JP3858998B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP3858998B2
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    • B41J25/304Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
    • B41J25/308Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with print gap adjustment mechanisms

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、ファクシミリ装置や複写機等の画像形成装置に係り、より詳しくは、ガイド軸に対するキャリッジの支持装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、低価格プリンタ等に使用される記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に往復移動可能にするため、断面円形状のガイド軸を前記主走査方向と平行状に固定配置し、合成樹脂製のキャリッジには、前記ガイド軸の直径より若干大きい孔径を有するキャリッジ軸受部を一体的に備え、前記ガイド軸を前記軸受部に貫通させて摺動自在に支持していた。
【0003】
しかしながら、前記の構成では、キャリッジ軸受部の孔径がガイド軸の直径より若干大きいため、キャリッジ軸受部の孔とガイド軸との間にガタが生じ、ガイド軸に対するキャリッジ軸受部の位置が確定しないという問題があった。特に、前記ガイド軸を中心にしてキャリッジを回動調節して、キャリッジの記録ヘッドとプラテン上の被記録媒体との隙間(ギャップ)を大小調節しようとするものでは、キャリッジの回動角度に対する前記ギャップの変動が比例しなくなり、ギャップ調節が不安定になるという問題があった。
【0004】
これらの問題を解決するため、特許文献1では、キャリッジに、側面視略U字状のキャリッジ軸受と、先端に断面略三角形状の摺接部材が取り付けられた板バネとを設け、該キャリッジ軸受のほぼU字型の2つの面がガイド軸の円周面に当接すると共に前記摺接部材でガイド軸を反対側から挟み込むようにした構成が開示されている。
【0005】
また、特許文献2では、合成樹脂製のキャリッジアッセンブリ(キャリッジ本体)の両側に、薄い平らな青銅の板材から作られた全般的に平面状の構体を備えた滑り軸受をインサートモールディングにより一体的に組み込んで構成している。この滑り軸受の貫通孔は梨型に形成されており、貫通孔の上側の部位のほぼ1時30分及び10時30分の位置に設けられた対称的に弓形に隔離する実質上平面の2つの接触面を有し、貫通孔の下側の直径がガイド軸の直径よりもやや大きく形成されている。従って、この貫通孔の上部領域の2つの接触面がガイド軸の円周面に2点で線接触するように構成したものが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−79944号公報
【特許文献2】
特開平7−19246号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、キャリッジの本体は、その要求される剛性、強度に適合する合成樹脂材を用いて一体成形されている。
【0008】
しかしながら、特許文献1では、前記側面視略U字状のキャリッジ軸受は、合成樹脂製のキャリッジ本体と一体的に形成されるため、これらキャリッジ軸受部として要求される耐摩耗性や低い摩擦係数等の要件を充足することができない場合がある。特に、キャリッジ本体の剛性、強度を高めるために、樹脂材にガラス短繊維やマイクロガラス球を混入させた複合材を採用した場合、前記キャリッジ軸受のガイド軸に摺接する面に前記ガラス繊維やガラス球が露出することになるため、キャリッジの主走査方向への移動に伴って、一般に金属製のガイド軸の周面を傷つけてしまい、摩耗し易くなる。また、前記U字型軸受面が2つの線接触であるため、前記摩耗の経年変化により、ガイド軸の真円度が大きく損なわれるという問題もあった。
【0009】
他方、特許文献2では、梨型貫通孔を有する滑り軸受は、キャリッジ本体の成形と同時に、別部材である滑り軸受をインサートモールドしたものであるから、2つの滑り軸受をガイド軸の軸線方向に離隔して配置してインサートモールドするときの滑り軸受の取り付け誤差が生じた場合や、長年の使用に伴って摩耗等した不良の滑り軸受のみを交換することができないという問題があった。
【0010】
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、ガイド軸に対する軸受体をキャリッジ本体とは別部材にて構成し、キャリッジ本体の支持部に装着することにより、ガイド軸に対する軸受部の位置精度を向上させ、且つ耐久性の良い画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1に記載した発明の画像形成装置は、記録ヘッドが搭載されたキャリッジを、被記録媒体の搬送方向と交差する方向に延びるように配置したガイド軸に対して往復移動可能に構成し、前記キャリッジに一体的に形成された支持部の内面に、平板状の軸受部を有する一対の軸受体を着脱可能に装着するに際して、前記各軸受体ごとに前記平板状の1つの軸受部と取り付け脚とを備え、前記支持部における第1嵌合部に対して前記取り付け脚を装着可能に構成し、前記一対の軸受体を、その軸受部の平板面でガイド軸の周面を適宜の夾角にて挟むように配置し、前記支持部における内面には、前記各軸受体における軸受部の背面を支持するための一対の支持面を備え、該一対の支持面の間の夾角は前記軸受部の夾角と同じ角度になるように形成されているものである
【0012】
【0013】
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記夾角は鋭角としたものである。
【0015】
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記軸受体には、さらに、位置決め用脚を備え、前記支持部における第2嵌合部に対して前記位置決め用脚を装着可能としたものである。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記取り付け脚を前記第1嵌合部に対して着脱可能とするか、または、前記位置決め用脚を前記第2嵌合部に対して着脱可能としたものである。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記軸受部は、少なくとも前記平板面を、摩擦係数が小さく、且つ耐摩耗性を有する合成樹脂材にて形成されているものである。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記キャリッジには、平板状の軸受部を有する軸受体を装着するための支持部と、前記軸受体と反対側から前記ガイド軸が軸線と交差する方向に抜けるのを防止するための抜け止め部とが、前記ガイド軸の軸線に沿って異なる位置に一体的に形成されているものである。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記支持部は前記ガイド軸の軸線に沿って適宜間隔を隔てて一対設けられ、該一対の支持部を挟んで抜け止め部が設けられたものである。
【0021】
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の画像形成装置において、前記抜け止め部は、第1抜け止め部と第2抜け止め部とからなり、前記一対の支持部が配置されている中間に第1抜け止め部が設けられ、前記一対の支持部を挟む外側に第2抜け止め部が設けられているものである。
【0022】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、前記第1抜け止め部はガイド軸の軸線方向に長く連続的または断続的に形成されているものである。
【0023】
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記記録ヘッドと被記録媒体との間隔が調節可能となるように、前記キャリッジが前記ガイド軸を中心に回動可能に構成されているものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用する画像形成装置の一例としてのファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、複写機能等を備えた多機能装置1の概略右側断面図、図2(a)は記録部の正面図、図3はフレームと記録ヘッドを搭載したキャリッジの左側側断面図、図4は軸受体を取り付けた状態のキャリッジ等の背面側斜視図、図5は軸受体の取り付け前のキャリッジ等の右側側面図、図6は同じく下面図、図7は軸受体の取り付け前の支持部等の要部斜視図、図8(a)〜図8(d)は軸受体を示す図、図10(a)は軸受体を装着した状態のキャリッジの背面図、図10(b)は同じく右側面図、図11(a)及び図11(b)は支持部に対する軸受体の装着状態を示す拡大断面図である。
【0025】
多機能装置1の本体ケースは、図1及び図2に示すように、インクジェット式の記録部2を収納し、且つ画像を形成するための用紙Pを供給するための給紙トレイ3を後側の上方に傾斜状に備えた合成樹脂製のメイン下ケース1aと、該メイン下ケース1aの上側を覆う合成樹脂製の上ケース1bとからなる。
【0026】
上ケース1bの上面の後寄り部位には原稿載置部4が配置され、その前寄り部位には、原稿読取部としての原稿読取ユニット5が装着され、該原稿読取ユニット5の上側を操作パネル部6にて覆っている。操作パネル部6の表面には、各種ファンクションキーやテンキー等の操作キー部6aと、この操作キー部6aによる入力値や、各種の操作用の文字や数字が表示できる液晶パネル等の表示部6bとを備えている。原稿載置部4には、搬送される原稿の左右両側縁を案内するため、原稿の幅に合わせて左右にスライドする左右一対の原稿ガイド板8が装着されている。
【0027】
なお、メイン下ケース1aの下面は金属板等からなる底カバー板7にて塞がれ、メイン下ケース1aの内部空間には、図示しないが、制御基板、電源基板、電話回線を介して他の電話装置やファクシミリ装置との間で会話やファクシミリデータの送受信を可能にするためのNCU(ネットワークコントロールユニット)基板等の制御部9が配置されている。さらに、図示しないがメイン下ケース1aの側部から外向きに突設した受け台上に、他の電話装置との会話を行うための送受話器(ハンドセット)が載置されている。また、発呼用及びモニタ用のスピーカが、メイン下ケース1a内の右側面の後部側等に固定されている。
【0028】
図3に示すように、記録部2には、左右長手の縦長のフレーム12の下部の表面(前面)側に丸軸状のガイド軸11が装架されている。一方、キャリッジ10の背面側の下部の左右両端側に一体的に形成された支持部51に、後に詳述する4つの軸受体70が側面視逆V字型に取り付けられ、これら軸受体70を前記ガイド軸11の円周面に当接させて、キャリッジ10が、主走査方向に摺動可能且つガイド軸11を中心に回動可能に載置されている。
【0029】
このキャリッジ10には、図2〜図4に示すカラーインクジェット式のカートリッジタイプの記録ヘッド15が下向きに着脱可能に装着されている。カラー記録を実行するための記録ヘッド15は、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの各色のインクを吐出するための4つのノズル部15aを下面側に有し、この各記録ヘッド15に対して供給するインクが収納された各色毎のインクカートリッジ16は、図2に示すように、記録ヘッド15の上面側に着脱可能に装着できる。そして、キャリッジ10の上端側にて前向きに上下回動可能な押えレバー17にて、各インクカートリッジ16を下向きに押え固定できる構成である。
【0030】
また、前記ガイド軸11と平行に延びるタイミングベルト(図示せず)は、フレーム12の一側寄りに配置された従動プーリ(図示せず)と正逆回転可能なステッピングモータ等の駆動モータ(図示せず)の出力軸に固定された駆動プーリ(図示せず)とに巻掛けられ、タイミングベルトの一箇所を前記キャリッジ10に連結することにより、当該キャリッジ10はガイド軸11の長手方向(主走査方向)に往復移動可能となる。なお、前記給紙トレイ3に積層された用紙Pは、メイン下ケース1aの後部内に配置された従来から周知の構造の給紙機構としての給紙ローラ21(図1参照)と分離パッドあるいは摩擦分離板等からなる分離手段とによって1枚ずつ分離され、分離された用紙Pは、用紙Pの先端タイミング合わせを行うレジストローラ22にて一旦用紙Pの先端の位置を整えて後、記録ヘッド15の下方とプラテン25との間に給送され、搬送下流側の上下対の搬送ローラ23,24にて副走査方向に搬送される途次、印字指令に応じてインク滴を用紙Pの上面に吐出して画像を記録し、その後、排紙トレイ26に排出されるように構成されている(図1R>1及び図6参照)。
【0031】
次に図2(a)を参照してキャリッジ10による印字動作について説明する。記録領域から外れてキャリッジ10の移動端近傍、例えばプラテン25の右側には、メンテナンス機構を有するメンテナンス部27が配置されている。このメンテナンス部27には、記録ヘッド15のノズル部15aの表面(フェイス面)に付着したインク滴を払拭するためのノズル払拭装置(ワイパ装置)と、該記録ヘッド15のインクの不吐出もしくは吐出不良を回復させたりするためのパージ装置(ノズル吸引装置)28とが配置され、このパージ装置28では、記録ヘッド15のノズル部を吸引キャップ28aにて覆い、図示しないポンプが発生させる負圧により記録ヘッド15内の不良インクを吸引して記録不良から回復させたりするものである。なお、前記メンテナンス部27におけるパージ装置28は、キャリッジ10の移動端部のホームポジション位置(図2の右端位置)にあって、キャリッジ10の記録ヘッド15の全てのノズル部15aを覆ってインクの乾燥を防止するためのキャップ機構(保護装置)を兼ねており、吸引キャップ28aが保護キャップの機能をも果たす。
【0032】
なお、公知の技術であるので、ここでは詳細に図示しないが、メンテナンス部27の各吸引キャップ28aは記録ヘッド15の全てのノズル部15aを覆うために、図2において、上下方向に移動可能に構成されている。吸引キャップ28aが上方向に移動してノズル部15aを覆うときには、ある程度の力で吸引キャップ28aがノズル部15aの設けられている面に押しつけられるので、キャリッジ10の支持部51に配置されている軸受体70はガイド軸11から浮き上がることとなる。以下、パージ装置を示す28をホームポジションを示す番号としても使用して説明する。また、プラテン25の左端には、記録ヘッド15の各ノズル部15aからインクを試験的に吐出させてインク詰まりを無くするようにするフラッシング部29を備えている。
【0033】
以上のような多機能装置1は、操作パネル部6における各種キー操作に応じて入力されるオペレータからの各種指令に応じて、各種処理動作の設定、原稿読取ユニット5による原稿画像の読み取り、原稿画像の送信データ化、送信データの符号化、電話回線等の通信回線を介して他のファクシミリ装置に送信するファクシミリデータの送受信、受信データの復号化、復号化したファクシミリデータの記録ユニットでの用紙Pへの記録を実行するという通常のファクシミリ機能の他、原稿読取ユニット5のCIS(密着型イメージセンサ)による原稿読取りと記録部の各ユニットによる用紙Pへカラー画像形成するというコピー(複写)処理機能、図示しないパーソナルコンピュータ(ホストコンピュータ)等の外部装置からプリンタケーブルまたは赤外線等の無線を介して伝送されたプリントデータを受けて、そのデータに応じて用紙Pにカラー画像を形成するプリンタ処理機能、前記原稿読取ユニット5を使って読み取った画像データを前記外部装置へ送信するというスキャナ処理機能をも備えている。
【0034】
なお、キャリッジ10の上面後端部には、印字品質に影響を及ぼす記録ヘッド15のフェイス面と用紙Pとのギャップの形成及びそのギャップを調節するための切替え機構30が設けられている。
【0035】
ギャップの切替え機構30は、キャリッジ10の上面後端部には、一対の枢軸43(図3で一方のみ示す)が上向きに立設されており、この各枢軸43に被嵌して回動可能なガイド体(図示せず)とキャリッジ10の移動方向に長い切替えリンク体40とは、図示しない枢支部を介して相対的に水平回動可能に連結されている。キャリッジ10の上面後端部のほぼ中心部に合成樹脂製のブロック状の第1当接部(図示せず)が突設され、ガイド体41の一側部に第2当接部45が設けられている。第2当接部45は後述する垂直レール部12e方向への高さが高く、第1当接部はその垂直レール部12e方向への高さが低く設定されている。
【0036】
他方、図3に示すように、前記フレーム12には、前記キャリッジ10の背面板31と略平行に立設する縦板部12aと、該縦板部12aの上端を後向き(前記キャリッジ10の配置部と反対側)に屈曲させて水平支持部12bと、この水平支持部12bの上面に載ってネジ13にて連結される屈曲摺接部片としてのレール部12cとを備える。レール部12cは、前向きに延びた水平部12dとその前端を下向きに屈曲させた垂直レール部12eとを備えた断面L字状に形成されている。前記レール部12cにおける垂直レール部12eがキャリッジ10の上面後端部に臨んでいる。フレーム12の水平支持部12bに対して水平部12dの取り付け位置を調節することで、縦板部12aと垂直レール部12eとの隙間の間隔を微調節可能に構成されており、これにより、前記第1当接部または第2当接部45が垂直レール部12eの内面に選択的に当接して記録ヘッド15のノズル部15aの下面とプラテン25との隙間(ギャップG1)を大小に切り換えることができるものである。
【0037】
次に、前記ガイド軸11に対してその軸線方向にキャリッジ10を摺動自在に支持し、且つ軸線回りに回動可能に支持するための、キャリッジ10における軸受手段やガイド軸11を抜け不能にするための手段等について説明する。
【0038】
図4〜図14は第1実施形態を示す。まず第1実施形態におけるキャリッジ10の構成について説明すると、キャリッジ10は、ガラス短繊維またはガラス中空ビーズを含有させた合成樹脂製(例えば、エポキシ樹脂等)の射出成形品であって、その背面板31の左右両側から前向きに左右両側板32が突出され、各側板32の下端部には記録ヘッド15の底板のうち左右両側を支持する一対の支持部33が内向きに突設しており、前記両支持部33の間にて記録ヘッド15のノズル部15aが下向きに露出されるように配置されている(図3、図5及び図6参照)。前記左右両側板32の間に配置した記録ヘッド15の左右両側から外向きに突出させた係合ピン34(図4では一方のみ示す)を、左右両側板32に凹み形成した凹所35に配置する。左右両側板32の外側の上端側の取付け孔38に回動可能に取付けられた弾性を有する金属製等の線バネ36(但し、図4では一方側のみ示す)の長手方向中途部にて前記各係合ピン34の箇所を斜め下向きに押圧する一方、該各線バネ36の下端側(自由端側)が前記側板32の外側に突出形成された斜め下向きフック状の係止部37にて上向き移動不能に係止され、且つ各線バネ36の自由端側が側板32の外側に不用意に外れないようにすることで、記録ヘッド15がキャリッジ10に対して強固に且つガタつかないように装着されている。
【0039】
キャリッジ10の背面板31の下部寄り部位のうち左右両側には、前記主走査方向に適宜距離(実施形態で距離L1、図7及び図10(a)参照)だけ離隔させて、一直線をなす関係で設置されるように、下向きに開放された側面視略円弧状の支持部51が一体的に形成されている(図4〜図7、図9〜図14参照)。また、前記左右の支持部51、51の間(キャリッジの幅方向の略中央部には、背面板31から後向きに突出するように、ガイド軸11の下方への抜け止め部としての第1抜け止め部61が一体的に形成されている(図4〜図7参照)。さらに、キャリッジ10の左右両側板32に近い側には、前記左右の支持部51、51の側端に第2抜け止め部62が一体的に形成されている。なお、前記第1抜け止め部61は前記距離L1と同じ長さだけガイド軸11の軸線方向に長く連続的に形成され、且つ第1抜け止め部61の上面はガイド軸11の円周の下部側に接近できるように凹湾曲面に形成されているものである(図4、図7、図11(a)及び図12等参照)。
【0040】
前記各支持部51の内面には、背面板31に近い側と遠い側とに平板状の軸受部71を備えた2つの軸受体70が、前記各軸受部71の平板面71aが側面視逆V字状となるように配置され、円柱状のガイド軸11の円周面のうち上部側に前記一対の軸受部71の平板面71a、71aが当接するように構成されている。
【0041】
また、前記各支持部51の内面に2つの軸受体70が配置されるので、両支持部51では合計4つの軸受体70が取り付けられることになる。
【0042】
軸受体70は摩擦係数の小さい、且つ耐摩耗性を有する合成樹脂材(例えば、ポリアセタール樹脂等)にて一体的に成形される。各軸受体70の形態は、図8(a)〜図8(d)に示すごとく、平面視矩形等の平板状の軸受部71と、その左右両側から裏面側に略直角方向に突出形成された取り付け脚72と、この一対の取り付け脚72が突出される側辺と直交する側辺から裏面側に斜めに突出された位置決め用脚73とを有する。また、この位置決め用脚73が突出される側辺と対峙する側辺には、略矩形の案内片74が裏面方向に突設されている。前記各取り付け脚72の自由端部(下端)には、係止爪72aが外向きに形成されている。
【0043】
前記ガイド軸11の周面上の2点で前記平板面71aが当接するように、支持部51の内面に配置される一対の軸受体70における一対の軸受部71は、その夾角θが鋭角状に規定されて配置されている。そのために、前記各支持部51の内面には、前記軸受部71の平板の裏面を支持するための一対の支持面52が、所定の夾角θとなるように上下逆V字状に形成される(図13参照)。実施形態では、図13に示すように、前記夾角θは90度より小さい鋭角であり、35度〜40度程度に設定されている。
【0044】
本実施形態のキャリッジ10及び記録ヘッド15を用いて、夾角θを各種代えて実験をした結果、夾角θが40度寄り大きいと、キャリッジ10が加速移動時にガイド軸11から浮き上がる現象が生じることがわかった。また夾角θが35度より小さいと、キャリッジ10が移動時にガタつき、安定した移動ができないことがわかった。従って、本実施形態では夾角θは35度〜40度程度に設定されており、キャリッジ10の構成や重さ、移動速度か異なる場合には適宜夾角θを設定すれば良い。
【0045】
各支持面52は凹溝53を挟んで2筋の平行状で、且つ支持部51の下方への開放部(下端)まで延びている(図7、図9及び図11(b)参照)。各支持面52の上端には、軸受部71の側辺のうち前記案内片74を有する側辺の縁が当接する位置決め用のストッパー突起54が設けられている。そして、前記軸受部71の裏面を支持面52に沿って滑らせるときに、前記案内片74が前記凹溝53に嵌まって傾かないようにして案内されるものである(図11(b)参照)。
【0046】
前記支持部51には、前記2筋の支持面52の両外側に沿って長い一対の長溝状の第1嵌合部55が支持部51の板厚さを貫通するように穿設されており、この一対の第1嵌合部55に前記一対の取り付け脚72が嵌まって長手方向に移動可能に構成されている。また、その第1嵌合部55の一部には、前記取り付け脚72における係止爪72aが係合できる係合突部55aが設けられている(図7、図9及び図11(a)参照)。
【0047】
また、前記各凹溝53には、軸受体70における位置決め用脚73の先端が嵌まって移動不能にするための第2嵌合部56が穿設されている(図7、図9及び図11(b)参照)。
【0048】
上記の構成において、各支持部51に軸受体70を装着するには、図9に示すように、キャリッジ10を上下逆向きにした状態(支持部51の開放側を上向きにした状態)で、軸受体70における位置決め用脚73の部分を作業者が指で摘んで支持部51の内面に近づけ、前記凹溝53内に案内片74を挿入し、前記2筋の支持面52に軸受部71の平板部の裏面を当接させ、且つ一対の取り付け脚72を前記一対の第1嵌合部55に挿入する(図9の矢印A方向参照)。
【0049】
次いで、前記軸受部71を指で押して支持面52に沿って滑らせ下方に移動させると、前記一対の取り付け脚72における係止爪72aが係合突部55aに係合する。そして、軸受部71の案内片74を有する側の側辺が前記ストッパー突起54に当接してそれ以上奥に進まない位置で、位置決め用脚73の先端部(自由端部)が第2嵌合部56に嵌まって、軸受体70が抜け不能となるのである(図11(a)及び図11(b)参照)。
【0050】
この状態では、図13に示すように、前記一対の軸受部71の平板面71a、71aの夾角θは、前記支持面52の夾角θ(実施形態では35度〜40度程度)と一致するのである。
【0051】
なお、軸受体70を取り外すには、支持部51の外面側から第2嵌合部56に治具等を挿入して、位置決め用脚73の先端部を押すと共に、第1嵌合部55の箇所に治具等を挿入して、前記係止爪72aを係合突部55aから外せば良いから、不良または磨耗した軸受体70の交換に際しての着脱作業も治具等を用いることで至極簡単にできるのである。しかしながら、治具等を使用しない場合には、位置決め用脚73や係止爪72aをそれぞれ小さな第2嵌合部56や係合突部55aから外すことはかなり困難となる。従って、通常では、軸受体70は支持部51から容易に外れないのである。
【0052】
キャリッジ10の一側(前記一方の支持部51の外側)からガイド軸11を軸線方向に挿入すると、当該ガイド軸11の円周面のうちの上部領域の2点に前記V状に配置した一対の軸受体70の軸受部71の平板面71aが線接触する。そして、前記キャリッジ10の左右方向に離隔配置した2対の平板状の軸受部71によるV字状の支持面71a、71aにて、ガイド軸11を4点支持するから、キャリッジ10がガイド軸11に対してガタ付きなく、摺動移動できる。
【0053】
前記支持部51におけるキャリッジ10の側面視において、V状に形成された支持面52はキャリッジ10の本体の射出成形と同時に成形できるから、このV状の夾角θも設計通りに正確に、且つ精度良く形成できると共に、ガイド軸11の軸線方向に離隔した対の支持面52も同一面上に形成できる。他方、軸受体70の成形においても、軸受部71の平板部の板厚さや平面度は管理し易く、且つ成形時の誤差の発生は非常に低くなる。従って、ガイド軸11に対するキャリッジ10の装着姿勢や高さ位置がずれることがないのである。
【0054】
図15(a)及び図15(b)は、軸受体70の第2実施形態を示す。この実施形態では、ガイド軸11の周面に対してV字型に配置すべき一対の軸受部71,71の一側辺(支持部51の内面の奥側に位置すべき側辺)どうしを、可撓性を有する連結片75にて連結したものであり、その他の構成は第1実施形態と同じであるので、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0055】
第2実施形態の構成によれば、2つの軸受部71、71を前記V字型の支持面52、52に略同時に配置して取り付ければ良い。なお、連結片75により2つの軸受部71、71が離れないから、位置決め用脚73を省略しても、ガイド軸11の周面と支持面52との間に平板状の軸受部71が挟まれている限り、軸受体70が外れるおそれはない。また、各軸受部71の裏面が支持面52に当接したまま当該軸受部71が支持面52の長手方向に沿って多少ずれ移動しても、ガイド軸11に対するキャリッジ10の装着姿勢や高さ位置は変動しない。これらに変動が生じるのは、軸受部71の平板部の板厚さが部分的または全体として変わるときだけであるからである。
【0056】
なお、2つの軸受部71、71の夾角θが保証されれば、当該2つの軸受部71、71が一体的に形成されたV字型の軸受体70を製作しても良い。
【0057】
上記の各実施形態を適用したキャリッジ10をメンテナンス部27に停止させた状態で、パージ装置28の吸引キャップ28にてキャリッジ10に搭載した記録ヘッド15のノズル部15aを覆うように、吸引キャップ28を上昇させた場合にも、前記第1抜け止め部61及び2つの第2抜け止め部62によりガイド軸11の下方領域を対向するように囲んでいるから、前記吸引キャップ28の突き上げによってキャリッジ10がガイド軸11から外れることを確実に防止でき、また、一対の軸受体70の左右両側を挟むように、前記第1抜け止め部61及び2つの第2抜け止め部62が配置されているので、前記キャッピング時及びパージ動作時もキャリッジ10の姿勢が安定する。
【0058】
また、多機能装置1の本体を傾けた場合も、前記第1抜け止め部61及び2つの第2抜け止め部62によりキャリッジ10がガイド軸11から不用意に外れるのを防止できる。
【0059】
多機能装置1の落下等の不慮の事態に際して、キャリッジ10がガイド軸11から抜ける方向への大きな外力に耐えるためには、少なくとも第1抜け止め部61の長さ(ガイド軸11の軸線方向に沿う長さ)を長くして強度を持たせることが好ましい。その場合、第1抜け止め部61をガイド軸11の長手方向に連続状に形成しても良いし、断続的に形成しても良い。また、第1抜け止め部61と第2抜け止め部62との配置位置をガイド軸11の軸線方向に離間するように設定することで、ガイド軸11からのキャリッジ10の抜け止め作用を一層強化できるのである。
【0060】
そして、一対の支持部51がガイド軸11の軸方向に離間して配置され、且つ第1抜け止め部61及び2つの第2抜け止め部62も前記一対の支持部51を挟んでガイド軸11の軸方向に離間して配置されているので、キャリッジ10のガイド軸11に対する受け部が安定し、且つ射出成形の場合の金型の作成も容易となる。
【0061】
さらに、各支持部51の開放部の断面が略半円状で且つ開放側が大きく形成されているから、前記金型による支持部51、特に一対の支持面51aの成形精度がを向上させることができ、且つ支持部の成形も容易にできる。
【0062】
上記のように構成することにより、ガイド軸11に沿って主走査方向に往復移動させて印刷する場合にも、記録ヘッド15のノズル部15aのフェイス面とプラテン25の上面(表面であり、被記録媒体としての用紙Pの通過経路)とのギャップG1に変動が生じない。前記切り換え機構30により、前記ギャップG1を変更させるように、キャリッジ10がガイド軸11を中心に回動変位する場合にも、キャリッジ10の姿勢が不明確にならない。
【0063】
軸受体70をキャリッジ10の支持部51に後付けするように構成すれば軸受体70とキャリッジ10との材質と無関係にでき、軸受体70のうち少なくとも軸受部71を摩擦係数の小さい、且つ耐摩耗性を有する合成樹脂材にて形成すれば、ガイド軸11が磨耗して軸受部71との摺接面が変動するという不都合を回避し、また、多機能装置1の耐久性を向上させることができる。
【0064】
また、メンテナンス時等に吸引キャップ28aが上昇すると、キャリッジ10が押圧されることで上昇する。このとき、軸受部71がガイド軸11から浮き上がり、第1抜け止め部61の上面と第2抜け止め部62の上面とがガイド軸11の下側の周面に当接するので、この場合にもキャリッジ10は安定して位置決めされる。従って、メンテナンスも安定して行われる。
【0065】
なお、ガイド軸11の回りにキャリッジ10を回動変位させる必要がない場合には、ガイド軸11の断面を円形にする必要はなく、四角断面、多角形断面、楕円形等の非円形断面を有する中実もしくはパイプ状のガイド軸であっても良い。
【0066】
本発明は、上述した多機能装置ばかりでなく、プリンタ、複写機、キャリッジ搭載型イメージスキャナについても適用できることは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明の画像形成装置は、記録ヘッドが搭載されたキャリッジを、被記録媒体の搬送方向と交差する方向に延びるように配置したガイド軸に対して往復移動可能に構成し、前記キャリッジに一体的に形成された支持部の内面に、平板状の軸受部を有する軸受体を着脱可能に装着したものであるから、従来のように、支持部に軸受体を予めモールドする等一体的に形成したものに比べて、軸受体の取り付け誤差が生じた場合や、長年の使用に伴って摩耗等した不良の軸受体のみを交換することが容易にできる。また、キャリッジの自体の材質と異なる材質で軸受体を形成できるから、ガイド軸を磨耗させたり、キャリッジの摺動抵抗を低減させることが至極簡単にできるという効果を奏する。
【0068】
【0069】
また、前記各軸受体ごとに前記平板状の軸受部を1つ備え、この一対の軸受体を、その軸受部の平板部でガイド軸の周面を挟むように配置したものであるので、軸受部の平板部分の板厚さの管理は容易であるため、その製作誤差の少ない均質で精度の高い軸受体を多量に製作でき、製品歩留りが高くなり、それを使用して、精度の高い軸受部分を有するキャ リッジを簡単に製作できるという効果を奏する。
【0070】
【0071】
さらに、請求項1に記載の発明は、前記支持部における内面には、前記軸受部における平板の背面を支持する一対の支持面を備え、該一対の支持面の間の夾角は前記軸受部の夾角と同じ角度になるように形成されているものである。
【0072】
このように構成すると、キャリッジの製作時に、前記一対の支持面の夾角を正確に形成しておけば、その支持面に軸受部を配置するだけで、ガイド軸の周面に対するキャリッジの装着姿勢を高さ関係等を精度良く決定できるという効果を奏する。
また、請求項1に記載の発明は、前記軸受体には取り付け脚を備え、前記支持部における第1嵌合部に対して前記取り付け脚を装着可能としたものであるから、軸受体を支持部の第1嵌合部に対して確実且つ強固に装着できる。
そして、また、前記ガイド軸の周面上の2点で当接するように、前記軸受部はその夾角が規定されて配置されているものであるから、従来のように、略梨型の軸受孔が形成された軸受体をキャリッジに埋め込んだり、U字型の軸受部を射出成形により製作するのに比べて簡単に軸受部を装着することができるという効果を奏する。
【0073】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記夾角は鋭角としたものであるから、請求項1に記載の発明による効果に加えて、ガイド軸の周面の2点と一対の平板状の軸受部との摺接箇所を正確に規定できるという効果を奏する。
【0074】
【0075】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記軸受体には、さらに、位置決め用脚を備え、前記支持部における第2嵌合部に対して前記位置決め用脚を装着可能としたものであるから、請求項1または2に記載の発明による効果に加えて、軸受体を支持部に装着した状態で、当該軸受体の取り付け姿勢も取り付け位置を確実に保持できるという効果を奏する。
【0076】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記取り付け脚を前記第1嵌合部に対して着脱可能とするか、または、前記位置決め用脚を前記第2嵌合部に対して着脱可能としたものであるから、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明による効果に加えて、軸受体の交換作業も容易になるという効果を奏する。
【0077】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記軸受部は、少なくとも前記平板部を、摩擦係数が小さく、且つ耐摩耗性を有する合成樹脂材にて形成されているものであるから、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明による効果に加えて、軸受体ひいてはキャリッジの耐久性が向上し、且つガイド軸も磨耗しないから、キャリッジのガイド軸に対する装着姿勢や高さが長期間維持できるという効果を奏する。
【0078】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記キャリッジには、平板状の軸受部を有する軸受体を装着するための支持部と、前記軸受体と反対側から前記ガイド軸が軸線と交差する方向に抜けるのを防止するための抜け止め部とが、前記ガイド軸の軸線に沿って異なる位置に一体的に形成されているものである。このように構成すれば、前記支持部及び抜け止め部を、キャリッジの製作時に一体的に形成することが至極簡単になると共に、支持部及び抜け止め部の形状形態の寸法精度を向上させることができる。
【0079】
そして、キャリッジに対する外力によって当該キャリッジがガイド軸から外れることを確実に防止できる。
【0080】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、前記支持部は前記ガイド軸の軸線に沿って適宜間隔を隔てて一対設けられ、該一対の支持部を挟んで抜け止め部が設けられたものである。
【0081】
従って、請求項6に記載の発明による効果に加えて、軸受のための支持部がキャリッジの移動方向に離れた位置に形成でき、ガイド軸に対するキャリッジの支持姿勢を一層精度良く設定できる。
【0082】
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の画像形成装置において、前記抜け止め部は、第1抜け止め部と第2抜け止め部とからなり、前記一対の支持部が配置されている中間に第1抜け止め部が設けられ、前記一対の支持部を挟む外側に第2抜け止め部が設けられているものであるから、請求項6または7に記載の発明による効果に加えて、ガイド軸からのキャリッジの抜け止め作用を一層強化できるのである。
【0083】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像形成装置において、前記第1抜け止め部はガイド軸の軸線方向に長く連続的または断続的に形成されているものである。従って、請求項8に記載の発明による効果に加えて、画像形成装置の落下等の不慮の事態に際して、キャリッジがガイド軸から抜ける方向への大きな外力に耐えることができる。
【0084】
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記記録ヘッドと被記録媒体との間隔が調節可能となるように、前記キャリッジが前記ガイド軸を中心に回動可能に構成されているものである。このように、キャリッジがガイド軸を中心に回動する場合には、当該ガイド軸の断面を円形とすることで、前記ガイド軸の周面の2点に対する一対の軸受部の当接箇所がガイド軸の中心線の回りのいずれの箇所でも同じになり、請求項1乃至9のいずれかに記載の発明による効果に加えて、記録ヘッドと被記録媒体との間隔が安定し、且つガイド軸に対する支持姿勢を一層精度良く設定できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】多機能装置の概略側断面図である。
【図2】フレームに対するキャリッジの左右移動状態を示す概略正面図である。
【図3】フレームと記録ヘッドを搭載したキャリッジの側断面図である。
【図4】記録ヘッド及びインクカートリッジを搭載したキャリッジの後側斜視図であり、支持部に軸受体を装着した部分を示す図である。
【図5】支持部に軸受体を装着しない前のキャリッジの右側面図である。
【図6】支持部に軸受体を装着しない前のキャリッジの下面図である。
【図7】軸受体を装着しない前の支持部の拡大斜視図である。
【図8】(a)は軸受体の平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は軸受体の上方斜視図である。
【図9】支持部に軸受体を装着する手順を説明する斜視図である。
【図10】(a)は支持部に軸受体が装着されている状態のキャリッジの背面図、(b)は右側面図である。
【図11】(a)は図10(a)のXIa −XIa 線矢視拡大断面図、(b)は図1(a)のXIb −XIb 線矢視拡大断面図である。
【図12】(a)は図10(a)のXIIa−XIIa線矢視拡大断面図、(b)は図1(a)のXIIb−XIIb線矢視拡大断面図である。
【図13】図12(a)のXIII−XIII線矢視拡大断面図である。
【図14】支持部に軸受体が装着されている状態のキャリッジの下方からの斜視図である。
【図15】軸受体の第2実施形態を示し、(a)は支持部における拡大側断面図、(b)は軸受体の斜視図である。
【符号の説明】
P 用紙
1 多機能装置
2 記録部
10 キャリッジ
11 ガイド軸
15 記録ヘッド
15a ノズル部
16 インクカートリッジ
17 レバー
25 プラテン
27 メンテナンス部
28 パージ装置
28a 吸引キャップ
51 支持部
52 支持面
54 ストッパー突起
55 第1嵌合部
55a 係合突部
56 第2嵌合部
61 第1抜け止め部
62 第2抜け止め部
70 軸受体
71 軸受部
71a 平板面
72 取り付け脚
73 位置決め用脚
74 案内片
75 連結片

Claims (10)

  1. 記録ヘッドが搭載されたキャリッジを、被記録媒体の搬送方向と交差する方向に延びるように配置したガイド軸に対して往復移動可能に構成し、
    前記キャリッジに一体的に形成された支持部の内面に、平板状の軸受部を有する一対の軸受体を着脱可能に装着するに際して、
    前記各軸受体ごとに前記平板状の1つの軸受部と取り付け脚とを備え、
    前記支持部における第1嵌合部に対して前記取り付け脚を装着可能に構成し、
    前記一対の軸受体を、その軸受部の平板面でガイド軸の周面を適宜の夾角にて挟むように配置し、
    前記支持部における内面には、前記各軸受体における軸受部の背面を支持するための一対の支持面を備え、該一対の支持面の間の夾角は前記軸受部の夾角と同じ角度になるように形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記夾角は鋭角であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記軸受体には、さらに、位置決め用脚を備え、
    前記支持部における第2嵌合部に対して前記位置決め用脚を装着可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記取り付け脚を前記第1嵌合部に対して着脱可能とするか、または、前記位置決め用脚を前記第2嵌合部に対して着脱可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記軸受部は、少なくとも前記平板面を、摩擦係数が小さく、且つ耐摩耗性を有する合成樹脂材にて形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記キャリッジには、平板状の軸受部を有する軸受体を装着するための支持部と、前記軸受体と反対側から前記ガイド軸が軸線と交差する方向に抜けるのを防止するための抜け止め部とが、前記ガイド軸の軸線に沿って異なる位置に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記支持部は前記ガイド軸の軸線に沿って適宜間隔を隔てて一対設けられ、該一対の支持部を挟んで抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記抜け止め部は、第1抜け止め部と第2抜け止め部とからなり、
    前記一対の支持部が配置されている中間に第1抜け止め部が設けられ、
    前記一対の支持部を挟む外側に第2抜け止め部が設けられていることを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1抜け止め部はガイド軸の軸線方向に長く連続的または断続的に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録ヘッドと被記録媒体との間隔が調節可能となるように、前記キャリッジが前記ガイド軸を中心に回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか 記載の画像形成装置。
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