JP3713963B2 - 耕耘均平装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、耕耘土壌面を均平する耕耘均平装置に関し、トラクタに装着するロータリ耕耘装置に利用しうる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
ロータリ耕耘装置では、耕耘カバーの後側に設けられるリヤカバーの均平姿勢を耕深検出の回動角度センサで検出して耕深を一定の深さに維持制御する構成がとられる。この場合にリヤカバーを土壌面の凹凸面に沿わせるようにピッチング及びローリング作動させながら均平化する形態では、そのローリング作動によって正確な耕深を検出し難いことが多い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ロータリ耕耘爪1の上周部を覆う耕耘カバー2と、この後側にピッチング及びローリング自在に連結するリヤカバー3との間に、このピッチングの軸部となるピッチング軸4の回りに回動自在の回動アーム5を設け、この回動アーム5と耕耘カバー2側に取付けられる回動角センサ6とをリンク7で連動すると共に、回動アーム5とリヤカバー3側のカバーアーム8との間は、該ピッチング軸4に対してほぼ放射方向の長孔9とこれに嵌合するピン10とを設けて連動してなる耕耘均平装置の構成とする。
【0004】
【発明の効果】
耕耘爪1の回転によって耕耘される土壌は、耕耘カバー2及びリヤカバー3によって飛散が防止されると共に、リヤカバー3の下端縁部で均平される。このとき耕耘土壌面が大きく凹凸変化するときは、この耕耘土壌面を均平するリヤカバー3がカバーアーム8の支持部であるピッチング軸4の回りにピッチング作動し、又ローリング作動する。
【0005】
このカバーアーム8のローリング作動では、長孔9に対して嵌合するピン10の揺動が自在で、カバーアーム8のローリング作動による回動アーム5の回動は殆んど行われない。
しかしこのカバーアーム8がピッチング軸4の回りにピッチング作動するときのみ、長孔9とピン10との嵌合による回動アーム5がピッチング軸4回りに回動されて耕耘カバー2側の回動角センサ6をリンク7を介して連動し、耕深をリヤカバー3のローリング作動に影響なく正確に検出できると共に、回動アーム5とリヤカバー3側のカバーアーム8との間の、長孔9とピン10との嵌合構成によるもので、簡単化できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
ロータリ耕耘爪1を有する耕耘装置11は、操縦席、ステアリングハンドル、前車輪、及び後車輪等を有する乗用四輪駆動走行形態のトラクタ車体の後部に、三点リンク機構を介して昇降可能にして装着する。耕耘装置11は、この三点リンク機構のリフトアームによる上下動によって昇降されて、耕深調節、及び耕深制御が行われる。
【0007】
前記耕耘装置11は、横幅方向の中央部に耕耘ケース12を有し、下端部の左右両側部に耕耘爪1を有する耕耘軸を配置し、上部の入力軸13を車体側のPTO軸から連動して耕耘軸を回転伝動して耕耘しうる。14はマストで、トップリンクピン15を有して、三点リンク機構のトップリンクを連結でき、16はロワリンクピンで、ロワリンクを連結できる。
【0008】
耕耘カバー2は、耕耘爪1の回転上周面を覆うもので耕耘ケース12に一体構成、乃至は前後方向へ伸縮杆17で調節しうる構成としている。又、耕耘ケース12の後方にはアタッチメントを取付けできるヒッチ18を有し、マスト14との間に伸縮杆19を設けて上下動できる。
前記耕耘カバー2の後端縁にはゴム板20を介してリヤカバー3を連結し、これら耕耘カバー2とリヤカバー3との幅方向中央部間は、左右方向のピッチング軸4とボールジョイント21とによって、ピッチング自在及びローリング自在に連結される。耕耘カバー2の後端にブラケット23でピッチング軸4を軸支し、この中央部にボールジョイント21を介してカバーアーム8をピッチング、及びローリング自在に連結している。
【0009】
リヤカバー3の後端はソリ板状形態で、耕耘土壌面を押圧均平しうるもので、このリヤカバー3の左右両側部の支持を行うスプリング24を有したスプリングロッド25を、耕耘カバー2上のブラケット26との間に設けている。又、リヤカバー3の下端縁にはツース27を有した均平板28を取付けている。
前記耕耘カバー2の後端上面には、ブラケット29によってポテンショメータからなる回動角センサ6を取付けて、このセンサアーム30と下部のピッチング軸4に回動自在に嵌合させてばね31で後下方へ弾発されるボス32から上方へ突出の回動アーム5との間をリンク7で連結し、この回動アーム5のピッチング回動角度を回動角センサ6で検出して耕深を検出できる。
【0010】
前記回動アーム5はボールジョイント21の側部に接近して設けられ、この上端部に該ピッチング軸4のほぼ放射方向に沿う長孔9を有し、前記リヤカバー3側のカバーアーム8と一体のピン10を嵌合させる。
このカバーアーム8がボールジョイント21の回りにローリング作動のみするときは、長孔9に沿ってピン10が摺動して、回動アーム5はピッチング軸4回りに回動しないが、カバーアーム8がピッチング軸4回りに回動するピッチング作動を伴うときは、この回動アーム5を回動させて、耕深を回動角センサ6で検出させる。
【0011】
このようなリヤカバー3の上下動による回動角センサ6の検出によって、コントローラを経て三点リンク機構のリフトアームを作動させて、耕耘装置11を昇降させて、耕深を一定に維持するように制御できる。
図4〜図6において、上例と異なる点は、傾斜地面Aを耕耘装置11で耕耘し均平する作業形態において、車体33が傾斜地面Aに対して更に沈下傾斜Bして、耕耘装置11がローリング制御で傾斜地面Aに平行状態になったとき、この耕耘装置11のリヤカバー3をセンタセンサ34とサイドセンサ35とで傾斜地面Aに平行な状態に制御して(図6)耕耘土壌面に均平する。
【0012】
トラクタ車体33の後側に、リフトアーム36で昇降される三点リンク機構を介してサイドドライブ形態の耕耘装置11が連結され、左右一対のリフトロッド37,38のうち一側のリフトロッド38には伸縮制御されるローリングシリンダが設けられ、車体33上の傾斜センサによって、車体33の左右傾斜を検出することによって耕耘装置11がこの傾斜地面Aと平行になるようにローリングシリンダ38を伸縮して制御する。
【0013】
しかしながら、トラクタ車体33の一側の後車輪39が傾斜下側へ沈下して傾斜Bすると、車体33と共に耕耘装置11が同方向へ傾斜(図4、図5)しようとするが、図5のようにリヤカバー3が耕耘爪によって耕耘された土壌面Cの均平圧力を受けて、この土壌面Cと平行状に均平する。
このとき、耕耘カバー2とリヤカバー3との上下間隔を検出するセンタセンサ34とサイドセンサ35とによって、前記リフトロッド38のローリングシリンダが制御されて、センタセンサ34とサイドセンサ35との検出値が同じになるように耕耘装置11をローリング制御して、耕耘装置11をリヤカバー3と共に傾斜地面Aを平行状態にする(図6)。
【0014】
前記センタセンサ34は、耕耘装置11の耕耘カバー2幅の中央部で、リヤカバー21をローリング自在に連結するボールジョイント21の近くに設けられる。サイドセンサ35はこれより側方に設けられて、耕耘カバー2とリヤカバー35との間のローリングによる上下間隔を検出し、このサイドセンサ35の検出値がセンタセンサ34の検出値と同値であるとき、リヤカバー3は耕耘装置11及び耕耘カバー2と平行状態となる。
【0015】
40はキャビン、41は耕耘フレーム、42は耕耘軸伝動の伝動ケースである。このような耕耘装置11の傾斜制御を行うためには、操縦席近くにモード切替ダイヤル43を設ける。
このモード切替ダイヤル43による切替モードは、耕耘装置やリヤカバー3等の傾斜操作を手動で行わせる手動モードと、車体33に対して耕耘装置11やリヤカバー3を平行状にして傾斜地面Aに沿わせる平行モードと、車体33の傾斜に拘らず耕耘装置11とリヤカバー3とを傾斜地面Aに平行状に自動的に沿わせる自動モードとを設定している。
【0016】
図7において、上例と異なる点は、前記耕耘装置11の耕耘軸上横側の伝動ケース42の外側にゲージホルダ44を取付け、このゲージホルダ44には上下方向ゲージ穴45を横方向に適宜間隔に複数配置し、各ゲージ穴45に合成樹脂製のゲージ46を上下動自在に設ける。下端を土壌面に接地することによって押上げられて、この押上位置を維持する。
【0017】
各ゲージ46を押下げた状態で耕耘作業すると、下端を接地するゲージ46はゲージ穴45を押上げられて、耕深を検出できる。
図8において、上例と異なる点は、車体33後端のPTO軸47を伝動するインディペンデントPTOクラッチの入り切り操作するクラッチレバー48及び切替スイッチを、ステアリングハンドル49側方のメータパネル50部に設け、このクラッチレバー48でインディペンデントPTOクラッチを入りON、切りOFFの中間部で半クラッチHの位置に操作しうる構成としている。
【0018】
これによって、PTO軸47を徴回転させて、前記三点リンク機構49に自動連結される耕耘装置11の入力軸13に連動されるPTO伝動軸51のドッククラッチ54連結を行われ易くするものである。
52はトップリンク、53はロワリンク、55は耕耘装置11の前記トップリンクピン15を係合するフック、56は前記ロワリンクピン16に係合するフックである。57はフェンダーで、58は操縦席、59は前車輪、60はエンジンボンネットである。
【図面の簡単な説明】
【図1】リヤカバー取付部の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】耕耘装置部の斜視図。
【図4】一部別実施例を示す耕耘装置部の背面図。
【図5】その作用を示す背面図。
【図6】その作用を示す背面図。
【図7】一部別実施例を示す耕耘装置の斜視図。
【図8】トラクタの側面図。
【符号の説明】
1 耕耘爪
2 耕耘カバー
3 リヤカバー
4 ピッチング軸
5 回動アーム
6 回動角センサ
7 リンク
8 カバーアーム
9 長孔
10 ピン
Claims (1)
- ロータリ耕耘爪1の上周部を覆う耕耘カバー2と、この後側にピッチング及びローリング自在に連結するリヤカバー3との間に、このピッチングの軸部となるピッチング軸4の回りに回動自在の回動アーム5を設け、この回動アーム5と耕耘カバー2側に取付けられる回動角センサ6とをリンク7で連動すると共に、回動アーム5とリヤカバー3側のカバーアーム8との間は、該ピッチング軸4に対してほぼ放射方向の長孔9とこれに嵌合するピン10とを設けて連動してなる耕耘均平装置。
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JP19036798A JP3713963B2 (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 耕耘均平装置 |
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CN104033602B (zh) * | 2014-05-21 | 2017-01-04 | 武汉市锅炉压力容器检验研究所 | 一种蒸压釜快开门安全联锁装置 |
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- 1998-07-06 JP JP19036798A patent/JP3713963B2/ja not_active Expired - Fee Related
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