JP3109722B2 - ステアリングホイール - Google Patents
ステアリングホイールInfo
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- JP3109722B2 JP3109722B2 JP07253498A JP25349895A JP3109722B2 JP 3109722 B2 JP3109722 B2 JP 3109722B2 JP 07253498 A JP07253498 A JP 07253498A JP 25349895 A JP25349895 A JP 25349895A JP 3109722 B2 JP3109722 B2 JP 3109722B2
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- steering wheel
- horn
- locking
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタの固定構
造を有したステアリングホイールに関する。
造を有したステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開平1−85182号
公報に記載されたステアリングホイールが知られてい
る。そして、このステアリングホイールは、ステアリン
グシャフトに固定されるステアリングホイール本体と、
このステアリングホイール本体の乗員側に取り付けられ
たパッド体とを備え、ステアリングホイール本体のスポ
ーク部には、ホーンスイッチ機構が設けられている。ま
た、ステアリングホイール本体のボス部の車体側には、
ボス部およびスポーク部の乗員側を覆う下部カバーが取
り付けられているとともに、この下部カバーには、車体
側に設けたホーン機構などの電気部品と、ステアリング
ホイールに設けたホーンスイッチ機構などの電気部品と
を接続するケーブル用リール装置(スパイラルケーブ
ル)が取り付けられる。さらに、このケーブル用リール
装置から導出されたハーネスと、ホーンスイッチ機構か
ら導出されたハーネスとは、コネクタにより着脱可能に
接続されている。また、下部カバーからは、ボスプレー
トに係合してボスプレートの乗員側に突出する一対のフ
ックが突設され、これらフックの間に、コネクタを係合
保持するようになっている。
公報に記載されたステアリングホイールが知られてい
る。そして、このステアリングホイールは、ステアリン
グシャフトに固定されるステアリングホイール本体と、
このステアリングホイール本体の乗員側に取り付けられ
たパッド体とを備え、ステアリングホイール本体のスポ
ーク部には、ホーンスイッチ機構が設けられている。ま
た、ステアリングホイール本体のボス部の車体側には、
ボス部およびスポーク部の乗員側を覆う下部カバーが取
り付けられているとともに、この下部カバーには、車体
側に設けたホーン機構などの電気部品と、ステアリング
ホイールに設けたホーンスイッチ機構などの電気部品と
を接続するケーブル用リール装置(スパイラルケーブ
ル)が取り付けられる。さらに、このケーブル用リール
装置から導出されたハーネスと、ホーンスイッチ機構か
ら導出されたハーネスとは、コネクタにより着脱可能に
接続されている。また、下部カバーからは、ボスプレー
トに係合してボスプレートの乗員側に突出する一対のフ
ックが突設され、これらフックの間に、コネクタを係合
保持するようになっている。
【0003】そして、このステアリングホイールを組み
立てる際は、まず、ステアリングシャフトに、パッド体
を取り外したステアリングホイール本体を嵌着し、ナッ
トを締め付けて固定する。そして、ケーブル用リール装
置のハーネスとホーンスイッチ機構のハーネスとを接続
したコネクタを、乗員側からステアリングシャフトの長
手方向に沿ってフックの間に押し込み、これらフックの
間に係合保持する。続いて、ボルトを用いてステアリン
グホイール本体にパッド体を固定し、ボスプレートの乗
員側を覆うようになっている。
立てる際は、まず、ステアリングシャフトに、パッド体
を取り外したステアリングホイール本体を嵌着し、ナッ
トを締め付けて固定する。そして、ケーブル用リール装
置のハーネスとホーンスイッチ機構のハーネスとを接続
したコネクタを、乗員側からステアリングシャフトの長
手方向に沿ってフックの間に押し込み、これらフックの
間に係合保持する。続いて、ボルトを用いてステアリン
グホイール本体にパッド体を固定し、ボスプレートの乗
員側を覆うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
ステアリングホイール本体にパッド体を取り付けた状態
では、コネクタの固定作業あるいは着脱作業など、コネ
クタに関する作業を行うことができない問題を有してい
る。特に、パッド体がエアバッグ装置を組み込んだエア
バッグモジュールの場合などには、パッド体の着脱が煩
雑で、コネクタに関する作業の作業効率が悪化する問題
を有している。
ステアリングホイール本体にパッド体を取り付けた状態
では、コネクタの固定作業あるいは着脱作業など、コネ
クタに関する作業を行うことができない問題を有してい
る。特に、パッド体がエアバッグ装置を組み込んだエア
バッグモジュールの場合などには、パッド体の着脱が煩
雑で、コネクタに関する作業の作業効率が悪化する問題
を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、コネクタに関する作業を容易に行うことができる
ステアリングホイールを提供することを目的とする。
ので、コネクタに関する作業を容易に行うことができる
ステアリングホイールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のステアリ
ングホイールは、ステアリングホイール本体と、このス
テアリングホイール本体に取り付けられるパッド体とを
具備し、前記ステアリングホイール本体は、第1のコネ
クタ部および第2のコネクタ部が互いに着脱可能に接続
されるコネクタと、基板部、この基板部に設けられ前記
コネクタが配置される取付部、この取付部に設けられ前
記第1のコネクタ部を係脱可能に保持する第1の係止
部、および前記第1のコネクタ部に接続された第2のコ
ネクタ部を係脱可能に保持する第2の係止部を設けた基
体と、前記第1のコネクタ部に対向して開口した開口部
を設けたカバー体とを備え、第1の係止部は、前記基板
部から突設され前記第1のコネクタ部を挟持する対をな
す第1の腕部と、これら第1の腕部から互いに接近する
方向に突設された第1の爪部とを有し、第2の係止部
は、前記基板部を平面略U字状に切り欠き前記取付部に
沿って形成された第2の腕部と、この第2の腕部から突
設されて前記第2のコネクタ部を係止する第2の爪部と
を有したものである。
ングホイールは、ステアリングホイール本体と、このス
テアリングホイール本体に取り付けられるパッド体とを
具備し、前記ステアリングホイール本体は、第1のコネ
クタ部および第2のコネクタ部が互いに着脱可能に接続
されるコネクタと、基板部、この基板部に設けられ前記
コネクタが配置される取付部、この取付部に設けられ前
記第1のコネクタ部を係脱可能に保持する第1の係止
部、および前記第1のコネクタ部に接続された第2のコ
ネクタ部を係脱可能に保持する第2の係止部を設けた基
体と、前記第1のコネクタ部に対向して開口した開口部
を設けたカバー体とを備え、第1の係止部は、前記基板
部から突設され前記第1のコネクタ部を挟持する対をな
す第1の腕部と、これら第1の腕部から互いに接近する
方向に突設された第1の爪部とを有し、第2の係止部
は、前記基板部を平面略U字状に切り欠き前記取付部に
沿って形成された第2の腕部と、この第2の腕部から突
設されて前記第2のコネクタ部を係止する第2の爪部と
を有したものである。
【0007】そして、この構成では、ステアリングホイ
ール本体にパッド体を取り付けた状態のままで、第1の
係止部に保持された第1のコネクタ部に、カバー体の開
口部を利用して、第2のコネクタ部が接続あるいは取り
外しされる。第1のコネクタ部に接続した第2のコネク
タ部は、第2の係止部に係止して保持される。さらに、
第1のコネクタ部と第2のコネクタ部とを接続したコネ
クタは、第1の腕部の間に取付部に向かって押し込むこ
とにより、第1の腕部に挟持されるとともに第1の爪部
に係止されて基体に保持される。また、第1のコネクタ
部と第2のコネクタ部とを分離した状態では、第1のコ
ネクタ部は、第1の腕部の間に取付部に向かって押し込
むことにより、第1の腕部に挟持されるとともに第1の
爪部に係止されて基体に保持され、また、第2のコネク
タ部は、取付部に沿って第1のコネクタ部に向かって押
し込むことにより、第1のコネクタ部に接続されるとと
もに第2の爪部に係止して保持される。
ール本体にパッド体を取り付けた状態のままで、第1の
係止部に保持された第1のコネクタ部に、カバー体の開
口部を利用して、第2のコネクタ部が接続あるいは取り
外しされる。第1のコネクタ部に接続した第2のコネク
タ部は、第2の係止部に係止して保持される。さらに、
第1のコネクタ部と第2のコネクタ部とを接続したコネ
クタは、第1の腕部の間に取付部に向かって押し込むこ
とにより、第1の腕部に挟持されるとともに第1の爪部
に係止されて基体に保持される。また、第1のコネクタ
部と第2のコネクタ部とを分離した状態では、第1のコ
ネクタ部は、第1の腕部の間に取付部に向かって押し込
むことにより、第1の腕部に挟持されるとともに第1の
爪部に係止されて基体に保持され、また、第2のコネク
タ部は、取付部に沿って第1のコネクタ部に向かって押
し込むことにより、第1のコネクタ部に接続されるとと
もに第2の爪部に係止して保持される。
【0008】請求項2記載のステアリングホイールは、
請求項1記載のステアリングホイールにおいて、基体に
は、第1のコネクタ部に当接し、この第1のコネクタ部
に第2のコネクタ部を接続する方向への移動を阻止する
位置決め部が設けられたものである。
請求項1記載のステアリングホイールにおいて、基体に
は、第1のコネクタ部に当接し、この第1のコネクタ部
に第2のコネクタ部を接続する方向への移動を阻止する
位置決め部が設けられたものである。
【0009】そして、この構成では、第1の係止部に保
持された第1のコネクタ部に、第2のコネクタ部を押し
付けて接続する際に、第1のコネクタ部が移動せず、コ
ネクタの接続作業が容易かつ確実になる。
持された第1のコネクタ部に、第2のコネクタ部を押し
付けて接続する際に、第1のコネクタ部が移動せず、コ
ネクタの接続作業が容易かつ確実になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のステアリングホイ
ールの一実施の形態を図面を参照して説明する。
ールの一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】図3において、1は自動車のステアリング
ホイールで、このステアリングホイール1は、ステアリ
ングホイール本体2と、このステアリングホイール本体
2の乗員側である上側に取り付けられたパッド体3とな
どから構成されている。
ホイールで、このステアリングホイール1は、ステアリ
ングホイール本体2と、このステアリングホイール本体
2の乗員側である上側に取り付けられたパッド体3とな
どから構成されている。
【0012】そして、図1、図3、および図4に示すよ
うに、ステアリングホイール本体2は、円環状のリム部
5と、このリム部5の内側に位置するボス部6と、これ
らリム部5とボス部6とを連結する複数のスポーク7部
とを備えている。また、ボス部6の車体側となる下部に
は、図示しないステアリングシャフトに嵌着されるボス
8が設けられているとともに、このボス8に、ボス体8a
が一体的に固着されている。そして、このボス体8aに、
スポーク部4の芯金4aが接続され、さらに、この芯金4a
に、図示しないリム部5の芯金が接続されている。そし
て、このリム部5の芯金の外周部と、スポーク部4の芯
金4aのリム部5側の部分とには、軟質の発泡ポリウレタ
ン樹脂などからなる表皮部9が形成されている。
うに、ステアリングホイール本体2は、円環状のリム部
5と、このリム部5の内側に位置するボス部6と、これ
らリム部5とボス部6とを連結する複数のスポーク7部
とを備えている。また、ボス部6の車体側となる下部に
は、図示しないステアリングシャフトに嵌着されるボス
8が設けられているとともに、このボス8に、ボス体8a
が一体的に固着されている。そして、このボス体8aに、
スポーク部4の芯金4aが接続され、さらに、この芯金4a
に、図示しないリム部5の芯金が接続されている。そし
て、このリム部5の芯金の外周部と、スポーク部4の芯
金4aのリム部5側の部分とには、軟質の発泡ポリウレタ
ン樹脂などからなる表皮部9が形成されている。
【0013】また、ステアリングホイール本体2の下側
には、ボス部6およびスポーク部7のボス部6側の部分
の下側部を覆うカバー体としての下部カバー11が取り付
けられている。そして、この下部カバー11には、図1に
示すように、下面に、ボス8が挿通するボス用通孔12が
形成されているとともに、このボス用通孔12を囲んで、
下方に開口するケーブル用リール装置取付部14が形成さ
れている。そして、このケーブル用リール装置取付部14
には、図3に示すように、ケーブル用リール装置15が嵌
合されるようになっている。また、このケーブル用リー
ル装置15は、ステアリングシャフトのコラム側に予め固
定され、中空円環状をなすケースの内部に、捲回された
フラットケーブル(スパイラルケーブル)が収納され
て、固定された車体側と回転するステアリングホイール
1側との間などを電気的に接続できるようになってい
る。また、この下部カバー11の後側部(乗員に対する手
前側)には、略矩形状をなす開口部16が形成されている
とともに、この開口部16は、着脱可能な蓋体17により開
閉されるようになっている。
には、ボス部6およびスポーク部7のボス部6側の部分
の下側部を覆うカバー体としての下部カバー11が取り付
けられている。そして、この下部カバー11には、図1に
示すように、下面に、ボス8が挿通するボス用通孔12が
形成されているとともに、このボス用通孔12を囲んで、
下方に開口するケーブル用リール装置取付部14が形成さ
れている。そして、このケーブル用リール装置取付部14
には、図3に示すように、ケーブル用リール装置15が嵌
合されるようになっている。また、このケーブル用リー
ル装置15は、ステアリングシャフトのコラム側に予め固
定され、中空円環状をなすケースの内部に、捲回された
フラットケーブル(スパイラルケーブル)が収納され
て、固定された車体側と回転するステアリングホイール
1側との間などを電気的に接続できるようになってい
る。また、この下部カバー11の後側部(乗員に対する手
前側)には、略矩形状をなす開口部16が形成されている
とともに、この開口部16は、着脱可能な蓋体17により開
閉されるようになっている。
【0014】さらに、図4に示すように、ステアリング
ホイール本体2のボス部6には、両側一対のホーンスイ
ッチ機構20,20が設けられている。そして、各ホーンス
イッチ機構20は、図示しない固定接点と、この固定接点
に対向する可動接点を設けたホーンプレート21とを備え
ている。そして、このホーンプレート21は、弾性的に昇
降可能に設けられているとともに、このホーンプレート
21には、ボルトなどを用いてパッド体3が取り付けられ
ており、このパッド体3を押動することにより、固定接
点と可動接点とが接触して、ホーンが吹鳴されるように
なっている。
ホイール本体2のボス部6には、両側一対のホーンスイ
ッチ機構20,20が設けられている。そして、各ホーンス
イッチ機構20は、図示しない固定接点と、この固定接点
に対向する可動接点を設けたホーンプレート21とを備え
ている。そして、このホーンプレート21は、弾性的に昇
降可能に設けられているとともに、このホーンプレート
21には、ボルトなどを用いてパッド体3が取り付けられ
ており、このパッド体3を押動することにより、固定接
点と可動接点とが接触して、ホーンが吹鳴されるように
なっている。
【0015】また、パッド体3は、エアバッグ装置を設
けたエアバッグモジュールを構成するもので、ベースプ
レート24に、袋状のエアバッグ25、ガスを噴射するイン
フレータ26、および折り畳んだエアバッグ25を覆うカバ
ー体27などを取り付けて構成されている。そして、この
エアバッグ装置は、自動車の衝突時などにインフレータ
26からエアバッグ25内にガスを噴射して、エアバッグ25
を膨張させ、この膨張の圧力によりカバー体27を開裂さ
せて、エアバッグ25を乗員の前面に膨張、展開させるよ
うになっている。
けたエアバッグモジュールを構成するもので、ベースプ
レート24に、袋状のエアバッグ25、ガスを噴射するイン
フレータ26、および折り畳んだエアバッグ25を覆うカバ
ー体27などを取り付けて構成されている。そして、この
エアバッグ装置は、自動車の衝突時などにインフレータ
26からエアバッグ25内にガスを噴射して、エアバッグ25
を膨張させ、この膨張の圧力によりカバー体27を開裂さ
せて、エアバッグ25を乗員の前面に膨張、展開させるよ
うになっている。
【0016】さらに、ステアリングホイール本体2に
は、図1ないし図5に示すように、ケーブル用リール装
置15とホーンスイッチ機構20とを電気的に接続するコネ
クタ31と、このコネクタ31が取り付けられた基体として
の部品保護用カバー体33とが設けられている。そして、
コネクタ31は、第1のコネクタ部としてのホーン側コネ
クタ35と、第2のコネクタ部としてのリール側コネクタ
36とから構成され、これらホーン側コネクタ35とリール
側コネクタ36とが互いに着脱可能に電気的および機械的
に接続されるようになっている。そして、ホーン側コネ
クタ35は、ホーンスイッチ機構20に接続されたホーンハ
ーネス37に接続された4極雌コネクタである一方、リー
ル側コネクタ36は、ケーブル用リール装置15から導出さ
れたリード線38に接続された4極雄コネクタであり、こ
のコネクタ31を介して、ホーンスイッチ機構20が、車体
側のホーン機構(ホーン電源)に接続されたケーブル用
リール装置15に接続されている。
は、図1ないし図5に示すように、ケーブル用リール装
置15とホーンスイッチ機構20とを電気的に接続するコネ
クタ31と、このコネクタ31が取り付けられた基体として
の部品保護用カバー体33とが設けられている。そして、
コネクタ31は、第1のコネクタ部としてのホーン側コネ
クタ35と、第2のコネクタ部としてのリール側コネクタ
36とから構成され、これらホーン側コネクタ35とリール
側コネクタ36とが互いに着脱可能に電気的および機械的
に接続されるようになっている。そして、ホーン側コネ
クタ35は、ホーンスイッチ機構20に接続されたホーンハ
ーネス37に接続された4極雌コネクタである一方、リー
ル側コネクタ36は、ケーブル用リール装置15から導出さ
れたリード線38に接続された4極雄コネクタであり、こ
のコネクタ31を介して、ホーンスイッチ機構20が、車体
側のホーン機構(ホーン電源)に接続されたケーブル用
リール装置15に接続されている。
【0017】また、部品保護用カバー体33は、ホーンハ
ーネス37などがボス体8aに接触しないように保護するも
ので、基板部41と、この基板部41の縁部の一部から上下
側に突設されたフランジ部42と、この基板部41の複数箇
所から突設された取付片部43となどが合成樹脂などにて
一体に形成され、取付片部43をスポーク部4の芯金4aあ
るいはボス体8aなどにねじ止めなどして取り付けられて
いる。さらに、この基板部41には、コネクタ31が配置さ
れる取付部45が設けられ、この基板部41の取付部45に
は、ホーン側コネクタ35を着脱可能に係合保持する第1
の係止部46と、ホーン側コネクタ35に接続されたリール
側コネクタ36を着脱可能に係合保持する第2の係止部47
となどが形成されている。そして、第1の係止部46に
は、基板部41から上側に突設された弾性変形可能な両側
一対の第1の腕部46a と、この第1の腕部46a の上端部
から互いに接近する方向に突設された第1の爪部46b と
が形成されている。また、第2の係止部47は、基板部41
を平面略U字状に切り欠いてなる弾性変形可能な第2の
腕部47a と、この第2の腕部47a の先端部から上側に突
設された第2の爪部47b とが形成されている。さらに、
この基板部41には、第2の爪部47b に対向して、位置決
め部としての一対の当接部48が形成されているととも
に、取付部45から離間した位置に、ホーンハーネス37を
挟持して保持するコード押え51が突設されている。
ーネス37などがボス体8aに接触しないように保護するも
ので、基板部41と、この基板部41の縁部の一部から上下
側に突設されたフランジ部42と、この基板部41の複数箇
所から突設された取付片部43となどが合成樹脂などにて
一体に形成され、取付片部43をスポーク部4の芯金4aあ
るいはボス体8aなどにねじ止めなどして取り付けられて
いる。さらに、この基板部41には、コネクタ31が配置さ
れる取付部45が設けられ、この基板部41の取付部45に
は、ホーン側コネクタ35を着脱可能に係合保持する第1
の係止部46と、ホーン側コネクタ35に接続されたリール
側コネクタ36を着脱可能に係合保持する第2の係止部47
となどが形成されている。そして、第1の係止部46に
は、基板部41から上側に突設された弾性変形可能な両側
一対の第1の腕部46a と、この第1の腕部46a の上端部
から互いに接近する方向に突設された第1の爪部46b と
が形成されている。また、第2の係止部47は、基板部41
を平面略U字状に切り欠いてなる弾性変形可能な第2の
腕部47a と、この第2の腕部47a の先端部から上側に突
設された第2の爪部47b とが形成されている。さらに、
この基板部41には、第2の爪部47b に対向して、位置決
め部としての一対の当接部48が形成されているととも
に、取付部45から離間した位置に、ホーンハーネス37を
挟持して保持するコード押え51が突設されている。
【0018】そして、このステアリングホイール1の組
み立て時などに、コネクタ31を部品保護用カバー体33に
着脱する際には、2通りの方法を採ることができる。
み立て時などに、コネクタ31を部品保護用カバー体33に
着脱する際には、2通りの方法を採ることができる。
【0019】まず、ステアリングホイール本体2からパ
ッド体3を取り外した状態では、図6に示すように、ホ
ーン側コネクタ35とリール側コネクタ36とを接続してコ
ネクタ31を構成した状態で、このコネクタ31を下側に向
かってすなわちステアリングシャフトの軸方向に沿って
第1の係止部46の第1の腕部46a 間に押し込むことによ
り、これら第1の腕部46a の間にホーン側コネクタ35の
両側部が挟持され、第1の爪部46b にホーン側コネクタ
35の上面が係止されてコネクタ31が係合保持される。ま
た、この状態で、コネクタ31の両端部に当接部48と第2
の爪部47b とが当接して、取付部45の面に沿った方向す
なわちステアリングシャフトの軸方向と直交する方向に
コネクタ31が移動しないように位置決め保持されてい
る。
ッド体3を取り外した状態では、図6に示すように、ホ
ーン側コネクタ35とリール側コネクタ36とを接続してコ
ネクタ31を構成した状態で、このコネクタ31を下側に向
かってすなわちステアリングシャフトの軸方向に沿って
第1の係止部46の第1の腕部46a 間に押し込むことによ
り、これら第1の腕部46a の間にホーン側コネクタ35の
両側部が挟持され、第1の爪部46b にホーン側コネクタ
35の上面が係止されてコネクタ31が係合保持される。ま
た、この状態で、コネクタ31の両端部に当接部48と第2
の爪部47b とが当接して、取付部45の面に沿った方向す
なわちステアリングシャフトの軸方向と直交する方向に
コネクタ31が移動しないように位置決め保持されてい
る。
【0020】一方、ステアリングホイール本体2にパッ
ド体3を組み付けた状態でコネクタの接続を行う場合に
は、図1に示すように、予めホーン側コネクタ35を第1
の係止部46に係合して取付部45に保持し、この状態か
ら、下部カバー11の開口部16を利用して作業を行い、第
2の腕部47a を変形させながらリール側コネクタ36を基
板部41の上面に沿って挿入し、ホーン側コネクタ35に接
続する。この場合、ホーン側コネクタ35の前端部は当接
部48に当接して位置決めされるため、リール側コネクタ
36を押し込む際の位置ずれが防止され作業が容易である
とともに、リール側コネクタ36の後端部が第2の爪部47
b に係止して位置決めされるため、リール側コネクタ36
がホーン側コネクタ35から外れることなく、また、コネ
クタ31全体のがたつきや異音の発生が防止される。
ド体3を組み付けた状態でコネクタの接続を行う場合に
は、図1に示すように、予めホーン側コネクタ35を第1
の係止部46に係合して取付部45に保持し、この状態か
ら、下部カバー11の開口部16を利用して作業を行い、第
2の腕部47a を変形させながらリール側コネクタ36を基
板部41の上面に沿って挿入し、ホーン側コネクタ35に接
続する。この場合、ホーン側コネクタ35の前端部は当接
部48に当接して位置決めされるため、リール側コネクタ
36を押し込む際の位置ずれが防止され作業が容易である
とともに、リール側コネクタ36の後端部が第2の爪部47
b に係止して位置決めされるため、リール側コネクタ36
がホーン側コネクタ35から外れることなく、また、コネ
クタ31全体のがたつきや異音の発生が防止される。
【0021】このように、本実施の形態によれば、部品
保護用カバー体33に、上側と後側とからの2方向からコ
ネクタ31を係合できるようにしたため、ステアリングホ
イール本体2にパッド体3を取り付けた状態と、取り外
した状態とのいずれにおいても作業性良く容易にコネク
タ31を位置決めして保持することができる。このよう
に、パッド体3を取り付けた状態でも、コネクタ31に関
する作業が可能になるため、ステアリングホイール1の
組み立ておよび保守の作業性を向上することができる。
保護用カバー体33に、上側と後側とからの2方向からコ
ネクタ31を係合できるようにしたため、ステアリングホ
イール本体2にパッド体3を取り付けた状態と、取り外
した状態とのいずれにおいても作業性良く容易にコネク
タ31を位置決めして保持することができる。このよう
に、パッド体3を取り付けた状態でも、コネクタ31に関
する作業が可能になるため、ステアリングホイール1の
組み立ておよび保守の作業性を向上することができる。
【0022】また、コネクタ31は、第1の係止部46、第
2の係止部47および当接部48などにより位置決め保持さ
れるため、コネクタ31の外れやがたつきによる異音の発
生などを防止することができる。
2の係止部47および当接部48などにより位置決め保持さ
れるため、コネクタ31の外れやがたつきによる異音の発
生などを防止することができる。
【0023】さらに、ホーン側コネクタ35に接続された
ホーンハーネス37は、部品保護用カバー体33に一体に設
けたフランジ部42およびコード押え51により案内し、他
の部品との接触を避けることができる。
ホーンハーネス37は、部品保護用カバー体33に一体に設
けたフランジ部42およびコード押え51により案内し、他
の部品との接触を避けることができる。
【0024】なお、上記の実施の形態では、部品保護用
カバー体33の基板部41に、第1の係止部46と、当接部48
とを、互いに離間した位置に設けたが、例えば、図7に
示すように、第1の係止部46と当接部48とを一体に形成
してもよく、また、この場合には、ホーン側コネクタ35
の両側に位置して、両側一対の板状の規制リブ61を突設
することもできる。
カバー体33の基板部41に、第1の係止部46と、当接部48
とを、互いに離間した位置に設けたが、例えば、図7に
示すように、第1の係止部46と当接部48とを一体に形成
してもよく、また、この場合には、ホーン側コネクタ35
の両側に位置して、両側一対の板状の規制リブ61を突設
することもできる。
【0025】また、上記の各実施の形態では、ケーブル
用リール装置15とホーンスイッチ機構20との間の接続に
用いるコネクタ31に付いて説明したが、例えば、エアバ
ッグ装置の接続などに用いるコネクタや、スリップリン
グを用いた構成など、他の電装部品のコネクタにも適用
することができる。
用リール装置15とホーンスイッチ機構20との間の接続に
用いるコネクタ31に付いて説明したが、例えば、エアバ
ッグ装置の接続などに用いるコネクタや、スリップリン
グを用いた構成など、他の電装部品のコネクタにも適用
することができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載のステアリングホイールに
よれば、ステアリングホイール本体にパッド体を取り付
けた状態のままで、第2のコネクタ部を着脱でき、第1
の係止部に保持された第1のコネクタ部に第2のコネク
タ部を接続するなどコネクタに関する作業が可能にな
る。そこで、ステアリングホイールの組み立ておよび保
守の作業性を向上することができる。また、第1の係止
部および第2の係止部により、コネクタを確実に保持
し、外れや異音などを防止することができる。さらに、
第1のコネクタ部に第2のコネクタ部を接続した状態あ
るいは分離した状態のいずれにおいても、容易かつ確実
にコネクタを取り付けでき、ステアリングホイールの組
み立ておよび保守の作業性を向上することができる。
よれば、ステアリングホイール本体にパッド体を取り付
けた状態のままで、第2のコネクタ部を着脱でき、第1
の係止部に保持された第1のコネクタ部に第2のコネク
タ部を接続するなどコネクタに関する作業が可能にな
る。そこで、ステアリングホイールの組み立ておよび保
守の作業性を向上することができる。また、第1の係止
部および第2の係止部により、コネクタを確実に保持
し、外れや異音などを防止することができる。さらに、
第1のコネクタ部に第2のコネクタ部を接続した状態あ
るいは分離した状態のいずれにおいても、容易かつ確実
にコネクタを取り付けでき、ステアリングホイールの組
み立ておよび保守の作業性を向上することができる。
【0027】請求項2記載のステアリングホイールによ
れば、請求項1記載の効果に加え、基体には、第1のコ
ネクタ部に当接し、この第1のコネクタ部に第2のコネ
クタ部を接続する方向への移動を移動を阻止する位置決
め部を設けたため、第1の係止部に保持された第1のコ
ネクタ部に、第2のコネクタ部を押し付けて接続する際
に、第1のコネクタ部が移動せず、コネクタの接続作業
を容易かつ確実にすることができる。
れば、請求項1記載の効果に加え、基体には、第1のコ
ネクタ部に当接し、この第1のコネクタ部に第2のコネ
クタ部を接続する方向への移動を移動を阻止する位置決
め部を設けたため、第1の係止部に保持された第1のコ
ネクタ部に、第2のコネクタ部を押し付けて接続する際
に、第1のコネクタ部が移動せず、コネクタの接続作業
を容易かつ確実にすることができる。
【図1】本発明のステアリングホイールの一実施の形態
を示すコネクタの取り付け作業の説明図である。
を示すコネクタの取り付け作業の説明図である。
【図2】同上ステアリングホイールの基体およびコネク
タの斜視図である。
タの斜視図である。
【図3】同上ステアリングホイールの平面図である。
【図4】同上ステアリングホイール本体の平面図であ
る。
る。
【図5】同上ステアリングホイールの基体の平面図であ
る。
る。
【図6】同上ステアリングホイールのコネクタの取り付
け作業の説明図である。
け作業の説明図である。
【図7】本発明のステアリングホイールの他の実施の形
態を示す基体およびコネクタの斜視図である。
態を示す基体およびコネクタの斜視図である。
1 ステアリングホイール 2 ステアリングホイール本体 3 パッド体 11 カバー体としての下部カバー 16 開口部 31 コネクタ 33 基体としての部品保護用カバー体 35 第1のコネクタ部としてのホーン側コネクタ 36 第2のコネクタ部としてのリール側コネクタ41 基板部 45 取付部 46 第1の係止部 46a 第1の腕部 46b 第1の爪部 47 第2の係止部 47a 第2の腕部 47b 第2の爪部 48 位置決め部としての当接部
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリングホイール本体と、このステ
アリングホイール本体に取り付けられるパッド体とを具
備し、 前記ステアリングホイール本体は、 第1のコネクタ部および第2のコネクタ部が互いに着脱
可能に接続されるコネクタと、基板部、この基板部に設けられ前記 コネクタが配置され
る取付部、この取付部に設けられ前記第1のコネクタ部
を係脱可能に保持する第1の係止部、および前記第1の
コネクタ部に接続された第2のコネクタ部を係脱可能に
保持する第2の係止部を設けた基体と、 前記第1のコネクタ部に対向して開口した開口部を設け
たカバー体とを備え、 第1の係止部は、前記基板部から突設され前記第1のコ
ネクタ部を挟持する対をなす第1の腕部と、これら第1
の腕部から互いに接近する方向に突設された第1の爪部
とを有し、 第2の係止部は、前記基板部を平面略U字状に切り欠き
前記取付部に沿って形成された第2の腕部と、この第2
の腕部から突設されて前記第2のコネクタ部を係止する
第2の爪部とを有したことを特徴とするステアリングホ
イール。 - 【請求項2】 基体には、第1のコネクタ部に当接し、
この第1のコネクタ部に第2のコネクタ部を接続する方
向への移動を阻止する位置決め部が設けられたことを特
徴とする請求項1記載のステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07253498A JP3109722B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07253498A JP3109722B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ステアリングホイール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0997663A JPH0997663A (ja) | 1997-04-08 |
JP3109722B2 true JP3109722B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=17252221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07253498A Expired - Fee Related JP3109722B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3109722B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6874727B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2021-05-19 | 豊田合成株式会社 | ステアリングホイール |
JP7139908B2 (ja) * | 2018-11-19 | 2022-09-21 | トヨタ自動車株式会社 | 運転者監視装置の取付構造 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP07253498A patent/JP3109722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0997663A (ja) | 1997-04-08 |
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