JP2000062199A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2000062199A
JP2000062199A JP23145698A JP23145698A JP2000062199A JP 2000062199 A JP2000062199 A JP 2000062199A JP 23145698 A JP23145698 A JP 23145698A JP 23145698 A JP23145698 A JP 23145698A JP 2000062199 A JP2000062199 A JP 2000062199A
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suction
nozzle
recording
ink
cam
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JP23145698A
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Ryuichiro Umeda
隆一郎 梅田
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドのノズル部から不良インクを吸引
する作業中に電源が切られ、不用意に記録ヘッドを移動
させた場合にもノズル部に付着したインクを払拭できる
ようにする。 【解決手段】 記録ヘッドのノズル部に被せられる吸引
キャップ53を通してノズル部から不良インクを吸引す
る吸引ポンプ54を、単一駆動源により回転駆動するカ
ム体56に形成されたポンプカム溝59,60にて作動
させ、カム体56の吸引昇降カム溝58を介して吸引キ
ャップ53の昇降部材55を上昇開始するタイミング
と、同じカム体56のワイパーカム溝66を介してワイ
パー体64の昇降部材65を上昇開始するタイミングと
を同期させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複写機等における被記録媒体に画像形成するためのイ
ンクジェット記録装置に係り、より詳しくは、インクジ
ェット式の記録ヘッドのノズル部のメインテナンスを実
行するメインテナンス部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファクシミリ装置や複写機等
の画像形成装置において、被記録媒体としての用紙に画
像を形成するための記録部として、インクを噴射する記
録ヘッドを備えたものが周知である。この種の記録ヘッ
ドのノズル部が使用停止中に乾燥したり、使用中に内部
に気泡が発生することによりインクの吐出不良となった
場合に、当該ノズル部のインク吐出状態を回復させるた
め、さらには、インクカートリッジを交換した際に、カ
ートリッジ内のインクをノズル部まで円滑に導き出すた
め、例えば、特開平7−1740号公報に開示されてい
るように、被記録媒体の搬送方向と直交する方向に前記
記録ヘッドを搭載したキャリッジを往復移動しながら記
録するように構成する一方、前記被記録媒体への記録領
域から外れたメインテナンス部には、吸引キャップとこ
れに導管を介して接続する吸引ポンプとからなる吸引手
段と、該ノズル部の表面に付着したインク滴や汚れを清
掃するためのノズル払拭手段とを設けたものが知られて
いる。
【0003】そして、前記公報に記載の構成では、前記
記録ヘッドの各ノズル部への吸引キャップの接離動作と
吸引ポンプの作動と、ノズル払拭手段の前記ノズル部へ
の接離動作とを、一つの駆動源にて回転するカム体に関
連させて同期作動するように構成していた。その場合、
各ノズル部を吸引キャップが覆うように接近し、次いで
吸引ポンプによるインク吸引動作が終了した後、吸引キ
ャップがノズル部から離れた後に、ワイパー体の先端が
ノズル面に接触するようにノズル払拭手段が前進作動す
るというカスケード的動作を実行していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記メ
インテナンス作業中、特にインク吸引作業中に、使用者
が誤って電源を切り、手でキャリッジを記録領域方向に
移動させてしまうと、ノズル払拭手段が作動していない
から、ノズル面を払拭することができず、ノズル部にイ
ンク滴が付着したままとなって、記録装置内にインクが
垂れ落ちたり、前記付着したインク滴のためにインクジ
ェット作用が妨げられて印字品質が悪化するという問題
があった。
【0005】本発明は、前記従来の問題を解決するため
になされたものであり、ノズル面の清掃を確実に実行で
きて記録品質が悪化しないインクジェット記録装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明のインクジェット記録装置
は、インクを噴射する記録ヘッドを往復移動させて被記
録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記記録ヘッドのノズル部に被せられる吸引キャップ
と、該吸引キャップを通して前記ノズル部から不良イン
クを吸引する吸引ポンプとからなる吸引手段と、前記ノ
ズル部を清掃するためのノズル払拭手段とを、前記被記
録媒体に対する記録領域外のメインテナンス部に設け、
単一駆動源により、前記吸引手段における吸引キャップ
の始動とノズル払拭手段におけるワイパー体の始動とを
同期駆動させるように構成したものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のインクジェット記録装置において、単一駆動源
により回転駆動するカム体に形成された対応するカム溝
に、前記吸引キャップの昇降部材と、ワイパー体の昇降
部材とをそれぞれ係合させたものである。そして、請求
項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の
インクジェット記録装置において、前記メインテナンス
部には、前記吸引動作及び払拭動作中の記録ヘッドを搭
載したキャリッジの移動を規制するロック手段を備え、
該ロック手段のロック動作を、前記カム体の回動に関連
させたものである。
【0008】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の構成によれば、
1つの駆動源にて、吸引キャップの上昇の始動と、ワイ
パー体の上昇の始動とが同期駆動されるから、始動のタ
イミングがずれず、そして、吸引動作中にワイパー体が
下降することがないから、万一、使用者が誤って電源を
切り、記録ヘッドを移動させた場合には、その移動によ
り、上昇した位置のワイパー体にてノズル部を払拭して
清掃できることになり、ノズル部の表面に付いたインク
滴を清掃できる。それ故、その直後の記録動作において
印字品質が悪化することがないという効果を奏する。
【0009】また、請求項2に記載の発明の構成によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果としてのインク吸引動
作中は同期してノズル払拭手段が突出している状態に保
持して、少なくともインク吸引作業中に不用意に記録ヘ
ッドを移動させても、濡れたノズル部の表面をワイパー
体にて確実に払拭してインク滴を除去できる上、1つの
駆動源にて回転するカム体に吸引昇降カム溝と、ワイパ
ーカム溝という2つのカム溝が形成され、それぞれのカ
ム溝に対応させて、吸引キャップの昇降部材と、ワイパ
ー体の昇降部材とを係合させているから、別々のカム体
に2つのカム溝を形成した場合のように、2つのカム体
の取付け位相がずれてしまうという不都合がなく、前記
の始動タイミング等の吸引動作とワイパーの昇降動作の
タイミングを確実且つ正確に設定でき、しかも、カム体
が一つとなって、部品点数を削減でき、製造コストも低
減できるという効果を奏する。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明の構成によ
れば、メインテナンス作業中に、使用者が誤って、電源
を切り、キャリッジを手で移動させメインテナンス部か
ら離そうとしても、前記ロック手段がキャリッジに係合
してロックしている限り、当該キャリッジが移動不能で
あるから、ワイパー(払拭)作業をせずに記録領域に記
録ヘッドが移動してしまうことを確実に防止することが
できるという効果を奏する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用する
インクジェット記録装置2を備えたファクシミリ装置1
の斜視図、図2はファクシミリ装置1の概略側断面図、
図3はキャリッジの移動手段及びメインテナンス部を示
す概略平面図、図4はインクジェット記録装置の側面
図、図5はメインテナンス部の平面図、図6は図5の右
側の一部切欠き側面図、図7は図5の左側の一部切欠き
側面図、図8は図5の VIII −VIII線矢視図、図9はカ
ム体による吸引キャップ及びワイパー体の昇降駆動手段
を示す側断面図、図17はカム線図である。
【0012】ファクシミリ装置1の本体ケースは、図1
及び図2に示すように、インクジェット記録装置2を収
納し、且つ画像を形成するための用紙Pを供給するため
の給紙カセット3を後側の上方から装着することのでき
る合成樹脂製のメイン下ケース1aと、該メイン下ケー
ス1aの上側を覆う合成樹脂製の上ケース1bとからな
る。上ケース1bは、その前後方向の中途部から左右両
外側に突出する筒軸部4(図2において片側のみ示す)
を中心にして大きく上下回動できるように、メイン下ケ
ース1aの側部のブラケットに枢着されている。
【0013】そして、一方の金属製のブラケットに一端
が係止され、コイル部が筒軸部4の外周に巻回され、他
端が上ケース1bにおける金属製のシャーシ等の適宜箇
所に係止された金属製の捩じりばね(図示せず)によ
り、上ケース1bの上面が前方向に向かうように付勢さ
れ、通常は、図示しないフックにより、上ケース1bは
その上面が上を向くように固定されている。
【0014】さらに、上ケース1bの上面の前寄り部位
には、原稿読取部としての原稿読取ユニット5が装着さ
れ、該原稿読取ユニット5の上側を、操作パネル部6に
て覆う。表面に各種ファンクションキーやテンキー等の
操作キー部6aと、前記操作キー部6aでの入力値や、
各種の指令用の文字(キャラクタ)が表示できる液晶パ
ネル等の表示部6bとを備えた操作パネル部6は、その
後部寄り部位の左右両側の枢支軸7を中心にして前側が
大きく上下回動できるように構成されている。また、上
ケース1bの上面の後部寄りには、前記操作パネル部6
の後端に隣接して、原稿載置部9が一体的に形成され、
該原稿載置部9には、搬送される原稿の左右両側縁を案
内するための左右一対の原稿ガイド体10,10が同期
して左右移動可能に装着されている。
【0015】なお、メイン下ケース1aの下面は金属板
等からなる底カバー板11にて塞がれ、メイン下ケース
1aの内部空間には、図示しないが、制御基板、電源基
板、電話回線を介して他の電話装置やファクシミリ装置
との間で会話やファクシミリデータの送受信を可能にす
るためのNCU(ネットワークコントロールユニット)
基板等が位置されている。さらに、メイン下ケース1a
の側部から外向きに突設した受け台12上に、他の電話
装置との会話を行うための送受話器(ハンドセット)8
が載置されている。発呼用のスピーカ(図示せず)は、
メイン下ケース1a内の右側面の後部側等に固定されて
いる。
【0016】図2に示すように、原稿読取ユニット5の
ユニットケース5aには、原稿載置部9の近傍に配置さ
れる原稿分離送りローラ28aと、横長の密着型イメー
ジセンサ(CIS)29と、その搬送上流側に配置され
る搬送ローラ対30と、搬送下流側に配置される搬送ロ
ーラ対31と、前記各ローラ28a,29,30を駆動
するための駆動モータと歯車列とがフレーム内に収納さ
れた原稿搬送系駆動ユニットとが備えられている。そし
て、枢支軸7を中心にして前側が大きく上下回動できる
ように構成された操作パネル部6の下面側には、前記ユ
ニットケース5aの上面を覆った状態のとき、前記原稿
分離送りローラ28aの上面に当接する分離パッド28
bと、前記密着型イメージセンサ29の上面に当接する
下面が白色に塗布される等した押圧板32とが備えられ
ており、操作パネル部6上面のキー操作等による原稿読
取り指令に応じて、原稿載置部9上の原稿は、前記原稿
分離送りローラ28a及び分離パッド28bを介して1
枚ずつ分離して送られ、原稿が前記押圧板32とCIS
29の上面との間を通過するとき、原稿の画像が読み取
られるように構成されている。
【0017】なお、前記給紙カセット3に積層された用
紙Pは、メイン下ケース1aの後部内に配置された図示
しないが従来から周知の構造の給紙機構としての間欠回
転する回転する給紙ローラと分離パッドとによって1枚
ずつ分離され、分離された用紙Pは、レジストローラ
(図示せず)の箇所にて一旦用紙の先端の位置を整え
て、搬送上流側ローラ33にて記録ヘッド14の下方に
給送され、搬送下流側の上下対の搬送ローラ対34にて
挟持搬送される途次、印字指令に応じてインク滴を用紙
Pの上面に吐出して画像を記録し、その後、排紙トレイ
27の箇所に排出されるように構成されている。
【0018】図2、図3、図4及び図5に示すように、
インクジェット記録装置2におけるキャリッジ18はそ
の下部が左右長手のシャーシフレーム16に装架された
丸軸状のガイド軸17に軸支され、シャーシフレーム1
6の縦案内片16aに上部が摺接して左右移動可能に構
成されている。そして、このキャリッジ18にカラーイ
ンクジェット式の記録ヘッド14がそのノズル部15を
下向きにして装着されている。カラー記録を実行するた
めの記録ヘッド14は、シアン、イエロー、マゼンタ、
ブラックの各色のインクを吐出するための4つのノズル
部を有し、この各記録ヘッド14に対して供給するイン
クが収納された各色毎のカートリッジ19がキャリッジ
18にそれぞれ着脱可能に装着される。
【0019】キャリッジ18の送り機構は、前記ガイド
軸17と平行に延びる無端帯としてのタイミングベルト
20が、シャーシフレーム16の一側寄りに配置された
従動プーリ21と正逆回転可能なステッピングモータ等
のキャリッジ駆動モータ22の出力軸に固定された駆動
プーリ23とに巻掛けられ、タイミングベルト20の一
箇所を前記キャリッジ18に連結することにより、当該
キャリッジ18はガイド軸17と平行に往復移動可能と
なるように構成されている。
【0020】次に、メインテナンス部29と、待機位置
における保存手段35との構成の詳細について、図3、
図5〜図8を参照しながら説明すると、例えば図3に示
す実施例において、キャリッジ18が右方向へ移動する
ことにより記録領域から外れるものとし、左右長手のシ
ャーシフレーム16の右端部位に、メインテナンス部2
9と保存手段35とを集合させて配置するため、フレー
ム支持片16b,16cに対して図5の平面視図に示す
ような合成樹脂製の集合ケース36をビス44にて固定
する。集合ケース36の左端側には、記録ヘッド14の
ノズル部の表面に付着したインク滴を払拭するためのノ
ズル払拭装置(ワイパ装置)37が配置され、その右側
に隣接して記録ヘッド14のインクの不吐出もしくは吐
出不良を回復させるためのパージ装置(ノズル吸引装
置)38が配置され、その右側〔パージ装置38からさ
らに記録領域の反対側の待機位置(ホームポジショ
ン)〕には、記録ヘッド14のノズル部15の数(実施
例では4つ)と同じ数の保存キャップ39を備えた保存
手段35が配置されている。
【0021】即ち、前記各保存キャップ39を支持する
保存キャップ移動手段としての合成樹脂製の枠状の移動
部材40が、集合ケース36に一体的に形成され、キャ
リッジ18の移動方向と平行状に形成された丸軸41に
沿って移動可能且つその軸線回りに回動可能に装着され
ている。前記軟質ゴム製の各保存キャップ39を支持す
る支持体42が移動部材40の枠内で上向き抜け不能且
つ上下動可能に装着され、付勢バネ43を介して上向き
に付勢されている(図6参照)。
【0022】そして、枠状の移動部材40における回動
基端部40aには、上向きに被押圧部45を一体的に突
出形成する一方(図8、図11(a)〜図11(d)参
照)、キャリッジ18の下面側には、図6及び図11
(a)〜図11(d)に示すように、突起部46と規制
片47とを横向きで、且つ段違い状にて被押圧部45に
向かうように二股状に突設してあり、突起部46と規制
片47との隙間間隔L1は被押圧部45の幅寸法と略等
しく形成され、後述の待機位置では被押圧部45の前後
縁を突起部46と規制片47とで挟持される構成となっ
ている。
【0023】キャリッジ18を待機位置(ホームポジシ
ョン)方向(矢印A方向)移動させるとき、押圧部46
にて被押圧部45を押すなど係合させて、移動部材40
を丸軸41に沿って摺動移動させる。このとき、当該移
動部材40における回動基端部40aの下面側に下向き
に突設する摺動片48と対峙するように、集合ケース3
6の箇所には方向変換手段としてのカム板49を設け
る。このカム板49の形状は、矢印A方向への移動部材
40の移動に基づいて、前記保存キャップ39を前記キ
ャリッジ18の移動方向と略直交する方向に移動させ
て、前記待機位置では、各保存キャップ39が前記各ノ
ズル部15を下側から覆ってキャッピィングするように
形成されている(図6の二点鎖線状態参照)。
【0024】また、集合ケース36と移動部材40との
間に付勢手段としての引張バネ50が装架されており、
矢印A方向への移動部材40の移動量が増大するにつれ
て、反矢印A方向への復帰力が増大するように付勢され
ている。キャリッジ18における突起部46にて被押圧
部45を矢印A方向に押し始めるときには(図8の状態
参照)、図11(a)及び図11(b)に示すごとく、
規制片47は被押圧部45に干渉しない。
【0025】図10に示すように、さらに、カム板49
に沿って摺動片48上側に移動すると、移動部材40が
上向き回動し、各保存キャップ39を前記キャリッジ1
8の移動方向と略直交する方向に移動させ、図6の二点
鎖線で示すキャッピィング状態では、図11(c)及び
図11(d)に示すごとく、規制手段としての規制片4
7と前押圧部46との間に被押圧部45が嵌まり込む。
これにより、当該待機位置にてキャリッジ18が停止し
ている限り、被押圧部45、ひいては移動部材40と、
キャリッジ18ひいては各記録ヘッド14のノズル部1
5との相対的な移動が規制され、ずれ動くことが無くな
る。従って、ファクシミリ装置1を運搬するとき等で傾
いても、前記各ノズル部15から保存キャップ39が外
れることが無くなるのである。
【0026】なお、上記の説明から理解できるように、
前記待機位置から反矢印A方向にリターンして、記録領
域に戻るときには、前記各ノズル部15から保存キャッ
プ39が外れるように、引張ばね50の付勢力にて移動
部材40を回動しつつ元の姿勢に戻す。また、この引張
ばね50は、摺動片48がカム板49を常時押圧する方
向にも付勢されているので、前記丸軸41の軸線回りに
移動部材40がふらつくこともないのである。
【0027】次に、ノズル払拭手段としてのノズル払拭
装置(ワイパ装置)37及び吸引手段としてのパージ装
置38の構成について説明する。記録ヘッド14は、そ
の使用中にノズル部15内に気泡が発生したり、吐出面
にインクの液滴が付着することにより、吐出不良を起す
ことがあるので、これを解消して良好な吐出状態に回復
させるため、パージ装置38では、記録ヘッド14のノ
ズル部15を吸引キャップ53にて覆い、その状態で、
吸引ポンプ54が発生させる負圧により記録ヘッド14
内の不良インクを吸引する。また、記録ヘッド14ある
いはインクカートリッジ19を交換した際にも作動さ
れ、カートリッジ19内のインクが記録ヘッド14のノ
ズル部15まで吸い出され円滑に供給されるように機能
する。吸引された不良インクは、図示しない貯留部に送
られる。
【0028】パージ装置38の構成についてさらに詳述
すると、図5〜図10に示すごとく、集合ケース36の
一側部(記録領域外にであって近い側)に、吸引キャッ
プ53が収納された昇降部材55が昇降動可能に装着さ
れている(図9参照)。吸引キャップ53と吸引ポンプ
54とは吸引チューブ61にて接続されている。図示し
ないが、被記録媒体である用紙Pの搬送のためのライン
フイードモータを駆動源とし、駆動力切換手段を介して
回転されるギヤ57によりカム体56が駆動される。図
9、図12及び図14に示すように、カム体56の一側
面に形成された吸引昇降カム溝58に前記昇降部材55
の足下端の摺動部55aが嵌合する一方、図9、図12
及び図14に示すように、同じくカム体56の他側面と
対峙して配置された吸引ポンプ54の2つのピストンロ
ッドの下端係合部62a,63aは、前記カム体56の
他側面に形成された2つのポンプカム溝59,60にそ
れぞれ嵌合し、カム体56が一回転する間に、昇降部材
55が上昇して吸引キャップ53が記録ヘッド14のノ
ズル部15に密接して、吸引ポンプ54の負圧にてイン
クの吸引を実行した後、吸引キャップ53が離れるよう
に昇降部材55が下降する。
【0029】ノズル払拭装置37は、前記パージ装置3
8に隣接し、且つ記録領域外であって近い側の集合ケー
ス36内に配置される。ノズル払拭装置37におけるワ
イパー体64は、図16に示すように、軟質ゴム、軟質
合成樹脂材等の弾性体からなる薄板状のワイパー部64
aを備え、このワイパー体64を支持するワイパー昇降
部材65の下端係合部65aは、前記カム体56の片面
のワイパーカム溝66(図9、図12及び図14参照)
に嵌合し、カム体56が一回転する間に前記吸引キャッ
プ53による所定のメインテナンス動作に同期して記録
ヘッド14のノズル部15をワイパー体64で払拭する
動作と昇降動作とを実行するものである。
【0030】この同期動作を更に詳細に説明すると、図
17のカム線図(横軸にカム体56の回転角度を採り、
縦軸にホロワーの変位量(リフト量)を採って示す)に
示すように、曲線Sは吸引キャップ53の昇降状態を示
し、曲線Wはワイパー体64の昇降状態を示す。そし
て、曲線UPは吸引ポンプ54における上側ピストン6
2の昇降状態を示し、曲線LPは吸引ポンプ54におけ
る下側ピストン63の昇降状態を示すものである。
【0031】メインテナンスの開始時には吸引すべきノ
ズルブ部15と吸引キャップ53とは対峙しており、カ
ム体56の回動始点(0度)から57度付近までは、吸
引キャップ53は吸引すべきノズル部15から大きく離
れた位置で静止している。そして、57度付近から吸引
キャップ53が上昇し始め、97度付近で、吸引キャッ
プ53は所定のノズル部15を覆い(キャッピィング
し)、221度付近までその状態が保持され、その後下
降して289度近傍にて元の位置に戻る。
【0032】一方、ワイパー体64もカム体56の回動
始点(0度)から57度付近までは、ノズル部15から
大きく離れた位置で静止している。そして、吸引キャッ
プ53の上昇移動に同期して、57度付近からワイパー
体64が上昇開始し、76度近傍にて上昇完了し、31
0度付近まで上昇位置が保持され、その後下降して33
1度付近にて元の位置に戻る。記録ヘッド14は複数
(各色)のノズル部15が一定間隔ごとに配列され、隣
接するノズル部15,15の間は凹んでいるので、ワイ
パー体64が上昇すると、そのワイパー部64aの先端
が前記凹み部に位置することになる。
【0033】他方、吸引ポンプ54における上側ピスト
ン62と下側ピストン63とが上記曲線UP及び曲線L
Pの如く作動し、特に、169度付近から239度付近
までの間で下側ピストン63が所定高さ位置で保持して
いる間に、179度付近から205度付近の間で上側ピ
ストン62が上昇することで、吸引ポンプ54における
シリンダ71内のうち、前記上下ピストン62、63の
間に負圧を発生させる。この負圧発生部分に連通する吸
引口72に接続した吸引チューブ61が吸引キャップ5
3に連通しているので、ノズル部15部分の不良インク
を前記シリンダ71内に吸い込む。その後、239度近
傍から282.5度近傍まで下側ピストン63が下降し
て、当該下側ピストン63の上面がシリンダ71の排出
口73より下方に位置し、次いで、272度近傍から3
36度近傍の間、上側ピストン62が下降することで、
吸引された不良インクを排出口3より、図示しない貯留
部に排出されるのである。
【0034】上述のインク吸引動作がほぼ終了した位置
で、吸引キャップ53がノズル部15から離れるように
下降し(221度付近〜289度付近)、次の吸引すべ
きノズル部15が吸引キャップ53と対峙するように、
キャリッジ18は前記反矢印A方向に移動して停止す
る。前記キャリッジ18の移動時にはワイパー体64が
上昇位置で保持されているので、前記吸引の終わったノ
ズル部15の表面をワイパー体64にて払拭し、そのノ
ズル部15の表面に付着しているインク滴を払拭して清
掃できるのである。
【0035】上記の構成によれば、1つの駆動源にて、
吸引キャップ53の上昇の始動と、ワイパー体64の上
昇の始動とが同期駆動されるから、始動のタイミングが
ずれず、そして、吸引動作中にワイパー体64が下降す
ることがないから、万一、使用者が誤って電源を切り、
キャリッジを移動させて記録ヘッド14を移動させた場
合には、その移動により、上昇した位置のワイパー体6
4にてノズル部15を払拭して清掃できることになり、
ノズル部15の表面に付いたインク滴を清掃できる。そ
れ故、その直後の記録動作において印字品質が悪化する
ことがないという効果を奏する。
【0036】また、1つの駆動源にて回転するカム体5
6に吸引昇降カム溝58と、ワイパーカム溝66とが形
成され、それぞれのカム溝に対応させて、吸引キャップ
53の昇降部材55と、ワイパー体の昇降部材65とを
係合させているから、別々のカム体に2つのカム溝を形
成した場合のように、2つのカム体の取付け位相がずれ
てしまうという不都合がなく、前記の始動タイミング等
の吸引動作とワイパーの昇降動作のタイミングを確実且
つ正確に設定でき、しかも、カム体56が一つとなっ
て、部品点数を削減でき、製造コストも低減できるとい
う効果を奏する。
【0037】上記のようなインク吸引作業とワイパー
(払拭)作業とは、記録ヘッド14の複数のノズル部1
5について、1箇所ずつ行われる。この場合、図7に示
すように、集合ケース36に配置されたロック手段とし
てのロックレバー68は、その回動中心部68aの回り
に回動自在であり、ロックレバー68の凸部68bが前
記カム体56の外周カム面67(図9、図12及び図1
5参照)に摺動するように、バネ69にて付勢されてお
り、前記キャリッジ18がノズル部15の配置間隔毎に
停止するとき、前記カム体56の所定の回転位相で、当
該キャリッジ18の下面に形成された凹溝状の係合部1
8a(図6、図7参照)にロックレバー68の先端部6
8cが嵌まり係合して、キャリッジ18が移動しないよ
うに規制されている。これにより、メインテナンス作業
中に、使用者が誤って、電源を切り、キャリッジ18を
手で移動させメインテナンス部から離そうとしても、前
記ロックレバー68がキャリッジ18に係合してロック
している限り、当該キャリッジ18が移動不能であるか
ら、ワイパー(払拭)作業をせずに記録領域に記録ヘッ
ド14が移動してしまうことを確実に防止することがで
きる。
【0038】上記のように、前記記録領域外に設けられ
たノズル払拭装置37及び吸引手段としてのパージ装置
38に隣接して、ノズル部保護手段としての前記保存キ
ャップ39及び保存キャップ移動手段としての移動部材
40が配置されていると、長期間インクジェット記録装
置2を使用しなかったとき、各ノズル部15にインクが
詰まる等してインク吐出不良が発生していても、記録作
業の開始のためキャリッジ18を少しずつ移動させるだ
けで、前記待機位置に隣接する吸引箇所に記録ヘッドを
記録領域方向に、各ノズル部15の間隔毎に間欠移動さ
せて、各ノズル部15のインク吐出不良のメインテナン
スを実行でき、迅速に記録作業に移行できるという効果
を奏する。
【0039】また、移動部材40が吸引手段の方向に近
づき移動するとき、自動的に各保存キャップ39が各ノ
ズル部15から離れるように構成されているので、キャ
リッジ18を記録領域方向に移動させるのに、ロック解
除のための余分の部品も必要がなく構成が簡単になると
いう効果を奏するものである。なお、本発明に係るファ
クシミリ装置1は、操作パネル部6における各種キー操
作に応じて入力される使用者からの各種指令に応じて、
各種処理動作の設定、原稿読取ユニット5による原稿画
像の読み取り、原稿画像の送信データ化、送信データの
符号化、電話回線等の通信回線を介して他のファクシミ
リ装置に送信するファクシミリデータの送受信、受信デ
ータの復号化、復号化したファクシミリデータの記録ユ
ニットでの用紙Pへの記録を実行するという通常のファ
クシミリ機能の他、原稿読取ユニット5のCIS(密着
型イメージセンサ)29による原稿読取りと記録部の各
ユニットによる用紙Pへカラー画像形成するというコピ
ー(複写)処理機能、図示しないパーソナルコンピュー
タ等の外部装置からプリンタケーブルまたは赤外線等の
無線を介して伝送されたプリントデータを受けて、その
データに応じて用紙Pにカラー画像を形成するプリンタ
処理機能、前記原稿読取ユニット5を使って読み取った
画像データを前記外部装置へ送信するというスキャナ処
理機能をも備えている。
【0040】本発明は、インクジェット式の記録ヘッド
を備えたプリンタにも適用できることはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の斜視図である。
【図2】ファクシミリ装置の概略側断面図である。
【図3】インクジェット記録装置の概略平面図である。
【図4】インクジェット記録装置の側断面図である。
【図5】メインテナンス部及び保存手段の平面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線矢視一部切欠き側面図である。
【図7】図5のVII −VII 線矢視一部切欠き側面図であ
る。
【図8】図5の VIII −VIII矢視図である。
【図9】カム体とノズル払拭装置、吸引キャップ、吸引
ポンプとの係合関係を示す要部断面図である。
【図10】移動部材が移動規制された状態を示すため
の、図8と同じ方向から見た一部切欠き図である。
【図11】(a)はキャリッジが待機位置に接近したと
きの、突起部と被押圧部と規制片との関係を示す作用説
明図、(b)は図11(a)のXIb−XIb線矢視図、
(c)は保存キャップによるキャッピィング完了位置で
の、突起部と被押圧部と規制片との関係を示す作用説明
図、(d)は図11(c)のXId−XId線矢視図であ
る。
【図12】カム体の断面図である。
【図13】図12のXIII −XIII 線矢視図である。
【図14】図12のXIV−XIV線矢視図である。
【図15】図12のXV−XV線矢視断面図である。
【図16】ワイパー体の斜視図である。
【図17】カム線図である。
【符号の説明】
2 インクジェット記録装置 18 キャリッジ 14 記録ヘッド 15 ノズル部 36 集合ケース 37 ノズル払拭手段としてのノズル払拭装置 38 吸引手段としてのパージ装置 53 吸引キャップ 54 吸引ポンプ 55 昇降部材 56 カム体 58 吸引昇降カム溝 59,60 ポンプカム溝 64 ワイパー体 65 ワイパー昇降部材 66 ワイパーカム溝 68 ロックレバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを噴射する記録ヘッドを往復移動
    させて被記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置
    において、 前記記録ヘッドのノズル部に被せられる吸引キャップ
    と、該吸引キャップを通して前記ノズル部から不良イン
    クを吸引する吸引ポンプとからなる吸引手段と、 前記ノズル部を清掃するためのノズル払拭手段とを、前
    記被記録媒体に対する記録領域外のメインテナンス部に
    設け、 単一駆動源により、前記吸引手段における吸引キャップ
    の始動とノズル払拭手段におけるワイパー体の始動とを
    同期駆動させるように構成したことを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 単一駆動源により回転駆動するカム体に
    形成された対応するカム溝に、前記吸引キャップの昇降
    部材と、ワイパー体の昇降部材とをそれぞれ係合させた
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記メインテナンス部には、前記吸引動
    作及び払拭動作中の記録ヘッドを搭載したキャリッジの
    移動を規制するロック手段を備え、該ロック手段のロッ
    ク動作を、前記カム体の回動に関連させたことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のインクジェット記
    録装置。
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