JPH0824293A - 車椅子 - Google Patents
車椅子Info
- Publication number
- JPH0824293A JPH0824293A JP6161007A JP16100794A JPH0824293A JP H0824293 A JPH0824293 A JP H0824293A JP 6161007 A JP6161007 A JP 6161007A JP 16100794 A JP16100794 A JP 16100794A JP H0824293 A JPH0824293 A JP H0824293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- auxiliary
- rest
- support rod
- auxiliary rest
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rehabilitation Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 苦痛や負担を伴うことなく座席から楽に身体
を立ち上げることができる車椅子を提供すること。 【構成】 座席の左右両端の上方にアームレストを備え
た車椅子において、アームレストの前端からほぼ延長線
上に前後に移動可能な補助レストと、座席に着座した人
の脚よりも前方であって下向きに指向する姿勢のサポー
トロッドとを備え、補助レストの前方への繰り出しに連
動してサポートロッドを下方に移動させることによりサ
ポートロッドの下端を座席に座った人の脚の前側で床や
路面等に着座させ、補助レストに手を掛けて前屈みの姿
勢として座席から立ち上がれるようにする。
を立ち上げることができる車椅子を提供すること。 【構成】 座席の左右両端の上方にアームレストを備え
た車椅子において、アームレストの前端からほぼ延長線
上に前後に移動可能な補助レストと、座席に着座した人
の脚よりも前方であって下向きに指向する姿勢のサポー
トロッドとを備え、補助レストの前方への繰り出しに連
動してサポートロッドを下方に移動させることによりサ
ポートロッドの下端を座席に座った人の脚の前側で床や
路面等に着座させ、補助レストに手を掛けて前屈みの姿
勢として座席から立ち上がれるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身体障害者や高齢者用
として使用する車椅子に係り、特にたとえば片麻痺患者
等が椅子から立ち上がる動作が無理なく行えるようにし
た車椅子の構造に関する。
として使用する車椅子に係り、特にたとえば片麻痺患者
等が椅子から立ち上がる動作が無理なく行えるようにし
た車椅子の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】病院やリハビリテーション等の各種の施
設で使用されている車椅子は、主として歩行困難な患者
や重度の疾患を持つ患者が乗って移動したり、テーブル
を付属することによって食事やその他の作業ができるよ
うにしたものがその基本的な構造である。
設で使用されている車椅子は、主として歩行困難な患者
や重度の疾患を持つ患者が乗って移動したり、テーブル
を付属することによって食事やその他の作業ができるよ
うにしたものがその基本的な構造である。
【0003】このような用途の点から、従来からの車椅
子は、人が座る座席と4個の車輪を備え、腕を載せて姿
勢を安定させるためのアームレストを座席の左右に配置
したり、脚載せを本体の前方部分に備えたりしたものが
一般的である。
子は、人が座る座席と4個の車輪を備え、腕を載せて姿
勢を安定させるためのアームレストを座席の左右に配置
したり、脚載せを本体の前方部分に備えたりしたものが
一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】たとえば片麻痺患者等
が座席から立ち上がって直立歩行の姿勢をとろうとする
とき、患者は自分の腕をアームレストの先端に掛けて肘
を張るようにして立ち上がる。この場合、患者の脚はア
ームレストの先端よりも前方側にあるため、脚を床に着
かせた状態で立ち上がるとき、アームレストに腕を掛け
て支持する点は脚よりも後方に位置する。
が座席から立ち上がって直立歩行の姿勢をとろうとする
とき、患者は自分の腕をアームレストの先端に掛けて肘
を張るようにして立ち上がる。この場合、患者の脚はア
ームレストの先端よりも前方側にあるため、脚を床に着
かせた状態で立ち上がるとき、アームレストに腕を掛け
て支持する点は脚よりも後方に位置する。
【0005】このように、床についた脚よりも腕をアー
ムレストに掛ける位置が後側であると、腰を座席から浮
かせて直立姿勢になろうとするときには、前側への身体
の重心移動が必要となる。ところが、このような重心移
動は患者にとっては大きな負担と苦痛を伴い、重症の患
者や高齢者には適切ではない。また、重心移動がうまく
できないまま、後側に転倒してしまうこともあり、患者
本人への安全性や介助する者の負担等の点で問題があ
る。
ムレストに掛ける位置が後側であると、腰を座席から浮
かせて直立姿勢になろうとするときには、前側への身体
の重心移動が必要となる。ところが、このような重心移
動は患者にとっては大きな負担と苦痛を伴い、重症の患
者や高齢者には適切ではない。また、重心移動がうまく
できないまま、後側に転倒してしまうこともあり、患者
本人への安全性や介助する者の負担等の点で問題があ
る。
【0006】本発明において解決すべき課題は、苦痛や
負担を伴うことなく座席から楽に身体を立ち上げること
ができる車椅子を提供することにある。
負担を伴うことなく座席から楽に身体を立ち上げること
ができる車椅子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、座席の左右両
端の上方にアームレストを備えた車椅子であって、前記
アームレストの前端からほぼ延長線上に前後に移動可能
な補助レストと、前記座席に着座した人の脚よりも前方
であって下向きに指向する姿勢のサポートロッドとを備
え、前記補助レストの前方への繰り出しに連動して前記
サポートロッドを下方に移動させるリンク機構によって
これらの補助レスト及びサポートロッドを連接してなる
ことを特徴とする。
端の上方にアームレストを備えた車椅子であって、前記
アームレストの前端からほぼ延長線上に前後に移動可能
な補助レストと、前記座席に着座した人の脚よりも前方
であって下向きに指向する姿勢のサポートロッドとを備
え、前記補助レストの前方への繰り出しに連動して前記
サポートロッドを下方に移動させるリンク機構によって
これらの補助レスト及びサポートロッドを連接してなる
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】補助レストを前方に繰り出すとこれに連動して
サポートロッドが下方に移動してその下端が床面や路面
に着座する。そして、サポートロッドは座席に座ってい
る人の脚よりも前方を指向して下降するので、補助レス
トに腕を掛けて立ち上がるようにすれば、人は前屈みの
姿勢で起立していくことができ、後に転倒するようなこ
となく楽に立ち上がることができる。
サポートロッドが下方に移動してその下端が床面や路面
に着座する。そして、サポートロッドは座席に座ってい
る人の脚よりも前方を指向して下降するので、補助レス
トに腕を掛けて立ち上がるようにすれば、人は前屈みの
姿勢で起立していくことができ、後に転倒するようなこ
となく楽に立ち上がることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す車椅子の右側
面図、図2正面図及び図3は平面図である。
面図、図2正面図及び図3は平面図である。
【0010】図において、上端をグリップ1aとした2
本の主フレーム1を2本のリンク2a,2bによって連
接し、これらの主フレーム1の間の距離を変えて折り畳
み可能としている。主フレーム1のそれぞれの下端には
ボトムフレーム3を連結すると共に、中段部分には折り
畳み式の座席4a部分から前側の下方に曲げたステー4
を連結する。
本の主フレーム1を2本のリンク2a,2bによって連
接し、これらの主フレーム1の間の距離を変えて折り畳
み可能としている。主フレーム1のそれぞれの下端には
ボトムフレーム3を連結すると共に、中段部分には折り
畳み式の座席4a部分から前側の下方に曲げたステー4
を連結する。
【0011】また、主フレーム1の上端側には水平姿勢
のガイドスリーブ5を設け、これらのガイドスリーブ5
には下方に向かうアーム6を連結する。そして、これら
のアーム6の下端には方向転換のための補助輪7を設け
ると共に、主フレーム1の下端には主輪8を備える。こ
れらの補助輪7及び主輪8の操作は従来構造と同様であ
り、主輪8はその側面部に設けた操作環8を座席4aに
座った人が握って回すことができ、制動はブレーキアー
ム8bを手前に引くことによって操作する。
のガイドスリーブ5を設け、これらのガイドスリーブ5
には下方に向かうアーム6を連結する。そして、これら
のアーム6の下端には方向転換のための補助輪7を設け
ると共に、主フレーム1の下端には主輪8を備える。こ
れらの補助輪7及び主輪8の操作は従来構造と同様であ
り、主輪8はその側面部に設けた操作環8を座席4aに
座った人が握って回すことができ、制動はブレーキアー
ム8bを手前に引くことによって操作する。
【0012】水平姿勢のガイドスリーブ5の上面には、
座席4aに座った人が腕を載せるためのアームレスト5
aを設けると共に、座席4aから立ち上がるときに利用
する補助レスト9を設ける。この補助レスト9は、図1
に示すように、先端側をU字状に曲げた形状を持ち、ガ
イドスリーブ5に対して前後方向に移動できるように組
み込んだものであり、その組込み構造を図4に示す。
座席4aに座った人が腕を載せるためのアームレスト5
aを設けると共に、座席4aから立ち上がるときに利用
する補助レスト9を設ける。この補助レスト9は、図1
に示すように、先端側をU字状に曲げた形状を持ち、ガ
イドスリーブ5に対して前後方向に移動できるように組
み込んだものであり、その組込み構造を図4に示す。
【0013】ガイドスリーブ5は図4の(b)(同図
(a)のA−A線矢視による縦断面図)に示すように円
形断面のパイプ材であり、その先端側及び後端側のそれ
ぞれの下面には切欠5b,5cを軸線方向に切開してい
る。ガイドスリーブ5の下面には、補助レスト9の定位
置への固定及び前方への繰り出しの操作のための操作レ
バー5dを設ける。この操作レバー5dはスプリング5
eによってガイドスリーブ6の内部側に付勢さたロック
ピン5fに連接され、操作レバー5dを上に引き上げる
ことによってロックピン5fを補助レスト9から離れる
向きに移動させることが可能である。また、操作レバー
5dよりも少し後側の下面には、スプリング5gによっ
て後方側に付勢されたストッパピン5hを設ける。
(a)のA−A線矢視による縦断面図)に示すように円
形断面のパイプ材であり、その先端側及び後端側のそれ
ぞれの下面には切欠5b,5cを軸線方向に切開してい
る。ガイドスリーブ5の下面には、補助レスト9の定位
置への固定及び前方への繰り出しの操作のための操作レ
バー5dを設ける。この操作レバー5dはスプリング5
eによってガイドスリーブ6の内部側に付勢さたロック
ピン5fに連接され、操作レバー5dを上に引き上げる
ことによってロックピン5fを補助レスト9から離れる
向きに移動させることが可能である。また、操作レバー
5dよりも少し後側の下面には、スプリング5gによっ
て後方側に付勢されたストッパピン5hを設ける。
【0014】補助レスト9は図4の(b)に示すように
円形断面のパイプ状であり、その後端部の下面には図1
に示すようにストッパブロック9aを設けると共に軸線
方向のほぼ中央部にはロックピン5fが嵌まり込むロッ
ク孔9bを開けている。そして、図4の(a)に示すよ
うに、ロック孔9bの中にロックピン5fが嵌まり込ん
でいるときは、補助レスト9はガイドスリーブ5に対し
て固定保持され、操作レバー5dを上げてロックピン5
fをロック孔9bから抜けば、補助レスト9を移動させ
ることができる。この補助レスト9の移動のときに前進
させる場合では、図4の(a)中で一点鎖線で示すよう
にストッパブロック9aがストッパピン5hに突き当た
ってその移動が規制され、補助レスト9はその最大スト
ロークまで前進し、ガイドスリーブ5からの脱落はな
い。
円形断面のパイプ状であり、その後端部の下面には図1
に示すようにストッパブロック9aを設けると共に軸線
方向のほぼ中央部にはロックピン5fが嵌まり込むロッ
ク孔9bを開けている。そして、図4の(a)に示すよ
うに、ロック孔9bの中にロックピン5fが嵌まり込ん
でいるときは、補助レスト9はガイドスリーブ5に対し
て固定保持され、操作レバー5dを上げてロックピン5
fをロック孔9bから抜けば、補助レスト9を移動させ
ることができる。この補助レスト9の移動のときに前進
させる場合では、図4の(a)中で一点鎖線で示すよう
にストッパブロック9aがストッパピン5hに突き当た
ってその移動が規制され、補助レスト9はその最大スト
ロークまで前進し、ガイドスリーブ5からの脱落はな
い。
【0015】2本のステー4の先端部には、それぞれフ
ットレスト4bを開閉動作可能に設けると共に、図5及
び図6に示すように、ステー4の側面部分にはそれぞれ
パイプ材を利用したスライドガイド4cを設ける。そし
て、このスライドガイド4cの下端部には、スプリング
4dによって下向きに付勢されたストッパピン4eを備
える。
ットレスト4bを開閉動作可能に設けると共に、図5及
び図6に示すように、ステー4の側面部分にはそれぞれ
パイプ材を利用したスライドガイド4cを設ける。そし
て、このスライドガイド4cの下端部には、スプリング
4dによって下向きに付勢されたストッパピン4eを備
える。
【0016】スライドガイド4cにはサポートロッド1
0を移動自在に組み込む。このサポートロッド10は下
端にゴム等を素材としたクッション10aを備えると共
に、スライドガイド4cのストッパピン4eに突き当た
るストッパブロック10bを設けたものである。そし
て、サポートロッド10の上端部は常にスライドガイド
4cよりも上側に突き出た位置関係にあり、その上端を
リンクロッド11によって補助レスト9の下面に連接し
ている。
0を移動自在に組み込む。このサポートロッド10は下
端にゴム等を素材としたクッション10aを備えると共
に、スライドガイド4cのストッパピン4eに突き当た
るストッパブロック10bを設けたものである。そし
て、サポートロッド10の上端部は常にスライドガイド
4cよりも上側に突き出た位置関係にあり、その上端を
リンクロッド11によって補助レスト9の下面に連接し
ている。
【0017】リンクロッド11はその上端及び下端をそ
れぞれ補助レスト9及びサポートロッド10に互いに折
れ曲がり可能に連接したものであり、補助レスト9の前
進及び後退に連動してサポートロッド10を下降及び上
昇させる。
れぞれ補助レスト9及びサポートロッド10に互いに折
れ曲がり可能に連接したものであり、補助レスト9の前
進及び後退に連動してサポートロッド10を下降及び上
昇させる。
【0018】以上の構成において、人が座席4aに座っ
て使うときには、図1から図3のようにセットし、サポ
ートロッド10のクッション10aを床面や路面から離
れた状態にする。これにより、主輪8及び補助輪7によ
って車椅子を移動させたり、ブレーキアーム8bによっ
て主輪8をロックして止まった状態で使うことができ
る。
て使うときには、図1から図3のようにセットし、サポ
ートロッド10のクッション10aを床面や路面から離
れた状態にする。これにより、主輪8及び補助輪7によ
って車椅子を移動させたり、ブレーキアーム8bによっ
て主輪8をロックして止まった状態で使うことができ
る。
【0019】座席4aに座った人が立ち上がるときに
は、補助レスト9を前に繰り出し、人の腕をその脚より
も前側でこの補助レスト9に掛けられるようにする。こ
の補助レスト9の繰り出しは、図4の(a)に示すよう
に操作レバー5dを上に引き上げてロックピン5fをロ
ック孔9bから抜け出させ、補助レスト9の拘束を解く
ことから始め、この後補助レスト9を図1の一点鎖線で
示すように順に前側に移動させることによって行う。
は、補助レスト9を前に繰り出し、人の腕をその脚より
も前側でこの補助レスト9に掛けられるようにする。こ
の補助レスト9の繰り出しは、図4の(a)に示すよう
に操作レバー5dを上に引き上げてロックピン5fをロ
ック孔9bから抜け出させ、補助レスト9の拘束を解く
ことから始め、この後補助レスト9を図1の一点鎖線で
示すように順に前側に移動させることによって行う。
【0020】このような補助レスト9の前側への移動に
よって、リンクロッド11に連接されているサポートロ
ッド10はスライドガイド4cに案内されながら次第に
下降していく。そして、補助レスト9が前進して、図7
に示すようにストッパブロック9aがガイドスリーブ5
のストッパピン5hに突き当たると停止し、このときに
はクッション10aの下端が補助輪7及び主輪8の走行
面とほぼ同じレベルとなり、車椅子は2本のサポートロ
ッド10によっても支持される。
よって、リンクロッド11に連接されているサポートロ
ッド10はスライドガイド4cに案内されながら次第に
下降していく。そして、補助レスト9が前進して、図7
に示すようにストッパブロック9aがガイドスリーブ5
のストッパピン5hに突き当たると停止し、このときに
はクッション10aの下端が補助輪7及び主輪8の走行
面とほぼ同じレベルとなり、車椅子は2本のサポートロ
ッド10によっても支持される。
【0021】補助レスト9の前側への繰り出し後には、
フットレスト4bを開いて座っている人の脚を床面また
は路面に載せ、両腕または片腕の手を補助レスト9に掛
ける。このとき、補助レスト9はフットレスト4bより
も前側にまで突き出ているので、座席4aに座っている
人の脚よりも前方で補助レスト9に手を掛けることがで
きる。したがって、座席4aに座っていた人は、自身の
脚で立ちながら前屈みの姿勢で座席4aから立ち上がる
ことができ、前側への重心移動が簡単に行える。
フットレスト4bを開いて座っている人の脚を床面また
は路面に載せ、両腕または片腕の手を補助レスト9に掛
ける。このとき、補助レスト9はフットレスト4bより
も前側にまで突き出ているので、座席4aに座っている
人の脚よりも前方で補助レスト9に手を掛けることがで
きる。したがって、座席4aに座っていた人は、自身の
脚で立ちながら前屈みの姿勢で座席4aから立ち上がる
ことができ、前側への重心移動が簡単に行える。
【0022】このように、補助レスト9を前に繰り出す
操作だけで、サポートロッド10による支持点を座席4
aに座っている人に対して前方に持たせることができ、
後側に転倒したりバランスを失うことなく楽に立ち上が
ることができる。そして、2本のサポートロッド10に
よる支持点が増えて、補助輪7及び主輪8を含めて合計
6個の支持点を持つので、安全性も向上する。
操作だけで、サポートロッド10による支持点を座席4
aに座っている人に対して前方に持たせることができ、
後側に転倒したりバランスを失うことなく楽に立ち上が
ることができる。そして、2本のサポートロッド10に
よる支持点が増えて、補助輪7及び主輪8を含めて合計
6個の支持点を持つので、安全性も向上する。
【0023】補助レスト9を図7及び図8の繰り出した
状態から元に戻すときには、補助レスト9の後退に連動
してサポートロッド10もスライドガイド4cの中を上
昇して図1の状態に復帰する。そして、サポートロッド
10のストッパブロック10bがストッパピン4eに突
き当たったときに、操作レバー5dのロックピン5fが
補助レスト9のロック孔9bに嵌まり込む位置関係とし
ておけば、補助レスト9を後退させたいけば自動的にロ
ック保持される。
状態から元に戻すときには、補助レスト9の後退に連動
してサポートロッド10もスライドガイド4cの中を上
昇して図1の状態に復帰する。そして、サポートロッド
10のストッパブロック10bがストッパピン4eに突
き当たったときに、操作レバー5dのロックピン5fが
補助レスト9のロック孔9bに嵌まり込む位置関係とし
ておけば、補助レスト9を後退させたいけば自動的にロ
ック保持される。
【0024】
【発明の効果】本発明では、前に繰り出した補助レスト
に腕を延ばして手を掛けるようにして姿勢を前屈みにし
ながら立ち上がることができるので、後に転倒したり身
体のバランスを崩すことなく楽に起立することができ、
使う人を安全に保護できるほか介護者の負担の軽減も可
能となる。
に腕を延ばして手を掛けるようにして姿勢を前屈みにし
ながら立ち上がることができるので、後に転倒したり身
体のバランスを崩すことなく楽に起立することができ、
使う人を安全に保護できるほか介護者の負担の軽減も可
能となる。
【図1】本発明の車椅子の一実施例を示す右側面図であ
る。
る。
【図2】図1の車椅子の正面図である。
【図3】図1の車椅子の平面図である。
【図4】補助レストとガイドスリーブの連接構造であっ
て、同図の(a)は要部の縦断面図、同図の(b)は同
図(a)のA−A線矢視による縦断面図である。
て、同図の(a)は要部の縦断面図、同図の(b)は同
図(a)のA−A線矢視による縦断面図である。
【図5】サポートロッドとスライドガイドの連接構造で
あって、同図の(a)は要部の正面図、同図の(b)は
同図(a)のB−B線矢視による横断面図である。
あって、同図の(a)は要部の正面図、同図の(b)は
同図(a)のB−B線矢視による横断面図である。
【図6】サポートロッドとリンクロッドとの連接構造の
要部を示す切欠図である。
要部を示す切欠図である。
【図7】補助レストを繰り出してサポートロッドによる
支持点を持たせた状態を示す右側面図である。
支持点を持たせた状態を示す右側面図である。
【図8】図7の平面図である。
1 主フレーム 3 ボトムフレーム 4 ステー 4a 座席 4b フットレスト 4c スライドガイド 5 ガイドスリーブ 5a アームレスト 5d 操作レバー 5e スプリング 5f ロックピン 5g スプリング 5h ストッパピン 6 アーム 7 補助輪 8 主輪 9 補助レスト 9a ストッパブロック 9b ロック孔 10 サポートロッド 10a クッション 10b ストッパブロック 11 リンクロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧 美奈子 福岡市中央区天神5丁目4番15号 (72)発明者 牛島 育夫 福岡県粕屋郡粕屋町大字仲原2305
Claims (1)
- 【請求項1】 座席の左右両端の上方にアームレストを
備えた車椅子であって、前記アームレストの前端からほ
ぼ延長線上に前後に移動可能な補助レストと、前記座席
に着座した人の脚よりも前方であって下向きに指向する
姿勢のサポートロッドとを備え、前記補助レストの前方
への繰り出しに連動して前記サポートロッドを下方に移
動させるリンク機構によってこれらの補助レスト及びサ
ポートロッドを連接してなる車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6161007A JPH0824293A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6161007A JPH0824293A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 車椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0824293A true JPH0824293A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15726811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6161007A Pending JPH0824293A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 車椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824293A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002000663A (ja) * | 2000-06-23 | 2002-01-08 | Nippon Guranmeeru:Kk | 車椅子乗り降り用安定把持棒 |
GB2423749A (en) * | 2005-03-02 | 2006-09-06 | Peter Sloan | Retractable wheelchair handrail attachment |
GB2501316A (en) * | 2012-04-20 | 2013-10-23 | Grey Edward Bence Giddins | Chair hand grips and supports |
DE102014001419A1 (de) * | 2014-02-03 | 2015-08-06 | Dagmar Heuer | Rollstuhl zur beiderseitigen Führung |
JP2019092986A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | 有限会社ルネセイコウ | 移動補助椅子 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP6161007A patent/JPH0824293A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002000663A (ja) * | 2000-06-23 | 2002-01-08 | Nippon Guranmeeru:Kk | 車椅子乗り降り用安定把持棒 |
JP4540188B2 (ja) * | 2000-06-23 | 2010-09-08 | 有限会社日本グランメール | 車椅子乗り降り用安定把持棒 |
GB2423749A (en) * | 2005-03-02 | 2006-09-06 | Peter Sloan | Retractable wheelchair handrail attachment |
GB2501316A (en) * | 2012-04-20 | 2013-10-23 | Grey Edward Bence Giddins | Chair hand grips and supports |
DE102014001419A1 (de) * | 2014-02-03 | 2015-08-06 | Dagmar Heuer | Rollstuhl zur beiderseitigen Führung |
JP2019092986A (ja) * | 2017-11-27 | 2019-06-20 | 有限会社ルネセイコウ | 移動補助椅子 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070085405A1 (en) | Device for assisting disabled persons | |
JP5036369B2 (ja) | 介護補助装置 | |
US6276704B1 (en) | Adjustable wheelchair having a tilting and reclining seat | |
JP4510762B2 (ja) | シート折畳み機構 | |
CN105853156B (zh) | 康复助行器 | |
US6507961B1 (en) | Elevating mechanism for assisting patient in using a toilet alone | |
JP2012016504A (ja) | 折り畳み式車椅子及び起立補助シート | |
JP5804413B2 (ja) | 歩行補助車 | |
JP2007181639A (ja) | 起立補助椅子 | |
JP2001321404A (ja) | 歩行器兼用車椅子 | |
EP1286638A1 (en) | A chair for handicapped or disabled persons | |
JP2000300611A (ja) | 起立介助椅子 | |
JP6504588B1 (ja) | 移乗装置 | |
CN205626425U (zh) | 康复助行器 | |
JPH0824293A (ja) | 車椅子 | |
JP4498980B2 (ja) | ポータブル・トイレ | |
JP3709421B2 (ja) | 自然に立ち上がれる自力助長椅子 | |
JP2002065752A (ja) | 車椅子 | |
JP2017225553A (ja) | 移乗車 | |
JP2008237583A (ja) | 介助用車椅子並びにそれに用いるフットレストアッセンブリ | |
JP2001129032A (ja) | 介護補助装置 | |
JPH09238988A (ja) | 人体の移乗装置 | |
JPH0866440A (ja) | 障害者用自在移動車 | |
JPH08257062A (ja) | 腰掛けた状態から起立できる椅子の構造 | |
JPH04285556A (ja) | 起立補助器 |