JP3881114B2 - 身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置 - Google Patents

身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、身体障害者が自動車を運転する場合に用いるハンドル旋回装置に係り、特に片手不自由者のハンドル操作の場合、あるいは両下肢不自由者が自動車のブレーキ及びアクセル操作を身体障害者用運転装置を介し手動で行なう場合に、ハンドル操作を片手で行なうとともにホーン、方向指示器、ライト、ワイパー等のスイッチ操作を行うための身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車のアクセル操作及びブレーキ操作は右足で行なうようになっているから、下肢が不自由な身体障害者はそのままではブレーキ及びアクセル操作共に不可能である。このため、アクセル操作及びブレーキ操作を手動で行い得るように従来より種々の身体障害者用自動車運転装置が提案されている。
【0003】
一例として、図9において、先に本出願人が実公昭59−36518号で提案した身体障害者用自動車運転装置を示す。この装置では、ステアリングコラム1にレバー取付プレート2が取り付けられており、そのレバー取付プレート2左側にはブレーキ及びアクセル操作レバー3が枢着されている。このレバー3は車両側のブレーキ及びアクセル装置と連動するように連結されており、該操作レバー3を矢印Aの如く押し込むことにより、ブレーキ操作を行なうものである。また操作レバー3を矢印Bの如く手前に引くことにより、アクセル操作を行なう。このような装置でブレーキ操作及びアクセル操作を行なう場合、どちらか一方の手(この場合は左手)で操作しなければならず、ハンドル操作は他方の手(この場合は右手)だけで行なわなければならない。このため、ハンドル(ステアリング)11の右側には旋回用ノブ12が取り付けられており、右手で該ノブを握りハンドルを回動させることでハンドル操作を行なうことができる。
【0004】
また、片手不自由者の場合にも同様にハンドル11に旋回用ノブ12を取り付けて、片手でハンドル操作を行えるようにしている。但し、ブレーキ、アクセル操作は通常通り右足で行えばよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記身体障害者用自動車運転装置では、下肢不自由者が運転する場合、ハンドル右側に取り付けられている旋回用ノブを用いて片手でハンドル操作を行なうことができるが、健常者が通常のハンドル操作を行なう場合、旋回用ノブの握りの部分がハンドルに装着されたままだと服の袖口に引っ掛かる等のハンドル操作の妨げになったりする嫌いがある。
【0006】
また、ホーン、方向指示器、ライト、ワイパー等のスイッチ操作は、従来、ブレーキ及びアクセル操作レバー側に設けていたが、自動車の速度を適切に保つようにアクセル操作を維持しつつ各種スイッチ操作を行うのに熟練を要する問題があった。このため、旋回用ノブのそばに各種スイッチを配置することが考えられるが、この場合には、健常者運転時にスイッチを不用意に動かし、ホーン、方向指示器、ライト等を誤って作動させてしまう問題がでてくる。
【0007】
さらに、片手不自由者の場合には、ホーン、方向指示器、ライト、ワイパー等のスイッチ操作を一時的にハンドルから手を離して行わなければならないことがあり、旋回時には危険を伴う問題も発生している。
【0008】
本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、アクセル及びブレーキ操作を身体障害者用自動車運転装置を介して手動で行う下肢不自由者や片手不自由者が、片手でハンドル操作及びホーン、方向指示器、ライト、ワイパー等のスイッチ操作を容易に行なうことができ、かつ健常者が運転する場合等は旋回グリップ部分及びスイッチユニットを簡単に外して通常のハンドル操作の妨げにならないようにした身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置を提供するにある。
【0009】
本発明の第2の目的は、グリップホルダーに対して着脱自在なスイッチユニットにスイッチを配置し、旋回グリップを握りながら親指等でスイッチを操作可能にしてスイッチ操作性の改善を図った身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置を提供するにある。
【0010】
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置は、
グリップ取付穴が設けられていて自動車のハンドルへの取付手段を有するグリップホルダーと、
前記グリップ取付穴のいずれの開口端からも嵌入自在で嵌入部分の途中位置に部分的に細くなった係合部を有するシャフト及び該シャフトに取り付けられたグリップ本体部を有する旋回グリップと、
前記旋回グリップの着脱操作のために前記グリップホルダー外側に突出した操作部と、該操作部に連動して前記グリップ取付穴の内面から突出自在な係止部とを有していて、前記グリップ取付穴の内面から前記係止部が突出するように付勢されて前記グリップホルダーに設けられた旋回グリップ係止手段と、
スイッチケースを有するととともに、該スイッチケースに設けられたホーン用スイッチ、方向指示器用スイッチ、ライト用スイッチ、ワイパー用スイッチのいずれか又は全部を有しているスイッチユニットとを備え、
前記旋回グリップ係止手段の前記係止部は、前記グリップ取付穴の内面から突出した係止状態から前記操作部の操作により当該内面から突出しない非係止状態に動くことができ、前記係止状態では前記シャフトの係合部と係合して前記シャフトの抜けを防止し、前記操作部の操作により前記非係止状態に駆動されたときに前記シャフトの係合部との係合が外れて前記旋回グリップを着脱自在とすることができ、
前記スイッチケースは嵌合凸部又は嵌合凹溝の対を有し、かつ前記グリップホルダーは前記嵌合凸部又は嵌合凹溝が着脱自在にそれぞれ嵌合する所定方向の嵌合凹溝又は嵌合凸部を有していて、前記スイッチケースは前記操作部を覆うようにかつ前記所定方向に抜け落ちない嵌合構造で前記グリップホルダーに対し着脱自在であり、前記スイッチケースが前記グリップホルダーに装着された状態で、前記スイッチは前記旋回グリップを握った片手で操作可能な配置であることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置の実施の形態を図面に従って説明する。
【0015】
図1乃至図6において、20は自動車のハンドル11に固定される樹脂製のグリップホルダーであり、40は該グリップホルダー20に対し着脱自在でハンドル操作の際に用いられる旋回グリップであり、50は前記グリップホルダー20に対して着脱自在なスイッチユニットである。
【0016】
前記グリップホルダー20には、円形状に貫通させたグリップ取付穴21が設けられるとともに、図5及び図6に示すように、旋回グリップ40を係止するための旋回グリップ係止手段22が設けられている。旋回グリップ係止手段22は、グリップホルダー20内を移動してグリップ取付穴21内面より突出自在な係止部23と、係止部23に一体化される操作部としての押しボタン24とを具備している。前記係止部23はコ字状に折り曲げられた金属板等であり、樹脂等で形成された押しボタン24が嵌着、一体化されている。押しボタン24はグリップホルダー20の内周側の面より突出する向きにばね25で付勢されており、押しボタン24の突出時には係止部23は一部がグリップ取付穴21内面より突出した状態(係止状態)となる。なお、図6の如くグリップ取付穴21の内周面はグリップホルダー20に一体化された金属製ブッシュ27で補強されている。
【0017】
前記グリップホルダー20は、自動車のハンドル11の内周と接するように湾曲しており、ハンドルと接する外周面には図6に示すような階段状凹部29が形成されている。これは、グリップホルダー20をハンドル11に取り付けたときに、滑ってずれるのを防ぐためである。そして、グリップホルダー20をハンドル11に取り付けるために、図3及び図4の如くグリップ取付穴21をはさんだ両側に固定用貫通穴26が内周側から外周側に貫通して設けられている。また、グリップホルダー20の取付のために、金属製の固定バンド30、固定バンド30の両端部の穴に引っ掛かる爪31aを両端部に形成しかつ中央部に螺子穴31bを形成したクリップ31、ワッシャー32、前記螺子穴31bに螺合するボルト33を用いる。なお、ハンドル11の表面が軟らかい材質の場合、図3のようにゴム等の弾性シート34をハンドル11と固定バンド30との間に介在させるとともにグリップホルダー20の外周側を覆う背面カバー35を用いる。
【0018】
グリップホルダー20をハンドル11に取り付けるには、旋回グリップ40が自動車直進状態におけるハンドルの中間高さ位置となるように、固定バンド30をハンドル11に巻いて、該バンド30の両端部の穴に図4の如くクリップ31の爪31aを引掛け、ワッシャー32を嵌めたボルト33を内周側から固定用貫通穴26に挿通してクリップ31の螺子穴31bに螺合して締め付け、固定することで行う。グリップホルダー20はハンドル11の左右どちら側に装着してもよい。
【0019】
前記旋回グリップ40は、図1、図3及び図6に示すように、グリップホルダー20のグリップ取付穴21内に嵌入自在な金属製のシャフト41及び該シャフト41に取り付けられた(一体化された)グリップ本体部45で構成されている。シャフト41は前記グリップ取付穴21(金属製ブッシュ27の内周)にがたつき無く回転自在に嵌入するように円柱状に形成されており、先端部分は取付穴21に嵌入しやすいようにテーパー42が形成されている。シャフト41を取付穴21に嵌入した際に、取付穴21内面に突出している前記旋回グリップ係止手段22の係止部23と接する部分には、該係止部23と係合させるように他の円柱部分よりも部分的に細くなった小径円柱状の係合部43が設けられている。
【0020】
ここで、旋回グリップ40のグリップホルダー20への着脱方法について説明する。グリップホルダー20に装着されている旋回グリップ40を取り外すには、旋回グリップ係止手段22の押しボタン24を押圧し、シャフト41の係合部43と係合していた係止部23をグリップ取付穴21内面から引き込んだ非係止状態とし、そのまま旋回グリップ40を上に持ち上げて抜き取ることで取付穴21から取り外すことができる。グリップホルダー20に装着するときは、旋回グリップ40のシャフト41をグリップ取付穴21に嵌入して押し込む。するとシャフト41のテーパー42で係止部23が弾性力に抗して後退させられ、シャフト41は奥まで入り、係合部43が係止部23に対向する位置になると、係合部43と取付穴21内面に突出する向きに弾性力で付勢されている係止部23が係合して抜けなくなり装着される。
【0021】
スイッチユニット50は、樹脂等で形成されたスイッチケース51にホーン用スイッチSW1、方向指示器用スイッチSW2、ライト用スイッチSW3を設けたものであり、ホーン用スイッチSW1は例えば操作期間中のみオンとなるスイッチ、方向指示器用スイッチSW2は自動車の左折、右折を指示するための切り換えスイッチ、ライト用スイッチSW3は前照灯、車幅灯のオン、オフのための切り換えスイッチである。これらのスイッチSW1,SW2,SW3にはスイッチケース51内にて電気配線のためのハーネス52が接続され、スイッチケース51から引き出されたハーネス52はコネクタ53を介してステアリングコラム側に設けられたホーン、方向指示器、ライトを制御するための電気回路に接続されるようになっている。なお、ホーン用スイッチSW1、方向指示器用スイッチSW2、ライト用スイッチSW3はいずれも旋回グリップ40を握った状態でも操作可能な位置(例えば親指等で操作可能な位置)に配置されており、旋回グリップ40が装着される側となるスイッチケース51上面に取り付けられる。
【0022】
各スイッチSW1,SW2,SW3と前記電気回路とはハンドル内部のホーン用配線等を利用して有線で接続できる。また前記電気回路はホーン用スイッチSW1に対応したホーン制御リレー、方向指示器用スイッチSW2に対応した方向指示器制御リレー、ライト用スイッチSW3に対応したライト制御リレーを内蔵しており、これらのリレーによりホーン、方向指示器、ライトを制御可能である。
【0023】
前記スイッチケース51の両側面には、グリップホルダー20に対する連結手段55として嵌合凸部56を先端に有する延長部57が一体に形成されている。該嵌合凸部56は相互に対向する突条であり、グリップホルダー20側の連結手段としての嵌合凹溝58に着脱自在に嵌合するものである。これら嵌合凹溝58はグリップホルダー20の外周面及び内周側の面に交差する両側面に上下方向に形成されている。但し、スイッチケース51が下方に抜け落ちないように、グリップホルダー20の両側面下縁部に沿って脱落防止用リブ28が形成されている。
【0024】
以上の構成において、本考案の身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置を用いて、例えば下肢障害者が自動車を運転する場合、前述したようにハンドル11に固定バンド30、ボルト33等を用いて固着されたグリップホルダー20のグリップ取付穴21に旋回グリップ40のシャフト41を差し込む。この結果、旋回グリップ40はグリップホルダー20に対して回転自在に取り付け保持された状態となる。さらに、スイッチユニット50のスイッチケース51に形成された嵌合凸部56をグリップホルダー20の嵌合凹溝58に嵌合して、グリップホルダー20に対してスイッチユニット50を一体化し、ハーネス52の先端のコネクタ53を自動車側の電気回路に接続する。これにより、旋回グリップ40を握りながらホーン用スイッチSW1、方向指示器用スイッチSW2、ライト用スイッチSW3を操作可能な運転環境を整える。この運転環境では、運転者は片手(例えば右ハンドル車の場合は右手)で旋回グリップ40を握って回動させることで通常と同じハンドル操作を行なうことができ、同時に旋回グリップ40を握っている側の指で旋回グリップ40近傍に位置するホーン用スイッチSW1、方向指示器用スイッチSW2、ライト用スイッチSW3を操作可能である。従って、残りの片手を用いてアクセル、ブレーキ操作を行うことができる。
【0025】
また、片手不自由者の場合も旋回グリップ40を握りながらホーン用スイッチSW1、方向指示器用スイッチSW2、ライト用スイッチSW3を操作可能であり、ハンドルから手を離すことなく各種スイッチ操作ができることになり、安全性を向上させることができる。
【0026】
なお、健常者が運転する場合には、スイッチユニット50のスイッチケース51に形成された嵌合凸部56をグリップホルダー20の嵌合凹溝58から外して、グリップホルダー20からスイッチユニット50を離脱し、ハーネス52先端部のコネクタ53も外す。これにより、グリップホルダー20の内周側の面に旋回グリップ40の係止解除のための押しボタン24が現れるから、該押しボタン24を押して係止部23をグリップ取付穴21内周面から引っ込んだ(非突出状態とした)状態に保ちながら旋回グリップ40のシャフト41を引き抜く。この結果、ハンドル11にはグリップホルダー20のみが固着された状態となり、健常者の運転に何ら支障がないようにすることができる。
【0027】
この実施の形態によれば、次の通りの効果を得ることができる。
【0028】
(1) グリップホルダー20にスイッチユニット50を着脱自在に一体化しており、グリップホルダー20のグリップ取付穴21に差し込まれた旋回グリップ40を把持した方の手の指(親指等)でスイッチユニット50の各スイッチSW1,SW2,SW3を操作できる。従って、下肢に障害を持つ運転者は片手でハンドル操作とホーン、方向指示器、ライトのスイッチ操作が可能であり、残りの手でアクセル、ブレーキ操作を行うようにでき、運転の操作性が良い。とくに、最近の車両はハンドルとダッシュパネルの間隔が狭いものが多いため、図9に示したアクセル、ブレーキの操作レバーにスイッチを設けたのでは操作し難いものがあったが、この問題を解消できる。
【0029】
(2) 旋回グリップ40及びスイッチユニット50は、グリップホルダー20に対して工具を用いることなく着脱自在であり、健常者の運転の時は双方共に取り外すことで、通常の運転操作を支障無く行うことができる。また、健常者の運転時に不用意にスイッチユニット50のスイッチ操作をしてしまう危険を未然に防止できる。
【0030】
(3) スイッチユニット50は旋回グリップ係止手段20の操作部としての押しボタン24を覆うように装着されるから、旋回グリップ40のシャフト41をグリップ取付穴21に差し込んで使用しているときに、押しボタン24を不用意に押して旋回グリップ40が外れてしまうような事故を未然に防ぐことができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0031】
図7及び図8は上記実施の形態に付加することが可能な方向指示器自動キャンセラー機構を示す。これらの図において、ハンドル11の回軸部15に操作部材16が固着され、一方ステアリングコラム1に固定の固定ボックス17の上面に一対のマイクロスイッチ18の操作部18aが配置されている。固定ボックス17は上記実施の形態で述べた制御用の電気回路が収納されており、一対のマイクロスイッチ18は固定ボックス17に取り付けられている。この場合、所定のハンドル角度(例えば、直進時のハンドル角度に対して35°等)左又は右回転した時に、マイクロスイッチ18の操作部18aを操作部材16が押圧、操作することで方向指示器の動作を自動的にキャンセルすることが可能である。
【0032】
なお、上記の実施の形態において、スイッチユニット50をグリップホルダー20に着脱自在に連結する手段としてスイッチユニット50側に凸部、グリップホルダー20側に凹部を形成したが、逆にスイッチユニット50側に凹部、グリップホルダー20側に凸部を形成してもよい。
【0033】
また、スイッチユニット50にホーン用スイッチSW1、方向指示器用スイッチSW2、ライト用スイッチSW3のいずれかを設ける構成とすることもできる。但し、操作性を考慮すると、ホーン用スイッチSW1、方向指示器用スイッチSW2、ライト用スイッチSW3の全てがスイッチユニット50に設けられている方が好ましい。さらに、必要に応じて、ワイパー用スイッチを増設するようにしてもよい。
【0034】
前記実施の形態では、ホーン用スイッチSW1、方向指示器用スイッチSW2、ライト用スイッチSW3とリレー内蔵の制御用の電気回路とは有線で接続したが、ホーン用スイッチSW1、方向指示器用スイッチSW2、ライト用スイッチSW3により前記電気回路を無線で操作することも可能である。
【0035】
以上本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者には自明であろう。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置によれば、グリップ取付穴が設けられたグリップホルダーと、前記グリップ取付穴に嵌入自在で嵌入部分の途中位置に部分的に細くなった係合部を有するシャフト及び該シャフトに取り付けられたグリップ本体部を有する旋回グリップと、前記旋回グリップの着脱操作のために前記グリップホルダー外側に突出した操作部及び前記シャフトを係止する係止部とを有する旋回グリップ係止手段と、スイッチケース及び該スイッチケースに設けられたスイッチとを有していて前記グリップホルダーに対して着脱自在なスイッチユニットとを備えているので、旋回グリップを握っている片手の親指等でホーン、方向指示器、ライト、ワイパー等のスイッチ操作を可能にして操作性の改善を図ることができる。
【0037】
また、旋回グリップ及びスイッチユニットは、グリップホルダーに対して着脱自在であり、健常者の運転の時は双方共に取り外すことで、通常の運転操作を支障無く行うことができ、健常者の運転時に不用意にスイッチユニットのスイッチ操作をしてしまう危険を未然に防止でき、信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る身体障害者用スイッチ付ハンドル旋回装置の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】実施の形態におけるグリップホルダーの取付構造部分の分解斜視図である。
【図4】同じくグリップホルダーの取付構造部分の横断面図である。
【図5】実施の形態の平断面図である。
【図6】実施の形態の横断面図である。
【図7】上記実施の形態に付加可能な方向指示器自動キャンセラー機構の概略斜視図である。
【図8】前記方向指示器自動キャンセラー機構の主要部の概略正断面図である。
【図9】従来の身体障害者用自動車運転装置の運転席上方より見た斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリングコラム
2 レバー取付プレート
3 アクセル操作レバー
11 ハンドル
12 旋回用ノブ
20 グリップホルダー
21 グリップ取付穴
22 旋回グリップ係止手段
23 係止部
24 押しボタン
25 ばね
26 固定用貫通穴
27 ブッシュ
28 脱落防止用リブ
30 固定バンド
31 クリップ
32 ワッシャー
33 ボルト
34 弾性シート
35 背面カバー
40 旋回グリップ
41 シャフト
45 グリップ本体部
50 スイッチユニット
51 スイッチケース
52 ハーネス
55 連結手段
56 嵌合凸部
57 延長部
58 嵌合凹溝
SW1 ホーン用スイッチ
SW2 方向指示器用スイッチ
SW3 ライト用スイッチ

Claims (1)

  1. グリップ取付穴が設けられていて自動車のハンドルへの取付手段を有するグリップホルダーと、
    前記グリップ取付穴に嵌入自在で嵌入部分の途中位置に部分的に細くなった係合部を有するシャフト及び該シャフトに取り付けられたグリップ本体部を有する旋回グリップと、
    前記旋回グリップの着脱操作のために前記グリップホルダー外側に突出した操作部と、該操作部に連動して前記グリップ取付穴の内面から突出自在な係止部とを有していて、前記グリップ取付穴の内面から前記係止部が突出するように付勢されて前記グリップホルダーに設けられた旋回グリップ係止手段と、
    スイッチケースを有するととともに、該スイッチケースに設けられたホーン用スイッチ、方向指示器用スイッチ、ライト用スイッチ、ワイパー用スイッチのいずれか又は全部を有しているスイッチユニットとを備え、
    前記旋回グリップ係止手段の前記係止部は、前記グリップ取付穴の内面から突出した係止状態から前記操作部の操作により当該内面から突出しない非係止状態に動くことができ、前記係止状態では前記シャフトの係合部と係合して前記シャフトの抜けを防止し、前記操作部の操作により前記非係止状態に駆動されたときに前記シャフトの係合部との係合が外れて前記旋回グリップを着脱自在とすることができ、
    前記スイッチケースは嵌合凸部又は嵌合凹溝の対を有し、かつ前記グリップホルダーは前記嵌合凸部又は嵌合凹溝が着脱自在にそれぞれ嵌合する所定方向の嵌合凹溝又は嵌合凸部を有していて、前記スイッチケースは前記操作部を覆うようにかつ前記所定方向に抜け落ちない嵌合構造で前記グリップホルダーに対し着脱自在であり、前記スイッチケースが前記グリップホルダーに装着された状態で、前記スイッチは前記旋回グリップを握った片手で操作可能な配置であることを特徴とする身体障害者用ハンドル旋回装置。
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