JP5351864B2 - ロータリ耕耘装置 - Google Patents
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Description
本構成によれば、耕耘作業を実施する場合は、ロータリ軸を正回転させると、耕耘土は、外耕耘爪の働きによって装置の左右方向の中心から遠ざかるように外向きに移動しようとすると共に、内耕耘爪の働きによって装置の左右方向の中心に近づくように内向きにも移動しようとする。
本構成のごとく、外耕耘爪が、正面視で先端側ほどロータリ軸の外側に向かって湾曲し、且つ側面視において回転方向で上手側部分と下手側部分とが対称な形状を有するものであれば、正回転及び逆回転時の両方において耕起土を外側に向けて確実に排出させることができる。
さらに、本構成のごとく、内耕耘爪が、正回転時にロータリ軸の内側に向けて耕起土を排出するようガイドする第1傾斜面と、逆回転時にロータリ軸の外側に向けて耕起土を排出するようガイドする第2傾斜面とを有する構成であれば、正回転時に耕耘土を内側に向けて確実に排出させることができ、さらに逆回転時において、耕耘土を外側に向けて確実に排出させることができる。
以下に、図1〜図13に基づいて、本発明に係るロータリ耕耘装置を歩行型作業機に適用した場合の実施形態について説明する。
(歩行型作業機)
図1及び図2に示すように、歩行型作業機は、ミッションケース1、車軸2、車輪3、支持フレーム4、エンジン5、伝動ケース6、操縦ハンドル7、ロータリ耕耘装置8、等を備えて構成されている。車軸2がミッションケース1の下部において右側及び左側に亘るように設けられており、車輪2の両端部に走行用の車輪3が連結されている。エンジン5がミッションケース1の前部に連結された支持フレーム4によって支持されており、伝動ケース6がミッションケース1の上部から斜め後方下方に延出されている。操縦ハンドル7が伝動ケース6から斜め後方上方に延出されており、ロータリ耕耘装置8が伝動ケース6の後部に連結されている。
図3に示すように、ロータリ耕耘装置8は、ロータリ軸9、カバー11、外耕耘爪47、内耕耘爪50、残耕処理爪53等を備えて構成されている。
図3及び図4に示すように、カバー11は、半円筒状の天井部11aの右及び左側部に、扇形状の横壁部11bが連結されて構成され、伝動ケース6の上方、右及び左のロータリ軸9、外耕耘爪47、内耕耘爪50、残耕処理爪53の上方を覆っており、伝動ケース6のブラケット(図示せず)にカバー11(天井部11a)が連結されている。
図3及び図4に示すように、伝動ケース6に固定されたブラケット13が後方に延出され、幅狭の角パイプ状のブラケット14がブラケット13に固定されて、ブラケット14がカバー11(天井部11a)の開口部から上方に突出している。ブラケット14の右側面の開口部(図示せず)には、抵抗棒12をブラケット14に固定するためのロックボルト16が設けられており、ブラケット14の上部の後方側面には、図3の仮想線に示すようにメンテナンス等を行う際に平板18の中部材21を掛止することによって平板18を捲り上げた状態に保持し得る第1フック部14aが設けられている。
抵抗棒12の下部の下側には、断面くの字型で平板状の接地部12aが固定されており、抵抗棒12の下端部には、畝立て作業時に平板18の中部材21を掛止するための第2フック部12cが設けられている。
図2、図3、図4に示すように、整地部材17は、可撓性を有するゴム板等により構成される横長状(長方形状)の平板18と、金属製の中部材21と、金属製で長板状の2枚の支持板25とを備えて構成されている。尚、中部材21及び支持板25の材質としては金属製に限らず、例えば、硬質の樹脂板(透明板、着色板等)等を採用しても良い。
円弧長孔25dの一端には、支持板25の長辺方向に長い長孔部25eが形成されており、長孔部25eは支持板25を縦向き姿勢に保持する機能を有する。
先ず2枚の支持板25の端部のそれぞれを中部材21の左右両側に配置し、各支持板25の長孔25a及び円弧長孔25dのそれぞれに、第1頭付きピン27及び第2頭付きピン28を挿通させる。
に抜け止めされた状態で中部材21に支持されており、第1頭付きピン27の軸を回動支点として、支持板25を円弧長孔25dに沿って回動させることによって、第2頭付きピン28の軸が円弧長孔25dに沿って案内される。その結果、2枚の支持板25は、図4及び図6に示すように平板18の下辺部に沿った横向き姿勢で横方向に並設した状態、及び図8に示すように平板18の横方向の中央部に縦向き姿勢とした状態にスムーズに姿勢変更することができるように構成される。
図9に示すように、ロータリ軸9は、伝動ケース6の下部から右側及び左側に延出されてシールカバー43を設けてあり、伝動ケース6の後端部にベアリング(図示せず)を介して支持されている。ロータリ軸9は、伝動ケース6の内部に配置される図示しない伝動機構によって、正回転方向(図3の矢印A1の方向)及び逆回転方向(図3の矢印A2の方向)のいずれにも回転駆動できるように切換可能に構成されている。
図9に示すように、右及び左の各爪軸44における3枚の外耕耘爪47は、ロータリ軸9の外側に配置され、且つ、図10に示されるように、3枚の外耕耘爪47はロータリ軸9の軸心を中心として120度の間隔で放射状に配置される。
図9に示すように、右及び左の各爪軸44における2枚の内耕耘爪50は、ロータリ軸9の内側に配置されており、図10に示されるように、2枚の内耕耘爪50と後述する1枚の残耕処理爪53がロータリ軸9の軸心を中心として120度の間隔で放射状に配置される。
尚、図12(a)〜(b)に示す内耕耘爪50は、図9において紙面左側に配置される内耕耘爪50であり、図9において紙面右側に配置される内耕耘爪50は、図12(a)〜(b)に示す内耕耘爪50の鏡像体である。
残耕処理爪53は、伝動ケース6の真下近傍の土を耕耘する耕耘爪であり、図9に示すように、右及び左の各爪軸44における残耕処理爪53は、ロータリ軸9において伝動ケース6側に最も近い位置(最内側)に配置される。
次に、耕耘作業について説明する。
図4,図5,図6に示すように、耕耘作業を行う場合、縦向き姿勢にある2枚の支持板25を、第1頭付きピン27を回動支点として、円弧長孔25dに沿って下方向に回動させる。これにより2枚の支持板25を平板18の下辺部18bに沿った横向き姿勢で横方向に並設させて、各支持板25の円弧長孔25dの端部を、中部材21の第2頭付きピン28に当接させる。このとき、図4に示すように中部材21の整地部21aと2枚の支持板25の整地部25fとが直線状に連設される。尚、耕耘作業においては、中部材21の貫通孔21bを、抵抗棒12の第2フック部12cには掛止させずに取り外した状態としておく。
次に、畝立て作業について説明する。
図7及び図8に示すように、畝立て作業を行う場合、横向き姿勢にある2枚の支持板25を、第1頭付きピン27を回動支点として、円弧長孔25dに沿って上方向に回動させることによって、平板18の横方向の中央部に縦向き姿勢として、中部材21の第2頭付きピン28を円弧長孔25dの長孔部25eに掛止させることで、2枚の支持板25が縦向き姿勢に保持されるように構成されている。本構成によれば、円弧長孔25dの長孔部25eによって支持板25の縦向き姿勢を保持することができ、振動等により支持板25が縦向き姿勢から横向き姿勢に動くようなことが少なくなるので、畝立て作業を安定して実施することができる。
尚、畝立て作業においては、抵抗棒12の第2フック部12cを、中部材21の貫通孔21bに挿入して掛止させることによって、中部材21と抵抗棒12とを連結状態にしておく。
この状態において、図8に示すように、平板18の下辺部18bの左右中央部と中部材21によって畝Cの底部C1が形成され、平板18の折れ曲がった一方及び他方の横側部によって、右及び左の横側の畝Cの壁部C2が形成される。
耕耘作業を実施する場合は、ロータリ軸9を正回転(図3の矢印A1の方向)させる。
このとき、図9に示すように、外耕耘爪47は正面視でロータリ軸9の外側に向かって湾曲しているため、耕起土がロータリ軸9の外側に向けて排出される。詳細には、図9において紙面右側に配置される外耕耘爪47では、湾曲傾斜面47bによって耕起土が排出され、図9の紙面左側に配置される外耕耘爪47では、湾曲傾斜面47aによって耕起土が排出される。つまり、耕耘土は、外耕耘爪47の働きによって、伝動ケース6(左右方向の中心)から遠ざかるように両外方に移動しようとする。
〔1〕前述の実施形態では、内耕耘爪50を固定するブラケット46を、平面視においてロータリ軸9の軸心に直交する面に沿うように設けてあるが、この実施形態に限定されるものではなく、内耕耘爪50を固定するブラケット46を、平面視においてロータリ軸9の軸心に直交する面に沿った状態で、ロータリ軸9の半径方向周りに少しひねって傾斜させるように設けても良い。
9 ロータリ軸
47 外耕耘爪
50 内耕耘爪
51 第1傾斜面
52 第2傾斜面
Claims (2)
- 複数の耕耘爪を備えるロータリ軸の回転方向を正回転方向及び逆回転方向に切換可能に構成しており、
前記ロータリ軸の外側に配置される外耕耘爪が、正回転及び逆回転時に耕起土を外側に排出するように構成され、
前記ロータリ軸の内側に配置される内耕耘爪が、正回転時に前記ロータリ軸の内側に向けて耕起土を排出して、逆回転時に前記ロータリ軸の外側に向けて耕起土を排出するように構成されたロータリ耕耘装置。 - 前記外耕耘爪が、正面視で先端側ほど前記ロータリ軸の外側に向かって湾曲し、且つ側面視において回転方向で上手側部分と下手側部分とが対称な形状を有し、
前記内耕耘爪が、正回転時に前記ロータリ軸の内側に向けて耕起土を排出するようガイドする第1傾斜面と、逆回転時に前記ロータリ軸の外側に向けて耕起土を排出するようガイドする第2傾斜面とを有する請求項1に記載のロータリ耕耘装置。
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