JP7054290B1 - トイレ用手摺り装置 - Google Patents

トイレ用手摺り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7054290B1
JP7054290B1 JP2022020133A JP2022020133A JP7054290B1 JP 7054290 B1 JP7054290 B1 JP 7054290B1 JP 2022020133 A JP2022020133 A JP 2022020133A JP 2022020133 A JP2022020133 A JP 2022020133A JP 7054290 B1 JP7054290 B1 JP 7054290B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
backrest
branch
handrail device
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022020133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023117526A (ja
Inventor
教代 山根
徳三 小林
豊 飯沼
慶倫 谷口
靖 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bizen Hatsujoh Co Ltd
Original Assignee
Bizen Hatsujoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bizen Hatsujoh Co Ltd filed Critical Bizen Hatsujoh Co Ltd
Priority to JP2022020133A priority Critical patent/JP7054290B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7054290B1 publication Critical patent/JP7054290B1/ja
Publication of JP2023117526A publication Critical patent/JP2023117526A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)

Abstract

【課題】背もたれの上下位置を調節することができ、使用者の体格や体調等に応じた適切な高さで背もたれを使用することができるトイレ用手摺り装置を提供する。【解決手段】洋式の便器50に組み付けて使用されるトイレ用手摺り装置10を、第一軸支部α1を有する左右一対のベース部材11aを便器50の前方を通る連結部材11bで連結した一体フレーム11と、第一軸支部α1に水平回動可能な状態で取り付けられ、第一軸支部α1とは水平方向にずれた箇所に第二軸支部α2を有し、第二軸支部α2よりも後側に第三軸支部α3を有する左右一対の水平回動部材12と、それぞれの第二軸支部α2に水平回動可能な状態で取り付けられた左右一対の肘掛13と、それぞれの第三軸支部α3に上下方向に回動可能な状態で取り付けられた左右一対の背もたれ14とを備えたものとし、背もたれ14の位置を、内外方向だけでなく上下方向でも調節できるようにした。【選択図】 図1

Description

本発明は、洋式の便器に組み付けて使用されるトイレ用手摺り装置に関する。
洋式の便器に組み付けて使用されるトイレ用手摺り装置としては、例えば特許文献1の図1に示されるように、支柱取り付け部11cを有する左右一対のベース部材11aを便器50の前方を通る連結部材11bで連結した一体フレーム11と、一体フレーム11におけるそれぞれの支柱取り付け部11cに取り付けられ、便器50の前後方向中央部における左右に立設される左右一対の支柱部材12と、支柱部材12の上部に対して回動可能な状態で取り付けられた肘掛け13と、肘掛け13に一体化された背もたれ14とを備えたものが提案されている。このトイレ用手摺り装置では、背もたれ14を肘掛け13と一体に回動させることで、背もたれ14を便座蓋51の前面の所望の場所に配置できるようになっている。
この種のトイレ用手摺り装置を設置すると、
[1]立ち座り(便座に座る動作と、便座から立ち上がる動作のこと。以下同じ。)の際に、肘掛けを掴んだり、肘掛けに寄り掛かったりすることが可能になり、楽に立ち座りできるようになる。
[2]排便時の姿勢を安定させることができる。
というメリットが得られる。
このため、この種のトイレ用手摺り装置は、身体の不自由な人がいる家庭や、そのような人が利用する施設に設置するものとして好適である。
また、日本では、高齢化が急速に進んでおり、介護や医療費等の社会保障費がさらに増大することが予想されている。このため、近年では、フレイル(加齢によって筋力や活動が低下した状態)を予防することの重要性が指摘されるようになっている。この点、特許文献1のトイレ用手摺り装置は、フレイルの予防にも役立つものとなっている。
すなわち、特許文献1のトイレ用手摺り装置を設置すると、便器の前に立ち、肘掛け13を掴みながらスクワットをすることや、便器に座って、肘掛け13を掴みながら腰を捻ったり、背もたれ14に腰を当てて上体を後側に反らせたり等の運動を行うことができる。このような運動を毎日継続することによって、フレイルを予防することができる。
また、世の中には、便秘に頭を悩ませている人も多いところ、特許文献1のトイレ用手摺り装置は、快便を支援して、便秘を予防することも可能なものとなっている。
すなわち、上記の腰を捻る運動や、上体を反らせる運動を行うと、内臓を刺激することができる。この種の運動を排便前に行うことで、便秘気味の人でも、便意を催しやすくなる。加えて、便座に座った際に、肘掛け13に腕を載せたり、背もたれ14に腰を当てたりすることで、排便しやすい姿勢で安定させることができる。
特許第6817665号公報
以上のように、特許文献1の図1に示されるトイレ用手摺り装置は、身体の不自由な人を支援するだけでなく、フレイルや便秘の予防にも役立つものとなっている。しかし、背もたれの適切な高さ(上下方向の位置)は、使用者の体格や体調等によって異なるところ、このトイレ用手摺り装置では、背もたれの前後位置や高さを調節することができなかった。このため、使用時の姿勢を安定させにくくなるおそれがあった。加えて、上記の各種運動(フレイル予防運動や快便運動等)のうち、背もたれを使用する運動を適切に行うことができなくなるおそれもあった。
また、便器の形態や形状やサイズは多様であり、その後方には、便座蓋や洗浄水タンクが設けられることもあるところ、特許文献1の図1に示されるトイレ用手摺り装置は、便器によっては組み付けることができない場合があった。というのも、特許文献1の図1(a)の左側部分に示すように、外側位置(便座の上方から外側に外れた位置)にある背もたれ14を、同図の右側部分に示すように、内側位置(便座の上方に重なる位置)に移動(内外方向に移動)させる際に、背もたれ14が便座蓋51や洗浄水タンクに干渉するおそれがあるからである。
さらに、左右方向の内幅が狭くなっているトイレ個室も多いところ、このような狭いトイレ個室にトイレ用手摺り装置を設置すると、特許文献1の図1(a)の左側部分に示すように、背もたれ14を外側位置に移動させようとしても、トイレ個室の内壁面に背もたれ14が干渉するおそれがあった。それどころか、トイレ個室の左右方向の内幅や、その出入口の左右幅によっては、トイレ個室へのトイレ用手摺り装置の搬入や設置自体が困難になることもあった。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、肘掛けの位置調整に加えて、背もたれの高さ(上下位置)を調節することができ、使用者の体格や体調等に応じた適切な高さで背もたれを使用することができるトイレ用手摺り装置を提供するものである。また、便座蓋や洗浄水タンクに干渉させることなく、背もたれを内外方向に移動させることができるトイレ用手摺り装置を提供することも本発明の目的である。さらに、トイレ個室やその出入口が狭い場合、定置式とポータブル式のいずれを採用しても搬入や設置を行うことができるトイレ用手摺り装置を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
洋式の便器に組み付けて使用されるトイレ用手摺り装置であって、
便座中心よりも前方となる箇所に第一軸支部を有する左右一対のベース部材を、便器の前方を通る連結部材で連結した一体フレームと、
第一軸支部に水平回動可能な状態で取り付けられ、第一軸支部とは水平方向にずれた箇所に第二軸支部を有し、第二軸支部よりも後側に第三軸支部を有する左右一対の水平回動部材と、
それぞれの第二軸支部に、水平回動可能な状態で取り付けられた左右一対の肘掛と、
それぞれの第三軸支部に、上下方向に回動可能な状態で取り付けられた左右一対の背もたれと
を備え、
背もたれの位置を、内外方向だけでなく上下方向でも調節できるようにした
ことを特徴とするトイレ用手摺り装置
を提供することによって解決される。
本発明のトイレ用手摺り装置において、水平回動部材は、便座の先端(前端)に近い位置に配された第一軸支部を中心として大きな回転半径で水平方向に回動(内外方向に回動)することができるようになっている。また、肘掛と背もたれは、この水平回動部材に支持された状態にあるため、肘掛と背もたれも、第一軸支部を中心として水平方向に回動(内外方向に回動)することができる。このうち、肘掛は、さらに第二軸支部を介して水平回動部材に支持されているため、第二軸支部を中心としても、水平方向に回動(内外方向に回動)することができる。加えて、背もたれは、第三軸支部を介して水平回動部材に支持されているため、第三軸支部を中心として、上下方向(後述するように、内外方向の回動(内外回動)に該当する場合もある。)に回動することができる。以下においては、第一軸支部を中心とした水平回動部材又は背もたれの水平回動、及び、第一軸支部又は第二軸支部を中心とした肘掛の水平回動を、「内外回動」と呼ぶことがある。また、第三軸支部を中心とした背もたれの上下方向の回動を「上下回動」と呼び、その回動によって背もたれが便座の上方から外側(左側又は右側)に外れた状態となる場合には、「内外回動」と呼ぶこともある。
このように、本発明のトイレ用手摺り装置では、水平回動部材を内外回動させることで、背もたれを内外回動させることが可能になっているところ、この背もたれは、さらに、第三軸支部を中心として上下回動させることができるようになっている。このため、背もたれの内外方向における位置(内外位置)だけでなく、上下方向における位置(上下位置)も調節することができる。したがって、便器の形状やサイズに関わらず、使用者の体格や体調等に応じた適切な箇所に、背もたれを当てることができる。よって、排便時に使用者の姿勢を安定させるだけでなく、背もたれに腰を当てて上体を後側に反らせる等の運動(フレイル予防運動や快便運動等)を適切に行うことも可能になる。
また、本発明のトイレ用手摺り装置では、背もたれを内外回動させる際に、その背もたれが便座蓋や洗浄水タンクに干渉しそうな場合には、背もたれを上下回動させ、背もたれを上向きにすることができる。これにより、背もたれの回転半径を短くし、背もたれが便座蓋や洗浄水タンクに干渉しないようにすることができる。加えて、水平回動部材を内外回動させなくても、背もたれを便座の上方から外側に大きく回動させることで、便座の上方から外れた位置に背もたれを退避させることができる。このため、水平回動部材を回動させることなく(肘掛の使用位置を移動させることなく)、便座蓋の開閉を行うこともできる。このように、本発明のトイレ用手摺り装置は、背もたれの位置の調節自由度が高いので、トイレ個室やその出入口が狭い場合であっても、背もたれを邪魔にならない位置に移動させることで、トイレ用手摺り装置を容易に搬入又は設置することもできる。
さらに、本発明のトイレ用手摺り装置では、水平方向にずれた2軸(第一軸支部及び第二軸支部)を中心として肘掛を内外回動させることができる。このため、肘掛の内外方向における位置(内外位置)を、背もたれとは独立して調節することができる。したがって、例えば、左右の肘掛の向きを平行に保ちながら、肘掛の内外位置を調節することができる。よって、使用者の体格や体調等に応じたより適切な内外位置で肘掛を使用することができる。
本発明のトイレ用手摺り装置においては、それぞれの背もたれを内外方向及び上下方向で位置を固定するための固定手段を設けることが好ましい。これにより、背もたれが所望の位置から動かないように、背もたれをしっかりと固定することが可能になる。
本発明のトイレ用手摺り装置においては、それぞれの背もたれを、第三軸支部に対して前後方向に伸縮可能な状態(背もたれの先端に設けられた球状部の前後位置が変化する状態)で取り付けることも好ましい。これにより、背もたれの位置の調節自由度をさらに高めることが可能になる。
本発明のトイレ用手摺り装置においては、それぞれの第一軸支部を、下端部よりも上端部が前方且つ内側となるように折り曲げられた支柱部材の上端部に設けることが好ましい。このように、水平回動部材の第一軸支部(背もたれの内外回動の中心)を前寄り且つ内寄りに位置させることで、背もたれを内側位置(便座の上方に重なる位置)と外側位置(便座の上方から外側に外れた位置)との間で内外回動させる際における、背もたれの先端の前後方向での変位を小さく抑えることができる。このため、背もたれを便座蓋に近い位置に配置することができる。
本発明のトイレ用手摺り装置においては、肘掛を、第ニ軸支部近傍の第四軸支部を中心として上下回動可能な状態で設けることも好ましい。これにより、肘掛の高さ(上下位置)を調節することが可能になり、使用者の体格や体調等に応じたより適切な位置で肘掛を使用することができるようになる。
本発明のトイレ用手摺り装置においては、ベース部材における第一軸支部の近傍に第五軸支部を設け、この第五軸支部に対して水平回動可能(内外回動)な状態で取り付けられて便器に当接する便器当接部を有する、折り畳み可能な後方脚を設けることも好ましい。これにより、肘掛けや背もたれに掛かった後方下向きの力を後方脚でしっかりと受け止め、トイレ用手摺り装置が後側に倒れないようにすることができる。加えて、後方脚(便器当接部)を便器の側方に押し当てる構造とすることで、トイレ用手摺り装置を便器に対して左右方向に動かない状態で固定することが可能になる。また、便器の寸法形状は、便器のメーカー等によって様々であるところ、後方脚(便器当接部)を内外回動させることによって、様々な寸法形状の便器にトイレ用手摺り装置を組み付けることもできる。さらに、後方脚が折り畳み可能であるため、トイレ個室やその出入口が狭い場合であっても、トイレ用手摺り装置を搬入又は設置する際に、後方脚が邪魔にならないようにすることもできる。
以上のように、本発明によって、背もたれの先端の前後位置、左右位置及び高さ(上下位置)を調節することができ、使用者の体格や体調等に応じた適切な位置で背もたれを使用することができるトイレ用手摺り装置を提供することが可能になる。また、便座蓋や洗浄水タンクに干渉させることなく、背もたれを内外方向に移動させることができるトイレ用手摺り装置を提供することも可能になる。さらに、トイレ個室やその出入口が狭い場合でも、搬入や設置を行うことができるトイレ用手摺り装置を提供することも可能になる。
トイレ用手摺り装置を便器に組み付けた状態を示した斜視図である。 トイレ用手摺り装置を便器に組み付けた状態を示した側面図である。 トイレ用手摺り装置を便器に組み付けた状態を示した平面図である。 トイレ用手摺り装置を便器に組み付けた状態を示した正面図である。 トイレ用手摺り装置における第一軸支部の固定手段の周辺を拡大した図である。 トイレ用手摺り装置における背もたれを水平回動(内外回動)させている様子を示した平面図である。 トイレ用手摺り装置における背もたれを上下回動及び内外回動させている様子を示した平面図である。 トイレ用手摺り装置における左右の肘掛を平行に保ちながら水平回動(内外回動)させている様子を示した平面図である。
本発明のトイレ用手摺り装置について、図面を用いてより具体的に説明する。以下で述べる構成は、飽くまで好適な実施形態であり、本発明のトイレ用手摺り装置の技術的範囲は、以下で述べる構成に限定されない。本発明のトイレ用手摺り装置には、発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更を施すことができる。
1.トイレ用手摺り装置の概要
図1~4は、トイレ用手摺り装置10を便器50に組み付けた状態を示した図である。図1は斜視図であり、図2は側面図であり、図3は平面図であり、図4は正面図である。本発明のトイレ用手摺り装置10は、図1~4に示すように、洋式の便器50に組み付けて使用するものとなっている。このトイレ用手摺り装置10は、一体フレーム11と、左右一対の水平回動部材12と、左右一対の肘掛13と、左右一対の背もたれ14とを備えている。本実施形態においては、さらに、一体フレーム11の後方に、左右一対の後方脚15を備え付けている。
このトイレ用手摺り装置10を便器50に組み付けることによって、便器50に対して立ち座りをする際に、肘掛13を手で掴んだり、肘掛13に寄り掛かったりすることができる。このため、便器50に対して楽に立ち座りできるようになる。また、便器50に座って排便する際には、肘掛13に肘を置いて上体を前傾させることで、快便姿勢をとりやすくなる。このときには、便器50に座った人の腰付近を背もたれ14の先端14aで後方から支持することもできる。このため、排便姿勢を安定させることができる。加えて、排便前には、肘掛13を掴みながらスクワットをしたり、腰を捻ったりすることや、背もたれ14の先端14aに腰を当てた状態で上体を後側に反らせたりする等、内臓を刺激する運動を行うこともできる。このため、快便運動や、フレイルの予防運動を行うことも可能になる。
以下、本発明のトイレ用手摺り装置10の各部について詳しく説明する。
2.一体フレーム
一体フレーム11は、図1、図6及び図8に示すように、十分な左右幅を持たせた左右一対のベース部材11aと、これらのベース部材11aを連結する連結部材11bとを一体化したものとなっている。それぞれのベース部材11aは、便器50の左右に設置される。ベース部材11aは、それぞれ、前後方向に延びる台座部材11cと、台座部材11cの中途部分から上向きに延びる支柱部材11dとを備えている。それぞれの支柱部材11dは、中空なパイプ材によって形成されており、その上端には、第一軸支部αが設けられている。第一軸支部αは、図3に示すように、便器50に組み付けたトイレ用手摺り装置10を上方から見たときに、便座中心Cに近づいた、便器50の先端(前端)寄りの箇所に配される。
連結部材11bは、図3に示すように、便器50の前方に配される。本実施形態においては、連結部材11bを、中空なパイプ材によって形成しており、その中央区間が前方に突出するように折り曲げている。このため、トイレ用手摺り装置10を便器50に組み付けると、連結部材11bが便器50の前面に沿うようになっている。図3の例においては、連結部材11bの左右2箇所(左右一対の便器当接部β)で、連結部材11bが便器50に押し当るようにしている。便器当接部βで便器50が傷つかないように、便器当接部βは、ウレタンフォーム等の緩衝性を有する部材で覆っている。
3.水平回動部材
水平回動部材12は、図1、図6及び図8に示すように、一体フレーム11の内寄り前方に設けられた第一軸支部αに軸支されている。このため、水平回動部材12は、一体フレーム11に対し、中心線Lを中心として大きな回転半径で水平回動(内外回動)可能となっている。水平回動部材12の形態は、特に限定されない。本実施形態において、水平回動部材12は、略L字状に折り曲げた第一パイプ材12aと、第一パイプ材12aの後端寄りの部分に上向きに固定した第二パイプ材12bとで構成している。第一パイプ材12aの前端部は、下向きに折り曲げられており、この前端部を、第一軸支部α(支柱部材11dの上端の開口)に挿入することで、水平回動部材12が第一軸支部αに軸支される。第二パイプ材12bの上端部には、第二軸支部αが設けられている。また、第一パイプ材12aの後端部は、第三軸支部αとなっている。
ところで、水平回動部材12の回動角度(内外位置)は、第一軸支部αに設けた固定手段16で固定できるようになっている。図5は、トイレ用手摺り装置10における第一軸支部αの固定手段16の周辺を拡大した図である。図5に示すように、固定手段16は、ガイド穴16aと突起部16bとで構成されている。ガイド穴16aは、一体フレーム11における支柱部材11dの管壁に設けられており、突起部16bは、水平回動部材12における第一パイプ材12aの外周部に設けられている。ガイド穴16aは、その下縁に沿った箇所に、複数の凹部を有している。水平回動部材12を僅かに持ち上げて水平回動させて降ろし、突起部16bをいずれかの凹部に嵌合させることで、水平回動部材12の回動角度(内外位置)を固定することができる。また、突起部16bを嵌合させる凹部を切り替えることで、水平回動部材12の回動角度(内外位置)を切り替えることができる。
4.背もたれ
背もたれ14は、便器50に着席した人の腰付近を後方から支持するための部分となっている。上記の快便運動やフレイルの予防運動を行う際には、この背もたれ14に腰を当てて上体を後側に反らせる等の運動を行うことができる。
背もたれ14の形態は、上記の機能を発揮できるのであれば特に限定されない。本実施形態において、背もたれ14は、中空なパイプ材を2箇所(当該パイプ材の基端側区間と中間区間との境界部分と、当該パイプ材の中間区間と先端側区間との境界部分)で折り曲げることによって形成している。背もたれ14の中間区間は、背もたれ14の基端側区間に対して略直交しており、背もたれ14の先端側区間は、背もたれ14の基端側区間及び中間区間の双方に対して略直交している。背もたれ14の先端には、球状部14aを設けており、便器50に着席した人の腰付近を、この球状部14aで局所的に押圧(指圧しているかのように押圧)できるようにしている。
この背もたれ14は、水平回動部材12の第三軸支部αに軸支されている。このため、背もたれ14は、水平回動部材12に対し、中心線Lを中心として上下回動及び内外回動することが可能となっている。本実施形態においては、上記のように、背もたれ14をパイプ材によって形成したところ、このパイプ材の基端側区間を、第三軸支部α(水平回動部材12を構成する第一パイプ材12aの後端の開口)に挿入することで、背もたれ14を第三軸支部αに軸支している。背もたれ14を中心線L回りに上下回動させることで、背もたれ14の上下位置(上記の球状部14aの高さ)を調節することができる。すなわち、図4における紙面左側の背もたれ14のように、背もたれ14の先端部が内方を向いて低くなる位置(下側位置)と、図4における紙面右側の背もたれ14のように、背もたれ14の先端部が上方を向いて高くなる位置(上側位置)との間で、背もたれ14の上下位置(高さ)を調節することが可能となっている。
また、この第三軸支部αでは、背もたれ14を内外回動(背もたれ14を便座の上方から外側に外れた位置にまで回動)させることもできる。このため、以下のようなことが可能である。例えば、便器50に便座蓋51が備え付けられている場合において、図7(a)に示すように、背もたれ14が便座の上方に位置していると、背もたれ14が便座蓋51の開閉の邪魔になる。このときには、背もたれ14を中心線L回りに上下回動及び内外回動させることで、図7(b)に示すように、左右の背もたれ14を便座の上方から外側に外れた位置に退避させることができる。これにより、肘掛13(水平回動部材12)を水平回動させなくても、便座蓋51を開閉することが可能になる。図7は、トイレ用手摺り装置10における背もたれ14を上下回動及び内外回動させている様子を示した平面図である。
さらに、上記の第三軸支部αにおいては、背もたれ14を上下回動させるだけでなく、背もたれ14を前後移動させることもできる。すなわち、図2において実線で示した背もたれ14のように、背もたれ14の基端側区間を第三軸支部αに対して深く挿入すれば、背もたれ14が前方に移動して短くなった状態となり、図2において破線で示した背もたれ14のように、背もたれ14の基端側区間を第三軸支部αに対して浅く挿入すれば、背もたれ14が後方に移動して長くなった状態となる。このため、背もたれ14は、その前後位置(球状部14aの前後位置)も調節することが可能となっている。したがって、便器50の形態やサイズに関わらず、背もたれ14の球状部14aを最適な前後位置に調節することができる。加えて、背もたれ14の前後長を短くして背もたれ14が便座蓋51に干渉しにくくすることもできる。
加えて、背もたれ14が軸支される水平回動部材12は、上述したように、中心線Lを中心として水平回動可能となっている。このため、背もたれ14に取り付けられた背もたれ14も、水平回動部材12を水平回動させることで、中心線L回りに水平回動(内外回動)できるようになっている。図6は、トイレ用手摺り装置10における背もたれ14(水平回動部材13)を水平回動(内外回動)させている様子を示した平面図である。
このように、背もたれ14は、その上下位置、前後位置及び内外位置のいずれも調節することができ、位置の調節自由度が非常に高くなっている。このため、便器50の形態やサイズに関わらず、トイレ用手摺り装置10の使用者の体格や体調等に応じた適切な箇所に、背もたれ14を位置させることができるようになっている。
ところで、本実施形態においては、図1に示すように、一体フレーム11の支柱部材11dを、上下2箇所で折り曲ており、支柱部材11dの下端部よりも上端部(第一軸支部α)の方が、前方且つ内側に位置するようにしている。というのも、第一軸支部αが後方且つ外側に位置していると、背もたれ14を内側位置(図6(a))から外側位置(図6(b))に内外回動させる際に、背もたれ14が、後方(便座蓋51の側)に大きく変位し、便座蓋51等に干渉しやすくなるところ、第一軸支部αを、前方且つ内側に位置させることで、背もたれ14の中心線L回りの回転半径を増大させる(中心線L回りの回転角度を減少させる)ことができる。このため、背もたれ14の後方への変位を小さく抑えることができるからである。
また、背もたれ14の上下位置及び前後位置は、第三軸支部αに設けた固定手段18(図2)で固定できるようになっている。本実施形態において、固定手段18は、水平回動部材12における第二パイプ材12の管壁に螺合した操作ボルトとなっている。この操作ボルトを締めると、操作ボルトの先端が、背もたれ14の前端部外周に押し当てられることにより、背もたれ14の上下位置及び前後位置が固定されるようになっている。一方、この操作ボルトを緩めると、背もたれ14の上下位置及び前後位置が調節可能な状態となる。
5.肘掛
肘掛13は、便器50に着席した人が、排便時等に肘を掛けるための部分となっている。便器50に立ち座りする際や、上記の快便運動やフレイルの予防運動を行う際には、この肘掛13を手でつかむこともできる。肘掛13の形態は、上記の機能を発揮できるのであれば特に限定されない。本実施形態においては、図1に示すように、肘掛13を厚手の帯板状に形成している。
肘掛13は、水平回動部材12の第二軸支部αに軸支されている。このため、肘掛13は、水平回動部材12に対し、中心線Lを中心として水平回動(内外回動)可能となっている。すなわち、肘掛13は、水平回動部材12と一体的に水平回動(内外回動)を行う背もたれ14とは独立して、内外位置を調節することができる。したがって、背もたれ14の内外位置に拘束されることなく、肘掛13の内外位置を独立して調節することが可能となっている。第二軸支部αにおける肘掛13の回動角度は、固定手段17(図2)により固定することが可能となっている。本実施形態においては、固定手段17として、上述した固定手段16(図5)と同様の構造のものを採用している。
加えて、肘掛13が軸支されている水平回動部材12は、上述したように、第一軸支部αにおいて、中心線L回りに水平回動可能となっている。このため、肘掛13は、中心線L及び中心線Lの2軸(水平方向にずれた2軸)を中心として水平回動(内外回動)可能である。したがって、例えば、図8(a),(b)に示すように、左右の肘掛13の向きを平行に保ちながら、肘掛14の内外位置を調節することもできる。図8は、トイレ用手摺り装置10における左右の肘掛13を平行に保ちながら水平回動(内外回動)させている様子を示した平面図である。
さらに、本実施形態においては、図1に示すように、肘掛13を、第ニ軸支部α近傍の第四軸支部αに軸支している。このため、肘掛13は、中心線Lを中心として上下回動できるようになっている。これにより、トイレ用手摺り装置10の使用者の体格や体調等に応じた適切な上下位置(高さ)に肘掛13を設定することができる。このため、排便時の姿勢を安定させやすくするだけでなく、上記の快便運動やフレイルの予防運動等をより効果的に行うことも可能になる。加えて、肘掛13を使用しないときには、肘掛け13を上向きにする(肘掛け13を格納する)といったことも可能になる。
肘掛13の上下位置(上下回動の角度)は、ラッチ機構等を用いて調節できるようにしてもよいが、本実施形態においては、ロックバネ機構を用いて調節できるようにしている。具体的には、第四軸支部αに対して動かない状態で取り付けられた取り付け部材(図示省略)と、取り付け部材に一体的に固定されたロックドラム(図示省略)と、ロックドラムと同一軸上に配されるように肘掛に形成された筒状壁部(図示省略)と、ロックドラム及び筒状壁部に外嵌されたコイルバネからなるロックバネ(図示省略)と、ロックバネの自由端を操作するカム機構(図示省略)とからなるロックバネ機構を採用している。このロックバネ機構は、特許第6685527号公報に記載の「高さ調節式のアームレスト」で採用されたものと同様のものである。これにより、肘掛13の高さを無段階で調節することができる。肘掛13の形態も、特許第6685527号公報に開示された「肘掛17」と同様の形態とすることができる。
6.後方脚
後方脚15は、一体フレーム11の後側に左右一対に設けられている。この後方脚15によって、肘掛13や背もたれ14に掛かった後方下向きの力をしっかりと受け止め、トイレ用手摺り装置10が後側に倒れないようになっている。また、台座部材11cの後部を短くすることもできる。後方脚15の形態は、特に限定されない。本実施形態においては、図2に示すように、階段状に折り曲げたパイプ材によって、後方脚15を形成している。後方脚15の中途部分には、便器50の側面に押し上げるための便器当接部βが設けられている。便器当接部βは、ウレタンフォーム等の緩衝性を有する部材で覆われている。
後方脚15は、図1に示すように、第一軸支部αの近傍に設けられた第五軸支部αで、連結部材11bに軸支されている。このため、後方脚15は、中心線Lを中心として水平回動(内外回動)させることができる。したがって、便器50の横幅やトイレ個室の左右の内幅等に応じた適切な位置に、後方脚15を配置できるようになっている。また、トイレ用手摺り装置10を便器50から取り外したときには、後方脚15を邪魔にならないように折り畳むことも可能となっている。
また、第五軸支部αの近傍には、押し当て操作手段19(図1)を設けている。この押し当て操作手段19は、後方脚15を内方(便器50に接近する側)に水平回動させて便器50の側方に押し当てるためのものとなっている。本実施形態においては、押し当て操作手段19として、第五軸支部に螺合され、その先端部で後方脚15の前端部を内方に押圧する締付ボルトを採用している。
この押し当て操作手段19を操作し、連結部材11bの便器当接部βと後方脚15の便器当接部βとを便器50に押し当てることにより、トイレ用手摺り装置10を便器50に対して動かない状態で固定することができる。また、押し当て操作手段19を上記の構造とすることで、トイレ用手摺り装置10を便器50から一旦取り外すとき(便器50の周辺を清掃する際等)に、締付ボルト(押し当て操作手段19)をそのときの状態のままで保持しておけば、トイレ用手摺り装置10を便器50に再度組み付ける際に、左右の後方脚15の間隔を元の状態(トイレ用手摺り装置10を便器50から取り外す前の状態)に容易に戻すことができる。
7.用途
本発明のトイレ用手摺り装置は、洋式便器に好適に組み付けることができるが、これに限定されない。本発明のトイレ用手摺り装置は、例えば、一般的な椅子や、介護用の椅子等にも組み付けて使用することが可能である。
10 トイレ用手摺り装置
11 一体フレーム
11a ベース部材
11b 連結部材
11c 台座部材
11d 支柱部材
12 水平回動部材
12a 第一パイプ材
12b 第二パイプ材
13 肘掛
14 背もたれ
14a 背もたれの先端(球状部)
15 後方脚
16 固定手段(第一軸支部)
16a ガイド穴
16b 突起部
17 固定手段(第二軸支部)
18 固定手段(第三軸支部)
19 押し当て操作手段
50 便器
51 便座蓋
α 第一軸支部
α 第二軸支部
α 第三軸支部
β 便器当接部(連結部材)
β 便器当接部(後方脚)

Claims (6)

  1. 洋式の便器に組み付けて使用されるトイレ用手摺り装置であって、
    便座中心よりも前方となる箇所に第一軸支部を有する左右一対のベース部材を、便器の前方を通る連結部材で連結した一体フレームと、
    第一軸支部に水平回動可能な状態で取り付けられ、第一軸支部とは水平方向にずれた箇所に第二軸支部を有し、第二軸支部よりも後側に第三軸支部を有する左右一対の水平回動部材と、
    それぞれの第二軸支部に、水平回動可能な状態で取り付けられた左右一対の肘掛と、
    それぞれの第三軸支部に、上下方向に回動可能な状態で取り付けられた左右一対の背もたれと
    を備え、
    背もたれの位置を、内外方向だけでなく上下方向でも調節できるようにした
    ことを特徴とするトイレ用手摺り装置。
  2. それぞれの背もたれを内外方向及び上下方向で位置を固定するための固定手段を備えた請求項1記載のトイレ用手摺り装置。
  3. それぞれの背もたれが、第三軸支部に対して前後方向に伸縮可能な状態で取り付けられた請求項1又は2記載のトイレ用手摺装置。
  4. それぞれの第一軸支部が、下端部よりも上端部が前方且つ内側となるように折り曲げられた支柱部材の上端部に設けられた請求項1~3いずれか記載のトイレ用手摺り装置。
  5. 肘掛が、第ニ軸支部近傍の第四軸支部を中心として上下回動可能な状態で設けられた請求項1~4いずれか記載のトイレ用手摺り装置。
  6. ベース部材における第一軸支部の近傍に、第五軸支部が設けられ、
    第五軸支部に対して水平回動可能な状態で取り付けられて便器に当接する便器当接部を有する、折り畳み可能な後方脚を備えた
    請求項1~5いずれか記載のトイレ用手摺り装置。
JP2022020133A 2022-02-14 2022-02-14 トイレ用手摺り装置 Active JP7054290B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022020133A JP7054290B1 (ja) 2022-02-14 2022-02-14 トイレ用手摺り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022020133A JP7054290B1 (ja) 2022-02-14 2022-02-14 トイレ用手摺り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7054290B1 true JP7054290B1 (ja) 2022-04-13
JP2023117526A JP2023117526A (ja) 2023-08-24

Family

ID=81260108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022020133A Active JP7054290B1 (ja) 2022-02-14 2022-02-14 トイレ用手摺り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7054290B1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6964373B1 (ja) 2021-07-02 2021-11-10 備前発条株式会社 トイレ用手摺り装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4137525B2 (ja) * 2002-05-31 2008-08-20 オーエム機器株式会社 トイレ用補助装置
JP2015073582A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 ナカ工業株式会社 洋式トイレ用手摺

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6964373B1 (ja) 2021-07-02 2021-11-10 備前発条株式会社 トイレ用手摺り装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023117526A (ja) 2023-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4339829B2 (ja) 浴室用折り畳み椅子
KR101908213B1 (ko) 샤워기거치대를 구비하는 목욕의자
US3672722A (en) Invalid chair having adjustable headrest seat and footrest
KR102038996B1 (ko) 목욕용 의자
JP6964373B1 (ja) トイレ用手摺り装置
KR200495017Y1 (ko) 거동불편자용 이동수단
JP5250793B2 (ja) 車いす
JPH07506978A (ja) シャワー椅子構造体
JP7054290B1 (ja) トイレ用手摺り装置
JP6817665B1 (ja) トイレ用肘掛け装置
JP2022038521A (ja) トイレ用手摺り装置
JP2002209798A (ja) 手摺装置
KR200425324Y1 (ko) 욕실 부착형 접이식 의자
JP6714304B1 (ja) トイレ用手摺り装置
JP6714305B1 (ja) トイレ用手摺り装置
KR102597868B1 (ko) 안전 시트
KR102518356B1 (ko) 접이식 목욕의자
KR102628471B1 (ko) 좌변기용 가동식 등받이 장치
KR102221012B1 (ko) 교회의자
JP4427338B2 (ja) 簡易便器
KR200210831Y1 (ko) 목욕용 의자
JP2000342488A (ja) 椅子型簡易便器
JPH02111367A (ja) 便器用椅子及び便器
JPH11206625A (ja) 便器装置
JP2581737Y2 (ja) 座椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220217

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7054290

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150