JP3036812U - 跳ね上げ式簡易ひじ掛け体 - Google Patents

跳ね上げ式簡易ひじ掛け体

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JP3036812U
JP3036812U JP1996011305U JP1130596U JP3036812U JP 3036812 U JP3036812 U JP 3036812U JP 1996011305 U JP1996011305 U JP 1996011305U JP 1130596 U JP1130596 U JP 1130596U JP 3036812 U JP3036812 U JP 3036812U
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toilet
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明 西岡
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株式会社三栄水栓製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車椅子の高齢者等車椅子が必要な人にとって
は、ひじ掛けによって車椅子が邪魔されることなく車椅
子から便座へ容易に乗り移ることができるとともに、待
機状態のひじ掛けを床に下げるだけで使用できる跳ね上
げ式簡易ひじ掛け体を得る。 【解決手段】 便座取り付け用のヒンジ9の取り付け台
10の上面に便座支軸保持部材が立設状態で取り付けら
れ、洋式便器の上面後部において前記便座用支軸に沿っ
て、ねじ止めによって取り付け台の下面Bおよび洋式便
器の上面後部間に介装される断面略凹型の板材16と、
回動するひじ掛け18と、板材の左右両端に設けられた
ひじ掛け取り付け用のヒンジ23,23とからなり、こ
れは、脚の回動角度を規定するためのストッパーとして
の機能を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、洋式便器の便座への着座および立ち上がりを補助する跳ね上げ式 簡易ひじ掛け体に関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、洋式便器の上面後部に穿設された便座取付孔に上方から板材取付 孔を重ねた状態で板材を前記上面後部に載置し、便座取り付け用のヒンジに設け られたねじ軸の先端を上方から前記両孔に挿通して前記板材を洋式便器に密着さ せるとともに、前記板材の左右両端に設けられたひじ掛け取り付け用のヒンジで ひじ掛けを回動させるように構成することにより、使用時には、前記ひじ掛けを 床に下げて便座への着座および立ち上がりを補助させるようにし、不使用時には 、前記ひじ掛けを床から上げた状態で待機させるようにし、洋式便器の使用にあ たって補助の必要な人にとっては、待機状態の前記ひじ掛けを床に下げるだけの 容易な操作で使用でき、特に、車椅子の高齢者等車椅子が必要な人にとっては、 前記ひじ掛けによって車椅子が邪魔されることなく車椅子から便座へ容易に乗り 移ることができるとともに、待機状態の前記ひじ掛けを床に下げるだけで使用で きる一方、補助の必要でない人でも前記待機状態では、前記ひじ掛けが邪気にな ることのない新規な構成の跳ね上げ式簡易ひじ掛け体を得るようにしたものであ る。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この考案は、床に固定設置された洋式便器の上面後部の左右位置に穿設された 便座取付孔に便座取り付け用のヒンジに設けられたねじ軸を挿入して洋式便器の 上面に回動可能に設けられた便座用座および蓋で構成される便座への着座および 立ち上がりを補助する回動可能な跳ね上げ式簡易ひじ掛け体であって、前記便座 取り付け用のヒンジの取り付け台の上面に便座支軸保持部材が立設状態で取り付 けられ、前記取り付け台の下面に前記ねじ軸が設けられ、更に、便座支軸保持部 材は、前記便座用座に設けられた左右一対の支軸挿通部と前記蓋に設けられた左 右一対の支軸挿通部とを挿通する便座用支軸を保持可能な支軸取り付け孔を有し て前記便座取り付け用のヒンジを構成する一方、洋式便器の上面後部において前 記便座用支軸に沿って、ねじ止めによって前記取り付け台の下面および洋式便器 の上面後部間に介装される断面略凹型の板材と、回動するひじ掛けと、前記板材 の左右両端に設けられたひじ掛け取り付け用のヒンジとからなり、しかも、前記 板材は前記ねじ軸が挿入可能な板材取付孔を有し、前記ひじ掛けは、左右一対の ひじ掛け本体と、各ひじ掛け本体に対して重ね折り可能に設けられた脚とを備え ているとともに、前記ひじ掛け取り付け用のヒンジは、前記脚の回動角度を規定 するためのストッパーとしての機能を備えている。
【0004】 また、別の観点から、この考案は、床に固定設置された洋式便器の上面後部の 左右位置に穿設された便座取付孔に便座取り付け用のヒンジに設けられたねじ軸 を挿入して洋式便器の上面に回動可能に設けられた便座用座および蓋で構成され る便座への着座および立ち上がりを補助する回動可能な跳ね上げ式簡易ひじ掛け 体であって、前記便座取り付け用のヒンジの取り付け台の上面に便座支軸保持部 材が立設状態で取り付けられ、前記取り付け台の下面に前記ねじ軸が設けられ、 更に、便座支軸保持部材は、前記便座用座に設けられた左右一対の支軸挿通部と 前記蓋に設けられた左右一対の支軸挿通部とを挿通する便座用支軸を保持可能な 支軸取り付け孔を有して前記便座取り付け用のヒンジを構成する一方、洋式便器 の上面後部において前記便座用支軸に沿って、ねじ止めによって前記取り付け台 の下面および洋式便器の上面後部間に介装される断面略凹型の板材と、回動する ひじ掛けと、前記板材の左右両端に設けられたひじ掛け取り付け用のヒンジとか らなり、しかも、前記板材は前記ねじ軸が挿入可能な板材取付孔を有し、前記ひ じ掛けは、左右一対のひじ掛け本体と、各ひじ掛け本体に対して重ね折り可能に 設けられた脚とを備えているとともに、前記ひじ掛け取り付け用のヒンジは、前 記脚の回動角度を規定するためのストッパーとしての機能を備え、かつ、前記前 記脚を、一対の縦部材と、前記床に当接可能な水平部材とから構成してあること を特徴とする跳ね上げ式簡易ひじ掛け体を提供する。
【0005】 更に別の観点から、この考案は、床に固定設置された洋式便器の上面後部の左 右位置に穿設された便座取付孔に便座取り付け用のヒンジに設けられたねじ軸を 挿入して洋式便器の上面に回動可能に設けられた便座用座および蓋で構成される とともに、温水洗浄用スイッチ等を収納した枠体を備えた便座への着座および立 ち上がりを補助する回動可能な跳ね上げ式簡易ひじ掛け体であって、前記便座取 り付け用のヒンジの取り付け台の上面に便座支軸保持部材が立設状態で取り付け られ、前記取り付け台の下面に前記ねじ軸が設けられ、更に、便座支軸保持部材 は、前記便座用座に設けられた左右一対の支軸挿通部と前記蓋に設けられた左右 一対の支軸挿通部とを挿通する便座用支軸を保持可能な支軸取り付け孔を有して 前記便座取り付け用のヒンジを構成する一方、洋式便器の上面後部において前記 便座用支軸に沿って、ねじ止めによって前記取り付け台の下面および洋式便器の 上面後部間に介装される、前記枠体の形状に応じた形状を有する板材と、回動す るひじ掛けと、前記板材の左右両端に設けられたひじ掛け取り付け用のヒンジと からなり、しかも、前記板材は前記ねじ軸が挿入可能な板材取付孔を有し、前記 ひじ掛けは、左右一対のひじ掛け本体と、各ひじ掛け本体に対して重ね折り可能 に設けられた脚とを備えているとともに、前記ひじ掛け取り付け用のヒンジは、 前記脚の回動角度を規定するためのストッパーとしての機能を備えていることを 特徴とする跳ね上げ式簡易ひじ掛け体を提供する。
【0006】
【作用】
ひじ掛けを、板材を介して洋式便器の上面後部に回動可能に取り付けて、使用 時には、ひじ掛けを床に下げて便座への着座および立ち上がりを補助させ、不使 用時には、前記ひじ掛けを床から上げた状態で待機させることができるよう構成 したので、例えば、回動不能の状態で床に固定して使用する必要のあるひじ掛け に比べて、洋式便器の使用にあたって補助の必要な人、とりわけ、車椅子の高齢 者等車椅子が必要な人にとっては、前記ひじ掛けが床から上がっているので、車 椅子がひじ掛けに邪魔されること無く車椅子から便座へ容易に乗り移ることがで き、また、便座から車椅子へ容易に乗り移ることができる点で有利である。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下にこの考案の実施の形態について説明する。なお、この考案はそれによっ て限定されるものではない。 図1〜図4は、便座として電熱ヒータを内蔵した前丸暖房便座を用い、ねじ止 めによって便座取り付け用のヒンジの下面および洋式便器の上面後部間に板材を 介装してひじ掛けを回動するように構成してあるこの考案の第1の実施形態を示 す。
【0008】 図1〜図4において、1は跳ね上げ式簡易ひじ掛け体、2はこのひじ掛け体1 を取付ける便座取付孔3,3を上面後部Aの左右位置に間隔Lを有して形成して ある洋式便器で、床4に固定設置されている。5は前丸暖房便座(以下、便座と いう)で、後述する左右一対の便座取り付け用のヒンジ9,9によって洋式便器 2の上面2aに回動可能に設けられた便座用座6と蓋7から構成される。8,8 は、便座取付孔3,3に挿入可能なねじ軸で、後述する便座支軸保持部材11の 取り付け台10に設けられている。この取り付け台10は便座取り付け用のヒン ジ9の一つの構成部材であって、左右一対設けられている。
【0009】 11は、取り付け台10の上面に立設状態で一体成形により取り付けられた便 座支軸保持部材で、便座用座6に設けられた左右一対の支軸挿通部12と蓋7に 設けられた左右一対の支軸挿通部13とを挿通する便座用支軸Gを保持できる支 軸取付孔(図示せず)を有している。この便座支軸保持部材11も便座取り付け 用のヒンジ9の一つの構成部材であって、左右一対設けられている。そして、前 記支軸G、取り付け台10、便座支軸保持部材11、支軸挿通部12,13から 便座取り付け用のヒンジ9が構成されている。なお、14はヒンジ9の化粧用カ バー体である。
【0010】 以下、跳ね上げ式簡易ひじ掛け体1について詳述する。 16は、断面略凹型の板材で、ねじ軸8,8が挿入可能な板材取付孔17,1 7を便座取付孔3,3間と同一間隔Lを有して形成されており、ねじ軸8を用い たねじ止めによって前記取り付け台10の下面Bおよび洋式便器2の上面後部A 間で、前記便座取り付け用のヒンジ9の支軸方向に沿って介装される。この板材 6の材料としては、例えば、ステンレス等の金属、あるいは、チタン、カーボン 等のような強度を有するものを用いるのが好ましい。
【0011】 18はひじ掛けで、前記板材16の左右両端16a,16aに設けられたひじ 掛け取り付け用のヒンジ23,23によって矢印Dで示す方向に回動可能に左右 一対設けられている。つまり、各ひじ掛け18は、パイプ状のひじ掛け本体19 と、同じくパイプ状の脚20とを備えており、ひじ掛け18を床4から上げるよ うにひじ掛け18の平板6側への跳ね上げ動作を行わせる前記ヒンジ23,23 は、ひじ掛け本体19の回動角度(例えば90°)を規定するためのストッパー としての機能も備えている。更に、このひじ掛け本体19は、立ち上がり部分1 9aと水平部分19bで構成されている。なお、ひじ掛け18,18間の間隔M は適宜設定できるものであり、例えば、洋式便器2の背面にタンクがある場合に はこのタンク幅より広めにとって、ひじ掛け18,18を床4から上げた状態で 待機させる場合にタンクに当たらないように構成するのが好ましく、また、ひじ 掛け18を床4に支持させたときのひじ掛け本体19の床4からの高さ、つまり 、脚20の長さNもその都度適宜設定できる。このひじ掛け本体19および脚2 0の材料としても、例えば、ステンレス等の金属、あるいは、チタン、カーボン 等のような強度を有するものを用いるのが好ましい。
【0012】 21は、ひじ掛け本体19および脚20間に取り付けられた脚取り付け用のヒ ンジで、このヒンジ21によって脚20はひじ掛け本体19に対して内側に重ね 折り可能である。なお、この実施形態では、前記ひじ掛け取り付け用のヒンジ2 3も、前記脚取り付け用のヒンジ21と同一構成にしてある。
【0013】 以下跳ね上げ式簡易ひじ掛け体1に用いられる前記脚取り付け用のヒンジ21 について詳述する。 ヒンジ21は、脚20を内側(ひじ掛け本体19側)に重ね折りさせることが できるとともに、脚20の回動角度θ(例えば90°)を規定するためのストッ パーとしての機能を備えている。図3,4において、24は例えば硬質樹脂製の ストッパー構成部材で、これは、回動角度θを規定する円弧状の溝aと、この溝 aの両端に、さらに深く形成されてひじ掛け18を床4に下げたときに床4に支 持されている脚20が内側に折れ曲がらないように回動角度θ(例えば90°) を維持しながら停止させるための停止用の溝b,b’とを貫通孔cの内壁に備え ており、かつ、ひじ掛け本体19の一端に嵌め込まれている。そして、このスト ッパー構成部材24の中央には、脚20側のリング状の結合部材25を挿入させ るための切欠きdが設けられている。なお、前記リング状の結合部材25の基部 35は、脚20の一端に嵌め込まれている。
【0014】 26は、軸eの先端にネジ部fを有するとともに、頂部gの内側に、前記溝a を摺動して脚20をFで示す矢印方向に回動させるとともに、前記溝b,b’に 嵌まると脚20の回動を停止させるストッパー用の突起jを有するピンで、軸e の中央部には、脚20の回動通りにピン26を回動させるための回り止め用の凹 所kが設けられている。
【0015】 28は、先端部28aが前記回り止め用の凹所kに係合されるピンで、前記結 合部材25に設けられたネジ孔hにピン28が螺合して先端部28aが内周面2 5aから突出する。
【0016】 30は、内壁の中央にピン26のネジ部fが螺合するネジ穴mを有し、このネ ジ穴mの外周にバネ取り付け用の環状溝nを有する半球状の押しボタンである。
【0017】 以下、ヒンジ21の動作について簡単に説明すると、図4に示すように、脚2 0を床に下げたときには、押しボタン30にネジ止めされたピン26の頂部gの 内側がバネtの付勢力によってストッパー構成部材24の貫通孔cの環状壁iに 当接し、かつ、例えば一方の前記溝bに突起jが嵌まり込んだ状態にあり、脚2 0は、図1の実線で示す状態にある。
【0018】 次に、押しボタン30が押されると、バネtの付勢力に抗してピン26がVで 示す矢印方向に、かつ、ピン28の先端部28aが前記回り止め用の凹所kに係 合した状態で摺動する。すなわち、ピン26の頂部gとストッパー構成部材24 の環状壁iは離間するとともに、突起jが前記溝bから前記溝aに移行する。
【0019】 続いて、脚20を回動させる。この場合、脚20は、ピン26の軸eを中心に して内側に回動する。この間、突起jは前記溝aを摺動し、他方の前記溝b’に 至り、これに嵌まり込むと、脚20は、図1の二点鎖線で示す状態になる。
【0020】 なお、図1,2において、40は、ねじ軸8用のナット41と洋式便器2との 間に挿入される例えば樹脂からなるスペーサであり、42は、スペーサ40とナ ット41との間に挿入されるワッシャである。
【0021】 而して、洋式便器2の上面後部Aに穿設された便座取付孔3に上方から板材取 付穴17を重ねた状態で板材16を上面後部Aに載置し、便座取り付け用のヒン ジ9に設けられたねじ軸8の先端を上方から前記両孔17,3に挿通して板材1 6を洋式便器2に密着させるとともに、平板16の左右両端に設けられたひじ掛 け取り付け用のヒンジ23,23でひじ掛けを回動させるように構成することに より、使用時には、図1の実線で示す状態のようにひじ掛け18を床4に下げて 便座5への着座および立ち上がりを補助させることができ、不使用時には、図1 の二点鎖線で示す状態のようにひじ掛け18を床4から上げた状態で待機させる ことができ、洋式便器2の使用にあたって補助の必要な人にとっては、待機状態 のひじ掛け18を床4に下げるだけの容易な操作で使用でき、特に、車椅子の高 齢者等車椅子が必要な人にとっては、ひじ掛け18によって車椅子が邪魔される ことなく車椅子から便座5へ容易に乗り移ることができるとともに、待機状態の ひじ掛け18を床4に下げるだけで使用できる一方、補助の必要でない人でも前 記待機状態では、ひじ掛け18が邪気になることはない。
【0022】 また、押しボタン30は丸みを持っているので、同じように操作するにしても 、例えば、レバー形状のようなものに比して、引っ掛かりがなく、操作し易くで きる。
【0023】 図5は、跳ね上げ式簡易ひじ掛け体1の第2の実施形態を示し、この実施形態 では、上記実施形態と異なり、脚を一体化している。すなわち、脚を、一対の縦 部材20a,20aと水平部材20bとから構成し、この水平部材20bを床4 に当接させるようにすることによって、ひじ掛け体1のグラツキを防止できる。
【0024】 図6は、跳ね上げ式簡易ひじ掛け体1の第3の実施形態を示し、図2で示した 実施形態のものと異なる点は、ひじ掛け本体19に滑り防止機能を有する例えば ラバークッション等のようなものを装着したことである。更に、抗菌処理等を施 したラバークッション等をひじ掛け本体19に装着すれば、滑り防止できる上に 、衛生面でも良好である。
【0025】 図7は、便座として、例えば、温水洗浄用スイッチ等を収納した枠体を備えた 前丸暖房便座を用い、ねじ止めによって便座取り付け用のヒンジの下面および洋 式便器の上面後部間に介装されるひじ掛けの板材を、前記枠体の形状に応じた形 状に構成してあるこの考案の第4の実施形態を示す。
【0026】 図7において、50は枠体である。そして、跳ね上げ式簡易ひじ掛け体1は、 枠体50の形状に応じた形状を有する板材56と、板材56の左右両端56a, 56aに設けられたひじ掛け取り付け用のヒンジ23,23と、ひじ掛け58と 、脚取り付け用のヒンジ21,21とから構成されており、更に、ひじ掛け58 は、ひじ掛け本体59と脚60から構成されている。この実施形態では、枠体5 0の長さに相当する分だけ、ヒンジ21,21間の間隔よりもヒンジ23,23 間の間隔が長くなっている。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、ひじ掛けを、板材を介して洋式便器の上面後部に回動可 能に取り付けて、使用時には、ひじ掛けを床に下げて便座への着座および立ち上 がりを補助させ、不使用時には、前記ひじ掛けを床から上げた状態で待機させる ことができるよう構成したので、例えば、回動不能の状態で床に固定して使用す る必要のあるひじ掛けに比べて、洋式便器の使用にあたって補助の必要な人、と りわけ、車椅子の高齢者等車椅子が必要な人にとっては、前記ひじ掛けが床から 上がっているので、車椅子がひじ掛けに邪魔されること無く車椅子から便座へ容 易に乗り移ることができ、また、便座から車椅子へ容易に乗り移ることができる 点で有利であるとともに、安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施形態を示す全体構成説明
図である。
【図2】上記実施形態における全体分解斜視図である。
【図3】上記実施形態における要部分解斜視図である。
【図4】上記実施形態における脚取り付け用のヒンジの
動作を説明するための図である。
【図5】この考案の第2の実施形態を示す構成説明図で
ある。
【図6】この考案の第3の実施形態を示す構成説明図で
ある。
【図7】この考案の第4の実施形態を示す全体構成説明
図である。
【符号の説明】
2…洋式便器、3…便座取付孔、4…床、5…便座、6
…便座用座、7…蓋、8…ねじ軸、9…便座取り付け用
のヒンジ、10…取り付け台、11…便座支軸保持部
材、12,13…支軸挿通部、16…板材、17…板材
取付孔、18…ひじ掛け、19…ひじ掛け本体、20…
脚、A…上面後部、B…取り付け台の下面、G…便座用
支軸。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床に固定設置された洋式便器の上面後部
    の左右位置に穿設された便座取付孔に便座取り付け用の
    ヒンジに設けられたねじ軸を挿入して洋式便器の上面に
    回動可能に設けられた便座用座および蓋で構成される便
    座への着座および立ち上がりを補助する回動可能な跳ね
    上げ式簡易ひじ掛け体であって、前記便座取り付け用の
    ヒンジの取り付け台の上面に便座支軸保持部材が立設状
    態で取り付けられ、前記取り付け台の下面に前記ねじ軸
    が設けられ、更に、便座支軸保持部材は、前記便座用座
    に設けられた左右一対の支軸挿通部と前記蓋に設けられ
    た左右一対の支軸挿通部とを挿通する便座用支軸を保持
    可能な支軸取り付け孔を有して前記便座取り付け用のヒ
    ンジを構成する一方、洋式便器の上面後部において前記
    便座用支軸に沿って、ねじ止めによって前記取り付け台
    の下面および洋式便器の上面後部間に介装される断面略
    凹型の板材と、回動するひじ掛けと、前記板材の左右両
    端に設けられたひじ掛け取り付け用のヒンジとからな
    り、しかも、前記板材は前記ねじ軸が挿入可能な板材取
    付孔を有し、前記ひじ掛けは、左右一対のひじ掛け本体
    と、各ひじ掛け本体に対して重ね折り可能に設けられた
    脚とを備えているとともに、前記ひじ掛け取り付け用の
    ヒンジは、前記脚の回動角度を規定するためのストッパ
    ーとしての機能を備えていることを特徴とする跳ね上げ
    式簡易ひじ掛け体。
  2. 【請求項2】 床に固定設置された洋式便器の上面後部
    の左右位置に穿設された便座取付孔に便座取り付け用の
    ヒンジに設けられたねじ軸を挿入して洋式便器の上面に
    回動可能に設けられた便座用座および蓋で構成される便
    座への着座および立ち上がりを補助する回動可能な跳ね
    上げ式簡易ひじ掛け体であって、前記便座取り付け用の
    ヒンジの取り付け台の上面に便座支軸保持部材が立設状
    態で取り付けられ、前記取り付け台の下面に前記ねじ軸
    が設けられ、更に、便座支軸保持部材は、前記便座用座
    に設けられた左右一対の支軸挿通部と前記蓋に設けられ
    た左右一対の支軸挿通部とを挿通する便座用支軸を保持
    可能な支軸取り付け孔を有して前記便座取り付け用のヒ
    ンジを構成する一方、洋式便器の上面後部において前記
    便座用支軸に沿って、ねじ止めによって前記取り付け台
    の下面および洋式便器の上面後部間に介装される断面略
    凹型の板材と、回動するひじ掛けと、前記板材の左右両
    端に設けられたひじ掛け取り付け用のヒンジとからな
    り、しかも、前記板材は前記ねじ軸が挿入可能な板材取
    付孔を有し、前記ひじ掛けは、左右一対のひじ掛け本体
    と、各ひじ掛け本体に対して重ね折り可能に設けられた
    脚とを備えているとともに、前記ひじ掛け取り付け用の
    ヒンジは、前記脚の回動角度を規定するためのストッパ
    ーとしての機能を備え、かつ、前記前記脚を、一対の縦
    部材と、前記床に当接可能な水平部材とから構成してあ
    ることを特徴とする跳ね上げ式簡易ひじ掛け体。
  3. 【請求項3】 床に固定設置された洋式便器の上面後部
    の左右位置に穿設された便座取付孔に便座取り付け用の
    ヒンジに設けられたねじ軸を挿入して洋式便器の上面に
    回動可能に設けられた便座用座および蓋で構成されると
    ともに、温水洗浄用スイッチ等を収納した枠体を備えた
    便座への着座および立ち上がりを補助する回動可能な跳
    ね上げ式簡易ひじ掛け体であって、前記便座取り付け用
    のヒンジの取り付け台の上面に便座支軸保持部材が立設
    状態で取り付けられ、前記取り付け台の下面に前記ねじ
    軸が設けられ、更に、便座支軸保持部材は、前記便座用
    座に設けられた左右一対の支軸挿通部と前記蓋に設けら
    れた左右一対の支軸挿通部とを挿通する便座用支軸を保
    持可能な支軸取り付け孔を有して前記便座取り付け用の
    ヒンジを構成する一方、洋式便器の上面後部において前
    記便座用支軸に沿って、ねじ止めによって前記取り付け
    台の下面および洋式便器の上面後部間に介装される、前
    記枠体の形状に応じた形状を有する板材と、回動するひ
    じ掛けと、前記板材の左右両端に設けられたひじ掛け取
    り付け用のヒンジとからなり、しかも、前記板材は前記
    ねじ軸が挿入可能な板材取付孔を有し、前記ひじ掛け
    は、左右一対のひじ掛け本体と、各ひじ掛け本体に対し
    て重ね折り可能に設けられた脚とを備えているととも
    に、前記ひじ掛け取り付け用のヒンジは、前記脚の回動
    角度を規定するためのストッパーとしての機能を備えて
    いることを特徴とする跳ね上げ式簡易ひじ掛け体。
JP1996011305U 1996-10-15 1996-10-15 跳ね上げ式簡易ひじ掛け体 Expired - Lifetime JP3036812U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3503497B2 (ja) 1998-10-27 2004-03-08 松下電工株式会社 着座式便器
JP3503532B2 (ja) 1999-06-23 2004-03-08 松下電工株式会社 便器用手摺りの取付構造

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JP3503497B2 (ja) 1998-10-27 2004-03-08 松下電工株式会社 着座式便器
JP3503532B2 (ja) 1999-06-23 2004-03-08 松下電工株式会社 便器用手摺りの取付構造

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