JP3840466B2 - 折畳み式介護用車椅子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に介護を必要とする高齢者や身体の不自由な方に好適な介護用車椅子に係り、車いすとしての機能に加え、浴室用椅子および簡易便器としての機能も備えた折畳み式の介護用車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
車椅子は座面を構成するシート部材、背もたれ部を構成する背当て部材、前輪付きフロントパイプおよび後輪付きリヤーパイプとから車体が構成され、この車体を伸縮連結杆等によって幅方向あるいは前後方向に折りたためる構造となったものが一般的であり、また手動式のものやモータ付きの自走式のもの、あるいは背もたれ部がリクライニング方式となったものなど各種開発されている。
【0003】
一方、介護を必要とする身体障害者向けに開発された浴室用椅子に、座ったままで体の向きを自由に変えられる回転機能を備えたものがある(特許文献1参照)。この浴室用回転椅子は、比較的簡易な機構で座面シートをターンテーブル方式として360度回動自在となすとともに任意の向きに自由に固定できる機能を備えたもので、座面の回転ロック装置を解放することによってシートを自由に回動させることができ、回転ロック装置を施錠することによってシートを任意に固定できるので、椅子に乗ったままで体の向きを自由に変えることができるとともに、体を任意の方向に固定できる。しかし、この椅子はあくまで浴室用であり、、車椅子としての機能を有していないため、浴室以外での使用に適さず不便であった。
【0004】
そこで、座ったままで体の向きを自由に変えられる回転機能を備えた従来の浴室用回転椅子が浴室以外での使用に適さないという点に鑑みて、座ったままで360度自由に回転できる浴室用椅子としての機能を有する介護用車椅子が提案されている(特許文献2、3参照)。
この種の車椅子は、両端部に前輪と後輪を取付けてなる2本一対の脚パイプを所定の間隔を隔てて相平行するごとく平板状の連結部材を介して一体化して構成した脚体が金属板を折曲げて凹形に成形された座面受けを介してシートパイプに接続され、前記座面受けは前記連結部材の上面に回転自在に支持されてハンドルパイプ、シートパイプおよびステップパイプと一体に前記スラストベアリングを中心に回転自在となすとともに、この座面受けの回転ロック装置と、椅子本体の制動装置を備え、かつ前記座面の両サイドに肘掛けが設けられたものや、前記座面受けに高さ調整機構を介してシートパイプを取付けて座面シートの高さを変えられる構造となしたものである。
【0005】
また、椅子型簡易便器として、特許文献4には、椅子型の便器本体の座面部に蝶番で取着された開閉式の便座の下にバケツ形便器が取付けられ、かつ前記便座の上側に蝶番で取着された開閉式の座りパットが設けてあり、便座の両サイドには肘掛けが取付けられ、便器使用時には座りパットを起こして背もたれに相重ね、この座りパットを背もたれにして用を足し、一方、椅子として使用する場合は、前記座りパットを倒して便座の上に相重ねるようになったものや、脚体に高さ調整可能に支持された座部枠体に開閉式便座を有し、前記座部枠体には背もたれが一体に設けられ、前記便座には着脱式の便器を有し、前記便座の両サイド部には肘掛けを兼ねる一対の着脱式把手を備え、便座の上に載置する開閉式座りパットを有する椅子型簡易便器であって、前記脚体に座部枠体が高さ調整可能に取付けられ、開閉式便座と開閉式座りパットはそれぞれ前記座部枠体の背面側に相重なるように着脱可能に取着されたものが開示されている。
【0006】
【特許文献1】
実用新案登録第2543961号参照
【特許文献2】
特開2000−345611号公報
【特許文献3】
特開2001−276142号公報
【特許文献4】
特開2000−342488号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した浴室用回転椅子としての機能を備えた介護用車椅子の場合は、折畳み式ではないため狭く限られたスペースの風呂場や脱衣場での使用や保管には好ましくなく、その上、浴室や脱衣場の清掃の際には邪魔になるためその都度別の場所に移動させる必要があるなど、利便性に欠けていた。一方、椅子型の簡易便器は、高齢者や足腰の弱い人、身体の不自由な人でも安全かつ清潔に使用することができ、さらに椅子としても快適に使用することができるという優れた特徴を有するが、浴室用としての機能を備えていない上、前記の介護用車椅子と同様、折畳み式ではないため利便性にも欠けていた。
【0008】
本発明は、上記した従来の浴室用回転椅子および椅子型簡易便器のそれぞれの欠点に鑑みてなされたもので、介護を必要とする高齢者や身体の不自由な方に好適であるのみならず、浴室用椅子および簡易便器としての機能も備え、さらに狭く限られたスペースの浴室や脱衣場での使用や、収納、保管、携帯、持ち運びにも便利な折畳み式の介護用車椅子を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る折畳み式介護用車椅子は、浴室用椅子および簡易便器としての機能を兼ね備えた車椅子であり、その要旨は、ハンドルパイプとフロントパイプが一本のパイプで構成された左右一対のフロント・ハンドルパイプと、左右一対のリヤーパイプがクロスして当該クロス部が上下方向に回動自在に枢着され、さらに該クロス部の下方において該フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプ間に設けられた上下方向の屈曲式リンク機構にて該フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプが同時に上下方向に回動可能となし、前記フロント・ハンドルパイプの前記クロス部より上側に便座付き座板が設けられ、該便座付き座板は、後部が上下方向に回動可能に枢着され、前部が前記リヤーパイプに座面支持アームを介して水平にかつ前記枢着部を支点に上下方向に回動可能に支持され、該便座付き座板の下面に着脱式のバケツ形便器の便器受けを備え、前記フロント・ハンドルパイプの下部には一対のステップが前後左右に回動可能に取付けられ、さらにそのフロント・ハンドルパイプの先端と、前記リヤーパイプまたは該リヤーパイプに接続されるステップパイプの先端には、一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターが取付けられ、かつフロント・ハンドルパイプ側のキャスターには前輪が、リヤーパイプまたは該リヤーパイプに接続されるステップパイプ側には後輪がそれぞれ取付けられて椅子本体が構成され、さらに前記便座付き座板の両サイドにはね上げ式肘掛けを有し、前記フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプのクロス部を支点に前記フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプ間に設けたリンク機構と便座付き座板の前記座面支持アームの作用により椅子本体が前後方向に折畳まれて自立できる構造となしたものである。
【0010】
また、前記した一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターは、一端にキャスター取付け用筒部を有し、その片側に車軸貫通孔を有する断面U字形の部材で構成されたキャスター本体が、前記キャスター取付け用筒部にベアリングを介して嵌挿したキャスター取付け用ネジロッドにてキャスター取付け用パイプに回動自在に取付けられ、前記キャスター回転ロック機構は、前記キャスター本体の一端に上下方向に回動自在に枢着され、かつ該キャスター本体との間に掛けたバネにて常時反時針方向に付勢されたキャスター回転ロックレバーと、該レバーの先端部が凹凸嵌合するごとく前記キャスター取付け用パイプに装着されたキャスターロック筒体とで構成され、前記キャスター回転ロックレバーとキャスターロック筒体との凹凸嵌合によりキャスターがロックされ、該キャスター回転ロックレバーとキャスターロック筒体の凹凸嵌合を外すことによりロックが解除される仕組みとなし、前記車輪回転ロック機構は、同キャスター本体の他端に径方向にスライド可能に装着されかつばねにて常時車軸方向に付勢された車輪ロック板と、同キャスター本体に一端を回動自在に枢着され、前記車輪ロック板を前記ばねに抗して外方へスライドさせる回転ロックレバーを備え、該回転ロックレバーを下方へ傾倒させることにより前記車輪ロック板がばねの作用により車輪のリブ間に嵌入して車輪の回転がロックされ、前記回転ロックレバーを上方へ回動させることにより車輪ロック板が車輪のリブ間より離脱してロックが解除される仕組みとなしたことを特徴とするものである。
【0011】
本発明において、介護用車椅子を折畳み式としたのは、狭く限られたスペースの風呂場や脱衣場での使用や保管の利便性をはかるばかりでなく、携帯や持ち運びも容易にするためである。
【0012】
また、車椅子に浴室用椅子および簡易便器としての機能を持たせたのは、室内での移動を容易にするだけでなく、車椅子に座ったままで入浴できるようにするためと、車椅子に乗せて移動している時や浴室で車椅子に座ったままでの入浴中に尿や便を漏らす場合に対応できるようにするためである。
【0013】
さらに、前輪キャスターおよび後輪キャスターとして、一つのキャスターにキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を各別に設けたのは、浴室や脱衣場などでの狭い場所や通路、あるいは真っ直ぐな通路やカーブでの使用、移動、回転動作をより楽にし介護者の負担をより軽くするためである。
【0014】
なお、はね上げ式肘掛けを設けたのは、横からも乗り降りできるようにするためである。このはね上げ式肘掛けは、例えば一端がフロント・ハンドルパイプに上下方向に回動可能に枢着され、他端が便座付き座板に着脱可能となす着脱式パイプからなるものを用いることができる。このはね上げ式肘掛けの着脱手段としては、例えば便座付き座板側に突起を設け、この突起に肘掛けパイプを嵌合した状態で該パイプに枢着したL形ストッパーを前記突起の真下に位置させることによってロックされ、L形ストッパーを横方向に回動位置させることによってロックが解除される方式を用いることができる。したがって、このようなはね上げ式肘掛けの場合は、該肘掛けパイプの一端を便座付き座板シートより離脱させることによりはね上げておくことができるので、横からも乗り降りできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る介護用車椅子の一実施例を示す斜視図、図2は同上介護用車椅子の側面図、図3は同上介護用車椅子の便座付き座板の裏面を示す斜視図、図4は同上介護用車椅子のキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構付きキャスターのキャスター回転ロック解除状態および車輪回転ロック状態を示す拡大断面図、図5は同上キャスターの車輪ロック機構の構成部品の一部を示す斜視図、図6は同上キャスターのキャスター回転ロック状態および車輪回転ロック解除状態を示す拡大断面図、図7は同上介護用車椅子のはね上げ式肘掛けの一方をはね上げた状態を示す斜視図、図8は同上介護用車椅子の折畳み途中の状態を示す斜視図、図9は同上介護用車椅子を折畳んだ状態を示す側面図であり、1はフロント・ハンドルパイプ、2はリヤーパイプ、3はステップパイプ、4は便座付き座板、5はバケツ形便器、6は便器受け、7は前輪キャスター、7−1は前輪、8は後輪キャスター、8−1は後輪、9はキャスター回転ロック機構、10は車輪回転ロック機構、11ははね上げ式肘掛け、12はステップである。
【0016】
すなわち、本発明に係る介護用車椅子は、ハンドルパイプとフロントパイプが一本のパイプで構成された左右一対のフロント・ハンドルパイプ1のほぼ中間部より下方位置に、左右一対のリヤーパイプ2がクロスして当該クロス部が連結ピン20にて相互に上下方向に回動自在に枢着され、さらに前記リヤーパイプ2にジョイントブラケット13を介してステップパイプ3が接続され、前記フロント・ハンドルパイプ1とジョイントブラケット13間に設けた左右一対の上下方向の屈曲式リンク機構16にて該フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプが同時に上下方向に回動可能となしている。前記屈曲式リンク機構16は、接続ピン16−2にて相互に回動自在に接続された2枚のリンク16−1の他端がそれぞれフロント・ハンドルパイプ1とジョイントブラケット13に枢着されて上下方向に屈曲する構成となしている。前記左右一対のフロント・ハンドルパイプ1はその下部に横設した間隔保持バー14にて連結され、前記リヤーパイプ2はジョイントブラケット15を介して連結パイプ26(図3)により一体化されている。なお、リヤーパイプ2とステップパイプ3は一本のパイプで構成してもよく、また、リヤーパイプ2自体もジョイントブラケット15や連結パイプ26を用いずに一本のパイプで構成してもよい。
【0017】
座面を構成する便座4−1付き座板4は、フロント・ハンドルパイプ1の前記クロス部より上側に設けたブラケット17に両側面後部が軸ピン21にて上下方向に回動自在に枢着され、該便座付き座板4の前部とリヤーパイプ2のジョイントブラケット15間に設けた座面支持アーム18にて上下方向に回動可能に支持されている。すなわち、座面支持アーム18の一端が便座付き座板4の下面に突設した接続金具18−1に、他端がリヤーパイプ2のジョイントブラケット15に突設した接続金具18−2(図7)にそれぞれ枢着されて、便座付き座板4が水平に支持されるとともに、後部の軸ピン21を支点に上下方向に回動可能に取付けられている。なお、便座4−1は該座板4の上面にねじ等により着脱可能に取付けられている。また、座面支持機構は、これに限定するものではなく、例えばリンク機構等他の任意の機構を用いてもよい。
【0018】
上記便座付き座板4の下面には、図3に示すようにバケツ形便器5の便器受け6がねじ6−1により取付けられている。すなわち、バケツ形便器5の開口部に設けられた鍔部(図示せず)が前記便器受け6に着脱可能に係合して便座付き座板4の下面に垂下される構造となっている。バケツ形便器5の着脱手段は、ここに示すものに限定されるものでないことはいうまでもない。
【0019】
前記フロント・ハンドルパイプ1の下部には着脱式の一対のステップ12が前後左右に回動可能に取付けられている。すなわち、このステップ12は、フロント・ハンドルパイプ1にねじ12−2を支点に前後に回動可能に取付けられたブラケット12−1の前面に、当該ステップの付根に突設した連結ピン(図示せず)が回動可能に差込まれて取外し可能に設けられたもので、ステップ12は前記ブラケット12−1を介してねじ12−2を支点に前後に回動させることができる上、ブラケット12−1に回動可能に差込んだ連結ピン(図示せず)を介して左右に回動させることができる仕組みとなっている。したがって、このステップ12は、必要に応じてブラケット12−1から、あるいはフロント・ハンドルパイプ1からブラケット12−1ごと、取り外すことができる。
【0020】
フロント・ハンドルパイプ1の先端に取付ける前輪キャスター7および、ステップパイプ3の先端に取付ける後輪キャスター8は、それぞれ一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えている。すなわち、フロント・ハンドルパイプ1およびステップパイプ3の先端に取付けるキャスターは、4個とも同一のもので、その構造は図4に拡大して示すように、キャスター本体31、キャスター回転ロックレバー32、車輪回転ロックレバー33、キャスターロック筒体34、車輪ロック板35、筒形ナット36、キャスター取付け用ネジロッド37、ベアリング38、ロック板ジョイントロッド39、バネ40、41、車軸42、車輪のリブ43とから構成されている。
【0021】
すなわち、一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターのキャスター本体31は、一端にキャスター取付け用筒部31−1を有し、その片側に車軸42が貫通された断面U字形の部材からなり、フロント・ハンドルパイプ1、ステップパイプ3の先端に予め内嵌固定された筒形ナット36に、キャスター取付け用筒部31−1にベアリング38を介して嵌挿したキャスター取付け用ネジロッド37を螺合させて回動自在に取付けられている。なお、前記筒形ナット36の固定手段としては、該ナットの側面に設けた係合突起36−1を、予めフロント・ハンドルパイプ1、ステップパイプ3側に穿設した係合孔に嵌入させる方式を採用することができる。また、フロント・ハンドルパイプ1、ステップパイプ3の先端には、外周にロック用凹部34−1を有するキャスターロック筒体34が外嵌固着されている。このキャスターロック筒体34は、該筒体の内周面下部に設けた係合突起34−1を、予めフロント・ハンドルパイプ1、ステップパイプ3の先端開口端部に形成した係合凹部に凹凸嵌合させる方式を採用することができる。このキャスターロック筒体34と対をなすキャスター回転ロックレバー32は、その上部にロック用凹部34−1と対応する凸部32−1が設けられ、キャスター本体31に軸ピン9−1にて上下方向に回動自在に枢着され、かつ該キャスター本体31との間に掛けた引っ張りバネ40にて反時針方向に付勢されてある角度に保持されるように取付けられている。
【0022】
すなわち、上記構成のキャスター回転ロック機構9は、キャスター本体31との間に掛けた引っ張りバネ40にて反時針方向に付勢されてある角度に保持されているキャスター回転ロックレバー32を引っ張りバネ9−3に抗して時針方向に回動させてその凸部32−1をキャスターロック筒体34のロック用凹部34−1に嵌合させることにより回転ロックされ(図6)、反対にキャスター回転ロックレバー32を外方へ回動させてその先端凸部32−1をキャスターロック筒体34の凹部34−1より離脱させることによりキャスターの回転ロックが解除される(図4)仕組みとなっている。
【0023】
一方、車輪回転ロック機構10は、車輪のリブ43を利用しこのリブ間に車輪ロック板35を出没させることによって車輪の回転ロックと解除を行なう仕組みとなしたもので、車輪ロック板35は図5にその単体を示すように、1枚の金属板に折曲げ加工を施して、キャスター本体31のU字形部に内嵌されるU字形部35−1と該U字形部に連なって外側に折り曲げられて形成された屈曲凹部35−2および該屈曲凹部の先端に形成された、車輪のリブ43間の間隔より短い幅を有する突起部35−3を有し、かつU字形部35−1に車軸42がスライドし得る長孔35−4と、該長孔に連なって設けられた当該ロック板のジョイントロッド39がスライドし得る長孔35−5を有している。
この車輪ロック板35は、キャスター本体31のU字形部に穿設した前記長孔35−5と同様の長孔(図示せず)に緩貫通されたジョイントロッド39により当該キャスター本体31に車輪の径方向にスライド可能に取付けられ、かつ該車輪ロック板35はキャスター本体31内部に装着された板バネ41により常に車軸方向に付勢されており、キャスター本体31に軸ピン33−1にて上下方向に回動可能に枢着した回転ロックレバー33により径方向にスライドするごとく取付けられている。すなわち、回転ロックレバー33の下端部が車軸42とジョイントロッド39の間に嵌合され、該ロックレバーを上下方向に回動させることにより、車輪ロック板35が径方向にスライドしてロックと解除動作が行なわれる仕組みとなっている。
【0024】
すなわち、上記構成の車輪回転ロック機構10は、回転ロックレバー33を図4矢印a方向に倒すと板バネ41の作用により車輪ロック板35が車軸42方向に移動して突起部35−3が車輪のリブ43間に入り込んで車輪の回転がロックされ、ロックレバー33を板バネ41に抗して図4矢印b方向に回動させてほぼ垂直状態に起すと、当該ロックレバー33の先端部でジョイントロッド39が押されて外側へ移動し、該ロッドにより車輪ロック板35が突起部35−3に当接して外側へ押し動かされることにより突起部35−3が車輪のリブ43間より離脱してロックが解除されると同時に、ロックレバー33の先端部に設けた凹部33−1にジョイントロッド39が嵌合されることによりロックレバー33の垂直状態が保持される仕組みとなしたものである。また、車輪のロックが解除された状態から、該ロックレバー33を矢印a方向に倒すと図4に示すように、ロックレバー33の先端部に設けた凹部33−1からジョイントロッド39が外れることにより、板バネ41の作用により車輪ロック板35が車軸42方向に移動して突起部35−3が車輪のリブ43間に入り込んで車輪7−1、8−1の回転がロックされる。なおこの時、車輪ロック板35の突起部35−3が車輪のリブ43に乗り上げても、当該車輪ロック板35は板バネ41により常時車軸42側に付勢されているため車輪の僅かな回動により瞬時にリブ43間に入り込んで車輪7−1、8−1の回転がロックされる。さらに、板バネ41を介してロックされるので、ロックが不用意に解除されることがなく安全性が高い。
【0025】
はね上げ式肘掛け11は、該肘掛けの一端がブラケット11−1を介して軸ピン11−2によりフロント・ハンドルパイプ1に上下方向に回動可能に枢着され、他端側に取付けたブラケット11−3に上端が軸ピン11−4にて回動可能に枢着され下端が便座付き座板4の側面端部に軸ピン11−5にて回動可能に枢着された接合突起11−6に着脱可能に嵌合される支持パイプ11−7にて支持されるように取付けられ、かつ支持パイプ11−7下部に回動可能に枢着されたL形ストッパー11−8を前記接合突起11−6の真下に位置させることによってロック(抜け止め)され、L形ストッパー11−8を横方向に回動位置させることによってロックが解除されてはね上げることができるように構成されている。
【0026】
上記構成の介護用車椅子において、開脚した状態にあっては、図1、図2に示すようにフロント・ハンドルパイプ1とリヤーパイプ2間に設けた左右一対の上下方向の屈曲式リンク機構16にて開脚状態が保持され、かつ後部が軸ピン21にてフロント・ハンドルパイプ1に枢着された便座付き座板4は座面支持アーム18にて水平に支持されている。この便座付き座板4の下面には、バケツ形便器5が便器受け6に係止されて垂下されいる。
【0027】
開脚した状態で当該車椅子に乗り降りする場合は、キャスター回転ロック機構9および/または車輪回転ロック機構10のキャスター回転ロックレバー32、ロックレバー33を操作して車椅子が不用意に動かないように止めておく方が便利である。また、はね上げ式肘掛け11の支持パイプ11−7を接合突起11−6より離脱させて当該肘掛け11をはね上げると横からも乗り降りすることができる(図7)。さらに、浴室ではキャスターの車輪回転ロック機構10により車輪の回転をロックしておくと車椅子が前後あるいは左右に動くことがないため介護者の負担が軽くなる。また、車椅子に乗せて移動中、あるいは浴室で車椅子に乗せた状態での入浴中に突然排便がなされても、バケツ形便器5が取付けられているとそのような突発的な事態にもその場で対応できる。
【0028】
次に、車椅子を開脚状態から折畳む場合は、図8、図9に示すように、フロント・ハンドルパイプ1のハンドル部と便座付き座板4の前部を把持して便座付き座板4を上方へ回動させることにより前後方向に折畳むことができる。すなわち、便座付き座板4を軸ピン21を支点に上方へ回動させると、屈曲式リンク機構16が下方へ屈曲する同時に座面支持アーム18を介してフロント・ハンドルパイプ1とリヤーパイプ2がクロス部の連結ピン20を支点に相互に前後方向に閉じられ、さらに便座付き座板4を上方へ回動させると当該座板がフロント・ハンドルパイプ1側に接近すると同時に前輪7−1、後輪8−1が互いに近接し、図8に示すようにフロント・ハンドルパイプ1の背もたれ部に便座付き座板4が相重なる位置まで折畳まれ、同時にフロント・ハンドルパイプ1の下部とリヤーパイプ2も座面支持アーム18の作用により相互に引きつけられて折畳まれる。またこの折畳み動作に連動してはね上げ式肘掛け11も同時に折畳まれる。なお、ステップ12もねじ12−2を支点に上方へ回動させて折畳む。このようにして折畳まれた介護用車椅子は、図9に示すように全体的にコンパクトになるとともに自立できるので、この状態でフロント・ハンドルパイプ1のハンドル部を把持して容易に押し動かしたり引っ張ったりすることができる。
【0029】
折畳んだ状態にある車椅子を開脚して使用する場合は、折畳み時と逆の動作、すなわちフロント・ハンドルパイプ1のハンドル部と便座付き座板4の前部を把持して前後方向に開くことにより、フロント・ハンドルパイプ1とリヤーパイプ2がクロス部の連結ピン20を支点に相互に前後方向に開かれて開脚し、同時に座面支持アーム18の作用により便座付き座板4も水平状態となり開脚完了となる。この開脚動作に伴い、屈曲式リンク機構16がほぼ水平状態となることにより開脚状態が保持される。またこの時、はね上げ式肘掛け11もほぼ水平状態となる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は上記のごとく構成してなるから、次に記載する効果を奏する。
▲1▼ 車椅子としての機能に加え、浴室用椅子としての機能を備えているので、介護を必要とする高齢者や身体の不自由な方に好適であるのみならず、折畳み式であるため狭く限られたスペースの浴室や脱衣場での使用や、収納、保管、携帯、持ち運びにも便利である。
▲2▼ 簡易便器としての機能を備えているので、車椅子に乗せて移動中、あるいは浴室で車椅子に乗せた状態での入浴中に突然排便がなされても、そのような突発的な事態にもその場で対応できる。
▲3▼ 一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターを採用したことにより、キャスターの回転と車輪を別々にロック、解除することができ、浴室や脱衣場などの狭い場所や通路、廊下、あるいは真っ直ぐな通路やカーブでの使用、移動、回転動作がより楽で介護者の負担をより軽くすることができる。
▲4▼ キャスターの車輪回転ロック機構は、ばねの作用によりロックされる仕組みとなっているのでロックが確実に行なわれる上、ロックが不用意に解除されることがなく安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る介護用車椅子の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上介護用車椅子の側面図である。
【図3】同上介護用車椅子の便座付き座板の裏面を示す斜視図である。
【図4】同上介護用車椅子のキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構付きキャスターのキャスター回転ロック解除状態および車輪回転ロック状態を示す拡大断面図である。
【図5】同上キャスターの車輪ロック機構の構成部品の一部を示す斜視図である。
【図6】同上キャスターのキャスター回転ロック状態および車輪回転ロック解除状態を示す拡大断面図である。
【図7】同上介護用車椅子のはね上げ式肘掛けの一方をはね上げた状態を示す斜視図である。
【図8】同上介護用車椅子の折畳み途中の状態を示す斜視図である。
【図9】同上介護用車椅子を折畳んだ状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 フロント・ハンドルパイプ
2 リヤーパイプ
3 ステップパイプ
4 便座付き座板
5 バケツ形便器
6 便器受け
7 前輪キャスター
7−1 前輪
8 後輪キャスター
8−1 後輪
9 キャスター回転ロック機構
10 車輪回転ロック機構
11 はね上げ式肘掛け
12 ステップ

Claims (2)

  1. ハンドルパイプとフロントパイプが一本のパイプで構成された左右一対のフロント・ハンドルパイプと、左右一対のリヤーパイプがクロスして当該クロス部が上下方向に回動自在に枢着され、さらに該クロス部の下方において該フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプ間に設けられた上下方向の屈曲式リンク機構にて該フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプが同時に上下方向に回動可能となし、前記フロント・ハンドルパイプの前記クロス部より上側に便座付き座板が設けられ、該便座付き座板は、後部が上下方向に回動可能に枢着され、前部が前記リヤーパイプに座面支持アームを介して水平にかつ前記枢着部を支点に上下方向に回動可能に支持され、該便座付き座板の下面に着脱式のバケツ形便器の便器受けを備え、前記フロント・ハンドルパイプの下部には一対のステップが前後左右に回動可能に取付けられ、さらにそのフロント・ハンドルパイプの先端と、前記リヤーパイプまたは該リヤーパイプに接続されるステップパイプの先端には、一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターが取付けられ、かつフロント・ハンドルパイプ側のキャスターには前輪が、リヤーパイプまたは該リヤーパイプに接続されるステップパイプ側には後輪がそれぞれ取付けられて椅子本体が構成され、さらに前記便座付き座板の両サイドにはね上げ式肘掛けを有し、前記フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプのクロス部を支点に前記フロント・ハンドルパイプとリヤーパイプ間に設けたリンク機構と便座付き座板の前記座面支持アームの作用により椅子本体が前後方向に折畳まれて自立できる構造となした、浴室用椅子としての機能も有する折畳み式介護用車椅子。
  2. 前記の一つのキャスターに該キャスターと車輪を別々にロック、解除できるキャスター回転ロック機構および車輪回転ロック機構の二つの機構を備えたキャスターは、一端にキャスター取付け用筒部を有し、その片側に車軸貫通孔を有する断面U字形の部材で構成されたキャスター本体が、前記キャスター取付け用筒部にベアリングを介して嵌挿したキャスター取付け用ネジロッドにてキャスター取付け用パイプに回動自在に取付けられ、前記キャスター回転ロック機構は、前記キャスター本体の一端に上下方向に回動自在に枢着され、かつ該キャスター本体との間に掛けたバネにて常時反時針方向に付勢されたキャスター回転ロックレバーと、該レバーの先端部が凹凸嵌合するごとく前記キャスター取付け用パイプに装着されたキャスターロック筒体とで構成され、前記キャスター回転ロックレバーとキャスターロック筒体との凹凸嵌合によりキャスターがロックされ、該キャスター回転ロックレバーとキャスターロック筒体の凹凸嵌合を外すことによりロックが解除される仕組みとなし、前記車輪回転ロック機構は、同キャスター本体の他端に径方向にスライド可能に装着されかつばねにて常時車軸方向に付勢された車輪ロック板と、同キャスター本体に一端を回動自在に枢着され、前記車輪ロック板を前記ばねに抗して外方へスライドさせる回転ロックレバーを備え、該回転ロックレバーを下方へ傾倒させることにより前記車輪ロック板がばねの作用により車輪のリブ間に嵌入して車輪の回転がロックされ、前記回転ロックレバーを上方へ回動させることにより車輪ロック板が車輪のリブ間より離脱してロックが解除される仕組みとなしたことを特徴とする請求項1記載の折畳み式介護用車椅子。
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