JP2019110774A - 農作業機 - Google Patents

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淳司 岩松
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Abstract

【課題】作業者の負担を軽減できる農作業機を提供する。【解決手段】農作業機1は、シリンダ取付部25を有する機体2を備える。機体2には、耕耘体3及び整地体4を設ける。整地体4は回動体取付部35を有し、この回動体取付部35には回動体51を回動可能に取り付ける。伸縮シリンダ52をシリンダ取付部25に取り付けるとともに回動体51に支持させる。伸縮シリンダ52によって、整地体4を最上げ位置まで持ち上げることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、作業者の負担を軽減できる農作業機に関するものである。
従来、例えば下記の特許文献1に記載された農作業機が知られている。
この従来の農作業機は、トラクタ等の走行車に連結される機体と、この機体に設けられ耕耘作業をする耕耘体と、この耕耘体の後方で整地作業をする整地体と、この整地体が最上げ位置まで持ち上げられた際に当該整地体を機体に対してロックするストッパ装置とを備えている。
特開2005−218316号公報
しかしながら、上記従来の農作業機では、比較的重い整地体を作業者が人力で持ち上げなければならないため、その整地体の持ち上げが作業者にとって負担となる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、作業者の負担を軽減できる農作業機を提供することを目的とする。
本発明に係る農作業機は、駆動手段取付部を有する機体と、この機体に設けられ、耕耘作業をする耕耘体と、回動体取付部を有し、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地体と、前記回動体取付部に回動可能に取り付けられた回動体と、前記駆動手段取付部に取り付けられかつ前記回動体によって支持され、前記整地体を持ち上げる遠隔操作可能な駆動手段とを備えるものである。
本発明によれば、遠隔操作可能な駆動手段を用いて整地体を持ち上げることができるため、作業者の負担を軽減できる。
本発明の第1の実施の形態に係る農作業機の側面図である。 同上農作業機の背面図である。 同上農作業機の要部側面図である。 (a)、(b)は同上農作業機の回動体を示す図である。 (a)、(b)、(c)は同上農作業機の伸縮シリンダを示す図である。 耕耘整地作業時の要部側面図である。 整地体持ち上げ時(上取付孔への取付時)の要部側面図である。 整地体持ち上げ時(下取付孔への取付時)の要部側面図である。 (a)、(b)はストッパ装置及び接地圧調整手段を示す図である。 (a)、(b)、(c)は本発明の第2の実施の形態に係る農作業機の伸縮シリンダを示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る農作業機の要部側面図である。 (a)、(b)、(c)は同上農作業機の伸縮シリンダを示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る農作業機の要部側面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る農作業機の要部側面図である。 (a)、(b)は同上農作業機の緩衝バネの作用説明図である。
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図9を参照して説明する。
図中の1は農作業機で、この農作業機1は、圃場面を走行可能な走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に連結され、そのトラクタの走行により前方(進行方向)に移動しながら耕耘整地作業(農作業)をするものである。
農作業機1は、トラクタの後部の3点リンク(作業機昇降装置)に脱着可能に連結される機体2と、この機体2に回転可能に設けられ所定方向に回転しながら耕耘作業をする耕耘体3と、機体2に左右方向の軸(回動支点)5を中心として上下方向に回動可能に設けられ耕耘体3の後方で整地作業をする整地体(均平板)4とを備えている。
機体2は、入力軸10を回転可能に保持したミッションケース11を有し、このミッションケース11の左右両側には、フレームパイプ12の内端部が取り付けられている。ミッションケース11の上側には、マスト13が立設されている。なお、入力軸10は、トラクタのPTO軸にジョイント等を介して接続される。
左側のフレームパイプ12の外端部にはチェーンケース15が取り付けられ、右側のフレームパイプ12の外端部にはブラケット16が取り付けられている。そして、チェーンケース15及びブラケット16には、耕耘体3が回転可能に架設されている。
また、機体2は、耕耘体3の上方を覆う耕耘体カバー17を有し、この耕耘体カバー17の後端部には、整地体4が左右方向の軸5を中心として上下方向に回動可能に取り付けられている。つまり、整地体4の上端部が耕耘体カバー17の後端部に複数の蝶番18を介して回動可能に連結されている。
さらに、機体2のゲージ輪ホルダー19には、ゲージ輪20が取り付けられている。ゲージ輪20は、ゲージ輪ホルダー19に上下調整可能に取り付けられた取付杆部21と、この取付杆部21の下端側に回転可能に設けられた車輪部22とを有している。
また、機体2の右側のフレームパイプ12には、互いに離間対向する左右1対の取付板23が固着され、この各取付板23には取付孔24が形成されている。なお、これら両取付板23によって、駆動手段取付部であるシリンダ取付部25が構成されている。
耕耘体3は、機体2のチェーンケース15及びブラケット16に回転可能に架設され入力軸10側からの動力によって回転する耕耘軸26を有している。耕耘軸26の各フランジ部27には、複数の耕耘爪28が取り付けられている。
整地体4は、耕耘体3の後方を覆う左右方向長手状で板状の整地板31を有し、この整地板31の左右方向両端部には延長整地板32が折畳み可能にそれぞれ設けられている。
また、整地板31のうち機体2のシリンダ取付部25に対応する部分には、回動体取付部35が上方に向かって突設されている。この回動体取付部35は、互いに離間対向する左右1対の取付板36によって構成されている。
両取付板36のいずれか一方は、1枚の板状部材37からなり、この板状部材37が整地板31の所定部位に固着されている。両取付板36のいずれか他方は、2枚の板状部材、すなわち第1板状部材38及び第2板状部材39からなり、第1板状部材38が整地板31の所定部位に固着され、その第1板状部材38に第2板状部材39が取付具40によって脱着可能に取り付けられている。
また、回動体取付部35の各取付板36には、複数の取付孔、すなわち例えば上取付孔41及び下取付孔42が形成されている。なお、各取付板36に形成される孔数は、上下2個には限定されず、例えば上下方向に並ぶ3個以上でもよい。
また、農作業機1は、整地体4の回動体取付部35に回動可能に取り付けられた回動体(タンブラ)51と、機体2のシリンダ取付部25に回動可能に取り付けられかつ回動体51によって摺動可能に支持され、縮み動作により整地体4を機体2に対して軸5を中心として上方回動させて最上げ位置まで持ち上げる遠隔操作可能な駆動手段(アクチュエータ)である伸縮シリンダ52とを備えている。
ここで、回動体51は、図4に示すように、上方に開口した正面視略C字状をなす回動体本体部55を有している。この回動体本体部55には円形状の挿通孔56が形成され、この挿通孔56は両対向面57間の切欠58を介して上方に向かって開口している。また、回動体本体部55の左右側面には、整地体4の回動体取付部35の取付孔41,42に嵌脱可能に嵌入される短円柱状の軸部59が突設されている。
そして、図3等に示すように、両軸部59が上取付孔41及び下取付孔42のいずれか一方に回動可能に嵌入されることにより、回動体51が整地体4の回動体取付部35に位置変更可能に取り付けられている。つまり、回動体取付部35に形成された複数の取付孔41,42の選択により、回動体取付部35に対する回動体51の取付位置が変更可能となっている。
整地体持ち上げ装置である伸縮可能な伸縮シリンダ52は、例えばトラクタからの油圧を利用して伸縮駆動する油圧シリンダからなるもので、図5に示すように、シリンダ本体61と、このシリンダ本体61に対して進退する進退体である作動体62を有している。
なお、この作動体62は、例えばロッド(ピストンロッド)70のみからなるものである。また、伸縮シリンダ52は、シリンダ本体61に対して作動体(ロッド70)62が周方向に回動するのを防止する機構を内部に有しているものが好ましい。
そして、ロッド70は、細長い丸棒状の棒状部63と、この棒状部63の先端に設けられた短円筒状の取付部64とによって構成され、この取付部64には取付孔65が形成されている。
シリンダ本体61は、細長い円筒状の筒状部(シリンダチューブ)66を有し、この筒状部66内にロッド70が出入り可能に挿入されている。筒状部66のボトム側の軸方向端部(ロッド側とは反対側の端部)の近傍には、回動体51に接離可能に当接してこの回動体51を押し上げる突出状の当接部67が筒状部66の径方向外方に向かって突設されている。そして、この当接部(回動体押し上げ部)67は、筒状部66の外周面に溶接等により固着された左右1対の円弧板68によって構成されている。
また、シリンダ本体61は、外形円柱状のロッド側配管部71と、途中で曲がったパイプ状のボトム側配管部72と、これら両配管部71,72が接続された接続配管部73とを有している。
ロッド側配管部71は筒状部66のロッド70側の上部に設けられ、ボトム側配管部72は筒状部66のロッド70側とは反対側であるボトム側の上部に設けられている。接続配管部73には、2つの油圧ホース接続口74が形成されている。なお、回動体51の両対向面57間の離間距離は、ロッド側配管部71の外径よりも長く、回動体51がロッド側配管部71に干渉しないようになっている。
そして、図3等に示すように、伸縮シリンダ52のロッド70の先端部(作動体62の先端部)は、機体2のシリンダ取付部25に左右方向の取付軸75を介してこの取付軸75を中心として回動可能に取り付けられている。つまり、ロッド70の取付部64の取付孔65と機体2のシリンダ取付部25の取付孔24とに取付軸75が挿入されることにより、ロッド70の先端部(伸縮シリンダ52の軸方向一端部)がシリンダ取付部25に回動可能に取り付けられている。なお、伸縮シリンダ52の軸方向他端部は、自由端部52aとなっている。
また、シリンダ本体61の筒状部66は、回動体51の回動体本体部55の挿通孔56に挿通され、当該回動体本体部55の内周面60によって摺動可能に支持されている。換言すると、回動体51は、整地体4の回動に応じて、シリンダ本体61の筒状部66の外周面に対して当該外周面に沿って摺動可能(スライド可能)となっている。
さらに、シリンダ本体61の接続配管部73の各油圧ホース接続口74には油圧ホース77の一端部が接続され、この各油圧ホース77の他端部は、トラクタの外部油圧装置78の油圧ホース接続口(図示せず)に接続される。
また、トラクタの外部油圧装置78には、伸縮シリンダ52を遠隔操作するための遠隔操作手段(スイッチ等)79が電気的に接続され、この遠隔操作手段79はトラクタの運転席に配置されている。このため、トラクタの運転席に乗った作業者は、乗ったまま、遠隔操作手段79の操作によって伸縮シリンダ52を運転席から遠隔操作できる。
また一方、農作業機1は、伸縮シリンダ52の縮み動作により最上げ位置まで持ち上げられた整地体(最上げ状態の整地体)4を機体2に対してロックして最上げ位置に位置決め固定するロック手段であるストッパ装置80を備えている。
ストッパ装置80は、図9に示すように、整地体4の圃場面に対する接地圧を調整する接地圧調整手段43に設けられている。この接地圧調整手段43は、整地体4に回動可能に取り付けられた回動部材(タンブラ)44と、この回動部材44に摺動可能に挿通された連結ロッド45と、2つのコイルスプリング46と、2つのスプリングエンド47とを有している。連結ロッド45の先端部は、フレームパイプ12に固着されたロッド取付部48に回動可能に取り付けられている。また、ストッパ装置80は、回動部材44に取り付けられたストッパ本体80aを有し、このストッパ本体80aにはストッパピン80b及びレバー80cが設けられている。
そして、例えばメンテナンス時等において、伸縮シリンダ52を使用して整地体4を軸5を中心として上方に回動させることによって最上げ位置まで持ち上げると、ストッパ装置80のストッパピン80bが連結ロッド45のストッパピン用孔部50に自動的に挿入され、その結果、整地体4が最上げ位置に位置決め固定される。
このようにして、整地体4は、ストッパ装置80によって最上げ位置に自動的にロックされる。なお、整地体4を下ろす場合には、ストッパ装置80のレバー80cをロック解除方向へ操作してストッパピン80bをストッパピン用孔部50から挿出させる。
次に、上記農作業機1の作用等を説明する。
トラクタの後部に農作業機1を連結し、トラクタの走行により農作業機1を前方(進行方向)へ移動させると、図6に示すように、耕耘体3が所定方向に回転しながら耕耘作業をし、その後方で、整地体4が整地作業をする。
この耕耘整地作業時において、整地体4が機体2に対して軸5を中心として上下方向に回動した場合には、この整地体4の回動に応じて、回動体51が伸縮シリンダ52のシリンダ本体61の筒状部66の外周面に沿って前後方向に摺動し、かつ、伸縮シリンダ52が機体2に対して取付軸(回動支点)75を中心として上下方向に回動する。
なお、この耕耘整地作業時に、遠隔操作により伸縮シリンダ52を伸縮させることで、整地体4の最下げ位置を任意に設定できる。
また、例えば整地体4のうち耕耘体3と対向した側の面に付着した土の除去や、耕耘爪28の交換等のために、整地体4を最上げ位置(メンテナンス位置)まで持ち上げる場合には、トラクタの運転席に乗った作業者は、運転席にある遠隔操作手段79を操作する。
すると、伸縮シリンダ52は、トラクタの外部油圧装置78から圧送される作動油の油圧に基づいて縮み動作し、この縮み動作によりシリンダ本体61の当接部67が回動体51を整地体4とともに押し上げる。
その結果、図7に示すように、整地体4は、略水平姿勢となる最上げ位置まで持ち上げられて、ストッパ装置80によって自動的にロックされる。
このように、伸縮シリンダ52が縮んで整地体4を上方回動させて最上げ位置まで持ち上げるため、作業者は、トラクタの運転席から降りる必要もなく、土が付着した重い整地体4を人力で持ち上げる必要もない。
また、図7に示す最上げ位置よりも高い図8の最上げ位置まで、整地体4を持ち上げる場合には、回動体51の軸部59を下取付孔42に嵌入して回動体51の取付位置を変更すればよい。なお、回動体51の取付位置を変更すると、伸縮シリンダ52の最長時における最下げ位置も変わる。
そして、農作業機1によれば、比較的構成が簡単であるにも拘わらず、メンテナンス等の非作業時に、伸縮シリンダ52を用いて整地体4を所望の最上げ位置まで適切に持ち上げることができるため、作業者の負担を軽減できる。
また、回動体51は整地体4の回動体取付部35に位置変更可能に取り付けられているため、回動体51の取付位置の変更により、整地体4の最上げ位置を所望位置に変えることができる。
さらに、耕耘作業時において、作業状況等に応じて、伸縮シリンダ52の伸縮により整地体4の最下げ位置を所望位置に変えることができる。
本発明の第2の実施の形態について図10を参照して説明する。
第2の実施の形態に係る農作業機1は、伸縮シリンダ52のシリンダ本体61が作動体(ロッド70)62に対して周方向に回動するのを防止する回動防止手段81を備えている。
すなわち、回動体51の回動体本体部55の内周面60には、係合受部である係合凹部82が形成されている。また、シリンダ本体61の筒状部66の外周面における下部には、係合凹部82との係合によりシリンダ本体61の回動体51に対する周方向への回動を規制する軸方向長手状の係合部である係合凸部83が筒状部66の略全長にわたって突設されている。これら互いに嵌合した係合凹部82及び係合凸部83によって、回動防止手段81が構成されている。
そして、この農作業機1によれば、シリンダ本体61の周方向への回動を防止する回動防止手段81を備えるため、ロッド70とシリンダ本体61の位相がずれることがなく、シリンダ本体61の配管部71,72,73が回動体51や取付板36に干渉するのを回避できる。
本発明の第3の実施の形態について図11及び図12を参照して説明する。
第3の実施の形態に係る農作業機1では、伸縮シリンダ52のシリンダ本体61の筒状部66の外周面の略全体が、略筒状のカバー部86によって覆われて保護されている。このカバー部(保護部材)86は、取付ピン87によってシリンダ本体61の筒状部66に取り付けられている。そして、回動体51は、整地体4の回動に応じて、シリンダ本体61のカバー部86に対してそのカバー部86の外周面に沿って摺動する。
具体的には、保護部材からなるカバー部86は、開口部分90によって上方へ開口した断面略C字状で長手状の第1カバー部分91と、この第1カバー部分91のボトム側の端部に固設された円筒状の第2カバー部分92とを有している。第2カバー部分92は第1カバー部分91に比べて厚さ寸法が大きく、第1カバー部分91と第2カバー部分92との間には段差93が形成されている。
そして、この例では、カバー部86の一部分である第2カバー部分92が、シリンダ本体61の当接部67となっている。つまり、伸縮シリンダ52による整地体4の持ち上げの際に、回動体51に当接してこの回動体51を押し上げる当接部(回動体押し上げ部)67は、筒状部66の外周面に固着された第2カバー部分92によって構成されている。なお、このシリンダ本体(カバー付きのシリンダ本体)61の筒状部66には、円弧板68は固着されていない。
そして、この農作業機1によれば、伸縮シリンダ52のシリンダ本体61がカバー部86を有するため、このカバー部86によってシリンダ本体61の筒状部66の外面を覆って保護でき、伸縮シリンダ52の耐久性の向上を図ることができる。なお、カバー部86は、筒状部66の外周面の略全体(全体でもよい)を覆う構成には限定されず、例えば筒状部66の外周面の一部のみを覆う構成でもよい。
本発明の第4の実施の形態について図13を参照して説明する。
第4の実施の形態に係る農作業機1では、伸縮シリンダ52は、ロッド70側が整地体4側となるように、上下逆にして取り付けられている。
また、伸縮シリンダ52のロッド70の外面の略全体が略筒状のカバー部86によって覆われて保護されている。このカバー部86は、取付ピン87によってロッド70の取付部64に取り付けられている。そして、回動体51は、整地体4の回動に応じて、作動体62のロッド70のカバー部86に対してそのカバー部86の外周面に沿って摺動する。
つまり、この例では、伸縮シリンダ52は、シリンダ本体61と、回動体51に当接する当接部67を有する作動体(カバー付きの作動体)62とを有し、シリンダ本体61がシリンダ取付部25に取付軸75を中心として回動可能に取り付けられ、かつ、作動体62のカバー部86が回動体51によって摺動可能に支持されている。なお、この作動体62は、ロッド(ピストンロッド)70と、このロッド70を覆ったカバー部(保護部材)86とからなるものである。
そして、この農作業機1によれば、伸縮シリンダ52の作動体62がカバー部86を有するため、このカバー部86によって作動体62のロッド70の外面を覆って保護でき、伸縮シリンダ52の耐久性の向上を図ることができる。
本発明の第5の実施の形態について図14及び図15を参照して説明する。
この第5の実施の形態に係る農作業機1では、伸縮シリンダ52は、回動体51に緩衝手段である緩衝バネ96を介して当接する当接部67を有している。
この当接部(回動体押し上げ部)67は、例えば筒状部66の外周にピン97で位置決めされた環状の座金98によって構成されている。また、緩衝バネ96は、例えば弾性変形可能な緩衝部材であるコイルバネ(弾性体)からなるもので、筒状部66の外周において回動体51と座金98との間に配置されている。
そして、この農作業機1によれば、伸縮シリンダ52への衝撃を緩和する緩衝バネ96を備えるため、伸縮シリンダ52の耐久性の向上を図ることができる。
すなわち例えば、図15(a)に示す状態で通常作業を行うが、圃場の端部付近では、図15(b)の如く、方向転換のためにトラクタの3点リンクで農作業機1全体を上昇させる。このとき、整地体4が自重で回動体51とともに下降するが、その回動体51は、緩衝バネ96を介して当接部67と当接する。このため、緩衝バネ96によって、整地体4の自重に基づく伸縮シリンダ52への衝撃が緩和される。
また、例えば圃場間を移動中にトラクタが段差を踏んだ場合等において、整地体4が上下に振動しても、緩衝バネ96によって伸縮シリンダ52への衝撃が緩和される。
なお、図示しないが、緩衝バネ96等の緩衝手段は、上述した第1ないし第4の実施の形態に係る農作業機1の伸縮シリンダ52に設けることも可能である。
また、いずれの実施の形態においても、伸縮シリンダ52は、トラクタからの油圧で駆動する油圧シリンダには限定されず、電動油圧シリンダや、電動シリンダ等でもよく、また、そのシリンダの本数も任意である。
さらに、整地体4を持ち上げる遠隔操作可能な駆動手段は、伸縮シリンダ等の伸縮駆動手段以外でもよく、また、遠隔操作手段は持ち運び可能なリモコン等でもよい。
なお、本発明のいくつかの実施の形態およびその変形例について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、前記各実施の形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
1 農作業機
2 機体
3 耕耘体
4 整地体
25 駆動手段取付部であるシリンダ取付部
35 回動体取付部
51 回動体
52 駆動手段である伸縮シリンダ
61 シリンダ本体
62 作動体
67 当接部
82 係合受部である係合凹部
83 係合部である係合凸部
86 カバー部
96 緩衝手段である緩衝バネ

Claims (7)

  1. 駆動手段取付部を有する機体と、
    この機体に設けられ、耕耘作業をする耕耘体と、
    回動体取付部を有し、前記耕耘体の後方で整地作業をする整地体と、
    前記回動体取付部に回動可能に取り付けられた回動体と、
    前記駆動手段取付部に取り付けられかつ前記回動体によって支持され、前記整地体を持ち上げる遠隔操作可能な駆動手段と
    を備えることを特徴とする農作業機。
  2. 駆動手段は、縮み動作により整地体を持ち上げる伸縮可能な伸縮シリンダである
    ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  3. 伸縮シリンダは、シリンダ本体と、このシリンダ本体に対して進退する作動体とを有し、
    前記シリンダ本体及び前記作動体のいずれか一方は、機体の駆動手段取付部に取り付けられ、
    前記シリンダ本体及び前記作動体のいずれか他方は、回動体に当接する当接部を有し、前記回動体によって支持されている
    ことを特徴とする請求項2記載の農作業機。
  4. 回動体は、係合受部を有し、
    駆動手段は、前記係合受部との係合により前記駆動手段の回動を規制する係合部を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の農作業機。
  5. 駆動手段は、外面の少なくとも一部を覆って保護するカバー部を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の農作業機。
  6. 駆動手段は、回動体に緩衝手段を介して当接する当接部を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の農作業機。
  7. 回動体は、整地体の回動体取付部に位置変更可能に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の農作業機。
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