JP2008293605A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】SOI基板上のフローティングボディ型トランジスタから構成されるDRAMセルにて、ビット線が選択された際、選択された選択メモリセル以外にこのビット線に接続された非選択メモリセルからの情報電荷の消失を抑制する半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体記憶装置は、フローティングボディ型の電界効果トランジスタとキャパシタからなるメモリセルと、電界効果トランジスタが接続されるビット線と、ビット線をプリチャージするプリチャージ手段と、ビット線の電位を増幅して保持するセンスアンプと、ビット線及びセンスアンプ間に介挿され、選択的に接続処理を行うスイッチ手段と、プリチャージ手段、センスアンプ、スイッチ手段を制御する制御部とを有し、制御部が、メモリセルに対してデータの読書きを行う期間以外、プリチャージ手段にビット線のプリチャージを行わせ、スイッチ手段にてセンスアンプとビット線とを切り離す。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関するもので、特にSOI(Silicon On Insulator)基板を用いた半導体記憶装置に関する。
シリコン基板の上に絶縁膜(埋め込み絶縁膜)を有し、その上のシリコン層を有するSOI基板は半導体装置に広く用いられている。
上記SOI基板を用い、埋め込み絶縁膜上のシリコン層に形成したMOSトランジスタ(フローティングボディ型トランジスタ)のチャネル領域に相当する部分をフローティングボディにて形成し、ここにデータとしての電荷を蓄積するようにしたFBC(Floating Body Cell)メモリセルを有する半導体記憶装置が開発されている。
上記フローティングボディ型トランジスタをアクセストランジスタとして使用するDRAM(Dynamic Random Access Memory)セルにおいて、非選択セルのビット線電位が「H」レベルである期間が長くなると、フローティングボディ領域に電荷が蓄積され、その電位が上昇する。
その後、ビット線電位が「L」レベルに遷移する瞬間において、寄生バイポーラ動作によるリーク電流が流れ、キャパシタに蓄えたデータとしての電荷(情報電荷)が失われ、データが消失する誤動作を引き起こす現象が報告されている(例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3参照)。
一般にDRAMにおいては、ビット線を 「H」レベルの電位と「L」レベルの電位とのの中間電位にプリチャージすることが多く行われている。
上述した中間電位にビット線をプリチャージする構成において、DRAMセルのアクセストランジスタにフローティングボディ型を適用した場合、比較的長い時間アクセスされなかったビット線がアクセスされた際、ビット線が中間電位から「L」レベルの電位に遷移した瞬間に、このビット線に接続されている他の非選択メモリセルに蓄積されている情報電荷が失われるという問題がある。
また、フローティングボディ領域に蓄積される電荷により、このフローティングボディの電位が上昇し、アクセストランジスタの閾値電圧が低下する。
この閾値電圧の低下により、アクセストランジスタのサブスレッショルドリーク電流が増加し、非選択メモリセルに蓄積されている情報電荷が失われるという問題がある。
そして、上記情報電荷が失われるという問題を解決するため、MOSトランジスタのボディに蓄積される電荷を排出(放電)させるボディリフレッシュモードを供えたDRAMが開示されている(例えば、特許文献1参照)
特開平09−246483号公報 "Measurement of Transient Effects in SO1 DRAMERAM Access Transistors", IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS, VOL. 17, NO. 5, MAY 1996, pp 193-195 "Low-Voltage Transient Bipolar Effect Induced by Dynamic Floating-Body Charging in Scaled PD/SOI MOSFET’s", lEEE ELECTRON DEVICE LETTERS, VOL. 17, NO. 5, MAY 1996, pp 196-198 "Fully depleted surrounding gate transistor (SGT) for 70 nm DRAM and beyond", IEDM ’02, Digest of Technical Papers, 2002, pp 275-278
しかしながら、上記特許文献1において、通常の動作モードに加え、さらにボディリフレッシュモードを追加するため、制御が複雑となり、回路規模が増大してチップ面積が増加するという問題がある。
また、このボディリフレッシュのための専用電源が必要となり、チップサイズを縮小することが重要であるのに反し、チップ面積が一層増加してしまうという問題がある。
また、通常のリフレッシュ動作に加え、ボディリフレッシュを行う必要があるため、DRAMセルへのアクセスが禁止されるビジーレートが増加してアクセスタイムに影響を及ぼすとともに、標準仕様から外れて他のDRAMとの互換性がなくなるという問題がある。
上記の問題はビット線のプリチャージ電位を「L」レベルの電位にすることにより、フローティングボディ領域に電荷が蓄積されなくなることで緩和される。
しかしながら、ページモードアクセス期間において、数10μs〜数100μsの間に選択されたビット線が「H」レベルの電位を維持する場合がある。
このため、ページモードアクセス期間の終了時において、ビット線が「L」レベルの電位にプリチャージされる瞬間に、プリチャージされるビット線に接続されている非選択メモリセルに蓄積されている情報電荷が失われるという問題を解決することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、SOI基板に形成されたプレーナ型トランジスタや、縦(ピラー)型トランジスタ等のフローティングボディ型トランジスタをアクセストランジスタに使うDRAMセルにおいて、ビット線が選択された際、選択された選択メモリセル以外にこのビット線に接続されている非選択メモリセルからの情報電荷の消失を抑制し、情報保持特性を改善することができる半導体記憶装置を提供する。
本発明の半導体記憶装置は、フローティングボディ型の電界効果トランジスタ及び情報電荷を蓄積するキャパシタからなるメモリセルと、前記電界効果トランジスタのソースまたはドレイン電極の一方が接続されるビット線と、前記ビット線を予め設定されたプリチャージ電圧に制御するプリチャージ手段と、前記メモリセルから読み出された前記情報電荷によるビット線の電位を増幅して保持するセンスアンプと、前記ビット線及び前記センスアンプ間にそれぞれ介挿され、選択的に接続処理を行うスイッチ手段と、前記プリチャージ手段、センスアンプ及びスイッチ手段を制御する制御部とを有し、前記制御部が、メモリセルに対してデータの読み書きを行う期間以外、前記プリチャージ手段にビット線のプリチャージを行わせ、スイッチ手段によりセンスアンプとビット線とを切り離すことを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置は、データ読み出しまたはビット線のプリチャージを行う際、前記制御部が前記ビット線に読み出された前記情報電荷を前記センスアンプに増幅させた後、前記スイッチ手段をオフとして前記ビット線と前記センスアンプとの接続を切り離し、前記プリチャージ手段により前記ビット線を前記所定の電位にプリチャージさせ、前記スイッチ手段をオン状態として前記ビット線と前記センスアンプとを接続し、前記センスアンプに保持されている情報を前記メモリセルに書き込むことを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置は、データ書き込みの際、前記制御部が前記スイッチ手段をオフとして前記ビット線と前記センスアンプとの接続を切り離し、外部から入力されるデータを前記センスアンプに増幅させ、前記プリチャージ手段により前記ビット線を前記所定の電位にプリチャージさせ、前記スイッチ手段をオン状態として前記ビット線と前記センスアンプとを接続し、前記センスアンプに保持されている情報を前記メモリセルに書き込むことを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置は、複数の前記ビット線が接続されるグローバルビット線をさらに有し、前記センスアンプが前記グローバルビット線の一端に接続され、前記スイッチ手段が前記グローバルビット線の他端とローカルビット線との間に設けられていることを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置は、複数の前記ビット線各々と前記グローバルビット線との間に、それぞれ前記スイッチ手段が介挿されており、制御部が選択されたビット線に対応する前記スイッチ手段をオン状態とし、該選択されたビット線1本をグローバルビット線に接続させ、非選択の前記ビット線に対応するスイッチ手段をオフ状態とすることを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置は、前記ビット線の振幅における電圧レベルの最小値を第1の電位とし、最大値を第2の電圧とした場合、前記プリチャージ電圧が前記第1の電位に等しいことを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置は、前記ビット線の振幅における電圧レベルの最小値を第1の電位とし、最大値を第2の電圧とした場合、前記プリチャージ電圧が前記第1の電位より低いことを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置は、前記電界効果型トランジスタが、SOI構造におけるシリコン基板上に形成されたプレーナ型トランジスタであることを特徴とする。
本発明の半導体記憶装置は、前記電界効果型トランジスタが、縦型トランジスタであり、ソースまたはドレインのいずれかがシリコン柱の上部に形成され、他方が該シリコン柱の下部に形成されていることを特徴とする。
上述した構成により、ビット線のプリチャージ電位をビット線振幅における最小値の「L」レベル以下にし、かつビット線とセンスアンプとの間に、選択的に接続制御(オン・オフ制御)されるスイッチ手段を設け、メモリセルに記憶されている情報電荷、すなわちデータの読み出す際、ビット線に読み出された情報電荷による信号電圧をセンスアンプへ伝達した後、スイッチ手段をオフ状態とすることによりビット線とセンスアンプとを切り離す。
ここで、センスアンプが伝達された上記信号電圧を増幅し、かつビット線とセンスアンプとを切り離した後、プリチャージ手段によりビット線をプリチャージ電圧に制御する。その後、センスアンプに対して、データの読み出し、あるいは書込み動作が行われ、これらの動作期間は通常の動作モードであれば数10ns〜数100ns、ページモードであれば数10μs〜数100μs程度である。
そして、プリチャージコマンドが入力されると、上記スイッチ手段がオン状態とされ、ビット線とセンスアンプとが接続され、センスアンプに保持されたデータがビット線を介してメモリセルに対して書き戻され、そしてワード線が非選択状態とされる。その後、ビット線は再びプリチャージ手段によりプリチャージされ、プリチャージ電圧にて保持されることとなる。
また、ビット線をローカルビット線(請求項におけるビット線がローカルビット線を示している)とグローバルビット線とに階層化したメモリアレイ構成において、少なくともグローバルビット線にセンスアンプを設け、ローカルビット線のプリチャージ電位をビット線の振幅の「L」レベルの電位以下にするとともに、ローカルビット線とグローバルビット線との間に選択的に接続制御されるスイッチ手段を設け、メモリセル情報の読み出し時にローカルビット線に読み出された信号電圧をグローバルビット線に伝達した後、スイッチ手段をオフ状態としてローカルビット線とグローバルビット線とを切り離す。そして、ローカルビット線は再びプリチャージ電位にされると共に読み出された信号がセンスアンプにて増幅され、読み出し、書込み動作がセンスアンプに対して行われる。この動作期間は通常の動作モードであれば数10ns〜数100ns、ページモードであれば数10μs〜数100μs程度である。
そして、プリチャージコマンドが入力されると、スイッチ手段は再びローカルビット線とグローバルビット線とを接続し、センスアンプが保持している最終データがローカルビット線を通してメモリセルに書き戻される。その後、スイッチ手段は再びローカルビット線とグローバルビット線と切り離し、ローカルビット線はプリチャージ手段によりプリチャージされ、プリチャージ電圧にて保持されることとなる。
以上説明したように、本発明によれば、ワード線により選択されない非選択メモリセルアレイ内のビット線が常にビット線振幅の「L」レベルの電位以下にプリチャージされ、ワード線が選択されたメモリアレイ内のビット線も、データ読み出し時とデータ書き戻し時(データ書き込み時を含む)のごく短い期間を除いて、スイッチ手段により各ビット線がセンスアンプと切り離され、ビット線振幅の「L」レベルの電位以下にプリチャージされるため、SOI基板に形成されたプレーナ型トランジスタや、縦(ピラー)型トランジスタ等のフローティングボディ型トランジスタをアクセストランジスタに使うDRAMセルにおいて、フローティングボディに電荷が蓄積されることが無くなり、寄生バイポーラ効果や、閾値電圧の低下による情報電荷のリークを防止することができ、DRAMの情報保持特性が改善されるという効果がある。
また、本発明によれば、ワード線が選択されない非選択メモリセルアレイ内のローカルビット線LBLが常にビット線振幅の「L」レベルの電位以下にプリチャージされ、ワード線が選択されたメモリアレイ内のローカルビット線LBLも、データ読み出し時とデータ書き戻し時(データ書き込み時を含む)のごく短い期間を除いてビット線振幅の「L」レベルの電位以下にプリチャージされているため、SOI基板に形成されたプレーナ型トランジスタや、縦(ピラー)型トランジスタ等のフローティングボディ型トランジスタをアクセストランジスタに使うDRAMセルにおいて、フローティングボディに電荷が蓄積されることが無くなり、寄生バイポーラ効果や、閾値電圧の低下による情報電荷のリークを防止することができ、DRAMの情報保持特性が改善されるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態による半導体記憶装置を図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態による半導体記憶装置の構成例を示すブロック図である。
この図において、ビット線はフォーレデット型であり、このビット線はグローバルビット線及びローカルビット線からなる階層構造にはなっていない。
各差動ビット線対BL、/BLが相補的組み合わせであり、プリチャージ回路101、切り離しトランジスタ102、103を経由してセンスアンプ104に接続されている。各信号のタイミング制御は図示しない制御回路が行っている。
上記プリチャージ回路101及びセンスアンプ104は、各差動ビット線対毎に設けられている。
また、例えば、切り離しトランジスタ102はビット線BLに対して接続され、切り離しトランジスタ103はビット線/BLに接続されている。
ここで、ワード線WLとビット線BL(あるいはビット線/BL)との交点にはメモリセル100が配置され、ダミーワード線DWLとビット線BL(あるいはビット線/BL)との交点にはダミーメモリセル200が接続されている。
また、本実施形態においては、メモリセルに接続されているビット線対をビット線対BL、/BLとし、切り離しトランジスタ102、103とセンスアンプ104との間のビット線対をビット線対BLS、/BLSとして区別している。
メモリセル100からのデータの読み出しは以下のように行われる。
センスアンプ104は、ワード線WL0をHレベルとして選択されたメモリセル100から、ビット線/BLに読み出されたデータを増幅する。
センスアンプセレクタ105は、センスアンプ104のいずれかを、選択YS(Yスイッチ)信号(YS0〜YS7、…)線の選択データにより選択し、共通データ線対DL、/DL(DL0、/DL0あるいはDL1、/DL1)を経由して書込み読出し回路106に伝達する。
一方、メモリセル100へのデータの書込みは以下のように行われる。書込み読出し回路106は、外部から入力されたデータに対応して、共通データ線対DL、/DLを相補的に駆動して、一方を「H」レベルとし、他方を「L」レベルとする。
センスアンプセレクタ105は、外部から入力されるアドレスに対応したセンスアンプ104を選択して、共通データ線対DL、/DLのデータを伝達する。
そして、センスアンプ104は、共通データ線対DL、/DLのデータの信号電圧を増幅する。このとき、制御回路は入力されたアドレスに対応したワードラインを立ち上げ(「H」レベル)とする。
制御回路は、切り離しトランジスタ102及び103をオン状態とし、センスアンプ104にて増幅されたデータを、ビット線対BLS、/BLS及びビット線対BL、/BLを経由してメモリセル100に書き込む。
ここで、各メモリセル100は、クォーターピッチ配置となっており、ワード線WLと差動ビット線対BL、/BLL のいずれか一方の交点にメモリセルが配置されている。
また、メモリセル100は、アクセストランジスタ100Aと、情報電荷蓄積用のコンデンサ(キャパシタ)100Cとから構成される。
このアクセストランジスタ100Aは、SOI基板上に形成されたプレーナ型トランジスタや、縦(ピラー)型トランジスタ等のフローティングボディ型のMOSFETから構成されている。ここで、縦型トランジスタは、SOI基板上において、ソースまたはドレインのいずれかがシリコン柱の上部に形成され、他方が該シリコン柱の下部に形成されている
メモリセル100から構成されるメモリセルアレイにおいて、ダミーワード線DWL及びダミーメモリセル200が配置される。
ダミーメモリセル200は、メモリセル100と同様に、アクセストランジスタ及び情報蓄積用のコンデンサから構成されているが、例えば、メモリセル100に対して半分の容量のコンデンサが用いられている。また、図示しないセット回路により、常にコンデンサに「H」の情報が蓄積される。
したがって、ダミーワード線DWLにてより、ダミーメモリセル200が選択された場合、メモリセル100に対しておよそ半分の電圧レベルの信号がビット線BL(あるいは/BL)に読み出されるように構成されている。
例えば、ワード線WL0が選択された場合、このワード線WL0に対応して、ダミーワード線DWL2が選択され、各ワード線に接続されたメモリセル100及びダミーメモリセル200が選択され、それぞれ対応するビット線対BL,/BLに、記憶されている情報電荷が読み出される。
すなわち、メモリセル100からは論理1又は0のデータに対応する情報電荷が信号として読み出され、ダミーセル200から、メモリセル100のデータ「H」レベルにて蓄積される情報電荷のおよそ半分、すなわち「H」レベルの電圧レベルに対して半分の電圧レベルの信号が読み出される。
この結果、センスアンプ104は、メモリセル100から読み出された情報電荷量に対応する電圧レベルと、ダミーメモリセル200から読み出された情報電荷量に対応する電圧レベルとを比較することにより、メモリセル100から読出したデータを、「H」または「L」のいずれかであるかを判別し、それを増幅することが可能となる。
プリチャージ回路101は、プリチャージ制御信号PCが「H」レベルになると、ビット線対をどちらもグラウンド電位0Vにプリチャージする。ここで、ビット線のプリチャージ電圧は、ビット線の振幅の最小値と同様あるいはより低い電圧に設定する。
切り離しトランジスタ102及び103は、切り離し信号TGが「L」レベルとなると、オフ状態となり、ビット線BL及びプリチャージ回路101と、センスアンプ104とを切り離す。
また、切り離しトランジスタ102及び103は、切り離し信号TGが「H」レベルになると、オン状態となり、ビット線BL及びプリチャージ回路101と、センスアンプ104とを接続する。
次に、図2から図5の波形図を用いて、本実施形態による半導体装置における図1のメモリセルアレイの動作について説明する。
<メモリセル100からの「H」データ読み出し、「L」データ書き込みの動作説明>
図2は、図1の本実施形態のメモリアレイ回路の動作例を示す波形図であり、「H」データを読み出した後に、続いて「L」データを書き込む動作波形を示しいている。図2において、横軸は時刻を示し、縦軸は電圧を示し、グラウンド(接地)電位VSSが0V、VDLがビット線BL(あるいは/BL)の「H」レベル等の一般の電源電位、ワード線WLの「L」レベルがVKK、「H」レベルがVPA、切り離し信号TGの「H」レベルがVPPとなる。
ここで、半導体装置内部の電源回路にて生成されたVKKは負電位であり、一方、VPA及びVPPはVDLを昇圧した電位である。
すなわち、上記VKKはメモリセル100におけるアクセストランジスタ100Aがオフ状態の場合、リーク電流を抑えるための負電位として設定されており、VPA 及びVPPはそれぞれアクセストランジスタ100Aと切り離しトランジスタ102及び103とがオン状態の場合、伝達する信号電位がnチャネル型MOSトランジスタの閾値電圧Vt分降下するのを防ぐための昇圧電位である。
時刻t11において、半導体記憶装置が外部からアクセスされ、制御回路がプリチャージ制御信号を「H」レベルから「L」レベルに遷移させる。これにより、ビット線BL、/BLに対するプリチャージ動作が終了する。
次に、時刻t12において、制御回路はワード線WD0及びDWL2を「H」レベルとし、メモリセル100を選択する。
これにより、メモリセル100からビット線BL0及びBLS0に「H」データに対応する信号が読み出され、一方、ダミーメモリセル200からビット線/BL0、/BLS0に上記「H」レベルの電圧値に対して半分の電圧値が読み出される。そして、制御回路が切り離し信号TGを「H」レベルから「L」レベルとし、切り離しトランジスタ102及び103がオフ状態となり、ビット線対BL、/BLと、ビット線対BLS、/BLSとがセンスアンプ104から切り離される。
次に、時刻t13において、制御回路は切り離し信号TGを「L」レベルとした後、センスアンプ104を起動し、センスアンプ104は、ビット線BL0及びビット線/BL0に出力された電圧レベルを比較して差分を増幅し、ビット線BLS0を「H」レベル、ビット線/BLS0を「L」レベル(0V)として、情報電荷によるビット線の電位の変動を増幅し、保持(ラッチ)する。
一方、ビット線BL0及び/BL0は、この時点においてセンスアンプ104から切り離されているので、情報電荷により変動した電位を保っている。
次に、時刻t14において、制御回路が選択YS信号YS0を「H」レベルとし、センスアンプ104を1つ選択し、選択されたセンスアンプ104に保持されているデータを読み出す。
このとき、センスアンプ104は、共に「H」レベルにプリチャージされていた共通データ線DL0及び/DL0において、共通データ線DL0を「H」レベルのままとし、一方、共通データ線/DL0を「L」レベルに駆動し、この共通データ線の電位レベル組み合わせにより「H」データを書込み読出し回路106に伝達(出力)する。ここで、共通データ線DLが「H」レベルで共通データ線/DLが「L」レベルのとき、書き込み及び読み出しのデータを「H」データとし、共通データ線DLが「L」レベルで共通データ線/DLが「H」レベルのとき、書き込み及び読み出しのデータを「L」データとする。
一方、制御回路はプリチャージ信号PCを「H」レベルとし、ビット線対BL0、/BL0を「L」レベル、すなわち0Vに戻し、プリチャージ処理を行う。
次に、時刻t15において、外部から書き込み制御の制御信号が入力され、書き込むデータとして「L」データが入力されることにより、書き込み読み出し回路106は、入力データに対応して相補的に共通データ線DL0を「L」レベルに、共通データ線/DL0を「H」レベルとする。ここで、「相補的に」とは、2本が対となっている線の一方が「H」レベルとなると、一方が必ず「L」レベルとなるように、互いの線が振幅範囲における高低で設定されている最大電位(「H」レベル)及び最小電位(「L」レベル)の各電位レベルにて、それぞれ逆の電位となる動作を示している。
そして、センスアンプセレクタ105は、外部から入力される書き込み先であるメモリセルのアドレスに対応した選択YS信号により、このメモリセルが接続されているビット線に対応するセンスアンプ104を選択する。
これにより、センスアンプ104は、上記選択により起動し、接続されているビット線BLS0を「L」レベルに、一方ビット線/BLS0を「H」レベルに駆動する。
この時点において、ビット線対BL0、/BL0はセンスアンプ104から切り離された状態となっているので、プリチャージされた際の0V(「L」レベル)のまま保持されている。また、ワード線WL0が「H」レベルであるため、アクセストランジスタ100Aがオン状態となっており、メモリセル100のコンデンサ100Cにも情報電荷が蓄積されていない状態となっている。
これにより、プリチャージ命令がDRAMに入力され、再書込み&セル選択解除フェーズが開始されるまでの間、任意のワード線によって選択されたメモリセル群(ページと呼ばれる)の各セルに対する連続的な読み書きを行うアクセスが可能であり、そのアクセルのその期間の長さは、一般的に数10μs〜数100μsが上限に設定される。
すなわち、ページモードアクセス期間において、選択YS信号を順次変化させることにより、メモリセル100から読み出されたデータが保持されているセンスアンプ104を、順次選択することにより、連続して書き込み読み出し回路106へ、メモリセル100から読み出したデータを出力する。
次に、プリチャージ命令がDRAMに入力され、メモリセル100に対して、再書込み(センスアンプ104に保持されているデータを書き込む)&セル選択解除(ワード線を非活性化:「L」レベルとする)のフェーズが開始されると、時刻t16において、制御回路はプリチャージ制御信号PCを「H」レベルから「L」レベルに変化させ、ビット線対BL0、/BL0を再び0V(「L」レベル)の状態にてフローティング状態とする。
そして、制御回路が切り離し信号TGを「L」レベルから「H」レベルに変化させると、ビット線対BLS、/BLSと、ビット線対BL、/BLとが各々接続され、ビット線対BLS0、/BLS0のデータ(再書き込みされるデータ)が、ビット線対BL0、/BL0に各々伝達される。このとき、制御回路はワード線WL0及びDWL2を「H」レベルとしている。
この結果、ビット線対においてビット線BL0が「L」レベルとなり、ビット線/BL0が「H」レベルとなり、メモリセル100のコンデンサ100Cに「L」レベルに対応する情報電荷がデータとして書き込まれる。
そして、制御回路は、ワード線WL0及びDWL2を「H」レベルから「L」レベルに変化させることで、メモリセル100の選択を解除する。
次に、時刻t17において、制御回路はプリチャージ制御信号を「L」レベルから「H」レベルに変化させ、ビット線対/BLS0、/BL0が0V(「L」レベル)に戻されて、ビット線のプリチャージを完了する。
また、書込み読出し回路106は、共通データ線対DL0、/DL0を「H」レベルにプリチャージする。
上述した処理により、メモリセルからのデータの読み出しに対する一連の動作が完了する。
次に、図3の波形図を用いて、本実施形態による半導体装置における図1のメモリセルアレイの動作について説明する。
<メモリセル100が「H」データ時のリフレッシュの動作説明>
次に、図3は、図1のメモリアレイ回路の動作波形図であり、ページモード期間中に対応する選択YS信号が「H」レベルとならず、すなわちセンスアンプ104が出力対象として一度も選択されない状態を示している。
そして、メモリセル100から読み出され、センスアンプ104に保持された「H」データが、メモリセル100に対し、そのまま再書き込みされる、いわゆるリフレッシュ動作を示している。この図において、ビット線対BL2、/BL2がこの動作を行った場合を例に示している。
上述した図2における動作と比較すると、ページモードアクセス期間中、すなわち時刻t14Bから時刻t16の間に、図2の場合と異なり、書込み読出し回路106との間の読出し(時刻t14)、書込み動作(時刻t15)が行われない。
すなわち、時刻t12において、メモリセル100からコンデンサ100Cに蓄積されている情報電荷が読み出される。
そして、時刻t16において、センスアンプ104に保持された「H」レベルのデータが、そのままメモリセル100に書き戻される。
すなわち、図2においては、ビット線/BL0が「H」レベルに駆動されているが、図3においてはビット線BL2 が「H」レベルに駆動されている点のみが異り、その他の動作は同様なので、その詳細な説明は省略する。
次に、図4の波形図を用いて、本実施形態による半導体装置における図1のメモリセルアレイの動作について説明する。
<メモリセル100からの「L」データ読み出し、「H」データ書き込みの動作説明>
時刻t21において、半導体記憶装置が外部からアクセスされ、制御回路がプリチャージ制御信号を「H」レベルから「L」レベルに変化させる。これにより、ビット線BL、/BLに対するプリチャージ動作が終了する。
次に、時刻t22において、制御回路はワード線WD0及びDWL2を「L」レベルから「H」レベルとし、メモリセル100を選択する。
これにより、メモリセル100からビット線BL0及びBLS0に「L」データに対応する信号が読み出され、ビット線BLの電位が変化せずにビット線BLS0に伝達され、一方、ダミーメモリセル200からビット線/BL0、/BLS0にH」レベルにおける情報電荷の半分の電荷量に対応する電圧が読み出される。
そして、制御回路が切り離し信号TGを「L」とし、切り離しトランジスタ102及び103がオフ状態となり、ビット線対BL、/BLと、ビット線対BLS、/BLSとが切り離される。
次に、時刻t23において、制御回路は切り離し信号TGを「L」レベルとした後、センスアンプ104を起動し、センスアンプ104は、ビット線BL0及びビット線/BL0に出力された電圧レベルを比較して差分を増幅し、ビット線BLS0を「L」レベル(0V)、ビット線/BLS0を「H」レベルとして、情報電荷によるビット線の電位の変動を増幅し、保持(ラッチ)する。
一方、ビット線BL0及び/BL0は、この時点においてセンスアンプ104から切り離されているので、情報電荷により変動した電位を保っている。
次に、時刻t24において、制御回路が選択YS信号YS0を「H」レベルとし、センスアンプ104を1つ選択し、選択されたセンスアンプ104に保持されているデータを読み出す。
このとき、センスアンプ104は、共に「H」レベルにプリチャージされていた共通データ線DL0及び/DL0において、共通データ線/DL0を「H」レベルのままとし、一方、共通データ線DL0を「L」レベルに駆動し、この共通データ線の電位レベル組み合わせにより「L」データを書込み読出し回路106に伝達(出力)する。
一方、制御回路はプリチャージ信号PCを「H」レベルとし、ビット線対BL0、/BL0を「L」レベル、すなわち0Vに戻し、プリチャージ処理を行う。
次に、時刻t25において、外部から書き込み制御の制御信号が入力され、書き込むデータとして「H」データが入力されることにより、書き込み読み出し回路106は、入力データに対応して相補的に共通データ線DL0を「H」レベルに、共通データ線/DL0を「L」レベルとする。
そして、センスアンプセレクタ105は、外部から入力される書き込み先であるメモリセルのアドレスに対応した選択YS信号により、このメモリセルが接続されているビット線に対応するセンスアンプ104を選択する。
これにより、センスアンプ104は、上記選択により起動し、接続されているビット線BLS0を「H」レベルに、一方ビット線/BLS0を「L」レベルに駆動する。
この時点において、ビット線対BL0、/BL0はセンスアンプ104から切り離された状態となっているので、プリチャージされた際の0V(「L」レベル)のまま保持されている。また、ワード線WL0が「H」レベルであるため、アクセストランジスタ100Aがオン状態となっており、メモリセル100のコンデンサ100Cにも情報電荷が蓄積されていない状態となっている。
次に、時刻t26において、プリチャージ命令がDRAMに入力され、再書込み& セル選択解除フェーズが開始されるまでの間、任意のワード線によって選択されたメモリセル群(ページと呼ばれる)の各セルに対する連続的な読み書きを行うアクセスが可能であり、そのアクセルのその期間の長さは、一般的に数10μs〜数100μsが上限に設定される。
すなわち、ページモードアクセス期間において、選択YS信号を順次変化させることにより、メモリセル100から読み出されたデータが保持されているセンスアンプ104を、順次選択することにより、連続して書き込み読み出し回路106へ、メモリセル100から読み出したデータを出力する。
ここで、プリチャージ命令がDRAMに入力され、メモリセル100に対して再書込み&セル選択解除のフェーズが開始される。
この際、時刻t26において、制御回路はプリチャージ制御信号PCを「H」レベルから「L」レベルに変化させ、ビット線対BL0、/BL0を再び0V(「L」レベル)の状態にてフローティング状態する。
そして、制御回路は、切り離し信号TGを「L」レベルから「H」レベルに変化させる。
これにより、ビット線対BLS、/BLSと、ビット線対BL、/BLとが各々接続され、ビット線対BLS0、/BLS0のデータ(再書き込みされるデータ)が、ビット線対BL0、/BL0に各々伝達される。このとき、制御回路はワード線WL0及びDWL2を「H」レベルとしている。
この結果、ビット線対においてビット線BL0が「L」レベルとなり、ビット線/BL0が「H」レベルとなり、メモリセル100のコンデンサ100Cに「H」レベルに対応する情報電荷がデータとして書き込まれる。
そして、制御回路は、ワード線WL0及びDWL2を「H」レベルから「L」レベルに変化させることで、メモリセル100の選択を解除する。
次に、時刻t27において、制御回路はプリチャージ制御信号を「L」レベルから「H」レベルに変化させ、ビット線対BLS0、BL0を0V(「L」レベル)に戻し、ビット線のプリチャージを完了する。
また、書込み読出し回路106は、共通データ線対DL0、/DL0を「H」レベルにプリチャージする。
上述した処理により、メモリセルからのデータの読み出しに対する一連の動作が完了する。
<メモリセル100が「L」データ時のリフレッシュの動作説明>
次に、図5は、図1のメモリアレイ回路の動作波形図であり、ページモード期間中に対応する選択YS信号が「H」レベルとならず、すなわちセンスアンプ104が出力対象として一度も選択されない状態を示している。
そして、メモリセル100から読み出され、センスアンプ104に保持された「L」データが、メモリセル100に対し、そのまま再書き込みされる、いわゆるリフレッシュ動作を示している。この図において、ビット線対BL2、/BL2がこの動作を行った場合を例に示している。
上述した図4における動作と比較すると、ページモードアクセス期間中、すなわち時刻t24Bから時刻t26の間に、図4の場合と異なり、書込み読出し回路106との間の読出し(時刻t24)、書込み動作(時刻t25)が行われない。
すなわち、時刻t22において、メモリセル100からコンデンサ100Cに蓄積されている情報電荷が読み出される。
そして、時刻t26において、センスアンプ104に保持された「L」レベルのデータが、そのままメモリセル100に書き戻される。
すなわち、図4においては、ビット線/BL0が「L」レベルに駆動されているが、図3においてはビット線BL2 が「L」レベルに駆動されている点のみが異り、その他の動作は同様なので、その詳細な説明は省略する。
図6は、図2から図5に示した各動作期間中における選択されたビット線対(例えば上述のビット線対BL0、/BL0)、及び非選択のビット線対(例えば上述のビット線対BL2、 /BL2)の電位の変化を表にまとめたものである。
図6の表から、ワード線が「H」レベルとなるメモリセルアレイ内のビット線対BL、/BLは、メモリセルに蓄積されたデータの読出し及び再書込みの一定期間以外、「L」レベル(VSS)、すなわち0Vに固定されることがわかる。
このデータの読出し及び再書込みの一定の期間は、おおよそ10ns前後と短いため、ほとんどの期間メモリセルアレイ内のビット線対BL、/BLが0V(Vss)の状態を保っており、フローティングボディに電荷が蓄積されることが無くなり、寄生バイポーラ効果が起きたり、アクセストランジスタ100Aの閾値を低下させ、情報電荷のメモリセルにおけるコンデンサ100Cからのリークを抑制することになる。
<第2の実施形態>
図7から図9は本発明の第2の実施形態による半導体記憶装置(DRAMメモリセルアレイ)の構成例を示すブロック図である。
図7はメモリセルアレイの上位の概念図であり、各ビット線はシングルエンド型でグローバルビット線GBLとローカルビット線LBLとからなる階層構造になっている。
ローカルLBLにはシングルエンド入力のローカルセンスアンプLSAがそれぞれ接続されている。
一方、グローバルビット線GBLには、シングルエンド入力のグローバルセンスアンプGSAがそれぞれ接続されている。
メモリセルからのデータの読み出しの際、制御回路はローカルセンスアンプLSAとグローバルビット線GBLとを接続する。
これにより、ローカルセンスアンプLSAがまず最初に、ローカルビット線LBLから読み出されたデータを反転増幅し、増幅結果をグローバルビット線GBLに伝達する
そして、制御回路は、その後にローカルセンスアンプLSAとグローバルビット線GBLとを切り離す。
次に、メモリセルに対する再書込み及びセル選択解除フェーズが開始されると、グローバルビット線GBLとローカルセンスアンプLSAとを接続し、グローバルビット線GBLのデータを、ローカルセンスアンプLSAを介してローカルビット線LBLに伝達する。
そして、ローカルビット線LBLに伝達されたデータが、メモリセルにおけるコンデンサ100Cに情報電荷として書き戻される。
ここで、グローバルセンスアンプGSAは、グローバルビット線GBLのデータを増幅して保持(ラッチ)すると共に、その反転データをグローバルビット線GBLへ戻す。
また、書込みの際、グローバルセンスアンプGSAは、メモリセルに対して書き込まれるデータに対応した電圧レベル(「H」レベルあるいは「L」レベル)に、グローバルビット線GBLを駆動する。
次に、図8は図7に示すシングルエンドセンス階層化メモリセルアレイの詳細な構成を示す概念図である。
すなわち、1本のローカルビット線LBLに対し、32本のワード線(WL0〜WL32)が交差し、その全ての交点にメモリセル100が配置されている。このように、ローカルビット線LBL、ワード線WLと、メモリセルとから一つのメモリセルアレイが構成されている。
ここで、ローカルビット線LBLには、それぞれローカルセンスアンプLSAが接続されている。
制御回路によりプリチャージ信号PC0が「L」レベルから「H」レベルとされると、トランジスタQ3がオン状態となり、ローカルビット線LBLが接地電位VSS(=0V)にプリチャージされる。
メモリセル100からローカルビット線LBLに読み出されたデータの電位により、すなわちデータが「H」レベルあるいは「L」レベルであるかにより、トランジスタQ1がオン状態あるいはオフ状態となる。
制御回路が読出し転送信号RT0を「H」レベルとする期間に、トランジスタQ1がそのオン状態あるいはオフ状態に従い、グローバルビット線GBLを「L」レベルに駆動するか、あるいはプリチャージ電位の「H」レベルのままに保つ。
トランジスタQ1〜トランジスタQ4は全てnチャネル型のMOSトランジスタであり、ゲートに「H」レベルの電位を印加することによりオン状態となり、ゲートに「L」レベルの電位を印加することによりオフ状態となる。
トランジスタQ1及びトランジスタQ2がグローバルビット線GBLと接地点との間に直列に接続され、トランジスタQ2のゲートに読出し転送信号RT0の配線が接続されており、トランジスタQ1のゲートにローカルビット線LBLが接続されている。
また、トランジスタQ4及びトランジスタQ3がグローバルビット線GBLと接地点との間に直列に接続され、トランジスタQ3のゲートがプリチャージ制御信号PC0の配線に接続され、トランジスタQ4のゲートが書き込み転送信号WT0の配線に接続されている。
制御回路が読出し転送信号RT0を「H」レベルとしている期間に、制御回路が読み書き切り替え信号WRを「L」レベルとし、トランジスタQ5をオン状態とすることで、グローバルビット線GBLはグローバルセンスアンプGSAに接続される。
インバータINV0とINV1とが互いの出力と入力とを接続して形成したラッチに、トランジスタQ5を介し、ローカルセンスアンプLSAから入力したデータを反転して保持し、トランジスタQ10のゲートに出力する。この結果、制御回路が選択YS信号YS0を「H」レベルとすることにより、トランジスタQ9がオン状態となり、共通読み出し線/RDL1にメモリセルからの読み出しデータが出力される。ここで、共通読み出し線/RDL1は図示しない読み出し回路により「H」レベルとされており、上記ラッチに保持されたデータが「H」であれば、「L」データが出力され、該ラッチに保持されたデータが「L」であれば、「H」レベルのままである。
ここで、トランジスタQ5,Q6はpチャネル型のMOSトランジスタであり、トランジスタQ7,Q8,Q9,Q10,Q11はnチャネル型のMOSトランジスタである。
トランジスタQ11はドレインがグローバルビット線GBLに接続され、ゲートが読み書き切り替え信号RWの配線に接続され、ソースがトランジスタQ7のソースに接続されている。
トランジスタQ5はソースがグローバルビット線GBLに接続されており、ゲートが読み書き切り替え信号RWの配線に接続され、ドレインがトランジスタQ6のドレインに接続されている。
トランジスタQ6は、ソースがVDLの配線に接続され、ゲートがプリチャージ信号/PCGの配線に接続され、ドレインが上記ラッチの入力に接続されている。
トランジスタQ7は、ソースが上記ラッチの出力に接続され、ゲートが書き込み信号WEの配線に接続され、ドレインがトランジスタQ8のソースに接続されている。
トランジスタQ8は、ドレインが共通書き込み線WDL1に接続され、ゲートが選択YS信号YS0の配線に接続されている。
トランジスタQ9は、ドレインが共通読み出し線/RDL1に接続され、ゲートが選択YS信号YS0の配線に接続され、ソースがトランジスタQ10のドレインに接続されている。
トランジスタQ10は、ゲートが上記ラッチの出力及びトランジスタQ7のソースに接続され、ソースが接地されている。
プリチャージ期間において、制御回路は、読み書き切り替え信号RWを「L」レベルとし、また、グローバルビット線GBLをプリチャージするプリチャージ信号/PCGを「L」とする。ここで、グローバルビット線GBLのプリチャージ電圧は、ローカルビット線の振幅の最大電圧に設定されている。
これにより、読み書き切り替え信号RWが「L」レベルとなることで、トランジスタQ11がオフ状態、トランジスタQ5がオン状態となり、プリチャージ信号/PCGが「L」レベルとなることで、トランジスタQ6がオン状態となる。
トランジスタQ6がオン状態となることにより、ラッチに「H」レベルのデータがラッチされるとともに、グローバルビット線GBLが「H」レベルにチャージされる。
次に、読み出し期間において、制御回路は、グローバルビット線GBLをプリチャージするプリチャージ信号/PCGを「H」とし、書き込み信号WEを「L」レベルとし、また、読み書き切り替え信号RWを「L」レベルとする。
これにより、トランジスタQ11及びQ7がオフ状態となり、グローバルビット線GBLがラッチ出力のみにより「H」レベルに保持された状態になる。
そして、ローカルセンスアンプLSAが起動することにより、出力される「H」レベルあるいは「L」レベルの出力データにより、グローバルビット線GBLが駆動される。
このとき、ローカルセンスアンプLSAが「H」レベルのデータを出力した場合、グローバルビット線GBLは「H」レベルを保持し、ローカルセンスアンプLSAが「L」レベルのデータを出力した場合、グローバルビット線GBLは「H」レベルから「L」レベルに変化し、ラッチに保持されるデータも「H」レベルから「L」レベルに変化する。
そして、外部からアクセスされたメモリセルのアドレスにより、制御回路がそのメモリセルに対応するグローバルセンスアンプGSAを、選択YS信号YS0を「H」レベルとして選択することにより、ラッチに保持されたデータにより共通読み出しデータ線/RDL0及び/RDL1が駆動され(ラッチに保持されているデータが「H」であれば「H」レベルに、データが「L」であれば「L」レベルに変化し)、外部にメモリセルに記憶されていたデータが読み出される。
このとき、読み出し転送信号RT0が「H」レベルとなっており、ワード線により選択されたメモリセルの情報電荷により変位したローカルビット線LBLの電位をローカルセンスアンプLSAが反転増幅し、この反転増幅されたデータにより、上述したようにグローバルビット線GBLの電位を変化させて、メモリセルに記憶されていたデータを、グローバルセンスアンプGSAに対して出力する。
次に、書込み期間において、制御回路は読み書き切替信号RWを「H」レベルとする。これにより、ラッチがグローバルビットラインGBLから取り込んだデータを反転し、この反転したデータにより再びグローバルビット線GBLを駆動した状態となる。
そして、上述した状態において、制御回路が書き込み信号WEを「H」レベルとし、選択YS信号YS0を「H」レベルとし、トランジスタQ7及びQ8をオン状態とする。
このように選択されたグローバルセンスアンプGSAに対し、共通書き込み線WLD0及びWLD1のデータが入力され、メモリセルアレイにおける入力されたアドレスに対応したメモリセルに対する書込みが発生する。
したがって、図示しない入力回路に入力されたデータにより、書込みデータ線WDL0及びWDL1各々が駆動され、これによりトランジスタQ7を介して入力されるデータによりラッチに保持されるデータが書き換えられ、トランジスタQ11を介してグローバルビット線GBLが駆動されて、書込みデータがグローバルビット線GBLに伝達される。
そして、再書込み及びセル選択解除フェーズが開始されると、制御回路は書込み転送信号WT0を「H」レベルとする。
これにより、ローカルセンスアンプLSAにおけるトランジスタQ4がオン状態となり、グローバルビットラインGBLが保持していたメモリセル再書込みデータ、または書き込みデータ線WDL0及びWDL1から入力された書き込みデータが、ローカルビット線LBLに伝達され、制御回路がアドレスに対応したワード線WLを「H」レベルとすることにより、アドレスに対応するメモリセルにデータが書き込まれる。
なお、本実施形態においては、選択YS信号YS0により、2個のグローバルセンスアンプGSAが選択されるため、同時に2ビットのデータ、すなわち2つのメモリセルに対し、データの読出し、書込みが行われる構成である。
また、図7に示すように、1本のグローバルビット線GBLに対し、複数本のロールビット線LBLが対応するローカルセンスアンプLSAを介して接続されている。
ワード線WLが選択されないメモリセルアレイにおいて、このメモリセルアレイに属するローカルビット線LBLとローカルセンスアンプLSAは常に非選択状態とされる。
この時、図8から判るように、グローバルビット線GBLとローカルビット線LBLとは、トランジスタQ2及びQ4が制御回路によりオフ状態とされることで切り離された状態となっている。
また、ローカルビット線LBLは、トランジスタQ3がデータの読み出し及び書き込み以外において、トランジスタQ3が制御回路によりオン状態に制御され、「L」レベルの電位とするプリチャージ処理が行われることにより、第1の実施形態と同様に常に0V(「L」レベル)にプリチャージされた状態となっている。
また、図9は図8におけるメモリセルアレイの構成例を示す概念図である。この図9において、メモリセルアレイにおけるメモリセル100は、ワード線WLと、ローカルビット線LBLとの交点に配置され、第1の実施形態と同様に、アクセストランジスタ100Aと情報電荷蓄積用のキャパシタ100Cとから構成されている。
このアクセストランジスタは、SOI基板に形成されたプレーナ型トランジスタや、縦(ピラー)型トランジスタ等のフローティングボディ型のMOSFETからなる。
次に、図10から図13の波形図を用いて、本実施形態による半導体装置における図8のメモリセルアレイの動作について説明する。
<メモリセル100からの「H」データ読み出し、「L」データ書き込みの動作説明>
図10は、図8の本実施形態のメモリアレイ回路の動作例を示す波形図であり、「H」データを読み出した後に、続いて「L」データを書き込む動作波形を示しいている。図10において、横軸は時刻を示し、縦軸は電圧を示し、グラウンド(接地)電位VSSが0V、VDL がビット線LBLあるいはGBLの「H」レベル等の一般の電源電位、ワード線WL及び書き込み転送信号WTの「L」レベルがVKK、「H」レベルがVPA、切り離し信号TGの「H」レベルがVPPとなる。ここで、上記VKKは負の電位であり、上記VPA及びVPPはVDLを昇圧した電位である。
ここでVKKはメモリセル100におけるアクセストランジスタ100A及びトランジスタQ4がオフ状態のときにリーク電流を抑えるために負電位とされている。
また、上記アクセストランジスタ100A及びトランジスタQ4と、グローバルセンスアンプGSA及びグローバルビット線GBLを接続する際に、nチャネル型のMOSトランジスタのオン時において伝達される信号の電位が閾値電圧Vth分低下するのを防止するため、VPA及びVPPは、それぞれ信号電位を電源電圧より閾値電圧分高くするために昇圧した電圧となっている。
時刻t31において、半導体記憶装置が外部からアクセスされ、制御回路がプリチャージ制御信号PC0を「H」レベルから「L」レベルに遷移させ、プリチャージ制御信号/PCGを「L」レベルから「H」レベルに遷移させる。制御回路はプリチャージを行っている期間、書き込み転送信号WT0を「L」レベルとして、トランジスタQ4(第1の実施形態における切り離しトランジスタ102及び103に対応)をオフ状態として、ローカルビット線LBLをグローバルビット線GBLから切り離す。こことき、制御回路は読み書き切りかえ信号RWを「L」レベルとしている。
これにより、ローカルビット線LBL及びグローバルビット線GBLに対するプリチャージ動作が終了し、ローカルビット線LBLが0Vの電位でフローティング状態となり、グローバルビット線GBLが「H」レベルの電位を保持した状態となる。
次に、時刻t32において、制御回路はアクセスされたメモリアドレスに対応したワード線WL0を「L」レベルから「H」レベルに変化させるととともに、読み出し転送信号RT0を「L」レベルから「H」レベルに変化させる。
これにより、アクセストランジスタ100A及びトランジスタQ2がオン状態となり、メモリセル100のコンデンサ100Cに蓄積された情報電荷により、ローカルビット線LBLの電位が変化する。
このとき、ローカルビット線LBLの電位変化は、「H」のデータに対応する情報電荷により、トランジスタQ1の閾値電圧Vthより高い電位に上昇する。
ここで、「H」のデータを蓄積した際に、ローカルビット線LBLの電位を、プリチャージされた「L」レベルから、トランジスタQ1の閾値電圧Vthを超える容量に、予め、コンデンサ100Cの容量を、設定しておく。
このため、グローバルビット線GBLの電位は、オン状態となっているトランジスタQ1及びQ2を介して接地電圧VSS へ、すなわち「L」へ駆動される(低下する)。
次に、時刻t33において、制御回路は、読み出し転送信号RT0を「H」レベルから「L」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ2がオフ状態となり、ローカルビット線LBLとグローバルビット線GBLとが切り離される。
こ時点において、ローカルビット線LBLのデータがグローバルビット線GBLに伝達され、インバータINV1及びINV2からなるラッチに、トランジスタQ5のソース側が「L」レベル、トランジスタQ10のゲート側が「H」レベルとしてデータが保持された状態となっている。これにより、トランジスタQ10はオン状態となっている。
次に、時刻t34において、制御回路はプリチャージ制御信号PC0を「L」レベルから「H」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ3がオン状態となり、ローカルビット線LBLがトランジスタQ3を介して接地点に接続され、「L」レベルの電位にプリチャージされ、再び0Vとなる。
そして、制御回路は、選択YS信号YS0を「L」レベルから「H」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ9がオン状態となり、「H」レベルにプリチャージされていた共通読み出し線/RDL1 が、トランジスタQ9及びトランジスタQ10を介して接地点に接続され、「L」レベルに遷移(駆動)されて、図示しない書き込み読み出し回路から「H」レベルのデータが出力される。
そして、制御回路は、読み書き切りかえ信号WRを、「L」レベルから「H」レベルとすることにより、半導体装置の動作状態を読み出しフェーズから書き込みフェーズに切り替える。
これにより、トランジスタQ5がオフ状態となり、トランジスタQ11がオン状態となることにより、グローバルビット線GBLが読み出されたデータと同様の「H」レベルに変化する(駆動される)。
このとき、ローカルビット線LBLは、トランジスタQ4がオフ状態のためグローバルビット線GBLと切り離された状態となっており、「L」レベルのプリチャージされた電位を保っている。
次に、時刻t35において、制御回路はグローバルビット線GBLに対する書込信号WEを、「L」レベルから「H」レベルとする。このため、トランジスタQ7はオン状態となる。
そして、書き込み読み出し回路が入力される「L」レベルの書き込みデータにより、共通書き込み線WDL1を「L」レベルとする。
これにより、選択YS信号YS0が「H」レベルのため、オン状態にあるトランジスタQ8及びトランジスタQ7を介して、選択YS信号YS0により選択されたグローバルビット線GBLが「H」レベルから「L」レベルに駆動される。このとき、ラッチのトランジスタ10のゲート側に「L」レベルが保持される。
このとき、依然として、ローカルビット線LBLは、トランジスタQ4がオフ状態のため、グローバルビット線GBLと切り離された状態となっており、「L」レベルのプリチャージされた電位を保っている。
そして、制御回路はグローバルビット線GBLに対するデータの書き込みが終了すると、選択YS信号YS0及び書込信号WEを、順次「H」レベルから「L」レベルとする。
そして、この後プリチャージ命令が外部から半導体記憶装置(DRAM)に入力され、再書込み及びセル選択解除フェーズが開始されるまでの間(図10においては時刻t34から時刻t36までの間)、ワード線WL0によって選択されたメモリセル群(ページと呼ばれる)に対し、このワード線WL0に対応したメモリセルに対し、連続的な読み書きアクセスが可能な状態である。
この、連続的にメモリに対する読み書きアクセスが可能な期間の長さは、一般的に数10μs〜数100μsが上限に設定されている。
次に、時刻t36において、プリチャージ命令が入力され、再書込み及びセル選択解除フェーズが開始される。
制御回路は、プリチャージ制御命令PC0を「H」レベルから「L」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ3がオフ状態となり、ローカルビット線LBLは、トランジスタQ4もオフ状態のためグローバルビット線GBLと切り離された状態であり、フローティング状態として、「L」レベルにプリチャージされた電位を保つこととなる。
そして、制御回路は、書き込み転送信号WT0を「L」レベルから「H」レベルに変化させる。これにより、トランジスタQ4がオン状態となり、グローバルビット線GBLとローカルビット線LBLとが接続される。
これにより、グローバルビット線GBLの「L」レベルのデータが、ローカルビット線LBLに伝達されるが、ローカルビット線LBLは「L」レベルにプリチャージされているため、電位の変化がないが、「L」レベルが書き込まれた状態となる。
そして、制御回路はワード線WLを「H」レベルから「L」レベルに変化させる。これによりメモリセル100におけるアクセストランジスタ100Aがオフ状態となり、コンデンサ100Cに「L」に対応する情報電荷が蓄積される。
また、制御回路は、書き込み転送信号WT0を「H」レベルから「L」レベルに変化させる。これにより、トランジスタQ4がオフ状態となり、グローバルビット線GBLとローカルビット線LBLとが切り離された状態となり、メモリセルの選択が解除される。
次に、時刻t37において、制御回路は、プリチャージ制御信号PC0を、「L」レベルから、再び「H」レベルに変化させる。これにより、トランジスタQ3がオン状態となり、ローカルビット線LBLが「L」レベルにプリチャージされる。
また、制御回路は、プリチャージ制御信号/PCG及び読み書き切りかえ信号RWを、それぞれ「H」レベルから「L」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ5及びQ6がオン状態となり、グローバルビット線GBLが「H」レベルにプリチャージされる。このとき、ラッチはトランジスタQ5のソース側(INV2の入力側及びINV1の出力側)が「H」レベルを保持する。
上述した処理により、ローカルビット線LBL及びグローバルビット線GBLに対するプリチャージが完了し、一連の動作が完了する。
次に、図11の波形図を用いて、本実施形態による半導体装置における図8のメモリセルアレイの動作について説明する。
<メモリセル100が「H」データ時のリフレッシュの動作説明>
次に、図11は、図8のメモリアレイ回路の動作波形図であり、ページモード期間中に対応する選択YS信号が「H」レベルとならず、すなわちグローバルセンスアンプGSAが出力対象として一度も選択されない状態を示している。
そして、メモリセル100から読み出され、ラッチのトランジスタQ10のゲート側にに保持された「H」データが、メモリセル100に対し、そのまま再書込まれる、いわゆるリフレッシュ動作を示している。
上述した図10における動作と比較すると、ページモードアクセス期間中、すなわち時刻t34Bから時刻t36の間に、図10の場合と異なり、共通読み出し線/RDL1へのデータの読出し動作(時刻t34)、共通書込み線WDL1からのデータの読み込み動作(時刻t35)が行われない。
すなわち、時刻t32において、メモリセル100からコンデンサ100Cに蓄積されている情報電荷がグローバルビット線GBLに対して読み出される。
そして、時刻t36において、グローバルビット線GBLに保持された「H」レベルのデータが、そのままメモリセル100に書き戻される。
すなわち、図10においては、グローバルビット線GBLが「L」レベルに駆動されているが、図11においてはグローバルビット線GBLが「H」レベルのままであるため、再書込み及びセル選択解除フェーズでローカルビット線LBLが「H」レベルに駆動され、プリチャージ時に「L」レベル(0V)に戻される点のみが異り、その他の動作は同様なので、その詳細な説明は省略する。
次に、図12の波形図を用いて、本実施形態による半導体装置における図8のメモリセルアレイの動作について説明する。
<メモリセル100からの「L」データ読み出し、「H」データ書き込みの動作説明>
図12は、図8の本実施形態のメモリアレイ回路の動作例を示す波形図であり、「L」データを読み出した後に、続いて「H」データを書き込む動作波形を示しいている。図12において、横軸は時刻を示し、縦軸は電圧を示し、グラウンド(接地)電位VSSが0V、VDL がビット線LBL、あるいはGBLの「H」レベル等の一般の電源電位、ワード線WL及び書き込み転送信号WTの「L」レベルがVKK、「H」レベルがVPA、切り離し信号TGの「H」レベルがVPPとなる。ここで、上記VKKは負の電位であり、上記VPA及びVPPはVDLを昇圧した電位である。
ここでVKKはメモリセル100におけるアクセストランジスタ100A及びトランジスタQ4がオフ状態のときにリーク電流を抑えるために負電位とされている。
また、上記アクセストランジスタ100A及びトランジスタQ4と、グローバルセンスアンプGSA及びグローバルビット線GBLを接続する際に、nチャネル型のMOSトランジスタのオン時において伝達される信号の電位が閾値電圧Vth分低下するのを防止するため、VPA及びVPPは、それぞれ信号電位を電源電圧より閾値電圧分高くするために昇圧した電圧となっている。
時刻t41において、半導体記憶装置が外部からアクセスされ、制御回路がプリチャージ制御信号PC0を「H」レベルから「L」レベルに遷移させ、プリチャージ制御信号/PCGを「L」レベルから「H」レベルに遷移させる。制御回路はプリチャージを行っている期間、書き込み転送信号WT0を「L」レベルとして、トランジスタQ4をオフ状態として、ローカルビット線LBLをグローバルビット線GBLから切り離す。こことき、制御回路は読み書き切りかえ信号RWを「L」レベルとしている。
これにより、ローカルビット線LBL及びグローバルビット線GBLに対するプリチャージ動作が終了し、ローカルビット線LBLが0Vの電位でフローティング状態となり、グローバルビット線GBLが「H」レベルの電位を保持した状態となる。
次に、時刻t42において、制御回路はアクセスされたメモリアドレスに対応したワード線WL0を「L」レベルから「H」レベルに変化させるととともに、読み出し転送信号RT0を「L」レベルから「H」レベルに変化させる。
これにより、アクセストランジスタ100A及びトランジスタQ2がオン状態となり、メモリセル100のコンデンサ100Cに蓄積された情報電荷により、ローカルビット線LBLの電位が変化する。
このとき、ローカルビット線LBLの電位変化は、「L」のデータに対応する情報電荷により、トランジスタQ1の閾値電圧Vthに満たない電位となる。
ここで、「L」のデータを蓄積した際に、ローカルビット線LBLの電位を、プリチャージされた「L」レベルから、トランジスタQ1の閾値電圧Vthを超えない容量に、予め、コンデンサ100Cの容量を、設定しておく。
このため、グローバルビット線GBLの電位は、トランジスタQ1がオフ状態のため、「H」レベルのまま保持される(ラッチにデータが保持された状態)。
次に、時刻t43において、制御回路は、読み出し転送信号RT0を「H」レベルから「L」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ2がオフ状態となり、ローカルビット線LBLとグローバルビット線GBLとが切り離される。
こ時点において、ローカルビット線LBLのデータがグローバルビット線GBLに伝達され、インバータNV1及びINV2からなるラッチに、トランジスタQ5のソース側が「H」レベル、トランジスタQ10のゲート側が「L」レベルとしてデータが保持された状態となっている。これにより、トランジスタQ10はオフ状態となっている。
次に、時刻t44において、制御回路はプリチャージ制御信号PC0を「L」レベルから「H」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ3がオン状態となり、ローカルビット線LBLがトランジスタQ3を介して接地点に接続され、「L」レベルの電位にプリチャージされ、再び0Vとなる。
そして、制御回路は、選択YS信号YS0を「L」レベルから「H」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ9がオン状態となるが、トランジスタQ10がオフ状態であるため、「H」レベルにプリチャージされていた共通読み出し線/RDL1の電位は変化せずに、図示しない書き込み読み出し回路から「L」レベルのデータが出力される。
そして、制御回路は、読み書き切りかえ信号WRを、「L」レベルから「H」レベルとすることにより、半導体装置の動作状態を読み出しフェーズから書き込みフェーズに切り替える。
これにより、トランジスタQ5がオフ状態となり、トランジスタQ11がオン状態となることにより、グローバルビット線GBLが読み出されたデータと同様の「L」レベルに変化する(駆動される)。
このとき、ローカルビット線LBLは、トランジスタQ4がオフ状態のためグローバルビット線GBLと切り離された状態となっており、「L」レベルのプリチャージされた電位を保っている。
次に、時刻t45において、制御回路はグローバルビット線GBLに対する書込信号WEを、「L」レベルから「H」レベルとする。このため、トランジスタQ7はオン状態となる。
そして、書き込み読み出し回路が入力される「H」レベルの書き込みデータにより、共通書き込み線WDL1を「H」レベルとする。
これにより、選択YS信号YS0が「H」レベルのため、オン状態にあるトランジスタQ8及びトランジスタQ7を介して、選択YS信号YS0により選択されたグローバルビット線GBLが「L」レベルから「H」レベルに駆動される。このとき、ラッチのトランジスタ10のゲート側に「H」レベルが保持される。
このとき、依然として、ローカルビット線LBLは、トランジスタQ4がオフ状態のため、グローバルビット線GBLと切り離された状態となっており、「L」レベルのプリチャージされた電位を保っている。
そして、制御回路はグローバルビット線GBLに対するデータの書き込みが終了すると、選択YS信号YS0及び書込信号WEを、順次「H」レベルから「L」レベルとする。
そして、この後プリチャージ命令が外部から半導体記憶装置(DRAM)に入力され、再書込み及びセル選択解除フェーズが開始されるまでの間(図12においては時刻t44から時刻t46までの間)、ワード線WL0によって選択されたメモリセル群(ページと呼ばれる)に対し、このワード線WL0に対応したメモリセルに対し、連続的な読み書きアクセスが可能な状態である。
この、連続的にメモリに対する読み書きアクセスが可能な期間の長さは、一般的に数10μs〜数100μsが上限に設定されている。
次に、時刻t46において、プリチャージ命令が入力され、再書込み及びセル選択解除フェーズが開始される。
制御回路は、プリチャージ制御命令PC0を「H」レベルから「L」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ3がオフ状態となり、ローカルビット線LBLは、トランジスタQ4もオフ状態のためグローバルビット線GBLと切り離された状態であり、フローティング状態として、「L」レベルにプリチャージされた電位を保つこととなる。
そして、制御回路は、書き込み転送信号WT0を「L」レベルから「H」レベルに変化させる。これにより、トランジスタQ4がオン状態となり、グローバルビット線GBLとローカルビット線LBLとが接続される。
これにより、グローバルビット線GBLの「H」レベルのデータが、ローカルビット線LBLに伝達され、ローカルビット線LBLはプリチャージ電位の「L」レベルから、「H」レベルに変化し、「H」レベルが書き込まれた状態となる。
そして、制御回路はワード線WLを「H」レベルから「L」レベルに変化させる。これによりメモリセル100におけるアクセストランジスタ100Aがオフ状態となり、コンデンサ100Cに「H」に対応する情報電荷が蓄積される。
また、制御回路は、書き込み転送信号WT0を「H」レベルから「L」レベルに変化させる。これにより、トランジスタQ4がオフ状態となり、グローバルビット線GBLとローカルビット線LBLとが切り離された状態となり、メモリセルの選択が解除される。
次に、時刻t47において、制御回路は、プリチャージ制御信号PC0を、「L」レベルから、再び「H」レベルに変化させる。これにより、トランジスタQ3がオン状態となり、ローカルビット線LBLが「L」レベルにプリチャージされる。
また、制御回路は、プリチャージ制御信号/PCG及び読み書き切りかえ信号RWを、それぞれ「H」レベルから「L」レベルに変化させる。
これにより、トランジスタQ5及びQ6がオン状態となり、グローバルビット線GBLが「H」レベルにプリチャージされる。このとき、ラッチはトランジスタQ5のソース側(INV2の入力側及びINV1の出力側)が「H」レベルを保持する。
上述した処理により、ローカルビット線LBL及びグローバルビット線GBLに対するプリチャージが完了し、一連の動作が完了する。
次に、図13の波形図を用いて、本実施形態による半導体装置における図8のメモリセルアレイの動作について説明する。
<メモリセル100が「L」データ時のリフレッシュの動作説明>
次に、図13は、図8のメモリアレイ回路の動作波形図であり、ページモード期間中に対応する選択YS信号が「H」レベルとならず、すなわちグローバルセンスアンプGSAが出力対象として一度も選択されない状態を示している。
そして、メモリセル100から読み出され、ラッチのトランジスタQ10のゲート側にに保持された「L」データが、メモリセル100に対し、そのまま再書込まれる、いわゆるリフレッシュ動作を示している。
上述した図12における動作と比較すると、ページモードアクセス期間中、すなわち時刻t44Bから時刻t46の間に、図12の場合と異なり、共通読み出し線/RDL1へのデータの読出し動作(時刻t44)、共通書込み線WDL1からのデータの読み込み動作(時刻t45)が行われない。
すなわち、時刻t42において、メモリセル100からコンデンサ100Cに蓄積されている情報電荷がグローバルビット線GBLに対して読み出される。
そして、時刻t46において、グローバルビット線GBLに保持された「L」レベルのデータが、そのままメモリセル100に書き戻される。
すなわち、図12においては、グローバルビット線GBLが「H」レベルに駆動されているが、図13においてはグローバルビット線GBLが「L」レベルのままであるため、再書込み及びセル選択解除フェーズでローカルビット線LBLが「L」レベルに駆動され、プリチャージ時に「L」レベル(0V)に戻される点のみが異り、その他の動作は同様なので、その詳細な説明は省略する。
図14は、図10から図13に示した各動作期間中における選択されたローカルビット線LBL、グローバルビット線GBL、及び非選択のローカルビット線LBL、グローバルビット線GBLの電位の変化を表にまとめたものである。
図14の表から、ワード線が「H」レベルとなるメモリセルアレイ内のローカルビット線LBLは、メモリセルに蓄積されたデータの読出し及び再書込みの一定期間以外、「L」レベル(VSS)、すなわち0Vに固定されることがわかる。
このデータの読出し及び再書込みの一定の期間は、おおよそ10ns前後と短いため、ほとんどの期間メモリセルアレイ内のローカルビット線LBLが「L」レベル(0V)の状態を保っており、フローティングボディに電荷が蓄積されることが無くなり、寄生バイポーラ効果が起きたり、アクセストランジスタ100Aの閾値を低下させ、情報電荷のメモリセルにおけるコンデンサ100Cからのリークを抑制することになる。
本発明の第1の実施形態による半導体記憶装置(DRAM)の構成例を示すブロックである。 本発明の第1の実施形態による半導体記憶装置の動作を示す波形図である。 本発明の第1の実施形態による半導体記憶装置の動作を示す波形図である。 本発明の第1の実施形態による半導体記憶装置の動作を示す波形図である。 本発明の第1の実施形態による半導体記憶装置の動作を示す波形図である。 本発明の第1の実施形態による半導体記憶装置の動作を説明する表である。 本発明の第2の実施形態による半導体記憶装置(DRAM)のシングルエンドセンス階層化メモリセルアレイの構成を示す概念図である。 図7の半導体記憶装置の具体的な構成例を示す概念図である。 図8のメモリセルアレイの詳細図である。 本発明の第2の実施形態による半導体記憶装置の動作を示す波形図である。 本発明の第2の実施形態による半導体記憶装置の動作を示す波形図である。 本発明の第2の実施形態による半導体記憶装置の動作を示す波形図である。 本発明の第2の実施形態による半導体記憶装置の動作を示す波形図である。 本発明の第2の実施形態による半導体記憶装置の動作を説明する表である。
符号の説明
100…メモリセル
100A…アクセストランジスタ
100C…コンデンサ
101…プリチャージ回路
102,103…切り離しトランジスタ(nチャネル型MOSトランジスタ)
104…センスアンプ
105…センスアンプセレクタ
106…書き込み読み出し回路
200…ダミーメモリセル

Claims (9)

  1. フローティングボディ型の電界効果トランジスタ及び情報電荷を蓄積するキャパシタからなるメモリセルと、
    前記電界効果トランジスタのソースまたはドレイン電極の一方が接続されるビット線と、
    前記ビット線を予め設定されたプリチャージ電圧に制御するプリチャージ手段と、
    前記メモリセルから読み出された前記情報電荷によるビット線の電位を増幅して保持するセンスアンプと、
    前記ビット線及び前記センスアンプ間にそれぞれ介挿され、選択的に接続処理を行うスイッチ手段と、
    前記プリチャージ手段、センスアンプ及びスイッチ手段を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部が、メモリセルに対してデータの読み書きを行う期間以外、前記プリチャージ手段にビット線のプリチャージを行わせ、スイッチ手段によりセンスアンプとビット線とを切り離すことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. データ読み出しまたはビット線のプリチャージを行う際、前記制御部が前記ビット線に読み出された前記情報電荷を前記センスアンプに増幅させた後、前記スイッチ手段をオフとして前記ビット線と前記センスアンプとの接続を切り離し、前記プリチャージ手段により前記ビット線を前記所定の電位にプリチャージさせ、前記スイッチ手段をオン状態として前記ビット線と前記センスアンプとを接続し、前記センスアンプに保持されている情報を前記メモリセルに書き込む
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. データ書き込みの際、前記制御部が前記スイッチ手段をオフとして前記ビット線と前記センスアンプとの接続を切り離し、外部から入力されるデータを前記センスアンプに増幅させ、前記プリチャージ手段により前記ビット線を前記所定の電位にプリチャージさせ、前記スイッチ手段をオン状態として前記ビット線と前記センスアンプとを接続し、前記センスアンプに保持されている情報を前記メモリセルに書き込むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 複数の前記ビット線が接続されるグローバルビット線をさらに有し、
    前記センスアンプが前記グローバルビット線の一端に接続され、前記スイッチ手段が前記グローバルビット線の他端とローカルビット線との間に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  5. 複数の前記ビット線各々と前記グローバルビット線との間に、それぞれ前記スイッチ手段が介挿されており、制御部が選択されたビット線に対応する前記スイッチ手段をオン状態とし、該選択されたビット線1本をグローバルビット線に接続させ、非選択の前記ビット線に対応するスイッチ手段をオフ状態とすることを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記ビット線の振幅における電圧レベルの最小値を第1の電位とし、最大値を第2の電圧とした場合、
    前記プリチャージ電圧が前記第1の電位に等しいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  7. 前記ビット線の振幅における電圧レベルの最小値を第1の電位とし、最大値を第2の電圧とした場合、
    前記プリチャージ電圧が前記第1の電位より低いことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  8. 前記電界効果型トランジスタが、SOI構造におけるシリコン基板上に形成されたプレーナ型トランジスタであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  9. 前記電界効果型トランジスタが、縦型トランジスタであり、ソースまたはドレインのいずれかがシリコン柱の上部に形成され、他方が該シリコン柱の下部に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の半導体記憶装置。
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