JP3856424B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイナミック型メモリ(DRAM)や不揮発性の強誘電体メモリ等の半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、半導体メモリは、大型コンピュータの主記憶から、パーソナルコンピュータ、家電製品、携帯電話等、いたる所で利用されている。半導体メモリの種類としては、揮発性のDRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)、不揮発性のMROM(Mask ROM)、FlashE2PROM等が市場に出まわっている。特に、DRAMは揮発性メモリであるにも関らず、その低コスト性(SRAMに比べてセル面積が1/4)、高速性の点で優れており、市場の殆どを占めているのが現状である。又、強誘電体キャパシタを用いた不揮発性の強誘電体メモリ(Ferroelectric Memory)は不揮発性で、しかも、書き換え回数が10の12乗、読み出し書き込み時間がDRAM程度であり、各メーカが開発を行っている。
【0003】
図27(a)に従来のDRAMの回路構成、図27(b)にその動作を示す。従来のDRAMセルは、図27(a)に示すように1個のセルトランジスタ(CT0)と1個の常誘電体キャパシタ(CC0)が直列接続された構成を持ち、一端はプレート線(PL)に接続され、他端はビット線(BL)に接続されている。ビット線振幅電圧をVaaとすると、プレート線は、1/2Vaaに通常固定されている。
【0004】
従来のDRAMの問題点は、セルを選択するワード線(WL)電圧を、昇圧した高い電圧Vppにする必要があり、結果としてメモリセルトランジスタに印加される電圧が大きくなり、メモリセルトランジスタのスケーリングが出来ない点である。
【0005】
図27(b)に示す様に動作時、ワード線を上げ、セルノード(CN0)からデータをBLに読出した後、センスアンプを動作させ、“1”データをVaaに、“0”データをVssに増幅して、この結果をセルノードCN0に(再)書き込みすることによりDRAMは動作する。よって、“1”データ、即ちVaaをCN0に再書き込みする条件は、セルトランジスタの閾値電圧をVtcellとすると、Vpp>Vaa+Vtcellとなり、高い昇圧電位Vppが必要となる訳である。Vppを下げるために、Vaaを小さくすると、セルに蓄える電荷が減少し、データ保持特性の悪化、低電圧動作の悪化を招く。Vtcellを下げると、セルの蓄積電荷がセルトランジスタを介してビット線にリークして、データ保持特性が悪化する。この結果Vpp電圧を下げることが困難となる。この時、“0”データも“1”データと同時に再書き込みされるため、“0”データ時、ビット線はVssであり、セルトランジスタのゲート−ソース電圧、即ちワード線電圧―セルノード電圧は、WL−CN0間電圧の波形に示す様に、最大Vppが印加される。
【0006】
このように従来DRAMにおいては、データを保つため、Vtcellを下げられず、結果として高いVpp電圧をセルトランジスタに印加する必要があり、これによりセルトランジスタのスケーリング(ゲート酸化膜厚Tox、チャネル長L等の縮小)が進まないため、メモリセルサイズが縮小できず、チップサイズが小さくならない問題点があった。無理にスケーリングすると、絶縁破壊TDDB、Hot Carrierによる劣化、ショートチャネル効果による、Ioff増加が発生する。従って、通常のLSIが微細化により、トランジスタのスケーリングに伴って低電圧化が進み、DRAMも低電圧化が進んでVaaが低下しても、Vtcellが小さくならないため、Vtcell/Vaa比が大きくなり、通常のLSIに比べてトランジスタに印加される電圧比が高くなる深刻な問題となる。このため、同じ世代のデザインルールでは、LogicLSIに比べて、DRAMのセルトランジスタのL及びToxは3〜5割大きいのが現状である。チップサイズが小さくならない問題に加えて、DRAM−Logic混載Chip等においては、DRAMのセルトランジスタと同じトランジスタでchipを構成した場合、Logic部のトランジスタのスケーリングが進まない為、動作スピードが遅い問題が発生する。このため高性能DRAM−Logic混載Chipでは、DRAMセルトランジスタ、昇圧が必要なコア部、I/O部はTox、Lが大きいトランジスタを用い、その他DRAM周辺回路、LogicではTox、Lが小さいトランジスタを用いる手法が用いられるが、トランジスタを2種形成するため、プロセスコストが増加する問題点がある。
【0007】
一方、このような従来のDRAMに対し、固定のプレート線をやめ、プレート線を駆動させることにより、Vppを下げる方法が、1)K.Fujishima et al.“A storage−node−boosted RAM with word line delay compensation” International Solid−State Circuits Conference Digest Technical Paper,pp66−67,1982, 2)M Aoki et al.“A 1.5V DRAM for battery−based application” IEEE Journal of Solid−State Circuits,vol.24,No.5,pp1206−1212,October 1989, 3)T.Yamauchi et al.“High−performanceembedded SOI DRAM architecture for the low−power supply” IEEE Journal of Solid−State Circuit,vol.35,No.8,pp1169−1178,August 2000で示されている。この方式の構成、動作を図28(a)(b)に示す。これはプレート線をVss−Vaa間で振幅させ、ビット線をVaa(“1”データ)とVss(“0”データ)に増幅後、PLをVssに下げ、CN0にVpp―Vtcellの“1”データを書き、次にワード線をある程度下げ、“1”データが漏れないようにしてから、PLをVaaに上げ、CN0に、Vssの“0”データを書き込む方式である。
結果として、PL駆動により“1”−“0”データの差は、Vsig10=Vpp−Vtcell+Vaaとなり、従来の固定PLのDRAMのVsig10=Vaaにくらべ信号を確保する方式である。但し、強誘電体メモリで用いられているように、PLを駆動させる方式は信号を2倍書き込めるはずであるが、この方式では、Vpp<Vaa+Vtcellの条件では、Vsig10=Vpp−Vtcell+Vaa<2Vaaとなり、例えば図28(b)に示すように、Vpp=Vaaでは、2Vaa−Vtcellとなる。結局、図27と同じ様にトランジスタの閾値落ちにより信号が劣化することに変わりない。また、PLを駆動させるためには、各メモリセル毎にプレート線を分離する必要があり、セルサイズが大きくなる、プレート線駆動に時間がかかり動作が遅くなる、という問題がある。
【0008】
こうした問題は、DRAMばかりでなく、強誘電体メモリにおいても同様である。
【0009】
従来の強誘電体メモリは、図27の様な、プレート固定のもの(図27(a)の常誘電体キャパシタを強誘電体キャパシタの置き換えたもの)と、プレート駆動のもの(図28(a)の常誘電体キャパシタを強誘電体キャパシタに置き換えたもの)とがあり、上記と同様の問題が発生する。また強誘電体メモリについては、発明者は、特開平10−255483号、特開平11−177036号において、(1)小さい4F2サイズのメモリセル、(2)製造が容易な平面トランジスタ、(3)汎用性のあるランダムアクセス機能、の3点が両立出来る、不揮発性の新しい強誘電体メモリを提案している。かかる先の発明おいては、1個のメモリセルは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタの並列接続で構成され、1つのメモリセルブロックは、この並列接続のメモリセルを複数直列接続して、一端は、ブロック選択トランジスタを介してビット線に接続され、他端はプレートに接続される。この先の出願においても、プレート固定の方式と、プレート駆動の方式が有り、上記と同様の課題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のDRAMや従来の強誘電体メモリ、また先に出願した強誘電体メモリにおいては、セルトランジスタのOFF電流を抑え、データ保持時間を保つためには、メモリセルトランジスタに印加される電圧が大きくなり、結果として、信頼性を確保するには、セルトランジスタの縮小が困難となり、セルサイズを小さくできないという課題があった。又、この結果、1種類のゲート酸化膜厚のトランジスタ構成では、周辺回路や、混載Logic部のトランジスタ縮小が出来ず、動作性能が劣り、又、2種類のゲート酸化膜厚のトランジスタを用いれば、周辺回路、混載Logic部の性能が上がるがプロセスコストが増加するという課題があった。
【0011】
従って本発明の一つの目的は、改良された半導体記憶装置を提供することにある。
【0012】
また、本発明の他の目的は、セルトランジスタのOFF電流を抑え、データ保持特性を保ちながら、メモリトランジスタに印加される電圧を抑えることのできる半導体記憶装置を提供することにある。
【0013】
本発明の更に他の目的は、セルトランジスタのOFF電流を抑え、データ保持特性を保ちながら、メモリトランジスタに印加される電圧を抑え、セルトランジスタの縮小、セルサイズの縮小、周辺回路や混載Logicとの整合の良い半導体記憶装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、複数のメモリセル、複数のワード線及び複数のビット線からメモリセルアレイが構成され、前記メモリセルはトランジスタとキャパシタを有し、前記複数のビット線からビット線対が構成され、各ビット線対はセンスアンプに接続され、前記キャパシタの一端はプレートに接続された半導体記憶装置であって、前記メモリセルのトランジスタのゲートが第1の電位から第2の電位に昇圧された状態で、書き込まれるデータにかかわらずビット線をハイレベルにしてメモリセルに“1”データを書き込み、その後ゲートを第1の電位より高く、第2の電位より低い第3の電位にした状態で、書き込まれるデータが“0”データならばビット線をローレベルにしてメモリセルに“0”が書き込まれるようにしたことを特徴とする。
【0015】
また本発明は、複数のメモリセルと、複数のワード線と複数のビット線からメモリセルアレイが構成され、前記メモリセルはセルトランジスタと常誘電体キャパシタから構成され、前記常誘電体キャパシタの一端はプレート線に、前記セルトランジスタのソース端は、前記常誘電体キャパシタの他端に、ドレイン端子は前記ビット線に、ゲート端子は前記ワード線に接続され、前記複数のビット線は、ビット線対を構成し、前記各々のビット線対はセンスアンプ回路に接続される半導体記憶装置であって、動作時、選択ワード線を第1の電位から第2の電位に昇圧し、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出し後、書き込みデータに係わらずビット線をハイレベルにしメモリセルに“1”データを書き込み、その後選択ワード線を第2の電位より低く第1の電位より高い第3の電位にし、書き込みデータが“0”データならばビット線をローレベルにしてメモリセルに“0”データを書き込み、その後選択ワード線を第1の電位に下げる、ことを特徴とする。
【0016】
また本発明は、複数のメモリセルと、複数のワード線と複数のビット線からメモリセルアレイが構成され、前記メモリセルはセルトランジスタと強誘電体キャパシタから構成され、前記強誘電体キャパシタの一端はプレート線に、前記セルトランジスタのソース端は、前記強誘電体キャパシタの他端に、ドレンイ端子は前記ビット線に、ゲート端子は前記ワード線に接続され、前記複数のビット線は、ビット線対を構成し、前記各々のビット線対はセンスアンプ回路に接続される半導体記憶装置であって、動作時、選択ワード線を第1の電位から第2の電位に昇圧し、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出し後、書き込みデータに係わらずビット線をハイレベルにしメモリセルに“1”データを書き込み、その後選択ワード線を第2の電位より低く第1の電位より高い第3の電位にし、書き込みデータが“0”データならばビット線をローレベルにしてメモリセルに“0”データを書き込み、その後選択ワード線を第1の電位に下げる、ことを特徴とする。
【0017】
更に本発明は、複数のメモリセルと、複数のワード線と複数のビット線からメモリセルアレイが構成され、前記メモリセルは、前記ワード線をゲート入力とするセルトランジスタと、前記セルトランジスタのソース、ドレイン端子間に並列接続された強誘電体キャパシタと、から構成され、このメモリセルを複数個直列接続し、一端をブロック選択トランジスタを介してビット線に接続し、他端をプレート線に接続し、前記複数のビット線は、ビット線対を構成し、前記各々のビット線対はセンスアンプ回路に接続される半導体記憶装置であって、動作時、選択ブロック選択トランジスタのゲート電位を第1の電位から第2の電位に昇圧し、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出し後、書き込みデータに係わらずビット線をハイレベルにしメモリセルに“1”データを書き込み、その後選択ブロック選択トランジスタのゲート電位を第2の電位より低く第1の電位より高い第3の電位にし、書き込みデータが“0”データならばビット線をローレベルにしてメモリセルに“0”データを書き込み、その後選択ブロック選択トランジスタのゲート電位を第1の電位に下げる、ことを特徴としている。
【0018】
例えば、DRAM、強誘電体メモリにおいて、スタンドバイ時、ビット線をVaaにプリチャージしておき、動作時、選択ワード線を例えばVssから昇圧電位Vppに上げてセルトランジスタをONし、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出す。この時、ワード線がVssからVppに上がり始めると同時に、“0”データは、データの読出しにより、セルノードCN0とビット線BL共に、Vaaから読出し信号(Vsig)分減少した値Vaa−Vsigとなる。同時に“1”データはCN0電位がVaaであるため、変化しない。よって、読み出し時におけるセルトランジスタの最大ゲート-ソース、ゲート−ドレイン電圧は、“0”データ時、Vpp−Vaa−Vsig、“1”データ時、最大Vpp−Vaa、ドレイン−ソース間電圧は最大Vaaとなる。次に、セルデータ読出し後、センスアンプ回路とセルアレイのビット線間に設けた分離トランジスタをOFFさせ、セルアレイ側のビット線を全て、Vaaにプリチャージする。これにより、選択した全てのメモリセルに、一度“1”データを書き込める。この時、セルトランジスタのゲートーソース電圧、ゲートードレイン電圧は最大Vpp−Vaa、ソース−ドレイン電圧0Vとなる。又、分離トランジスタをOFFさせている間に、センスアンプ側では、読出しデータの増幅を行い、セルデータをチップ外に読み出す。また、書き込みデータをセンスアンプに書き込む。これら動作により、“1”データならばセンスアンプ側のビット線は、Vaaとなり、“0”データならばVssとなる。この後、ワード線電圧をVppから例えばVaaに下げ、次に分離トランジスタをONさせる。この時書き込むセルデータが“1”の場合、セルノードCN0はVaa、セルアレイ側のビット線電圧はVaa、センスアンプ側のビット線の電圧はVaaであるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧は0V、ゲート−ドレイン電圧は0V、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。またこの時、書き込むセルデータが“0”の場合、ワード線電圧Vaaがセルトランジスタのしきい値電圧より高ければ(Vaa>Vtcell)、“0”データのVssがセンスアンプ側から、セルアレイ側へ、さらにセルノードCN0に伝播される。よって、セルノードCN0はVssに、セルアレイ側のビット線電圧はVss、センスアンプ側のビット線の電圧はVssとなるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧はVaa、ゲート−ドレイン電圧はVaa、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。最後にワード線をVssに下げ、ビット線をVaaにプリチャージして1サイクル動作が終了する。
【0019】
本方式によれば、セルトランジスタに印加される電圧は最大で、ゲート−ソース間電圧=ゲート−ドレイン間電圧=Vaa或いはVpp−Vaa−Vsigとなる。ドレイン−ソース間電圧=Vaaとなる。即ち、通常、Vpp−Vsig<2Vaaであるから、Vaa以上の電圧がセルトランジスタに印加されないように出来る。
【0020】
換言すれば、ワード線電圧が昇圧する条件では、必ず“1”データのみを書くため、ソース、ドレイン電圧が上がり、セルトランジスタに高電圧が印加されず、“0”データを書く場合はワード線電圧を下げるため、高電圧がセルトランジスタに印加されない。
【0021】
よってセルトランジスタのしきい値電圧を十分に高くすることが出来、データ保持時間を保ちつつ、メモリセルトランジスタに印加される電圧を大幅に削減し、セルトランジスタの縮小を可能にし、セルサイズを縮小し、チップサイズを縮小出来る。またトランジスタのスケーリングが可能となり、LSIと同等の高性能トランジスタで実現することで、低電圧化、高速化を可能とする。かかる発明は、DRAMに限らす、同様な構成の強誘電体メモリにも適用出来るし、発明者が先に発明した先述の強誘電体メモリにも適用出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を示す。
【0023】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施形態におけるDRAMを示す。 図1(a)はメモリセルの等価回路、図1(b)はその動作タイミングを示す。メモリセルは、1個のセルトランジスタ(CT0)と1個の常誘電体キャパシタ(CC0)が直列接続された構成を持ち、一端はプレート線(PL)に接続され、他端はビット線(BL)に接続されている。常誘電体としてはSiO2の他、SixN、SiNO、TaO、BaSrTiO等を用いることができる。ビット線振幅電圧をVaaとすると、プレート線は、1/2Vaaに通常固定されている。セルの等価回路は従来DRAMと同じである。図1(b)にワード線WL、ビット線BL、セルノードCN0の各ノードの電位と、ワード線−セルノート間電圧WL−CN0を表示してある。動作としては、図1(b)に示す様に、スタンドバイ時、ビット線をVaaにプリチャージしておく。動作時、選択ワード線を例えば、Vss(例えば接地電位)から、昇圧電位Vppに上げて、セルトランジスタをONし、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出す。この時、ワード線がVssからVppに上がり始めると同時に、“0”データは、データの読出しにより、セルノードCN0とビット線BL共に、Vaaから読出し信号2Vs分減少した値Vaa−2Vsとなる。同時に“1”データはCN0電位がVaaであるため、変化しない。ここで、信号2Vsとしたのは、参照電位をVaa−Vsとすれば、“1”と“0”の信号はVsとなるためである。よって、セルトランジスタの最大ゲート-ソース(WL−CN0)、ゲート−ドレイン(WL−BL)電圧は、“0”データ時、Vpp−Vaa−2Vs、“1”データ時、最大Vpp−Vaa、ドレイン−ソース(BL−CN0)間電圧は最大Vaaとなる。次に、セルデータ読出し後、ビット線を全て、Vaaにプリチャージする。これにより、選択した全てのメモリセルに、一度“1”データを書き込む。この時、セルトランジスタのゲートーソース電圧、ゲートードレイン電圧は最大Vpp−Vaa、ソース−ドレイン電圧は0Vとなる。次に、ワード線電圧をVppから例えばVaaに下げ、書き込みデータが “1”データならばビット線電圧をVaaのままとし、“0”データならばVssに下げる。これにより、書き込むセルデータが“1”の場合、セルノードCN0はVaa、ビット線電圧はVaaであるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧は0V、ゲート−ドレイン電圧は0V、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。またこの時、書き込むセルデータが“0”の場合、ワード線電圧Vaaがセルトランジスタのしきい値電圧より高ければ(Vaa>Vtcell)、“0”データのVssがビット線からセルノードCN0に伝播される。よって、セルノードCN0はVssに、ビット線電圧はVssとなるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧はVaa、ゲート−ドレイン電圧はVaa、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。最後にワード線をVssに下げ、ビット線をVaaにプリチャージして1サイクル動作が終了する。本実施形態によれば、セルトランジスタに印加される電圧は最大で、ゲート−ソース間電圧=ゲート−ドレイン間電圧=Vaa或いはVpp−Vaa−2Vsとなる。ドレイン−ソース間電圧=Vaaとなる。Vaa>Vtcellであれば、Vs値は100mV程度であるため、Vpp−2Vs<2Vaaが普通であり、Vaa以上の電圧がセルトランジスタに印加されないように出来る。即ち、ワード線電圧が昇圧する条件では、必ず“1”データのみを書くため、ソース、ドレイン電圧が上がり、セルトランジスタに高電圧が印加されず、“0”データを書く場合はワード線電圧を下げるため、高電圧がセルトランジスタに印加されない。よってセルトランジスタのしきい値電圧を十分に高くすることが出来、データ保持時間を保ちつつ、メモリセルトランジスタに印加される電圧を大幅に削減し、セルトランジスタのゲート酸化膜厚やチャネル長L等の縮小を可能にし、セルサイズを縮小し、チップサイズを縮小出来る。またトランジスタのスケーリングが可能となり、LSIと同等の高性能トランジスタで実現することで、低電圧化、高速化を可能とする。なお、ビット線をVaaにプリチャージする方式は、従来の1/2Vaaにプリチャージする方式に比べて消費電力が増えることになるが、近年DRAMのビット線振幅が2V未満になる状況においては、1/2Vddのままでは、フリップフロック型センスアンプは、NMOS、PMOSのセンスアンプトランジスタの動作条件が1/2Vaa−Vt>0であるため、もはや動作が困難になって来ており、今後Vaaプリチャージになるのは必然である。
【0024】
(第2の実施の形態)
図2は本発明の第2の実施形態におけるDRAMのセルアレイとセンスアンプ回路構成を示す。
【0025】
通常のDRAM構成に加えて、セルアレイのビット線/BLとBLをVaaにプリチャージする回路とその制御信号HEQLが追加される。またセンスアンプ回路と、セルアレイを分離するPHT信号とその分離トランジスタが追加される。本構成により図1で説明した効果が実現できる。図2では一対のビット線/BLとBLが示されているが、ワード線方向に図2の回路が配列されてメモリセルアレイを構成している。これは、以下の他の実施形態でも同様である。また、ワード線でロウ、CSLでカラム選択される。
【0026】
図3に図2の回路の動作例を示す。図1と同様に、メモリセルは、1個のセルトランジスタ(CT0)と1個の常誘電体キャパシタ(CC0)が直列接続された構成を持ち、一端はプレート線(PL)に接続され、他端はビット線(BL)に接続されている。ビット線振幅電圧をVaaとすると、プレート線は、1/2Vaaに通常固定されている。図3には図2のVaaイコライズ信号HEQL、ワード線WL0、ダミーワード線DWL0、PHT信号、センスアンプ制御信号/SAN、カラム選択信号CSL0、セルノードCN0と、セルアレイ側のビット線/BL、BLとセンスアンプ側のビット線/BLSA、BLSAを示す。動作としては、図3に示す様に、スタンドバイ時HEQL=Lowにして、ビット線をVaaにプリチャージしておく。動作時、選択ワード線WL0を例えば、Vssから、昇圧電位Vppに上げて、セルトランジスタをONし、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出す。この時、ワード線がVssからVppに上がり始めると同時に、“0”データは、データの読出しにより、セルノートCN0とビット線/BL共に、Vaaから読出し信号2Vs分減少した値Vaa−2Vsとなる。同時に“1”データはCN0電位がVaaであるため、変化しない。ここで、参照電位はDWL0を下げて、Vaa−Vsを発生するので、“1”と“0”の信号はVsとなる。よって、セルトランジスタの最大ゲート-ソース(WL0−CN0)、ゲート−ドレイン(WL0−/BL)電圧は、“0”データ時、Vpp−Vaa−2Vs、“1”データ時、最大Vpp−Vaa、ドレイン−ソース(/BL−CN0)間電圧は最大Vaaとなる。次に、セルデータ読出し後、PHTをVppからVssに下げ、センスアンプ回路とセルアレイのビット線間に設けた分離トランジスタをOFFさせ、再度HEQLを下げ、セルアレイのビット線側のビット線を全て、Vaaにプリチャージする。これにより、選択した全てのメモリセルに、一度“1”データを書き込める。この時、セルトランジスタのゲートーソース電圧、ゲートードレイン電圧は最大Vpp−Vaa、ソース−ドレイン電圧0Vとなる。又、分離トランジスタをOFFさせている間に、センスアンプ側では、/SANを下げ、読出しデータの増幅を行い、CSL0を上げセルデータをチップ外に読み出す、或いは、CSL0を上げ/DQ、DQ線から外部データをセンスアンプに書き込む。これら動作により、“1”データならばセンスアンプ側のビット線はVaaとなり、“0”データならばVssとなる。この後、HEQLをHにしてVaaへのイコライズを解除した後、ワード線電圧をVppから例えばVaaに下げ、次にPHTをVaaに上げ、分離トランジスタをONさせる。この時書き込むセルデータが“1”の場合、セルノードCN0はVaa、セルアレイ側のビット線電圧はVaa、センスアンプ側のビット線の電圧はVaaであるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧は0V、ゲート−ドレイン電圧は0V、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。またこの時、時書き込むセルデータが“0”の場合、ワード線電圧Vaaがセルトランジスタのしきい値電圧より高く(Vaa>Vtcell)、又分離トランジスタのゲート電圧Vaaが分離トランジスタの閾値電圧より高ければ(Vaa>Vt)、“0”データのVssがセンスアンプ側から、セルアレイ側へ、さらにセルノードCN0に伝播される。よって、セルノードCN0はVssに、セルアレイ側のビット線電圧はVss、センスアンプ側のビット線の電圧はVssとなるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧はVaa、ゲート−ドレイン電圧はVaa、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。最後にワード線をVssに下げ、ビット線をVaaにプリチャージして1サイクル動作が終了する。図1で述べたと同様に、ワード線電圧が昇圧する条件では、必ず“1”データのみを書き、“0”データを書く場合はワード線電圧を下げるため、Vaa以上の電圧がセルトランジスタに印加されないように出来、よってセルトランジスタのしきい値電圧を十分に高くしてデータ保持時間を保ちつつ、メモリセルトランジスタに印加される電圧を削減し、セルトランジスタ、チップサイズを縮小出来る。またトランジスタのスケーリングが可能となり、LSIと同等の高性能トランジスタで実現することで、低電圧化、高速化が可能となる。またこの構成においては、読み出し時に/BL、BLと/BLSA、BLSAがVaa或いはVaa−2Vsの時にPHT=Vppとして、また“0”データ書き込み時に/BL、BLと/BLSA、BLSAがVssの時にPHT=Vaaとするため、分離トランジスタにも高電圧が印加されないようになっている。なおプリチャージに戻るとき、センスアンプ側にはVaaへのプリチャージ回路が無いが、PHT=Vaaのままで、/BL、BLをVaaにし、/BLSA、BLSA側をまずVaa−Vtの電位に上げた後、PHT=Vppとすることにより、分離トランジスタに高電圧を印加せずして、/BLSA、BLSA側もVaaにプリチャージ出来る。なお、センスアンプ側にもVaaのイコライズ回路を配置するようにしても良い。
【0027】
(第3の実施の形態)
図4は本発明の第3の実施形態におけるDRAMのセルアレイとセンスアンプ回路構成を示す。
【0028】
図2と同様の構成であり、異なる点は、Vaaへのイコライズ回路がセンスアンプ側に配置されている点である。本構成により図2で示した方式と同様の効果が実現できる。図5に図4の回路の動作を示す。図3と同様の動作をし、同様の効果を有するが、異なる点は、アクティブ時はHEQLがHighのままであり、また、セルデータを読出してPHTを下げた後、ビット線/BL、BLをVaaにイコライズするのを不要にした点である。ビット線容量をCb、セル容量をCsとした場合、通常Cb/Cs=5〜10であり、スタンドバイ時、ビット線はVaaにプリチャージしてあるため、“0”データを読み出した場合、読出し後、ビット線電位はCb*Vaa/(Cb+Cs)=0.83Vaa〜0.9Vaaとなり、Vaaにイコライズせずして、ほぼ“0”データを“1”に書くことが出来る。勿論“1”データ読出し時は、セルノードがVaaであるから問題は無い。
このように、図4、図5の形態は、Cb/Cs比が大きいDRAMにとっては有効な方式となる。この発明により、図1〜図3と同様の効果を有しつつ、センスアンプ側にVaaイコライズを配置出来、センスアンプ側の回路をその両側のセルアレイで共有化出来るので、その分チップサイズを縮小出来る。
【0029】
(第4の実施の形態)
図6は本発明の第4の実施形態を示す。図6(a)はメモリセル構成、図6(b)はその動作例を示す。図6は図1と同様の構成、動作をし、同様の効果がある。異なる点は、ワード線電位はスタンドバイ時負の電位(−Vnn)に設定され、これにより、セルトランジスタOFF時のゲート−ソース間電圧を負(−Vnn)に保ち、よりトランジスタがOFFするようにする。この効果によりセルトランジスタの閾値電圧Vtcellを下げることにより、昇圧電位Vpp自身を下げることが出来る。この様にワード線を負電位に保つ方式と図1に代表される本発明を組み合わせることが可能である。但し、WL−CN0電位は、スタンドバイ時“1”データ側が悪化し(−Vaa−Vnn)、アクティブ時にワード線をVppに上げた時、良くなる(Vpp−Vaa+2Vs)。仕事関数の関係で正負での実際のゲート−チャネル間バイアスは変わるため、多少負にワード線電圧をバイアスした方が、ストレス電界は小さい。
また、Vtcellを下げると基板バイアス効果が減少してVpp+Vnn値が小さくなるため、コア回路のストレス電界が減少する効果がある。
【0030】
(第5の実施の形態)
図7は本発明の第5の実施形態を示す。図7(a)はメモリセル構成、図7(b)はその動作例を示す。図7は図1と同様の構成、動作をする。異なる点はプレート線PLをVss−Vaa間で駆動する点である。従来の図28のプレート線駆動方式では、“1”−“0”データの差は2Vaa−Vtcellと閾値落ちしたが、図7では、プレート駆動と図1の発明と組み合わせることにより、“1”−“0”データの差(WL−CN0)を閾値落ちさせず2Vaaに上げることが出来る。
【0031】
(第6の実施の形態)
図8は本発明の第6の実施形態における強誘電体メモリを示す。図8(a)はメモリセルの等価回路、図8(b)はその動作タイミングを示す。メモリセルは、1個のセルトランジスタ(CT0)と1個の強誘電体キャパシタ(CC0)が直列接続された構成を持ち、一端はプレート線(PL)に接続され、他端はビット線(BL)に接続されている。強誘電体としては例えばPbZnTiOやSrBiTaO等がある。ビット線振幅電圧はVaa、プレート線は1/2Vaaに固定されている。図8(b)にワード線WL、ビット線BL、セルノードCN0の各ノードの電位と、ワード線−セルノード間電圧WL−CN0を示してある。動作としては、図8(b)に示す様に、スタンドバイ時、ビット線をVaaにプリチャージしておく。動作時、選択ワード線を例えば、Vssから、昇圧電位Vppに上げて、セルトランジスタをONし、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出す。この時、ワード線がVssからVppに上がり始めると同時に、“0”データの場合は、データの読出しにより、セルノードCN0とビット線BL共に、Vaaから分極反転した電荷分(Pr*Cb)、電位が下がり、Vaa−V0となる。“1”データの場合は、分極反転せず、常誘電体成分の電荷分電位が僅かに下がり、Vaa−V1となる。よって、セルトランジスタの最大ゲート-ソース(WL−CN0)、ゲート−ドレイン(WL−BL)電圧は、“0”データ時、Vpp−Vaa−V0、“1”データ時、最大Vpp−Vaa−V1、ドレイン−ソース(BL−CN0)間電圧は最大Vaaとなる。次に、セルデータ読出し後、ビット線を全て、Vaaにプリチャージする。これにより、選択した全てのメモリセルに、一度“1”データを書き込む。この時、セルトランジスタのゲートーソース電圧、ゲートードレイン電圧は最大Vpp−Vaa、ソース−ドレイン電圧は0Vとなる。次に、ワード線電圧をVppから例えばVaaに下げ、書き込みデータが “1”データならばビット線電圧をVaaのままとし、“0”データならばVssに下げる。これにより、書き込むセルデータが“1”の場合、セルノードCN0はVaa、ビット線電圧はVaaであるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧は0V、ゲート−ドレイン電圧は0V、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。またこの時、書き込むセルデータが“0”の場合、ワード線電圧Vaaがセルトランジスタのしきい値電圧より高ければ(Vaa>Vtcell)、“0”データのVssがビット線からセルノードCN0に伝播される。よって、セルノードCN0はVssに、ビット線電圧はVssとなるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧はVaa、ゲート−ドレイン電圧はVaa、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。最後にワード線をVssに下げ、ビット線をVaaにプリチャージして1サイクル動作が終了する。セルトランジスタに印加される電圧は最大で、ゲート−ソース間電圧=ゲート−ドレイン間電圧=Vaa或いはVpp−Vaa−V0となる。ドレイン−ソース間電圧=Vaaとなる。Vaa>Vtcellであれば、V0値は500mV程度であるため、Vpp−V0<2Vaaが普通であり、Vaa以上の電圧がセルトランジスタに印加されないように出来る。従って、ワード線電圧が昇圧する条件では、必ず“1”データのみを書くため、ソース、ドレイン電圧が上がり、セルトランジスタに高電圧が印加されず、“0”データを書く場合はワード線電圧を下げるため、高電圧がセルトランジスタに印加されない。よってセルトランジスタのしきい値電圧を確保してデータ保持時間を保ちながらメモリセルトランジスタに印加される電圧を削減し、セルトランジスタのゲート酸化膜厚やチャネル長L等の縮小を可能とし、セルサイズやチップサイズの縮小、またトランジスタのスケーリングが可能となることから、LSIと同等の高性能トランジスタで実現することで低電圧化、高速化を可能とする。尚、本形態は、プレート線を1/2Vddの固定にしているため、“1”データのCN0がVssに下がるとセル分極が破壊されるためリフレッシュが必要となる。
【0032】
(第7の実施の形態)
図9は本発明の第7の実施形態における強誘電体メモリのセルアレイとセンスアンプ回路構成を示す。これは図8の動作を実現する回路例である。従来の強誘電体メモリ構成とは異なり、セルアレイのビット線/BLとBLをVaaにプリチャージする回路とその制御信号HEQLが追加される。またセンスアンプ回路と、セルアレイを分離するPHT信号とその分離トランジスタが追加される。PHT動作は、図2と同様であり、HEQL動作も図2と同様である。本構成により図8で説明した効果が得られる。
【0033】
(第8の実施の形態)
図10は本発明の第8の実施形態を示す。図10(a)はメモリセル構成、図10(b)はその動作例を示す。図10は図8と同様の構成、動作をし、同様の効果がある。異なる点はプレート線PLをVss−Vaa間で駆動する点である。従来、強誘電体メモリでは、プレート線PLをVss−Vaa間で駆動する方式が採用されているが、本発明では、プレート線駆動により、キャパシタへの印加電圧の“1”−“0”データでの差を2Vaaに上げつつ、セルトランジスタに印加される電圧をVaa以下に抑えることが可能となり、また図8で述べたリフレッシュが不要である。図10(a)に示す様に、メモリ構成は、図8(a)と同様であり、異なる点は、セル毎にプレート線が分離されている点である。図10(b)のタイミングチャートを用いて動作を説明する。図10(b)にワード線WL、プレート線PL、ビット線BL、セルノードCN0の各ノードの電位と、ワード線−セルノート間電圧WL−CN0を表示している。動作としては、図10(b)に示す様に、スタンドバイ時、ビット線をVssにプリチャージし、プレート線をVssにしておく。これによりCN0はジャンクションリークによりVssで安定するため、リフレッシュ動作は不要となる。アクティブ時、まずビット線BLをVssからVaaにプリチャージする。次に選択ワード線WLを例えば、Vssから、昇圧電位Vppに上げて、セルトランジスタをONすると、BL−PL間にはVaaの電圧が自動的に印加され、キャパシタに電圧が印加される。この結果、前記メモリセルからビット線にセルデータが読み出される。この時、ワード線がVssからVppに上がり始めると同時に、“0”データは、分極反転による、データの読出しにより、セルノードCN0とビット線BL共に、VaaからVaa−V0となる。同時に“1”データは、常誘電体成分の容量によりVaaからVaa−V1となる。よって、セルトランジスタの最大ゲート-ソース(WL−CN0)、ゲート−ドレイン(WL−BL)電圧は、“0”データ時、Vpp−Vaa−V0、“1”データ時、最大Vpp−Vaa―V0、ドレイン−ソース(BL−CN0)間電圧は最大Vaaとなる。次に、セルデータ読出し後、ビット線を全て、Vaaに再度プリチャージする。これにより、選択した全てのメモリセルに、一度“1”データを書き込む。この時、セルトランジスタのゲートーソース電圧、ゲートードレイン電圧は最大Vpp−Vaa、ソース−ドレイン電圧0Vとなる。次に、ワード線電圧をVppから例えばVaaに下げ、書き込みデータが “1”データならばビット線電圧をVaaのままとし、“0”データならばVssに下げる。これにより、書き込むセルデータが“1”の場合、セルノードCN0はVaa、ビット線電圧はVaaであるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧は0V、ゲート−ドレイン電圧は0V、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。またこの時、書き込むセルデータが“0”の場合、ワード線電圧Vaaがセルトランジスタのしきい値電圧より高ければ(Vaa>Vtcell)、“0”データのVssがビット線からセルノードCN0に伝播される。よって、セルノードCN0はVssに、ビット線電圧はVssとなるため、セルトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧はVaa、ゲート−ドレイン電圧はVaa、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。最後にプレート線とワード線をVssに下げ、ビット線をVssにプリチャージして1サイクル動作が終了する。
【0034】
(第9の実施の形態)
図11は本発明の第9の実施形態における強誘電体メモリのセルアレイとセンスアンプ回路構成を示す。従来のプレート駆動型の強誘電体メモリと異なる点は、セルアレイのビット線とセンスアンプのビット線を分離する駆動信号PHTとその分離トランジスタが配置されている点である。本構成により図10で示した方式が実現できる。またセルトランジスタに印加される電圧を低減出来る。尚、Vaaへのイコライズ回路はセンスアンプ側に配置しても良い。
【0035】
(第10の実施の形態)
図12は本発明の第10の実施形態における強誘電体メモリのメモリセル構成と、その動作例を示す。図10と同様の動作、同様の効果がある。異なる点は、一度プレート線をVssからVaaそしてVssに下げて、強誘電体キャパシタの常誘電体成分を排除した状態でセンスアンプにより信号増幅を行った後、ビット線BLをVaaへ、ワード線をVppに上げて“1”書き込みを行い、その後WLをVaaに下げて、プレート線を再度Vaaに上げてから“0”書き込みをすることにより、セルトランジスタへの印加電圧を低減していることである。この様にプレート線を2度上げ下げする方式にも本発明が適用出来る。また、他の動作として、アクティブ時、ビット線をVaaにプリチャージして、プレート線PLをVssのまま、WLをVppに上げセルデータを分極反転読出した後、プレートを上げ、常誘電体成分をキャンセルしてデータを読み出す。その後、ビット線をVaaに上げつつ、プレート線をVssに下げ、“1”データを書き込み、プレート線をVaaに再度上げた後、ワード線をVppからVaaに下げ、その後“0”データを書き込み、最後にプレート線をVss、ワード線をVssに下げ1サイクルを終える動作とすることが出来る。
【0036】
(第11の実施の形態)
図13は本発明の第11の実施形態における強誘電体メモリのメモリセル構成と、その動作例を示す。図13(a)は、発明者の先の発明、特開平10−255483号及び特開平11−177036号と同様に、1個のメモリセルは、セルトランジスタと強誘電体キャパシタの並列接続で構成され、1つのメモリセルブロックは、この並列接続のメモリセルを複数直列接続して、一端は、ブロック選択トランジスタを介してビット線に接続され、他端はプレートに接続される。この構成により、平面トランジスタを用いて、4F2サイズのメモリセルが実現出来る。この構成に対しても、図13(b)に示す様に、ワード線、ブロック選択線がVppに昇圧している状況で“1”データを書き込み、Vaaに下げた状態で“0”データを書き込むことにより、セルトランジスタ、ブロック選択トランジスタに印加される電圧をVaa以下に低減して、セルトランジスタの縮小を可能にし、セルサイズを小さくしてチップサイズを縮小出来る。その他の効果は、図1〜図12と同様である。
【0037】
図13はプレート線を1/2Vaaに固定した場合の回路構成、動作例を示している。図13(b)にブロック選択信号BS0、各ワード線WL、ビット線BL、セルノードN1の各ノードの電位と、ワード線WL1−セルノード間電圧WL1−N1を表示してある。動作としては、図13(b)に示す様に、スタンドバイ時、ビット線をVaaにプリチャージしておく。この時全てのワード線WL0−3電圧はVpp、ブロック選択信号BS0はVss、プレート線PL電圧=1/2Vaaであるため、セルトランジスタのゲート−ソース電圧、ゲート−ドレイン電圧はVpp−1/2Vaaとなり、Vpp<1.5Vaaであれば、印加電圧はVaa未満と出来る。ソース−ドレイン電圧は0Vである。ブロック選択トランジスタでは、ゲート−ソース電圧=0V、ゲート−ドレイン電圧=−Vaa、ソース−ドレイン電圧=Vaaとなり、印加電圧は小さい。動作時、強誘電体キャパシタC1データを読み出す場合、ワード線WL2を、例えばVppからVssに下げ、ブロック選択信号BS0をVppに上げて、選択した強誘電体キャパシタに1/2Vaaの電圧を印加して、セルデータをビット線に読み出す。この時、各セルノード電位は1/2Vaaより高く上がる方向に進むため、昇圧したBS0やWL0、WL1のトランジスタへの印加電圧は緩和される方向となる。次に“0”或いは“1”データ読出し後、セルデータを読出し、次いでビット線を全てVaaにプリチャージする。これにより、選択した全てのメモリセルに、一度“1”データを書き込む。この時、選択セルよりもビット線側の全トランジスタのゲート−ドレイン、ゲート−ソース電圧はVpp−Vaaとなり、選択セルのゲート−ソース電圧は−1/2Vaa、ゲートードレイン電圧はVaa、ソース−ドレイン電圧は1/2Vaaとなる。また、選択セルよりプレート側の全セルトランジスタのゲート−ドレイン、ゲート−ソース電圧はVpp−1/2Vaaとなり、ソース−ドレイン間は0Vとなるので、全トランジスタの印加電圧は小さい。選択セルよりビット線側のワード線電圧WL0、WL1とブロック選択信号をVppから例えばVaaに下げ、書き込みデータが “1”データならばビット線電圧をVaaのままとし、“0”データならばVssに下げる。これにより、書き込むセルデータが“1”の場合、セルノードN1はVaa、ビット線電圧はVaaであるため、WL0、WL1、BS0のトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧は0V、ゲート−ドレイン電圧は0V、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。またこの時、書き込むセルデータが“0”の場合、ワード線電圧Vaaがセルトランジスタやブロック選択トランジスタのしきい値電圧より高ければ(Vaa>Vtcell)、“0”データのVssがビット線からセルノードN1に伝播される。よって、セルノードN1はVssに、ビット線電圧はVssとなるため、WL0、WL1、BS0のトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧はVaa、ゲート−ドレイン電圧はVaa、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。最後にBS0をVssに下げ、ワード線をVppに上げ、ビット線をVaaにプリチャージして1サイクル動作が終了する。このように、セルトランジスタ、ブロック選択トランジスタに印加される電圧は最大で、Vaa或いはVpp−1/2Vaaとなり、従来のVppの電圧が印加されないように出来る。なお本方式は、スタンドバイ時、プレート線を1/2Vddに固定していても、強誘電体キャパシタをONしたセルトランジスタで短絡するため、セルデータは破壊されず、リフレッシュは不要となる。
【0038】
(第12の実施の形態)
図14は本発明の第12の実施例における強誘電体メモリのメモリセル構成と、その動作例を示す。図14は図13と同様の動作と効果を有するが、異なる点は、WL0−WL3、BS0がスタンドバイ時、Vaaに設定してある点である。セルトランジスタの閾値電圧Vtcellに対して、Vpp−1/2Vaa>Vtcellであれば、スタンドバイ時、PL=1/2Vddで、WLi=Vaaであっても、セルトランジスタはONしており、この場合WL0−WL3、BS0がスタンドバイ時Vaaであっても良いことを示している。これによりスタンドバイ時の印加電圧と消費電力を削減できる。また図13、図14双方において、アクティブ時、Vpp−1/2Vaa>Vtcellであれば、選択セルトランジスタよりプレート側のセルトランジスタのワード線電圧もVaaに下げても良いことがわかる。
【0039】
(第13の実施の形態)
図15は本発明の第13の実施形態における強誘電体メモリのメモリセルアレイとセンスアンプ構成を示す。発明者の先の出願のセンスアンプ回路に、セルアレイ−センスアンプ間の分離トランジスタと、セルアレイ側にVaaへのプリチャージ回路を搭載すれば、図13、図14の構成の動作が実現出来、電圧緩和の効果がある。
【0040】
(第14の実施の形態)
図16は本発明の第14の実施形態における強誘電体メモリのメモリセル構成と、その動作例を示す。図13と同様な効果、構造、動作となり、異なる点はプレート線をVssからVaa間で駆動させ、セルキャパシタに印加される電圧を“1”−“0”データ間で2Vaa確保し、より大信号、低電圧動作を実現しつつ、セルトランジスタ、ブロック選択トランジスタへの印加電圧を緩和するようにしたものである。動作としては、図16(b)に示す様に、スタンドバイ時ビット線をVaaにプリチャージしておく。この時全てのワード線WL0−3電圧はVaa、ブロック選択信号BS0はVss、プレート線PL電圧=0Vであるため、セルトランジスタのゲート−ソース電圧、ゲート−ドレイン電圧はVaaとなり印加電圧を緩和することができる。ソース−ドレイン電圧は0Vである。ブロック選択トランジスタでは、ゲート−ソース電圧=0V、ゲート−ドレイン電圧=−Vaa、ソース−ドレイン電圧=Vaaとなり、印加電圧は小さい。動作時、強誘電体キャパシタC1データを読み出す場合、ワード線WL2を例えば、Vaaから、Vssに下げ。ブロック選択信号BS0をVppに上げて、選択した強誘電体キャパシタにVaaの電圧を印加して、セルデータをビット線に読み出す。この時、各セルノード電位は0Vより高く上がるため、昇圧したBS0やWL0、WL1のトランジスタへの印加電圧は緩和される方向となる。次に“0”或いは“1”データ読出し後、セルデータを読出し、ビット線を全て、Vaaにプリチャージする。これにより、選択した全てのメモリセルに、一度“1”データを書き込む。この時、選択セルより、ビット線側の全トランジスタのゲート−ドレイン、ゲート−ソース電圧はVpp−Vaaとなり、選択セルのゲート−ソース電圧は0V、ゲートードレイン電圧はVaa、ソース−ドレイン電圧はVaaとなる。また、選択セルよりプレート側の全セルトランジスタのゲート−ドレイン、ゲート−ソース電圧はVpp−Vaaとなり、ソース−ドレイン間は0Vとなり、全てのトランジスタの印加電圧は小さい。また選択セルよりプレート側のセルトランジスタのゲート−ドレイン、ゲート−ソース電圧はVaa、ドレイン−ソース電圧は0Vとなる。次にプレート線をVssからVaaに上げると同時に、選択セルよりプレート側のワード線をVppに上げ、Vaaのプレート電位を選択セルに印加する。次に、選択セルより、ビット線側のワード線電圧WL0,WL1とブロック選択信号をVppから例えばVaaに下げ、書き込みデータが “1”データならばビット線電圧をVaaのままとし、“0”データならばVssに下げる。これにより、書き込むセルデータが“1”の場合、セルノードN1はVaa、ビット線電圧はVaaであるため、WL0,WL1,BS0のトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧は0V、ゲート−ドレイン電圧は0V、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。またこの時、時書き込むセルデータが“0”の場合、ワード線電圧Vaaがセルトランジスタやブロック選択トランジスタの閾値電圧より高ければ(Vaa>Vtcell)、“0”データのVssがビット線からセルノードN1に伝播される。よって、セルノードN1はVssに、ビット線電圧はVssとなるため、WL0,WL1,BS0のトランジスタに印加される電圧は、ゲート−ソース電圧はVaa、ゲート−ドレイン電圧はVaa、ソース−ドレイン電圧は0Vと下がる。最後にBS0をVssに下げ、ワード線をVaaに上げ、ビット線をVaaにプリチャージして1サイクル動作が終了する。以上述べたように、本方式によれば、セルトランジスタ、ブロック選択トランジスタに印加される電圧は最大で、Vaaとなり、従来のVppの電圧が印加されないように出来る。なお本方式も強誘電体キャパシタをONしたセルトランジスタで短絡するため、セルデータは破壊されず、リフレッシュが不要となる。
【0041】
(第15の実施の形態)
図17は本発明の第15の実施形態における強誘電体メモリのメモリセルアレイとセンスアンプ構成を示す、本発明者の先の発明のセンスアンプ回路に、セルアレイ−センスアンプ間の分離トランジスタとセルアレイ側にVaaへのプリチャージ回路を搭載すれば、図16の構成の動作が実現出来、電圧緩和の効果がある。
【0042】
以上、図1〜図17で示した様に、本発明によれば、DRAMおよび強誘電体メモリにおいて、セルトランジスタに印加される電圧を緩和出来、セルトランジスタの縮小、信頼性の向上が可能となる。一方、前述したように、ワード線を駆動するコア回路や昇圧回路、I/O回路においては、昇圧電圧Vpp等の高電圧が印加され、セルトランジスタのゲート酸化膜等をスケーリング出来ても、その他の高い電圧が印加される部分では、従来技術では信頼性上、異なる酸化膜厚のトランジスタを用いる必要がある。
【0043】
そこで、図18〜22、これらワード線を駆動するコア回路等、昇圧発生回路、I/O回路において、スケーリングされたトランジスタを用いても高電圧が印加されない回路構成を示す。
【0044】
図18は、本発明のDRAMや、強誘電体メモリメモリに適用出来るロウデコーダー(Row Decoder)回路構成とその動作例を示す。ワード線WLmは本発明に沿って、VssからVpp、更にVaaからVssに変化する。
【0045】
WDRVは電源信号を示し、WLmがHighになる状態で、WDRVをVppにするとWLmにVppが出力され、WDRVをVaaにするとWLmにVaaが出力される構成となる。Vppが印加される部分は、NMOS、PMOS共に2段のトランジスタを直列接続し、Vpp未満の電圧がトランジスタに印加されるようになっている。例えばWLm=Vppの時、最終段のNMOSドライバトランジスタは、上のトランジスタのゲート=VNであるため、ドレイン=Vppであるとソース=VN−Vtと閾値落ちした電位となり、ゲート−ドレイン=Vpp−VN、ゲート−ソース=Vt、ドレイン−ソース=Vpp−VN+Vtとなって電圧緩和され、下のトランジスタは、ドレイン=VN−Vtであり、ゲートは前段の閾値落ちのためVN−Vtであり、ゲート−ドレイン=0V、ゲート−ソース=VN−Vt、ドレイン−ソース=VN−Vtとなり電圧緩和される。K0の電位は、選択WL時、Vpp−VPとなり、Vpp−VP=Vaaに近い場合K0をゲート、WDRVをソースとするトランジスタがWDRVをVaaに下げる時OFFする可能性がある。しかしK0が下がる方向には、Vp入力のトランジスタがOFFする方向であるため、WDRVをVppからVaaに下げた時、トランジスタがONしているため、カップリングによりK0の電位が自動的に下がりOffしないようになっている。またWDRV自身をVss−Vaa−Vpp間で振幅させても良いが、Vpp=0VでK0=Vppの状態が存在するため、トランジスタにVpp電圧が印加されてしまう。
【0046】
図19は、本発明のDRAMや、強誘電体メモリに適用出来るロウデコーダー回路の他の構成とその動作例を示す。図18と異なり本実施形態では、昇圧部分全てをWDRV電源として、これをVpp−Vaa間で振幅させることにより、ワード線WLmを、VssからVpp、更にVaaからVssへ変化させることが出来る。WDRVがVppになる時、VP電位も上げ、PMOSの印加電圧を緩和している。なお図18、図19の回路は、PHT信号発生回路、ブロック選択信号発生回路にも適用出来る。
【0047】
図20は、図18、図19のロウデコーダー回路とその動作例を実現するWDRV発生回路を示している。WDRV電位をVpp〜Vaa(=Vint)間に振幅することを実現しつつ、各々のトランジスタの印加電圧を緩和している。
尚、Vaaはチップ内部の動作電圧であり、チップ外部の電源電圧Vddを、チップ内部に設けられた降圧回路で降圧して用いるのが一般的である。
【0048】
図21は、本発明のDRAMや、強誘電体メモリに適用出来る昇圧電位Vpp発生回路であり、昇圧電位Vppを発生させつつ、各トランジスタに印加される電圧を緩和出来る。
【0049】
図22は、本発明のDRAMや、強誘電体メモリに適用出来る、出力バッファ回路を示す。Vss−Vdd振幅の出力信号を発生しつつ、各トランジスタに印加される電圧を緩和出来る。
【0050】
図23は、本発明を適用したDRAM−Logic混載チップにおける図1〜図23を用いた場合の各パーツでの利用トランジスタのゲート酸化膜厚例を示す。なお本実施例は強誘電体メモリ−Logic混載チップの場合でも当てはまる。図23(a)は従来のDRAM―Logic混載の例であり、メモリセル、コア回路、I/O回路は高電圧が印加されるため、酸化膜が厚い。その他従来では、全てのトランジスタの酸化膜が厚い場合が存在するが、この場合プロセスコストは小さいが、Logic部の性能が大幅に劣化する。図23(b)は本発明の図1〜17を適用した場合で、コア回路、I/O回路のみ厚い。セルトランジスタを縮小でき、セルサイズ、チップサイズは小さい。図23(c)は本発明の図1〜22を適用した場合、全ての回路におけるトランジスタの酸化膜を薄くし、高性能であり、プロセスコストが小さい。
【0051】
図24は、本発明を適用したDRAMチップにおける図1〜図23を用いた場合の各パーツでの利用トランジスタのゲート酸化膜例を示す。本実施形態は強誘電体メモリ−チップの場合でも当てはまる。図24(a)は従来のDRAMの例であり、全てのトランジスタの酸化膜が厚い。この場合プロセスコストは小さいが、性能が劣る。図24(b)は、メモリセル、コア回路、I/O回路は高電圧が印加されるため、酸化膜が厚い。この場合、周辺回路性能は向上するがプロセスコストが大きい。図24(c)は本発明の図1〜17を適用した場合で、コア回路、I/O回路のみ厚く、しかもセルトランジスタを縮小でき、チップサイズが小さい。図24(d)は本発明の図1〜22を適用した場合、全ての回路におけるトランジスタの酸化膜を薄く、高性能でありつつ、プロセスコストが小さく、セルサイズ、チップサイズが小さい。
【0052】
図25は本発明のDRAMや、強誘電体メモリメモリに適用出来るロウデコーダー回路構成の変形例とその動作例を示す。図26は本発明のDRAMや、強誘電体メモリメモリに適用出来るロウデコーダー回路構成への信号WDRVkを発生する回路例を示す。図18〜20と異なり、PMOSは1段構成である。PMOSはホットキャリアの影響が少なく劣化し難しく、PMOSのみ高電圧をかけることが可能となる。この例ではWDRVkをVssからVpp、更にVaaからVssへと変化させ、ワード線WLmを、VssからVpp、Vaa、Vssへと変化出来ている。
以上、本発明を実施の形態に基づき説明したが、本発明はその主旨を逸脱しない限り種々変形して実施することが出来る。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、過大な電圧がセルトランジスタに印加されるのを防ぐことができる。
【0054】
従ってセルトランジスタのしきい値電圧を高くすることが出来、データ保持時間を保ちつつ、メモリセルトランジスタに印加される電圧を削減し、セルトランジスタの縮小を可能にし、セルサイズ、チップサイズを縮小出来る。またトランジスタのスケーリングが可能となり、LSIと同等の高性能トランジスタで実現することで、低電圧化、高速化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は第1の実施の形態におけるDRAMメモリセルの回路図、(b)はその動作例を示すタイミングチャート。
【図2】 第2の実施の形態における図1を実現するセルアレイ、センスアンプ回路の例を示すDRAMの回路図。
【図3】 図2の回路を用いた場合の動作例を示すタイミングチャート。
【図4】 第3の実施の形態における図1を実現するセルアレイ、センスアンプ回路例を示すDRAMの回路図。
【図5】 図4の回路を用いた場合の動作例を示すタイミングチャート。
【図6】 (a)は第4の実施の形態を示すDRAMメモリセル、(b)はその動作例を示すタイミングチャート。
【図7】 (a)は第5の実施の形態を示すDRAMメモリセル、(b)はその動作例を示すタイミングチャート。
【図8】 (a)は第6の実施の形態を示す強誘電体メモリセル、(b)はその動作例を示すタイミングチャート。
【図9】 第7の実施の形態を示す、図8を実現するセルアレイ、センスアンプ回路例を示す回路図。
【図10】 (a)は第8の実施の形態を示す、強誘電体メモリセル、(b)はその動作例を示すタイミングチャート。
【図11】 第9の実施の形態を示す、図10を実現するセルアレイ、センスアンプ回路例を示す回路図。
【図12】 (a)は第10の実施の形態を示す、強誘電体メモリセル、(b)はその動作例を示すタイミングチャート。
【図13】 (a)は第11の実施の形態を示す、強誘電体メモリセル、(b)はその動作例を示すタイミングチャート。
【図14】 (a)は第12の実施の形態を示す、強誘電体メモリセルと、その動作例を示すタイミングチャート。
【図15】 第13の実施の形態を示す、図14を実現するセルアレイ、センスアンプ回路例を示す回路図。
【図16】 (a)は第14の実施の形態を示す、強誘電体メモリセル、(b)はその動作例を示すタイミングチャート。
【図17】 第15の実施の形態を示す、図16を実現するセルアレイ、センスアンプ回路例を示す回路図。
【図18】 (a)はロウデコーダーの回路図、(b)はそのタイミングチャート。
【図19】 (a)はロウデコーダーの他の回路図、(b)はそのタイミングチャート。
【図20】 (a)はロウデコーダー用信号発生回路の回路図、(b)はそのタイミングチャート。
【図21】 (a)(b)は昇圧電位Vpp発生回路の回路図、(c)はそのタイミングチャート。
【図22】 出力バッファ回路の回路図。
【図23】 チップ内の各回路で用いるトランジスタの酸化膜例を示す図。
【図24】 チップ内の各回路で用いるトランジスタの他の酸化膜例を示す図。
【図25】 ロウデコーダー回路の他の形態を示す回路図。
【図26】 ロウデコーダー用信号発生回路の回路図。
【図27】 (a)は従来DRAMの構成、(b)はその動作を示す図。
【図28】 (a)は従来メモリの構成、(b)はその動作を示す図。
【符号の説明】
CC0、CC1、FC0,FC1 メモリセル
CN0,CN1,N1、FN0,FN1 セルノード
CT0、CT1、FT0,FT1 セルトランジスタ
/BL、BL セルアレイ側のビット線
/BLSA,BLSA センスアンプ側のビット線
PL プレート電極
WL0〜WL3,WLm ワード線
BS0、BS1 ブロック選択線
DWL0,DWL1 ダミーワード線
SA センスアンプ回路
PHT φt制御(SAとアレイの分離、接続用)
HEQL Vaaへのプリチャージ信号
PRCH ロウデコーダープリチャージ信号
XAi,XBi,XCi,XDi アドレス信号
VN,VP 電源
VPP 昇圧電位
WDRV,WDRVk ワード線電源信号

Claims (15)

  1. 複数のメモリセル、複数のワード線及び複数のビット線からメモリセルアレイが構成され、前記メモリセルはトランジスタとキャパシタを有し、前記複数のビット線からビット線対が構成され、各ビット線対はセンスアンプに接続され、前記キャパシタの一端はプレートに接続された半導体記憶装置であって、前記メモリセルのトランジスタのゲートが第1の電位から第2の電位に昇圧された状態で、書き込まれるデータにかかわらずビット線をハイレベルにしてメモリセルに“1”データを書き込み、その後ゲートを第1の電位より高く、第2の電位より低い第3の電位にした状態で、書き込まれるデータが“0”データならばビット線をローレベルにしてメモリセルに“0”が書き込まれるようにしたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. ビット線がハイレベルにプリチャージされることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. ビット線対とセンスアンプ間に接続された第1のトランジスタと、ビット線対をハイレベルにプリチャージする第1の回路とを持つことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 第1のトランジスタは前記メモリセルからビット線にセルデータを読み出した後オフされ、選択されたワード線を第2の電位より低く第1の電位より高い第3の電位にした後オンされることを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 第1の回路は、前記第1のトランジスタがオフしている間に動作して、ビット線対をハイレベルにプリチャージすることを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. プレートは、前記ビット線のハイレベルとローレベルの中間電圧に設定されていることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  7. プレートは待機時、ハイレベルに、動作時、ハイレベルからローレベルに下げることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  8. キャパシタは常誘電体キャパシタであることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  9. キャパシタは強誘電体キャパシタであることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  10. メモリセルは、前記ワード線をゲート入力とするトランジスタと、このトランジスタのソース、ドレイン端子間に並列接続された強誘電体キャパシタを有することを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  11. 複数のメモリセルと、複数のワード線と複数のビット線からメモリセルアレイが構成され、前記メモリセルはセルトランジスタと常誘電体キャパシタから構成され、前記常誘電体キャパシタの一端はプレート線に、前記セルトランジスタのソース端は、前記常誘電体キャパシタの他端に、ドレイン端子は前記ビット線に、ゲート端子は前記ワード線に接続され、前記複数のビット線は、ビット線対を構成し、前記各々のビット線対はセンスアンプ回路に接続される半導体記憶装置であって、
    動作時、選択ワード線を第1の電位から第2の電位に昇圧し、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出し後、書き込みデータに係わらずビット線をハイレベルにしメモリセルに“1”データを書き込み、その後選択ワード線を第2の電位より低く第1の電位より高い第3の電位にし、書き込みデータが“0”データならばビット線をローレベルにしてメモリセルに“0”データを書き込み、その後選択ワード線を第1の電位に下げることを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 複数のメモリセルと、複数のワード線と複数のビット線からメモリセルアレイが構成され、前記メモリセルはセルトランジスタと強誘電体キャパシタから構成され、前記強誘電体キャパシタの一端はプレート線に、前記セルトランジスタのソース端は、前記強誘電体キャパシタの他端に、ドレンイ端子は前記ビット線に、ゲート端子は前記ワード線に接続され、前記複数のビット線は、ビット線対を構成し、前記各々のビット線対はセンスアンプ回路に接続される半導体記憶装置であって、
    動作時、選択ワード線を第1の電位から第2の電位に昇圧し、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出し後、書き込みデータに係わらずビット線をハイレベルにしメモリセルに“1”データを書き込み、その後選択ワード線を第2の電位より低く第1の電位より高い第3の電位にし、書き込みデータが“0”データならばビット線をローレベルにしてメモリセルに“0”データを書き込み、その後選択ワード線を第1の電位に下げることを特徴とする半導体記憶装置。
  13. 複数のメモリセルと、複数のワード線と複数のビット線からメモリセルアレイが構成され、前記メモリセルは、前記ワード線をゲート入力とするセルトランジスタと、前記セルトランジスタのソース、ドレイン端子間に並列接続された強誘電体キャパシタとから構成され、このメモリセルを複数個直列接続し、一端をブロック選択トランジスタを介してビット線に接続し、他端をプレート線に接続し、前記複数のビット線は、ビット線対を構成し、前記各々のビット線対はセンスアンプ回路に接続される半導体記憶装置であって、動作時、選択ブロック選択トランジスタのゲート電位を第1の電位から第2の電位に昇圧し、前記メモリセルからビット線にセルデータを読出し後、書き込みデータに係わらずビット線をハイレベルにしメモリセルに“1”データを書き込み、その後選択ブロック選択トランジスタのゲート電位を第2の電位より低く第1の電位より高い第3の電位にし、書き込みデータが“0”データならばビット線をローレベルにしてメモリセルに“0”データを書き込み、その後選択ブロック選択トランジスタのゲート電位を第1の電位に下げることを特徴とする半導体記憶装置。
  14. 前記ビット線対とセンスアンプ回路間に接続された第1のトランジスタと、ビット線対をハイレベルにプリチャージする第1の回路と、を有し、第1のトランジスタは前記メモリセルからビット線にセルデータを読出した後オフし、前記選択ブロック選択トランジスタのゲート電位を第2の電位より低く第1の電位より高い第3の電位にした後オンすることを特徴とする請求項14記載の半導体記憶装置。
  15. 選択したメモリセルのワード線電位は、動作時Vssに下げ、選択したメモリセルとブロック選択トランジスタ間のメモリセルのワード線電位は、“1”データ書き込み時は第2の電位とし、“0”データ書き込み時は第3の電位とすることを特徴とする請求項13記載の半導体記憶装置。
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