JP4419763B2 - ロータリ耕耘機 - Google Patents
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Description
また、ロータリ耕耘機をトラクタのヒッチ機構から取り外すと、前方へ倒れてしまい姿勢を維持できないという課題が有った。
即ち、請求項1の発明は、ロータリ耕耘機のロータリカバー(38)後側に連結されるリヤカバー(2)の後下端部に補助カバー(7)を着脱自在に構成し、ロータリカバー(38)を前後移動調節するハンドル(39)を構成し、該ハンドル(39)の回転操作によりロータリカバー(38)と共にリヤカバー(2)及び補助カバー(7)が一体で前後移動する構成とし、該補助カバー(7)は前記リヤカバー(2)の後端部に左右耕耘巾に亘って複数枚に分割された均平板(3)から構成し、該均平板(3)を各々独立して上下回動自在に支持して設け、前記左右耕耘巾に亘って分割した均平板(3,3)には、それぞれプレッシャーロッド(49,49)を接続し、該プレッシャーロッド(49,49)に巻き掛けたスプリング(59,59)にて均平板(3,3)を所定位置に弾発保持する構成とし、該均平板(3,3)の外側部に切欠部(54,54)を形成して側部均平板(55,55)で開閉自在に覆う構成とし、均平板(3,3)のそれぞれ内側において下端に至る程巾が広くなる切欠部(5)を形成し、該切欠部(5)を弾性部材からなる連結カバー(6)で開閉自在に覆うと共に、この弾性部材の連結カバー(6)で均平板(3,3)を連結するにあたり、前記連結カバー(6)を上下回動するハンドル(57,57)を連結カバー(6)の上面左右に備えて設け、該ハンドル(57,57)を均平板(3,3)側に固定することで連結カバー(6)によって均平板(3,3)が連結される構成とし、さらに、ハンドル(57,57)を均平板(3,3)側から外して連結カバー(6)を回動し、リヤカバー(2)側のグリップ(58)で前記ハンドル(57)を掴むことで、均平板(3,3)を独立して上下回動可能に構成したことを特徴とするロータリ耕耘機とした。
請求項2の発明は、前記ロータリカバー(38)との間をリンクアーム(93)で連結するスタンド(90)を設け、前記ハンドル(39)の操作でロータリカバー(38)を前側へ移動すると、スタンド(90)は前下方の床上面側に回動し、ロータリカバー(38)を後側へ移動すると、スタンド(90)は上方の収納位置へ回動するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のロータリ耕耘機とした。
請求項1では、ハンドル(39)を操作してロータリカバー(38)を前後移動調節すると、ロータリカバー(38)と共にリヤカバー(2)及び補助カバー(7)も一体で前後移動する。
以上のように構成したロータリ耕耘機で耕耘作業を行なうと、ロータリ耕耘機の耕耘部の駆動によって土が耕耘される。また、均平板(3,3)はプレッシャーロッド(49,49)に巻き掛けているスプリング(59,59)で所定位置に弾発保持される。
均平板(3,3)内側の切欠部(5,5)を弾性部材の連結カバー(6)で覆うと共に、均平板(3,3)を弾性部材の連結カバー(6)で連結する。
均平板(3,3)をそれぞれ独立的に上下移動させる場合は、ハンドル(57,57)を均平板(3,3)側から外して連結カバー(6)を回動する。そして、ハンドル(57)をリヤカバー(2)側のグリップ(58)に掴ませるようにする。
耕耘部の駆動によって耕耘された土は、前記リヤカバー(2)の後端下方から放出されて前記左右に分割された均平板(3,3)によって鎮圧均平される。この均平板(3,3)は、それぞれ独立的に上下回動して各均平板(3)毎に土壌面を均平化する。
耕耘時、状況に応じて側部均平板(55,55)を広げる。側部均平板(55,55)を広げると、リヤカバー(2)後部から排出された土が鎮圧され、耕耘して盛り上がった既耕地と、隣接する未耕耘地や既耕耘地との境を均平する。
また、請求項2では、ハンドル(39)の操作でロータリカバー(38)を前側へ移動すると、スタンド(90)は前下方の床上面側に回動し、ロータリカバー(38)を後側へ移動すると、スタンド(90)は上方の収納位置へ回動する。
請求項2に記載の発明においては、ロータリ耕耘機をトラクタのヒッチ機構から取り外す場合は、ロータリカバー(38)を前方へ移動させておくことでスタンド(90)を立設状態とし、車体から取外しても前方へ倒れること無く姿勢を維持することができる。また、ロータリカバー(38)を後方へ移動すると、スタンド(90)がスタンド軸(96)の周りに上方の起立収納位置に回動されるので、操作も簡単となる。
最初にロータリ耕耘機Rの構成について説明する。
ロータリ耕耘機Rは、トラクタ後部の所謂三点リンク機構にヒッチ機構12等を介して装着するものであり、図1と図2に示すように、複数の耕耘爪1,1…を取り付けた耕耘軸10を左右方向に軸装し、機体上部には、前記ヒッチ機構12の上部フック13を係止するトップピン16及びこれを支持するマスト15を備えると共に、左右両側部には、前記ヒッチ機構12の下部フック18,18を係合させるロアピン17,17を備える構成となっている、これにより、前記ロータリ耕耘機Rは、前記上部フック13によるトップピン16の係合と、下部フック18によるロアピン17の係合とによってヒッチ機構12、即ちトラクタ後部に対して連結することができる。
また前記左右のフレームパイプ24,25の後側には、各種付属作業機を装着する取付フレーム28が連結ピン29,29を軸に上下回動可能に取付けられる。この取付フレーム28の後端には前後位置を調整できるリヤフレーム30を設け、この端部のソケット31に、畝立器4等、各種付属作業機を上下方向のアーム32を介して上下調節可能にして取付けられる。
前記補助カバー7は、前部左右両端の取付片52,52によって前記リヤカバー2の後端部に対し着脱自在に構成し、前記リヤカバー2の後端縁に沿う左右方向の均平板回動軸8の周りに左右の均平板3,3を上下回動自在に支持する構成となっている。尚、前記均平板回動軸8は、左右の均平板3,3の前端部左右に突設するピン形態としているが、同軸8を左右幅に亘って一軸とする構成でも良い。
前記耕耘爪1は、耕耘軸10の同一円周面に複数備える構成となっており、この基部を前記耕耘軸10に溶接した金属製の爪ホルダ61,62に取り付ける構成となっている。また前記各爪ホルダ61,62は、この基部に平面視前後左右対称で且つホルダ左右幅に対して略1/2程度の巾を有する突設部63,64を設け、この前後隣接するホルダ61,62の突設部63,64を側面視で重複しながら前記耕耘軸10に対し溶接する構成としている。これにより、前後隣接する爪ホルダ61、62、即ち耕耘爪1,1の間隔をより接近することができつつ、またホルダ61,62基部の溶接箇所も広く取れて強度を向上することが出来る。
前記スタンド90は、ロータリカバー38の前後移動操作によって出し入れするものである。
1 耕耘爪
2 リヤカバー
3 均平板
4 畝立器
5 均平板内側の切欠部
6 連結カバー
7 補助カバー
38 ロータリカバー
39 ハンドル
49 プレッシャーロッド
54 均平板外側の切欠部
55 側部均平板
57 ハンドル
58 グリップ
59 スプリング
90 スタンド
93 リンクアーム
Claims (2)
- ロータリ耕耘機のロータリカバー(38)後側に連結されるリヤカバー(2)の後下端部に補助カバー(7)を着脱自在に構成し、ロータリカバー(38)を前後移動調節するハンドル(39)を構成し、該ハンドル(39)の回転操作によりロータリカバー(38)と共にリヤカバー(2)及び補助カバー(7)が一体で前後移動する構成とし、該補助カバー(7)は前記リヤカバー(2)の後端部に左右耕耘巾に亘って複数枚に分割された均平板(3)から構成し、該均平板(3)を各々独立して上下回動自在に支持して設け、前記左右耕耘巾に亘って分割した均平板(3,3)には、それぞれプレッシャーロッド(49,49)を接続し、該プレッシャーロッド(49,49)に巻き掛けたスプリング(59,59)にて均平板(3,3)を所定位置に弾発保持する構成とし、該均平板(3,3)の外側部に切欠部(54,54)を形成して側部均平板(55,55)で開閉自在に覆う構成とし、均平板(3,3)のそれぞれ内側において下端に至る程巾が広くなる切欠部(5)を形成し、該切欠部(5)を弾性部材からなる連結カバー(6)で開閉自在に覆うと共に、この弾性部材の連結カバー(6)で均平板(3,3)を連結するにあたり、前記連結カバー(6)を上下回動するハンドル(57,57)を連結カバー(6)の上面左右に備えて設け、該ハンドル(57,57)を均平板(3,3)側に固定することで連結カバー(6)によって均平板(3,3)が連結される構成とし、さらに、ハンドル(57,57)を均平板(3,3)側から外して連結カバー(6)を回動し、リヤカバー(2)側のグリップ(58)で前記ハンドル(57)を掴むことで、均平板(3,3)を独立して上下回動可能に構成したことを特徴とするロータリ耕耘機。
- 前記ロータリカバー(38)との間をリンクアーム(93)で連結するスタンド(90)を設け、前記ハンドル(39)の操作でロータリカバー(38)を前側へ移動すると、スタンド(90)は前下方の床上面側に回動し、ロータリカバー(38)を後側へ移動すると、スタンド(90)は上方の収納位置へ回動するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のロータリ耕耘機。
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