JP2001103778A - プリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

プリンタ用モータの制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2001103778A JP2000141661A JP2000141661A JP2001103778A JP 2001103778 A JP2001103778 A JP 2001103778A JP 2000141661 A JP2000141661 A JP 2000141661A JP 2000141661 A JP2000141661 A JP 2000141661A JP 2001103778 A JP2001103778 A JP 2001103778A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J19/00Character- or line-spacing mechanisms
    • B41J19/18Character-spacing or back-spacing mechanisms; Carriage return or release devices therefor
    • B41J19/20Positive-feed character-spacing mechanisms
    • B41J19/202Drive control means for carriage movement

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  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ用モータの速度変動を可及的に抑制
することを可能にする。 【解決手段】 プリンタ用モータ4の速度を所定の周期
で検出する速度検出部11,90と、この速度検
出部によって検出された最新の検出速度と、この検出速
度の検出時期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前
であるn(≧2)個前に検出された検出速度とを少なく
とも用いて平均速度を演算する平均速度演算部93と、
プリンタ用モータ4の目標速度と平均速度演算部の出力
である平均速度との速度偏差に基づいてプリンタ用モー
タの速度を制御する速度制御部6f,6hと、を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ用モータの
制御装置および制御方法ならびに制御プログラムを記録
した記録媒体に関するものであって、特に、シリアルプ
リンタのキャリッジを駆動するモータの速度の制御に用
いられる。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェットプリンタ等のシ
リアルプリンタにおいては、印刷紙上を記録ヘッドが走
査して印字を行う。この記録ヘッドはキャリッジに固定
されて、キャリッジとともに移動する。そしてこのキャ
リッジは、DCモータによって駆動されるが、その駆動
方式は以下のようである。
【0003】まず、DCモータの回転軸に固定されたプ
ーリと、このプーリと対になる従動車とによってタイミ
ングベルトが所定の張力となるように張られ、このタイ
ミングベルトに上記キャリッジが取付けられるように構
成されている。これにより、DCモータの回転によって
キャリッジが主走査方向に動くように駆動される。
【0004】上記キャリッジが定速で動いているとき、
すなわちDCモータが定速で回転しているときに印字が
行われる。
【0005】従来、DCモータが定速となるようにする
速度制御は、目標速度と、検出された実際の速度との偏
差に基づいたPID制御によって行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしDCモータは、
一般に図13に示すようにステータ210と、ロータ2
20とを有している。ステータ210は、ヨーク210
aと、磁極210bとから構成される。ロータ220
は、電磁石の磁極となる突起部220aと、この突起部
220aの基部に巻かれたコイル220bとから構成さ
れ、コミュテータ230およびブラシ240の働きによ
り上記電磁石の極性を次々と切り替える構成となってい
る。このためDCモータにはトルク変動があり、このト
ルク変動はDCモータの相数(コイルの個数、すなわち
突起部220aの基部の個数)をpとすると、DCモー
タが1回転する間に2p回発生する。なお、図13にお
いては、DCモータの相数は3である。
【0007】このためキャリッジの駆動にDCモータを
用いたシリアルプリンタにおいては、DCモータのトル
ク変動によってキャリッジの速度(すなわちDCモータ
の速度)が変動し、印字されたドット間にバラツキが生
じ、高精細な印字を行うことができないという問題があ
った。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、プリンタ用モータの速度変動を可及的に抑制
することのできるプリンタ用モータの制御装置および制
御方法ならびにプリンタ用モータの制御プログラムを記
録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるプリンタ用
モータの制御装置は、プリンタ用モータの速度を所定の
周期t で検出する速度検出部と、この速度検出部に
よって検出された最新の検出速度と、この検出速度の検
出時期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前である
n(≧2)個前に検出された検出速度とを少なくとも用
いて平均速度を演算する平均速度演算部と、前記モータ
の目標速度と前記平均速度演算部の出力である平均速度
との速度偏差に基づいて前記モータの速度を制御する速
度制御部と、を備えていることを特徴とする。
【0010】なお、前記モータの速度変動の周期をT
とすると、前記平均速度の演算に用いられる数nは、 T /(2t )−2≦n<T/(2t)+2 を満たしているように構成されていることが好ましい。
【0011】なお、前記平均速度演算部は、最新の検出
速度からk(n>k≧0)個前の検出速度までのk+1
個の検出速度と、n個前からn+k個前までのk+1個
の検出速度との平均速度を求めることが好ましい。
【0012】なお、前記速度制御部は、前記目標速度と
前記平均速度との速度偏差に基づいて動作する微分要素
を備えていることが好ましい。
【0013】なお、前記速度制御部は、前記目標速度と
前記平均速度との速度偏差に基づいて動作する比例要素
を備えていても良い。
【0014】なお、前記速度検出部は前記モータの回転
に応じて出力パルスを発生するエンコーダと、このエン
コーダの出力パルスに基づいてこの出力パルスの周期で
前記モータの速度を演算する速度演算部とを備えるよう
に構成しても良い。
【0015】なお、前記モータは、インクジェットプリ
ンタのキャリッジモータであり、前記エンコーダは、前
記キャリッジモータの回転軸に取付けられたプーリおよ
びこのプーリによって駆動されるタイミングベルトを介
して前記キャリッジモータによって駆動されるキャリッ
ジの移動に応じて出力パルスを発生するように構成され
ていても良い。
【0016】なお、前記エンコーダの符号板のスリット
間隔をλ、前記プーリのピッチ円長をL、前記モータの
相数をpとしたとき、nは L/(4pλ)≦n<L/(4pλ)+2 を満たしていることが好ましい。
【0017】なお、前記速度制御部は、前記エンコーダ
の出力パルスに基づいて前記モータの速度を第2の所定
の周期で演算する第2の速度演算部と、この第2の速度
演算部によって演算された最新の演算速度とm(m≧
2)個前に演算された演算速度とを少なくとも用いて平
均速度を演算する第2の平均速度演算部と、前記目標速
度と前記第2の平均速度演算部の出力との速度偏差に基
づいて動作する第2の微分要素と、を更に備えるように
構成しても良い。
【0018】なお前記モータはDCモータであっても良
い。
【0019】また、本発明によるプリンタ用モータの制
御方法は、モータの速度を所定の周期t で検出する
ステップと、最新の検出速度と、この検出速度の検出時
期より前記モータの速度変動のほぼ半周期前であるn
(n≧2)個前に検出された検出速度と少なくとも用い
て平均速度を演算するステップと、前記目標速度と前記
平均速度との速度偏差に基づいて前記モータを制御する
ステップと、を備えていることを特徴とする。
【0020】なお、上記制御方法において、前記モータ
の速度変動の周期をT とすると、前記平均速度の演
算に用いられる数nは、 T /(2t )−2≦n<T/(2t)+2 を満たしているように構成されていることが好ましい。
【0021】なお、前記モータの速度を制御するステッ
プは、前記速度偏差と、この速度偏差に基づいて動作す
る微分要素の出力との和に基づいて制御することが好ま
しい。
【0022】また、本発明の記録媒体は、モータの速度
を所定の周期t で検出する手順と、最新の検出速度
と、この検出速度の検出時期より前記モータの速度変動
のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前に検出された検
出速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する手順
と、前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づい
て前記モータの速度を制御する手順と、を少なくとも備
えるように構成しても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0024】まず本発明によるプリンタ用モータの制御
装置が用いられるインクジェットプリンタの概略の構成
および制御について説明する。このインクジェットプリ
ンタの概略の構成を図6に示す。
【0025】このインクジェットプリンタは、紙送りを
行う紙送りモータ(以下、PFモータともいう)1と、
この紙送りモータ1を駆動する紙送りモータドライバ2
と、キャリッジ3と、このキャリッジ3を駆動するキャ
リッジモータ(以下、CRモータともいう)4と、この
キャリッジモータ4を駆動するCRモータドライバ5
と、DCユニット6と、目詰まり防止のためインクの吸
い出しを制御するポンプモータ7と、このポンプモータ
7を駆動するポンプモータドライバ8と、キャリッジ3
に固定されて印刷紙50にインクを吐出する記録ヘッド
9と、この記録ヘッド9を駆動制御するヘッドドライバ
10と、キャリッジ3に固定されたリニア式エンコーダ
11と、所定の間隔にスリットが形成された符号板12
と、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13と、印
刷処理されている紙の終端位置を検出する紙検出センサ
15と、プリンタ全体の制御を行うCPU16と、CP
U16に対して周期的に割込み信号を発生するタイマI
C17と、ホストコンピュータ18との間でデータの送
受信を行うインタフェース部(以下IFともいう)19
と、ホストコンピュータ18からIF19を介して送ら
れてくる印字情報に基づいて印字解像度や記録ヘッド9
の駆動波形等を制御するASIC20と、ASIC20
およびCPU16の作業領域やプログラム格納領域とし
て用いられるPROM21,RAM22およびEEPR
OM23と、印刷中の紙50を支持するプラテン25
と、PFモータ1によって駆動されて印刷紙50を搬送
する搬送ローラ27と、CRモータ4の回転軸に取付け
られたプーリ30と、このプーリ30によって駆動され
るタイミングベルト31と、を備えている。
【0026】なお、DCユニット6は、CPU16から
送られてくる制御指令およびエンコーダ11,13の出
力に基づいて紙送りモータドライバ2およびCRモータ
ドライバ5を駆動制御する。また、紙送りモータ1およ
びCRモータ4はいずれもDCモータで構成されてい
る。
【0027】このインクジェットプリンタのキャリッジ
3の周辺の構成を図7に示す。
【0028】キャリッジ3は、タイミングベルト31に
よりプーリ30を介してキャリッジモータ4に接続さ
れ、ガイド部材32に案内されてプラテン25に平行に
移動するように駆動される。キャリッジ3の印刷紙に対
向する面には、ブラックインクを吐出するノズル列およ
びカラーインクを吐出するノズル列からなる記録ヘッド
9が設けられ、各ノズルはインクカートリッジ34から
インクの供給を受けて印刷紙にインク滴を吐出して文字
や画像を印字する。
【0029】またキャリッジ3の非印字領域には、非印
字時に記録ヘッド9のノズル開口を封止するためのキャ
ッピング装置35と、図6に示すポンプモータ7を有す
るポンプユニット36とが設けられている。キャリッジ
3が印字領域から非印字領域に移動すると、図示しない
レバーに当接してキャッピング装置35は上方に移動
し、記録ヘッド9を封止する。
【0030】記録ヘッド9のノズル開口列に目詰まりが
生じた場合や、カートリッジ34の交換等を行って記録
ヘッド9から強制的にインクを吐出する場合は、記録ヘ
ッド9を封止した状態でポンプユニット36を作動さ
せ、ポンプユニット36からの負圧により、ノズル開口
列からインクを吸い出す。これにより、ノズル開口列の
近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらには記
録ヘッド9の気泡がインクとともにキャップ37に排出
される。
【0031】次に、キャリッジ3に取付けられたリニア
式エンコーダ11の構成を図8に示す。このエンコーダ
11は発光ダイオード11aと、コリメータレンズ11
bと、検出処理部11cとを備えている。この検出処理
部11cは複数(4個)のフォトダイオード11dと、
信号処理回路11eと、2個のコンパレータ11f
11f と、を有している。
【0032】発光ダイオード11aの両端に抵抗を介し
て電圧Vccが印加されると、発光ダイオード11aか
ら光が発せられる。この光はコリメータレンズ11bに
よって平行にされて符号板12を通過する。符号板12
には所定の間隔(例えば1/180インチ(=1/18
0×2.54cm))毎にスリットが設けられた構成と
なっている。
【0033】この符号板12を通過した平行光は、図示
しない固定スリットを通って各フォトダイオード11d
に入射し、電気信号に変換される。4個のフォトダイオ
ード11dから出力される電気信号が信号処理回路11
eにおいて信号処理される。この信号処理回路11eか
ら出力される信号がコンパレータ11f ,11f
において比較され、比較結果がパルスとして出力され
る。コンパレータ11f ,11f から出力される
パルスENC−A,ENC−Bがエンコーダ11の出力
となる。
【0034】パルスENC−AとパルスENC−Bは位
相が90度だけ異なっている。CRモータ4が正転すな
わちキャリッジ3が主走査方向に移動しているときは図
9(a)に示すようにパルスENC−AはパルスENC
−Bよりも90度だけ位相が進み、CRモータ4が逆転
しているときは図9(b)に示すようにパルスENC−
AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れるよ
うにエンコーダ4は構成されている。そして、上記パル
スの1周期Tは符号板12のスリット間隔(例えば1/
180インチ(=1/180×2.54cm))に対応
し、キャリッジ3が上記スリット間隔を移動する 時間に
等しい。
【0035】一方、PFモータ1用のロータリ式エンコ
ーダ13は符号板がPFモータ1の回転に応じて回転す
る回転円板である以外は、リニア式エンコーダ11と同
様の構成となっている。なおインクジェットプリンタに
おいては、PFモータ1用のエンコーダ13の符号板に
設けられている複数のスリットのスリット間隔は、1/
180インチ(1/180×2.54cm)であり、P
Fモータ1が上記1スリット間隔だけ回転すると、1/
1440インチ(=1/1440×2.54cm)だけ
紙送りされるような構成となっている。
【0036】次に図6において示した紙検出センサ15
の位置について図10を参照して説明する。図10にお
いて、プリンタ60の給紙挿入口61に挿入された紙5
0は、給紙モータ63によって駆動される給紙ローラ6
4によってプリンタ60内に送り込まれる。プリンタ6
0内に送り込まれた紙50の先端が例えば光学式の紙検
出センサ15によって検出される。この紙検出センサ1
5によって先端が検出された紙50はPFモータ1によ
って駆動される紙送りローラ65および従動ローラ66
によって紙送りが行われる。
【0037】続いてキャリッジガイド部材32に沿って
移動するキャリッジ3に固定された記録ヘッド(図示せ
ず)からインクが滴下されることにより印字が行われ
る。そして所定の位置まで紙送りが行われると、現在、
印字されている紙50の終端が紙検出センサ15によっ
て検出される。そしてPFモータ1によって駆動される
歯車67aにより,歯車67bを介して歯車67cが駆
動され、これにより、排紙ローラ68および従動ローラ
69が回転駆動されて、印字が終了した紙50が排紙口
62から外部に排出される。
【0038】次に図6に示したDCユニット6によって
行われるDCモータの速度制御を、CRモータ4を例に
とって図11および図12を参照して説明する。
【0039】DCユニット6は位置演算部6aと、減算
器6bと、目標速度演算部6cと、速度演算部6dと、
減算器6eと、比例要素6fと、積分要素6gと、微分
要素6hと、加算器6iと、D/Aコンバータ6jと、
タイマ6kと、加速制御部6mとを備えている。
【0040】位置演算部6aはエンコーダ11の出力パ
ルスENC−A,ENC−Bの各々の立ち上がりエッ
ジ、立ち下がりエッジを検出し、検出されたエッジの個
数を計数し、この計数値に基づいて、キャリッジ3の位
置を演算する。この計数はCRモータ4が正転している
ときは1個のエッジが検出されると「+1」を加算し、
逆転しているときは、1個のエッジが検出されると「−
1」を加算する。パルスENC−AおよびENC−Bの
各々の周期は符号板12のスリット間隔に等しく、かつ
パルスENC−AとパルスENC−Bは位相が90度だ
け異なっている。このため、上記計数のカウント値
「1」は符号板12のスリット間隔の1/4に対応す
る。これにより上記計数値にスリット間隔の1/4を乗
算すれば、キャリッジ3の、計数値が「0」に対応する
位置からの移動量を求めることができる。このときエン
コーダ11の解像度は符号板12のスリットの間隔の1
/4となる。上記スリットの間隔を1/180インチ
(=1/180×2.54cm)とすれば解像度は1/
720インチ(=1/720×2.54cm)となる。
【0041】減算器6bは、CPU16から送られてく
る目標位置と、位置演算部6aによって求められたキャ
リッジ3の実際の位置との位置偏差を演算する。
【0042】目標速度演算部6cは、減算器6bの出力
である位置偏差に基づいてキャリッジ3の目標速度を演
算する。この演算は位置偏差にゲインK を乗算する
ことにより行われる。このゲインKは位置偏差に応じ
て決定される。なお、このゲインK の値は図示しな
いテーブルに格納していても良い。
【0043】速度演算部6dはエンコーダ11の出力パ
ルスENC−A,ENC−Bに基づいてキャリッジ3の
速度を演算する。この速度は次のようにして求められ
る。まずエンコーダ11の出力パルスENC−A,EN
C−Bの各々の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを
検出し、符号板12のスリット間隔の1/4に対応する
エッジ間の時間間隔を例えばタイマカウンタによってカ
ウントする。このカウント値をTとし、符号板12のス
リット間隔をλとすればキャリッジの速度はλ/(4
T)として求められる。なお本実施の形態においては、
速度の演算は出力パルスENC−Aの1周期、例えば立
ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまでをタイマ
カウンタによって計測することにより求めている。
【0044】減算器6eは、目標速度と、速度演算部6
dによって演算されたキャリッジ3の実際の速度との速
度偏差を演算する。
【0045】比例要素6fは上記速度偏差に定数Gpを
乗算し、乗算結果を出力する。積分要素6gは速度偏差
に定数Giを乗じたものを積算する。微分要素6hは現
在の速度偏差と、1つ前の速度偏差との差に定数Gdを
乗算し、乗算結果を出力する。なお比例要素6f、積分
要素6g、および微分要素6hの演算はエンコーダ11
の出力パルスENC−Aの1周期毎を、例えば出力パル
スENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行う。
【0046】比例要素6f、積分要素6g、および微分
要素6hの出力は加算器6iにおいて加算される。そし
て加算結果、すなわちCRモータ4の駆動電流がD/A
コンバータ6jに送られてアナログ電流に変換される。
このアナログ電流に基づいてドライバ5によってCRモ
ータ4が駆動される。
【0047】また、タイマ6kおよび加速制御部6mは
加速制御に用いられ、比例要素6f、積分要素6g、お
よび微分要素6hを使用するPID制御は加速途中の定
速および減速制御に用いられる。
【0048】タイマ6kはCPU16から送られてくる
クロック信号に基づいて所定時間毎にタイマ割込み信号
を発生する。
【0049】加速制御部6mは上記タイマ割込信号を受
ける度毎に所定の電流値(例えば20mA)を目標電流
値に積算し、積算結果すなわち加速時におけるDCモー
タ4の目標電流値がD/Aコンバータ6jに送られる。
PID制御の場合と同様に上記目標電流値はD/Aコン
バータ6jによってアナログ電流に変換され、このアナ
ログ電流に基づいてドライバ5によってCRモータ4が
駆動される。
【0050】ドライバ5は、例えば4個のトランジスタ
を備えており、D/Aコンバータ6jの出力に基づいて
上記トランジスタを各々ONまたはOFFさせることに
より (a)CRモータ4を正転または逆転させる運転モード (b)回生ブレーキ運転モード(ショートブレーキ運転
モード、すなわちCRモータの停止を維持するモード) (c)CRモータを停止させようとするモード を行わせることが可能な構成となっている。
【0051】次に図12(a),(b)を参照してDC
ユニット6の動作を説明する。CRモータ4が停止して
いるときにCPU16からDCユニット6にCRモータ
4を起動させる起動指令信号が送られると、加速制御部
6mから起動初期電流値IがD/Aコンバータ6jに
送られる。なお、この起動初期電流値I は起動指令
信号とともにCPU16から加速制御部6mに送られて
くる。そしてこの電流値I はD/Aコンバータ6j
によってアナログ電流に変換されてドライバ5に送ら
れ、このドライバ5によってCRモータ4が起動開始す
る(図12(a),(b)参照)。
【0052】起動指令信号を受信した後、所定の時間毎
にタイマ6kからタイマ割込信号が発生される。加速制
御部6mはタイマ割込信号を受信する度毎に、起動初期
電流値I に所定の電流値(例えば20mA)を積算
し、積算した電流値をD/Aコンバータ6jに送る。す
るとこの積算した電流値はD/Aコンバータ6jによっ
てアナログ電流に変換されてドライバ5に送られる。そ
してCRモータ4に供給される電流の値が上記積算した
電流値となるように、ドライバ5によってCRモータが
駆動されCRモータ4の速度は上昇する(図12(b)
参照)。このためCRモータ4に供給される電流値は図
12(a)に示すように階段状になる。
【0053】なお、このときPID制御系も動作してい
るが、D/Aコンバータ6jは加速制御部6mの出力を
選択して取込む。
【0054】加速制御部6mの電流値の積算処理は、積
算した電流値が一定の電流値Iとなるまで行われる。
時刻t において積算した電流値が所定値I となる
と、加速制御部6mは積算処理を停止し、D/Aコンバ
ータ6jに一定の電流値I を供給する。これにより
CRモータ4に供給される電流の値が電流値I とな
るようにドライバ5によって駆動される(図12(a)
参照)。
【0055】そして、CRモータ4の速度がオーバーシ
ュートするのを防止するために、CRモータ4が所定の
速度V になると(時刻t 参照)、CRモータ4に
供給される電流を減小させるように加速制御部6mが制
御する。このときCRモータ4の速度は更に上昇する
が、CRモータ4の速度が所定の速度V に達すると
(図12(b)の時刻t 参照)、D/Aコンバータ
6jが、PID制御系の出力すなわち加算器6iの出力
を選択し、PID制御が行われる。
【0056】すなわち、目標位置と、エンコーダ11の
出力から得られる実際の位置との位置偏差に基づいて目
標速度が演算され、この目標速度と、エンコーダ11の
出力から得られる実際の速度との速度偏差に基づいて、
比例要素6f、積分要素6g、および微分要素6hが動
作し、各々比例、積分、および微分演算が行われ、これ
らの演算結果の和に基づいて、CRモータ4の制御が行
われる。なお、上記比例、積分、および微分演算は、例
えばエンコーダ11の出力パルスENC−Aの立ち上が
りエッジに同期して行われる。これによりDCモータ4
の速度は所望の速度V となるように制御される。な
お、所定の速度V は所望の速度Vの70〜80%
の値であることが好ましい。
【0057】時刻t からDCモータ4は所望の速度
となるから印字処理を行うことが可能となる。そし
て印字処理が終了し、キャリッジ3が目標位置に近づく
と(図12(b)の時刻t 参照)、DCモータ4の
減速が行われ、時刻t に停止する。
【0058】(第1の実施の形態)次に本発明によるプ
リンタ用モータの制御装置の第1の実施の形態の構成を
図1に示す。この実施の形態の制御装置は、インクジェ
ットプリンタの、DCモータからなるキャリッジモータ
4の制御に用いられ、DCユニット80を備えている。
このDCユニット80は、図11で説明したDCユニッ
ト6において、速度演算部6dを平均速度計測部90に
置換えるとともに減算器96を新たに設けた構成となっ
ている。
【0059】平均速度計測部90は、速度演算部91
と、メモリ92と、平均速度演算部93と、を備えてい
る。速度演算部91は図11で説明した速度演算部6d
と同一の構成となっており、エンコーダ11の出力に基
づいて、CRモータ4の速度、すなわちキャリッジ3の
速度を演算する。
【0060】この演算は、エンコーダ11の出力パルス
ENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行われる。
【0061】メモリ92は、速度演算部91によって演
算された、1つ前の演算結果からn(n≧1)個前の演
算結果までのn個の速度データを記憶する。そして平均
速度演算部93によってn個の速度データが読出された
後は、上記n個前の演算速度の代わりに速度演算部91
によって演算された最新の速度を記憶するように構成さ
れている。
【0062】平均速度演算部93は、速度演算部91に
よって演算された最新の速度データと、メモリ92に記
憶されているn個前の速度データとの2個の速度データ
の平均値、すなわち平均速度を演算する。
【0063】減算器6eは目標速度演算部6cの出力で
ある目標速度と、速度演算部91によって演算された最
新の速度との速度偏差を演算し、積分要素6gに送出す
る。減算器96は目標速度演算部6cの出力である目標
速度と、平均速度演算部93の出力である平均速度との
速度偏差を演算し、比例要素6fおよび微分要素6hに
送出する。
【0064】比例要素6fは、減算器96の出力に定数
Gpを乗算し、乗算結果を加算器6iに送出する。積分
要素6gは減算器6eの出力に定数Giを乗算したもの
を積算し、積算結果を加算器6iに送出する。微分要素
6hは、現在の速度偏差と1つ前の速度偏差との差に定
数Gdを乗算し、乗算結果を加算器6iに送出する。な
お、比例要素6f、積分要素6g、および微分要素6h
の演算はエンコーダ11の出力パルスENC−Aの立ち
上がりに同期して行う。
【0065】比例要素6f、積分要素6g、および微分
要素6hの出力は加算器6iにおいて加算される。そし
て加算結果、すなわち上記速度偏差が零となるようなC
Rモータ4の駆動電流がD/Aコンバータ6jに送られ
てアナログ電流に変換される。このアナログ電流に基づ
いてドライバ5によってCRモータ4が駆動される。
【0066】本実施の形態においては、平均速度の演算
に用いられる数nは、CRモータ4の速度変動の周期を
、速度演算部91の速度演算の周期をt とする
と、T /(2t )に近い値になっている。このよ
うにnをT /(2t )に近い値とすることにより
CRモータ4の速度変動を可及的に抑制することができ
る。
【0067】このことを図2および図3を参照して説明
する。本実施の形態において、CRモータ4の極数を5
とし、このCRモータ4の回転軸に取付けられてタイミ
ングベルト31を駆動するプーリ30の有効径長(すな
わちピッチ円長)Lを26mmとし、エンコーダ11の
符号板12のスリットの間隔λを1/180インチ(=
0.14mm)とする。このときCRモータ4の速度変
動は1回転に10回、すなわちキャリッジ3が26mm
移動する間に10回生じるから、速度変動の周期T
はキャリッジ3が2.6mm(=26mm/(2×
5))だけ移動する時間に等しい。
【0068】一方速度演算部91の演算周期t はエ
ンコーダ11の出力パルスENC−Aの周期、すなわち
キャリッジ3が符号板12のスリット間隔(=0.14
mm)だけ移動する時間に等しい。
【0069】このため、CRモータ4の速度変動の1周
期の間にT /t =18.4(=2.6mm/0.
14mm)回の速度演算が速度演算部91において行わ
れる。
【0070】このような条件の下で、CRモータ4の回
転軸の速度が所定速度V を中心として正弦波状に変
動しているとし、平均速度演算部93が平均速度の演算
に用いた数nをパラメータとして本実施の形態の平均速
度演算部の出力の様子を図2に示す。なお図2において
は速度変動分のみを正規化して表現している。
【0071】図2において、グラフg はn=0の場
合、すなわち平均速度演算手段93の出力が速度演算部
91の出力に一致する場合の速度変動の様子を示し、グ
ラフg はn=7の場合、すなわち最新の演算速度と
7個前の演算速度との平均速度の速度変動の様子を示
し、グラフg はn=8の場合すなわち最新の演算速
度と8個前の演算速度との平均速度の速度変動の様子を
示し、グラフg はn=9の場合、すなわち最新の演
算速度と9個前の演算速度との平均速度の速度変動の様
子を示し、グラフg はn=10の場合、すなわち最
新の演算速度と10個前の演算速度との平均速度の速度
変動の様子を示し、グラフg はn=11の場合、す
なわち最新の演算速度と11個前の演算速度との平均速
度の速度変動の様子を示す。
【0072】この図2に示す演算結果から分かるように
n=9のとき、すなわちnがT/(2t )(=
9.2)に近い値のときが速度変動が1番小さくなって
いる。これは、図3に示すように、速度演算部91の演
算周期t と数nとの積nt がCRモータ4の速度
変動の周期T の約半分であれば、平均速度演算部9
3によって演算される平均速度は、ほぼ零に近く,この
ため速度の変動が小さくなるからであると考えられる。
【0073】したがって、平均速度演算に用いられる数
nが、 T /(2t )−2≦n<T/(2t)+2 を満たしているように構成されていれば、速度変動を可
及的に抑制することができることになる。
【0074】なお、実際的には図4に示すように、CR
モータ4によって駆動されるプーリ30と、このプーリ
30の従動車30aによってタイミングベルト31は張
力を有するように張られているのでCRモータ4の速度
変動はキャリッジ3に遅れて伝わる。このため、図2か
ら分かるようにn=9の場合よりも若干速度変動は大き
くなるが、位相が進んでいるn=10の方を用いた方が
CRモータ4の速度変動の抑制にはより有効的と考えら
れる。
【0075】したがって、エンコーダ11の符号板12
のスリット間隔をλ、プーリ30のピッチ円長(有効径
長)をL、CRモータ4の相数をpとすれば、平均速度
の演算に用いられる数nは、 L/(4pλ)≦n<L/(4pλ)+2 を満たしていることが好ましい。なおCRモータ4の速
度変動の周期をT、速度演算部91の演算周期をt
とすると L/(4pλ)=(L/(2p))/(2λ)=T
(2t) である。
【0076】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、CRモータの速度変動を可及的に抑制することがで
きる。
【0077】なお、上記実施の形態においては、目標速
度と平均速度との偏差である速度偏差は比例要素6fお
よび微分要素6hに入力したが、上記速度偏差を微分要
素6hのみに入力し、比例要素6fおよび積分要素6g
には目標速度と、速度演算部91の出力との速度偏差を
入力するように構成しても同様の効果を得ることができ
る。また、目標速度と平均速度との速度偏差を比例要素
6f、積分要素6g、微分要素6hの全てに入力するよ
うに構成しても同様の効果を得ることができる。
【0078】なお、位置演算部6aはエンコーダ11の
出力パルスENC−A,ENC−Bの立ち上がり、立ち
下がりエッジを計数し、計数値にエンコーダ11の符号
板12のスリット間隔を乗算していたが、スリット間隔
を乗算しないで出力パルスENC−A,ENC−Bの立
ち上がり、立ち下がりエッジを計数し、これを出力する
ようにしても良い。このとき目標位置もパルス数で表わ
され、速度演算部91の出力はエンコーダ11の出力パ
ルスENC−Aの周期の逆数となり、平均速度演算部9
3は、出力パルスENC−Aの周期の逆数の平均値を演
算し、出力することになる。
【0079】また、上記第1の実施の形態においては、
平均速度演算部93は、最新の演算速度と、n個前の演
算速度との平均速度を演算していたが、最新の演算速度
からk(n>k≧1)個前の演算速度までのk+1個の
演算速度データと、n個前からn+k個前までのk+1
個の演算速度データとの平均値(平均速度)を求めるよ
うに構成しても良い。この場合、メモリ92には1つ前
の演算速度からn+k個前の演算速度までのn+k個の
演算速度データが記憶されることになる。この様に構成
することにより、ノイズの影響を可及的に抑制すること
ができる。
【0080】また、最新の演算速度からn−1個前の演
算速度までのn個の演算速度データの中から選択した上
記最新の演算速度を含むm(n−1≧m≧2)個の演算
速度データと、n個前から2n−1個前までのn個の演
算速度データの中から選択した、上記m個の演算速度デ
ータに対応するm個の演算速度データとの平均値を求め
るように平均速度演算部93を構成しても良い。ここで
最新の演算速度データに対応する演算速度データはn個
前の演算速度データであり、k(n−1≧k≧1)個前
の演算速度データに対応する演算速度データはn+k個
前の演算速度データである。
【0081】また、上記実施の形態においては、CRモ
ータ4の相数をp、プーリ30の有効長をL(=πD
(Dはピッチ円径))、CRモータ4の速度変動の周期
をT、速度演算部91の演算周期をt 、エンコー
ダ11のスリット間隔をλとすると、平均速度の演算に
用いられる数nは、 T /(2t )=L/(4pλ)=πD/(4p
λ) に近い値が選択されていたが、nを所定の値に固定して
プーリ30のピッチ円径Dを上述の関係を満足するよう
な値とするようにしても良い。
【0082】なお、インクジェットプリンタにおいて
は、キャリッジ3の速度は、a)上記CRモータ4の速
度変動、b)タイミングベルト31の影響による速度変
動、c)プーリの影響による速度変動を受ける。このた
め、CRモータ4の速度変動のみを抑制するばかりでな
く、他の要因による速度変動も抑制する必要がある。他
の要因による速度変動をも抑制可能なことを次の第2の
実施の形態において説明する。
【0083】(第2の実施の形態)本発明によるプリン
タ用モータの制御装置の第2の実施の形態の構成を図5
に示す。この第2の実施の形態の制御装置はインクジェ
ットプリンタのCRモータの速度制御に用いられるもの
であって、図1に示す第1の実施の形態の制御装置にお
いてはDCユニット80をDCユニット80Aに置換え
た構成となっている。このDCユニット80Aは図1に
示すDCユニット80に平均速度計測部90A、減算器
97、および微分要素98を新たに加えた構成となって
いる。
【0084】平均速度計測部90Aは平均速度計測部9
0とほぼ同じ構成であり、速度演算部91Aと、メモリ
92Aと、平均速度演算部93Aとを備えている。
【0085】速度演算部91Aは速度演算部91と同一
の構成であり、エンコーダ11の出力パルスENC−A
に基づいてCRモータ4の速度、すなわちキャリッジ3
の速度を演算する。この演算はエンコーダ11の出力パ
ルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行われ
る。
【0086】メモリ92Aは速度演算部91Aによって
演算された、1つ前の演算結果からm(m≧2)個前の
演算結果までのm個の速度データを記憶する。そして平
均速度演算部93Aによってm個前のデータが読出され
た後は、上記m個前の演算速度の代わりに速度演算部9
1Aによって演算された最新の演算速度を記憶するよう
に構成されている。
【0087】平均速度演算部93Aは、速度演算部91
Aによって演算された最新の速度データと、m個前の演
算速度との平均値(平均速度)を演算し、演算結果を減
算器97に送出する。
【0088】減算器97は目標速度演算手段6cの出力
である目標速度と、平均速度演算部93Aの出力である
平均速度との速度偏差を演算し、演算結果を微分要素9
8に送出する。
【0089】微分要素98は、最新の速度偏差と1つ前
の速度偏差との差に定数Gd を乗算し、乗算結果を
加算器6iに送出する。
【0090】そして、比例要素6f、積分要素6g、微
分要素6h、および微分要素98の出力の和が加算器6
iにおいて演算される。この加算器6iの出力、すなわ
ち速度偏差が零となるようなCRモータ4の駆動電流が
D/Aコンバータ6jに送られてアナログ電流に変換さ
れる。このアナログ電流に基づいて、ドライバ5によっ
てCRモータ4が駆動される。
【0091】この実施の形態においては、平均速度の演
算に用いられる数mは、CRモータ4の速度変動以外の
抑制すべき速度変動の周期をTvAとし、速度演算部9
1Aの演算周期をtvAとすればTvA/(2tvA
に近い値となるように構成されている。
【0092】以上説明したようにこの第2の実施の形態
の制御装置はCRモータ4の速度変動を抑制することが
できるとともにそれ以外の要因による速度変動も抑制す
ることができる。
【0093】なお、第2の実施の形態においては、速度
演算部91Aの演算周期はエンコーダ11の出力パルス
ENC−Aの周期であったが、抑制すべき速度変動がC
Rモータの速度変動よりも周期が短い場合は、エンコー
ダの出力パルスENC−Aおよび出力パルスENC−B
の各々の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジに同
期して速度演算部91Aの演算を行うか、または、より
高解像のエンコーダの出力パルスに基づいて演算を行う
ようにすることが好ましい。
【0094】また、上記第2の実施の形態においては、
平均速度演算部93Aは、最新の演算速度と、m個前の
演算速度との平均速度を演算していたが、最新の演算速
度からk(m>k≧1)個前の演算速度までのk+1個
の演算速度データと、m個前からm+k個前までのk+
1個の演算速度データとの平均値(平均速度)を求める
ように構成しても良い。この場合、メモリ92には1つ
前の演算速度からm+k個前の演算速度までのm+k個
の演算速度データが記憶されることになる。
【0095】なお、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、DCモータについて説明したがACモータに
も用いることができることはいうまでもない。
【0096】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図14を参照して説明する。この第3の
実施の形態はプリンタ用モータの制御方法であって、そ
の制御手順を図14に示す。
【0097】まずプリンタ用モータ、例えばキャリッジ
モータの速度を所定の周期t で検出し、記憶する
(図14のステップF1参照)。次に最新の検出速度
と、この検出速度の検出時期より上記モータの速度変動
のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前に検出された検
出速度とを少なくとも用いて平均速度を演算する(図1
4のステップF2参照)。続いて上記目標速度と上記平
均速度との速度偏差に基づいて上記モータの速度を制御
する(図14のステップF3参照)。
【0098】このように構成された本実施の形態の制御
方法によれば、演算された平均速度には、速度変動の影
響が除去されるため、上記目標速度と上記平均速度との
速度偏差に基づいて制御する事により速度変動を可及的
に抑制することができる。
【0099】なお、上記平均速度を演算するステップ
は、最新の検出速度からk(n>k≧0)個前の検出速
度までのk+1個の検出速度と、n個前からn+k個ま
でのk+1個の検出速度との平均速度を求めるように構
成しても良い。
【0100】また、上記モータの速度を制御するステッ
プは、上記速度偏差と、この速度偏差に基づいて動作す
る微分要素の出力との和に基づいて制御するように構成
しても良い。
【0101】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態を図15および図16を参照して説明す
る。この実施の形態は、プリンタ用モータの制御プログ
ラムを記録した記録媒体である。図15および図16
は、本実施の形態の印刷制御プログラムを記録した記録
媒体が用いられるコンピュータシステム130の一例を
示す斜視図およびブロック図である。
【0102】図15において、コンピュータシステム1
30は、CPUを含むコンピュータ本体131と、例え
ばCRT等の表示装置132と、キーボードやマウス等
の入力装置133と、印刷を実行するプリンタ134
と、を備えている。
【0103】コンピュータ本体131は、図16に示す
ように、RAMより構成される内部メモリ135と、内
蔵または外付け可能なメモリユニット136と、を備え
ており、メモリユニット136としてはフレキシブルま
たはフロッピディスク(FD)ドライブ137,CD−
ROMドライブ138,ハードディスクドライブ(H
D)ユニット139が搭載されている。図15に示すよ
うに、これらのメモリユニット136に用いられる記録
媒体140としては、FDドライブ137のスロットに
挿入されて使用されるフレキシブルディスクまたはフロ
ッピディスク(FD)141と、CD−ROMドライブ
138に用いられるCD−ROM142等が用いられ
る。
【0104】図15および図16に示すように、一般的
なコンピュータシステムに用いられる記録媒体140と
しては、FD141やCD−ROM142が考えられる
が、本実施の形態は特にプリンタ134に用いられるモ
ータの制御プログラムに関するものであるので、例えば
プリンタ134に内蔵させる不揮発性メモリとしてのR
OMチップ143に本発明の制御プログラムを記録させ
るようにしても良い。
【0105】また、記録媒体としては、FD、CD−R
OM、MO(Magneto−Optical)ディス
ク、DVD(Digital Versatile D
isk)、その他の光学的記録ディスク、カードメモ
リ、磁気テープ等であっても良いことは云うまでもな
い。
【0106】本実施の形態の記録媒体140は、図14
示す制御手順ステップF1〜F3を備えるように構成し
たものである。即ち本実施の形態の記録媒体140は、
モータの速度を所定の周期t で検出する手順と、最
新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モー
タの速度変動のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前に
検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を演
算する手順と、前記目標速度と前記平均速度との速度偏
差に基づいて前記モータの速度を制御する手順と、を少
なくとも備えるように構成しても良い。
【0107】
【発明の効果】以上述べたように本発明によればプリン
タ用モータの速度変動を可及的に抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリンタ用モータの制御装置の第
1の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態の効果を説明する速度変動の
グラフ。
【図3】CRモータの速度変動の波形図。
【図4】キャリッジの駆動を説明する模式図。
【図5】本発明によるプリンタ用モータの制御装置の第
2の実施の形態の構成を示すブロック図。
【図6】インクジェットプリンタの概略の構成を示す構
成図。
【図7】キャリッジ周辺の構成を示す斜視図。
【図8】リニア式エンコーダの構成を示す模式図。
【図9】エンコーダの出力パルスの波形図。
【図10】紙検出センサの位置を説明するプリンタの概
略の斜視図。
【図11】インクジェットプリンタの一般的な速度制御
装置の構成を示すブロック図。
【図12】図11に示す速度制御装置の動作を説明する
波形図。
【図13】DCモータの一般的な構成を示す模式図。
【図14】本発明によるプリンタ用モータの制御方法の
制御手順を示すフローチャート。
【図15】本発明による印刷制御プログラムを記録した
記録媒体が用いられるコンピュータシステムの一例を示
す斜視図。
【図16】本発明による印刷制御プログラムを記録した
記録媒体が用いられるコンピュータシステムの一例を示
すブロック図。
【符号の説明】
1 紙送りモータ(PFモータ) 2 紙送りモータドライバ 3 キャリッジ 4 キャリッジモータ(CRモータ) 5 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ) 6 DCユニット 6a 位置演算部 6b 減算器 6c 目標速度演算手段 6d 速度演算部 6e 減算器 6f 比例要素 6g 積分要素 6h 微分要素 6j D/Aコンバータ 7 ポンプモータ 8 ポンプモータドライバ 9 記録ヘッド 10 ヘッドドライバ 11 リニア式エンコーダ 12 符号板 13 エンコーダ(ロータリ式エンコーダ) 15 紙検出センサ 16 CPU 17 タイマIC 18 ホストコンピュータ 19 インタフェース部 20 ASIC 21 PROM 22 RAM 23 EEPROM 25 プラテン 30 プーリ 31 タイミングベルト 32 キャリッジモータのガイド部材 34 インクカートリッジ 35 キャッピング装置 36 ポンプユニット 37 キャップ 50 記録紙 80 DCユニット 90 平均速度計測部 91 速度演算部 92 メモリ 93 平均速度演算部 96 減算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C480 CA33 CA43 CB02 EA22 5H571 AA20 BB10 CC01 DD10 FF08 GG02 GG08 HA08 HD01 JJ03 JJ06 JJ16 JJ17 JJ18 JJ22 JJ23 LL08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタに用いられるモータの速度を所定
    の周期t で検出する速度検出部と、 この速度検出部によって検出された最新の検出速度と、
    この検出速度の検出時期より前記モータの速度変動のほ
    ぼ半周期前であるn(≧2)個前に検出された検出速度
    とを少なくとも用いて平均速度を演算する平均速度演算
    部と、 前記モータの目標速度と前記平均速度演算部の出力であ
    る平均速度との速度偏差に基づいて前記モータの速度を
    制御する速度制御部と、 を備えていることを特徴とするプリンタ用モータの制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記モータの速度変動の周期をT とす
    ると、前記平均速度の演算に用いられる数nは、 T /(2t )−2≦n<T/(2t)+2 を満たしているように構成されていることを特徴とする
    請求項1記載のプリンタ用モータの制御装置。
  3. 【請求項3】前記平均速度演算部は、最新の検出速度か
    らk(n>k≧0)個前の検出速度までのk+1個の検
    出速度と、n個前からn+k個前までのk+1個の検出
    速度との平均速度を求めることを特徴とする請求項2記
    載のプリンタ用モータの制御装置。
  4. 【請求項4】前記速度制御部は、前記目標速度と前記平
    均速度との速度偏差に基づいて動作する微分要素を備え
    ていることを特徴とする請求項3記載のプリンタ用モー
    タの制御装置。
  5. 【請求項5】前記速度制御部は、前記目標速度と前記平
    均速度との速度偏差に基づいて動作する比例要素を備え
    ていることを特徴とする請求項4記載のプリンタ用モー
    タの制御装置。
  6. 【請求項6】前記速度検出部は前記モータの回転に応じ
    て出力パルスを発生するエンコーダと、このエンコーダ
    の出力パルスに基づいてこの出力パルスの周期で前記モ
    ータの速度を演算する速度演算部とを備えたことを特徴
    とする請求項5記載のプリンタ用モータの制御装置。
  7. 【請求項7】前記モータは、インクジェットプリンタの
    キャリッジモータであり、前記エンコーダは、前記キャ
    リッジモータの回転軸に取付けられたプーリおよびこの
    プーリによって駆動されるタイミングベルトを介して前
    記キャリッジモータによって駆動されるキャリッジの移
    動に応じて出力パルスを発生するように構成されている
    ことを特徴とする請求項6記載のプリンタ用モータの制
    御装置。
  8. 【請求項8】前記エンコーダの符号板のスリット間隔を
    λ、前記プーリのピッチ円長をL、前記モータの相数を
    pとしたとき、nは L/(4pλ)≦n<L/(4pλ)+2 を満たしていることを特徴とする請求項7記載のプリン
    タ用モータの制御装置。
  9. 【請求項9】前記速度制御部は、 前記エンコーダの出力パルスに基づいて前記モータの速
    度を第2の所定の周期で演算する第2の速度演算部と、 この第2の速度演算部によって演算された最新の演算速
    度とm(m≧2)個前に演算された演算速度とを少なく
    とも用いて平均速度を演算する第2の平均速度演算部
    と、 前記目標速度と前記第2の平均速度演算部の出力との速
    度偏差に基づいて動作する第2の微分要素と、 を更に備えていることを特徴とする請求項7乃至8のい
    ずれかに記載のプリンタ用モータの制御装置。
  10. 【請求項10】前記モータはDCモータであることを特
    徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のプリンタ用
    モータの制御装置。
  11. 【請求項11】モータの速度を所定の周期t で検出
    するステップと、 最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モ
    ータの速度変動のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前
    に検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を
    演算するステップと、 前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて前
    記モータの速度を制御するステップと、 を備えていることを特徴とするプリンタ用モータの制御
    方法。
  12. 【請求項12】前記モータの速度変動の周期をT
    すると、前記平均速度の演算に用いられる数nは、 T /(2t )−2≦n<T/(2t)+2 を満たしているように構成されていることを特徴とする
    請求項11記載のプリンタ用モータの制御方法。
  13. 【請求項13】前記平均速度を演算するステップは、最
    新の検出速度からk(n>k≧0)個前の検出速度まで
    のk+1個の検出速度と、n個前からn+k個までのk
    +1個の検出速度との平均速度を求めることを特徴とす
    る請求項12記載のプリンタ用モータの制御方法。
  14. 【請求項14】前記モータの速度を制御するステップ
    は、前記速度偏差と、この速度偏差に基づいて動作する
    微分要素の出力との和に基づいて制御することを特徴と
    する請求項13記載のプリンタ用モータの制御方法。
  15. 【請求項15】前記モータの速度を検出するステップ
    は、前記モータの回転に応じて出力パルスを発生するエ
    ンコーダの出力パルスに基づいてこの出力パルスの周期
    で前記モータの速度を演算するステップを備えたことを
    特徴とする請求項14記載のプリンタ用モータの制御方
    法。
  16. 【請求項16】前記モータは、インクジェットプリンタ
    のキャリッジモータであることを特徴とする請求項15
    記載のプリンタ用モータの制御方法。
  17. 【請求項17】前記モータはDCモータであることをこ
    とを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載の
    プリンタ用モータの制御方法。
  18. 【請求項18】モータの速度を所定の周期t で検出
    する手順と、 最新の検出速度と、この検出速度の検出時期より前記モ
    ータの速度変動のほぼ半周期前であるn(n≧2)個前
    に検出された検出速度とを少なくとも用いて平均速度を
    演算する手順と、 前記目標速度と前記平均速度との速度偏差に基づいて前
    記モータの速度を制御する手順と、 を備えていることを特徴とするコンピュータによってプ
    リンタ用モータを制御するプリンタ用モータの制御プロ
    グラムを記録した記録媒体。
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