脂があげられる。
【0028】
【表1】
Figure 0003891480
(式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、メトキシ基、C1〜C4の低級アルキル基またはフェニル基を表わす。)
こうしたシリコーン樹脂の例として、たとえばストレートシリコーンとしてKR271、KR272、KR282、KR252、KR255、KR152(信越化学工業社製)、SR2400、SR2406(東レダウコーニングシリコーン社製)など、またその一部を有機化合物と、置換、付加することにより得られる変性シリコーンなどがあり、その例としてはエポキシ変性シリコーン、アクリル変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン、ポリエステル変性シリコーン、アルキッド変性シリコーンなどが挙げられる。例としてはエポキシ変性:ES−1001N、アクリル変性:KR−5208、ポリエステル変性:KR−5203、アルキッド変性:KR−206、ウレタン変性:KR−305(以上、信越化学工業社製)、エポキシ変性:SR2115、アルキッド変性:SR2110(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)などが代表的である。
【0029】
皮膜を設けるキャリア芯材としては、従来公知のものが使用できる。例えば、鉄、コバルトなどの強磁性体、マグネタイト、ヘマタイト、Li系フェライト、Mn−Zn系フェライト、Cu−Zn系フェライト、Ni−Zn系フェライト、Baフェライトなどが挙げられる。キャリア芯材としては上記の磁性粒子が一般的だが、より小粒径の磁性粉をフェノール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などの公知の樹脂中に分散した形態を持つ、いわゆる樹脂分散キャリアも好適に用いられる。
【0030】
被覆樹脂の形成方法は、スプレードライ法、浸漬法、あるいはパウダーコーティング法など公知の方法が使用できる。
【0031】
こうした皮膜の形成は従来公知の皮膜形成方法で形成することができる。すなわちキャリア芯材上に樹脂溶液を塗布、または樹脂を構成するモノマー、オリゴマー、ポリマーの溶液を塗布し、乾燥固化、もしくは相応の化学反応によって高分子量化もしくは芯材表面への化学的な皮膜の析出、積層などによって皮膜を形成する際に、皮膜形成材料の一部を意図的に析出、硬化させることで可能である。最も容易には、皮膜材料溶液中に粒子状物質を分散し、これをキャリア芯材上に塗布、硬化させることにより得られる。
【0032】
さらに、キャリア皮膜にはトナーとの帯電性を好適にするための種々の薬剤を含有させることができる。なかでも特に窒素を構造内に含有する有機シリコーン樹脂はその帯電性と成膜性から好ましく用いられる。窒素を構造内に含有する有機シリコーン樹脂の代表例としては、たとえば下記構造式で表わされ、特にXにアミノ基を有する、いわゆるアミノシランカップリング剤は好ましく用いられる(表2)。
【0033】
【化1】
X−Si(OR)n
(ただし、式中、nは1〜3の整数、Xは有機または無機物との反応性または吸着性を有する各種の官能基、及び官能基を有する飽和または不飽和の炭化水素鎖を、ORはアルコキシ基を意味する。)
【0034】
【表2】
Figure 0003891480
【0035】
こうして得られるキャリアは二成分現像剤として用いる場合、抵抗率測定値が107〜1016Ωcmの範囲であることが好ましい。抵抗率は、キャリアを用いる現像プロセスに応じて適切に選ばれなくてはならないが、107Ωcmより低くなると、現像剤担持体上に保持したキャリアのブラシ(磁気ブラシ)の穂立ち形状が画像濃度の濃淡となって目立ちやすくなり好ましくない。また1016Ωcmを超える場合、画像のエッジ部とベタ部の濃度差やライン画像とベタ画像内の濃度差を生じたりするエッジ現像やキャリアのチャージアップによる現像能力の低下、潜像の非画像部へのキャリア現像(キャリア付着)などの不具合を生じやすくなる。
【0036】
キャリアの電気抵抗は、2つの平行電極の間にキャリアを充填し、電極間に電位差を設けた時の電流値と印加電圧から求められる値である。具体的には、2mmの間隔で平行に配置した電極を有する容器にキャリアを充填し、両極間の電位差500Vでの直流抵抗を横川ヒューレットパッカード株式会社製4329A High Resistance Meterにて測定する。
【0037】
また、同様の理由からキャリアの皮膜の厚さは、電気抵抗が適正範囲内になるよう適宜設定されることが好ましいが、シリコーンは縮合反応時の体積収縮があるため皮膜厚さが厚くなるほど、皮膜内部の反応の不均一さが生じやすくなる欠点を持つ。そのため皮膜厚さ1.0μm以下がより好ましい。
【0038】
キャリア皮膜厚さの測定は、様々な方法で可能である。たとえば用いたキャリア芯材、皮膜材料のそれぞれの比重が既知である場合には、キャリアの真比重を正確に測定することでも可能である。最も容易には、電子顕微鏡でキャリア断面を測定することである。キャリアが燒結体である芯材上にシリコーン樹脂による硬化膜を設けたキャリアの場合、キャリア粒子に専断方向に加圧して破砕することで、その破砕物から比較的容易に皮膜断面を観察することができる。ここでいう該キャリアの外殻の平均厚みとは、凹凸を含めて皮膜全体の平均的な厚みを意味する。
【0039】
こうして得られるキャリアは実質的に非磁性体のトナーと混合して現像剤として用いられることが好ましい。トナーが磁性を有する場合、磁性キャリアと混合すると、トナーとキャリアの磁気モーメント差と比重差により、磁界中ではキャリアとトナーが分離しやすくなる。また、二成分現像で磁気ブラシを形成した場合、ブラシ先端や、キャリア粒子間の節部にトナーが凝集する現象が見られ、これは、画像へのトナー供給の不均一さの原因となり、画像の均一さ、特にハーフトーン部や微細なドットの欠落の原因になる。本発明のキャリアは非磁性トナーと混合して用いられるとき、最も好ましい画像が得られる。
【0040】
本発明のキャリアおよび該キャリアを用いた現像剤が用いられる現像装置構成としては、内部に固定、もしくは、回転する磁石を配する現像剤担持体に現像剤を磁気的に保持し、この現像剤担持体を潜像担持体と対向して設けることにより、潜像担持体に現像剤を連続的に当接させ、現像剤担持体と潜像担持体の間に電位差を設けることによりトナーを潜像担持体上に現像を行うものである。
【0041】
また、本発明のキャリアおよび現像剤は従来公知の二成分電子写真方式においても好ましく用いられるが、先に述べた理由から高いトナー供給の保持性と現像性を持つため、特に従来、キャリアを用いた二成分現像方式特有の欠点である、画像不良を回避することが可能になる。すなわち、従来、現像量を確保するために、設けられた現像剤担持体の線速(Vr)、潜像担持体の線速(Vp)との間の線速差を小さく、かつ、現像剤と潜像担持体の接触幅を小さくしても、十分な画像濃度を得ることが可能であり、そのため、必然的に先の画像不良を防止することが可能となる。
すなわち、潜像担持体表面の移動速度Vp(mm/sec)、現像剤担持体表面の移動速度Vr(mm/sec)、現像剤と潜像担持体の接触幅L(mm)とするとき、
k=L・((Vr/Vp)−1))[mm]
0.1[mm]≦k≦2[mm]
の範囲で画像を作像すればよい。k値が0.1mm未満では画像濃度が十分に得られず、また、2mmより大きいと先の画像不良が顕著になる。
【0042】
本発明に使用されるトナーとしては、バインダー樹脂としての熱可塑性樹脂を主成分とし、着色剤、微粒子、そして帯電制御剤、離型剤等を含むものである。また、一般公知の粉砕法、重合法等の各種のトナー製法により作製されたトナーを用いることができる。
【0043】
バインダー樹脂としては、ポリスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体、スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸ブチル共重合体、スチレン−o−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソブチレン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル樹脂、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族または芳香族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが単独あるいは混合して使用できる。
【0044】
ポリエステル樹脂としては、アルコールと酸との重縮合反応によって得られ、例えばアルコールとしては、ポリエチレングリコール、ジエチルグリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−プロピレングリコール,ネオペンチルグリコール,1,4−ブテンジオールなどのジオール類、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールAなどのエーテル化ビスフェノール類、これらを炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換した2価のアルコール単量体、その他の2価のアルコール単量体、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−サルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、ショ糖、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1、2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等の3価以上の高級アルコール単量体を挙げることができる。また、ポリエステル樹脂を得るために用いられるカルボン酸としては、例えばパルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等のモノカルボン酸、マレイン酸、フマール酸、メサコン酸、シトラコン酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、これらを炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換した2価の有機酸単量体、これらの酸の無水物、低級アルキルエステルとリノレイン酸からの二量体、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボン酸−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸エンボール三量体、これらの酸の無水物等、3価以上の多価カルボン酸単量体を挙げることができる。
【0045】
さらにエポキシ樹脂としては、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの重縮合物等があり、例えば、エポミックR362、R364、R365、R366、R367、R369(以上三井石油化学工業社製)、エポトートYD−011、YD−014、YD−904、YD−017(以上東都化成社製)、エポコート1002、1004、1007(以上シェル化学社製)等の市販のものがある。
【0046】
着色剤としては、カーボンブラック、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染料、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、ハンザイエローG、ローダミン6Gレーキ、カルコオイルブルー、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタン系染料、モノアゾ系、ジスアゾ系、染顔料など、従来公知のいかなる染顔料をも単独あるいは混合して使用し得る。
【0047】
また、トナーは、通常使用されるトナーと同様に摩擦帯電性を制御する目的で含有せしめる薬剤を含有していても何ら不都合はない。そうした、いわゆる極性制御剤としては、例えばモノアゾ染料の金属錯塩、ニトロフミン酸及びその塩、サリチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のCo、Cr、Fe等の金属錯体等を単独または混合して用いることができるが、これらに限定されるものではない。
【0048】
また、トナーの補給性や攪拌性、帯電特性の均一化など粉体特性としての流動性の向上のためにトナーに従来公知の流動性補助剤や種々の添加剤を用いることもできる。
【0049】
添加物としては、例えばテフロン、ステアリン酸亜鉛のごとき滑剤、あるいは酸化セリウム、炭化ケイ素などの研磨剤、流動化剤としては代表的には酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウム、などの酸化金属微粒子およびその表面を疎水化した粒子であり、これらのいずれの微粉末もその表面を疎水化することによりさらに流動性の面で優れた効果をもたらす。表面を疎水化処理するためには、例えば、シランカップリング剤やシリコーンオイル、有機オイル、またシリル化剤として一般に知られる珪素化合物を粒子表面と接触、反応させることができる。
【0050】
疎水化剤としては、例えばクロロシラン類としては代表的にトリクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、エチルジクロロシラン、ジエチルクロロシラン、トリエチルクロロシラン、プロピルジクロロシラン、ジプロピルジクロロシラン、トリプロピルクロロシランなどアルキルクロロシラン、フェニルクロロシランなど、そのフッ素置換体としてフルオロアルキルクロロシラン、パーフルオロアルキルクロロシランの類、シリルアミン類としては、代表的にヘキサメチルジシラザン、ジエチルアミノトリメチルシラン、ジエチルアミノトリメチルシランなど。シリルアミド類としては、代表的にはNO−ビストリメチルシリルアセトアミド、N−トリメチルシリルアセトアミド、ビストリメチルシリルトリフルオロアセトアミドなど、またアルコキシシラン類として、メチルトリアルコキシシラン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルアルコキシシラン、エチルジアルコキシシラン、ジエチルアルコキシシラン、トリエチルアルコキシシラン、プロピルトリアルコキシシラン、ジプロピルジアルコキシシラン、トリプロピルアルコキシシランなどアルキルクロロシランや、フェニル基を有するフェニルアルコキシシランなど、また、そのフッ素置換体としてフルオロアルキルアルコキシシランの類、パーフルオロアルキルアルコキシシランの類、シリコーンオイルとして、ジメチルシリコーンオイル、およびその誘導体、フッ素置換体、ジシロキサン、ヘキサメチルジシロキサンなどのシロキサンの類など一般公知の疎水化剤として用いられる化合物すべてが使用できる。
【0051】
【実施例】
次に本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。ただし、実施例は、本発明の一態様にすぎず、本発明はこれら実施例に拘束されない。なお、実施例に示す各成分量(部)はいずれも重量基準である。
【0052】
キャリア製造例1〜9
(1)キャリア芯材粒子としてはMnMgSr系フェライト(1KOeの磁気モーメント77emu/g、重量平均径36.1μm)を用いた。
(2)キャリアの抵抗率は、2mmの間隔で平行に配置した電極を有する容器に芯材を充填し、両極間の500Vでの直流抵抗を横川ヒューレットパッカード株式会社製4329A High Resistance Meterにて測定した。
(3)磁気モーメントは、東英工業株式会社製 多試料回転式磁化測定装置 REM−1−10を用い、印加磁界1000Oeにて測定した。
(4)重量平均粒径は、マイクロトラックで測定した重量基準で求めた径(Dv)とした。
上記芯材に対し次のように外層を形成し、キャリアを得た。
【0053】
キャリア製造例1
シリコーン樹脂(SR2411:東レダウコーニングシリコーン社製)の固形分に対して微粒子Aとして酸化スズにより導電性処理を施したアルミナ微粉体(平均粒径0.4μm、1×103Ωcm)の4wt%と微粒子Bとして酸化チタン(アナターゼ型 平均粒径0.2μm、1×107Ωcm)4wt%をホモジナイザーを使用して、30分間分散し、この分散液を固形分10wt%になるよう希釈し、分散液を得た。
上記芯材5Kgに対して、上記分散液を流動床型コーティング装置を用いて、100℃の雰囲気下で、約50g/minの割合で塗布した。更に、300℃で2時間加熱して、平均膜厚0.31μmのキャリア1を得た。膜厚の調整はコート液量により行った。このキャリアの抵抗率は1.5×1013Ωcmであった。
【0054】
キャリア製造例2
キャリア製造例1において、微粉体A 8wt%、微粒子B 2wt%として分散液を作製し、同様にコーティングして、平均膜厚0.32μmのキャリア2を得た。膜厚の調整はコート液量により行った。このキャリアの抵抗率は3.2×1012Ωcmであった。
【0055】
キャリア製造例3
キャリア製造例1において、微粒子B 4wt%、微粒子Cとしてスズをドープした酸化チタン(平均粒径0.3μm、1×102Ωcm)4wt%を用いた以外はすべて同様にしてキャリア3を得た。このキャリアの抵抗率は2.1×1012Ωcmであった。
【0056】
キャリア製造例4
キャリア製造例3において、微粒子B 6wt%、微粒子C 4wt%を用いた以外はすべて同様にしてキャリア4を得た。このキャリアの抵抗率は4.1×1011Ωcmであった。
【0057】
キャリア製造例5
キャリア製造例3において、微粒子B 6wt%、微粒子Dとしてカーボンブラック(ライオンアクゾ社製、ケッチェンブラックEC−DJ600 1×101Ωcm)0.5wt%を用いた以外はすべて同様にしてキャリア5を得た。このキャリアの抵抗率は1.1×1013Ωcmであった。
【0058】
キャリア製造例6
キャリア製造例5において、微粉体B 6wt%、微粒子D 0.5wt%および表2の(b)で示されるアミノシランカップリング剤7wt%を用いた以外はすべて同様にしてキャリア6を得た。このキャリアの抵抗率は5.2×1014Ωcmであった。
【0059】
キャリア製造例7
キャリア製造例5において、微粉体B 6wt%、微粒子D 0.5wt%および表2の(e)で示されるアミノシランカップリング剤 2wt%を用いた以外はすべて同様にしてキャリア7を得た。このキャリアの抵抗率は7.7×1014Ωcmであった。
【0060】
キャリア製造例8
キャリア製造例5において、微粉体B 8wt%、微粒子D 0.2wt%および表2の(e)で示されるアミノシランカップリング剤2wt%を用いた以外はすべて同様にしてキャリア8を得た。このキャリアの抵抗率は3.1×1015Ωcmであった。
【0061】
キャリア製造例9
キャリア製造例5において、微粉体B 5wt%、微粒子D 2.5wt%および表2の(e)で示されるアミノシランカップリング剤7wt%を用いた以外はすべて同様にしてキャリア9を得た。このキャリアの抵抗率は2.8×1011Ωcmであった。
【0062】
トナーA(トナーの製造例)
ポリエステル樹脂 60部
スチレンアクリル樹脂 25部
カルナウバワックス1号品 5部
カーボンブラック(三菱化学 #44) 10部
含クロムアゾ化合物(保土ヶ谷化学 T−77) 3部
以上の物質をブレンダーにて十分に混合した後、2軸式押出し機にて溶融混練し、放冷後カッターミルで粗粉砕し、ついでジェット気流式微粉砕機で微粉砕し、さらに風力分級機で重量体積平均粒径6.8μm、個数平均粒径5.8μmのトナー母粒子を得た。
またトナー母粒子100部に対し、疎水性シリカ微粒子(R972 日本アエロジル社製)0.7部、疎水性酸価チタン(MT150A イソブチルトリメトキシシラン処理品疎水化処理 テイカ株式会社製)0.1部を加え、ヘンシェルミキサーで混合し同様に風櫛してトナーAを得た。
このトナーの個数平均径は6.2μm、体積平均径は7.4μmであった。
【0063】
実施例1
リコー製複写機Imagio MF4570に、上記キャリア1が95wt%、トナーAが5wt%からなる現像剤を装填し、トナーを補給しながら、画像面積率6%の文字画像チャートを使用して10万枚の作像試験を行った。このときに、感光体帯電電位は−850Vとし、現像剤担持ローラーの印加電圧は−600Vとした。
作像試験の間、逐次、次のようなプリンタ画像を出力し、評価を行った。また、現像スリーブ上から現像剤を少量取出し、現像剤の帯電量を測定した。
地肌汚れ:現像剤担持ローラーの印加電圧を−700Vとして白紙画像を出力、画像の汚れを目視評価した。◎:(大変良好)、○:(良好)、△:(若干不良)、×:(不良)(×は許容不可のレベル)
飽和ID:黒ベタ画像を出力し、紙面上の任意の3点について、マクベス反射濃度計による画像濃度を測定し、その平均値とする。◎:1.4以上(大変良好)、○:1.3〜1.4(良好)、△:1.2〜1.3(若干不良)、×:1.2未満(不良)(×は許容不可のレベル)
ハーフトーン均一性:主走査、副走査共に600dot/inch、150line/inchにて網点画像パターン(16階調)を出力し、ドット抜け及び階調性、濃度均一性を4段階で目視評価した。◎:大変良好、○:良好、△:若干不良、×:不良(×は許容不可のレベル)
画像不良:マクベス反射濃度計による画像濃度=0.2、0.8のハーフトーン部(1cm×1cm)が通紙方向に、一定間隔で並ぶ、画像チャートを出力し、ハーフトーン部後端部の濃度低下を4段階で目視評価した。◎:大変良好、○:良好、△:若干不良、×:不良(×は許容不可のレベル)
細線再現性:主走査、副走査共に600dot/inch、150line/inchの1ドット格子ライン画像を出力し、ライン画像の切れ及びかすれを4段階で目視評価した。◎:大変良好、○:良好、△:若干不良、×:不良(×は許容不可のレベル)
解像力:主走査、副走査共に600dot/inch、150line/inchの1ドット独立、網点画像を出力し、ドット抜け及び画像濃度ムラを4段階で目視評価した。◎:大変良好、○:良好、△:若干不良、×:不良(×は許容不可のレベル)
画像評価は10万枚印刷後の画像について行った。評価結果を表3−1〜3−2に示す。
【0064】
実施例2〜9
上記キャリア2〜9を使用して、実施例1と同様に評価を行った。評価結果を表3−1〜3−2に示す。
【0065】
実施例10
実施例1において、リコー製複写機imagio MF4570の現像スリーブローラーのPCに近接する磁極幅を変更して、L=0.2mmとなる条件とし、Vr、=414mm/sec Vp=230mm/secとして、現像を行った。このときのk=0.16mmであった。磁極幅の変更MF4570の最近接極を3極に分割し、中心極とその上下の極とが反対磁極となるようにした。
上記キャリア9を95部、トナーA 5部からなる現像剤を装填し、トナーを補給しながら、画像面積率6%の文字画像チャートを使用して10万枚の作像試験を行った。このときに、感光体帯電電位は−850Vとし、現像剤担持ローラーの印加電圧は−600Vとした。
作像試験の間、逐次、次のようなプリンタ画像を出力し、評価を行った。また、現像スリーブ上から現像剤を少量取出し、現像剤の帯電量を測定した。評価結果を表3−1〜3−2に示す。
【0066】
実施例11
実施例10と同様にリコー製imagio MF4570の現像剤担持ローラー内の潜像担持体と最近接する磁石の着磁幅を変更し、L値1mmとなるように調整した。この装置においては、Vp=230mm/sec、Vr=575mm/secであり、k=L・((Vr/Vp)−1))=1.5mmであった。
同様に画像評価を行った。評価結果を表3−1〜3−2に示す。
【0067】
実施例12
リコー製imagio MF4570の現像剤担持ローラー内の潜像担持体と最近接する磁石の着磁幅を変更し、L値0.4mmとなるように調整した。この装置においては、Vp=230mm/sec、Vr=575mm/secであり、k=L・((Vr/Vp)−1))=0.6mmであった。
同様に画像評価を行った。評価結果を表3−1〜3−2に示す。
【0068】
比較例1
キャリア製造例1において、微粒子C 4wt%として分散液を作製し、同様にコーティングして、平均膜厚0.33μmのキャリアを得た。膜厚の調整はコート液量により行った。このキャリアの抵抗率は1.1×1016Ωcmであった。
このキャリアを使用して実施例1と同様に画像評価を行った。地肌汚れが多く、黒べた部にシロ抜けが発生した。
【0069】
比較例2
キャリアの製造例1において、カーボンブラック(ライオンアクゾ社製、ケッチェンブラックEC−DJ600)の3wt%を用いて分散液を作製し、同様にコーティングして、平均膜厚0.5μmのキャリアを得た。膜厚の調整はコート液量により行った。このキャリアの抵抗率は6.1×1014Ωcmであった。
このキャリアを使用して実施例1と同様に画像評価を行った。キャリア付着の発生が見られ、黒べた部にシロ抜けが発生した。
【0070】
比較例3
キャリアの製造例1において、0.6ミクロンシリカ微粒子 2wt%、微粒子C 2wt%を使用して分散液を作製し、同様にコーティングして、平均膜厚0.33μmのキャリアを得た。膜厚の調整はコート液量により行った。このキャリアの抵抗率は7.6×1014Ωcmであった。
このキャリアを使用して実施例1と同様に画像評価を行った。全面に汚れが発生し、また、機内のトナーによる汚染が激しく起きた。
【0071】
【表3】
Figure 0003891480
【0072】
【表4】
Figure 0003891480
【0073】
【発明の効果】
以上のように、請求項1及び2の静電潜像現像用キャリアによれば、外殻層に少なくとも2種の抵抗率の異なる金属酸化物や導線性カーボンからなる微粒子を用い、かつ、該微粒子がトナー粒径に対して1/10以下と微細であることから、キャリアの表面構成としてトナー粒径に対して十分に微細な抵抗の不均一構造が得られ、そのため、帯電安定性、画像信頼性に優れた静電潜像現像剤を形成することができる。
【0074】
さらに上記2種の微粒子のうちのいずれか1種の抵抗率が1×10 Ωcm以下、もう1種の抵抗率が1×10Ωcm以下であることから、トナー粒径に対し微細な抵抗の不均一構造が得られ、かつ、外殻層の適正な電気抵抗を得ることができる。
【0075】
また、上記2種の微粒子のうちのいずれか1種が導電性カーボンである場合は、低抵抗の部分を担い、高抵抗の微粒子と組み合せることで外殻層電気抵抗の不均一構造を形成しやすい。
【0076】
請求項の静電潜像現像用キャリアによれば、上記2種の微粒子の金属酸化物のうちのいずれか1種が導電性処理を施した金属酸化物粒子であることから、高抵抗の部分を担い、導電性カーボンなどと組み合せることで外殻層電気抵抗の不均一構造を形成しやすい。
【0077】
請求項の静電潜像現像用キャリアによれば、上記2種の微粒子の粒径が上記外殻層の平均膜厚より小さいことから、外殻層表面から突出する微粒子が少なく、トナーに対して電気抵抗の適切な不均一構造を形成する。
【0078】
請求項の静電潜像現像用キャリアによれば、該キャリアの外殻層の平均厚みが0.4μm以上2μm以下であることから、外殻層樹脂の体積収縮などを見こんでも適正範囲の電気抵抗を有するキャリアを得ることができる。
【0079】
請求項の静電潜像現像用キャリアによれば、上記外殻層が帯電調整材料を含有することから、トナーに対する適切な帯電特性を発現することができる。
【0080】
請求項の静電潜像現像用キャリアによれば、上記帯電調整材料が窒素を有する有機シリコーン化合物であることから、トナーとの好ましい帯電性および成膜性を得ることができる。
【0081】
請求項の静電潜像現像用キャリアによれば、該キャリアの抵抗率測定値が10〜1016Ωcmの範囲であることから、二成分現像剤として用いるとき、優れた性能を発揮する。すなわち、10Ωcmより低くなると、現像剤担持体上に保持したキャリアの磁気ブラシの穂立ち形状が画像濃度の濃淡となって目立ちやすくなり好ましくない。また1016Ωcmを超える場合は、エッジ現象やキャリアのチャージアップによる現像能力の低下、キャリア付着などの不具合を生じやすくなる。
【0082】
請求項の静電潜像現像剤によれば、本発明のキャリアと非磁性トナーとの現像剤であることから、最も好ましい画像を得ることができる。
【0083】
請求項10の静電潜像現像方法によれば、潜像担持体と現像剤担持体を対向して設け、両者の間に電位差を設けて潜像担持体上の潜像を現像する現像方法において、現像剤として本発明のキャリアと非磁性トナーとの現像剤を用いることから、トナー供給の高保持性と高現像性が得られ、長期間の使用においても画質変化がなく、しかも優れた解像性を得ることができる。
【0084】
請求項11の静電潜像現像方法によれば、上記現像方法において、潜像担持体表面の移動速度、現像剤担持体表面の移動速度、現像剤と潜像担持体の接触幅を式(1)の関係において画像形成をすることから、従来、キャリアを用いた二成分現像特有の欠点であるとされた、ハーフトーン画像の後端部で顕著にみられる画像ヌケなどの画像不良を回避することができる。

Claims (11)

  1. 磁性を有する実質的に球形の粒子上に、該粒子を被覆する形態に設けられた外殻層を有する静電潜像現像用キャリアであって、外殻層がシリコーンポリマーを含んで構成されると共に少なくとも2種の異なる抵抗率を有する微粒子を含有し、前記微粒子のうち少なくとも2種が金属酸化物であると共に、1種の抵抗率が1×10 Ωcm以下、もう1種の抵抗率が1×10 Ωcm以下であり、かつ該微粒子の粒径が用いるトナーの個数平均径の1/10以下であることを特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  2. 磁性を有する実質的に球形の粒子上に、該粒子を被覆する形態に設けられた外殻層を有する静電潜像現像用キャリアであって、外殻層がシリコーンポリマーを含んで構成されると共に少なくとも2種の異なる抵抗率を有する微粒子を含有し、前記微粒子のうち少なくとも1種が金属酸化物、もう1種が導電性カーボンであると共に、1種の抵抗率が1×10 Ωcm以下、もう1種の抵抗率が1×10 Ωcm以下であり、かつ該微粒子の粒径が用いるトナーの個数平均径の1/10以下であることを特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  3. 請求項1記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、前記2種の微粒子のうちのいずれか1種が導電性処理を施した金属酸化物粒子であることを特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、前記2種の微粒子の粒径が前記外殻層の平均膜厚より小さいこと特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、該キャリアの外殻層の平均厚みが0.4μm以上2μm以下であることを特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、前記外殻層が帯電調整材料を含有することを特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  7. 請求項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、前記帯電調整材料が窒素を有する有機シリコーン化合物であることを特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  8. 請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアにおいて、該キャリアの抵抗率の測定値が10〜1016Ωcmの範囲であることを特徴とする静電潜像現像用キャリア。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項記載の静電潜像現像用キャリアと個数平均径が5〜8ミクロンの非磁性トナーとからなることを特徴とする静電潜像現像剤。
  10. 潜像担持体と対向して設けられる現像剤担持体上に磁性を有するキャリアと実質的に非磁性体であるトナーとからなる現像剤を磁気的に保持し、潜像担持体に現像剤を連続的に当接させ、現像剤担持体と潜像担持体の間に電位差を設けることによりトナーを潜像担持体上の潜像に静電的に吸着させて現像を行う静電潜像現像方法において、前記現像剤として請求項記載の現像剤を用いることを特徴とする静電潜像現像方法。
  11. 請求項10記載の静電潜像現像方法において、現像剤担持体表面と潜像担持体表面を異なる速度で相対的に移動させながらトナーを潜像担持体上に現像する際、潜像担持体表面の移動速度をVp(mm/sec)、現像剤担持体表面の移動速度をVr(mm/sec)、現像剤と潜像担持体の接触幅をL(mm)とするとき、Vp、Vr、Lが下記式(1)の関係にあることを特徴とする静電潜像現像方法。
    Figure 0003891480
JP2002079898A 2002-03-22 2002-03-22 静電潜像現像用キャリア、それを用いた静電潜像現像剤および静電潜像現像方法 Expired - Fee Related JP3891480B2 (ja)

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