JP2002209798A - 手摺装置 - Google Patents

手摺装置

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JP2002209798A
JP2002209798A JP2001008651A JP2001008651A JP2002209798A JP 2002209798 A JP2002209798 A JP 2002209798A JP 2001008651 A JP2001008651 A JP 2001008651A JP 2001008651 A JP2001008651 A JP 2001008651A JP 2002209798 A JP2002209798 A JP 2002209798A
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Koji Furuse
幸司 古瀬
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Shikoku KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K17/00Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
    • A47K17/02Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
    • A47K17/022Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor
    • A47K17/024Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor pivotally mounted on the wall

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に身体的弱者にとって使い易い安全性及び
利便性に優れた手摺装置を提供する。 【解決手段】 着座体20の近傍に配置された手摺部材
1を、着座体20の側方において略水平面内で回動自在
とし、且つこれを着座体20の側方へ退避する「退避位
置」と着座体20の前端近傍で横延される「使用時位
置」とに位置設定可能とする。かかる構成とすること
で、「退避位置」においては、手摺部材1の存在に拘わ
らず着座体20への進入と着座体20からの退出を容易
に行える。「使用時位置」においては、使用者は着座体
20への着座時と離座時に手摺部材1を自己の体の前で
且つ両手で把持してこれに体重を預けながら着座体勢あ
るいは離座体勢をとることができ、着座時と離座時の安
全性が確保される。また、「使用時位置」においては着
座状態のまま手摺部材1に両腕を預けて楽な姿勢をとる
ことで、高い安楽感を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば、着座式
便器とか固定式椅子等の着座体の近傍に設置されるに好
適な手摺装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢者とか身障者等の身体的弱者
の日常生活における安全性とか利便性を確保するという
観点から、屋内の生活空間に様々な介助設備が設けられ
ており、例えば室内壁面に取り付けられる歩行介助のた
めの手摺とか、歩行面の段差解消のためのスロープ材な
どがこれである。
【0003】特に、手摺は、単に廊下等の歩行空間のみ
ならず、便座への着座又は離座に伴う身体移動を必要と
するトイレ空間においてもその必要性が高く、従来より
トイレ用手摺として種々の形態、構造のものが提案され
ている。尚、便器としては和式と洋式とがあるが、近年
は、用便時の身体的負担の軽減という意味から、着座式
の洋式便器が広く普及している。
【0004】このような洋式便器を備えたトイレに手摺
を設ける場合、通常、トイレの入口ドアに対向して着座
するようにして便器が配置されているので、トイレへの
出入り時の障害とならないように(換言すれば、出入り
スペースを確保すべく)、手摺を便器側方の壁面に固定
的に設けるのが従来一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、手摺を便
器側方の壁面に固定的に設けた場合、この手摺を把持す
ることでトイレへの出入りを安全に且つ容易に行うこと
ができる反面、以下のような問題もあった。
【0006】即ち、便器への着座時あるいは便器からの
離座時には、身体の屈伸動作を伴うことから、トイレへ
の出入り時よりも、体重を手摺で支える度合いが大き
く、しかも使用者は入口ドアに対向した姿勢のまま屈伸
動作を行う必要がある。
【0007】しかるに、従来のように手摺が便器側方の
壁面に設けられていると、使用者がこれを両手で把持し
て体を支えることはその姿勢からして難しく、このた
め、左右何れか一方側の手で体重を支えざるを得ず、特
に高齢者等の身体的弱者にとっては大きな身体的負担と
なるものであった。
【0008】そこで本願発明は、特に身体的弱者にとっ
て使い易い安全性及び利便性に優れた手摺装置を提供す
ることを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0010】本願の第1の発明では、着座体20の近傍
に配置された手摺部材1を備えてなる手摺装置におい
て、上記手摺部材1を、上記着座体20の側方に設定し
た枢支点6を中心に略水平面内で回動自在とするととも
に、上記着座体20の着座方向前方側又は後方側に延出
してその側方へ退避する「退避位置」と上記着座体20
の前端近傍において横延される「使用時位置」とに位置
設定可能としたことを特徴としている。
【0011】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる手摺装置において、上記手摺部材1を、上記着座
体20の側方において該着座体20の着座方向に沿って
延設された肘掛部材2に取り付けたことを特徴としてい
る。
【0012】本願の第3の発明では、上記第2の発明に
かかる手摺装置において、上記手摺部材1を、上記着座
体20の着座方向後方側に延出した「退避位置」では上
記肘掛部材2側に格納可能としたことを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0014】 本願の第1の発明にかかる手摺装置で
は、着座体20の近傍に配置された手摺部材1を備えて
なる手摺装置において、上記手摺部材1を、上記着座体
20の側方に設定した枢支点6を中心に略水平面内で回
動自在とするとともに、上記着座体20の着座方向前方
側又は後方側に延出してその側方へ退避する「退避位
置」と上記着座体20の前端近傍において横延される
「使用時位置」とに位置設定可能としている。
【0015】従って、この発明にかかる手摺装置によれ
ば、例えば上記着座体20に着座したり、あるいは該着
座体20から離座する場合には、上記手摺部材1を「退
避位置」に設定することで、該着座体20側への進入、
あるいは該着座体20側からの退出を上記手摺部材1に
よって何ら妨げられることなく、容易に行うことができ
る。また、この進入時あるいは退出時には、上記手摺部
材1を「退避位置」に固定した場合、あるいは該手摺部
材1を使用者の移動に追従して「退避位置」から「使用
時位置」側に回転させる場合に、該手摺部材1が歩行介
助機能を発揮することから、使用者はこの手摺部材1を
把持し且つこれを伝って移動することで、あるいは、こ
れを把持したまま回転させながら移動することで、上記
着座体20への進入あるいは該着座体20からの退出を
より安全に行うことができるものである。
【0016】さらに、上記手摺部材1を「使用時位置」
に設定した状態では、該手摺部材1が上記着座体20の
前端近傍において横延されるので、例えば、使用者が上
記着座体20の近傍において起立姿勢から腰を落として
該着座体20に着座する時とか、該着座体20への着座
状態から腰を上げてこれから離座する時には、使用者は
上記手摺部材1を自己の体の前で(即ち、自然な姿勢
で)、しかも両手でしっかりと把持して、該手摺部材1
に体重を預けながら着座体勢あるいは離座体勢をとるこ
とができるので、上記着座体20への着座あるいは該着
座体20からの離座をより安全に且つ容易に行うことが
できる。
【0017】また、使用者が上記着座体20に着座し、
且つ上記手摺部材1が「使用時位置」に設定された状態
では、使用者の直前位置を上記手摺部材1が横延するこ
とから、使用者は着座状態のまま両腕を上記手摺部材1
に預けることで楽な姿勢をとって安楽感を享受すること
ができ、特に使用者が高齢者等の身体的弱者である場合
に好適である。
【0018】 本願の第2の発明にかかる手摺装置に
よれば、上記第1の発明にかかる手摺装置において、上
記手摺部材1を、上記着座体20の側方において該着座
体20の着座方向に沿って延設された肘掛部材2に取り
付けているので、上記手摺部材1によって上記に記載
の効果が得られるのに加えて、上記着座体20に着座し
た使用者は上記肘掛部材2に肘を預け、該肘掛部材2側
に体を寄り掛けることで、より楽な姿勢で着座状態を続
けることができ、着座状態での安楽感のより一層の向上
が期待できる。
【0019】さらに、上記肘掛部材2が上記着座体20
の側方においてその着座方向に沿って延設されているの
で、該肘掛部材2はこれを手摺として利用することもで
き、該肘掛部材2と上記手摺部材1との共働によって、
より高い歩行介助機能を発揮する手摺装置が得られるこ
とになる。
【0020】 本願の第3の発明にかかる手摺装置に
よれば、上記第2の発明にかかる手摺装置において、上
記手摺部材1を、上記着座体20の着座方向後方側に延
出した「退避位置」では上記肘掛部材2側に格納可能と
しているので、上記手摺部材1の不使用時にはこれを上
記肘掛部材2側に格納することで、上記着座体20の周
辺スペースを十分に確保して該着座体20への着座状態
での開放感を高めることができるとともに、例えば上記
手摺部材1が常に使用状態のまま放置される場合に比し
て、該手摺部材1の格納状態での見映えも良好となり手
摺装置としての商品価値が高められることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0022】図1には、本願発明にかかる手摺装置Zを
示している。この手摺装置Zは、次述の手摺部材1と肘
掛部材2とを備えて構成される。
【0023】上記手摺部材1は、僅かに弧状に湾曲した
平面形状をもつ板材で構成され、その基端部1aは枢支
軸6(特許請求の範囲における「枢支点」に該当する)
を介して次述の肘掛部材2側に、略水平面に沿って回動
自在に支持されている。また、この手摺部材1の他端1
b側には、所定長さの棒体でなる握り5が突設されてい
る。
【0024】上記肘掛部材2は、略長矩形の平面形状を
もつとともに、その一対の長辺2c,2dのうち、一方
の長辺2cはこれを直線状に、他方の長辺はこれを凹入
する湾曲状に、それぞれ形成した板材で構成されてい
る。また、この肘掛部材2は、その長手方向の両端部2
a,2bにそれぞれ支柱3,4を備えている。
【0025】そして、この肘掛部材2は、その直線状の
長辺2cを縦壁面16に対向させた状態で、上記各支柱
3,4の下端部を床面15上に固定配置された帯板状の
固定ブラケット9の両端にそれぞれ突設した調整筒1
0,10に嵌装固定することで該床面15上に立設され
るとともに、その裏面側の長手方向両端寄り位置にそれ
ぞれ設けた固定ブラケット7,8を介して上記縦壁面1
6側に締着固定される。
【0026】尚、上記肘掛部材2の高さ位置(即ち、上
記肘掛部材2の上記縦壁面16に対する取付け高さ)
は、上記各支柱3,4に対する上記各調整筒10,10
の嵌合寸法を増減調整し、且つ調整後に適宜の固定手段
(図示省略)によってこれら両者を固定することで、任
意に変更設定可能とされている。
【0027】そして、上記床面15と縦壁面16とに固
定された上記肘掛部材2の一方の端部2a側に、上記枢
支軸6を介して上記手摺部材1が回動自在に取り付けら
れている。尚、この実施形態においては、上記手摺部材
1の基端部1a側にその上方から嵌挿配置された上記枢
支軸6を、上記肘掛部材2を貫通して上記支柱3の上端
部に嵌挿し且つこれら両者を適宜の固定手段(図示省
略)によって相対回動自在に結合するするとともに、軸
方向への抜け止めを行っている。
【0028】このように、上記手摺装置Zは、上記縦壁
面16に沿って、該縦壁面16と上記床面15とに固定
されるが、この固定配置状態において、上記手摺部材1
は、少なくとも、図1に実線図示するように上記肘掛部
材2からこれに略直交する方向へ延出する回動位置(以
下、これを「使用時位置」という)と、同図において符
号1′で示す鎖線図示状態のように上記縦壁面16に沿
って上記肘掛部材2の長手方向外側に延出する回動位置
(以下、これを「第1の退避位置」という)と、同図に
おいて符号1″で示す鎖線図示状態のように上記肘掛部
材2の上側に重合状態で延出する回動位置(以下、これ
を「第2の退避位置」という)の三位置にそれぞれ位置
設定可能とされるが、さらに必要に応じてこれら三位置
の中間位置にも位置設定することができるようになって
いる。
【0029】以上のように構成された上記手摺装置Z
は、例えば図2及び図3に示すように、トイレ用手摺装
置として使用される。即ち、図2に示すように、トイレ
の床面31上に、その水タンク24を背面壁32に近接
対向させた状態で設置された着座式の便器ユニット20
(特許請求の範囲における「着座体20」に該当する)
の側方において、トイレの側面壁33に沿って設置され
る。
【0030】尚、上記便器ユニット20は、床面31に
固定配置される便器本体21の上面に便座22を設ける
とともに、該便座22は蓋23によって開閉自在とさ
れ、用便時には使用者は上記便座22上に、上記水タン
ク24を背にして着座するものであり、その着座方向前
方にはトイレの入口ドア(図示省略)が設けられてい
る。従って、用便に際して、使用者は、入口ドアから背
面壁32に向かって進入し、上記便器ユニット20の直
前位置において向きを反転させて上記入口ドア側を向
き、そのまま腰を落として上記便座22上に着座する一
方、用便後は、着座状態から腰を上げて上記便座22か
ら離座し、そのまま入口ドアに向かって移動することに
なる。
【0031】上記手摺装置Zは、上述の如き、用便に際
しての使用者の挙動に的確に対応してその移動を介助す
べく、上記手摺部材1の回動位置が使用者の挙動に対応
して変更設定されるものであり、この実施形態において
は、上記手摺部材1を「使用時位置」に設定した時、該
手摺部材1が上記便器ユニット20の前端部近傍、即
ち、上記便座22に着座した使用者の直前位置におい
て、該便器ユニット20を横方向へ跨いで横延するよう
に、上記便器ユニット20の前後方向における取付け位
置を設定している。
【0032】以下、この手摺装置Zの操作及びその作用
等について、図1及び図3を参照して具体的に説明す
る。
【0033】用便のために使用者が入口ドアからトイレ
内に進入し且つ上記便器ユニット20側に移動してその
便座22に着座する時、及び用便後に使用者が上記便座
22から離座して入口ドア側に移動し該入口ドアから退
出する時には、共に、図3に示すように、上記手摺部材
1を「第1の退避位置」に設定する。
【0034】この「第1の退避位置」においては、上記
手摺部材1は上記便器ユニット20からその側方へ退避
した状態で上記入口ドア側に向かって延出している。従
って、用便のために入口ドアからトイレ内に入った使用
者は、上記側面壁33に沿って延出している上記手摺部
材1を把持し且つこれを順次伝え送りしながら移動する
ことで、あるいは上記手摺部材1の握り5を把持し且つ
該手摺部材1を自分の移動に伴って順次「使用時位置」
側に回転させながら(即ち、上記手摺部材1を杖代わり
としながら)移動することで、上記入口ドアから上記便
器ユニット20の直前まで安全に移動することができ
る。
【0035】そして、使用者は、上記便器ユニット20
の直前に達した時点で反転して上記入口ドア側に向きを
変え、そのまま腰を落として上記便座22に着座する
が、その場合、上記手摺部材1が「使用時位置」に設定
されている場合(即ち、移動に伴って手摺部材1を回転
させた場合)にはそのままで、上記手摺部材1が「第1
の退避位置」に設定されている場合(即ち、上記手摺部
材1を「第1の退避位置」に設定したままこれを伝って
移動した場合)には該手摺部材1を「第1の退避位置」
から回転させて「使用時位置」に設定した後に(即ち、
図2に示す状態とした後に)、使用者は該手摺部材1と
上記便器ユニット20の側方に位置している上記肘掛部
材2とに適宜体重を預けながら着座することで、安全に
着座することができる。
【0036】尚、着座時の操作形態としては、上述のよ
うに上記手摺部材1と肘掛部材2とを使用する形態の外
に、例えば、上記手摺部材1を「退避位置」に設定した
まま、上記肘掛部材2のみを使用し該肘掛部材2に体重
を預けながら着座する場合もあり、要するに、着座時に
上記手摺部材1を使用するかどうかは使用者が自己の体
力等を勘案して任意に決定すれば良い。
【0037】また、用便後の上記便座22からの離座、
及び上記入口ドア側への移動は、上記操作手順と逆の手
順によって行われるので、ここでの説明は省略する。
【0038】一方、上記便座22に着座しての用便時に
は、上記手摺装置Zは図2に示すように上記手摺部材1
を「使用時位置」に設定した状態で使用される。即ち、
この「使用時位置」においては、上記手摺部材1が、上
記便座22に着座した使用者の直前位置において横延さ
れているので、使用者は、例えば上記手摺部材1に両腕
を預け、幾分、該手摺部材1側に体重をかけた楽な姿勢
をとることができる。従って、例え用便に時間がかかっ
ても、疲れることなく安楽感をもって用を足すことがで
き、特に使用者が高齢者等の非力なものである場合に好
適である。また、この場合、上記手摺部材1側に体を凭
せかけるのに加えて、あるいは手摺部材1側に代えて、
上記肘掛部材2側に肘を付けて体を凭せかけることで、
安楽感がより一層高まり、疲れを気にすることなく用を
足すことができるものである。
【0039】さらに、非用便時には、次回の用便に備え
て上記手摺部材1を「第1の退避位置」に設定しておく
のが望ましいが、例えば、用便に際して上記手摺装置Z
を必要とする者が長期間不在であるような場合には、上
記手摺部材1を「第2の退避位置」に設定して上記肘掛
部材2側に格納すれば、トイレスペースの有効利用が図
れるので用便時の開放感が向上することになる。
【0040】尚、上記実施形態においては、上記手摺装
置Zを便器ユニット20の側方に設置したについて説明
したが、本願発明の手摺装置Zはかかる使用形態に限定
されるものではなく、要するに人が着座する着座体(例
えば、固定式椅子等)の側方に設置されることで所期の
作用効果を発揮するものである。
【0041】また、上記実施形態における上記手摺部材
1は、その長さ寸法が予め一定に決定されているが、本
願の他の実施形態においては、例えば、上記手摺部材1
をテレスコ構造とし、必要に応じてこれを伸縮調整して
使用できるようにすることも可能である。尚、上記手摺
部材1の高さ調整は、既述のように上記肘掛部材2側の
高さを調整することで行えるものである。
【0042】さらに、図4には、本願発明の他の実施形
態にかかる手摺装置Zを示している。この手摺装置Z
は、上記手摺部材1の長さ方向の略中央部の下面側に、
ロールペーパー12を保持するペーパーホルダー11を
固定したものである。このように、用便時に使用者の直
前に位置している上記手摺部材1に上記ペーパーホルダ
ー11を取付けることで、使用者は自分の体の前方で該
ペーパーホルダー11からのトイレットペーパーの取り
出しを行うことができ、例えば、ペーパーホルダー11
が上記便器ユニット20の側方の壁面に取り付けられて
いる場合のように、体を横へ捩った姿勢でトイレットペ
ーパーの取り出しを行う必要がある場合に比して、使用
上の利便性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態にかかる手摺装置の全体構
造を示す斜視図である。
【図2】図1に示した手摺装置の設置状態における第1
の状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示した手摺装置の設置状態における第2
の状態を示す斜視図である。
【図4】本願発明の他の実施形態にかかる手摺装置の全
体構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1は手摺部材、2は肘掛部材、3及び4は支柱、5は握
り、6は枢支軸、7〜9は固定ブラケット、10は調整
筒、11はペーパーホルダー、12はロールペーパー、
15は床面、16は縦壁面、20は便器ユニット、21
は便器本体、22は便座、23は蓋、24は水タンク、
31は床面、32は背面壁、33は側面壁、Zは手摺装
置である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座体(20)の近傍に配置された手摺
    部材(1)を備えてなる手摺装置であって、 上記手摺部材(1)が、上記着座体(20)の側方に設
    定した枢支点(6)を中心に略水平面内で回動自在とさ
    れるとともに、上記着座体(20)の着座方向前方側又
    は後方側に延出してその側方へ退避する「退避位置」と
    上記着座体(20)の前端近傍において横延される「使
    用時位置」とに位置設定可能とされていることを特徴と
    する手摺装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記手摺部材(1)が、上記着座体(20)の側方にお
    いて該着座体(20)の着座方向に沿って延設された肘
    掛部材(2)に取り付けられていることを特徴とする手
    摺装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記手摺部材(1)は、上記着座体(20)の着座方向
    後方側に延出した「退避位置」では上記肘掛部材(2)
    側に格納可能とされていることを特徴とする手摺装置。
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