JPH06111353A - 迷光キャンセル回路 - Google Patents
迷光キャンセル回路Info
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- JPH06111353A JPH06111353A JP4262064A JP26206492A JPH06111353A JP H06111353 A JPH06111353 A JP H06111353A JP 4262064 A JP4262064 A JP 4262064A JP 26206492 A JP26206492 A JP 26206492A JP H06111353 A JPH06111353 A JP H06111353A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 レーザーダイオード1の発光出力に比例した
光量の迷光が入射されることによる信号読取り用フォト
ダイオード2の検出出力中に含まれる迷光成分を除去す
るものである。レーザーダイオード1の発光出力を発光
出力信号に基づいて制御する第1増幅器8と、発光出力
信号を調整可能に反転増幅して反転出力を形成する第2
増幅器9と、上記反転出力と上記検出出力とを加算増幅
する第3増幅器10とを有している。 【効果】 反転出力が発光出力信号を反転増幅して得ら
れるため、迷光成分を除去する反転出力の調整を発光出
力信号毎に行う必要がなくなる。よって、より細かな発
光出力の切り替えを調整時間の増大を伴わずに行なえる
と共に、発光出力を連続的に切り替えることができる。
光量の迷光が入射されることによる信号読取り用フォト
ダイオード2の検出出力中に含まれる迷光成分を除去す
るものである。レーザーダイオード1の発光出力を発光
出力信号に基づいて制御する第1増幅器8と、発光出力
信号を調整可能に反転増幅して反転出力を形成する第2
増幅器9と、上記反転出力と上記検出出力とを加算増幅
する第3増幅器10とを有している。 【効果】 反転出力が発光出力信号を反転増幅して得ら
れるため、迷光成分を除去する反転出力の調整を発光出
力信号毎に行う必要がなくなる。よって、より細かな発
光出力の切り替えを調整時間の増大を伴わずに行なえる
と共に、発光出力を連続的に切り替えることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスク等に
おいて使用される光ピックアップの信号読み取り用フォ
トダイオードの検出出力に含まれる迷光成分を除去する
迷光キャンセル回路に関するものである。
おいて使用される光ピックアップの信号読み取り用フォ
トダイオードの検出出力に含まれる迷光成分を除去する
迷光キャンセル回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、レーザーダイオード
によりレーザー光を光ディスクに照射し、照射により生
じた反射光を信号読取り用フォトダイオードに入射させ
て検出出力とする光ピックアップを用いることによっ
て、光ディスクに記録された情報データを再生するよう
になっている(図3参照)。この際、信号読取り用フォ
トダイオードには、光ディスクからの反射光のみが入射
されることが理想であるが、実際には、光ディスクから
の反射光が存在しない場合でも、光ピックアップ内部の
乱反射等により生じる迷光が信号読取り用フォトダイオ
ードに入射されている。従って、光ピックアップの検出
出力は、光ディスクからの反射光による出力成分に加え
て、迷光による出力成分(迷光成分)が存在するため、
誤差を有したものになっている。
によりレーザー光を光ディスクに照射し、照射により生
じた反射光を信号読取り用フォトダイオードに入射させ
て検出出力とする光ピックアップを用いることによっ
て、光ディスクに記録された情報データを再生するよう
になっている(図3参照)。この際、信号読取り用フォ
トダイオードには、光ディスクからの反射光のみが入射
されることが理想であるが、実際には、光ディスクから
の反射光が存在しない場合でも、光ピックアップ内部の
乱反射等により生じる迷光が信号読取り用フォトダイオ
ードに入射されている。従って、光ピックアップの検出
出力は、光ディスクからの反射光による出力成分に加え
て、迷光による出力成分(迷光成分)が存在するため、
誤差を有したものになっている。
【0003】そこで、光ディスク装置は、光ピックアッ
プにモニタ用フォトダイオードを設け、このモニタ用フ
ォトダイオードと上述のレーザーダイオードおよび信号
読取り用フォトダイオードとを用いて光ピックアップの
検出出力から迷光成分を除去する迷光キャンセル回路を
備えており、従来は、図4の回路構成からなる迷光キャ
ンセル回路によって迷光成分を除去するようになってい
る。
プにモニタ用フォトダイオードを設け、このモニタ用フ
ォトダイオードと上述のレーザーダイオードおよび信号
読取り用フォトダイオードとを用いて光ピックアップの
検出出力から迷光成分を除去する迷光キャンセル回路を
備えており、従来は、図4の回路構成からなる迷光キャ
ンセル回路によって迷光成分を除去するようになってい
る。
【0004】即ち、迷光キャンセル回路の回路構成につ
いて説明すると、迷光キャンセル回路は、図4に示すよ
うに、1/2正電源端子67に接続された非反転入力端
子を有した第1増幅器54と第2増幅器55とを有して
いる。第1増幅器54の出力端子は、カソード側を接地
されたレーザーダイオード51のアノード側に接続され
ており、第2増幅器55の出力端子は、信号出力端子6
1に接続されている。
いて説明すると、迷光キャンセル回路は、図4に示すよ
うに、1/2正電源端子67に接続された非反転入力端
子を有した第1増幅器54と第2増幅器55とを有して
いる。第1増幅器54の出力端子は、カソード側を接地
されたレーザーダイオード51のアノード側に接続され
ており、第2増幅器55の出力端子は、信号出力端子6
1に接続されている。
【0005】また、第1増幅器54の反転入力端子に
は、アノード側を接地されたモニタ用フォトダイオード
53のカソード側が接続されていると共に、第1スイッ
チ56を介して発光出力調整用の可変抵抗器57・58
・59の何れかの端子が接続されるようになっている。
そして、これらの可変抵抗器57・58・59の他方の
端子は、正電源端子60に接続されており、この正電源
端子60は、信号読取り用フォトダイオード52のカソ
ード側に接続されている。
は、アノード側を接地されたモニタ用フォトダイオード
53のカソード側が接続されていると共に、第1スイッ
チ56を介して発光出力調整用の可変抵抗器57・58
・59の何れかの端子が接続されるようになっている。
そして、これらの可変抵抗器57・58・59の他方の
端子は、正電源端子60に接続されており、この正電源
端子60は、信号読取り用フォトダイオード52のカソ
ード側に接続されている。
【0006】一方、第2増幅器55の反転入力端子に
は、帰還抵抗器66を介して出力端子が接続されている
と共に、信号読取り用フォトダイオード52のアノード
側が接続されている。さらに、第2増幅器55の反転入
力端子には、上述の第1スイッチ56に連動する第2ス
イッチ62を介して迷光キャンセル用の可変抵抗器63
・64・65の何れかの端子が接続されるようになって
いる。
は、帰還抵抗器66を介して出力端子が接続されている
と共に、信号読取り用フォトダイオード52のアノード
側が接続されている。さらに、第2増幅器55の反転入
力端子には、上述の第1スイッチ56に連動する第2ス
イッチ62を介して迷光キャンセル用の可変抵抗器63
・64・65の何れかの端子が接続されるようになって
いる。
【0007】上記の回路構成からなる迷光キャンセル回
路を調整する場合には、先ず、例えば第1スイッチ56
により可変抵抗器57が選択され、レーザーダイオード
51の発光出力が或る目標値となるように、モニタ用フ
ォトダイオード53を流れる電流が可変抵抗器57によ
り調整される。この際、光ピックアップの乱反射等によ
り、レーザーダイオード51の発光出力に比例した光量
の迷光が発生することになる。そして、この迷光は、信
号読取り用フォトダイオード52に入射することによっ
て、光量に対応した電圧を信号出力端子61に検出出力
として出力させることになる。
路を調整する場合には、先ず、例えば第1スイッチ56
により可変抵抗器57が選択され、レーザーダイオード
51の発光出力が或る目標値となるように、モニタ用フ
ォトダイオード53を流れる電流が可変抵抗器57によ
り調整される。この際、光ピックアップの乱反射等によ
り、レーザーダイオード51の発光出力に比例した光量
の迷光が発生することになる。そして、この迷光は、信
号読取り用フォトダイオード52に入射することによっ
て、光量に対応した電圧を信号出力端子61に検出出力
として出力させることになる。
【0008】次いで、信号出力端子61に出力された電
圧が測定され、可変抵抗器63を流れる電流が信号読取
り用フォトダイオード52の迷光による電流に一致する
ように、第1スイッチ56に連動する可変抵抗器63の
抵抗値が調整されることになる。この後、このような調
整が残りの発光出力調整用の可変抵抗器58・59およ
び迷光キャンセル用の可変抵抗器64・65においても
行われることによって、迷光キャンセル回路の調整が完
了することになる。
圧が測定され、可変抵抗器63を流れる電流が信号読取
り用フォトダイオード52の迷光による電流に一致する
ように、第1スイッチ56に連動する可変抵抗器63の
抵抗値が調整されることになる。この後、このような調
整が残りの発光出力調整用の可変抵抗器58・59およ
び迷光キャンセル用の可変抵抗器64・65においても
行われることによって、迷光キャンセル回路の調整が完
了することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の迷光キャンセル回路では、発光出力調整用の可変抵
抗器57・58・59により発光出力を3段階に切り替
えるため、切り替え段数と同数の迷光キャンセル用の可
変抵抗器63・64・65が必要になり、結果として、
切り替え段数の2倍の6か所の調整箇所が存在すること
になる。即ち、従来の迷光キャンセル回路は、より細か
な発光出力の切り替えを実現しようとすると、切り替え
段数の増加に伴って調整箇所が切り替え段数の2倍に増
加するため、調整時間の増大を招来するという問題を有
している。
来の迷光キャンセル回路では、発光出力調整用の可変抵
抗器57・58・59により発光出力を3段階に切り替
えるため、切り替え段数と同数の迷光キャンセル用の可
変抵抗器63・64・65が必要になり、結果として、
切り替え段数の2倍の6か所の調整箇所が存在すること
になる。即ち、従来の迷光キャンセル回路は、より細か
な発光出力の切り替えを実現しようとすると、切り替え
段数の増加に伴って調整箇所が切り替え段数の2倍に増
加するため、調整時間の増大を招来するという問題を有
している。
【0010】また、従来の迷光キャンセル回路では、発
光出力の段数毎に迷光キャンセル用の可変抵抗器63・
64・65を設ける必要があるため、発光出力を連続的
に切り替えることができないという問題も有している。
光出力の段数毎に迷光キャンセル用の可変抵抗器63・
64・65を設ける必要があるため、発光出力を連続的
に切り替えることができないという問題も有している。
【0011】従って、本発明においては、調整時間の増
大を伴わずに、より細かな発光出力の切り替えが可能で
あると共に、発光出力を連続的に切り替えることができ
る迷光キャンセル回路を提供することを目的としてい
る。
大を伴わずに、より細かな発光出力の切り替えが可能で
あると共に、発光出力を連続的に切り替えることができ
る迷光キャンセル回路を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の迷光キャンセル
回路は、上記課題を解決するために、レーザー光による
光ディスクからの反射光が入射される信号読取り用フォ
トダイオードの検出出力を基にして上記光ディスクの情
報データを読み取る際に、上記レーザー光を出射するレ
ーザーダイオードの発光出力に比例した光量の迷光が入
射されることによる信号読取り用フォトダイオードの検
出出力中に含まれる迷光成分を除去するものであり、下
記の特徴を有している。
回路は、上記課題を解決するために、レーザー光による
光ディスクからの反射光が入射される信号読取り用フォ
トダイオードの検出出力を基にして上記光ディスクの情
報データを読み取る際に、上記レーザー光を出射するレ
ーザーダイオードの発光出力に比例した光量の迷光が入
射されることによる信号読取り用フォトダイオードの検
出出力中に含まれる迷光成分を除去するものであり、下
記の特徴を有している。
【0013】即ち、迷光キャンセル回路は、レーザーダ
イオードの発光出力を発光出力信号に基づいて制御する
第1増幅手段と、上記発光出力信号を調整可能に反転増
幅して反転出力を形成する第2増幅手段と、上記反転出
力と上記検出出力とを加算増幅する第3増幅手段とを有
していることを特徴としている。
イオードの発光出力を発光出力信号に基づいて制御する
第1増幅手段と、上記発光出力信号を調整可能に反転増
幅して反転出力を形成する第2増幅手段と、上記反転出
力と上記検出出力とを加算増幅する第3増幅手段とを有
していることを特徴としている。
【0014】
【作用】上記の構成によれば、反転出力が迷光成分を除
去するように調整された後は、レーザーダイオードの発
光出力の変化に対応して迷光の光量が変化した場合で
も、発光出力を設定する発光出力信号に対応した反転出
力により迷光成分が除去されることになる。これによ
り、迷光キャンセル回路は、反転出力を発光出力信号毎
に迷光成分を除去するように調整する必要がないため、
より細かな発光出力の切り替えを調整時間の増大を伴わ
ずに行なうことができ、結果として、発光出力を連続的
に切り替えることができることになる。
去するように調整された後は、レーザーダイオードの発
光出力の変化に対応して迷光の光量が変化した場合で
も、発光出力を設定する発光出力信号に対応した反転出
力により迷光成分が除去されることになる。これによ
り、迷光キャンセル回路は、反転出力を発光出力信号毎
に迷光成分を除去するように調整する必要がないため、
より細かな発光出力の切り替えを調整時間の増大を伴わ
ずに行なうことができ、結果として、発光出力を連続的
に切り替えることができることになる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
て説明すれば、以下の通りである。
【0016】本実施例に係る迷光キャンセル回路は、図
3に示すように、CDやLD等の光ディスク7に記録さ
れた情報データを光ピックアップ4によって読み出した
際の出力信号中に含まれる迷光成分を除去するようにな
っている。光ピックアップ4は、2方向にレーザー光を
出射するレーザーダイオード1を有しており、光ディス
ク7が配置された一方の出射方向には、光ディスク7か
らの反射光を回折させるホログラム5と、光ディスク7
にレーザー光を集光させる対物レンズ6とがこの順に設
けられている。そして、ホログラム5により回折された
反射光の進行方向には、信号読取り用フォトダイオード
2が配設されており、この信号読取り用フォトダイオー
ド2には、反射光および光ピックアップ4の乱反射等に
よる迷光が入射されるようになっている。一方、レーザ
ーダイオード1の他方の出射方向には、モニタ用フォト
ダイオード3が配設されており、このモニタ用フォトダ
イオード3には、レーザーダイオード1から出射された
レーザー光が直接的に入射されるようになっている。
3に示すように、CDやLD等の光ディスク7に記録さ
れた情報データを光ピックアップ4によって読み出した
際の出力信号中に含まれる迷光成分を除去するようにな
っている。光ピックアップ4は、2方向にレーザー光を
出射するレーザーダイオード1を有しており、光ディス
ク7が配置された一方の出射方向には、光ディスク7か
らの反射光を回折させるホログラム5と、光ディスク7
にレーザー光を集光させる対物レンズ6とがこの順に設
けられている。そして、ホログラム5により回折された
反射光の進行方向には、信号読取り用フォトダイオード
2が配設されており、この信号読取り用フォトダイオー
ド2には、反射光および光ピックアップ4の乱反射等に
よる迷光が入射されるようになっている。一方、レーザ
ーダイオード1の他方の出射方向には、モニタ用フォト
ダイオード3が配設されており、このモニタ用フォトダ
イオード3には、レーザーダイオード1から出射された
レーザー光が直接的に入射されるようになっている。
【0017】上記の光ピックアップ4に備えられたレー
ザーダイオード1、信号読取り用フォトダイオード2、
およびモニタ用フォトダイオード3は、図1に示すよう
に、迷光キャンセル回路に接続されている。この迷光キ
ャンセル回路は、第1増幅器8(第1増幅手段)、第2
増幅器9(第2増幅手段)、および第3増幅器10(第
3増幅手段)を有しており、これらの第1〜第3増幅器
8〜10の非反転入力端子には、1/2正電源端子11
が接続され、この1/2正電源端子11から+B/2V
の電圧が印加されるようになっている。
ザーダイオード1、信号読取り用フォトダイオード2、
およびモニタ用フォトダイオード3は、図1に示すよう
に、迷光キャンセル回路に接続されている。この迷光キ
ャンセル回路は、第1増幅器8(第1増幅手段)、第2
増幅器9(第2増幅手段)、および第3増幅器10(第
3増幅手段)を有しており、これらの第1〜第3増幅器
8〜10の非反転入力端子には、1/2正電源端子11
が接続され、この1/2正電源端子11から+B/2V
の電圧が印加されるようになっている。
【0018】上記の第1増幅器8の出力端子は、カソー
ド側を接地されたレーザーダイオード1のアノード側に
接続されている。一方、第1増幅器8の反転入力端子
は、アノード側を接地されたモニタ用フォトダイオード
3のカソード側に接続されていると共に、発光出力調整
用の可変抵抗器12(第1増幅手段)を介して発光出力
信号が入力される信号入力端子13に接続されている。
また、信号入力端子13は、抵抗器14(第2増幅手
段)を介して第2増幅器9の反転入力端子にも接続され
ており、この第2増幅器9の反転入力端子と出力端子と
は、帰還抵抗器15(第2増幅手段)を介して接続され
ている。
ド側を接地されたレーザーダイオード1のアノード側に
接続されている。一方、第1増幅器8の反転入力端子
は、アノード側を接地されたモニタ用フォトダイオード
3のカソード側に接続されていると共に、発光出力調整
用の可変抵抗器12(第1増幅手段)を介して発光出力
信号が入力される信号入力端子13に接続されている。
また、信号入力端子13は、抵抗器14(第2増幅手
段)を介して第2増幅器9の反転入力端子にも接続され
ており、この第2増幅器9の反転入力端子と出力端子と
は、帰還抵抗器15(第2増幅手段)を介して接続され
ている。
【0019】上記の第2増幅器9の出力端子は、迷光キ
ャンセル用の可変抵抗器16(第2増幅手段)の一方端
にも接続されている。この可変抵抗器16の他方端は、
信号読取り用フォトダイオード2のアノード側に接続さ
れていると共に、第3増幅器10の反転入力端子に接続
されており、信号読取り用フォトダイオード2は、カソ
ード側が正電源端子19に接続されることによって、こ
の正電源端子19から+BVの電圧が印加されるように
なっている。また、第3増幅器10は、反転入力端子が
帰還抵抗器17(第3増幅手段)を介して出力端子およ
び信号出力端子18に接続されている。
ャンセル用の可変抵抗器16(第2増幅手段)の一方端
にも接続されている。この可変抵抗器16の他方端は、
信号読取り用フォトダイオード2のアノード側に接続さ
れていると共に、第3増幅器10の反転入力端子に接続
されており、信号読取り用フォトダイオード2は、カソ
ード側が正電源端子19に接続されることによって、こ
の正電源端子19から+BVの電圧が印加されるように
なっている。また、第3増幅器10は、反転入力端子が
帰還抵抗器17(第3増幅手段)を介して出力端子およ
び信号出力端子18に接続されている。
【0020】尚、上記の各抵抗器14・15・17の抵
抗値は、迷光キャンセル回路の目的とする利得の大きさ
に応じて設定されていれば良い。
抗値は、迷光キャンセル回路の目的とする利得の大きさ
に応じて設定されていれば良い。
【0021】上記の構成において、迷光キャンセル回路
を調整する場合には、先ず、レーザーダイオード1の発
光出力が或る目標値となるように、モニタ用フォトダイ
オード3を流れる電流が可変抵抗器12により調整され
る。この際、レーザーダイオード1の発光出力は、光ピ
ックアップ4の乱反射等により迷光として信号読取り用
フォトダイオード2に入射されることになり、この迷光
により流れる信号読取り用フォトダイオード2の電流が
第3増幅器10と帰還抵抗器17とにより構成されるI
−V変換回路によって電圧に変換されて検出出力として
信号出力端子18に出力されることになる。
を調整する場合には、先ず、レーザーダイオード1の発
光出力が或る目標値となるように、モニタ用フォトダイ
オード3を流れる電流が可変抵抗器12により調整され
る。この際、レーザーダイオード1の発光出力は、光ピ
ックアップ4の乱反射等により迷光として信号読取り用
フォトダイオード2に入射されることになり、この迷光
により流れる信号読取り用フォトダイオード2の電流が
第3増幅器10と帰還抵抗器17とにより構成されるI
−V変換回路によって電圧に変換されて検出出力として
信号出力端子18に出力されることになる。
【0022】次いで、信号出力端子18に出力された電
圧が測定され、この測定値が+B/2Vを示すように、
可変抵抗器12の抵抗値が調整されることになる。そし
て、測定値が+B/2Vを示すことによって、可変抵抗
器16を流れる電流が信号読取り用フォトダイオード2
の迷光による電流に一致したときに、迷光キャンセル回
路の調整が完了することになる。
圧が測定され、この測定値が+B/2Vを示すように、
可変抵抗器12の抵抗値が調整されることになる。そし
て、測定値が+B/2Vを示すことによって、可変抵抗
器16を流れる電流が信号読取り用フォトダイオード2
の迷光による電流に一致したときに、迷光キャンセル回
路の調整が完了することになる。
【0023】上記のようにして調整が完了した後、例え
ば信号入力端子13に図2(a)に示すように、3種類
の電圧値からなる発光出力信号が入力されたとすると、
この発光出力信号は、可変抵抗器12を介して第1増幅
器8に入力されることによって、各々の電圧値に応じた
発光出力でもってレーザーダイオード1からレーザー光
を出射させることになる。そして、このレーザー光は、
光ピックアップ4内で乱反射し、発光出力に比例した光
量の迷光を信号読取り用フォトダイオード2に入射させ
ることになる。
ば信号入力端子13に図2(a)に示すように、3種類
の電圧値からなる発光出力信号が入力されたとすると、
この発光出力信号は、可変抵抗器12を介して第1増幅
器8に入力されることによって、各々の電圧値に応じた
発光出力でもってレーザーダイオード1からレーザー光
を出射させることになる。そして、このレーザー光は、
光ピックアップ4内で乱反射し、発光出力に比例した光
量の迷光を信号読取り用フォトダイオード2に入射させ
ることになる。
【0024】また、発光出力信号は、抵抗器14、帰還
抵抗器15、および第2増幅器9からなる反転増幅回路
にも入力されることになり、反転増幅回路は、図2
(b)に示すように、所定の増幅率でもって発光出力信
号を+B/2Vに対して反転させ、反転出力として出力
することになる。そして、可変抵抗器16により設定さ
れた所定割合の反転出力が、信号読取り用フォトダイオ
ード2の反射光および迷光による検出出力に加算される
ことになる。
抵抗器15、および第2増幅器9からなる反転増幅回路
にも入力されることになり、反転増幅回路は、図2
(b)に示すように、所定の増幅率でもって発光出力信
号を+B/2Vに対して反転させ、反転出力として出力
することになる。そして、可変抵抗器16により設定さ
れた所定割合の反転出力が、信号読取り用フォトダイオ
ード2の反射光および迷光による検出出力に加算される
ことになる。
【0025】これにより、光ディスク7からの反射光が
無い場合、可変抵抗器16の抵抗値が無限大であると仮
定すると、第3増幅器10の出力電圧は、反転出力が信
号読取り用フォトダイオード2の迷光による検出出力に
加算されないため、図2(d)に示すような迷光成分を
有することになる。一方、可変抵抗器16の抵抗値が調
整されている場合には、第3増幅器10の出力電圧は、
図2(c)に示すように、信号読取り用フォトダイオー
ド2の迷光による検出出力が反転出力の加算によって除
去されるため、発光出力信号の電圧値が変化した場合で
も、+B/2Vを維持することになる。
無い場合、可変抵抗器16の抵抗値が無限大であると仮
定すると、第3増幅器10の出力電圧は、反転出力が信
号読取り用フォトダイオード2の迷光による検出出力に
加算されないため、図2(d)に示すような迷光成分を
有することになる。一方、可変抵抗器16の抵抗値が調
整されている場合には、第3増幅器10の出力電圧は、
図2(c)に示すように、信号読取り用フォトダイオー
ド2の迷光による検出出力が反転出力の加算によって除
去されるため、発光出力信号の電圧値が変化した場合で
も、+B/2Vを維持することになる。
【0026】このように、本実施例の迷光キャンセル回
路は、レーザーダイオード1の発光出力の設定に用いら
れる発光出力信号を反転増幅した反転出力を形成し、こ
の反転出力を迷光が入射される信号読取り用フォトダイ
オード2の検出出力に加算させることによって、迷光成
分を反転出力により除去するようになっている。
路は、レーザーダイオード1の発光出力の設定に用いら
れる発光出力信号を反転増幅した反転出力を形成し、こ
の反転出力を迷光が入射される信号読取り用フォトダイ
オード2の検出出力に加算させることによって、迷光成
分を反転出力により除去するようになっている。
【0027】これにより、一旦、反転出力が迷光成分を
除去するように調整された後は、迷光成分となる迷光の
光量がレーザーダイオード1の発光出力に比例し、反転
出力が発光出力を設定する発光出力信号に対応して変化
するため、反転出力により常に迷光成分を除去できるこ
とになる。従って、迷光キャンセル回路は、反転出力を
発光出力信号毎に調整する必要がないため、より細かな
発光出力の切り替えを調整時間の増大を伴わずに行なえ
ることになる。さらに、迷光キャンセル回路は、反転出
力を発光出力信号毎に調整する必要がないため、発光出
力信号を連続的に変化させることが可能になり、結果と
して、発光出力を連続的に切り替えることができること
になる。
除去するように調整された後は、迷光成分となる迷光の
光量がレーザーダイオード1の発光出力に比例し、反転
出力が発光出力を設定する発光出力信号に対応して変化
するため、反転出力により常に迷光成分を除去できるこ
とになる。従って、迷光キャンセル回路は、反転出力を
発光出力信号毎に調整する必要がないため、より細かな
発光出力の切り替えを調整時間の増大を伴わずに行なえ
ることになる。さらに、迷光キャンセル回路は、反転出
力を発光出力信号毎に調整する必要がないため、発光出
力信号を連続的に変化させることが可能になり、結果と
して、発光出力を連続的に切り替えることができること
になる。
【0028】
【発明の効果】本発明の迷光キャンセル回路は、以上の
ように、レーザーダイオードの発光出力に比例した光量
の迷光が入射されることによる信号読取り用フォトダイ
オードの検出出力中に含まれる迷光成分を除去するもの
であり、上記レーザーダイオードの発光出力を発光出力
信号に基づいて制御する第1増幅手段と、上記発光出力
信号を調整可能に反転増幅して反転出力を形成する第2
増幅手段と、上記反転出力と上記検出出力とを加算増幅
する第3増幅手段とを有している構成である。
ように、レーザーダイオードの発光出力に比例した光量
の迷光が入射されることによる信号読取り用フォトダイ
オードの検出出力中に含まれる迷光成分を除去するもの
であり、上記レーザーダイオードの発光出力を発光出力
信号に基づいて制御する第1増幅手段と、上記発光出力
信号を調整可能に反転増幅して反転出力を形成する第2
増幅手段と、上記反転出力と上記検出出力とを加算増幅
する第3増幅手段とを有している構成である。
【0029】これにより、反転出力が発光出力信号を反
転増幅して得られるため、迷光成分を除去する反転出力
の調整を発光出力信号毎に行う必要がなくなる。よっ
て、より細かな発光出力の切り替えを調整時間の増大を
伴わずに行なうことができると共に、発光出力を連続的
に切り替えることができるという効果を奏する。
転増幅して得られるため、迷光成分を除去する反転出力
の調整を発光出力信号毎に行う必要がなくなる。よっ
て、より細かな発光出力の切り替えを調整時間の増大を
伴わずに行なうことができると共に、発光出力を連続的
に切り替えることができるという効果を奏する。
【図1】本発明の迷光キャンセル回路のブロック図であ
る。
る。
【図2】迷光キャンセル回路の各出力状態を示す説明図
であり、(a)は発光出力信号の出力状態、(b)は反
転出力の出力状態、(c)は可変抵抗器の調整時におけ
る検出出力の出力状態、(d)は可変抵抗器の無限大の
抵抗値における検出出力の出力状態である。
であり、(a)は発光出力信号の出力状態、(b)は反
転出力の出力状態、(c)は可変抵抗器の調整時におけ
る検出出力の出力状態、(d)は可変抵抗器の無限大の
抵抗値における検出出力の出力状態である。
【図3】光ピックアップの概略構成図である。
【図4】従来例を示すものであり、迷光キャンセル回路
のブロック図である。
のブロック図である。
1 レーザーダイオード 2 信号読取り用フォトダイオード 3 モニタ用フォトダイオード 4 光ピックアップ 5 ホログラム 6 対物レンズ 7 光ディスク 8 第1増幅器(第1増幅手段) 9 第2増幅器(第2増幅手段) 10 第3増幅器(第3増幅手段) 11 1/2正電源端子 12 可変抵抗器(第1増幅手段) 13 信号入力端子 14 抵抗器(第2増幅手段) 15 帰還抵抗器(第2増幅手段) 16 可変抵抗器(第2増幅手段) 17 帰還抵抗器(第3増幅手段) 18 信号出力端子 19 正電源端子
Claims (1)
- 【請求項1】レーザーダイオードの発光出力に比例した
光量の迷光が入射されることによる信号読取り用フォト
ダイオードの検出出力中に含まれる迷光成分を除去する
迷光キャンセル回路において、 上記レーザーダイオードの発光出力を発光出力信号に基
づいて制御する第1増幅手段と、上記発光出力信号を調
整可能に反転増幅して反転出力を形成する第2増幅手段
と、上記反転出力と上記検出出力とを加算増幅する第3
増幅手段とを有していることを特徴とする迷光キャンセ
ル回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4262064A JPH06111353A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 迷光キャンセル回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4262064A JPH06111353A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 迷光キャンセル回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06111353A true JPH06111353A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17370532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4262064A Pending JPH06111353A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 迷光キャンセル回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06111353A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001026194A1 (fr) * | 1999-10-05 | 2001-04-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif optique integre |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4262064A patent/JPH06111353A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001026194A1 (fr) * | 1999-10-05 | 2001-04-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dispositif optique integre |
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