JP3865071B2 - レーザノイズ除去回路及び光ディスク装置 - Google Patents
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Description
本発明は、光ディスクにデータを読み書きする光ディスク装置に係り、特にレーザ−ノイズを低減するレーザノイズ除去回路に関する。
従来、光ディスク装置は、半導体レーザから射出されたレーザにより光ディスク面を照射してデータの読み書きを行うが、光ディスクからの戻り光や温度変化によってレーザノイズが増大すると、再生信号に悪影響を及ぼすことになる。そこで、このレーザノイズを低減する方法として、再生RF信号からAPC(Automatic Power Control)用のモニタ出力信号を減算してレーザノイズ成分を相殺する図5に示すようなLNC(Laser Noise Cancel)方法が公知になっている(例えば特許文献1参照)。
図5では、光ディスク(図示せず)に照射されたレーザ光の戻り光(光ディスクからの反射光)は、メイン光検出器20により光電変換され、TIA(Trance Impedance Amp)22により電流電圧変換されてRF信号になり、演算回路30に入力される。一方、前記レーザ光の一部はAPCモニタ用のフロント光検出器24により光電変換され、TIA26により電流電圧変換されてFPD信号になり、演算回路30に入力される。
ここで、RF信号とFPD信号は共に同一のレーザ光を光電変換して得た信号であり、同相のレーザノイズ成分を含んでいるため、演算回路30にてRF信号からFPD信号を減算することにより、RF信号からレーザノイズ成分が除去され、レーザノイズが低減されたRF信号が出力される。
特開10−124919号公報
しかしながら、上記のような従来のレーザノイズキャンセル方法では、レーザノイズは低減されるが、RF信号からFPD信号を減算する時に、RF信号から直流(DC)成分も減算されてしまうため、DC付近の成分で構成されるサーボ信号成分自体に影響を与えることとなり、正確にサーボをかけることが困難になるといった問題があった。
また、フロント光検出器24から得られるFPD信号は、光ディスク装置がデータの書き込みモード時の高出力(特に書き込み時の倍速数が大きくなればなるほど高出力になる)のレーザ光を受光した時も飽和しないようRF信号に対して利得が低く設定されている。それ故、光ディスク装置がデータの読み出しモードになってレーザ光が低出力になると、FPD信号の振幅レベルが非常に低くなる。そのため、APCの制御が困難となると共に、データの読み出しモード時に行われるレーザノイズ除去動作では、場合によってはFPD信号に含まれるレーザノイズと光検出器やTIAなどの回路ノイズとのレベルが変わらなくなり、このような場合、RF信号からFPD信号を減算してもレーザノイズが低減するどころか、反ってノイズが増加するなどの不具合が生じる。なお、この現象は書き込み時の高倍速化が進む程顕著になる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、再生時にAPC信号のゲインを上げることにより、再生時において精度の高いAPCとRF信号からレーザノイズ成分のみの除去が可能となると共に、書き込み時に回路が飽和することを防止して円滑にAPCをかけることができるレーザノイズ除去回路及びレーザノイズ除去回路を搭載した光ディスク装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、レーザ光源から出射されたレーザ光の光ディスクからの反射光を光電変換する第1の光電変換手段と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光の一部を光電変換し且つ利得を前記レーザ光源の出力に応じて変化させる第2の光電変換手段と、前記第2の光電変換手段から得られた第2の信号の直流成分をカットするフィルタ手段と、前記第1の光電変換手段から得られた第1の信号に含まれるレーザノイズを前記フィルタ手段の出力信号を用いて除去するレーザノイズ除去手段とを具備し、前記レーザ光源の出力が小さくなった時に前記第2の光電変換手段の利得を高くして前記レーザノイズ除去手段を動作させることを特徴とする。
また、本発明は、レーザ光源から出射されたレーザ光を光ディスクに照射することによりデータを前記光ディスクに記録もしくは前記光ディスクより再生する光ディスク装置であって、レーザ光源から出射されたレーザ光の光ディスクからの反射光を光電変換する第1の光電変換手段と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光の一部を光電変換し且つ利得を前記レーザ光源の出力に応じて変化させる第2の光電変換手段と、前記第2の光電変換手段から得られた第2の信号の直流成分をカットするフィルタ手段と、前記第1の光電変換手段から得られた第1の信号に含まれるレーザノイズを前記フィルタ手段の出力信号を用いて除去するレーザノイズ除去手段とを具備し、前記レーザ光源の出力が小さくなった時に前記第2の光電変換手段の利得を高くして前記レーザノイズ除去手段を動作させることを特徴とする。
このように本発明のレーザノイズ除去回路及びこの回路を搭載した光ディスク装置では、レーザ光の光ディスクからの反射光は光ディスクの記録信号により変調されていると共にレーザノイズが乗っている。したがって、前記反射光を光電変換して得た第1の信号、即ちRF信号にはレーザノイズが含まれる。一方、レーザ光の一部を光電変換して得られる第2の信号、即ちFPD信号にもレーザノイズが含まれると共にDC成分も含まれている。したがって、FPD信号からフィルタ手段により直流成分をカットすれば、レーザノイズだけが抽出され、このレーザノイズをRF信号から減算すれば、レーザノイズが低減され、しかもDC成分がカットされていないRF信号を得ることができる。また、前記レーザ光源の出力が小さくなる光ディスクの再生時に、前記第2の光電変換手段の利得を高くすれば、第2の信号、即ちFPD信号に含まれているレーザノイズのレベルを高くして、RF信号に含まれるレーザノイズのレベルに合わせることができるため、RF信号から有効且つ効果的にレーザノイズを除去することができると共に、再生時に小さくなるFPD出力のレベルを大きく取ることができるため、精度の高いAPCが可能となる。更に、前記レーザ光源の出力が高くなる光ディスクへのデータの書き込み時に前記第2の光電変換手段の利得を低くすれば、第2の信号、即ち、FPD信号の振幅レベルが高くなり過ぎることがなくなり、回路の飽和を防止することができ、円滑にAPCをかけることができる。
本発明によれば、レーザ光源から出射されたレーザ光の光ディスクからの反射光を光電変換して得たRF信号から、レーザ光の一部を光電変換して得られるFPD信号の直流成分をカットして減算し且つ、前記レーザ光源の出力が小さくなる光ディスクへのデータの読み込み時に前記レーザ光の一部を光電変換する際の利得を高くすれば、RF信号からレーザノイズのみを常に有効に除去することができると共に、再生時に小さくなるFPD出力のレベルを大きく取ることができるため、精度の高いAPCが可能となる。
また、前記レーザ光源の出力が高くなる光ディスクへのデータの書き込み時に、前記第2の光電変換手段の利得を低くすれば、第2の信号、即ち、FPD信号の振幅レベルが高くなり過ぎることがなくなるためFPD回路の飽和を防止することができ、円滑にAPCをかけることができる。
また、前記レーザ光源の出力が高くなる光ディスクへのデータの書き込み時に、前記第2の光電変換手段の利得を低くすれば、第2の信号、即ち、FPD信号の振幅レベルが高くなり過ぎることがなくなるためFPD回路の飽和を防止することができ、円滑にAPCをかけることができる。
RF信号からレーザノイズのみを常に有効に除去することができると共に、FPD出力のレベルを適性に保ち円滑にAPCをかける目的を、再生時に、レーザ光の一部を光電変換して得られるFPD信号の利得を高くすると共に、レーザ光源から出射されたレーザ光の光ディスクからの反射光を光電変換して得たRF信号からこのFPD信号の直流成分をカットして減算することによって、また、光ディスクへのデータの書き込み時に前記FPD信号の利得を低くすることによって実現することができる。
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るレーザノイズ除去回路の構成を示した回路図である。レーザノイズ除去回路90は、半導体レーザなどのレーザ光源(図示せず)から出射されて光ディスク(図示せず)に照射されたレーザ光の反射光を受光して光電変換する光検出器2、光検出器2から出力される電流信号を電圧信号に変換するTIA4と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光の一部を受光して光電変換する光検出器6、光検出器6から出力される電流信号を電圧信号に変換するTIA8と、TIA4から入力されるRF信号とTIA8から入力されるFPD信号とによりRF信号に含まれるレーザノイズ成分を除去する演算回路10とを有して構成されている。但し、特許請求の範囲の第1の光電変換手段は光検出器2とTIA4に相当し、第2の光電変換手段は光検出器6とTIA8に相当し、レーザノイズ除去手段は演算回路10に相当し、減算手段は減算器102に相当し、フィルタ手段はハイパスフィルタ105に相当する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るレーザノイズ除去回路の構成を示した回路図である。レーザノイズ除去回路90は、半導体レーザなどのレーザ光源(図示せず)から出射されて光ディスク(図示せず)に照射されたレーザ光の反射光を受光して光電変換する光検出器2、光検出器2から出力される電流信号を電圧信号に変換するTIA4と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光の一部を受光して光電変換する光検出器6、光検出器6から出力される電流信号を電圧信号に変換するTIA8と、TIA4から入力されるRF信号とTIA8から入力されるFPD信号とによりRF信号に含まれるレーザノイズ成分を除去する演算回路10とを有して構成されている。但し、特許請求の範囲の第1の光電変換手段は光検出器2とTIA4に相当し、第2の光電変換手段は光検出器6とTIA8に相当し、レーザノイズ除去手段は演算回路10に相当し、減算手段は減算器102に相当し、フィルタ手段はハイパスフィルタ105に相当する。
ここで、TIA4は演算増幅器41と帰還抵抗42を有している。TIA8は、演算増幅器81と、帰還抵抗82、83及び帰還抵抗値を変化させるためのスイッチ84を有している。演算回路10は、アンプ101と、減算器102と、減算器102の反転入力端子を基準電圧(VREF)に接続するための抵抗103と、アンプ104と、ハイパスフィルタ105と、レーザノイズを除去するか否かを切り替えるスイッチ106を有している。
次に本実施の形態の動作について説明する。図1に示す本実施の形態のレーザノイズ除去回路90を搭載している光ディスク装置が再生モード(データの読み出し時)である時、スイッチ84はオフで、スイッチ106はオンとなっている。光検出器2はレーザ光源から出射されて光ディスクに照射されたレーザの反射光を受光して光電変換し、得られた電流信号をTIA4を構成する演算増幅器41の反転入力端子に出力する。なお、演算増幅器41の非反転入力端子は基準電圧(VREF)に接続されている。TIA4は入力される光電変換電流を電圧信号に変換してRF信号とし、これを演算回路10に出力する。
光検出器6は前記半導体レーザから出射されたレーザ光の一部を受光して光電変換し、得られた電流信号をTIA8を構成する演算増幅器81の反転入力端子に出力する。なお、演算増幅器81の非反転入力端子は基準電圧に接続されている。TIA8は入力される光電変換電流を電圧信号に変換してFPD信号とし、これを演算回路10に出力する。この場合、TIA8を構成する演算増幅器81の帰還抵抗値は高くなっており、そのため利得は大きいので、光検出器6から入力される電流信号が小さくとも、所定レベル以上の電圧信号を演算回路10に出力することができる。
演算回路10では、入力されたRF信号をアンプ101で増幅して減算器102の非反転入力端子に入力し、同時に入力されたFPD信号をアンプ104で増幅し、更にハイパスフィルタ105でDC成分をカットした後に、減算器102の反転入力端子に入力する。これにより、減算器102はRF信号からDC成分がカットされたFPD信号を減算するため、RF信号とFPD信号の両信号に共通に乗っているレーザノイズがキャンセルされ、レーザノイズが低減されたRF信号が出力される。
ここで、上記のような再生時、TIA8のゲインを上げているのは、これにより高いレベルのFPD信号を得るためであり、同時に大きなノイズキャンセル量を得るためにRF信号とFPD信号の演算回路10の入力部でのノイズレベルを合わせ込むためである。このようなノイズレベルの合わせ込みを行わないと、記録時のTIA8のゲインは後述するように低くしてあるため、FPD信号が記録時のレベルであるとRF信号のノイズレベルと比較してノイズのレベルが極めて小さくなるためである。なお、再生時もFPD信号は必要で、TIA8のゲインを上げてFPD信号のレベルを上げることにより、レーザパワーの低い再生時においても大きな信号が得られるので、APCをかけやすくなる。
一方、光ディスク装置が書き込みモードになっている時は、スイッチ106がオフすると共にスイッチ84がオンするため、TIA8を構成する演算増幅器81の帰還抵抗値が低くなり、その利得が低くなる。そのため、書き込み時、特に高倍速時にレーザの出力が大きくなって光検出器6から出力される電流信号が大きくなっても、TIA8から出力されるFPD信号は過大になることはなく、これによりFPD回路内部の飽和を防止すると共に高いダイナミックレンジを確保することができる。なお、この場合スイッチ106がオフされているため、演算回路10によりレーザノイズ除去動作が行われず、TIA4から入力されるRF信号は減算器102をスルーして出力される。なお、このレーザノイズ除去動作を停止する理由は、情報記録時のLD発光パワーの変動が大きく、このパワー変動によるRF信号のレベル変化に対応させてFPD信号レベルを常に適正に合わせることは非常に困難であると共に、ライトパワー発光時のレーザノイズはリードパワー発光時と比較してRF信号に対して極めて小さくなるためにレーザノイズの影響が無視できるためであり、ノイズキャンセル動作をオンさせることにより、RF信号にかえってノイズを増加させる等の悪影響を与える可能性があるためである。
本実施の形態によれば、再生モード時には、TIA14のゲインが上がっているため、RF信号とFPD信号の演算回路10の入力部でのノイズレベルの合わせ込みを行うことができると共に、減算器102にてRF信号からFPD信号を減算する際に、ハイパスフィルタ105によりFPD信号のDC成分をカットしてあるので、RF信号からDC成分が減算されることがなくなる。それ故、減算器102からはレーザノイズが低減され且つ、DC成分を持ったRF信号が出力されるため、次段以降でこのRF信号から生成されたサーボ信号はオフセットを持つことがなくなり、光ピックアップのフォーカス制御やトラッキング制御などのサーボ動作を精度良く行うことができる。また、上記のようにTIA8のゲインを上げてFPD信号のレベルを上げることにより、レーザパワーの低い再生時においても大きな信号が得られ、APC制御をかけ易くすることができる。
また、書き込みモード時にはTIA8の利得を低く設定することにより、FPD回路が飽和することなく且つ、高ダイナミックレンジを確保できるため、正常で円滑なAPC動作を行うことができる。
(実施例2)
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るレーザノイズ除去回路の構成を示した回路図である。但し、図1に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。本実施の形態のレーザノイズ除去回路90´は第1の実施の形態とその動作及び効果は同一であるが、その構成が若干異なるものである。本例のレーザノイズ除去回路90´では、TIA14は固定利得とし、その代わり、TIA14から出力されるFPD信号を、利得の高いアンプ110を通してハイパスフィルタ105、減算器102側及び切替スイッチ113側に送る信号経路と、利得が低いアンプ112を通して切替スイッチ113に送る2系統を用意し、切替スイッチ113により図示されない次段に出力するFPD信号を選択する構成を有している。但し、特許請求の範囲の利得制御手段はアンプ110、112及び切替スイッチ113に相当する。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るレーザノイズ除去回路の構成を示した回路図である。但し、図1に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。本実施の形態のレーザノイズ除去回路90´は第1の実施の形態とその動作及び効果は同一であるが、その構成が若干異なるものである。本例のレーザノイズ除去回路90´では、TIA14は固定利得とし、その代わり、TIA14から出力されるFPD信号を、利得の高いアンプ110を通してハイパスフィルタ105、減算器102側及び切替スイッチ113側に送る信号経路と、利得が低いアンプ112を通して切替スイッチ113に送る2系統を用意し、切替スイッチ113により図示されない次段に出力するFPD信号を選択する構成を有している。但し、特許請求の範囲の利得制御手段はアンプ110、112及び切替スイッチ113に相当する。
再生時、レーザノイズ除去動作を機能させるためスイッチ106はオンで、切替スイッチ113は端子a側に切り替わっている。TIA14から出力される低レベルのFPD信号は、利得の高いアンプ110により増幅され、十分大きなレベルになってハイパスフィルタ105を通って減算器102に出力される。これにより、RF信号とFPD信号の演算回路10の入力部でのノイズレベルの合わせ込みを行うことができると共に、ハイパスフィルタ105によりFPD信号からDC成分がカットされるため、第1の実施の形態と同様の効果がある。また、切替スイッチ113によりレベルの高いFPD信号が次段以降に出力されるため、安定なAPC制御をかけることができる。
一方、書き込みモードでは、レーザノイズ除去動作を停止させるためスイッチ106はオフで、切替スイッチ113は端子b側に切り替わる。これにより、TIA6から出力されるFPD信号のレベルが高くなっても、利得の低いアンプ112により増幅され、それが切替スイッチ113を通して次段以降に出力されるので、FPD信号のレベルが過大になることがなくなってFPD回路の飽和を防止することができ且つ、高ダイナミックレンジを確保できるため、正常で円滑なAPC動作を行うことができる。
(実施例3)
図3は本発明の第3の実施の形態に係るレーザノイズ除去回路の構成を示した回路図である。但し、図1に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。光ピックアップのサーボ動作の精度がラフで良い場合は、本実施の形態のレーザノイズ除去回路91のように、演算回路10からハイパスフィルタを省略した構成でも良い。
図3は本発明の第3の実施の形態に係るレーザノイズ除去回路の構成を示した回路図である。但し、図1に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。光ピックアップのサーボ動作の精度がラフで良い場合は、本実施の形態のレーザノイズ除去回路91のように、演算回路10からハイパスフィルタを省略した構成でも良い。
本実施の形態では、再生モード時にTIA8のゲインを上げてFPD信号のレベルを上げることにより、RF信号とFPD信号の演算回路10の入力部でのノイズレベルの合わせ込みを行うことができると共に、レーザパワーの低い再生時においても大きな信号が得られ、APC制御をかけ易くすることができる。また、書き込みモード時にはTIA8の利得を低く、読み出しモード時にはこの利得を高く設定することにより、FPD回路が飽和することなく且つ、高ダイナミックレンジを確保できるため、正常で円滑なAPC動作を行うことができる。
(参考例)
図4は参考例に係るレーザノイズ除去回路の構成を示した回路図である。但し、図1に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。書き込み倍速数が小さいものであれば、本実施の形態のレーザノイズ除去回路92のように、TIA8はその利得を可変にすることなく固定利得アンプとして再生モードにおいて、RF信号レベルに見合ったFPD信号を得るようにしてあるが、書き込みモード時に光検出器6の出力が再生時に比べて大幅に高くなることがないため、正常で円滑なAPC動作を行うことができる。再生モードでは、RF信号レベルに見合ったFPD信号が得られるので、図1の実施の形態とほぼ同様の効果が得られ、特にハイパスフィルタ105によりFPD信号のDC成分をカットしてあるため、RF信号からDC成分が減算されることがなくなるので、サーボ信号にオフセットがなくなって光ピックアップに対する精度良いサーボ動作を行うことができる。
図4は参考例に係るレーザノイズ除去回路の構成を示した回路図である。但し、図1に示した第1の実施の形態と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。書き込み倍速数が小さいものであれば、本実施の形態のレーザノイズ除去回路92のように、TIA8はその利得を可変にすることなく固定利得アンプとして再生モードにおいて、RF信号レベルに見合ったFPD信号を得るようにしてあるが、書き込みモード時に光検出器6の出力が再生時に比べて大幅に高くなることがないため、正常で円滑なAPC動作を行うことができる。再生モードでは、RF信号レベルに見合ったFPD信号が得られるので、図1の実施の形態とほぼ同様の効果が得られ、特にハイパスフィルタ105によりFPD信号のDC成分をカットしてあるため、RF信号からDC成分が減算されることがなくなるので、サーボ信号にオフセットがなくなって光ピックアップに対する精度良いサーボ動作を行うことができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によっても実施することができる。
2、6……光検出器、4、8、12、14……TIA、10……演算回路、41、81……演算増幅器、42、82、83……帰還抵抗、84、106……スイッチ、90、90´、91、92……レーザノイズ除去回路、101、104、110、112……アンプ、102……減算器、103……抵抗、105……ハイパスフィルタ、113……切替スイッチ。
Claims (9)
- レーザ光源から出射されたレーザ光の光ディスクからの反射光を光電変換する第1の光電変換手段と、
前記レーザ光源から出射されたレーザ光の一部を光電変換し且つ利得を前記レーザ光源の出力に応じて変化させる第2の光電変換手段と、
前記第1の光電変換手段から得られた第1の信号に含まれるレーザノイズを前記第2の光電変換手段から得られる第2の信号を用いて除去するレーザノイズ除去手段とを具備し、
前記レーザ光源の出力が小さくなった時に前記第2の光電変換手段の利得を高くして前記レーザノイズ除去手段を動作させることを特徴とするレーザノイズ除去回路。 - 前記レーザノイズ除去手段は、前記第1の信号から前記第2の信号を減算する減算手段を有することを特徴とする請求項1記載のレーザノイズ除去回路。
- レーザ光源から出射されたレーザ光の光ディスクからの反射光を光電変換する第1の光電変換手段と、
前記レーザ光源から出射されたレーザ光の一部を光電変換し且つ利得を前記レーザ光源の出力に応じて変化させる第2の光電変換手段と、
前記第2の光電変換手段から得られた第2の信号の直流成分をカットするフィルタ手段と、
前記第1の光電変換手段から得られた第1の信号に含まれるレーザノイズを前記フィルタ手段の出力信号を用いて除去するレーザノイズ除去手段とを具備し、
前記レーザ光源の出力が小さくなった時に前記第2の光電変換手段の利得を高くして前記レーザノイズ除去手段を動作させることを特徴とするレーザノイズ除去回路。 - 前記レーザノイズ除去手段は、前記第1の信号から前記フィルタ手段の出力信号を減算する減算手段を有することを特徴とする請求項3記載のレーザノイズ除去回路。
- 前記第1の光電変換手段は、前記反射光を光電変換する第1の光電変換器と、前記第1の光電変換器から出力される電流信号を電圧信号に変換する第1の電流電圧変換器とを備え、
前記第2の光電変換手段は、前記レーザ光の一部を光電変換する第2の光電変換器と、前記第2の光電変換器から出力される電流信号を電圧信号に変換する第2の電流電圧変換器とを備えることを特徴とする請求項1または3記載のレーザノイズ除去回路。 - 前記第2の電流電圧変換器の利得を変化させて前記第2の光電変換手段の利得を変化させることを特徴とする請求項5記載のレーザノイズ除去回路。
- レーザ光源から出射されたレーザ光を光ディスクに照射することによりデータを前記光ディスクに記録もしくは前記光ディスクより再生する光ディスク装置であって、
レーザ光源から出射されたレーザ光の光ディスクからの反射光を光電変換する第1の光電変換手段と、
前記レーザ光源から出射されたレーザ光の一部を光電変換し且つ利得を前記レーザ光源の出力に応じて変化させる第2の光電変換手段と、
前記第2の光電変換手段から得られた第2の信号の直流成分をカットするフィルタ手段と、
前記第1の光電変換手段から得られた第1の信号に含まれるレーザノイズを前記フィルタ手段の出力信号を用いて除去するレーザノイズ除去手段とを具備し、
前記レーザ光源の出力が小さくなった時に前記第2の光電変換手段の利得を高くして前記レーザノイズ除去手段を動作させることを特徴とする光ディスク装置。 - レーザ光源から出射されたレーザ光を光ディスクに照射することによりデータを前記光ディスクに記録もしくは前記光ディスクより再生する光ディスク装置であって、
レーザ光源から出射されたレーザ光の光ディスクからの反射光を光電変換する第1の光電変換手段と、
前記レーザ光源から出射されたレーザ光の一部を光電変換する第2の光電変換手段と、
前記第2の光電変換手段から得られた第2の信号の直流成分をカットするフィルタ手段と、
前記第1の光電変換手段から得られた第1の信号に含まれるレーザノイズを前記フィルタ手段の出力信号を用いて除去するレーザノイズ除去手段と、
前記レーザ光源の出力に応じて前記第2の光電変換手段から出力される第2の信号のレベルを変化させる利得制御手段とを具備し、
前記レーザ光源の出力が小さい時に、前記第2の信号のレベルを高くして前記レーザノイズ除去手段を動作させることを特徴とする光ディスク装置。 - 前記利得制御手段は、利得の異なる第1、第2のアンプからなり、前記第2の信号をこれら第1、第2のアンプで独立に増幅し、その出力信号をスイッチ手段により選択することによって前記第2の信号のレベルを変化させることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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