JP3885338B2 - ロータリ耕耘装置のスタンド - Google Patents
ロータリ耕耘装置のスタンド Download PDFInfo
- Publication number
- JP3885338B2 JP3885338B2 JP05213198A JP5213198A JP3885338B2 JP 3885338 B2 JP3885338 B2 JP 3885338B2 JP 05213198 A JP05213198 A JP 05213198A JP 5213198 A JP5213198 A JP 5213198A JP 3885338 B2 JP3885338 B2 JP 3885338B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stand
- cover
- tilling
- mounting bracket
- tillage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Agricultural Machines (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロータリ耕耘装置を床面上に支持するスタンドに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
ロータリ耕耘装置を格納するときに使用するスタンドは、ロータリ耕耘装置の左右両側面部を覆うサイドカバーの外側に沿うように設けられて、耕耘作業時には、このスタンドを上方へ起立させて、耕耘作業の邪魔にならないように切替、乃至付替えられる形態がある。しかしながら、このスタンドがサイドカバー沿いに起伏する構成では、起立収納姿勢のスタンドが、耕耘装置の外側近くに位置するため、作業走行中に畦畔や構造物等に接触し易く、不安全となり易い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、耕耘カバー(1)の上側に位置する取付ブラケット(2)に、耕耘装置(3)を支持するスタンド(4)を、この耕耘カバー(1)横側のサイドカバー(5)の外側部に沿う接地位置(A)と、該耕耘カバー(1)の内側上方に収納する収納位置(B)とに付替可能に設けてなるロータリ耕耘装置のスタンドにおいて、前記取付ブラケット(2)は側面視凹状に形成され、耕耘カバー(1)の前部上側で左右横端部近くに固定されており、かつ中央部と左右両側部とにピン孔(30,31,32)を備えセットピン(33)を抜き差し自在に設けてなり、前記スタンド(4)は、丸チューブ材からなり側面視L字状に形成され上端部に前記ブラケット(2)に嵌合する角チューブ状の取付片(34)を有し下辺部は床面に沿わせるように耕耘伝動ケース(6)に軸受される耕耘軸(7)の下方を後方に亘るよう形成され、この下辺部の前後端部にキャスター(35)を有する構成とし、前記取付片(34)に前記取付ブラケット(2)の中央部と左右両側のピン孔(30,31,32)に一致するピン孔を備え、中央のピン孔(30)に挿通する前記セットピン(33)の回りにスタンド(4)を上下に回動(C)するとともに、取付ブラケット(2)に対して取付片(34)を夫々の位置で係止固定することにより、該スタンド(4)をサイドカバー(5)から内側へ偏位(D)した収納位置(B)とサイドカバー(5)の外側に沿わせた接地位置(A)とに切替回動するよう構成したロータリ耕耘装置のスタンドの構成とする。
【0004】
【発明の効果】
耕耘作業時は、耕耘カバー(1)上の取付ブラケット(2)にスタンド(4)を上方に向けて取付支持させる。このときスタンド(4)は、取付ブラケット(2)に嵌合する取付片(34)が中央部のセットピン(33)回りに上方に回動して、耕耘装置(3)の横端を覆うサイドカバー(5)から内側へ偏位(D)した収納位置(B)に支持されるために、畦畔や構造物等に直接接触することはなく、安全な走行を行いうる。又、格納時には、取付ブラケット(2)に嵌合する取付片(34)を中央部のセットピン(33)回りに下方に回動すると、取付ブラケット(2)に対して付替えられるスタンド(4)は、耕耘軸(7)を軸受連動する耕耘伝動ケース(6)の前側から下方側に沿い、かつサイドカバー(5)の外側部に沿うようにして接地位置(A)に設定支持され、この接地位置(A)のスタンド(4)がサイドカバー(5)のガードの役割をも果すことができる。しかも、取付ブラケット(2)が耕耘カバー(1)の前部上側で左右横端部近くに位置して設けられるために、又スタンド(4)は側面視L字状に形成されて耕耘軸(7)を軸受連動する耕耘伝動ケース(6)を迂回して回動(C)できるため、スタンド(4)のサイドカバー(5)外側への接地位置(A)と、耕耘カバー(1)の内側上方への収納位置(B)との切替、乃至付替が行われ易く、サイドカバー(5)の一部を切欠くようなことはなく簡単で、安定した取付構成とすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
ロータリ耕耘装置3は、耕耘軸7の一側端を耕耘伝動ケース6の下端部に軸受連動し他側端をサイドアームに軸受させて、上側左右幅方向の中央部に位置する入力ケース8の入力軸9から伝動回転できる。耕耘軸7には耕耘爪10が配置されて、この回転によって耕耘できる。
【0006】
前記耕耘爪10の回転上周部には、耕耘カバー1が設けられ、この左右両側部に耕耘伝動ケース6及びサイドアームの内側面に前後方向に沿うサイドカバー5が設けられて、耕耘土壌の上方、乃至横方向への飛散を防止する。この耕耘カバー1の後側にはゴム板11を介してリヤカバー12が連結され、このリヤカバー12の後端部にツース13や均平板14等を有して、耕耘爪10で耕耘される土壌面を均平できる。
【0007】
前記入力ケース8を一部とする耕耘フレーム上には、マスト15が設けられて、トップリンク16を連結するリンクピン17を有している。このような耕耘装置3は、乗用四輪走行形態のトラクタ車体18の後部に、図3のように三点リンク機構を介して連結され、PTO軸19から連動軸20を介して入力軸9へ連動される。21はリフトアーム、22はリフトロッドで、リフトアーム21とロワリンク23との間を連結する。24はこのロワリンク23の連結しうる耕耘フレーム側のロワリンクピンである。25はトップリンク16とロワリンク23との後端部間に亘って連結するヒッチリンクで、上端にフック26を有して前記リンクピン17を係合でき、下部中央部には前記連動軸20と連結して入力軸9へ嵌合できるカップリング27を有し、該フック26のすくい上げ係合によって、カップリンク27を自動連継でき、ロワリンク23の後端をロワリンクピン24に自動係合させて、耕耘装置3自動装着を行うことができる。28は後車輪、29はフェンダーである。
【0008】
前記耕耘カバー1の前部上側で、左右横側端近くに側面視凹状の取付ブラケット2を固定し、この取付ブラケット2には中央部と左右両側部との三個所にピン孔30,31,32を設けて、セットピン33を抜差しできる。この取付ブラケット2に着脱できるスタンド4は、丸チューブ材から側面視L字状に形成され、この上端部に該取付ブラケット2に嵌合する角チューブ状の取付片34を有し、下辺部は床面に沿わせるように耕耘軸7の下方を後方に亘るように形成され、この下辺部の前後端部にキャスター35を有する。36はゲージホイルである。
【0009】
前記取付片34には、前記取付ブラケット2の中央部のピン孔30と、この左右両側のピン孔31,32とに一致するピン孔を有し、ピン孔30に挿通するセットピン33の回りにスタンド4を横方向上下に回動Cすることによって、上方の収納位置Bと下方の接地位置Aとに切替回動できる。これら各位置A,Bでの固定は、セットピンをピン孔31と32とに差替えることによって取付ブラケット2に対する取付片34の位置A,Bを係止できる。
【0010】
このように耕耘装置3の左右両側部のスタンド4を接地位置Aに付替えることによって、耕耘爪10を床面から浮上させることができ、スタンド4をサイドカバー5の外側に沿わせることができる。又、スタンド4を収納位置Bにすることによって、サイドカバー5から内側へ偏位Dさせて、キャスター35等が旋回しても、サイドカバー5から外側へ突出をさせないで、畦畔等の邪魔にならないようにする。
【0011】
なお、前記図3においては、耕耘カバー1の後端部に対して、リヤカバー12の上下回動の角度を、ポテンショメータ等からなる耕深センサ37によって検出することによって、耕耘爪10による耕深を検出できるが、これとは別に、前記ヒッチリンク25の前後傾斜角度を検出する角度センサ38と、走行地表面までの垂直高さH1を検出する距離センサ39とによって、ロータリ耕耘装置3の耕深を検出することができる。
【0012】
該センサ38,39による高さH1と、耕耘装置3におけるセンサ38,39と耕耘軸7との関係位置等によって、コントローラにおいて、(高さH1)−(耕耘爪10の回転半径R)=(耕深h)を簡単に演算できる。図4、図5において、上例と異なる点は、耕耘幅の中央部に耕耘伝動ケース40を有するセンタドライブ形態の耕耘装置3において、伸縮可能のスタンド41を有したスタンド4を、耕耘カバー1上側部の取付ブラケット2のソケット42に対して、左右から差替えて接地位置Aと収納位置Bとに付替える。
【0013】
前記ブラケット2は、耕耘カバー1側端のサイドカバー5取付用のエッジ43に固定ブラケット44を設け、このブラケット44に対して取付ブラケット2をボルト45締めで取付ける。46はこの取付ブラケット2のソケット42に左右両側から抜差しできるパイプで、ピン孔を有してセットピン47で付替位置を固定できる。48は伸縮スタンド41の伸縮位置を固定するセットピンである。
【0014】
スタンド4は接地位置Aではサイドカバー5の外側に位置していて、前側の後車輪28と交錯しないが、収納位置Bでは、ブラケット2の内方に位置して、サイドカバー5の内方に位置して、耕耘作業時に畦畔等の邪魔にならない。接地位置Aでは耕耘爪10の前方回動を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】耕耘装置部の側面図と、その一部正面図。
【図2】その一部の斜視図。
【図3】一部別実施例の側面図。
【図4】一部別実施例の側面図。
【図5】その一部の分解斜視図。
【符号の説明】
1 耕耘カバー
2 取付ブラケット
3 耕耘装置
4 スタンド
5 サイドカバー
6 耕耘伝動ケース
7 耕耘軸
30 ピン孔
31 ピン孔
32 ピン孔
33 セットピン
34 取付片
35 キャスター
A 接地位置
B 収納位置
C 回動
D 偏位
Claims (1)
- 耕耘カバー(1)の上側に位置する取付ブラケット(2)に、耕耘装置(3)を支持するスタンド(4)を、この耕耘カバー(1)横側のサイドカバー(5)の外側部に沿う接地位置(A)と、該耕耘カバー(1)の内側上方に収納する収納位置(B)とに付替可能に設けてなるロータリ耕耘装置のスタンドにおいて、前記取付ブラケット(2)は側面視凹状に形成され、耕耘カバー(1)の前部上側で左右横端部近くに固定されており、かつ中央部と左右両側部とにピン孔(30,31,32)を備えセットピン(33)を抜き差し自在に設けてなり、前記スタンド(4)は、丸チューブ材からなり側面視L字状に形成され上端部に前記ブラケット(2)に嵌合する角チューブ状の取付片(34)を有し下辺部は床面に沿わせるように耕耘伝動ケース(6)に軸受される耕耘軸(7)の下方を後方に亘るよう形成され、この下辺部の前後端部にキャスター(35)を有する構成とし、前記取付片(34)に前記取付ブラケット(2)の中央部と左右両側のピン孔(30,31,32)に一致するピン孔を備え、中央のピン孔(30)に挿通する前記セットピン(33)の回りにスタンド(4)を上下に回動(C)するとともに、取付ブラケット(2)に対して取付片(34)を夫々の位置で係止固定することにより、該スタンド(4)をサイドカバー(5)から内側へ偏位(D)した収納位置(B)とサイドカバー(5)の外側に沿わせた接地位置(A)とに切替回動するよう構成したロータリ耕耘装置のスタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05213198A JP3885338B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | ロータリ耕耘装置のスタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05213198A JP3885338B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | ロータリ耕耘装置のスタンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11243704A JPH11243704A (ja) | 1999-09-14 |
JP3885338B2 true JP3885338B2 (ja) | 2007-02-21 |
Family
ID=12906324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05213198A Expired - Fee Related JP3885338B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | ロータリ耕耘装置のスタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3885338B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005052115A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Shinji Nunohata | 農用トラクターのロータリー運搬用具 |
JP5069901B2 (ja) * | 2006-12-05 | 2012-11-07 | 小橋工業株式会社 | 農作業機 |
US7841158B2 (en) * | 2008-02-19 | 2010-11-30 | Textron Innovations Inc. | Universal yoke assembly for a turf maintenance vehicle |
JP5193170B2 (ja) * | 2009-12-16 | 2013-05-08 | 株式会社クボタ | ロータリ耕耘機のスタンド装置 |
JP7161746B2 (ja) * | 2018-07-11 | 2022-10-27 | 小橋工業株式会社 | 耕耘爪の交換の要否の判定方法及びプログラム |
JP7080854B2 (ja) * | 2019-06-26 | 2022-06-06 | 株式会社クボタ | 対地作業装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5916303U (ja) * | 1982-07-23 | 1984-01-31 | 井関農機株式会社 | ロ−タリ耕耘装置のスタンド |
JPS6012902U (ja) * | 1983-07-06 | 1985-01-29 | 松山株式会社 | 農作業機のスタンド装置 |
JP3067065B2 (ja) * | 1993-04-20 | 2000-07-17 | 株式会社クボタ | ロータリ作業機のスタンド装置 |
JP3425681B2 (ja) * | 1994-09-09 | 2003-07-14 | 株式会社ササキコーポレーション | トラクタに装着する作業機 |
JP3135845B2 (ja) * | 1996-07-31 | 2001-02-19 | 小橋工業株式会社 | 農作業機スタンドの固定方法 |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP05213198A patent/JP3885338B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11243704A (ja) | 1999-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5204565B2 (ja) | 農作業機 | |
JP3885338B2 (ja) | ロータリ耕耘装置のスタンド | |
FI71459B (fi) | Anordning vid jordbruksredskap | |
JP2010154867A5 (ja) | ||
JP5761261B2 (ja) | 耕耘機 | |
US6079193A (en) | Implement suspension with lost motion coupling | |
JPH022172Y2 (ja) | ||
JP3791151B2 (ja) | 耕耘装置の耕深センサ取付装置 | |
JP2541753Y2 (ja) | ロータリ装置のロータリカバー構造 | |
JPS635443Y2 (ja) | ||
JPH052012Y2 (ja) | ||
JPS6026565Y2 (ja) | ロ−タリ装置 | |
JPH0441796Y2 (ja) | ||
JPS6325924Y2 (ja) | ||
JPH06883Y2 (ja) | サイドドライブ式耕耘機のスタンド装置 | |
JP2004024169A (ja) | トラクタの耕耘畝立装置 | |
JP4806937B2 (ja) | 農作業機 | |
JP4389120B2 (ja) | 苗植機等の車輪 | |
KR910003105Y1 (ko) | 경운기용 써레 | |
JP3681997B2 (ja) | 農作業機 | |
JPS6138404Y2 (ja) | ||
JPH0441764Y2 (ja) | ||
JPS6314566Y2 (ja) | ||
JPH051208Y2 (ja) | ||
JPH0538562Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040917 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060501 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060807 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061031 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151201 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |