JP5193170B2 - ロータリ耕耘機のスタンド装置 - Google Patents
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Description
このロータリ耕耘機をトラクタとは別に単体で保管したり、倉庫と圃場との間で移動したりする際の便宜を図るため、従来、ロータリ耕耘機の機枠に対し、その左右両側に前後方向に長いスタンド具を着脱自在に取り付けることが提案されている(例えば、特許文献1など参照)。このスタンド具は、立上り杆部と、この立上り杆部の下端部から後方へ延びる水平杆部とを有して側面視L型に形成されていた。
このため、機枠に後方突出状に備えられた支持枠後端側のツールバーにスタンド具を取り付けることが考えられる。しかしながら、ロータリ耕耘機にあっては、ツールバーに施肥機等のインプルメントを取り付けて、耕耘作業とインプルメントでの作業との同時作業を行うことがあるが、スタンド具がツールバーから突出するようにして取り付けられると、該スタンド具がインプルメント取付の邪魔物となって、インプルメントのツールバーへの取付が困難となる惧れがある。
即ち、本発明に係るロータリ耕耘機1のスタンド装置2は、ロータリ耕耘機1の機枠4に、長手方向を左右方向へ向けたツールバー37を後端に有する支持枠14が後方突出状に備えられ、前記機枠4の左右の少なくとも一方側に、接地部50が前後方向に長いスタンド具7を着脱自在に取り付ける取付部8が設けられており、前記ツールバー37に左右一対の保持部9が設けられ、前記左右各スタンド具7にその長手方向をツールバー37に略沿わせた状態で前記保持部9に着脱自在に保持される被保持部53が設けられていることを特徴としている。
このように、取り外したスタンド具7をロータリ耕耘機1に対して保持できることになるので、スタンド具7の置き忘れなどを防止できるものとなる。
前記ツールバー37の保持部9はツールバー37の左右の端部自体で形成され、前記スタンド具7の被保持部53は、ツールバー37の上側にスタンド具7の長手方向を略沿わせた状態で前記保持部9に外嵌する嵌合筒で形成され、且つ該被保持部53は、スタンド具7を前記取付部8に取り付けたときにスタンド具7における機枠4の左右方向中央側へ向く面に配置されているものとするのが好ましい。
また、スタンド具7の使用状態において、被保持部53がスタンド具7から左右外側方に出っ張っていないことから、被保持部53が突起物とならず、該被保持部53が何かのものに接触する惧れがない。
これによれば、スタンド具7における長手部51の前部に設けられた被保持部53をツールバー37の保持部9へ装着させたとき、スタンド具7の立上部52は前方へ向けて突出する向きとなると共に、この立上部52の前側に被取付部54が位置する状態となり、ツールバー37から上方へ突出することはない(スタンド具7全体として一層コンパクトに収まる)という利点がある。
図1乃至図6は、本発明に係るロータリ耕耘機1のスタンド装置2についてその一実施形態を示している。ロータリ耕耘機1は、三点リンク機構等を介してトラクタ(図示略)に昇降自在に装着される機枠4と、この機枠4の下部に設けられたロータリ耕耘部5と、このロータリ耕耘部5を覆うロータリカバー6とを備えている。
すなわち、スタンド具7は、ロータリ耕耘機1を単体で保管するような場合等には、取付部8に対してロータリ耕耘機1の機体荷重を支える状態に取り付ける(図2参照)が、圃場などでのロータリ耕耘機1を使用した耕耘作業中には、作業には全く邪魔とならない状態として保持部9に仮保持させる(図1参照)ことができるようになっている。
また、ギヤケース10と左右の各サポートアーム11との各間には、それぞれ連結ブラケット17が固定され、これら連結ブラケット17の前部には、三点リンク機構の左右のロワーリンクの後端側が連結される(又は三点リンク機構の後端側にヒッチフレームが設けられる場合は、該ヒッチフレーム下部の左右両側の連結具が連結される)ロワーリンクピン18が設けられている。
爪軸20には、トラクタのPTO軸からユニバーサルジョイント等の伝動部材、PIC軸22、ギヤケース10内の動力伝達機構、左側サポートアーム11内の伝動軸23(図3参照)、伝動ケース12内の動力伝達機構を経て回転動力が伝達される。爪軸20の回転により、耕耘爪21が図2の矢視R方向に回転し、耕起した土を砕土しつつ後方に放てきするようになっている。
ロータリカバー6は、ロータリ耕耘部5の上方を覆う状態で、伝動ケース12とサイドフレーム13との間に側板26を介して固定された上部カバー27と、この上部カバー27の後端側に支軸28を介して連結されてロータリ耕耘部5の後方を覆うリヤカバー29と、ロータリ耕耘部5の後部の左右両側を覆うサイドカバー30とを有している。
左右の支持アーム36は、左右のサポートアーム11に固定された連結ブラケット17に対し、枢軸38を介して左右方向の軸心回りに回動自在に枢支連結された外軸39と、この外軸39に摺動自在な状態で嵌合した内軸40とを有して、これら両軸間の相対的な伸縮により長さ調節可能とされている。
この昇降操作装置42は、伸縮自在な伸縮ロッド43と、この伸縮ロッド43の先端側で径方向に張り出したり折り畳んだりすることができる状態で設けられた操作ハンドル44とを備えている(図1及び図2は折り畳み状態を示している)。この操作ハンドル44を径方向の張り出し状態にし、伸縮ロッド43の軸心まわりで回転操作すると、伸縮ロッド43を伸ばしたり縮めたりできる。
接地体50aは、本実施形態では縦軸回りに首振り自在(旋回自在)とされたキャスターが用いられている。長手部51には、前後の接地体50aを取り付けるために前後のブラケット55,56が溶接などにより固定されているが、ロータリ耕耘機1の安定性を高めるために前部のブラケット55は、長手部51から前方へ延出する形状を有したものとしてあり、その前端寄りに前部の接地体50aを配置できるようにしてある。この前部のブラケット55には、ブラケット55上へ足や土などが引っ掛かるのを防止し、また当該ブラケット55の補強(高剛性化)を兼ねる目的で、前端から上方突出状に前板57が折曲形成されたものとしてある。
取付部8の係合口34が側面視正方形状の開口形状をしているのに対し、被取付部54が側面視正方形状の外郭形状をしているので、嵌合時に被取付部54が回転することはなく、これによって機枠4に対するスタンド具7の取付角度(長手部51が水平になって前後の接地体50aが同時に接地する状態)は常に維持されるものとなる。
この被保持部53は、図1、図3及び図4に示すように、スタンド具7(の長手部51)の長手方向をツールバー37の長手方向に略沿わせるようにして、該スタンド具7(の長手部51)をツールバー37の上側に近接して平行状に配置した(載せた)とき、ツールバー37に設けられた保持部9(ツールバー37の左右の端部)に対し、ガタツキの無い嵌合状態を保持させて外嵌することができる。
保持部9が側面視正方形状の外郭形状をしているのに対し、被保持部53の嵌合筒内が側面視正方形状の開口形状をしているので、嵌合時に被保持部53が回転することはなく、これによってツールバー37に対するスタンド具7の保持姿勢(長手部51がツールバー37と略平行する状態)は常に維持されるものとなる。
次に、本発明に係るロータリ耕耘機1のスタンド装置2における使用状況を説明する。ロータリ耕耘機1をトラクタとは別に単体で保管したり、倉庫と圃場等との間で移動したりする際には、図2及び図5に示すように、機枠4における左右両側の取付部8に形成された係合口34に対して、左右の各スタンド具7に設けられた被取付部54を嵌合させる。
一方、ロータリ耕耘機1をトラクタの後部に取り付け、圃場などで耕耘作業を行う際には、機枠4における左右両側の取付部8から被取付部54を脱出させることで左右のスタンド具7を外す。そして図1、図3及び図4に示すように、ツールバー37の左右両端部に設けられた保持部9に対して、左右の各スタンド具7に設けられた被保持部53を外嵌させる。
この状態では、スタンド具7の長手部51はツールバー37の上側に平行状に近接配置され、スタンド具7の立上部52は前方へ向けて突出する向きとなり、被取付部54は下方を向く状態となる。
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、立上部52は、長手部51の後部(後側の端部)から上方に立ち上がるように設けてもよい。また、機枠4において取付部8はロータリーカバー6の側板26を介して支持ブラケット32を取り付け、この支持ブラケット32において形成させるようにしたが、例えば伝動ケース12やサイドフレーム13やサイドカバー30に適宜ブラケット構造を介して形成させるようにしてもよい。
また、取付部8とスタンド具7の被取付部54との取付構造についても、嵌合構造と抜止ピン58、割ピン59を用いた構造にすることが限定されるものではなく、係合構造やボルト止め構造などに置換することができる。
2 スタンド装置
4 機枠
7 スタンド具
8 取付部
9 保持部
14 支持枠
37 ツールバー
50 接地部
51 長手部
52 立上部
53 被保持部
54 被取付部
Claims (3)
- ロータリ耕耘機(1)の機枠(4)に、長手方向を左右方向へ向けたツールバー(37)を後端に有する支持枠(14)が後方突出状に備えられ、前記機枠(4)の左右少なくとも一方側に、接地部(50)が前後方向に長いスタンド具(7)を着脱自在に取り付ける取付部(8)が設けられており、
前記ツールバー(37)に保持部(9)が形成され、
前記スタンド具(7)にその長手方向をツールバー(37)に略沿わせた状態で前記保持部(9)に着脱自在に保持される被保持部(53)が設けられていることを特徴とするロータリ耕耘機のスタンド装置。 - 前記ツールバー(37)の保持部(9)はツールバー(37)の左右の端部自体で形成され、
前記スタンド具(7)の被保持部(53)は、ツールバー(37)の上側にスタンド具(7)の長手方向を略沿わせた状態で前記保持部(9)に外嵌する嵌合筒で形成され、且つ該被保持部(53)は、スタンド具(7)を前記取付部(8)に取り付けたときに該スタンド具(7)における機枠(4)の左右方向中央側へ向く面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ耕耘機のスタンド装置。 - 前記スタンド具(7)は前後接地体(50)を有する長手部(51)とこの長手部(51)の端部から立ち上がった立上部(52)とが備えられ、前記長手部(51)の端部に前記被保持部(53)が設けられ、前記立上部(52)の上部に前記取付部(8)に取り付けられる被取付部(54)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリ耕耘機のスタンド装置。
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2009
- 2009-12-16 JP JP2009285333A patent/JP5193170B2/ja active Active
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