JP3885387B2 - 清浄性に優れた極低硫鋼の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、酸化物系非金属介在物が少く、清浄性の優れた極低硫鋼の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
S含有量の少ない鋼は、高炉から出銑された溶銑を脱硫した後に転炉精錬して製造されるが、溶銑段階でSを低減しても転炉精錬中にSがピックアップするので、例えばS含有量が30ppm以下のような極低硫鋼は溶銑段階の脱硫だけでは製造困難であり、そのため、極低硫鋼の製造の際には、転炉精錬後に取鍋精錬炉を用いて溶鋼段階でも脱硫が行なわれてきた。しかし、取鍋精錬炉は真空精錬機能を有しておらず、脱水素等の脱ガス処理が必要な場合には、取鍋精錬炉とRH真空脱ガス装置等の真空精錬炉との両方で精錬しなければならず、そのため、溶鋼温度の低下、作業能率の低下、及び出鋼から鋳造までのリードタイムの延長等の操業上の問題のみならず、2つの二次精錬炉が必要であるという設備上の問題もあり、二次精錬炉の統合と二次精錬工程の簡略化を目的として真空精錬炉で脱硫する方法が多数提案されている。
【0003】
例えば、特公昭45−22204号公報には、RH真空脱ガス装置の上昇側浸漬管から粉状脱硫剤を不活性ガスと共に溶鋼中に吹き込んで溶鋼を脱硫する方法が開示されており、又、特公昭61−59375号公報には、RH真空脱ガス装置の上昇側浸漬管の下方中央に、吹き込みランスの開口部を配置し、この吹き込みランスを介して微粉状脱硫剤をキャリヤガスと共に溶鋼の上昇流中に吹き込んで溶鋼を脱硫する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、RH真空脱ガス装置で脱硫する場合には、以下の問題点がある。ひとつは、脱硫剤添加による温度降下が大きく、取鍋精錬炉のように電気加熱装置を有していないため、転炉出鋼温度を上昇させたり、RH真空脱ガス装置で溶鋼中のAlを燃焼させて溶鋼温度を補償する必要があることである。もうひとつは、RH真空脱ガス装置では取鍋内のスラグを十分に攪拌することができないために、スラグの酸化度を低減することが困難なことである。
【0005】
従って、スラグ中のFeOやMnOの含有量が多い状態、即ち、スラグの酸化度が高い状態でRH真空脱ガス装置による精錬を開始した場合には、溶鋼を十分に脱酸しても、溶鋼中の脱酸元素によるスラグの還元はほとんど起こらず、脱ガス精錬終了後も酸化度の高いスラグが溶鋼上に存在することになる。この状態で溶鋼中に脱硫剤を添加すると、脱硫剤が溶鋼湯面上に浮上するまでのトランジトリー反応では高い脱硫率が得られても、脱硫剤が溶鋼湯面上に浮上して酸化度の高いスラグと接触すると、溶鋼中にSが戻る反応、所謂復硫が起こり、脱硫反応が阻害される。更に、前述の溶鋼中Alの燃焼による溶鋼の昇熱を行なうと、スラグの酸化度は一層上昇し、脱硫反応は阻害される。又、スラグの酸化度が高い場合には、RH真空脱ガス精錬後に、スラグ中のFeOやMnOによる溶鋼の再酸化が起こり、溶鋼中に酸化物系非金属介在物(以下、「介在物」と記す)を生成させ、溶鋼の清浄性を劣化させる。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、介在物が少なくて清浄性の優れた極低硫鋼を、効率の良い脱硫反応により安定して製造する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明による清浄性に優れた極低硫鋼の製造方法は、転炉とRH真空脱ガス装置との組み合せによる極低硫鋼の製造方法において、転炉精錬により得た溶鋼を転炉から取鍋に出鋼する際に、Alを溶鋼に添加して溶鋼中の溶解Alが0.03wt%以上となるように溶鋼を脱酸すると共に、溶鋼へのMn合金の添加量をMn純分で溶鋼トン当り2.0kg以下とし、出鋼後、スラグ改質剤中のAl純分がスラグkg当り0.1kg以上となるように、Alを含有するスラグ改質剤を取鍋内スラグに添加し、次のRH真空脱ガス装置での精錬では、先ず、真空槽内に送酸してAlを燃焼させて溶鋼を昇熱し、次いで、送酸終了後5分以上経過してからMn合金及び脱硫剤を溶鋼に添加すると共に、送酸終了後からRH真空脱ガス装置での精錬終了までに環流による攪拌エネルギーを溶鋼トン当り6WH以上とすることを特徴とするものである。
【0008】
第2の発明による清浄性に優れた極低硫鋼の製造方法は、第1の発明において、転炉からの出鋼時、石灰又は石灰を含有するフラックスを取鍋内に添加することを特徴とするものである。
【0009】
本発明者等は、転炉精錬と溶鋼の昇熱を伴うRH真空脱ガス精錬とを組み合わせて極低硫鋼を製造する際に、転炉出鋼時の溶鋼への脱酸剤の添加量やMn合金の添加量、及び、出鋼後のスラグ改質剤の添加量を変更すると共に、RH真空脱ガス精錬でのMn合金添加時期の変更や溶鋼への攪拌エネルギーを変更した試験操業を行ない、これらの条件が脱硫率及び製品における介在物性欠陥の発生率に及ぼす影響を調査した。
【0010】
その結果、80%以上の高い脱硫率を安定して確保するためには、図3に示すように、脱硫剤添加時のスラグ中のT.FeとMnOとの合計含有量(以下、「T.Fe+MnO」と記す)を2.0wt%未満とすれば良いことを見出した。又、製品における介在物性欠陥の発生を防止するためには、図4に示すように、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe+MnOを2.0wt%未満とすることと、図5に示すように、送酸終了後からRH真空脱ガス装置での精錬終了までに、取鍋と真空槽との間を環流する溶鋼による攪拌エネルギーを溶鋼トン当り6WH(以下、「WH/t」と記す)以上とすれば良いことを見出した。即ち、80%以上の高い脱硫率を安定して確保しつつ、介在物が少なく清浄性の優れた極低硫鋼を製造するためには、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe+MnOを2.0wt%未満まで低減して復硫防止及び溶鋼の再酸化防止を図ると共に、送酸終了後からRH真空脱ガス装置での精錬終了までに、6WH/t以上の攪拌エネルギーで溶鋼を攪拌して介在物の浮上・分離を促進すれば良いことが判明した。尚、図3、図4、図5の詳細は実施例で後述する。
【0011】
そこで、上記試験操業において、転炉出鋼後からRH真空脱ガス精錬後までのスラグ中のT.Fe+MnOの挙動を解析し、以下の結論を得た。即ち、本発明ではRH真空脱ガス装置において、転炉出鋼温度を上昇させないために、酸素を真空槽内に送酸して溶鋼中のAlを燃焼させ、溶鋼を昇熱する。そのため、スラグ中のT.Fe+MnOはRH真空脱ガス精錬中に増加するが、本発明では、RH真空脱ガス精錬中でのT.Fe+MnOの増加量を1.0wt%未満に抑制することとした。そして、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe+MnOが2.0wt%未満である条件を満足させるため、RH真空脱ガス精錬開始前、即ち転炉出鋼後にスラグ中のT.Fe+MnOを1.0wt%未満まで低減することとした。
【0012】
そして、スラグ中のT.Fe+MnOの解析結果から、転炉出鋼後にスラグ中のT.Fe+MnOを1.0wt%未満とするためには、▲1▼出鋼時にAlを溶鋼に添加して溶鋼中の溶解Al(sol.Alともいう)が0.03wt%以上となるように溶鋼を脱酸すること、▲2▼出鋼時の溶鋼へのMn合金の添加量をMn純分で溶鋼トン当り2.0kg(以下、「kg/t」と記す)以下とすること、▲3▼出鋼後、スラグ改質剤中のAl純分がスラグkg当り0.1kg(以下、「kg/kg」と記す)以上となるように、Alを含有するスラグ改質剤をスラグに添加してスラグを改質すること、の3つの条件を全て満足する必要があることが判明した。
【0013】
又、RH真空脱ガス精錬中におけるスラグ中のT.Fe+MnOの増加量を1.0wt%未満に抑制するためには、溶鋼昇熱のための送酸終了後、5分以上経過して真空槽内が酸化性雰囲気でなくなった後にMn合金を添加する必要があることが判明した。
【0014】
本発明では、これらの全ての条件を満足する条件で極低硫鋼を製造するので、80%以上の高い脱硫率を安定して確保しつつ、介在物が少なく清浄性の優れた極低硫鋼を製造することが可能となる。
【0015】
更に、転炉からの出鋼時、石灰又は石灰を含有するフラックスを取鍋内に添加することで、取鍋内スラグはCaOを50wt%以上含有する組成となり、RH真空脱ガス装置での脱硫反応が一層促進される。
【0016】
尚、本発明の極低硫鋼とは、S含有量が30ppm以下の鋼であり、本発明に用いるAlを含有するスラグ改質剤とは、金属Al、Al合金、Al滓、及びこれらの混合物、又は、これらと生石灰やアルミナ等のフラックスとの混合物であり、又、T.Feとは、スラグ中の全ての鉄酸化物(FeOやFe2 O3 等)の鉄分の総和を表わすものである。更に、本発明の攪拌エネルギーとは、下記の(1)〜(3)式にて算出されるものである。但し、(1)式〜(3)式において、Jは溶鋼トン当りの攪拌エネルギー(kWH/t)、εは溶鋼トン当りの攪拌動力密度(kW/t)、Tは時間(H)、Qは取鍋と真空槽との間の溶鋼環流量(t/min)、Vは下降側浸漬管からの溶鋼の下降流速(m/s)、W0 は処理する溶鋼量(t)、Gは環流用Ar流量(l/min)、Dは浸漬管内径(m)、P1 は環流用Ar吹き込み管でのAr圧力(Pa)、P2 は真空槽内圧(Pa)である。
J=ε×T……(1)
ε=0.0085×Q×V2 /W0……(2)
Q=11.4×G1/3 ×D4/3 ×[ln(P1/P2)]1/3 ……(3)
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明を図面に基づき説明する。図1は、本発明の工程を示す概要図、図2は、本発明を実施したRH真空脱ガス装置の縦断面概略図である。
【0018】
図1に示すように、高炉1から出銑された溶銑を溶銑脱硫場2にて脱硫した後、転炉3に装入し、上吹き酸素ランス9を介して酸素を溶銑に吹き付けて脱炭精錬を行い、転炉3内に溶鋼6とスラグ7とを得、次いで、溶鋼6を転炉3から取鍋4に出鋼する。出鋼時、溶鋼6に金属Alを添加して取鍋4内の溶鋼中の溶解Alが0.03wt%以上となるように溶鋼6を脱酸する。又、出鋼時、溶鋼6の成分調整用に用いるFe−Mn合金、Si−Mn合金等のMn合金の添加量は、Mn純分で2.0kg/t以下とする。尚、出鋼時、Fe−Si合金や金属Ni等の他の成分調整用金属を添加しても良く、又、高炉1からの出銑後、脱珪や脱燐等の他の溶銑予備処理を行っても良い。
【0019】
出鋼時、スラグ7の成分調整剤として、出鋼流にめがけて石灰又は石灰を含有するフラックスを添加することが好ましい。この石灰又は石灰を含有するフラックスの添加量は、スラグ7がCaOを50%以上含有する組成となるように、転炉3内のスラグ組成と、取鍋4内に排出されたスラグ量とで決める。
【0020】
出鋼後、取鍋4の上方に位置するホッパー10から取鍋4内のスラグ7にAlを含有するスラグ改質剤8(以下、単に「スラグ改質剤」と記す)を添加して、スラグ7中のFeO等の鉄酸化物とMnOとを還元する。その際、スラグ改質剤8の添加量は、スラグ改質剤8中のAl純分が0.1kg/kg以上となるようにする。スラグ改質剤8の添加量の上限は特にないが、Al純分で0.5kg/kgを越えると空気と反応するAlが多くなり、歩留りが悪化するため、0.5kg/kg以上の添加は不要である。取鍋4内のスラグ7の量は、例えば、取鍋4内のスラグ7の厚みを測定することで把握することができる。取鍋4内にスラグ改質剤8を添加する時期は、スラグ7とスラグ改質剤8との反応が促進されるので、スラグ7の大部分が溶融状態である出鋼直後が好ましいが、設備上出鋼直後の添加が不可能の場合には、転炉3からRH真空脱ガス装置5への搬送途中の任意の位置であっても良い。スラグ改質剤8の添加後、取鍋4をRH真空脱ガス装置5に搬送する。
【0021】
RH真空脱ガス装置5は、図2に示すように、上部槽12及び下部槽13からなる真空槽11と、下部槽13の下部に設けた上昇側浸漬管14及び下降側浸漬管15と、脱硫剤22を収納するホッパー21に連結し、真空槽11の側壁外面に沿って上下移動の可能な吹き込みランス20とから構成されている。上部槽12には、上吹きランス17と、原料投入口18と、排気装置(図示せず)と接続するダクト19とが設けられ、又、上昇側浸漬管14にはAr吹き込み管16が設けられ、上昇側浸漬管14内に環流用Arが吹き込まれる構造となっている。
【0022】
真空槽11の直下に取鍋4を搬入し、次いで、昇降装置(図示せず)にて取鍋4を上昇させ、上昇側浸漬管14及び下降側浸漬管15を取鍋4内の溶鋼6に浸漬させる。そして、Ar吹き込み管16から上昇側浸漬管14内にArを吹き込むと共に、真空槽11内を排気装置にて排気して真空槽11内を減圧する。真空槽11内が減圧されると、取鍋4内の溶鋼6は、Ar吹き込み管16から吹き込まれるArと共に上昇側浸漬管14を上昇して真空槽11内に流入し、その後、下降側浸漬管15を介して取鍋4に戻る流れ、所謂、環流を形成してRH真空脱ガス精錬が施される。
【0023】
先ず最初、上吹きランス17から真空槽11内の溶鋼6に向けて酸素を吹き付け、溶鋼6中の溶解Alを燃焼させて溶鋼6を昇熱させる。この昇熱中、溶鋼6中の溶解Alは燃焼して減少するので、少なくとも溶解Alが0.01wt%以上確保されるように、例えば溶鋼6から分析試料を採取して溶解Al量を確認しつつ、原料投入口18から金属Alを添加する。溶鋼6の昇熱中に溶解Alが0.01wt%未満になると、FeOやMnOが生成してスラグ7中のT.Fe+MnOが増加するので好ましくない。
【0024】
そして、送酸終了から5分以上経過して、真空槽11内が不活性雰囲気となってから、溶鋼6の成分調整用のMn合金及びその他の成分調整用金属を原料投入口18から添加する。尚、Mn合金は、転炉3からの出鋼時とRH真空脱ガス精錬中との2回に分けて添加するが、成分調整に必要な添加量がMn純分で溶鋼トン当り2.0kg以下の場合には、分割して添加する必要はなく、全量を転炉3からの出鋼時に添加しても良い。
【0025】
Mn合金等の成分調整用金属を添加した後、吹き込みランス20を下部槽13と取鍋4側壁との間を下降させて溶鋼6中に浸漬し、吹き込みランス先端20aを上昇側浸漬管14の直下で停止し、Ar等の不活性ガスを搬送ガスとしてホッパー21に収納された脱硫剤22を上昇側浸漬管14の直下の溶鋼6中に吹き込む。吹き込まれた脱硫剤22は、上昇側浸漬管14を溶鋼6と共に上昇して真空槽11内に流入し、次いで下降側浸漬管15を通り取鍋4内に戻り、取鍋4内で浮上して溶鋼6の湯面に到達する。その間に脱硫剤22は溶鋼6と反応して溶鋼6を脱硫する。脱硫剤22は慣用のCaO系フラックスとし、脱硫剤22の添加量はCaO純分で溶鋼トン当り2.0kg(以下、「kg/t」と記す)以上とすれば良い。
【0026】
所定量の脱硫剤22の添加後、溶鋼6の最後の成分調整を行い、次いで、真空槽11内を大気圧に戻してRH真空脱ガス精錬を終了するが、昇熱用の送酸終了後からRH真空脱ガス精錬の終了までに、取鍋4と真空槽11との間の環流による攪拌エネルギーが6WH/t以上となるようにする。具体的には、例えば(3)式より求めた送酸終了後の溶鋼環流量(Q)と、溶鋼環流量(Q)と浸漬管内径(D)とから定まる溶鋼の下降流速(V)と、溶鋼量(W0 )とから(2)式により攪拌動力密度(ε)を求め、求めた攪拌動力密度(ε)を(1)式に代入して攪拌エネルギー(J)が6WH/t以上となるように、送酸終了後から精錬終了までの時間(T)を決めれば良い。次いで、取鍋4を次工程の連続鋳造設備等の鋳造設備に搬出し、溶鋼6を鋳造する。
【0027】
このようにして極低硫鋼を製造するので、スラグ7の酸化度が低く抑えられ、80%以上の高い脱硫率を安定して確保しつつ、介在物が少なく清浄性の優れた極低硫鋼を製造することが可能となる。
【0028】
尚、上記説明では、吹き込みランス20を介して脱硫剤22を吹き込んでいるが、脱硫剤22の添加方法はこの方法に限るものではなく、上吹きランス17を介して吹き付けても、又、原料投入口18から装入しても良い。又、上記説明では、上吹き型の転炉3で説明したが、転炉3は上吹き型に限るものではなく、底吹き型転炉や上底吹き型転炉であっても良い。
【0029】
【実施例】
図1に示す製造工程で、図2に示すRH真空脱ガス装置を用いて脱硫し、極低硫鋼を製造する際に、転炉出鋼時の溶鋼への脱酸剤の添加量やMn合金の添加量、及び、出鋼後のスラグ改質剤の添加量を変更すると共に、RH真空脱ガス精錬でのMn合金添加時期の変更や溶鋼への攪拌エネルギーを変更した試験操業を合計47ヒート行ない、これらの操業条件が脱硫率及び製品における介在物性欠陥の発生率に及ぼす影響を調査した。
【0030】
試験操業は次のようにして行なった。先ず、溶銑予備処理にて脱硫及び脱燐した溶銑を上底吹き型転炉に装入すると共に生石灰をフラックスとして添加して脱炭精錬し、炭素濃度が0.04〜0.05wt%の1ヒート250トンの溶鋼を取鍋に出鋼した。出鋼の際に、生石灰を出鋼流に向けて2000kg添加し、スラグの成分をCaOが50wt%以上とした。又、出鋼時、金属Alを添加して溶鋼中の溶解Alを0.009〜0.086wt%として脱酸すると共に、成分調整用のMn合金(Fe−Mn合金)の添加量をMn純分で0〜7.2kg/tの範囲に変更した。出鋼後、スラグ改質剤として金属Alを用い、Al純分で0.03〜0.16kg/kgに変更してスラグを改質した。尚、出鋼時、成分調整用にFe−Si合金をSi純分で溶鋼トン当たり2.5kg添加した。
【0031】
RH真空脱ガス装置では、送酸して溶鋼を昇熱した後、成分調整用の残りのMn合金(Fe−Mn合金)を添加し、溶鋼のMn濃度を1.3wt%に調整した。この場合、出鋼時とRH真空脱ガス精錬時とで添加したMn合金の総添加量は、Mn純分で9〜10kg/tであった。このMn合金の添加時期を送酸終了後2〜9分に変更した。Mn合金添加後、CaOを主成分とする脱硫剤をCaO純分で2.3〜4.5kg/t添加して脱硫した。又、送酸終了後から精錬終了までの環流による攪拌エネルギーを3.6〜8.5WH/tとなるように環流用Ar量を変更した。そして、最終の成分調整及び溶鋼温度調整を行ない、RH真空脱ガス精錬を終了した。脱ガス精錬後、連続鋳造機にて厚み220mm、幅1600mmの鋳片に鋳造し、得られた鋳片を厚鋼板に圧延した。圧延後、厚鋼板を超音波探傷して介在物による欠陥を調査し、超音波探傷による欠陥発生率を指数化した製品欠陥指数で鋳片の清浄性を評価した。表1及び表2に47ヒートの試験操業の試験条件と調査結果とを示す。尚、製品欠陥指数が低いものほど、超音波探傷による欠陥発生率が低いことを表わしている。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
図3は、47ヒートの全ての試験操業におけるCaO純分当りの脱硫剤原単位と脱硫率との関係を調査した結果を示す図であるが、図3に示すように、80%以上の高い脱硫率を安定して確保するためには、脱硫剤添加時のスラグ中のT.Fe+MnOを2.0wt%未満とすれば良いことが分かった。これは、スラグの酸化度が低減して復硫が防止されるためである。
【0035】
図4は、環流による攪拌エネルギーを6WH/t以上とした試験操業(No.1〜35、42〜47)におけるRH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中T.Fe+MnOと製品欠陥指数との関係を調査した結果を示す図であるが、図4に示すように、製品における介在物性欠陥の発生を防止するには、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe+MnOを2.0wt%未満とすれば良いことが分かった。これは、スラグの酸化度が低減して溶鋼の再酸化が防止されるためである。
【0036】
図5は、RH真空脱ガス精錬終了のスラグ中のT.Fe+MnOが2.0wt%未満の試験操業(No.1〜17、36〜41)における環流による攪拌エネルギーと製品欠陥指数との関係を示す図であるが、図5に示すように、攪拌エネルギーを6WH/t以上とすることで、溶鋼中の介在物を効率良く浮上・分離することができ、製品における介在物性欠陥の防止が可能であることが分かった。これは、強攪拌することで、介在物の浮上・分離が促進するためである。
【0037】
上記の図3、図4、及び図5から、80%以上の高い脱硫率を安定して確保しつつ、介在物が少なく清浄性の優れた極低硫鋼を製造するためには、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中T.Fe+MnOを2.0wt%未満とし、且つ、送酸終了後からRH真空脱ガス装置での精錬終了までに、6WH/t以上の攪拌エネルギーで溶鋼を攪拌すれば良いことが判明した。
【0038】
そこで、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中T.Fe+MnOが2.0wt%未満の条件を満足する手段として、RH真空脱ガス精錬中でのT.Fe+MnOの増加量を1.0wt%未満に抑制すると共に、RH真空脱ガス精錬開始前、即ち転炉出鋼後にスラグ中のT.Fe+MnOを1.0wt%未満まで低減することとした。
【0039】
図6は、出鋼時のMn合金の添加量が2.0kg/t以下で、且つ、スラグ改質剤である金属Alの添加量が0.1kg/kg以上の試験操業(No.1〜23、36〜47)における出鋼後の溶鋼中溶解Al濃度とスラグ中のT.Fe+MnOとの関係を示す図であるが、図6に示すように、出鋼後の溶解Alを0.03wt%以上とすることで、転炉出鋼後のスラグ中のT.Fe+MnOを1.0wt%未満にすることができることが分かった。これは、溶解Alを0.03wt%以上とすることで、溶鋼中の溶解酸素濃度が十分に低減するので、スラグ中のT.Fe+MnOも安定して低いレベルに維持されるからである。
【0040】
図7は、出鋼後の溶鋼中の溶解Alが0.03wt%以上で、且つ、スラグ改質剤である金属Alの添加量が0.1kg/kg以上の試験操業(No.1〜17、30〜47)における出鋼時のMn合金の原単位とスラグ中のT.Fe+MnOとの関係を示す図であるが、図7に示すように、出鋼時のMn合金の添加量を2.0kg/t以下とすることで、転炉出鋼後のスラグ中のT.Fe+MnOを1.0wt%未満とすることができることが分かった。これは、出鋼時にAl脱酸を行なっても、転炉からの出鋼流は未脱酸状態であるので、添加したMn合金の一部が酸化されてスラグ中のMnO濃度が上昇するが、Mn合金の添加量をMn純分で2.0kg/t以下とすることで、生成されるMnOが少ないためである。
【0041】
図8は、出鋼後の溶鋼中の溶解Alが0.03wt%以上で、且つ、出鋼時のMn合金の添加量が2.0kg/t以下の試験操業(No.1〜17、24〜29、36〜47)における改質剤としての金属Alの原単位とスラグ中のT.Fe+MnOとの関係を示す図であるが、図8に示すように、改質剤としての金属Alの添加量を0.1kg/kg以上とすることで、転炉出鋼後のスラグ中のT.Fe+MnOを1.0wt%未満にすることができることが分かった。これは、金属Alの添加量を0.1kg/kg以上とすることで、スラグ中の鉄酸化物とMnOとが十分に還元されて低減するからである。
【0042】
これら図6〜図8の結果から、転炉出鋼後にスラグ中のT.Fe+MnOを1.0wt%未満とするためには、▲1▼出鋼時にAlを溶鋼に添加して溶鋼中の溶解Alが0.03wt%以上となるように溶鋼を脱酸すること、▲2▼出鋼時の溶鋼へのMn合金の添加量をMn純分で2.0kg/t以下とすること、▲3▼出鋼後、スラグ改質剤中のAl純分が0.1kg/kg以上となるように、スラグ改質剤をスラグに添加してスラグを改質すること、の3つの条件を全て満足すれば良いことが分かった。
【0043】
図9は、47ヒートの全ての試験操業におけるRH真空脱ガス精錬での送酸終了からMn合金添加までの時間とスラグ中のT.Fe+MnOの増加量との関係を示す図であるが、図9に示すように、Mn合金の添加時期を送酸終了後5分以上経過してから行なうことで、スラグ中のT.Fe+MnOの増加量を1.0wt%未満に抑えることが可能であることが分かった。これは、送酸終了後5分以上経過することで、真空槽内に吹き込まれた酸素が排出して不活性雰囲気となり、Mn合金が酸化されることがないからである。このようにすることで、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe+MnOを2.0wt%未満にすることが可能となる。
【0044】
上記の全ての条件を満足して極低硫鋼を製造することで、転炉出鋼後のスラグ中のT.Fe+MnOを1.0wt%未満に抑えると共に、RH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中のT.Fe+MnOを2.0wt%未満とすることができ、80%以上の高い脱硫率を安定して確保しつつ、介在物が少なく清浄性の優れた極低硫鋼を製造することが可能となることが分かった。尚、表1及び表2の備考欄に、本発明の範囲内の試験操業を実施例とし、その他の試験操業を比較例として表示した。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、スラグの酸化度を低く抑えると共に、溶鋼に所定量の攪拌エネルギーを与えるので、80%以上の高い脱硫率を安定して確保しつつ、介在物が少なく清浄性の優れた極低硫鋼を製造することが可能となり、その工業的効果は格別である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程を示す概要図である。
【図2】本発明を実施したRH真空脱ガス装置の縦断面概略図である。
【図3】試験操業におけるCaO純分当りの脱硫剤原単位と脱硫率との関係を示す図である。
【図4】試験操業におけるRH真空脱ガス精錬終了時のスラグ中T.Fe+MnOと製品欠陥指数との関係を示す図である。
【図5】試験操業における環流による攪拌エネルギーと製品欠陥指数との関係を示す図である。
【図6】試験操業における出鋼後の溶鋼中溶解Al濃度とスラグ中のT.Fe+MnOとの関係を示す図である。
【図7】試験操業における出鋼時のMn合金の原単位とスラグ中のT.Fe+MnOとの関係を示す図である。
【図8】試験操業における改質剤としての金属Alの原単位とスラグ中のT.Fe+MnOとの関係を示す図である。
【図9】試験操業におけるRH真空脱ガス精錬での送酸終了からMn合金添加までの時間とスラグ中のT.Fe+MnOの増加量との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 高炉
2 溶銑脱硫場
3 転炉
4 取鍋
5 RH真空脱ガス装置
6 溶鋼
7 スラグ
8 スラグ改質剤
9 上吹き酸素ランス
10 ホッパー
11 真空槽
12 上部槽
13 下部槽
14 上昇側浸漬管
15 下降側浸漬管
16 Ar吹き込み管
17 上吹きランス
18 原料投入口
19 ダクト
20 吹き込みランス
21 ホッパー
22 脱硫剤
Claims (2)
- 転炉とRH真空脱ガス装置との組み合せによる極低硫鋼の製造方法において、転炉精錬により得た溶鋼を転炉から取鍋に出鋼する際に、Alを溶鋼に添加して溶鋼中の溶解Alが0.03wt%以上となるように溶鋼を脱酸すると共に、溶鋼へのMn合金の添加量をMn純分で溶鋼トン当り2.0kg以下とし、出鋼後、スラグ改質剤中のAl純分がスラグkg当り0.1kg以上となるように、Alを含有するスラグ改質剤を取鍋内スラグに添加し、次のRH真空脱ガス装置での精錬では、先ず、真空槽内に送酸してAlを燃焼させて溶鋼を昇熱し、次いで、送酸終了後5分以上経過してからMn合金及び脱硫剤を溶鋼に添加すると共に、送酸終了後からRH真空脱ガス装置での精錬終了までに環流による攪拌エネルギーを溶鋼トン当り6WH以上とすることを特徴とする清浄性に優れた極低硫鋼の製造方法。
- 転炉からの出鋼時、石灰又は石灰を含有するフラックスを取鍋内に添加することを特徴とする請求項1に記載の清浄性に優れた極低硫鋼の製造方法。
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