JP3859115B2 - プリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

プリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3859115B2
JP3859115B2 JP2000141661A JP2000141661A JP3859115B2 JP 3859115 B2 JP3859115 B2 JP 3859115B2 JP 2000141661 A JP2000141661 A JP 2000141661A JP 2000141661 A JP2000141661 A JP 2000141661A JP 3859115 B2 JP3859115 B2 JP 3859115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
motor
printer
average
calculation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000141661A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001103778A (ja
Inventor
人 志 五十嵐
田 昌 敬 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000141661A priority Critical patent/JP3859115B2/ja
Priority to DE60026942T priority patent/DE60026942T2/de
Priority to AT00306297T priority patent/ATE321669T1/de
Priority to EP00306297A priority patent/EP1072425B1/en
Priority to CN00121956A priority patent/CN1120093C/zh
Priority to US09/625,994 priority patent/US6528962B1/en
Publication of JP2001103778A publication Critical patent/JP2001103778A/ja
Priority to US10/253,498 priority patent/US20030025471A1/en
Priority to US11/074,761 priority patent/US20050146300A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3859115B2 publication Critical patent/JP3859115B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/18Character-spacing or back-spacing mechanisms; Carriage return or release devices therefor
    • B41J19/20Positive-feed character-spacing mechanisms
    • B41J19/202Drive control means for carriage movement

Landscapes

  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体に関するものであって、特に、シリアルプリンタのキャリッジを駆動するモータの速度の制御に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
一般に、インクジェットプリンタ等のシリアルプリンタにおいては、印刷紙上を記録ヘッドが走査して印字を行う。この記録ヘッドはキャリッジに固定されて、キャリッジとともに移動する。そしてこのキャリッジは、DCモータによって駆動されるが、その駆動方式は以下のようである。
【0003】
まず、DCモータの回転軸に固定されたプーリと、このプーリと対になる従動車とによってタイミングベルトが所定の張力となるように張られ、このタイミングベルトに上記キャリッジが取付けられるように構成されている。これにより、DCモータの回転によってキャリッジが主走査方向に動くように駆動される。
【0004】
上記キャリッジが定速で動いているとき、すなわちDCモータが定速で回転しているときに印字が行われる。
【0005】
従来、DCモータが定速となるようにする速度制御は、目標速度と、検出された実際の速度との偏差に基づいたPID制御によって行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしDCモータは、一般に図13に示すようにステータ210と、ロータ220とを有している。ステータ210は、ヨーク210aと、磁極210bとから構成される。ロータ220は、電磁石の磁極となる突起部220aと、この突起部220aの基部に巻かれたコイル220bとから構成され、コミュテータ230およびブラシ240の働きにより上記電磁石の極性を次々と切り替える構成となっている。このためDCモータにはトルク変動があり、このトルク変動はDCモータの相数(コイルの個数、すなわち突起部220aの基部の個数)をpとすると、DCモータが1回転する間に2p回発生する。なお、図13においては、DCモータの相数は3である。
【0007】
このためキャリッジの駆動にDCモータを用いたシリアルプリンタにおいては、DCモータのトルク変動によってキャリッジの速度(すなわちDCモータの速度)が変動し、印字されたドット間にバラツキが生じ、高精細な印字を行うことができないという問題があった。
【0008】
本発明は上記事情を考慮してなされたものであって、プリンタ用モータの速度変動を可及的に抑制することのできるプリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびにプリンタ用モータの制御プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によるプリンタ用モータの制御装置は、プリンタ用モータの速度を所定の周期t で検出する速度検出部と、この速度検出部によって検出された最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前であるn(≧2)個前に検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する平均速度演算部と、前記モータの目標速度と前記平均速度演算部の出力である平均速度との速度偏差に基づいて前記モータの速度を制御する速度制御部と、を備えていることを特徴とする。
【0010】
なお、前記モータの速度変動の周期をT とすると、前記平均速度の演算に用いられる数nは、
/(2t )−2≦n<T/(2t)+2
を満たしているように構成されていることが好ましい。
【0011】
なお、前記平均速度演算部は、最新の検出速度からk(n>k≧0)個前の検出速度までのk+1個の検出速度と、n個前からn+k個前までのk+1個の検出速度との平均速度を求めることが好ましい。
【0012】
なお、前記速度制御部は、前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて動作する微分要素を備えていることが好ましい。
【0013】
なお、前記速度制御部は、前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて動作する比例要素を備えていても良い。
【0014】
なお、前記速度検出部は前記モータの回転に応じて出力パルスを発生するエンコーダと、このエンコーダの出力パルスに基づいてこの出力パルスの周期で前記モータの速度を演算する速度演算部とを備えるように構成しても良い。
【0015】
なお、前記モータは、インクジェットプリンタのキャリッジモータであり、前記エンコーダは、前記キャリッジモータの回転軸に取付けられたプーリおよびこのプーリによって駆動されるタイミングベルトを介して前記キャリッジモータによって駆動されるキャリッジの移動に応じて出力パルスを発生するように構成されていても良い。
【0016】
なお、前記エンコーダの符号板のスリット間隔をλ、前記プーリのピッチ円長をL、前記モータの相数をpとしたとき、nは
L/(4pλ)≦n<L/(4pλ)+2
を満たしていることが好ましい。
【0017】
なお、前記速度制御部は、前記エンコーダの出力パルスに基づいて前記モータの速度を第2の所定の周期で演算する第2の速度演算部と、この第2の速度演算部によって演算された最新の演算速度とm(m≧2)個前に演算された演算速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する第2の平均速度演算部と、前記目標速度と前記第2の平均速度演算部の出力との速度偏差に基づいて動作する第2の微分要素と、を更に備えるように構成しても良い。
【0018】
なお前記モータはDCモータであっても良い。
【0019】
また、本発明によるプリンタ用モータの制御方法は、モータの速度を所定の周期t で検出するステップと、最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前に検出された検出速度と少なくとも用いて平均速度を演算するステップと、前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて前記モータを制御するステップと、を備えていることを特徴とする。
【0020】
なお、上記制御方法において、前記モータの速度変動の周期をT とすると、前記平均速度の演算に用いられる数nは、
/(2t )−2≦n<T/(2t)+2
を満たしているように構成されていることが好ましい。
【0021】
なお、前記モータの速度を制御するステップは、前記速度偏差と、この速度偏差に基づいて動作する微分要素の出力との和に基づいて制御することが好ましい。
【0022】
また、本発明の記録媒体は、モータの速度を所定の周期t で検出する手順と、最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前に検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する手順と、前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて前記モータの速度を制御する手順と、を少なくとも備えるように構成しても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0024】
まず本発明によるプリンタ用モータの制御装置が用いられるインクジェットプリンタの概略の構成および制御について説明する。このインクジェットプリンタの概略の構成を図6に示す。
【0025】
このインクジェットプリンタは、紙送りを行う紙送りモータ(以下、PFモータともいう)1と、この紙送りモータ1を駆動する紙送りモータドライバ2と、キャリッジ3と、このキャリッジ3を駆動するキャリッジモータ(以下、CRモータともいう)4と、このキャリッジモータ4を駆動するCRモータドライバ5と、DCユニット6と、目詰まり防止のためインクの吸い出しを制御するポンプモータ7と、このポンプモータ7を駆動するポンプモータドライバ8と、キャリッジ3に固定されて印刷紙50にインクを吐出する記録ヘッド9と、この記録ヘッド9を駆動制御するヘッドドライバ10と、キャリッジ3に固定されたリニア式エンコーダ11と、所定の間隔にスリットが形成された符号板12と、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13と、印刷処理されている紙の終端位置を検出する紙検出センサ15と、プリンタ全体の制御を行うCPU16と、CPU16に対して周期的に割込み信号を発生するタイマIC17と、ホストコンピュータ18との間でデータの送受信を行うインタフェース部(以下IFともいう)19と、ホストコンピュータ18からIF19を介して送られてくる印字情報に基づいて印字解像度や記録ヘッド9の駆動波形等を制御するASIC20と、ASIC20およびCPU16の作業領域やプログラム格納領域として用いられるPROM21,RAM22およびEEPROM23と、印刷中の紙50を支持するプラテン25と、PFモータ1によって駆動されて印刷紙50を搬送する搬送ローラ27と、CRモータ4の回転軸に取付けられたプーリ30と、このプーリ30によって駆動されるタイミングベルト31と、を備えている。
【0026】
なお、DCユニット6は、CPU16から送られてくる制御指令およびエンコーダ11,13の出力に基づいて紙送りモータドライバ2およびCRモータドライバ5を駆動制御する。また、紙送りモータ1およびCRモータ4はいずれもDCモータで構成されている。
【0027】
このインクジェットプリンタのキャリッジ3の周辺の構成を図7に示す。
【0028】
キャリッジ3は、タイミングベルト31によりプーリ30を介してキャリッジモータ4に接続され、ガイド部材32に案内されてプラテン25に平行に移動するように駆動される。キャリッジ3の印刷紙に対向する面には、ブラックインクを吐出するノズル列およびカラーインクを吐出するノズル列からなる記録ヘッド9が設けられ、各ノズルはインクカートリッジ34からインクの供給を受けて印刷紙にインク滴を吐出して文字や画像を印字する。
【0029】
またキャリッジ3の非印字領域には、非印字時に記録ヘッド9のノズル開口を封止するためのキャッピング装置35と、図6に示すポンプモータ7を有するポンプユニット36とが設けられている。キャリッジ3が印字領域から非印字領域に移動すると、図示しないレバーに当接してキャッピング装置35は上方に移動し、記録ヘッド9を封止する。
【0030】
記録ヘッド9のノズル開口列に目詰まりが生じた場合や、カートリッジ34の交換等を行って記録ヘッド9から強制的にインクを吐出する場合は、記録ヘッド9を封止した状態でポンプユニット36を作動させ、ポンプユニット36からの負圧により、ノズル開口列からインクを吸い出す。これにより、ノズル開口列の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらには記録ヘッド9の気泡がインクとともにキャップ37に排出される。
【0031】
次に、キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコーダ11の構成を図8に示す。このエンコーダ11は発光ダイオード11aと、コリメータレンズ11bと、検出処理部11cとを備えている。この検出処理部11cは複数(4個)のフォトダイオード11dと、信号処理回路11eと、2個のコンパレータ11f,11f と、を有している。
【0032】
発光ダイオード11aの両端に抵抗を介して電圧Vccが印加されると、発光ダイオード11aから光が発せられる。この光はコリメータレンズ11bによって平行にされて符号板12を通過する。符号板12には所定の間隔(例えば1/180インチ(=1/180×2.54cm))毎にスリットが設けられた構成となっている。
【0033】
この符号板12を通過した平行光は、図示しない固定スリットを通って各フォトダイオード11dに入射し、電気信号に変換される。4個のフォトダイオード11dから出力される電気信号が信号処理回路11eにおいて信号処理される。この信号処理回路11eから出力される信号がコンパレータ11f ,11f において比較され、比較結果がパルスとして出力される。コンパレータ11f ,11f から出力されるパルスENC−A,ENC−Bがエンコーダ11の出力となる。
【0034】
パルスENC−AとパルスENC−Bは位相が90度だけ異なっている。CRモータ4が正転すなわちキャリッジ3が主走査方向に移動しているときは図9(a)に示すようにパルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が進み、CRモータ4が逆転しているときは図9(b)に示すようにパルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れるようにエンコーダ4は構成されている。そして、上記パルスの1周期Tは符号板12のスリット間隔(例えば1/180インチ(=1/180×2.54cm))に対応し、キャリッジ3が上記スリット間隔を移動する 時間に等しい。
【0035】
一方、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13は符号板がPFモータ1の回転に応じて回転する回転円板である以外は、リニア式エンコーダ11と同様の構成となっている。なおインクジェットプリンタにおいては、PFモータ1用のエンコーダ13の符号板に設けられている複数のスリットのスリット間隔は、1/180インチ(1/180×2.54cm)であり、PFモータ1が上記1スリット間隔だけ回転すると、1/1440インチ(=1/1440×2.54cm)だけ紙送りされるような構成となっている。
【0036】
次に図6において示した紙検出センサ15の位置について図10を参照して説明する。図10において、プリンタ60の給紙挿入口61に挿入された紙50は、給紙モータ63によって駆動される給紙ローラ64によってプリンタ60内に送り込まれる。プリンタ60内に送り込まれた紙50の先端が例えば光学式の紙検出センサ15によって検出される。この紙検出センサ15によって先端が検出された紙50はPFモータ1によって駆動される紙送りローラ65および従動ローラ66によって紙送りが行われる。
【0037】
続いてキャリッジガイド部材32に沿って移動するキャリッジ3に固定された記録ヘッド(図示せず)からインクが滴下されることにより印字が行われる。そして所定の位置まで紙送りが行われると、現在、印字されている紙50の終端が紙検出センサ15によって検出される。そしてPFモータ1によって駆動される歯車67aにより,歯車67bを介して歯車67cが駆動され、これにより、排紙ローラ68および従動ローラ69が回転駆動されて、印字が終了した紙50が排紙口62から外部に排出される。
【0038】
次に図6に示したDCユニット6によって行われるDCモータの速度制御を、CRモータ4を例にとって図11および図12を参照して説明する。
【0039】
DCユニット6は位置演算部6aと、減算器6bと、目標速度演算部6cと、速度演算部6dと、減算器6eと、比例要素6fと、積分要素6gと、微分要素6hと、加算器6iと、D/Aコンバータ6jと、タイマ6kと、加速制御部6mとを備えている。
【0040】
位置演算部6aはエンコーダ11の出力パルスENC−A,ENC−Bの各々の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを検出し、検出されたエッジの個数を計数し、この計数値に基づいて、キャリッジ3の位置を演算する。この計数はCRモータ4が正転しているときは1個のエッジが検出されると「+1」を加算し、逆転しているときは、1個のエッジが検出されると「−1」を加算する。パルスENC−AおよびENC−Bの各々の周期は符号板12のスリット間隔に等しく、かつパルスENC−AとパルスENC−Bは位相が90度だけ異なっている。このため、上記計数のカウント値「1」は符号板12のスリット間隔の1/4に対応する。これにより上記計数値にスリット間隔の1/4を乗算すれば、キャリッジ3の、計数値が「0」に対応する位置からの移動量を求めることができる。このときエンコーダ11の解像度は符号板12のスリットの間隔の1/4となる。上記スリットの間隔を1/180インチ(=1/180×2.54cm)とすれば解像度は1/720インチ(=1/720×2.54cm)となる。
【0041】
減算器6bは、CPU16から送られてくる目標位置と、位置演算部6aによって求められたキャリッジ3の実際の位置との位置偏差を演算する。
【0042】
目標速度演算部6cは、減算器6bの出力である位置偏差に基づいてキャリッジ3の目標速度を演算する。この演算は位置偏差にゲインK を乗算することにより行われる。このゲインKは位置偏差に応じて決定される。なお、このゲインK の値は図示しないテーブルに格納していても良い。
【0043】
速度演算部6dはエンコーダ11の出力パルスENC−A,ENC−Bに基づいてキャリッジ3の速度を演算する。この速度は次のようにして求められる。まずエンコーダ11の出力パルスENC−A,ENC−Bの各々の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを検出し、符号板12のスリット間隔の1/4に対応するエッジ間の時間間隔を例えばタイマカウンタによってカウントする。このカウント値をTとし、符号板12のスリット間隔をλとすればキャリッジの速度はλ/(4T)として求められる。なお本実施の形態においては、速度の演算は出力パルスENC−Aの1周期、例えば立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまでをタイマカウンタによって計測することにより求めている。
【0044】
減算器6eは、目標速度と、速度演算部6dによって演算されたキャリッジ3の実際の速度との速度偏差を演算する。
【0045】
比例要素6fは上記速度偏差に定数Gpを乗算し、乗算結果を出力する。積分要素6gは速度偏差に定数Giを乗じたものを積算する。微分要素6hは現在の速度偏差と、1つ前の速度偏差との差に定数Gdを乗算し、乗算結果を出力する。なお比例要素6f、積分要素6g、および微分要素6hの演算はエンコーダ11の出力パルスENC−Aの1周期毎を、例えば出力パルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行う。
【0046】
比例要素6f、積分要素6g、および微分要素6hの出力は加算器6iにおいて加算される。そして加算結果、すなわちCRモータ4の駆動電流がD/Aコンバータ6jに送られてアナログ電流に変換される。このアナログ電流に基づいてドライバ5によってCRモータ4が駆動される。
【0047】
また、タイマ6kおよび加速制御部6mは加速制御に用いられ、比例要素6f、積分要素6g、および微分要素6hを使用するPID制御は加速途中の定速および減速制御に用いられる。
【0048】
タイマ6kはCPU16から送られてくるクロック信号に基づいて所定時間毎にタイマ割込み信号を発生する。
【0049】
加速制御部6mは上記タイマ割込信号を受ける度毎に所定の電流値(例えば20mA)を目標電流値に積算し、積算結果すなわち加速時におけるDCモータ4の目標電流値がD/Aコンバータ6jに送られる。PID制御の場合と同様に上記目標電流値はD/Aコンバータ6jによってアナログ電流に変換され、このアナログ電流に基づいてドライバ5によってCRモータ4が駆動される。
【0050】
ドライバ5は、例えば4個のトランジスタを備えており、D/Aコンバータ6jの出力に基づいて上記トランジスタを各々ONまたはOFFさせることにより
(a)CRモータ4を正転または逆転させる運転モード
(b)回生ブレーキ運転モード(ショートブレーキ運転モード、すなわちCRモータの停止を維持するモード)
(c)CRモータを停止させようとするモード
を行わせることが可能な構成となっている。
【0051】
次に図12(a),(b)を参照してDCユニット6の動作を説明する。CRモータ4が停止しているときにCPU16からDCユニット6にCRモータ4を起動させる起動指令信号が送られると、加速制御部6mから起動初期電流値IがD/Aコンバータ6jに送られる。なお、この起動初期電流値I は起動指令信号とともにCPU16から加速制御部6mに送られてくる。そしてこの電流値I はD/Aコンバータ6jによってアナログ電流に変換されてドライバ5に送られ、このドライバ5によってCRモータ4が起動開始する(図12(a),(b)参照)。
【0052】
起動指令信号を受信した後、所定の時間毎にタイマ6kからタイマ割込信号が発生される。加速制御部6mはタイマ割込信号を受信する度毎に、起動初期電流値I に所定の電流値(例えば20mA)を積算し、積算した電流値をD/Aコンバータ6jに送る。するとこの積算した電流値はD/Aコンバータ6jによってアナログ電流に変換されてドライバ5に送られる。そしてCRモータ4に供給される電流の値が上記積算した電流値となるように、ドライバ5によってCRモータが駆動されCRモータ4の速度は上昇する(図12(b)参照)。このためCRモータ4に供給される電流値は図12(a)に示すように階段状になる。
【0053】
なお、このときPID制御系も動作しているが、D/Aコンバータ6jは加速制御部6mの出力を選択して取込む。
【0054】
加速制御部6mの電流値の積算処理は、積算した電流値が一定の電流値I となるまで行われる。時刻t において積算した電流値が所定値I となると、加速制御部6mは積算処理を停止し、D/Aコンバータ6jに一定の電流値I を供給する。これによりCRモータ4に供給される電流の値が電流値I となるようにドライバ5によって駆動される(図12(a)参照)。
【0055】
そして、CRモータ4の速度がオーバーシュートするのを防止するために、CRモータ4が所定の速度V になると(時刻t 参照)、CRモータ4に供給される電流を減小させるように加速制御部6mが制御する。このときCRモータ4の速度は更に上昇するが、CRモータ4の速度が所定の速度V に達すると(図12(b)の時刻t 参照)、D/Aコンバータ6jが、PID制御系の出力すなわち加算器6iの出力を選択し、PID制御が行われる。
【0056】
すなわち、目標位置と、エンコーダ11の出力から得られる実際の位置との位置偏差に基づいて目標速度が演算され、この目標速度と、エンコーダ11の出力から得られる実際の速度との速度偏差に基づいて、比例要素6f、積分要素6g、および微分要素6hが動作し、各々比例、積分、および微分演算が行われ、これらの演算結果の和に基づいて、CRモータ4の制御が行われる。なお、上記比例、積分、および微分演算は、例えばエンコーダ11の出力パルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行われる。これによりDCモータ4の速度は所望の速度V となるように制御される。なお、所定の速度V は所望の速度V の70〜80%の値であることが好ましい。
【0057】
時刻t からDCモータ4は所望の速度Vとなるから印字処理を行うことが可能となる。そして印字処理が終了し、キャリッジ3が目標位置に近づくと(図12(b)の時刻t 参照)、DCモータ4の減速が行われ、時刻t に停止する。
【0058】
(第1の実施の形態)
次に本発明によるプリンタ用モータの制御装置の第1の実施の形態の構成を図1に示す。この実施の形態の制御装置は、インクジェットプリンタの、DCモータからなるキャリッジモータ4の制御に用いられ、DCユニット80を備えている。このDCユニット80は、図11で説明したDCユニット6において、速度演算部6dを平均速度計測部90に置換えるとともに減算器96を新たに設けた構成となっている。
【0059】
平均速度計測部90は、速度演算部91と、メモリ92と、平均速度演算部93と、を備えている。速度演算部91は図11で説明した速度演算部6dと同一の構成となっており、エンコーダ11の出力に基づいて、CRモータ4の速度、すなわちキャリッジ3の速度を演算する。
【0060】
この演算は、エンコーダ11の出力パルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行われる。
【0061】
メモリ92は、速度演算部91によって演算された、1つ前の演算結果からn(n≧1)個前の演算結果までのn個の速度データを記憶する。そして平均速度演算部93によってn個の速度データが読出された後は、上記n個前の演算速度の代わりに速度演算部91によって演算された最新の速度を記憶するように構成されている。
【0062】
平均速度演算部93は、速度演算部91によって演算された最新の速度データと、メモリ92に記憶されているn個前の速度データとの2個の速度データの平均値、すなわち平均速度を演算する。
【0063】
減算器6eは目標速度演算部6cの出力である目標速度と、速度演算部91によって演算された最新の速度との速度偏差を演算し、積分要素6gに送出する。
減算器96は目標速度演算部6cの出力である目標速度と、平均速度演算部93の出力である平均速度との速度偏差を演算し、比例要素6fおよび微分要素6hに送出する。
【0064】
比例要素6fは、減算器96の出力に定数Gpを乗算し、乗算結果を加算器6iに送出する。積分要素6gは減算器6eの出力に定数Giを乗算したものを積算し、積算結果を加算器6iに送出する。微分要素6hは、現在の速度偏差と1つ前の速度偏差との差に定数Gdを乗算し、乗算結果を加算器6iに送出する。なお、比例要素6f、積分要素6g、および微分要素6hの演算はエンコーダ11の出力パルスENC−Aの立ち上がりに同期して行う。
【0065】
比例要素6f、積分要素6g、および微分要素6hの出力は加算器6iにおいて加算される。そして加算結果、すなわち上記速度偏差が零となるようなCRモータ4の駆動電流がD/Aコンバータ6jに送られてアナログ電流に変換される。このアナログ電流に基づいてドライバ5によってCRモータ4が駆動される。
【0066】
本実施の形態においては、平均速度の演算に用いられる数nは、CRモータ4の速度変動の周期をT 、速度演算部91の速度演算の周期をt とすると、T /(2t )に近い値になっている。このようにnをT /(2t )に近い値とすることによりCRモータ4の速度変動を可及的に抑制することができる。
【0067】
このことを図2および図3を参照して説明する。本実施の形態において、CRモータ4の極数を5とし、このCRモータ4の回転軸に取付けられてタイミングベルト31を駆動するプーリ30の有効径長(すなわちピッチ円長)Lを26mmとし、エンコーダ11の符号板12のスリットの間隔λを1/180インチ(=0.14mm)とする。このときCRモータ4の速度変動は1回転に10回、すなわちキャリッジ3が26mm移動する間に10回生じるから、速度変動の周期T はキャリッジ3が2.6mm(=26mm/(2×5))だけ移動する時間に等しい。
【0068】
一方速度演算部91の演算周期t はエンコーダ11の出力パルスENC−Aの周期、すなわちキャリッジ3が符号板12のスリット間隔(=0.14mm)だけ移動する時間に等しい。
【0069】
このため、CRモータ4の速度変動の1周期の間にT /t =18.4(=2.6mm/0.14mm)回の速度演算が速度演算部91において行われる。
【0070】
このような条件の下で、CRモータ4の回転軸の速度が所定速度V を中心として正弦波状に変動しているとし、平均速度演算部93が平均速度の演算に用いた数nをパラメータとして本実施の形態の平均速度演算部の出力の様子を図2に示す。なお図2においては速度変動分のみを正規化して表現している。
【0071】
図2において、グラフg はn=0の場合、すなわち平均速度演算手段93の出力が速度演算部91の出力に一致する場合の速度変動の様子を示し、グラフg はn=7の場合、すなわち最新の演算速度と7個前の演算速度との平均速度の速度変動の様子を示し、グラフg はn=8の場合すなわち最新の演算速度と8個前の演算速度との平均速度の速度変動の様子を示し、グラフg はn=9の場合、すなわち最新の演算速度と9個前の演算速度との平均速度の速度変動の様子を示し、グラフg はn=10の場合、すなわち最新の演算速度と10個前の演算速度との平均速度の速度変動の様子を示し、グラフg はn=11の場合、すなわち最新の演算速度と11個前の演算速度との平均速度の速度変動の様子を示す。
【0072】
この図2に示す演算結果から分かるようにn=9のとき、すなわちnがT /(2t )(=9.2)に近い値のときが速度変動が1番小さくなっている。これは、図3に示すように、速度演算部91の演算周期t と数nとの積nt がCRモータ4の速度変動の周期T の約半分であれば、平均速度演算部93によって演算される平均速度は、ほぼ零に近く,このため速度の変動が小さくなるからであると考えられる。
【0073】
したがって、平均速度演算に用いられる数nが、
/(2t )−2≦n<T/(2t)+2
を満たしているように構成されていれば、速度変動を可及的に抑制することができることになる。
【0074】
なお、実際的には図4に示すように、CRモータ4によって駆動されるプーリ30と、このプーリ30の従動車30aによってタイミングベルト31は張力を有するように張られているのでCRモータ4の速度変動はキャリッジ3に遅れて伝わる。このため、図2から分かるようにn=9の場合よりも若干速度変動は大きくなるが、位相が進んでいるn=10の方を用いた方がCRモータ4の速度変動の抑制にはより有効的と考えられる。
【0075】
したがって、エンコーダ11の符号板12のスリット間隔をλ、プーリ30のピッチ円長(有効径長)をL、CRモータ4の相数をpとすれば、平均速度の演算に用いられる数nは、
L/(4pλ)≦n<L/(4pλ)+2
を満たしていることが好ましい。なおCRモータ4の速度変動の周期をT、速度演算部91の演算周期をtとすると
L/(4pλ)=(L/(2p))/(2λ)=T/(2t
である。
【0076】
以上説明したように本実施の形態によれば、CRモータの速度変動を可及的に抑制することができる。
【0077】
なお、上記実施の形態においては、目標速度と平均速度との偏差である速度偏差は比例要素6fおよび微分要素6hに入力したが、上記速度偏差を微分要素6hのみに入力し、比例要素6fおよび積分要素6gには目標速度と、速度演算部91の出力との速度偏差を入力するように構成しても同様の効果を得ることができる。また、目標速度と平均速度との速度偏差を比例要素6f、積分要素6g、微分要素6hの全てに入力するように構成しても同様の効果を得ることができる。
【0078】
なお、位置演算部6aはエンコーダ11の出力パルスENC−A,ENC−Bの立ち上がり、立ち下がりエッジを計数し、計数値にエンコーダ11の符号板12のスリット間隔を乗算していたが、スリット間隔を乗算しないで出力パルスENC−A,ENC−Bの立ち上がり、立ち下がりエッジを計数し、これを出力するようにしても良い。このとき目標位置もパルス数で表わされ、速度演算部91の出力はエンコーダ11の出力パルスENC−Aの周期の逆数となり、平均速度演算部93は、出力パルスENC−Aの周期の逆数の平均値を演算し、出力することになる。
【0079】
また、上記第1の実施の形態においては、平均速度演算部93は、最新の演算速度と、n個前の演算速度との平均速度を演算していたが、最新の演算速度からk(n>k≧1)個前の演算速度までのk+1個の演算速度データと、n個前からn+k個前までのk+1個の演算速度データとの平均値(平均速度)を求めるように構成しても良い。この場合、メモリ92には1つ前の演算速度からn+k個前の演算速度までのn+k個の演算速度データが記憶されることになる。この様に構成することにより、ノイズの影響を可及的に抑制することができる。
【0080】
また、最新の演算速度からn−1個前の演算速度までのn個の演算速度データの中から選択した上記最新の演算速度を含むm(n−1≧m≧2)個の演算速度データと、n個前から2n−1個前までのn個の演算速度データの中から選択した、上記m個の演算速度データに対応するm個の演算速度データとの平均値を求めるように平均速度演算部93を構成しても良い。ここで最新の演算速度データに対応する演算速度データはn個前の演算速度データであり、k(n−1≧k≧1)個前の演算速度データに対応する演算速度データはn+k個前の演算速度データである。
【0081】
また、上記実施の形態においては、CRモータ4の相数をp、プーリ30の有効長をL(=πD(Dはピッチ円径))、CRモータ4の速度変動の周期をT、速度演算部91の演算周期をt 、エンコーダ11のスリット間隔をλとすると、平均速度の演算に用いられる数nは、
/(2t )=L/(4pλ)=πD/(4pλ)
に近い値が選択されていたが、nを所定の値に固定してプーリ30のピッチ円径Dを上述の関係を満足するような値とするようにしても良い。
【0082】
なお、インクジェットプリンタにおいては、キャリッジ3の速度は、a)上記CRモータ4の速度変動、b)タイミングベルト31の影響による速度変動、c)プーリの影響による速度変動を受ける。このため、CRモータ4の速度変動のみを抑制するばかりでなく、他の要因による速度変動も抑制する必要がある。他の要因による速度変動をも抑制可能なことを次の第2の実施の形態において説明する。
【0083】
(第2の実施の形態)
本発明によるプリンタ用モータの制御装置の第2の実施の形態の構成を図5に示す。この第2の実施の形態の制御装置はインクジェットプリンタのCRモータの速度制御に用いられるものであって、図1に示す第1の実施の形態の制御装置においてはDCユニット80をDCユニット80Aに置換えた構成となっている。このDCユニット80Aは図1に示すDCユニット80に平均速度計測部90A、減算器97、および微分要素98を新たに加えた構成となっている。
【0084】
平均速度計測部90Aは平均速度計測部90とほぼ同じ構成であり、速度演算部91Aと、メモリ92Aと、平均速度演算部93Aとを備えている。
【0085】
速度演算部91Aは速度演算部91と同一の構成であり、エンコーダ11の出力パルスENC−Aに基づいてCRモータ4の速度、すなわちキャリッジ3の速度を演算する。この演算はエンコーダ11の出力パルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行われる。
【0086】
メモリ92Aは速度演算部91Aによって演算された、1つ前の演算結果からm(m≧2)個前の演算結果までのm個の速度データを記憶する。そして平均速度演算部93Aによってm個前のデータが読出された後は、上記m個前の演算速度の代わりに速度演算部91Aによって演算された最新の演算速度を記憶するように構成されている。
【0087】
平均速度演算部93Aは、速度演算部91Aによって演算された最新の速度データと、m個前の演算速度との平均値(平均速度)を演算し、演算結果を減算器97に送出する。
【0088】
減算器97は目標速度演算手段6cの出力である目標速度と、平均速度演算部93Aの出力である平均速度との速度偏差を演算し、演算結果を微分要素98に送出する。
【0089】
微分要素98は、最新の速度偏差と1つ前の速度偏差との差に定数Gd を乗算し、乗算結果を加算器6iに送出する。
【0090】
そして、比例要素6f、積分要素6g、微分要素6h、および微分要素98の出力の和が加算器6iにおいて演算される。この加算器6iの出力、すなわち速度偏差が零となるようなCRモータ4の駆動電流がD/Aコンバータ6jに送られてアナログ電流に変換される。このアナログ電流に基づいて、ドライバ5によってCRモータ4が駆動される。
【0091】
この実施の形態においては、平均速度の演算に用いられる数mは、CRモータ4の速度変動以外の抑制すべき速度変動の周期をTvAとし、速度演算部91Aの演算周期をtvAとすればTvA/(2tvA)に近い値となるように構成されている。
【0092】
以上説明したようにこの第2の実施の形態の制御装置はCRモータ4の速度変動を抑制することができるとともにそれ以外の要因による速度変動も抑制することができる。
【0093】
なお、第2の実施の形態においては、速度演算部91Aの演算周期はエンコーダ11の出力パルスENC−Aの周期であったが、抑制すべき速度変動がCRモータの速度変動よりも周期が短い場合は、エンコーダの出力パルスENC−Aおよび出力パルスENC−Bの各々の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジに同期して速度演算部91Aの演算を行うか、または、より高解像のエンコーダの出力パルスに基づいて演算を行うようにすることが好ましい。
【0094】
また、上記第2の実施の形態においては、平均速度演算部93Aは、最新の 演算速度と、m個前の演算速度との平均速度を演算していたが、最新の演算速度からk(m>k≧1)個前の演算速度までのk+1個の演算速度データと、m個前からm+k個前までのk+1個の演算速度データとの平均値(平均速度)を求めるように構成しても良い。この場合、メモリ92には1つ前の演算速度からm+k個前の演算速度までのm+k個の演算速度データが記憶されることになる。
【0095】
なお、上記第1および第2の実施の形態においては、DCモータについて説明したがACモータにも用いることができることはいうまでもない。
【0096】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を図14を参照して説明する。この第3の実施の形態はプリンタ用モータの制御方法であって、その制御手順を図14に示す。
【0097】
まずプリンタ用モータ、例えばキャリッジモータの速度を所定の周期t で検出し、記憶する(図14のステップF1参照)。次に最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より上記モータの速度変動のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前に検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する(図14のステップF2参照)。続いて上記目標速度と上記平均速度との速度偏差に基づいて上記モータの速度を制御する(図14のステップF3参照)。
【0098】
このように構成された本実施の形態の制御方法によれば、演算された平均速度には、速度変動の影響が除去されるため、上記目標速度と上記平均速度との速度偏差に基づいて制御する事により速度変動を可及的に抑制することができる。
【0099】
なお、上記平均速度を演算するステップは、最新の検出速度からk(n>k≧0)個前の検出速度までのk+1個の検出速度と、n個前からn+k個までのk+1個の検出速度との平均速度を求めるように構成しても良い。
【0100】
また、上記モータの速度を制御するステップは、上記速度偏差と、この速度偏差に基づいて動作する微分要素の出力との和に基づいて制御するように構成しても良い。
【0101】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を図15および図16を参照して説明する。この実施の形態は、プリンタ用モータの制御プログラムを記録した記録媒体である。図15および図16は、本実施の形態の印刷制御プログラムを記録した記録媒体が用いられるコンピュータシステム130の一例を示す斜視図およびブロック図である。
【0102】
図15において、コンピュータシステム130は、CPUを含むコンピュータ本体131と、例えばCRT等の表示装置132と、キーボードやマウス等の入力装置133と、印刷を実行するプリンタ134と、を備えている。
【0103】
コンピュータ本体131は、図16に示すように、RAMより構成される内部メモリ135と、内蔵または外付け可能なメモリユニット136と、を備えており、メモリユニット136としてはフレキシブルまたはフロッピディスク(FD)ドライブ137,CD−ROMドライブ138,ハードディスクドライブ(HD)ユニット139が搭載されている。図15に示すように、これらのメモリユニット136に用いられる記録媒体140としては、FDドライブ137のスロットに挿入されて使用されるフレキシブルディスクまたはフロッピディスク(FD)141と、CD−ROMドライブ138に用いられるCD−ROM142等が用いられる。
【0104】
図15および図16に示すように、一般的なコンピュータシステムに用いられる記録媒体140としては、FD141やCD−ROM142が考えられるが、本実施の形態は特にプリンタ134に用いられるモータの制御プログラムに関するものであるので、例えばプリンタ134に内蔵させる不揮発性メモリとしてのROMチップ143に本発明の制御プログラムを記録させるようにしても良い。
【0105】
また、記録媒体としては、FD、CD−ROM、MO(Magneto−Optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)、その他の光学的記録ディスク、カードメモリ、磁気テープ等であっても良いことは云うまでもない。
【0106】
本実施の形態の記録媒体140は、図14示す制御手順ステップF1〜F3を備えるように構成したものである。即ち本実施の形態の記録媒体140は、モータの速度を所定の周期t で検出する手順と、最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前に検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する手順と、前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて前記モータの速度を制御する手順と、を少なくとも備えるように構成しても良い。
【0107】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によればプリンタ用モータの速度変動を可及的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリンタ用モータの制御装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態の効果を説明する速度変動のグラフ。
【図3】CRモータの速度変動の波形図。
【図4】キャリッジの駆動を説明する模式図。
【図5】本発明によるプリンタ用モータの制御装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図6】インクジェットプリンタの概略の構成を示す構成図。
【図7】キャリッジ周辺の構成を示す斜視図。
【図8】リニア式エンコーダの構成を示す模式図。
【図9】エンコーダの出力パルスの波形図。
【図10】紙検出センサの位置を説明するプリンタの概略の斜視図。
【図11】インクジェットプリンタの一般的な速度制御装置の構成を示すブロック図。
【図12】図11に示す速度制御装置の動作を説明する波形図。
【図13】DCモータの一般的な構成を示す模式図。
【図14】本発明によるプリンタ用モータの制御方法の制御手順を示すフローチャート。
【図15】本発明による印刷制御プログラムを記録した記録媒体が用いられるコンピュータシステムの一例を示す斜視図。
【図16】本発明による印刷制御プログラムを記録した記録媒体が用いられるコンピュータシステムの一例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 紙送りモータ(PFモータ)
2 紙送りモータドライバ
3 キャリッジ
4 キャリッジモータ(CRモータ)
5 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ)
6 DCユニット
6a 位置演算部
6b 減算器
6c 目標速度演算手段
6d 速度演算部
6e 減算器
6f 比例要素
6g 積分要素
6h 微分要素
6j D/Aコンバータ
7 ポンプモータ
8 ポンプモータドライバ
9 記録ヘッド
10 ヘッドドライバ
11 リニア式エンコーダ
12 符号板
13 エンコーダ(ロータリ式エンコーダ)
15 紙検出センサ
16 CPU
17 タイマIC
18 ホストコンピュータ
19 インタフェース部
20 ASIC
21 PROM
22 RAM
23 EEPROM
25 プラテン
30 プーリ
31 タイミングベルト
32 キャリッジモータのガイド部材
34 インクカートリッジ
35 キャッピング装置
36 ポンプユニット
37 キャップ
50 記録紙
80 DCユニット
90 平均速度計測部
91 速度演算部
92 メモリ
93 平均速度演算部
96 減算器

Claims (18)

  1. プリンタに用いられるモータの速度を所定の周期t で検出する速度検出部と、
    この速度検出部によって検出された最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前であるn(≧2)個前に検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する平均速度演算部と、
    前記モータの目標速度と前記平均速度演算部の出力である平均速度との速度偏差に基づいて前記モータの速度を制御する速度制御部と、
    を備えていることを特徴とするプリンタ用モータの制御装置。
  2. 前記モータの速度変動の周期をT とすると、前記平均速度の演算に用いら れる数nは、
    /(2t )−2≦n<T/(2t)+2
    を満たしているように構成されていることを特徴とする請求項1記載のプリンタ用モータの制御装置。
  3. 前記平均速度演算部は、最新の検出速度からk(n>k≧0)個前の検出速度までのk+1個の検出速度と、n個前からn+k個前までのk+1個の検出速度との平均速度を求めることを特徴とする請求項2記載のプリンタ用モータの制御装置。
  4. 前記速度制御部は、前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて動作する微分要素を備えていることを特徴とする請求項3記載のプリンタ用モータの制御装置。
  5. 前記速度制御部は、前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて動作する比例要素を備えていることを特徴とする請求項4記載のプリンタ用モータの制御装置。
  6. 前記速度検出部は前記モータの回転に応じて出力パルスを発生するエンコーダと、このエンコーダの出力パルスに基づいてこの出力パルスの周期で前記モータの速度を演算する速度演算部とを備えたことを特徴とする請求項5記載のプリンタ用モータの制御装置。
  7. 前記モータは、インクジェットプリンタのキャリッジモータであり、前記エンコーダは、前記キャリッジモータの回転軸に取付けられたプーリおよびこのプーリによって駆動されるタイミングベルトを介して前記キャリッジモータによって駆動されるキャリッジの移動に応じて出力パルスを発生するように構成されていることを特徴とする請求項6記載のプリンタ用モータの制御装置。
  8. 前記エンコーダの符号板のスリット間隔をλ、前記プーリのピッチ円長をL、前記モータの相数をpとしたとき、nは
    L/(4pλ)≦n<L/(4pλ)+2
    を満たしていることを特徴とする請求項7記載のプリンタ用モータの制御装置。
  9. 前記速度制御部は、
    前記エンコーダの出力パルスに基づいて前記モータの速度を前記所定の周期で演算する第2の速度演算部と、
    この第2の速度演算部によって演算された最新の演算速度と、前記最新の演算速度のm(m≧2)個前に演算された演算速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する第2の平均速度演算部と、
    前記目標速度と前記第2の平均速度演算部の出力との速度偏差に基づいて動作する第2の微分要素と、
    を更に備えていることを特徴とする請求項7乃至8のいずれかに記載のプリンタ用モータの制御装置。
  10. 前記モータはDCモータであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のプリンタ用モータの制御装置。
  11. モータの速度を所定の周期t で検出するステップと、
    最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前に検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を演算するステップと、
    前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて前記モータの速度を制御するステップと、
    を備えていることを特徴とするプリンタ用モータの制御方法。
  12. 前記モータの速度変動の周期をT とすると、前記平均速度の演算に用いられる数nは、
    /(2t )−2≦n<T/(2t)+2
    を満たしているように構成されていることを特徴とする請求項11記載のプリンタ用モータの制御方法。
  13. 前記平均速度を演算するステップは、最新の検出速度からk(n>k≧0)個前の検出速度までのk+1個の検出速度と、n個前からn+k個までのk+1個の検出速度との平均速度を求めることを特徴とする請求項12記載のプリンタ用モータの制御方法。
  14. 前記モータの速度を制御するステップは、前記速度偏差と、この速度偏差に基づいて動作する微分要素の出力との和に基づいて制御することを特徴とする請求項13記載のプリンタ用モータの制御方法。
  15. 前記モータの速度を検出するステップは、前記モータの回転に応じて出力パルスを発生するエンコーダの出力パルスに基づいてこの出力パルスの周期で前記モータの速度を演算するステップを備えたことを特徴とする請求項14記載のプリンタ用モータの制御方法。
  16. 前記モータは、インクジェットプリンタのキャリッジモータであることを特徴とする請求項15記載のプリンタ用モータの制御方法。
  17. 前記モータはDCモータであることを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載のプリンタ用モータの制御方法。
  18. モータの速度を所定の周期t で検出する手順と、
    最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前に検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する手順と、
    前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて前記モータの速度を制御する手順と、
    を備えていることを特徴とするコンピュータによってプリンタ用モータを制御するプリンタ用モータの制御プログラムを記録した記録媒体。
JP2000141661A 1999-07-26 2000-05-15 プリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3859115B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000141661A JP3859115B2 (ja) 1999-07-26 2000-05-15 プリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体
AT00306297T ATE321669T1 (de) 1999-07-26 2000-07-24 Steuereinheit und verfahren zum steuern eines motors zur vewendung in einem drucker und steuerungsprogramm speicherndes speichermedium
EP00306297A EP1072425B1 (en) 1999-07-26 2000-07-24 Control unit and method for controlling motor for use in printer and storage medium storing control program
DE60026942T DE60026942T2 (de) 1999-07-26 2000-07-24 Steuereinheit und Verfahren zum Steuern eines Motors zur Vewendung in einem Drucker und Steuerungsprogramm speicherndes Speichermedium
CN00121956A CN1120093C (zh) 1999-07-26 2000-07-26 打印机用马达的控制装置和控制方法
US09/625,994 US6528962B1 (en) 1999-07-26 2000-07-26 Control unit and method for controlling motor for use in printer, and storage medium storing control program
US10/253,498 US20030025471A1 (en) 1999-07-26 2002-09-25 Control unit and method for controlling motor for use in printer, and storage medium storing control program
US11/074,761 US20050146300A1 (en) 1999-07-26 2005-03-09 Control unit and method for controlling motor for use in printer, and storage medium storing control program

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-211076 1999-07-26
JP21107699 1999-07-26
JP2000141661A JP3859115B2 (ja) 1999-07-26 2000-05-15 プリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001103778A JP2001103778A (ja) 2001-04-13
JP3859115B2 true JP3859115B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=26518419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000141661A Expired - Fee Related JP3859115B2 (ja) 1999-07-26 2000-05-15 プリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体

Country Status (6)

Country Link
US (3) US6528962B1 (ja)
EP (1) EP1072425B1 (ja)
JP (1) JP3859115B2 (ja)
CN (1) CN1120093C (ja)
AT (1) ATE321669T1 (ja)
DE (1) DE60026942T2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3832712B2 (ja) * 2000-09-21 2006-10-11 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置および制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体
JP3687606B2 (ja) 2001-12-20 2005-08-24 ブラザー工業株式会社 モータ制御方法及び装置
US7026775B2 (en) * 2001-12-20 2006-04-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method and apparatus for controlling speed of moving body
JP2004172861A (ja) 2002-11-19 2004-06-17 Seiko Epson Corp 電子機器コントローラ及び電子機器の制御方法
JP2004170614A (ja) 2002-11-19 2004-06-17 Seiko Epson Corp 電子機器
JP2004172854A (ja) 2002-11-19 2004-06-17 Seiko Epson Corp イメージセンサコントローラ、電子機器、及びイメージセンサの制御方法
KR100777450B1 (ko) 2005-05-28 2007-11-21 삼성전자주식회사 엔코더 속도 보정 방법 및 장치
US8021469B2 (en) 2005-07-14 2011-09-20 Access Business Group International Llc Control methods for an air treatment system
JP4994768B2 (ja) * 2005-12-09 2012-08-08 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2007182265A (ja) * 2005-12-29 2007-07-19 Brother Ind Ltd シート搬送装置
JP4781127B2 (ja) * 2006-02-24 2011-09-28 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 電動機制御装置
JP4483812B2 (ja) 2006-03-24 2010-06-16 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、スティックスリップ対応方法、プログラム、及び印刷システム
US7898207B2 (en) * 2007-12-04 2011-03-01 Pitney Bowes Inc. Method for controlling a DC motor
JP5371419B2 (ja) * 2008-12-26 2013-12-18 キヤノン株式会社 機器におけるモータの制御方法
JP5610838B2 (ja) * 2010-05-11 2014-10-22 キヤノン株式会社 モータを備えた機器
CN107718912A (zh) * 2017-11-21 2018-02-23 珠海冰河电子技术有限公司 一种打印机速度控制方法及装置
CN114337404B (zh) * 2021-12-30 2024-06-18 海信(广东)空调有限公司 直流电机控制方法、空调器和计算机可读存储介质

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3863118A (en) * 1973-01-26 1975-01-28 Warner Electric Brake & Clutch Closed-loop speed control for step motors
US4103216A (en) * 1976-05-28 1978-07-25 Tally Corporation Stepping motor closed loop constant velocity control system
US4490796A (en) * 1981-10-16 1984-12-25 International Business Machines Corporation Print head motor control system using analog and digital feedback
JPS60118077A (ja) * 1983-11-29 1985-06-25 Oki Electric Ind Co Ltd プリンタのスペ−シング速度制御方法
US4775945A (en) * 1985-12-11 1988-10-04 International Business Machines Corporation Print head motor control system with automatic drive parameter calculations
JPH07115521B2 (ja) * 1988-11-30 1995-12-13 沖電気工業株式会社 直流モータの速度制御装置
JP3230364B2 (ja) * 1994-03-03 2001-11-19 株式会社明電舎 速度制御系における速度推定演算処理方法
JP3296527B2 (ja) * 1994-08-05 2002-07-02 株式会社安川電機 モータ速度制御装置
JPH09202014A (ja) * 1996-01-24 1997-08-05 Brother Ind Ltd プリンタ
EP0807528B1 (en) * 1996-05-15 2001-12-12 Océ-Technologies B.V. Method and system for detecting the position of a carriage
JP3281561B2 (ja) * 1996-12-25 2002-05-13 シャープ株式会社 モータ速度制御装置
US6111384A (en) * 1998-05-26 2000-08-29 Eastman Kodak Company Method for controlling motor speed

Also Published As

Publication number Publication date
EP1072425B1 (en) 2006-03-29
EP1072425A2 (en) 2001-01-31
CN1120093C (zh) 2003-09-03
US20050146300A1 (en) 2005-07-07
DE60026942T2 (de) 2006-08-24
EP1072425A3 (en) 2001-02-07
ATE321669T1 (de) 2006-04-15
DE60026942D1 (de) 2006-05-18
CN1282015A (zh) 2001-01-31
US6528962B1 (en) 2003-03-04
US20030025471A1 (en) 2003-02-06
JP2001103778A (ja) 2001-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3859115B2 (ja) プリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体
EP1602504B1 (en) Motor control device and motor control method
EP1124320B1 (en) Motor control method and motor control apparatus
JP4457456B2 (ja) 印刷装置
JP2001169584A (ja) プリンタ用モータの制御装置およびその制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体
JP3812417B2 (ja) プリンタ制御方法及びプリンタ制御装置
JP3832174B2 (ja) モータ制御装置及び制御方法
JP3780804B2 (ja) モータ制御装置及び制御方法
JP3570617B2 (ja) Dcモータ制御装置及び制御方法
JP3705061B2 (ja) モータの制御装置およびその制御方法ならびにモータの制御プログラムを記録した記録媒体
JP3893853B2 (ja) プリンタ用モータの制御装置および制御方法
JP3777936B2 (ja) モータ制御方法及び制御装置
JP3818496B2 (ja) プリンタ制御装置及びプリンタ制御方法
JP3871181B2 (ja) 印刷制御装置および制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体
JP3812283B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体
JP4432055B2 (ja) プリンタ用モータの制御装置および制御方法
JP3812351B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体
JP3849908B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法
JP3900401B2 (ja) Dcモータ制御方法及び制御装置
JP3871185B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体
JP3885559B2 (ja) プリンタ制御方法及びプリンタ制御装置
JP3780768B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法
JP2005186630A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体
JP2005200222A (ja) 印刷制御装置および制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体
JP2002283559A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法ならびに印刷制御プログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050708

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees