JP3963367B2 - 加湿ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加湿器を複数備えた加湿ユニットに関し、詳しくは複数の加湿器をレイアウトしてコンパクトに形成した加湿ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気自動車の動力源などとして、クリーンでエネルギ変換効率の優れた燃料電池(固体高分子型燃料電池)が注目されている。この燃料電池は、プロトン導電性の高分子電解質膜(PEM膜)を挟んで一側にカソード極を区画し、他側にアノード極を区画して構成されており、カソード極に供給される空気中の酸素と、アノード極に供給される燃料ガス中の水素との電気化学反応によって発電するものである。
ところで、プロトン導電性の固体高分子からなる電解質膜は加湿されることによりその性能を良好に発揮する。一方、電解質膜は、乾燥するとプロトン導電性が低下するとともに、最悪損傷につながることもある。このため、この種の燃料電池には、電解質膜の乾燥を防止すべく、供給される燃料ガスなどの加湿を行う加湿ユニットが設けられている。
【0003】
たとえば、燃料電池に供給される供給ガスと燃料電池から排出されるオフガスとの間で水分を移動させて供給ガスを加湿する加湿器を複数備えた加湿ユニットがある(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−117882号公報(第4ページ、図2)
【0005】
図6(a)は従来の加湿ユニットの斜視図であり、図6(b)は、(a)の加湿ユニットの平面図である。
図6(a)に示すように、この加湿ユニット100においては、加湿器101Eをその他の4本の加湿器101A,101C,101D(1本は背面側に隠れているため図示せず)で囲むように、5本の加湿器101A〜101Eを長手方向にそれぞれ並行になるように配置する。そして、図6(b)に示すように、一本の加湿器101Aを他の加湿器101C,101D,101Eから長手方向に位置をずらすことによって加湿器101A〜101Eの端部にスペースSを形成し、そのスペースSに空気オフガス通路102を加湿器101A〜101Eに直交するように設けている。
このように加湿ユニット100は、スペースSを利用して空気オフガス通路102を直交させて設けることで、たとえば、加湿器101A〜101Eから長手方向に沿って空気オフガス通路を設けるよりも、加湿器101A〜101Eの長手方向に沿う長さを短くすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記加湿ユニット100では、スペースSをガス通路にのみ活用していたので、このスペースSをさらに有効活用して、よりコンパクトな加湿ユニットとすることができないかが思案されていた。
ところで、この種の加湿ユニット100には、水素タンクからアノード加湿器101Aに燃料ガスである水素を供給するべく、エゼクタや遮断弁等を有する燃料ガス循環ユニット(水素循環ユニット)が設けられている。このような水素循環ユニットを加湿ユニット内に備えられるとよりコンパクトにまとめられる。
そこで、本発明は、複数の加湿器を適当なスペースが形成されるようにレイアウトして、そのスペースを有効活用するコンパクトな加湿ユニットを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、請求項1に記載の加湿ユニットは、燃料電池に供給される燃料ガスおよび空気を、前記燃料電池から排出される空気オフガスによってそれぞれ加湿するアノード加湿器およびカソード加湿器を備える加湿ユニットであって、前記アノード加湿器および前記カソード加湿器は、それぞれ長手方向に平行に、かつ、隣接させるとともに、その端面を互いに長手方向にずらして配設し、この長手方向にずらされることで前記アノード加湿器またはカソード加湿器の長手方向に沿った方向に形成されるスペースに、当該スペースの立体的なサイズと同じサイズの、前記アノード加湿器に燃料ガスを供給する前記燃料ガス循環ユニットを収容して配設していることを特徴とする。
【0008】
ここで、「燃料ガス循環ユニット」とは、水素が通る通路に設けられる複数の機器のうち、特定のものが一体となって構成されたものである。たとえば、遮断弁、レギュレータ、逆止弁、パージ弁等を含んだ(全部または一部を含んだ)機器のことをいう。
【0009】
請求項1に記載の加湿ユニットによれば、アノード加湿器、カソード加湿器をそれぞれ並行にずらして配置することで、複数本をひとまとまりにした加湿器の束の端部にスペースを形成し、そのスペースに、水素循環ユニットを備えることができる。そのため、加湿ユニットをコンパクトにすることができる。
なお、他方の端部に形成されるスペースを活用して、空気および燃料ガスが通流する通路を形成すると、加湿ユニット全体を、よりコンパクトにすることができる。
【0010】
また、この加湿ユニットにおいて、前記空気オフガスが、前記アノード加湿器と前記カソード加湿器の双方に直接排出される通路が形成されるように構成されていることが好ましい。このように構成すると、高湿潤ガスである空気オフガスが直接アノード加湿器およびカソード加湿器に供給されるため、それぞれの加湿器内において、水素または空気を効率的に加湿することができる。
さらに、この加湿ユニットにおいて、前記アノード加湿器および前記カソード加湿器は、その両端面を、それぞれずらして配設し、前記燃料ガス循環ユニットが設けられた端部とは反対側の端部のスペースに、前記燃料電池に供給される燃料の通路および空気の通路、並びに前記オフガスの通路を備えることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、燃料電池システムFCS全体について適宜図面を参照しながら説明する。参照する図面において、図1は燃料電池システムの説明図である。
まず、この燃料電池システムFCSにおける水素(燃料ガス)Hの流れについて説明する。
水素タンクT内に備えられた図示しない電磁弁と遮断弁31とを開放することで、水素タンクT内から放出される水素Hは、レギュレータ32によって、その圧力が調整される。この圧力調整された水素Hは、エゼクタ34を介して加湿器ユニットUに供給される。なお、エゼクタ34は、水素タンクTからの水素Hと燃料電池FCから戻ってくる水素Hを混合させて燃料電池FCに再供給して水素Hを循環させるものである。
【0012】
そして、加湿器ユニットUで加湿された水素Hは燃料電池FC内に供給され、そのうち化学反応しきれなかった余りの水素Hが逆止弁35を通るとともに、前記エゼクタ34によって加湿器ユニットUに戻され、再利用される。ここで、逆止弁35はエゼクタ34に向かって流れる水素Hの逆流を防止するものである。ちなみに、この燃料電池FCから排出する水素Hを加湿器ユニットUに戻す通路には、流体排出用のパージ弁36が設けられており、このパージ弁36で循環通路内の水素等を適宜系外に排出するようになっている。
【0013】
次に、空気Aの流れについて説明する。
スーパーチャージャSPで圧縮された高温の空気Aは、インタークーラICで冷却された後、加湿器ユニットUを介して燃料電池FCに供給される。
【0014】
そして、燃料電池FC内に供給された空気Aのうち化学反応しきれなかった余りの空気A(一般にオフガスと呼ばれ、多量の水分を含んでいる。)が、加湿器ユニットUでの水素Hや空気Aの加湿に利用される。その後、この加湿器ユニットUから出てくる空気Aは、背圧弁V2を介して排出される。
【0015】
最後に、冷却水の流れについて説明する。
冷却水CWは、温水ポンプHPによって燃料電池システムFCS内を循環しており、ラジエータRADで冷却された冷却水CWが、燃料電池FCに供給されるようになっている。
【0016】
次に、図面を参照して、本発明に係る加湿ユニットの詳細について説明する。参照する図面において、図2は、本実施形態に係る加湿ユニットの斜視図であり、図3は、本実施形態に係る加湿ユニットの平面ブロック構成図である。
なお、図2の加湿ユニットUの状態を基準に加湿ユニットUの方向性を定めて、以下、説明することとする。
【0017】
図2に示すように、加湿ユニットUは、燃料電池FCのアノード側に供給する水素Hを加湿するアノード加湿器1(1A,1B)と、燃料電池FCのカソード側に供給する空気Aを加湿するカソード加湿器2(2A,2B,2C)と、水素循環ユニット3と、水素Hおよび空気Aを燃料電池FCに供給する通路4,5と、燃料電池FCから排出される空気Aの通路6を備えて構成される。具体的には、手前側に2本のアノード加湿器1A,1Bが縦に並べて配設され、これらのアノード加湿器1A,1Bにカソード加湿器2Aがその背面側で隣接し、さらにその背面側でカソード加湿器2Aと隣接するようにカソード加湿器2B,2Cが縦に並べられ、この2本のアノード加湿器1A,1Bは3本のカソード加湿器2A,2B,2Cの平面位置を互いにその長手方向にずらして配設されている。
そして、図3に示すように、この2本のアノード加湿器1が3本のカソード加湿器2に対してその長手方向でずらして配設されることで生じたスペースに、水素循環ユニット(燃料ガス循環ユニット)3が配設されている。
【0018】
2本のアノード加湿器1A,1Bは、双方とも同一の構成であるため、以下、アノード加湿器1Aについて図4を参照しながら説明する。参照する図面において、図4(a)は、アノード加湿器の構成図であり、図4(b)は、アノード加湿器内のガス流路について説明する図である。
アノード加湿器1Aは、図4(a)に示すように、ハウジング11と、このハウジング11内に収納される中空糸膜束12とから構成される。
ハウジング11は、両端が開口された中空の円筒形状をしている。このハウジング11には、中空糸膜束12の両端部を固定したポッティング部13a,13bよりも内側の位置に開口部となる孔14in,14outがそれぞれに周方向に複数個設けてある。
【0019】
中空糸膜束12は、内側と外側とにそれぞれ通流させる流体間で水分の交換可能な複数の水透過型の中空糸膜HFを束ねたものである。中空糸膜束12をハウジング11に接着して固定してあるポッティング部13a,13bを設けることで、中空糸膜HFの内側の中空通路を通流する低湿潤状態のガス(燃料電池FCに供給するための水素H)と中空糸膜HFの外側を通流する高湿潤状態のガス(燃料電池FCから排出される空気(空気オフガス)A)とが混合しないようになっている。
尚、図4中の符号14inで示す複数の孔は、流体導入孔である空気オフガス導入孔として使用され、符号14outで示す複数の孔は、流体送出孔である空気オフガス送出孔として使用される。また、符号15inで示すハウジング11の一端に設けられた開口部は、水素導入口として使用され、符号15outで示すハウジング11の他端に設けられた開口部は、水素送出口として使用される。
【0020】
このように構成されたアノード加湿器1Aの作用について、図4(b)を参照しながら説明する。
燃料電池FCから排出され、空気オフガス導入孔14inから導入された空気A(高湿潤ガス)は、ハウジング11内で水分交換を行った後、空気オフガス送出孔14outから外部(カソード加湿器2)へと排出される。
一方、水素導入口15inから導入された水素Hは、各中空糸膜HFの内側を通る間に、中空糸膜HFの外側から毛管凝縮作用により中空糸膜HFの内側に移動してきている水分により加湿され、水素送出口15outから、燃料電池FCへと排出される。
【0021】
次に、3本のカソード加湿器2A,2B,2Cは、いずれも同一の構成であるため、以下、図5を参照しながら、カソード加湿器2Aについて説明する。図5(a)は、カソード加湿器の構成図であり、図5(b)は、カソード加湿器内のガス流路を説明する図である。
カソード加湿器2Aは、図5(a)に示すように、ハウジング21と、このハウジング21内に収納される中空糸膜束22と、中空糸膜束22の厚み方向の略中央部で中空糸膜束22よりも長手方向に短く伸張した有底の内部通路である配管23とから構成される。
ハウジング21は、両端が開口された中空の円筒形状をしている。このハウジング21の一端は空気導入口21in、他端は空気送出口21outになっており、中空糸膜束22の両端部を固定したポッティング部24a,24bよりも内側の位置に、周方向に円形の複数の孔で形成される空気オフガス送出孔25outが穿設されている。空気オフガス送出孔25outは、後記する配管23の空気オフガス導入孔23inとは反対側の位置に設けられる。
【0022】
内部通路である配管23は、円形の配管の一端を開口した空気A(空気オフガス)の入口である空気オフガス導入孔23in、他端を、図5(b)に示すように、閉じた底23aとした管から構成され、側壁の周方向には円形の複数の孔で形成される入口部23bが設けられている。
なお、配管23の長さは空気オフガス導入孔23inから入口部23bまでの長さが中空糸膜束22の長手方向の長さよりも短くなるように設けられる。
【0023】
このような構成を有するカソード加湿器2Aの作用について、図5(b)を参照しながら説明する。
アノード加湿器1の空気オフガス送出孔14outから排出され、空気オフガス導入孔23inから導入された空気A(空気オフガス)は配管23の入口部23b(つまりカソード加湿器2への入口)から中空糸膜束22の外側を通り、中空糸膜束22の各中空糸膜内を流れる空気A(低湿潤ガス)を加湿してハウジング21内の周方向に設けられた複数の孔である空気オフガス送出孔25outから外部へ出て行く。
一方、空気Aは、ハウジング21内の空気導入口21inからの空気A(空気オフガス)の流れに対して向流となるように導入され、ハウジング21内の中空糸膜束22の各中空糸膜内の内側を通る間に加湿され、ハウジング21の空気送出口21outから、燃料電池FCへ排出される。
【0024】
水素循環ユニット3は、水素Hが通る通路に設けられる複数の機器のうち、特定のものが一体となって構成されたものである。
図1に示すように、燃料電池システムFCSを構成する機器としてはいろいろなものがあるが、このうち、水素Hまたは空気Aが通る通路に設けられる遮断弁31、レギュレータ32、逆止弁35およびパージ弁36が、水素循環ユニット3を構成する機器であり、特許請求の範囲にいう「燃料ガス循環ユニット」に相当する。
【0025】
通路4は、アノード加湿器1から燃料電池FCに水素Hを供給する通路であり、通路5は、カソード加湿器2から燃料電池FCに空気Aを供給する通路であり、通路6は、燃料電池FCから排出される空気Aの通路であり、通路7は、アノード加湿器1での水素Hの加湿に利用された空気A(空気オフガス)をカソード加湿器2へ導入する通路である。
通路6は、燃料電池FCからアノード加湿器1に直接つながっているが、アノード加湿器1の手前で、通路7につながるバイパス通路6aが形成されている。このように構成することで、アノード加湿器1から通路7を通って排出された空気A(空気オフガス)のみでなく、燃料電池FCから直接排出された空気A(空気オフガス)が、カソード加湿器2に導入され、高い加湿効率を期待できる。
ちなみに、これらの通路4,5,6については、水素循環ユニット3が設けられる端部と反対側の端部に生じるスペースに、各加湿器1,2に隣接するように配置すると、加湿ユニット全体がコンパクトになる。
【0026】
以上のように構成された加湿ユニットによれば、以下の効果が得られる。
アノード加湿器1、カソード加湿器2をそれぞれ並行にずらして配置することで、複数本をひとまとまりにした加湿器1,2の束の端部にスペースを形成し、その端部のスペースに、水素循環ユニット3を備えることができる。そのため、加湿ユニットをコンパクトにすることができる。また、他方の端部のスペースに、水素Hまたは空気Aの通路4,5,6を形成すると、より一層コンパクトにすることができる。
また、アノード加湿器1、カソード加湿器2をそれぞれ並行にずらして配置することで、アノード加湿器1の空気オフガス送出孔14outからカソード加湿器2の空気オフガス導入孔23inまでの通路7の長さを、ずらさずに配置するより短く形成できる。そのため、空気Aが通路7を通流する時間も短縮でき、放熱しにくくなる。
【0027】
また、この加湿ユニットにおいて、空気A(空気オフガス)が、アノード加湿器1とカソード加湿器2の双方に直接排出されるような通路6aが形成されているため、空気A(空気オフガス)が直接アノード加湿器1およびカソード加湿器2に供給され、それぞれの加湿器内において、効率的に水素Hまたは空気Aを加湿することができる。
【0028】
以上、本発明の好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、アノード加湿器1では、中空糸膜HFの内側を水素Hが通流し、外側を空気A(空気オフガス)が通流する構成としたが、本発明はこれに限定されず、内側を空気A(空気オフガス)が通流し、外側を水素Hが通流するようにしても同様の効果が得られる。また、カソード加湿器2でも同様に、中空糸膜の外側と内側を流れるガスを逆にすることができる。
また、本実施の形態では、燃料電池FCから排出される空気A(空気オフガス)と燃料電池FCに供給される水素Hまたは空気Aの流れを向流としているが、並流に流してもよい。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に記載の加湿ユニットによれば、アノード加湿器、カソード加湿器をそれぞれ並行にずらして配置して形成したスペースに、水素循環ユニットを備えることができる。そのため、加湿ユニットをコンパクトにすることができる。
【0030】
請求項2に記載の加湿ユニットによれば、空気オフガスが直接アノード加湿器およびカソード加湿器に供給されるため、効率的にそれぞれの加湿器内において、水素または空気を加湿することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料電池システムの説明図である。
【図2】本実施形態に係る加湿ユニットの斜視図である。
【図3】本実施形態に係る加湿ユニットの平面ブロック構成図である。
【図4】(a)は、アノード加湿器の構成図であり、(b)は、アノード加湿器内のガス流路について説明する図である。
【図5】(a)は、カソード加湿器の構成図であり、(b)は、カソード加湿器内のガス流路を説明する図である。
【図6】(a)は従来の加湿ユニットの斜視図であり、(b)は、(a)の加湿ユニットの平面図である。
【符号の説明】
1(1A,1B) アノード加湿器
2(2A,2B,2C) カソード加湿器
3 水素循環ユニット
4,5,6 通路
FC 燃料電池
FCS 燃料電池システム
A 空気
H 水素(燃料ガス)

Claims (3)

  1. 燃料電池に供給される燃料ガスおよび空気を、前記燃料電池から排出される空気オフガスによってそれぞれ加湿するアノード加湿器およびカソード加湿器を備える加湿ユニットであって、
    前記アノード加湿器および前記カソード加湿器は、それぞれ長手方向に平行に、かつ、隣接させるとともに、その端面を互いに長手方向にずらして配設し、
    この長手方向にずらされることで前記アノード加湿器またはカソード加湿器の長手方向に沿った方向に形成されるスペースに、当該スペースの立体的なサイズと同じサイズの、前記アノード加湿器に燃料ガスを供給する前記燃料ガス循環ユニットを収容して配設していることを特徴とする加湿ユニット。
  2. 前記空気オフガスは、前記アノード加湿器と前記カソード加湿器の双方に直接排出される通路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の加湿ユニット。
  3. 前記アノード加湿器および前記カソード加湿器は、その両端面を、それぞれずらして配設し、
    前記燃料ガス循環ユニットが設けられた端部とは反対側の端部のスペースに、前記燃料電池に供給される燃料の通路および空気の通路、並びに前記オフガスの通路を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加湿ユニット。
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