JP5297427B2 - ロータリ耕耘装置 - Google Patents

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Description

本発明は、耕耘地の畝立て作業と均平作業を行うロータリ耕耘装置に関する。
従来のロータリ耕耘装置として、可撓性を有する平板(ゴムマット等)を、カバーの後端部分と抵抗棒にわたるように装着して畝立てを実施するものが知られている。
このようなロータリ耕耘装置で畝立て作業を行う場合、規制部材によって平板の下辺部の横方向中央部の移動が規制される。これにより、ロータリ耕耘装置を前進駆動させると、平板の一方及び他方の横側部が土圧で斜め後方に折れ曲がり、そこから土が放出されて左右両側に畝が形成される(特許文献1参照)。
特開2009−225731号公報
特許文献1において、平板の下辺部を規制部材から取り外すと、平板の全体が後方に移動可能となって、均平作業用に平板を使用することが可能になる。
しかしながら、平板は可撓性を有するので、均平作業時に部分的に弾性変形することがあり、耕耘地を平らにならすという面において、さらに美しい仕上がりが必要な場合は、平板を硬質の整地板(板金製等)に交換する必要がある。
すなわち、従来のロータリ耕耘装置には、畝立て作業及び均平作業を実施する際に、平板の装着又は取り外しをしなければならないという煩わしさがあった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、畝立て作業及び均平作業を行う際の平板の着脱作業を行う必要のないロータリ耕耘装置を提供することを目的とする。
本発明に係るロータリ耕耘装置の第1特徴構成は、両端部が後方に折れ曲がる可撓性を有し、且つその上端部がロータリ耕耘装置のカバーの後端部分に連結されている平板と、前記平板の下辺部の横方向中央部に接触して該横方向中央部が前記カバーの後方に移動するのを規制する規制状態、及び前記横方向中央部が前記カバーの後方へ移動するのを許容する解除状態に切換自在な規制部材と、耕耘地を平らにならすための硬質の整地板とを備え、前記整地板を前記平板の後方に配置し、該平板及び該整地板が前記カバーの後端部分を支点として上下に揺動可能であり、前記整地板を前記平板から後方又は上方に離れた姿勢に保持可能な手段を備える点にある。
〔作用及び効果〕
本構成のごとく、硬質の整地板が平板の後方に配置され、平板及び整地板がカバーの後端部分を支点として上下に揺動可能であれば、規制部材を解除状態として、整地板を下方に揺動させてカバーの後端部分から垂れ下がる姿勢とすることによって、平板と整地板とが一体となった状態で上下に揺動することになり、均平作業を実施することができる。このとき平板が前方で整地板が後方に位置するため、ほとんど整地板が機能することによって、耕耘地が均平にならされる。また、耕耘爪によって跳ね上げられた耕耘土が前方の平板に当たり易く、後方の整地板には当たり難いため、整地板が破損し難い
さらに、本構成のごとく、整地板を平板から後方又は上方に離れた姿勢に保持可能な手
段を備えるものであれば、規制部材を規制状態として、整地板を平板から後方又は上方に離れた姿勢に保持することによって、整地板が畝立て形成の邪魔にならず、平板によって効率良く畝を形成することができる。
従って、本構成によれば、畝立て作業及び均平作業を実施する際に、平板の装着又は取り外しを行う必要がなく作業性が良い。
第2特徴構成は、前記平板は、その全体が可撓性を有する平板で構成されている点にある。
〔作用効果〕
本特徴構成によれば、規制部材を解除状態として、整地板を下方に揺動させてカバーの後端部分から垂れ下がる姿勢とすることによって、平板に耕耘土が当たった場合でも、平板が少し弾性変形し得るため、耕耘土が平板に付着し難い。
第3特徴構成は、前記平板及び前記整地板が、同じ又は略同じ大きさの横長形状を有する点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、均平作業時において、平板の後方に位置する整地板によって平板のばたつきをより確実に抑えることができる。さらに、耕耘爪に対して、整地板が平板の後方に隠れる状態となるため、耕耘爪によって跳ね上げられた耕耘土が、整地板に対して一層当たり難い。
特徴構成は、前記整地板に連結部を設け、前記平板に被連結部を設けて、該連結部と該被連結部との連結によって、前記平板と前記整地板との間に隙間が設けられた状態で、該平板と該整地板とが解除可能に連結される点にある。
〔作用及び効果〕
本構成によれば、整地板の連結部と平板の被連結部との連結によって、平板と整地板との間に隙間が設けられているため、平板がさらに弾性変形し易く、均平作業を実施する際、耕耘により飛散した石が平板に当たってその衝撃がより確実に吸収されるため、整地板がより一層破損し難い。さらに、均平作業中に平板が前後方向に振動し易くなるため、耕起土が平板に対してより一層付着し難い。
また、整地板の連結部と平板の被連結部との連結によって、整地板と平板とを一緒に持ち上げることができるため、ロータリ耕耘装置の内部のメンテナンスを容易に実施することができる。
歩行型作業機の全体側面図である。 歩行型作業機の全体平面図である。 均平作業時のロータリ耕耘装置の縦断側面図である。 均平作業時のロータリ耕耘装置の背面図である。 畝立て作業時のロータリ耕耘装置の背面図である。 平板の横断面図である。 ヒンジ部材の斜視図である。 連結部の斜視図である。 均平作業時のロータリ耕耘装置の斜視図である。 畝立て作業時のロータリ耕耘装置の縦断側面図である。 畝立て作業時のロータリ耕耘装置の背面図である。 メンテナンス作業時のロータリ耕耘装置の縦断側面図である。
〔実施形態〕
図1〜図12に基づいて、本発明に係るロータリ耕耘装置8を歩行型作業機に適用した場合の実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、歩行型作業機は、ミッションケース1の下部の右及び左側部に車軸2が備えられ、右及び左の車軸2に走行用の車輪3が連結されており、ミッションケース1の前部に連結された支持フレーム4にエンジン5が支持されて構成されている。
ミッションケース1の上部から斜め後方下方に伝動ケース6が延出されて、伝動ケース6から斜め後方上方に操縦ハンドル7が延出されており、伝動ケース6にロータリ耕耘装置8が備えられている。
図1及び図2に示すように、ロータリ耕耘装置8は、伝動ケース6の下部から右及び左側に駆動軸9が延出されて、右及び左の駆動軸9に複数の正逆転爪10が固定されており、正逆転爪10の上方を覆うカバー11、抵抗棒12、平板18、及び整地板20を備えて構成されている。右及び左の駆動軸9及び正逆転爪10は、通常は正転方向(図3の矢印A1の方向)に回転駆動されるが、逆転方向(図3の矢印A2の方向)にも回転駆動することが可能である。
図3及び図4に示すように、カバー11は、半円筒状の天井部11aの右及び左側部に、扇形状の横壁部11bが連結されて構成され、伝動ケース6の上方、右及び左の駆動軸9及び正逆転爪10の上方を覆っており、伝動ケース6のブラケット(図示せず)にカバー11の天井部11aが連結されている。
図3及び図4に示すように、伝動ケース6に固定されたブラケット13が後方に延出され、幅狭の角パイプ状のブラケット14がブラケット13に固定されて、ブラケット14が天井部11aの開口部から上方に突出している。支持部材17がブラケット14の上部に固定されている。抵抗棒12をブラケット14に固定するためのL字状の固定ピン16が、支持部材17にスライド自在(図4の紙面左右方向)及び回転自在に支持されている。支持部材17には、固定ピン16をブラケット14の開口部(図示せず)から挿入側(図4の紙面右方)に付勢するバネ29が備えられている。ブラケット14の上部の後方側面には、第1フック部14aが設けられている。
図3及び図4に示すように、抵抗棒12は細長い棒状に構成されており、その下部に板状の規制部材15が設けられている。規制部材15は、基板15aと、その基板15aから立設する掛止片15bとを備えて構成される。
規制部材15は、平板18に設けた金属板27の下辺部分27b(平板18の下辺部の横方向中央部、図5参照)を掛止片15bによって掛止させて金属板27の下辺部分27bがカバーの後方に移動するのを規制する規制状態、及び、掛止片15bを取り外すことにより金属板27の下辺部分27bがカバーの後方へ移動するのを許容する解除状態に切換自在に構成されている。
抵抗棒12の上部には、その長手方向に沿って、複数個の固定孔12aが開口されている。図3及び図4に示す状態は、抵抗棒12がブラケット14に挿入されて、固定ピン16が抵抗棒12の固定孔12aの一つに挿入された状態であり、抵抗棒12がブラケット14に固定された状態である。この状態で、伝動ケース6の真後ろに抵抗棒12が位置しており、カバー11の天井部11aの後端部分の左右方向中央部の下方に規制部材15が位置している。
図3及び図4に示す状態において、右及び左の駆動軸9及び正逆転爪10を正転方向(図3の矢印A1の方向)に回転駆動しながら前進することにより、圃場の耕耘(耕起)が行われる。抵抗棒12の下端が圃場に接地することにより、圃場に対するロータリ耕耘装置8の高さが決められて、ロータリ耕耘装置8の耕耘深さが決められる。
本実施形態においては、必要に応じてロータリ耕耘装置8の耕耘深さを変更することができる。例えば、ロータリ耕耘装置8の耕耘深さをより深く設定したいとするなら、固定ピン16を図4の紙面左方に引き抜き、約90度回転させて、支持部材17の折り曲げ部17aに掛けて引き抜き状態に保持する。そして、抵抗棒12を上方向に移動させ、固定ピン16を抵抗棒12のより下方に位置する別の固定孔12aに再び挿入して抵抗棒12を固定する。これにより、ロータリ耕耘装置8に対する抵抗棒12の高さがより高い位置に変更されるため、ロータリ耕耘装置8の耕耘深さもより深く設定される。一方、ロータリ耕耘装置8の耕耘深さをより浅く設定したいとするなら、固定ピン16を引き抜き状態に保持して、抵抗棒12を下方向に移動させ、固定ピン16を、抵抗棒12のより上方に位置する別の固定孔12aに再び挿入して抵抗棒12を固定する。
図3に示すように、長方形状の平板18及び整地板20が、カバー11の天井部11aの後端部分にヒンジ部材26(図7参照)を介して上下に揺動可能に連結されている。
図5に示すように、平板18は、可撓性を有するゴム板等により構成されており、その横幅がカバー11の横幅と略同じ大きさに設定されている。
図5に示すように、T字状の金属板27が、平板18の横方向中央を中心線Lとして正面視で左右対称となるように平板18の表面側に設けられている。金属板27の上下幅は平板18の上下幅と略等しく、金属板27の上辺部分27aの横幅は平板18の横幅よりも短い。尚、本明細書中、各構成部材の表面とは歩行型作業機の後方に面する側を意味しており、裏面とはロータリ耕耘装置8に面する側を意味する。
図5及び図6に示すように、金属板27は、その上辺部分27a及び下辺部分27bにおいて、平板18にわたるようにボルトB1を貫通させて、平板18の裏面側からナットで締結させて固定してある。また、平面視でコの字型の被連結部28が金属板27の下辺部分27bに溶接固定されている。
図7に示すように、ヒンジ部材26は、2つの貫通孔H1を有する第1ヒンジ面26aと、該第1ヒンジ面26aに対してそれぞれ別に揺動自在に並設して枢支連結される第2ヒンジ面26b及び第3ヒンジ面26cとを備えて構成される。図4に示すように、ヒンジ部材26の第1ヒンジ面26aが天井部11aの後端部分の左右両端側において、ボルトB2とナットによって固定される。
図4に示すように、細長い平板状の固定部材19が、天井部11aの後端部分の裏面にボルトB2,B3とナット(図示せず)によって固定されている。固定部材19の長手方向の長さは、天井部11aの横幅とほぼ同じ長さに設定されている。固定部材19の両端部分には、ストッパー部19aが形成されており、天井部11aの後端部分の裏面に配置する際、ストッパー部19aが天井部11aの後端部分から後方に少しはみ出した状態となる。
図3に示すように、整地板20は、金属製であって、平板18の後方に配置される。図3及び図4に示すように、本実施形態における整地板20の上下幅及び横幅は、平板18よりも少し大きく設定されているが、同じ大きさに設定しても良い。
図3に示すように、整地板20の下端部分が前方に折れ曲がっており、図4に示すように整地板20の下端部分には、鋸歯状の整地部21が形成されている。図3及び図9に示す状態では、整地部21が平板18の下端よりも下側に位置する状態になる。
図4に示すように、整地板20の表面側には、横方向中央を中心線として正面視で左右対称となるように、上下方向に延びる5本のリブ22が横方向に並設されている。尚、この5本のリブ22は、整地板20を補強するためのものである。
また整地板20の表面側における横方向中央の下側部分には、整地板20の横方向中央を中心線として、その中心線の左右両側に一つずつ、横方向に貫通する半円筒状の貫通部23が形成されている。U字型のフック部材24が、その左右の端部のそれぞれを左右の貫通部23に対して中心線側から嵌め込むことによって、貫通部23を支点として上下に揺動可能に支持されている。
図3に示すように、整地板20の裏面側における横方向中央の下側部分には、上下方向に並設された2枚の板バネ25aを備えて構成された連結部25(図8参照)が固定されている。
図3及び図4に示すように、天井部11aの後端部分の左右両端側において、天井部11aの表面側に配置されるヒンジ部材26の第1ヒンジ面26aと、天井部11aの裏面側に配置される固定部材19とにわたるようにボルトB2を貫通させて、固定部材19の側からナット(図示せず)で締結することによって、ヒンジ部材26と固定部材19とが伴締め固定されている。
図7に示すように、ヒンジ部材26の第2ヒンジ面26bには、貫通孔H2が設けられている。図5に示すように、第2ヒンジ面26b、金属板27の上辺部分27aの左右両端部分、及び平板18にわたるようにボルトB5を貫通させて、平板18の裏面側からナット(図示せず)で締結することによって、平板18がヒンジ部材26の第2ヒンジ面26bに連結される。尚、平板18の連結方法については、上記構成に限定されるものではなく、単に平板18の上端部分をボルトとナットで天井部11aの後端部分に固定するようにしても良い。
また、図4に示すように、ヒンジ部材26の第3ヒンジ面26cの裏面と、整地板20の表面の左右上端部分とを溶接することによって、整地板20がヒンジ部材26の第3ヒンジ面26cに連結される。
次に、均平作業について説明する。
均平作業を行う場合、先ず、固定ピン16を引き抜き状態に保持して、抵抗棒12を下方向に移動させることにより規制部材15の掛止片15bを下方向に移動させてから、平板18を後方に回動させて、図3に示すように掛止片15bよりも後方に配置させた後、抵抗棒12を再び上方向に移動させる。このとき、平板18の被連結部28が整地板20の連結部25に挟持されて連結状態となっており、整地板20の左右の上端部が固定部材19のストッパー部19a(図4参照)に係止されるため、図3に示すように平板18及び整地板20が、正逆転爪10側にこれ以上揺動せず、側面視で斜めに傾斜した姿勢に保持される。図3に示す平板18と連結部25の連結状態では、平板18と整地板20との間に先端側(下端側)ほど前後幅が徐々に広くなる隙間が形成される。尚、図示しないが、平板18と整地板20との間に基端側から先端側に亘って前後幅が均等な隙間が形成されるように連結部25及び被連結部28を構成しても良い。
図9に示すように、機体の前進に伴い、ロータリ耕耘装置8において、右及び左の駆動軸9及び正逆転爪10を正転方向(図3の矢印A1の方向)に回転駆動することにより、耕起された土が平板18の裏面により受け止められて、平板18及び整地板20が後方に移動し、整地板20の整地部21によって均平面が形成される。このとき、平板18の被連結部28と整地板20の連結部25との連結によって、平板18と整地板20との間に隙間が設けられるため、平板18が弾性変形し易く、耕耘により飛散した石が平板18に当たってその衝撃が吸収されるため、整地板20が破損し難い。さらに、均平作業中に平板18が前後方向に振動し易いため、耕起土が平板18に付着し難い。
次に、畝立て作業について説明する。
畝立て作業を行う場合、先ず、平板18の被連結部28と整地板20の連結部25との連結を解除して、図10に示すように、整地板20を上方に回動させて、整地板20のフック部材24をブラケット14の第1フック部14aに掛止させることによって、整地板20を平板18から上方に離れた姿勢に保持する。尚、整地板20は、形成される畝よりも高い位置に保持されるようにすればよく、上方に限らず平板18から後方に離れた姿勢に保持するようにしても良い。
次いで、固定ピン16を引き抜き状態に保持して、抵抗棒12を下方向に移動させることにより規制部材15の掛止片15bを下方向に移動させてから、平板18を前方に回動させて、図10に示すように掛止片15bよりも前方に配置させた後、抵抗棒12を再び上方向に移動させて規制状態とする。これにより、図10及び図11に示すように、平板18に設けた金属板27の下辺部分27b(平板18の下辺部の横方向中央部)が掛止片15bによって掛止されるため、金属板27の下辺部分27bのカバー11の後方への移動が規制される。
機体の前進に伴って、正逆転爪10の正転方向(図の矢印A1の方向)の回転駆動によって耕起された土が平板18により受け止められるが、平板18に設けた金属板27の下辺部分27bがカバー11の後方に移動せず、平板18の左右の横側部が後方に移動することになる。
その結果、図11に示すように、平板18における仮想延長線T1(図5参照)を折り曲げ線として、平板18の一方及び他方の横側部が斜めに後方に折れ曲がるような状態となる。
そして、図11に示すように、平板18の下辺部の横方向中央部と平板18に設けた金属板27の下辺部分27bによって畝Cの底部C1が形成され、平板18の折れ曲がった左右の横側部によって、右及び左の横側の畝Cの壁部C2が形成される。
最後に、ロータリ耕耘装置8において、駆動軸9や正逆転爪10等のメンテナンス作業を行う場合について説明する。
均平作業を終えた後にメンテナンス作業を実施する場合、図3に示す状態から、平板18と整地板20とを一緒に上方に回動させて、整地板20のフック部材24をブラケット14の第1フック部14aに掛止させる。これにより、図12に示すように、平板18と整地板20とが上方に持ち上げられた姿勢に保持される。その結果、平板18や整地板20が邪魔になることがなく、効率良く駆動軸9や正逆転爪10等のメンテナンス作業を実施することができる。
また、畝立て作業を終えた後にメンテナンス作業を実施する場合、図10に示す状態において、固定ピン16を引き抜き状態に保持して、抵抗棒12を下方向に移動させることにより規制部材15の掛止片15bを下方向に移動させる。そして、平板18を後方に回動させて、掛止片15bよりも後方に配置させた後、抵抗棒12を再び上方向に移動させる。
次いで、図12に示すように、平板18を上方に回動させて、平板18の被連結部28と整地板20の連結部25とを連結させる。これにより、平板18と整地板20とが上方に持ち上げられた姿勢に保持される。その結果、平板18や整地板20が邪魔になることがなく、効率良く駆動軸9や正逆転爪10等のメンテナンス作業を実施することができる。
本発明は、走行用の車輪とロータリ耕耘装置とを別々に備えた歩行型作業機ばかりではなく、走行用の車輪を廃止し、右及び左の車軸に正逆転爪を連結してロータリ耕耘装置を構成した歩行型作業機や、乗用型のトラクタに装備されるロータリ耕耘装置としても有用である。
11 カバー
12 抵抗棒
15 規制部材
18 平板
20 整地板
24 フック部材(整地板を平板から後方又は上方に離れた姿勢に保持可能な手段)
25 連結部
27b 下辺部分(下辺部の横方向中央部)
28 被連結部

Claims (4)

  1. 両端部が後方に折れ曲がる可撓性を有し、且つその上端部がロータリ耕耘装置のカバーの後端部に連結されている平板と、
    前記平板の下辺部の横方向中央部に接触して該横方向中央部が前記カバーの後方に移動するのを規制する規制状態、及び前記横方向中央部が前記カバーの後方へ移動するのを許容する解除状態に切換自在な規制部材と、
    耕耘地を平らにならすための硬質の整地板とを備え、
    前記整地板を前記平板の後方に配置し、該平板及び該整地板が前記カバーの後端部分を支点として上下に揺動可能であり、前記整地板を前記平板から後方又は上方に離れた姿勢に保持可能な手段を備えるロータリ耕耘装置。
  2. 前記平板は、その全体が可撓性を有する平板で構成されている請求項1に記載のロータリ耕耘装置。
  3. 前記平板及び前記整地板が、同じ又は略同じ大きさの横長形状を有する請求項1又は2に記載のロータリ耕耘装置。
  4. 前記整地板に連結部を設け、前記平板に被連結部を設けて、該連結部と該被連結部との連結によって、前記平板と前記整地板との間に隙間が設けられた状態で、該平板と該整地板とが解除可能に連結される請求項1〜3の何れか1項に記載のロータリ耕耘装置。
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