JP2008243540A - 固体高分子電解質形燃料電池発電装置 - Google Patents

固体高分子電解質形燃料電池発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発電効率に優れた固体高分子電解質形燃料電池発電装置を提供すること。
【解決手段】固体高分子電解質膜11の両面に燃料極12及び空気極13が配置され、この燃料極12及び空気極13を冷却するための冷却水が通過する冷却水路を備えた冷却板14が配置された燃料電池本体10と、冷却水路から排出された直後の冷却水を回収する貯水槽41と、改質ガスを生成する改質器42と、空気極13に空気を供給する空気供給器43と、燃料電池本体10に供給する改質ガス及び/又は空気を加湿処理する加湿器20、30とを備え、加湿器20、30は、水透過膜23、33によって隔てられた被加湿ガス室22、32及び加湿水室21、31を有し、この加湿器の被加湿ガス室側に改質ガス又は空気を導入させ、加湿水室側に貯水槽41内の貯留水を導入するよう構成されている固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体高分子電解質膜を加湿するための加湿機構を備えた固体高分子電解質形燃料電池発電装置に関する。
固体高分子電解質形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)は、電解質に高分子膜を用いる燃料電池で、作動温度が低く取り扱い性に優れる、出力密度が高い、電池寿命が長いなどの特徴を有している。
図21は、燃料電池単セルの概略構造の一例を示す断面図である。保護シート2で支持された電解質膜1の両側に、燃料極3aと、空気極3bとが密着して配置されたMEA(膜・電極接合体)4外側を、ガス通路を備えたセパレータ5,5で挟持して電池単セル6が構成されている。なお、図中の7は、端面方向をシールする電極シール材である。
固体高分子電解質形燃料電池に用いられる電解質は、プロトン導電性のある高分子膜であり、水を含んだ湿潤状態にて高いイオン伝導性を示す。このため、通常は、改質ガスや空気などの各電極に供給するガス(以下、「反応ガス」と記す)に水蒸気を含ませ、加湿処理された反応ガスを各電極へ供給して電極反応を行っている。
反応ガスを加湿する方法の一つとして、加湿水を流通させる加湿水室と、反応ガスを流通させる被加湿ガス室とを水透過膜で隔離してなる加湿器を用いて反応ガスを加湿する方法が知られている。例えば、下記特許文献1には、固体高分子電解質形燃料電池に供給する原料ガスを調湿する装置において、燃料電池に流入する直前の上記原料ガスの流路と、燃料電池から流出した直後の冷却水の流路とを、水蒸気を透過するガス拡散膜で分離したことを特徴とする燃料電池の原料ガスの調湿装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、水素を含む燃料ガスが供給される燃料極と、酸素を含む酸化剤ガスが供給される酸素極と、該燃料極と該酸素極との間に挟装された電解質とからなる電極接合体がセパレータを介して複数個積層されて構成された燃料電池と、水溶性高分子を水に溶解した不凍液を前記燃料電池に供給し、該燃料電池を冷却する燃料電池冷却手段と、前記不凍液から水を分離し、その分離された水により、前記燃料電池に供給される前記燃料ガスおよび前記酸化剤ガスの少なくとも一方を加湿する供給ガス加湿手段とを備える燃料電池システムが開示されている。
特許第2670146号明細書 特開2004−164971号公報
反応ガスを加湿するには、加湿水を加温することが効果的である。このため、反応ガスの加湿量を多くするには、加湿器に供給する加湿水の温度を上げて加湿水の持つ熱エネルギーを多くするか、外部から加湿器に熱を与えるなどして加湿に使用できる熱量を増大させる必要がある。
このため、例えば、燃料電池本体の負荷が大きくなって反応ガスの需要量が増えた場合においては、加湿水の加熱に要するコストが増加して発電効率が低下したり、反応ガスの加湿量が不足して、電解質膜が乾燥し発電量が低下したりする傾向にあった。
したがって、本発明の目的は、反応ガスの加湿不足を抑制し、発電効率に優れた固体高分子電解質形燃料電池発電装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、固体高分子電解質膜の両面に燃料極及び空気極が配置され、この燃料極及び/又は空気極の外側に、前記燃料極及び前記空気極を冷却するための冷却水が通過する冷却水路を備えた冷却板が配置された燃料電池本体と、前記冷却水路から排出された直後の冷却水を回収する貯水槽と、原燃料である炭化水素類と改質水とを水蒸気改質反応して前記燃料極に供給する改質ガスを生成する改質器と、前記空気極に空気を供給する空気供給器と、前記燃料電池本体に供給する改質ガス及び/又は空気を加湿処理する加湿器とを備え、前記加湿器は、水透過膜を介して対向させた被加湿ガス室及び加湿水室を有し、前記被加湿ガス室に改質ガス又は空気を導入させ、前記加湿水室に前記貯水槽内の貯留水を導入するよう構成されていることを特徴とする。
燃料電池本体から排出される冷却水は、発電に伴う発熱によって昇温している燃料極及び空気極を冷却して、その際の熱交換によって加熱されている。このため、燃料電池本体から排出された直後の冷却水を回収することで、より温度の高い水を貯水槽に貯留することができる。したがって、この貯水槽に貯留した水を加湿水として使用することにより、加湿器に比較的温度の高い水を供給でき、燃料電池本体の負荷が大きくなって改質ガスや空気などの反応ガスの需要量が増えた場合であっても、反応ガスを加湿することができ、反応ガスの加湿不足を抑制できる。更には、加湿水の加熱に要する熱量を削減もしくはなくすことができるので、運転コストを低減でき、発電効率に優れる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、前記貯水槽内の貯留水を、改質水として前記改質器に供給するように構成されていることが好ましい。改質水を水蒸気改質反応に利用する際、水蒸気化させる必要がある。上述したように、本発明において、貯水槽に貯留される水は比較的温度が高いので、改質水の水蒸気化に要する熱量を低減でき、水蒸気改質反応に要する運転コストを低減できる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、前記貯水槽内の貯留水が、前記加湿器の加湿水室を通過した後、改質水として前記改質器へ供給されるように構成されていることが好ましい。改質ガスの加湿器では、加湿器の加湿水室を流通する加湿水に、改質ガス中の水素や二酸化炭素が溶解することがある。この水素や二酸化炭素の溶存している水を、燃料電池本体の冷却水として再利用した場合、冷却水に二酸化炭素が溶解すると冷却水の電気伝導度が上昇してしまうことから、燃料電池本体からリーク電流が流れ、発電効率が低下するおそれがある。また、この冷却水を、再度加湿水として利用に供し、空気の加湿器に導入された場合、空気に水素が混入し、クロスリークが生じてしまう。この態様によれば、水素や二酸化炭素が溶存している、改質ガスの加湿器から排出される加湿水を、冷却水として再利用することなく、改質器での改質水として消費するので、発電効率の低下や、クロスリークの発生を抑制できる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、前記貯水槽が、ヒータを内蔵し、前記貯水槽内部に貯留された貯留水を加温するように構成されていることが好ましい。この態様によれば、貯水槽にヒータを内蔵して貯留水を加熱するので、貯水槽内に貯留された水に対し、燃料電池本体の発電量によらず加湿に使用しうる程度の熱量を付与できる。このため、改質ガスや空気の需要量が増加した場合であっても、加湿不足を抑制できることから、発電効率を損なうことなく長期にわたって安定した発電出力が得られる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、燃料電池発電装置の発電効率が最大となるようにヒータ消費電力を制御することが好ましい。この態様によれば、燃料電池の発電効率が最大となるようヒータの発熱量を制御するので、燃料電池発電装置の発電効率を低下させることなく運転することができる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、前記貯水槽内の貯留水の温度が予め定めた温度以下となった時、前記ヒータからの発熱量を増加させ、前記貯水槽内の貯留水の温度が予め定めた温度以上となった時、前記ヒータからの発熱量を低減させることが好ましい。この態様によれば、加湿水の過剰加熱を抑制できるので、加熱に要するコストを低減できる。そして、加湿器に一定温度の加温された貯留水を供給でき、改質ガス及び空気の加湿量が安定して、安定した発電出力が得られる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、前記加湿器が熱交換器を更に備え、この熱交換器に前記燃料電池本体の燃料極側及び/又は空気極側から排出されるオフガスを導入させて、前記加湿水室内の加湿水と熱交換するように構成されていることが好ましい。この態様によれば、燃料電池本体の電極から排出されるオフガスは比較的高温であるので、オフガスを加湿水と熱交換させることで加湿に要する熱を供給できる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、前記加湿器が改質ガスの加湿器であって、前記熱交換器に前記燃料電池本体の空気極側から排出されるオフガスを導入させて、前記加湿水室内の加湿水と熱交換するように構成されていることが好ましく、この改質ガスの加湿器が、前記燃料電池本体の空気極のオフガス排出側に連設されていることがより好ましい。この態様によれば、改質ガスの加湿器を、空気極のオフガス排出側に連設することで、オフガスの放熱を抑制して比較的高温のオフガスを熱交換器へ導入できる。更に、燃料電池本体と加湿器とを一体化することで、固体高分子電解質形燃料電池発電装置をよりコンパクトにできる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、前記加湿器が空気の加湿器であって、前記熱交換器に前記燃料電池本体の燃料極側から排出されるオフガスを導入させて、前記加湿水室内の加湿水と熱交換するように構成されていることが好ましく、この空気の加湿器が、前記燃料極のオフガス排出側に連設されていることがより好ましい。この態様によれば、空気の加湿器を、燃料極のオフガス排出側に連設することで、オフガスの放熱を抑制して比較的高温のオフガスを熱交換器へ導入できる。更に、燃料電池本体と加湿器とを一体化することで、固体高分子電解質形燃料電池発電装置をよりコンパクトにできる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、前記加湿器が、片面に加湿水流通溝が形成されており裏面にオフガス流通溝が形成されている第1加湿プレートと、ガス流通溝が形成されている第2加湿プレートとで前記水透過膜が挟持され、前記加湿水流通溝及び前記ガス流通溝が、前記水透過膜を介して対向していることが好ましい。この態様によれば、オフガス流通溝が熱交換器となり、加湿水流通溝が加湿水室となり、ガス流通溝が被加湿ガス室となる。すなわち、オフガス流通溝に燃料電池から排出されるオフガスを流通させ、加湿水流通溝に加湿水を流通させ、ガス流通溝に空気又は改質ガスを流通させることで、加湿水流通溝を流通する加湿水がオフガス流通溝を流通するオフガスと熱交換されて加熱されるので、ガス流通溝を流通する空気や改質ガスを加湿し易くなり、燃料電池に加湿処理された改質ガスや空気をより効率的に供給できる。
また、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置は、前記加湿プレートが、カーボン材料で構成されていることが好ましい。
本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置によれば、燃料電池本体から排出された直後の冷却水を回収するので、より温度の高い水を貯水槽に貯留することができる。そして、この貯水槽に貯留した水を加湿水として使用することにより、加湿器に比較的温度の高い水を供給できるので、燃料電池本体の負荷が大きくなって反応ガスの需要量が増えた場合であっても、反応ガスを加湿することができる。更には、加湿水の加熱に要する熱量を削減もしくはなくすことができるので、発電効率に優れる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置の第1の実施形態について、図1〜4に基づいて説明する。以下の実施形態では水透過膜として平板状膜を用いた場合について具体的に説明するが、水透過膜としては平板状膜に限らず、汎用的なものを利用することができる。
図1は、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置の概略構成図である。図2は、水透過膜として平板状膜を用いた場合の加湿セルユニットを構成する第1加湿プレート51の水透過膜53に対向する面の平面図である。図3は、同加湿セルユニットを構成する第2加湿プレート52の水透過膜53に対向する面の平面図である。図4は、同加湿プレート51、52のA−A線に沿った加湿セルユニットの側断面図である。
燃料電池本体10は、固体高分子電解質膜11と、この両側に配置された燃料極12及び空気極13と、燃料極12及び空気極13を冷却するための冷却水を流通させる冷却水路を備えた冷却板14とで主に構成されている。
固体高分子電解質膜11としては特に限定はなく、従来公知の固体高分子電解質形燃料電池に用いられるものが使用でき、例えば、パーフルオロスルホン酸ポリマーなどが挙げられる。
燃料極12の改質ガス導入側は、改質ガス加湿器20の被加湿ガス室22から伸びた配管L1が接続している。
また、燃料極12のオフガス排出側からは配管L2が伸び、オフガス(改質ガス)を図示しない次工程へ供給あるいは大気中に排気するように構成されている。
空気極13の空気導入側は、空気加湿器30の被加湿ガス室32から伸びた配管L3が接続している。
また、空気極13のオフガス排出側からは配管L4が伸びて気液分離器15に接続している。この気液分離器15は、空気極13から排出されるオフガス(空気)に含まれる水分を気液分離処理して一時的に貯留させ、気体(空気)を上部に設けられた通気配管L13から系外へ排出できるように構成されている。また、気液分離器15には、外部供給水配管L19と、オーバーフロー配管L20が接続しており、内部に一定量の水を貯水できるように構成されている。
冷却板14の冷却水導入口側は、冷却水熱交換器40から伸びた配管L5が接続している。この冷却水熱交換器40には、外部冷却水を流通させる配管L15が接続している。
また、冷却板14の冷却水排出側からは配管L6が伸び、冷却板14から排出した直後の冷却水を貯水槽41に貯留できるように構成されている。この貯水槽41には、ヒータ45が内蔵されている。また、貯水槽41には、気液分離器15の下部から伸びた、途中にイオン交換樹脂16の配置された配管L14が接続している。
加湿器20(30)は、加湿水室21(31)と被加湿ガス室22(32)とを備え、水透過膜23(33)によってそれぞれ区画されている。
図2〜4を併せて参照すると、この実施形態では、加湿器20(30)は、加湿水流通溝50aの形成された第1加湿プレート51と、ガス流通溝50bの形成された加湿プレート52とで、保護基材53a,53aを両側面に配置された水透過膜53を挟持させ、加湿水流通溝50aとガス流通溝50bとを水透過膜53を介して対向させた加湿セルユニット54を複数積層させて形成されている。すなわち、加湿水流通溝50aと水透過膜53とで構成された空隙が加湿水室21(31)であり、ガス流通溝50bと水透過膜53とで構成された空隙が被加湿ガス室22(32)である。
なお、第1加湿プレート51及び第2加湿プレート52には、加湿水導入口55と、加湿水排出口56と、被加湿ガス導入口57と、加湿ガス排出口58とがそれぞれ配置されている。また、図4における53bはシール材である。
加湿プレートの材質としては特に限定はなく、耐食性に優れるとの理由により、カーボン材料で構成されていることが好ましい。より具体的には、炭素粉末と樹脂を混合した材料をモールド成形により板状に成形したものがより好ましい。炭素粉末としては、燐片状黒鉛粉を用い、樹脂としては、フェノール樹脂を用いることが好ましい。
水透過膜53の材質としては、パーフルオロスルホン酸ポリマー、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニルスルホンなどが挙げられ特に限定はない。また、水透過膜の形状としては、この実施形態では平板状膜として用いているが、中空糸膜など平板状膜以外の形状であっても好ましく用いることができる。例えば水透過膜として中空糸膜を用いた場合の改質ガス加湿器として用いる加湿器の断面図を図5に示す。また、水透過膜53の具体例としては、外径1mm、内径0.7mm、全長15cm、材質パーフルオロスルホン酸ポリマーからなる中空糸膜を1600本ユニット化したものなどが挙げられる。図5では、中空糸膜の外側を加湿水室21とし、内側を被加湿ガス室22としているが、中空糸膜の内側を加湿水室21とし、外側を被加湿ガス室22とする構成としてもよい。また、中空糸膜の代替として、中空糸膜より管径の太いチューブラー膜を使用してもよい。
改質ガス加湿器20の加湿水室21の加湿水供給側は、貯水槽41から伸びた配管L7が接続している。この配管L7は、途中ポンプP1が配置されている。また、改質ガス加湿器20の加湿水室21の加湿水排出側からは配管L8が伸び、改質器42の改質原料投入側に接続している。この改質器42の改質原料投入側には、炭化水素類の供給配管L18が接続している。
改質ガス加湿器20の被加湿ガス室22の被加湿ガス供給側は、改質器42の改質ガス排出側から伸びた配管L9が接続している。また、改質ガス加湿器20の被加湿ガス室22の加湿ガス排出側からは配管L1が伸び、燃料電池本体10の燃料極12に接続している。
空気加湿器30の加湿水室31の加湿水供給側は、貯水槽41から伸びた配管L10が接続している。この配管L10は、途中ポンプP2が配置されている。また、加湿水室31の加湿水排出側からは配管L11が伸び、冷却水熱交換器40に接続している。
空気加湿器30の被加湿ガス室32の被加湿ガス供給側は、空気ブロア43から伸びた配管L12が接続している。また、空気加湿器30の被加湿ガス室32の加湿ガス排出側からは配管L3が伸び、燃料電池本体10の空気極13に接続している。
次に、この固体高分子電解質形燃料電池発電装置の動作について説明する。
まず、炭化水素類と水とを改質器42に供給して水蒸気改質反応を行い、水素に富む改質ガスを生成させる。ここで生成された改質ガスは、図2、3に示した被加湿ガス導入口57から改質ガス加湿器20の被加湿ガス室22に導入される。
改質ガス加湿器20では、加湿水導入口55から加湿水室21に導入された加湿水が、加湿水室21(加湿水流通溝50a)の流通過程において、水透過膜23を通過して被加湿ガス室22側へ移行し、被加湿ガス室22(ガス流通溝50b)を流通する空気を加湿する。そして、加湿ガス排出口58から加湿された改質ガス(加湿改質ガス)が取り出され、配管L1から燃料電池本体10の燃料極12へ供給される。
そして、加湿水排出口56から排出される加湿に使用されず残った水は、配管L8を通って改質器42へ導入され、炭化水素類との改質反応に用いられる。加湿水室21を流通する加湿水は、改質ガス中の水素や二酸化炭素が溶解することがあるので、加湿水室21から排出される加湿水を燃料電池本体10の冷却水として再利用したり、空気の加湿水として再利用した場合、発電効率の低下や、クロスリークが発生しやすい。このため、加湿水室21から排出される加湿水を改質器42での改質水として消費することで、発電効率の低下や、クロスリークの発生を抑制できる。また、空気加湿器30では、ブロア43から供給される空気が、被加湿ガス導入口57から空気加湿器30の被加湿ガス室32に導入される。また、配管L10を通って加湿水導入口55から加湿水室31に導入された加湿水が、加湿水室31の流通過程で水透過膜33を通過して被加湿ガス室32側へ移行し、被加湿ガス室32を流通する空気を加湿する。そして、配管L3から加湿された空気(加湿空気)が取り出され、燃料電池本体10の空気極13へ供給される。
そして、加湿水室31の加湿水排出口56から排出される加湿水は、冷却水熱交換器40にて熱交換し、燃料電池本体10の冷却水として再利用する。
燃料電池本体10では、燃料極12に供給された加湿改質ガスと、空気極13に供給された加湿空気とを電気化学反応させて発電電力を得る。この時、燃料電池本体10は、電気化学反応に伴なう発熱によって昇温するため、冷却板14に設けられた冷却水路に冷却水を流通させて、燃料電池本体10の温度を発電最適温度(約80℃)に維持させる。
本発明においては、冷却板14から排出された直後の冷却水を貯水槽41に回収し、この水を加湿水として使用する。冷却板14から排出される水は、発電に伴う発熱によって昇温している燃料極12及び空気極13を冷却し、その際の熱交換によって加熱されているので、冷却板14から排出された直後の冷却水を回収することで、放熱による冷却を抑制し、より温度の高い水を貯水槽41に貯留することができる。
また、冷却板14から排出される水の温度は、燃料電池本体10の発電量によって影響を受けることから、発電量が低い場合においては、貯水槽41に貯留される貯留水の温度が低い場合がある。この場合、貯水槽41では、ヒータ45を作動させて、槽内の貯留水を加温することが好ましく、貯水槽41内の貯留水の温度が予め定めた温度以下となった時、ヒータ45の発熱量を増加させ、貯水槽41内の貯留水の温度が予め定めた温度以上となった時、ヒータ45の発熱量を低減させることがより好ましい。具体的には、貯水槽41内の貯留水の温度が75℃以下で定めた下限温度以下となった時、ヒータ45からの発熱量を増加させ、貯水槽41内の貯留水の温度が85℃〜100℃で定めた上限温度以上となった時、ヒータ45の発熱量を低減もしくはヒータ45を停止することが好ましい。ヒータ45を作動させて貯水槽41内の貯留水を加温することで、加湿器20(30)での改質ガスや空気の加湿効率が向上し、改質ガスや空気の流量を増加した場合であっても十分加湿でき、更には改質ガス及び空気の加湿量が安定するので、発電効率を損なうことなく長期にわたって安定した発電出力が得られる。
また、ヒータ45の消費電力は、燃料電池発電装置の発電効率が最大となるように制御することが好ましい。
燃料電池発電装置の発電効率(η)を以下の式により定義する。
η=(燃料電池発電装置発電量(kWh)×3.6)/燃料電池燃料供給量(MJ)
発電効率(η)が高い電池ほど良い電池であるので、発電量が一定ならば、燃料供給量が少ない方が効率は高くなる。従って、発電量と燃料供給量をモニタしておき,発電量が一定のまま、燃料供給量がなるべく少なくなるようにタンクのヒータ消費電力を制御することが望ましい。具体的な制御方式としては、入力を発電効率(η)、出力をヒータ消費電力とする離散的なPID制御を行うことが望ましい。
このように、燃料電池の発電効率が最大となるようヒータ45の発熱量を制御することで、燃料電池発電装置の発電効率を低下させることなく運転することができる。
そして、燃料極12から排出されるオフガスは、大気中に放流あるいは、改質器42の併設された図示しない燃焼器に供給されて燃焼原料として用いられる。また、空気極13から排出されるオフガスは、気液分離器15へ導入してオフガス中に含まれている水分を回収され、貯水槽41へ供給される。ただし、貯水槽41へは、貯水槽41の水位が所定レベル以下となった場合のみ供給することが好ましい。
このように、本発明の固体高分子電解質形燃料電池発電装置によれば、燃料電池本体10から排出された直後の冷却水を貯水槽41で回収し、これを加湿水として使用するので、加湿器20(30)に比較的温度の高い水を供給できる。このため、燃料電池本体10の負荷が大きくなって改質ガスや空気の需要量が増えた場合であっても、改質ガスや空気を十分加湿することができる。そして、加湿水の加熱に要する熱量を削減もしくはなくすことができるので、運転コストが低減され、発電効率に優れる。
(第2の実施形態)
次に、図6〜20を参照して、本発明による固体高分子電解質形燃料電池発電装置の第2の実施形態を説明する。図6は、同固体高分子電解質形燃料電池発電装置の概略構成図である。図7は、同固体高分子電解質形燃料電池発電装置の改質ガス加湿器及び熱交換器の分解斜視図である。図8は、第1加湿プレートとの間で熱交換器を構成する第1中間分配板の燃料電池本体側を示す平面図である。図9は、同第1中間分配板の第1加湿プレート側を示す平面図である。図10は、改質ガス加湿器を構成する第1加湿プレートの第1中間分配板側を示す平面図である。図11は、同第1加湿プレートの水透過膜側の平面図である。図12は、改質ガス加湿器を構成する第2加湿プレートの水透過膜側の平面図である。図13は、改質ガス加湿器の図10〜12のB−B線に沿った断面図である。図14は、同固体高分子電解質形燃料電池発電装置の空気加湿器及び熱交換器の分解斜視図である。図15は、第1加湿プレートとの間で熱交換器を構成する第2中間分配板の燃料電池本体側を示す平面図である。図16は、同第2中間分配板の第1加湿プレート側を示す平面図である。図17は、空気加湿器を構成する第1加湿プレートの第2中間分配板側の平面図である。図18は、同第1加湿プレートの水透過膜に対向する面の平面図である。図19は、空気加湿器を構成する第2加湿プレートの水透過膜に対向する面の平面図である。図20は、同空気加湿器の図17〜19のC−C線に沿った断面図である。なお、図8,9,10,11、12、15、16,17、19において、薄く塗りつぶした領域は、貫通孔ではなく、凹部をなしていることを意味している。また、この実施形態の基本的な構成は、上記第1の実施形態と同一であるため、第1の実施形態の固体高分子電解質形燃料電池発電装置と同一部分には、同符号を付してその説明を省略することとする。
図6に示すように、この固体高分子電解質形燃料電池発電装置では、改質ガス加湿器20’に熱交換器25が設けられている。そして、この熱交換器25には、燃料電池本体10の空気極13側から伸びる通路L4が接続しており、空気極13から排出されるオフガス(空気)を導入して、加湿水室21内の加湿水を加温できるように構成されている。また、熱交換器25で熱交換されたオフガスの排出口は、配管L21を介して、気液分離器15に接続されている。
また、空気加湿器30’にも熱交換器35が設けられている。この熱交換器35には、燃料電池本体10の燃料極12側から伸びる通路L2が接続しており、燃料極12から排出されるオフガス(改質ガス)を熱交換器35に導入して、加湿水室31内の加湿水を加温できるように構成されている。また、熱交換器35で熱交換された上記オフガスの排出口は、配管L22に接続されて、図示しない次工程へ供給あるいは大気中に排気するように構成されている。
なお、図6は、装置構成を概念的に示す概略構成図であるため、個々の装置の実際の配置を示すものではない。
そして、この実施形態では、図7に示すように、燃料電池本体10の片面に隣接して熱交換器25及び改質ガス加湿器20’が配置され、図14に示すように、燃料電池本体10の上記と反対側の面に隣接して熱交換器35及び空気加湿器30’が配置されている。
そこで、まず上記熱交換器25及び改質ガス加湿器20’について説明すると、図7に示すように、これらが配置される燃料電池本体10の片面には、冷却水導入口101と、改質ガス導入口103と、空気極13からのオフガス排出口102とが設けられている。
改質ガス加湿器20’は、第1加湿プレート81と、水透過膜23と、第2加湿プレート82とから構成されており、第1加湿プレート81は、第1中間分配板90を介して、燃料電池本体10の上記片面に連結されている。熱交換器25は、第1加湿プレート81と第1中間分配板90とで構成されている。
第1中間分配板90について説明すると、図8は第1中間分配板90の燃料電池本体10側の面90aを示し、図9は第1中間分配板90の第1加湿プレート81側の面90bを示している。
第1中間分配板90には、配管L5(図6参照)に接続された冷却水導入路91aと、冷却水導入口91とが設けられている。冷却水導入路91aは、第1中間分配板90の一側面上部に開口し、該板厚内を通って冷却水導入口91に連通している。冷却水導入口91は、図8に示すように、第1中間分配板90の燃料電池本体10側の面90aから見て凹状をなし、燃料電池本体10の冷却水導入口101に連通している。したがって、図7の矢印イに示すように、冷却水は、配管L5から冷却水導入路91aを通って冷却水導入口91に導入され、更に燃料電池本体10の冷却水導入口101に流入するようになっている。
また、第1中間分配板90には、配管L7から改質ガス加湿器20’を通って排出される加湿水が流入する加湿水排出口92と、この加湿水排出口92に連通する加湿水排出路92aが形成されている。加湿水排出口92は、図9に示すように、第1中間分配板90の第1加湿プレート81側の面90bから見て凹状をなし、加湿水排出路92aは、第1中間分配板90の板厚内を通って一側面下部に開口し、配管L8(図6参照)を介して、気液分離器15に連結されている。
また、第1中間分配板90には、加湿ガス排出口94が貫通形成されており、この加湿ガス排出口94は、燃料電池本体10の改質ガス導入口103に連通されている。
更に、第1中間分配板90には、オフガス導入口93が貫通形成されており、このオフガス導入口93は、燃料電池本体10の空気極に連通するオフガス排出口102に連通するようになっている。
次に、第1加湿プレート81について説明すると、図10は第1加湿プレート81の第1中間分配板90側の面81aを示し、図11は第1加湿プレート81の水透過膜23側の面81bを示している。
図7、10に示すように、第1加湿プレート81の第1中間分配板90側の面81bには、前記第1中間分配板90のオフガス導入口93に連通するオフガス導入用凹部86と、このオフガス導入用凹部86に一端を連結された複数本の平行なオフガス流通溝80cと、このオフガス流通溝80cの他端が連結された、貫通孔からなるオフガス排出口87aとが設けられている。また、前記第1中間分配板90の加湿水排出口92に連通する加湿水排出口85が形成されている。更に、前記第1中間分配板90の加湿ガス排出口94に連通する加湿ガス排出口89aが設けられている。
図7,11に示すように、第1加湿プレート81の水透過膜23側の面81aには、加湿水導入用凹部84aと、この加湿水導入用凹部84aに一端を連結された複数本の平行な加湿水流通溝80aと、この加湿水流通溝80aの他端が連結された、貫通孔からなる加湿水排出口85とが設けられている。なお、加湿水流通溝80aは、図6における加湿水室21をなしている。また、前記オフガス排出口87aと、前記加湿ガス排出口89aとが開口している。
次に、第2加湿プレート82について説明すると、図12は第2加湿プレート82の水透過膜23側の面82aを示している。
図7、12に示すように、第2加湿プレート82には、配管L9(図6参照)に連結された、貫通孔からなる被加湿ガス導入口88と、この被加湿ガス導入口88に一端を連結されたジグザグ状の通路からなる改質ガス流通溝80bと、この改質ガス流通溝80bの他端が連結された加湿ガス排出凹部89bとが設けられている。なお、改質ガス流通溝80bは、図6における被加湿ガス室22をなしている。加湿ガス排出凹部89bは、第1加湿プレート81の加湿ガス排出口89aに連通している。また、前記第1加湿プレート81の加湿水導入用凹部84aに連通する貫通孔からなる加湿水導入口84bと、前記第1加湿プレート81のオフガス排出口87aに連通する貫通孔からなるオフガス排出口87bとが形成されている。
そして、図7に示すように、第1中間分配板90と、第1加湿プレート81と、水透過膜23と、第2加湿プレート82とを積層することによって、図13に示すように、第1中間分配板90と第1加湿プレート81との間にオフガス流通溝80cからなるオフガスの通路が構成され、第1加湿プレート81と水透過膜23との間に加湿水流通溝80aからなる加湿水の通路が構成され、水透過膜23と第2加湿プレート82との間に、改質ガス流通溝80bからなる改質ガスの通路が構成される。なお、各プレートの間には、シール材53bが配置されて気密性が保持されている。そして、第1中間分配板90と第1加湿プレート81との間に熱交換器25が構成され、第1加湿プレート81と水透過膜23と第2加湿プレート82とによって、改質ガス加湿器20’が構成されている。
この改質ガス加湿器20’では、加湿水が、第7,11図中の矢印ロで示すように、第2加湿プレート82の加湿水導入口84bから導入され、第1加湿プレート81の加湿水導入用凹部84a、加湿水流通溝80aを通り、更に加湿水排出口85、92を通って、加湿水排出路92aから排出される。この加湿水排出路92aは、配管L8に接続されており、排出された加湿水は、配管L8を通って改質器42に送られ、改質水として利用される。
また、改質器42から配管L9を通して供給された改質ガスは、第7,12図中の矢印ハで示すように、第2加湿プレート82の被加湿ガス導入口88から導入され、改質ガス流通溝80bを通り、そこで、前記第1プレート81の加湿水流通溝80aを通る加湿水と水透過膜23を通して接触し、加湿された改質ガスとなる。この加湿された改質ガスは、加湿ガス排出凹部89b、加湿ガス排出口89a、94を通り、燃料電池本体10の改質ガス導入口103に導入されて、燃料極12に送られる。
更に、燃料電池本体10の空気極13から、オフガス排出口102を通って排出されるオフガスは、図7,10中の矢印ニで示すように、第1中間分配板90のオフガス導入口93を通って、第1加湿プレート81のオフガス導入用凹部86に導入され、オフガス流通溝80cを通って、オフガス排出口87aから、第2加湿プレート82のオフガス排出口87bから排出される。そして、オフガス流通溝80cを通るときに、第1加湿プレート81の裏面側の加湿水流通溝80aを通る加湿水と熱交換し、加湿水を加熱する。
次に、前記熱交換器35及び空気加湿器30’について説明すると、図14に示すように、これらは、燃料電池本体10の前記熱交換器25及び改質ガス加湿器20’が設けられた面とは反対側の面に配置されている。燃料電池本体10の上記反対側の面には、冷却水排出口104と、燃料極12からのオフガスの排出口105と、空気導入口106とが設けられている。
空気加湿器30’は、第1加湿プレート61と、水透過膜33と、第2加湿プレート62とから構成されており、第1加湿プレート61は、第2中間分配板70を介して、燃料電池本体10の上記反対側の面に連結されている。熱交換器35は、第1加湿プレート61と第2中間分配板70とで構成されている。
第2中間分配板70について説明すると、図15は第2中間分配板70の燃料電池本体10側の面70aを示し、図16は第2中間分配板70の第1加湿プレート61側の面70bを示している。
第2中間分配板70には、燃料電池本体10の冷却水排出口104に連通する冷却水排出口71と、この冷却水排出口71に一端が連通し、他端が第2中間分配板70の側面下部に開口した冷却水排出路71aとが形成されている。冷却水排出口104は、面70a側から見て凹状をなし、冷却水排出路71aは、第2中間分配板70の板厚内を通るように形成され、その開口部には図6の配管L6が連結されている。したがって、図14の矢印ホに示すように、燃料電池本体10の冷却水排出口104から排出される冷却水は、冷却水排出口104を通り、更に冷却水排出路71aを通って、図6の配管Lに流れ込み、貯水槽41に送られるようになっている。
また、第2中間分配板70には、配管L10(図6参照)に連結された加湿水導入路72aと、この加湿水導入路72aに連結された加湿水導入口72とが設けられている。加湿水導入路72aは、第2中間分配板70の側面上部に開口し、板厚内を通って加湿水導入口72に連通しており、加湿水導入口72は、面70b側から見て凹状をなしている。
また、第2中間分配板70には、加湿ガス排出口74が貫通形成されており、この加湿ガス排出口74は、燃料電池本体10の空気導入口106に連通されている。
更に、第2中間分配板70には、燃料電池本体10の燃料極12からの排出口105に連通するオフガス導入口73が貫通形成されており、このオフガス導入口73は、第1加湿プレート61のオフガス導入用凹部66に連通するようになっている。
次に、第1加湿プレート61について説明すると、図17は第1加湿プレート61の第2中間分配板70側の面61bを示し、図18は第1加湿プレート61の水透過膜33側の面61aを示している。
図14、17に示すように、第1加湿プレート61の第2中間分配板70側の面61bには、前記第2中間分配板70のオフガス導入口73に連通するオフガス導入用凹部66と、このオフガス導入用凹部66に一端を連結された複数本の平行なオフガス流通溝60cと、このオフガス流通溝60cの他端が連結された、貫通孔からなるオフガス排出口67aとが設けられている。また、前記第2中間分配板70の加湿水導入口72に連通する加湿水導入口64が貫通形成されている。更に、前記第2中間分配板70の加湿ガス排出口74に連通する加湿ガス排出口69aが設けられている。
図14,18に示すように、第1加湿プレート61の水透過膜33側の面61aには、前記加湿水導入口64に一端を連結された複数本の平行な加湿水流通溝60aと、この加湿水流通溝60aの他端が連結された加湿水排出用凹部65aとが設けられている。上記加湿水流通溝60aが、図6における加湿水室31をなしている。また、前記オフガス排出口67aと、前記加湿ガス排出口69aとが開口している。
次に、第2加湿プレート62について説明すると、図19は第2加湿プレート82の水透過膜33側の面62aを示している。
図14、19に示すように、第2加湿プレート62には、配管L12(図6参照)に連結された、貫通孔からなる被加湿ガス導入口68と、この被加湿ガス導入口68に一端を連結されたジグザグ状の通路からなる空気流通溝60bと、この空気流通溝60bの他端が連結された加湿ガス排出凹部69bとが設けられている。なお、空気流通溝60bは、図6における被加湿ガス室32をなしている。加湿ガス排出凹部69bは、第1加湿プレート61の加湿ガス排出口69aに連通している。また、前記第1加湿プレート61の加湿水排出用凹部65aに連通する貫通孔からなる加湿水排出口65bと、前記第1加湿プレート61のオフガス排出口67aに連通する貫通孔からなるオフガス排出口67bとが形成されている。
そして、図14に示すように、第2中間分配板70と、第1加湿プレート61と、水透過膜33と、第2加湿プレート62とを積層することによって、図20に示すように、第1中間分配板70と第1加湿プレート61との間にオフガス流通溝60cからなるオフガスの通路が構成され、第1加湿プレート61と水透過膜33との間に加湿水流通溝60aからなる加湿水の通路が構成され、水透過膜33と第2加湿プレート62との間に、空気流通溝60bからなる空気の通路が構成される。なお、各プレートの間には、シール材53bが配置されて気密性が保持されている。そして、第1中間分配板70と第1加湿プレート61との間に熱交換器25が構成され、第1加湿プレート61と水透過膜33と第2加湿プレート62とによって、空気加湿器30’が構成されている。
この空気加湿器30’では、加湿水が、図14、18中の矢印へで示すように、配管L10(図6参照)から第2中間分配板70の加湿水導入路72a、加湿水導入口72を通り、更に第1加湿プレート61の加湿水導入口64、加湿水流通溝60aを通り、更に加湿水排出用凹部65a、加湿水排出口65bを通って排出される。この加湿水は配管L11(図6参照)を通り、冷却水熱交換器40に送られる。
また、配管L12(図6参照)から供給される空気は、図14、19中の矢印トで示すように、第2加湿プレート62の加湿ガス導入口68から、空気流通溝60bを通り、そこで、前記第1プレート61の加湿水流通溝60aを通る加湿水と水透過膜33を通して接触し、加湿された空気となる。こうして加湿された空気は、加湿ガス排出用凹部69bから、第1加湿プレート61の加湿ガス排出口69a、第2中間分配板70の加湿ガス排出口74を通って、燃料電池本体10の空気導入口106に送られるようになっている。
更に、燃料電池本体10の燃料極12から、排出口105を通って排出されるオフガスは、図14,17中の矢印チで示すように、第2中間分配板70のオフガス導入口73を通って、第1加湿プレート61のオフガス導入用凹部66に導入され、オフガス流通溝60cを通って、更にオフガス排出口67aを通り、第2加湿プレート62のオフガス排出口67bから排出される。そして、オフガス流通溝60cを通るときに、第1加湿プレート61の裏面側の加湿水流通溝60aを通る加湿水と熱交換し、加湿水を加熱する。
この第2の実施形態によれば、加湿水室(80a、60a)を流通する水を、燃料電池本体10から排出されるオフガスと熱交換させて加温するので、加湿水室を流通する水が水蒸気化され易くなり、ヒータなどを使用しなくとも被加湿ガス室(80b、60b)を通過するガスを十分加湿することができるので、発電効率に優れる。燃料電池本体10の片面に、改質ガス加湿器20’とその熱交換器25が設置され、燃料電池本体10の反対側の面に、空気加湿器30’とその熱交換器35とが設置されているので、オフガスの放熱を抑制して比較的高温のオフガスを熱交換器へ導入でき、加湿に用いる水の加熱効果が高く、更には、装置全体が小型化になり、設置スペースを削減できる。
本発明による固体高分子電解質形燃料電池発電装置の第1の実施形態の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態における、水透過膜として平板状膜を用いた場合の加湿セルユニットを構成する第1加湿プレートの水透過膜に対向する面の平面図である。 本発明の第1の実施形態における、水透過膜として平板状膜を用いた場合の加湿セルユニットを構成する第2加湿プレートの水透過膜に対向する面の平面図である。 本発明の第1の実施形態における、水透過膜として平板状膜を用いた場合の加湿セルユニットのA−A側断面図である。 本発明の第1の実施形態における、水透過膜として中空糸膜を用いた場合の改質ガス加湿器の断面図である。 本発明による固体高分子電解質形燃料電池発電装置の第2の実施形態の概略構成図である。 本発明の第2の実施形態における、固体高分子電解質形燃料電池発電装置の改質ガス加湿器及び熱交換器の分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態における、第1加湿プレートとの間で熱交換器を構成する第1中間分配板の燃料電池本体側を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態における、第1中間分配板の第1加湿プレート側を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態における、改質ガス加湿器を構成する第1加湿プレートの第1中間分配板側を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態における、第1加湿プレートの水透過膜側の平面図である。 本発明の第2の実施形態における、改質ガス加湿器を構成する第2加湿プレートの水透過膜側の平面図である。 本発明の第2の実施形態における、改質ガス加湿器の図10〜12のB−B線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態における、固体高分子電解質形燃料電池発電装置の空気加湿器及び熱交換器の分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態における、第1加湿プレートとの間で熱交換器を構成する第2中間分配板の燃料電池本体側を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態における、第2中間分配板の第1加湿プレート側を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態における、空気加湿器を構成する第1加湿プレートの第2中間分配板側の平面図である。 本発明の第2の実施形態における、空気加湿器を構成する第1加湿プレートの水透過膜に対向する面の平面図である。 本発明の第2の実施形態における、空気加湿器を構成する第2加湿プレートの水透過膜に対向する面の平面図である。 本発明の第2の実施形態における、空気加湿器の図17〜19のC−C線に沿った断面図である。 従来の燃料電池単セルの概略構造の一例を示す断面図である。
符号の説明
10:燃料電池本体
11:固体高分子電解質膜
12:燃料極
13:空気極
14:冷却板
15:気液分離器
16:イオン交換樹脂
20、20’:改質ガス加湿器
21、31:加湿水室
22、32:被加湿ガス室
23、33、53:水透過膜
25、35:熱交換器
30、30’:空気加湿器
40:冷却水熱交換器
41:貯水槽
42:改質器
43:空気ブロア
45:ヒータ
50a:加湿水流通溝
50b:ガス流通溝
51:第1加湿プレート
52:第2加湿プレート
53a:保護基材
53b:シール材
54:加湿セルユニット
55:加湿水導入口
56:加湿水排出口
57:被加湿ガス導入口
58:加湿ガス排出口
60a:加湿水流通溝
60b:空気流通溝
60c:オフガス流通溝
61:第1加湿プレート(空気加湿器)
62:第2加湿プレート(空気加湿器)
64:加湿水導入口
65a:加湿水排出用凹部
65b:加湿水排出口
66:オフガス導入用凹部
67a、67b:オフガス排出口
68:被加湿ガス導入口
69a:加湿ガス排出口
69b:加湿ガス排出用凹部
70:第2中間分配板
71:冷却水排出口
71a:冷却水排出路
72:加湿水導入口
72a:加湿水導入路
73:オフガス導入口
74:加湿ガス排出口
80a:加湿水流通溝
80b:改質ガス流通溝
80c:オフガス流通溝
81:第1加湿プレート(改質ガス加湿器)
82:第2加湿プレート(改質ガス加湿器)
84a:加湿水導入用凹部
84b:加湿水導入口
85:加湿水排出口
86:オフガス導入用凹部
87a、87b:オフガス排出口
88:被加湿ガス導入口
88:被加湿ガス導入用凹部
89a:加湿ガス排出口
89b:加湿ガス排出用凹部
90:第1中間分配板
91:冷却水導入口
91a:冷却水導入路
92:加湿水排出口
92a:加湿水排出路
93:オフガス導入口
94:加湿ガス排出口
101:冷却水導入口
102:オフガス排出口
103:改質ガス導入口
104:冷却水排出口
105:オフガス排出口
106:空気導入口
L1〜L22:配管
P1、P2:ポンプ

Claims (13)

  1. 固体高分子電解質膜の両面に燃料極及び空気極が配置され、この燃料極及び/又は空気極の外側に、前記燃料極及び前記空気極を冷却するための冷却水が通過する冷却水路を備えた冷却板が配置された燃料電池本体と、
    前記冷却水路から排出された直後の冷却水を回収する貯水槽と、
    原燃料である炭化水素類と改質水とを水蒸気改質反応して前記燃料極に供給する改質ガスを生成する改質器と、
    前記空気極に空気を供給する空気供給器と、
    前記燃料電池本体に供給する改質ガス及び/又は空気を加湿処理する加湿器とを備え、
    前記加湿器は、水透過膜を介して対向させた被加湿ガス室及び加湿水室を有し、前記被加湿ガス室に改質ガス又は空気を導入させ、前記加湿水室に前記貯水槽内の貯留水を導入するよう構成されていることを特徴とする固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  2. 前記貯水槽内の貯留水を、改質水として前記改質器に供給するように構成されている請求項1記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  3. 前記貯水槽内の貯留水が、前記加湿器の加湿水室を通過した後、改質水として前記改質器へ供給されるように構成されている請求項2記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  4. 前記貯水槽が、ヒータを内蔵し、前記貯水槽内部に貯留された貯留水を加温するように構成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  5. 燃料電池発電装置の発電効率が最大となるようにヒータ消費電力を制御する請求項4に記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  6. 前記貯水槽内の貯留水の温度が予め定めた温度以下となった時、前記ヒータからの発熱量を増加させ、前記貯水槽内の貯留水の温度が予め定めた温度以上となった時、前記ヒータからの発熱量を低減させる請求項4に記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  7. 前記加湿器が熱交換器を更に備え、この熱交換器に前記燃料電池本体の燃料極側及び/又は空気極側から排出されるオフガスを導入させて、前記加湿水室内の加湿水と熱交換するように構成されている請求項1〜6のいずれか一つに記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  8. 前記加湿器が改質ガスの加湿器であって、前記熱交換器に前記燃料電池本体の空気極側から排出されるオフガスを導入させて、前記加湿水室内の加湿水と熱交換するように構成されている請求項7に記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  9. 改質ガスの加湿器が、前記燃料電池本体の空気極のオフガス排出側に連設されている請求項8に記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  10. 前記加湿器が空気の加湿器であって、前記熱交換器に前記燃料電池本体の燃料極側から排出されるオフガスを導入させて、前記加湿水室内の加湿水と熱交換するように構成されている請求項7に記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  11. 空気の加湿器が、前記燃料極のオフガス排出側に連設されている請求項10に記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  12. 前記加湿器が、片面に加湿水流通溝が形成されており裏面にオフガス流通溝が形成されている第1加湿プレートと、ガス流通溝が形成されている第2加湿プレートとで前記水透過膜が挟持され、前記加湿水流通溝及び前記ガス流通溝が、前記水透過膜を介して対向している請求項7〜11のいずれか一つに記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
  13. 前記加湿プレートが、カーボン材料で構成されている請求項1〜12のいずれか一つに記載の固体高分子電解質形燃料電池発電装置。
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