JP2004024169A - トラクタの耕耘畝立装置 - Google Patents

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Seiji Kanenami
金並 清二
Kiyobumi Sakurahara
桜原 清文
Masayuki Kamata
鎌田 政幸
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Abstract

【課題】トラクタ耕耘装置の後側に畝立器を装着して、畦際での畝立を行わせる場合、畝立器を畦上に受けさせて耕耘装置を畦際近くの土壌面を耕耘させる。この畝立器の取付構成を簡潔、軽量化し、操作を簡単にする。
【解決手段】耕耘フレーム1後側のフレームブラケット2に畝立器3の取付ブラケット4を連結ピン5の周りに上下回動自在にして設け、これら両ブラケット2,4間には、この畝立器3の下動作業位置Aと上下動自在位置Bとに切り替える切替ステー6と切替レバー7を設けて、ロータリ耕耘装置8の後側に連結の畝立器3を、この耕耘装置8に対して上動させることを特徴とするトラクタの耕耘畝立装置の構成。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタの後部に装着されるロータリ耕耘装置に畝立器を取り付けて畝立作業を行うトラクタの耕耘畝立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
畝立作業できる耕耘装置では、畦際で畝立器を畦上面に乗り上げるように上動させて、耕耘装置を畦際近くまで接近下降させて耕耘作業が出きるようにしている。このような畝立器の上動乃至跳上機構は煩雑で重量形態となるものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
畝立器はロータリ耕耘装置の後方に装着されるため、トラクタ車体から後方へ長く突出されて重量を増し易いものである。このため畝立器の上下動を簡単な機構に構成して、軽量化を図り、操作性をよくするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、耕耘フレーム1後側のフレームブラケット2に畝立器3の取付ブラケット4を連結ピン5の周りに上下回動自在にして設け、これら両ブラケット2,4間には、この畝立器3の下動作業位置Aと上下動自在位置Bとに切り替える切替ステー6と切替レバー7を設けて、ロータリ耕耘装置8の後側に連結の畝立器3を、この耕耘装置8に対して上動させることを特徴とするトラクタの耕耘畝立装置の構成とする。
【0005】
耕耘作業と同時に畝立作業を行うときは、耕耘装置8の後部で畝立器3が下動して、フレームブラケット2と取付ブラケット4との間の切替ステー6及び切替レバー7によって下動作業位置Aに維持される。畦際作業では、耕耘装置8と畝立器3がトラクタ車体に対して非作業位置に上昇されて機体の折返し旋回が行われるが、耕耘作業開始時にこれら耕耘装置8と畝立器3が作業位置へ下降するときは、切替レバー7を操作して切替ステー6を切り替えて畝立器3を上下動自在位置Bにすると、この畝立器3の底面が畦上面に受けられても、この前側の耕耘装置8を更に下降させて耕耘位置に接地させることができる。この耕耘装置8が前進されて畦際耕耘が行われると、これと一体的に前進される畝立器3が畦上面から外れて耕耘跡の耕耘土壌面に下降されて下動作業位置Aに復帰され、畝立て作業が行われる。
【0006】
請求項2に記載の発明は、前記切替レバー7は、切替ステー6を切り替えて畝立器3を上下動自在位置Bにおくことができるが、この切替ステー6の下動によって復帰回動されて、この切替ステー6を畝立器3の下動作業位置Aに固定することを特徴とするものである。畝立器3の耕耘装置8に対する上下位置は、切替ステー6とこれを操作する切替レバー7によって切り替えられる。これら耕耘装置8及び畝立器3を非作業位置に上昇させた状態で、切替レバー7で切替ステー6を切り替えて畝立器3を上下動自在位置Bにしておくと、畝立器3が下動されるとき畦上面に受けられると、この畝立器3を残して耕耘装置8のみを更に耕耘位置まで下動させる。そして、耕耘作業の開始に伴って畝立器3が畦上面から耕耘土壌面へ下動すると、これに同下動する切替ステー6の下動によって自動的に切替レバー7が復帰回動されて、この切替ステー6が作動され、畝立器3は下動作業位置Aに固定されて、畝立作業位置を維持する。
【0007】
請求項3に記載の発明は、ロータリ耕耘装置8の後側に取り付けられて耕耘土壌面を畝立成形する畝立器3前面の畝立前板9に、この畝立前板9と耕耘装置8の外側面を覆うサイドカバー10との間隔部を調節可能で、側端下部を鉤形状に切欠いだ形態の切欠縁部60を形成した調節前板11を設けたことを特徴とするトラクタの耕耘畝立装置の構成とする。
【0008】
畝立器3は耕耘装置8の後側において耕耘幅内を畝立成形するように装着される。この畝立器3の取付位置を変更して耕耘幅の横端のサイドカバー10部に接近させるときは、調節前板11を移動調節して、この畝立器3の取付位置でのサイドカバー10と調節前板11との間隔を狭くする。このためこれら調節前板11の横端の上部とサイドカバー10の内側面との間隔部からの畝立培土土壌の後側への漏出を少なくする。しかも、この調節前板11下部の切欠縁部60によって、サイドカバー10部の下方部の未耕土壌部を避けるため、畝立培土の抵抗を小さくする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記調節板11の前面側端縁12に、サイドカバー10の後端縁13を略沿わせるように形成して、これらの前後方向のオーバラップ幅Cを狭く形成したことを特徴とするものである。耕耘装置8によって耕耘された土壌面が後側の畝立器3によって畝立て成形される。この畝立て3の畝立て前板10及び調節前板11によって倍土される土壌は、外側のサイドカバー10との間に堰き止められるようになり、一部の土壌がこれら調節前板11とサイドカバー10の間隔部を経て後側へ漏出されるのを少なくすることができる。このとき、これら調節前板11の前面側端縁12と、サイドカバー10の後端縁13との前後方向のオーバーラップ幅Cが小さいために、このオーバーラップ幅Cにおける間隔部に土壌やわら屑、稲株等の詰まりを少なくする。又、これら詰まりがあっても、この詰まり抵抗を小さくすることができ、耕耘装置8の浮き上がりを少なくし、安定した耕深を維持する。
【0010】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、単なる切替レバー7によって切り替えられる切替ステー6によって、畝立器3を下動作動位置Aと上下動自在位置Bとに切り替えるものであるから、構成を簡単、軽量化することができ、操作を軽快にして容易化できる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、耕耘装置8及び畝立器3を非作業位置へ上昇させたとき、この切替レバー7を操作できるため、運転者は運転席側からでも手を伸ばして容易に切替操作できるが、この操作によって畝立器3は畦際耕ん開始によって上下動自在位置Bから下動作業位置Aへ下動されて、畝立作業位置が自動的に維持されると共に、切替レバー7も切替操作前の元位置に自動復帰されるため、操作性を高めることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、畝立器3の耕耘幅に対する移動調節に伴って、この調節前板11を調節することによって、この調節前板11とサイドカバー10との間の間隔部をなくするか、乃至は狭くすることができ、土壌の後側への漏出を少なくすることができる。しかも、サイドカバー10の下部の残る未耕土壌部分を切欠縁部60によって避けて培土しないで、耕耘幅端部における未耕土壌部を畝立成形することによる抵抗を少なくすることができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、サイドカバー10と畝立器3の調節前板11との間の間隔部における詰まり土壌やわら屑等の付着、乃至抵抗を小さくできる。この抵抗によって耕耘装置8が浮上されたり、耕深が浅くなるようなことがなく、安定した耕深を維持することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図1〜図12に基づいて説明する。トラクタ車体は、前車輪14、後車輪15を有して、ボンネット16下に搭載のエンジンによって駆動走行する四輪走行形態で、後部のフェンダー17間には運転席18を搭載し、この前側のダッシュボード19上のステアリングハンドル20を操向しうる乗用操向形態である。このトラクタ車体の後端に三点リンク機構形態の短いトップリンク21やロワリンク22等が取付けられて、リフトアーム23でリフトロッド24を介して昇降される。これらトップリンク21やロワリンク22の後端には、トップフック25やロワフック26、PTOカップリング27等を有するヒッチ28が取付けられて、このPTOカップリング27は車体側のPTO軸が連結される。
【0015】
ロータリ耕耘装置8は、サイドドライブ形態で耕耘フレーム1の中央部に入力軸29とマスト30を有し、一側端部に耕耘伝動ケース31を、他側端部に耕耘サイドアーム32との下端部間に耕耘爪33を配置した耕耘軸34を軸受する。この耕耘フレーム1の側で伝動ケース31とサイドアーム32との内側にわたって耕耘爪33の回転上周部を覆うようにサイドカバー10及びリヤカバー35を有した耕耘カバー36が設けられる。この耕耘装置8は、マスト30上端のマストピン37がトップフック25で係合されて、耕耘フレーム1のロワピン38がロワフック26で係合されて、車体側に昇降可能にして連結される。このとき入力軸29がPTOカップリング27に嵌合されて耕耘軸34が伝動回転される。
【0016】
畝立器3は前記耕耘装置8の後側に装着されて、耕耘装置8による耕耘幅の左右両側端部を内側へ培土するように形成される。耕耘フレーム1の上部に左右一対のフレームブラケット2が設けられ、後端に横方向の角チューブ39が一体構成され、この角チューブ39の中央部には後側上方に向けてマスト40が形成され、左右両側部にはプレート41を有して、畝立器3を装着する横方向の角チューブを主体とするツールバー42が取付られる。該フレームブラケット2は途中をソケット43部で前後接合されて伸縮調節可能に設けられて、耕耘装置8に対する畝立器3の取付間隔や上下位置等を調節できる。マスト40と前記耕耘フレーム1側のマスト30との間はハンドル44で伸縮される伸縮ロッド45で連結され、この伸縮によって、前記フレームブラケット2の伸縮と合わせて角チューブ39の前後及び上下位置を調節することができ、畝立器3の取付位置に適応させる。
【0017】
ツールバー42は左右両側部に片培土板形態で左右対称形状の畝立器3のソケット部46を摺動調節可能に嵌合させ取付ける。この畝立器3の後側には畝土D間の溝底Eを接地する接地輪47を取付けている。58は左右の畝立器3間を連結する連結バー、59は成形される畝D上面を均平する均平板である。ツールバー42の中央部のブラケット48に、切替ステー6を連結ピン49で前後回動自在に取付ける。この切替ステー6の上端部には、マスト40上端のマストピン51を嵌合して案内する鉤形状のピン穴52が形成される。このピン穴52は切替ステー6に沿う方向の縦穴部52Aと、この上端から後側へ略直角方向に沿って形成の横穴部52Bとから形成される。切替レバー7の基部に一体のソケット50は、前側を開口するU字状形態で後側内端に切替レバー7を固定している。このソケット50は切替ステー6の上端部を内側に嵌合させて、前記マストピン51をこのピン穴52に挿通嵌合させる。しかも、このソケット50にはピン穴53が形成されて、該マストピン51がこのピン穴53にわたっても挿通される。ソケット50の開口部には係合ピン54を有し、切替レバーの前方傾斜で、切替ステー6の前縁に係合できる。このソケット50側部のピン55と、マスト40側部のピン56との間にはトグルバネ57が引っ張りの方向に設けられて、このソケット50がマストピン51の周りに回動することによって死点越えして弾発される。
【0018】
耕耘畝立作業は下動作業位置A(図1)で行われる。この位置では、切替ステー6及び切替レバー等が図6のように、切替ステー6のピン穴52がマストピン51に案内されて、上端の横穴部52Bがマストピン51に係止され、トグルバネ57の下側死点越えによって係止維持される。この状態では、切替レバー7が後傾のロック位置Lにあり、畝立器3が対地圧の反力によって上方へ押し上げられても、切替ステー6が、ソケット50の後下縁部で係止されてトグルバネ57の圧力で引き付けられているため、長さが変わらず畝立ての作業姿勢を維持される。この状態からリフトアーム23を上動させてこれら耕耘装置8等を非作業位置(図4)へ上昇させることができる。このときトップリンク21が短いため耕耘装置8や畝立器3等は高く跳ね上げられるように上昇されて、切替レバー7は運転席18側から手の届き易い領域となる。
【0019】
畦際から耕耘畝立ての作業を開始するときは、該耕耘装置8等を上昇させた状態で、運転者が後方へ手を伸ばして切替レバー7を前側のロック解除位置Mへ回動(矢印イ方向)させる(図7)。このときソケット50の係合ピン54が切替ステー6の前縁に係合して、この切替ステー6を後側へ回動させるようになり、マストピン51に対して横穴部52Bの前端で縦穴部52Aの上端部、即ちピン穴52の鉤形角部に位置させる。そしてトグルバネ57は上側死点越えによってこのロック解除位置Mが維持される。この状態では、畝立器3の重量によって切替ステー6が下方へ引かれているため、縦穴部52Aの上端がマストピン51に係合されているが、畝立器3が押し上げられるときは、縦穴部52Aがマストピン51に対して上動することができ、畝立器3が連結ピン5周りに上下動しうる上下動自在位置Bにある。
【0020】
この上下動自在位置Bで耕耘装置8を畦G際の土壌面Fへ下降させると、この下降途中で畝立器3の下面が畦G上面に受けられる(図5)。このため畝立器3の連結ピン5周りの上動により切替ステー6が押し上げられて、縦穴部52Aがマストピン51に案内される(図8)。耕耘装置8は、畝立器3が畦G上面に受け止められたあとも更に下降されて耕耘作業姿勢となる。そして切替ステー6は上動されて縦穴部52Aの下縁がマストピン51に係合される。この途中で切替ステー6の後端がソケット50及び切替レバー7によって平行状に沿うように案内規制されて後側へ(矢印ロ方向)戻される(図9)。このときトグルバネ57が下側死点越えに復帰され、切替レバー7は、解除位置Mの状態で畝立器3の下動を許す上げ位置Nに維持される。
【0021】
このような耕耘装置8の耕耘しうる状態で車体を前進させて耕耘すると、後続の畝立器3が畦G上面から耕耘土壌面Fに自動下降されて、畝立て作業が行われる。この畝立器3の下動に伴って取付ブラケット4が連結ピン5の周りに下方回動されて切替ステー6が下動される。マストピン51に対して縦穴部52Aが下動して、マストピン51が上端角部に位置されると横穴部52Bに案内されて、トグルバネ57の引っ張り力によってソケット50及び切替レバー7が後側のロック位置Lに復帰(矢印ハ方向)されてロックされる(図6)。
【0022】
このように耕耘装置8と畝立器3を非作業位置に上昇させた状態で切替レバー7を引き操作(イ)しておけば、畦際耕耘時には畝立器3を畦G上面に位置させた状態にして、畦際耕耘を行うことができ、しかも畝立器3が耕耘土壌面Fに自重下動することにより畝立て作業をも行わせることができる。そして、この畝立て作業開始時の畝立器3の下動によって自動的に下動作業位置Aにロック維持される。
【0023】
次に、主として図13〜図15に基づいて上例と異なる点は、前記耕耘装置8の後側に装着される畝立器3の畝立前板9外側端に、サイドカバー10に向けて摺動調節可能の調節前板11を設けたもので、畝立器3の耕耘幅内における装着位置によって、この調節前板11の外側縁12とサイドッカバー10との間隔を無くし乃至接近させる。この調節前板11の外側縁12が未耕土壌部Hに切り込まないように設定するため、この調節前板11は畝立前板9と同様の形状に形成されるが、外側縁部下端部には切欠部で適宜高さ及び幅の鉤形状の切欠縁部60を形成して未耕乃至残耕部Hに切り込まないように形成する。この切欠縁部60の内側後面にはサイドカバー10と平行状の側板61を形成して、サイドカバー10と切欠縁部60との間の間隔部から後側に漏出した土壌が畝立て跡の溝底部Eに落ちないように構成している。62は調節前板11を畝立前板9に支持させるための支持ステーである。71,72は耕耘軸34の取付用フランジであり、これらによって耕耘爪33のサイドカバー10に対する取付幅域が制限される。81は調節前板11の移動調節用の調節ボルトで、畝立器3の畝立前板9の長穴82に対して挿通させて、移動調節、及び固定することができる。
【0024】
又、このサイドカバー10の後端縁13は、畝立前板9及び調節前板11の外側縁乃至前面側端縁12に対する前後オーバーラップ幅Cを略一定にして狭く設定したものである。これによってこれら調節前板11の前面側端縁12とサイドカバー10との間の間隔部に詰まる土壌やわら屑等の付着を少なくして、畝立てによる土壌の上方等への移動を円滑に行わせて、畝立器3が土壌抵抗で浮上されないようにして、安定した畝立てを行わせる。
【0025】
次に、主として図16、図17に基づいて上例と異なる点は、前記耕耘フレーム1上のフレームブラケット2にウエイト63を取付けて簡潔化を図るものである。ロータリ耕耘装置8が耕耘反力によって浮上するのを防止して、耕耘性、畝立性を良好に維持する。耕耘装置8は二点リンク機構の形態として連結ヒッチ63で連結される。フレームブラケット2は左右両側の縦プレート64間を横プレート65で連結して剛性を高める。このフレームブラケット2の前部は耕耘フレーム1に取付け、後端部には伸縮杆66で畝立器3を支持する。バランスウエイト63は、ウエイトカバー67の下面に前後適宜の間隔部68を有して取付ける。このウエイト63の間隔部68を横プレート65上に嵌合させるようにして縦フレーム64間のブラケット間隔部に位置させる。ウエイトカバー67の横側に設けたセットボルト69をこの縦プレート64に締め付けて固定できる。
【0026】
次に、主として図18に基づいて上例と異なる点は、前記耕耘軸34の両端部に取付ける耕耘爪33取付用のソケット70を、この耕耘軸34取付用の軸フランジ71周りに取付けて、耕耘爪33の取付位置をできるだサイドカバー10側に接近させることができ、耕耘爪33は普通の形態のものでも容易に取付でき、耕耘幅を広くでき、わら屑等の巻付きを少なくする。72は回転側の回転軸フランジで、軸フランジ71を取付けて一体回転させる。73は耕耘軸34の周りに固定のソケットである。側端部のソケット70は軸フランジ71部に固定すると共に、基部74が幅狭く形成されて、耕耘軸34の端部周面に固着される。耕耘爪33を嵌合するソケット部分は軸フランジ71よりも外周部に突出して形成され、ボルト75で固定できる。このため中央部の他のソケット73よりも長く形成される。
【0027】
次に、主として図19に基づいて上例と異なる点は、前記リヤカバー35の下面にゴム板のような弾性シート76を設けて、耕耘土壌の剥離性を向上させる形態において、このリヤカバー35と弾性シート76との間に、シーソ形態に搖動するシーソアーム77を介装する。このシーソアーム77は中央部をリヤカバー35に対して支持ピン78等で支持させて、アーム両端部79,80を弾性シート76に固定することにより、これらリヤカバー35と弾性シート76との間で上下搖動して、弾性シート76を搖動させるように構成する。このようなシーソアーム77をリヤカバー35の下面に適数箇所に配置する。耕耘土壌面を押圧均平するとき、この土壌面から受ける反力の変化によってシーソアーム77が搖動されて、弾性シート76の均平面が変形されて、付着土壌の剥離を促進する。
【図面の簡単な説明】
【図1】耕耘畝立装置部の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】その背面図。
【図4】その耕耘畝立作業状態を示す側面図。
【図5】その耕耘畝立作業状態を示す側面図。
【図6】その切替ステー部の作用状態を示す側面図。
【図7】その切替ステー部の作用状態を示す側面図。
【図8】その切替ステー部の作用状態を示す側面図。
【図9】その切替ステー部の作用状態を示す側面図。
【図10】その斜視図と、平面図。
【図11】その切替ステー部の側面図。
【図12】その切替レバー部の側面図。
【図13】畝立器部の斜視図と、その一部の斜視図。
【図14】その耕耘装置部と畝立器部の作業状態を示す背面図。
【図15】その側面図。
【図16】一部別実施例を示すフレームブラケット部の側面図と、平面図。
【図17】そのウエイト部の斜視図。
【図18】一部別実施例を示す耕耘軸部の背面図と、側面図。
【図19】一部別実施例を示す耕耘リヤカバー部の側面図と、その一部の分解斜視図。
【符号の説明】
1  耕耘フレーム
2  フレームブラケット
3  畝立器
4  取付ブラケット
5  連結ピン
6  切替ステー
7  切替レバー
8  耕耘装置
9  畝立前板
10 サイドカバー
11 調節前板
12 前面側端縁(外側縁)
13 後端縁
60 切欠縁部

Claims (4)

  1. 耕耘フレーム1後側のフレームブラケット2に畝立器3の取付ブラケット4を連結ピン5の周りに上下回動自在にして設け、これら両ブラケット2,4間には、この畝立器3の下動作業位置Aと上下動自在位置Bとに切り替える切替ステー6と切替レバー7を設けて、ロータリ耕耘装置8の後側に連結の畝立器3を、この耕耘装置8に対して上動させることを特徴とするトラクタの耕耘畝立装置。
  2. 前記切替レバー7は、切替ステー6を切り替えて畝立器3を上下動自在位置Bにおくことができるが、この切替ステー6の下動によって復帰回動されて、この切替ステー6を畝立器3の下動作業位置Aに固定することを特徴とする請求項1に記載の耕耘畝立装置。
  3. ロータリ耕耘装置8の後側に取り付けられて耕耘土壌面を畝立成形する畝立器3前面の畝立前板9に、この畝立前板9と耕耘装置8の外側面を覆うサイドカバー10との間隔部を調節可能で、側端下部を鉤形状に切欠いだ形態の切欠縁部60を形成した調節前板11を設けたことを特徴とするトラクタの耕耘畝立装置。
  4. 前記調節板11の前面側端縁12に、サイドカバー10の後端縁13を略沿わせるように形成して、これらの前後方向のオーバラップ幅Cを狭く形成したことを特徴とする請求項3に記載のトラクタの耕耘畝立装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072957A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Kubota Corp 農機具の支持装置
CN108476644A (zh) * 2018-05-22 2018-09-04 车大强 微耕机阻力装置
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