JP3848283B2 - 燃料電池装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料電池装置に係り、さらに詳細には小型化、コンパクト化を図ることのできる燃料電池装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池装置としての例えばダイレクトメタノール形燃料電池(DMFC)においては、装置の構成として、燃料としてのメタノールを貯留した燃料タンク,メタノール水溶液を貯留する混合タンク,アノードとカソードとの間に固体高分子電解質膜を挟んだ構成の単セルを複数枚重ねたスタック構成の発電セル及び前記発電セルへ燃料及び空気を供給するためのポンプ等を備えた構成であり、全体的構成の小型化、コンパクト化を図るには、各種の構成要素を1つのケース内に格納する必要がある。
【0003】
燃料電池装置を構成する各種の構成要素を1つのケース内に格納した構成は公知である(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−171872号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1においては、ケース内の隔壁によってケース内を左右の空間に区画し、左側の空間内に燃料ガスボンベを配置した構成である。そして、右側の空間を水平な複数の隔壁によって上部空間,中部空間及び下部空間に区画し、各空間内に燃料電池,蓋電池及びDC/DCコンバータをそれぞれ個別に配置した構成であり、前記燃料ガスボンベと燃料電池は水素供給管によって接続してある。
【0006】
すなわち、特許文献1にはケース内を複数の空間に区画し、各空間内に燃料電池装置に必要な各種の構成要素を配置する構成が記載されているものの、単にそれだけにすぎないものであって、全体的構成の小型化、コンパクト化を図る上において問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、燃料タンク、混合タンク、ポンプ及び発電セルを有する燃料電池装置において、前記燃料タンクから混合タンクへの燃料の供給、当該混合タンクから前記発電セルへの混合液の供給及び外気吸入口から前記発電セルへの外気の供給を、1個のポンプにより行う構成である。
【0014】
また、本発明は、燃料タンク、混合タンク、ポンプ及び発電セルを有する燃料電池装置において、前記混合タンク内面に多孔体を備え、混合液出口が前記多孔体に接続してあり、当該混合タンクに備えた気液流入部と気体排出部とを空間部によって接続してある構成である。
【0015】
また、本発明は上記燃料電池装置において、前記空間部内に、前記気液流入部から前記気体排出部への流体の直線的な移動を阻害するための直線移動阻害部を備えている構成である。
【0016】
また、本発明は、上記燃料電池装置において、前記発電セルへ外気を吸入するために備えた外気吸入口に気液分離膜を備えた構成である。
【0017】
また、本発明は、上記燃料電池装置において、前記発電セルへ外気を吸入するために備えた外気吸入口に開閉自在のバルブを備えた構成である。
【0018】
また、本発明は、上記燃料電池装置において、前記外気吸入口にフィルタを備えている構成である。
【0019】
また、本発明は、上記燃料電池装置において、前記ポンプのモータにファンを備え、このファンからの送風によって前記混合タンクの一部を冷却する構成である。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1を参照するに、本発明の一実施形態に係る燃料電池装置1は、燃料としてのメタノールを貯留した燃料タンク3,メタノール水溶液を貯留した混合タンク5,ポンプ7及びアノードとカソードとの間に固体高分子電解質膜を挟んだ構成の単セルを複数枚重ねたスタック構成の発電セル9を備え、さらに、例えばリチウムイオン電池のごとき蓄電池11及び電子部品よりなる制御回路を備えた回路基板13を備えている。そして、燃料電池装置1を構成する前記各構成要素は、1つの筐体(ケース)15内に格納されている。
【0021】
より詳細には、前記燃料タンク3と前記ポンプ7の吸引口側は、流量制御弁17を配置した流路19によって接続してあり、前記ポンプ7の吐出口側と前記混合タンク5は流路21によって接続してある。さらに、前記ポンプ7の吸引口側には、前記発電セル9におけるアノード側流出路23及びカソード側流出路25が接続してある。
【0022】
前記混合タンク5には、前記流路21から流入した液体と気体との混合体から分離した気体を排出するための排気路27が設けてあり、この排気路27には流量制御自在かつ開閉自在の開閉弁29が配置してある。さらに、前記混合タンク5の排出口と前記発電セル9の燃料流入部はアノード側流入路31を介して接続してあり、かつ前記混合タンク5の排出口付近には、例えばニードルバルブのごとき流量制御部33が設けてある。そして、前記発電セル9の空気流入部と外気吸入口35は、例えばニードルバルブのごとき流量制御部36を有するカソード側流入路37を介して接続してある。
【0023】
上記構成において、制御回路の制御の下にポンプ7を駆動すると、ポンプ7の吸引口側が負圧になるので、発電セル9と接続したアノード側流出路23及びカソード側流出路25が負圧となり、前記混合タンク5からメタノール水溶液を発電セル9内に吸引供給すると共に前記外気吸入口35から空気を吸引供給することになる。
【0024】
そして、前記発電セル9における反応によって生じた水分,CO2,未反応の空気、メタノール水溶液等は前記ポンプ7の吸引口に吸引される。この際、燃料タンク3内のメタノールは流量制御弁17によって流量を制御されて吸引される。そしてポンプ7によって吸引された流体は流路21を経て混合タンク5へ流入される。
【0025】
混合タンク5においては、気液分離が行われ、分離された気体は排気路27から外部へ排気され、混合タンク5内のメタノール水溶液は、前記流量制御部33によって流量を制御され、アノード側流入路31を経て前記発電セル9へ供給されるものである。
【0026】
以上のごとき説明より理解されるように、この実施形態においては、混合タンク5に対する燃料の供給、発電セル9に対する混合液(メタノール水溶液)の供給及び前記発電セル9に対する空気の供給を、1台のポンプ7による吸引、吐出によって行うことができるものである。したがって、燃料電池装置1の全体的構成の構成要素を少なくできると共に全体的構成の小型化、コンパクト化を図ることが容易なものである。
【0027】
図2は第2の実施形態を示すもので、前記燃料タンク3を前記アノード側流入路31に接続した場合の例を示すものである。この場合、燃料タンク3の接続位置とポンプ7との間に発電セル9が位置するので、前記流路19の部分に小型の補助ポンプ39を設けることが望ましいものである。なお、補助ポンプ39を設けた場合には、構成要素として補助ポンプ39が増加するものの、前述と同様の効果を奏し得るものである。
【0028】
図3は第3の実施形態を示すものである。この実施形態においては、燃料タンク3を混合タンク5に接続した場合を例示するもので、この実施形態においては前記第2の実施形態と同様の効果を奏し得るものである。
【0029】
図4は、前述した燃料電池装置1における燃料タンク3,混合タンク5,ポンプ7及び発電セル9等の各種の構成要素をコンパクトにまとめてケース15内に格納した配置構成を示すものである。
【0030】
より詳細には、前記ケース15内は、ケース15内を区画する仕切りの一例としてのマニフォールド41によって発熱側領域43と平常温側領域45とに区画してあり、前記発熱側領域43内には、断熱空間47を介して前記発電セル9が配置してあると共に前記燃料タンク3が配置してある。前記断熱空間47は、発電セル9を発電に必要な約60℃〜80℃に保持する機能を奏し得れば良いものであって、例えば断熱材を設ける構成であっても良いものである。前記平常温側領域45内には前記ポンプ7,混合タンク5,前記蓄電池11(図示省略)及び回路基板13(図示省略)が配置してある。
【0031】
前記マニフォールド41は、図5に示すように、前記外気吸入口35を側面に開口して備えており、この外気吸入口35の部分には、気体の透過は許容するが液体の透過を阻止する機能を有する気液分離膜49が配置してあると共にフィルタ51が配置してある。そして、この外気吸入口35に前記カソード側流入路37が接続してある。
【0032】
さらに、前記マニフォールド41には、前記ポンプ7の吸引口側に接続した吸引路53が形成してあり、この吸引路53には、前記燃料タンク3に接続した流路19が接続してあると共に、前記アノード側流出路23及び前記カソード側流出路25が接続してある。
【0033】
また、前記マニフォールド41には、前記ポンプ7の吐出口側に接続した吐出路55が形成してあり、この吐出路55にはポンプ7側に接続した流路21が接続してあると共に前記混合タンク5側に接続した流路21が接続してある。すなわち前記吐出路55は前記流路21を構成するものである。マニフォールドにはタップが切られており、ポンプ等を直接固定できるようになっている。
【0034】
さらにまた、前記マニフォールド41には、通路57が形成してあり、この通路57には前記混合タンク5の排出口に接続した前記アノード側流出路31が接続してあると共に前記発電セル9に接続したアノード側流入路31が接続してある。すなわち、前記通路57は、前記アノード側流入路31を構成するものである。
【0035】
前記構成により、前述したように発電セル9に対してメタノール水溶液及び空気を供給して発電を行うことができるものである。発電セル9は、前記燃料タンク3,ケース15及び前記マニフォールド31によって周囲を囲繞されているので、発電セル9の発熱が周囲へ移動することを抑制でき、前記発電セル9を、発電に適正な約60℃〜80℃に保持し易いものである。
【0036】
前述したように、前記マニフォールド41は、前記外気吸入口35,吸引路53,吐出路55及び通路57の各種の接続路を内部に備えることによって、発電セル9に対する空気の流入路(外気吸入口35,カソード側流入路),ポンプ7と燃料タンク3,発電セル9のアノード側流出路23及びカソード側流出路25との接続路(吸引路53),及びポンプ7と混合タンク5との接続路(流路21)並びに混合タンク5と発電セル9との接続路(アノード側流入路31)の各種の接続路を集約した構成であるので、一種の流路接続部材を構成するものであり、各構成要素間の個別の配管が不要となり、各種の流路の接続を容易に行い得るものである。
【0037】
また、前記マニフォールド41によって発熱側領域43と平常温側領域45とに区画したことにより、前記マニフォールド41は前記各種接続路を備えた流路接続部材と前記発熱側領域43から平常温領域45への熱の移動を遮断する断熱材を兼ねる構成となるものであり、全体的構成の小型化、コンパクト化がより効果的に行われ得るものである。
【0038】
また、前記構成によれば、平常温側領域45は、前記マニフォールド41によって発電セル9を配置した発熱側領域43と区画してあるので、発電セル9の発熱の影響を受けることがないものである。さらに前記構成においては、外気吸入口35に気液分離膜49が配置してあるので、運転停止時に内部の液体が外部に漏れることを防止できると共に、外気の吸引時にはフィルタ51によって空気が濾過されることとなり、塵埃が内部に入ることを阻止することができるものである。
【0039】
ところで、運転停止時に内部から液体が外部に漏れることを防止する構成としては、図6に示すように、外気吸入口35の部分に開閉弁59を設け、運転停止時に開閉弁59を閉じる構成とすることも可能である。
【0040】
ところで、前記ケース15の姿勢が種々変化した場合であっても、前記燃料タンク3内の燃料の供給を行い得るように、前記燃料タンク3の内面には、図7に示すように、毛管現象によって前記流路19へ燃料63を集めることができるように、例えばスポンジ等のごとき多孔体61が配置してある。前記多孔体61は、燃料タンク3内面の全面に設けることが望ましい。しかし、燃料タンク3が種々の姿勢を取った場合であっても内部の燃料63が前記多孔体61に接触する構成であれば良く、燃料出口としての前記流路19の入口を接続又は没入した多孔体61を間にし、かつ当該多孔体61に接続した対向面に配置する構成、すなわち概略的にはコ字形状をなす三面にのみ多孔体61を配置した構成とすることも可能なものである。
【0041】
上記構成により、燃料タンク3が種々の姿勢を取った場合であっても、内部の燃料63と内面の多孔体61は常に接触した状態にあり、燃料出口としての前記流路19と多孔体61との接続部が負圧になると、毛管現象によって燃料63が前記流路19に流入するものである。よって、燃料タンク3が種々の姿勢を取った場合であっても安定した燃料供給を行い得るものである。
【0042】
また、前記混合タンク5には、図8に示すように、前記多孔体61と同様の多孔体65が内装してあり、この混合タンク5内の混合液(メタノール水溶液)の出口としての前記アノード側流入路31の入口は前記多孔体65に接続又は没入してある。
【0043】
気液流入部としての前記流路21の出口及び気体排出部としての前記排気路27の入口は前記混合タンク5内に備えた空間部67に臨出して設けてあり、前記流路21の出口は前記多孔体65に近接して配置してある。そして、前記流路21の出口と前記排気路27の入口との間には、前記流路21の出口から排気路27の入口へ流体が直線的に移動することを阻害するための直線移動阻害部69が設けてある。換言すれば、流路21の出口からの流体(気体)が排気路27の入口へ移動するときの移動経路が迂回路となるように構成してある。
【0044】
上記構成により、混合タンク65が種々の姿勢を取った場合であっても、アノード側流入路31の入口が負圧となることにより、混合タンク5内の混合液は多孔体65の毛管現象によってアノード側流入路31の入口側に流れてアノード側流入路31に吸入されるものである。したがって、混合タンク65が種々の姿勢を取った場合であっても、混合タンク65から発電セル9への混合液の供給を常に安定して行うことができ、安定した発電が行われ得るものである。
【0045】
さらに前記構成によれば、流路21から混合タンク5内に流入した気体と液体とが混合した気液二層流の流体のうち液体は、流路21の出口が多孔体65に近接して配置してあることにより、直ちに多孔体65に吸収されることとなり、気体と液体の分離が効果的に行われる。
【0046】
そして、気体は直線移動阻害部69を迂回して排気路27側に至り、当該排気路27から外部に排出されることになる。したがって、混合液の蒸気が外部へ排出されることを抑制でき、燃料の消費を抑制することができるものである。
【0047】
図9は、図4に示した配置構成の変形形態を示すもので、この構成は、燃料タンク3と混合タンク5とを接続し(図3に示した構成に相当する)、前記混合タンク5を、発熱側領域43と平常温側領域45とに亘って配置した構成であって、前記混合タンク5の排気路27側を前記平常温側領域45側に配置した構成である。この構成においても前述と同様の効果を奏し得るものである。
【0048】
図10は、図9に示した構成においては、ポンプ7を駆動するモータ(図示省略)に送風ファン71を設けて、送風ファン71の回転によって吸引した外気を混合タンク5の排出路27側部分に送風し、かつ前記排出路27の排気方向と同方向へ送風する構成としてなるものである。
【0049】
上記構成によれば、送風ファン71の回転によって平常温側領域45内に吸引した外気を混合タンク5の排出路27側部分へ送風して当該部分の冷却を行うことができる。したがって、混合タンク5から排気される気体を冷却することができ、排出される気体中の蒸気の量を少なくすることができるものである。よって、燃料の消費量を抑制することができるものである。
【0050】
また前記構成によれば、送風ファン71からの風が排気路27の排気方向と同方向に流出することにより、前記排気路27から排気された気体をケース15から効果的に遠去けることができ、例えば前記排気路27の出口付近での凝縮を効果的に防止できるものである。
【0051】
図11は、仕切りの一例としての前記マニフォールド41の変更形態を示すものである。この実施形態においては、前記ケース15内を前記発熱側領域43と平常温側領域45とに区画する仕切りとして仕切板81を設け、この仕切板81の適宜一側に前記各種の接続路を構成する複数の配管83(図11には2本のみ例示)を集約した構成を示すものである。
【0052】
前記仕切板81の枚数としては、図11(A),(B)に示すように、1枚でもよく、また、複数の配管83を間に配置するように、2枚の仕切板81を平行に設けた構成であってもよいものである。この場合、仕切板81は断面形状をコ字形状に形成しても良いものである。このように、2枚の仕切板81の間に配管83を配置することにより、配管83が乱れることを防止できるものである。
【0053】
なお、前記配管83を固定する構成としては固定具又は接着剤等を用いて仕切板81に固定する構成とすることも可能である。また、図11(A),(B)に示すように、仕切板81に設けた孔又はスリットに前記配管83を挿通して固定する構成とすることが望ましいものである。このように、配管83が仕切板81を貫通した構成とすることにより、仕切板81でもって配管83を固定する固定具を兼ねることとなり、固定具等を省略することができるものである。
【0054】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明によれば、燃料電池装置の各種構成要素を1つのケース内に格納するとき、構成の簡素化を図ることができると共に小型化、コンパクト化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る燃料電池装置の全体的構成を概念的、概略的に示した説明図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る燃料電池装置の全体的構成を概念的、概略的に示した説明図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る燃料電池装置の全体的構成を概念的、概略的に示した説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係る燃料電池装置の各構成要素を1つのケース内に格納したときの配置構成を示す説明図である。
【図5】マニフォールドと各種接続路の接続状態を示す説明図である。
【図6】マニフォールドにおける外気吸入口に開閉弁を設けた場合の説明図である。
【図7】燃料タンクの断面説明図である。
【図8】混合タンクの断面説明図である。
【図9】図4に示した配置構成の変形形態を示す説明図である。
【図10】図10に示した配置構成の変形形態を示す説明図である。
【図11】仕切りとして仕切板を用いた形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 燃料電池装置
3 燃料タンク
5 混合タンク
7 ポンプ
9 発電セル
15 ケース
19 流路
21 流路
23 アノード側流出路
25 カソード側流出路
27 排気路
31 アノード側流入路
35 外気吸入口
37 カソード側流入路
41 マニフォールド(仕切り)
43 発熱側領域
45 平常温側領域
49 気液分離膜
53 吸引路
55 吐出路
57 通路
61 多孔体
65 多孔体
67 空間部
69 直線移動阻害部
71 送風ファン
81 仕切板
83 配管
Claims (9)
- 燃料タンク、混合タンク、ポンプ及び発電セルを有する燃料電池装置において、前記燃料タンクから混合タンクへの燃料の供給、当該混合タンクから前記発電セルへの混合液の供給及び外気吸入口から前記発電セルへの外気の供給を、1個のポンプにより行う構成であることを特徴とする燃料電池装置。
- 燃料タンク、混合タンク、ポンプ及び発電セルを有する燃料電池装置において、前記混合タンク内面に多孔体を備え、混合液出口が前記多孔体に接続してあり、当該混合タンクに備えた気液流入部と気体排出部とを空間部によって接続してあることを特徴とする燃料電池装置。
- 請求項2に記載の燃料電池装置において、前記空間部内に、前記気液流入部から前記気体排出部への流体の直線的な移動を阻害するための直線移動阻害部を備えていることを特徴とする燃料電池装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池装置において、前記発電セルへ外気を吸入するために備えた外気吸入口に気液分離膜を備えたことを特徴とする燃料電池装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の燃料電池装置において、前記発電セルへ外気を吸入するために備えた外気吸入口に開閉自在のバルブを備えたことを特徴とする燃料電池装置。
- 請求項4又は5に記載の燃料電池装置において、前記外気吸入口にフィルタを備えていることを特徴とする燃料電池装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の燃料電池装置において、前記ポンプのモータにファンを備え、このファンからの送風によって前記混合タンクの一部を冷却する構成であることを特徴とする燃料電池装置。
- 請求項1又は2に記載の燃料電池装置において、前記混合タンクとポンプとを接続する接続路、前記ポンプと発電セルとを接続する接続路を備えた仕切りによって前記ケース内を、前記発電セルを配置した発熱側領域と平常温側領域とに区画してあることを特徴とする燃料電池装置。
- 請求項8に記載の燃料電池装置において、前記仕切りは外気吸入口を備えた構成であることを特徴とする燃料電池装置。
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