JP2543961Y2 - 浴室用回転いす - Google Patents
浴室用回転いすInfo
- Publication number
- JP2543961Y2 JP2543961Y2 JP5032091U JP5032091U JP2543961Y2 JP 2543961 Y2 JP2543961 Y2 JP 2543961Y2 JP 5032091 U JP5032091 U JP 5032091U JP 5032091 U JP5032091 U JP 5032091U JP 2543961 Y2 JP2543961 Y2 JP 2543961Y2
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- JP
- Japan
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- pipe
- seat
- leg
- handrail
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主に手足等が不自由
で介護を必要とする身体障害者の浴室用いすに係り、い
すへの乗り降りが容易でかつ姿勢よく体を固定でき、し
かも座ったままで360度自由に回転できる機能を備え
た、使い易さと便利さおよび安全性に富む浴室用回転い
すに関する。
で介護を必要とする身体障害者の浴室用いすに係り、い
すへの乗り降りが容易でかつ姿勢よく体を固定でき、し
かも座ったままで360度自由に回転できる機能を備え
た、使い易さと便利さおよび安全性に富む浴室用回転い
すに関する。
【0002】
【従来の技術】特に介護を必要とする身体障害者向けに
開発された浴室用いすとしては、いわゆるパイプいす型
のものが大半で、その構造も単に座面部に脚が一体に取
り付けられ、ハンドルパイプに固定式の手摺が取り付け
られたものが一般的である。例えば、第8図に示すごと
く、シートパイプ2に4本の脚1が取り付けられ、シー
トパイプと一体のハンドルパイプ3に手摺4が固着さ
れ、その手摺は支持パイプ5にて支持され、シートパイ
プ2に座面シート6が取り付けられた構造となってい
る。なお、手摺4は先端部の屈曲部分を回転式にして乗
り降りの際に開閉できるように工夫されている。このよ
うな構造の浴室用いすの場合は、比較的軽量で、構造的
にもシンプルなものであるため持ち運びには便利であ
る。
開発された浴室用いすとしては、いわゆるパイプいす型
のものが大半で、その構造も単に座面部に脚が一体に取
り付けられ、ハンドルパイプに固定式の手摺が取り付け
られたものが一般的である。例えば、第8図に示すごと
く、シートパイプ2に4本の脚1が取り付けられ、シー
トパイプと一体のハンドルパイプ3に手摺4が固着さ
れ、その手摺は支持パイプ5にて支持され、シートパイ
プ2に座面シート6が取り付けられた構造となってい
る。なお、手摺4は先端部の屈曲部分を回転式にして乗
り降りの際に開閉できるように工夫されている。このよ
うな構造の浴室用いすの場合は、比較的軽量で、構造的
にもシンプルなものであるため持ち運びには便利であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、第8図に示す
ような構造の従来の浴室用いすは、回転式ではないため
使用者の体の向きを変えることができず、その都度介護
人が後や前に動き回って洗わなければならなかった。こ
の不便さをなくすため、脚にキャスターを取付けて移動
式とすることも考えられるが、手足や背中など体を洗滌
する際いすが動かないように手で固定しなければならな
いため好ましくない。また、従来のものは手摺が固定式
であるため、先端部のみを開閉式としたものでも乗り降
りに不便であるとともに、不使用時において収納する場
合や適当な場所に置く場合に比較的スペースをとるな
ど、取扱いの面でも不便であった。
ような構造の従来の浴室用いすは、回転式ではないため
使用者の体の向きを変えることができず、その都度介護
人が後や前に動き回って洗わなければならなかった。こ
の不便さをなくすため、脚にキャスターを取付けて移動
式とすることも考えられるが、手足や背中など体を洗滌
する際いすが動かないように手で固定しなければならな
いため好ましくない。また、従来のものは手摺が固定式
であるため、先端部のみを開閉式としたものでも乗り降
りに不便であるとともに、不使用時において収納する場
合や適当な場所に置く場合に比較的スペースをとるな
ど、取扱いの面でも不便であった。
【0004】この考案は前記した従来の浴室用いすの難
点を解消するために改良を施し、従来の固定式いすを回
転式として体の向きを自由に変えられるようにするとと
もに、簡単な手動操作で体の向きを任意の位置に固定で
き、さらに手摺全体を開閉式とするとともに不使用時に
は邪魔にならない位置に垂れ下げておくことができる浴
室用回転いすを提供しようとするものである。
点を解消するために改良を施し、従来の固定式いすを回
転式として体の向きを自由に変えられるようにするとと
もに、簡単な手動操作で体の向きを任意の位置に固定で
き、さらに手摺全体を開閉式とするとともに不使用時に
は邪魔にならない位置に垂れ下げておくことができる浴
室用回転いすを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は比較的簡易な
機構で座面シートをターンテーブル方式として360度
回動自在となすとともに任意の向きに自由に固定できる
機能と、手摺を水平方向に旋回動自在となすとともに垂
直方向にも回動自在となし、さらに簡単なロック機構に
て水平に固定できる機能を備えたもので、その要旨は両
端部を直角に折り曲げその両下端部に固定キャップまた
はロック機構付きキャスターを有する2本の脚パイプ
を、その水平部分に横設した連結パイプを介して一体に
構成したステップ付き脚体と、1枚の金属板を折り曲げ
て成形され前記脚体の連結パイプ上に回転自在にネジ止
めされた座面受けと、該座面受けの上面に固定されたシ
ートパイプと、該シートパイプに回転筒体を介して着脱
可能に接続したハンドルパイプとで本体を構成し、シー
トパイプとハンドルパイプとの間に介在させた前記回転
筒体に垂直方向に回動自在に枢着されかつシートパイプ
に凹凸嵌合方式にて着脱可能に接続する支持パイプを介
して水平に支持される一対の手摺および該手摺支持パイ
プの着脱用ロックレバーと、前記座面受けの回転ロック
装置を備えた浴室用回転いすである。
機構で座面シートをターンテーブル方式として360度
回動自在となすとともに任意の向きに自由に固定できる
機能と、手摺を水平方向に旋回動自在となすとともに垂
直方向にも回動自在となし、さらに簡単なロック機構に
て水平に固定できる機能を備えたもので、その要旨は両
端部を直角に折り曲げその両下端部に固定キャップまた
はロック機構付きキャスターを有する2本の脚パイプ
を、その水平部分に横設した連結パイプを介して一体に
構成したステップ付き脚体と、1枚の金属板を折り曲げ
て成形され前記脚体の連結パイプ上に回転自在にネジ止
めされた座面受けと、該座面受けの上面に固定されたシ
ートパイプと、該シートパイプに回転筒体を介して着脱
可能に接続したハンドルパイプとで本体を構成し、シー
トパイプとハンドルパイプとの間に介在させた前記回転
筒体に垂直方向に回動自在に枢着されかつシートパイプ
に凹凸嵌合方式にて着脱可能に接続する支持パイプを介
して水平に支持される一対の手摺および該手摺支持パイ
プの着脱用ロックレバーと、前記座面受けの回転ロック
装置を備えた浴室用回転いすである。
【0006】
【作用】シートパイプを受ける座面受けの取付け構造
は、脚体の連結パイプ上面に固着した平板上に該座面受
けの底面を重ねるように載置し、その中央部に回転中心
軸となるネジピンを遊嵌し、該ネジにナットを締付けて
固定している。また、この座面受けの回転ロック装置と
しては、例えばバネにて常時下方に押圧されて座面受け
と平板とを緩貫通するロックピンを座面受け側に取付
け、該ロックピンをてこにて上方に引き上げることによ
って該座面受けのロックが解除される機構となしたもの
を用いることができる。なお、座面受けを1枚の金属板
(ステンレス板または鉄板)を折り曲げて製作したの
は、構造のシンプル化と水はけをよくするためである。
シートは前記平板の上面を摺接面としてネジピンを中心
に360度回転する。
は、脚体の連結パイプ上面に固着した平板上に該座面受
けの底面を重ねるように載置し、その中央部に回転中心
軸となるネジピンを遊嵌し、該ネジにナットを締付けて
固定している。また、この座面受けの回転ロック装置と
しては、例えばバネにて常時下方に押圧されて座面受け
と平板とを緩貫通するロックピンを座面受け側に取付
け、該ロックピンをてこにて上方に引き上げることによ
って該座面受けのロックが解除される機構となしたもの
を用いることができる。なお、座面受けを1枚の金属板
(ステンレス板または鉄板)を折り曲げて製作したの
は、構造のシンプル化と水はけをよくするためである。
シートは前記平板の上面を摺接面としてネジピンを中心
に360度回転する。
【0007】シートパイプとハンドルパイプは、例えば
シートパイプの接合端に突設した接続ピンに、該ピンよ
り短尺の同一パイプ製の筒体を回転自在に嵌合するとと
もに、該接続ピンの突出部にハンドルパイプの接合端を
着脱可能に嵌合することによって接続されている。手摺
はこの回転筒体に上下方向に回動自在に枢着されている
ので、水平方向と垂直方向へ回動する。また、この手摺
をシートパイプに取付ける支持パイプは、シートパイプ
に上向きに突設した接続ピンに該支持パイプの下端を嵌
合することによって接続され、さらにその着脱機構は、
例えば該支持パイプの下端に左右方向に回動自在に取付
けたL形のロックレバーを前記接続ピンの真下に位置さ
せることによってロックされ、該ロックレバーを横に回
動させることによってロックが解除される方式のものを
用いることができる。
シートパイプの接合端に突設した接続ピンに、該ピンよ
り短尺の同一パイプ製の筒体を回転自在に嵌合するとと
もに、該接続ピンの突出部にハンドルパイプの接合端を
着脱可能に嵌合することによって接続されている。手摺
はこの回転筒体に上下方向に回動自在に枢着されている
ので、水平方向と垂直方向へ回動する。また、この手摺
をシートパイプに取付ける支持パイプは、シートパイプ
に上向きに突設した接続ピンに該支持パイプの下端を嵌
合することによって接続され、さらにその着脱機構は、
例えば該支持パイプの下端に左右方向に回動自在に取付
けたL形のロックレバーを前記接続ピンの真下に位置さ
せることによってロックされ、該ロックレバーを横に回
動させることによってロックが解除される方式のものを
用いることができる。
【0008】この考案は座面受けの回転ロック装置を解
放することによってシートを自由に回動させることがで
き、回転ロック装置を施錠することによってシートを任
意の位置に固定できるので、いすに乗ったままで体の向
きを自由に変えることができるとともに、体を任意の向
きに固定できる。また、いすに乗り降りする時は、手摺
支持パイプのロックレバーを横へ動かすと手摺ロックが
外れ、手摺を開くことができるので、乗り降りが容易で
かつ楽にできる。
放することによってシートを自由に回動させることがで
き、回転ロック装置を施錠することによってシートを任
意の位置に固定できるので、いすに乗ったままで体の向
きを自由に変えることができるとともに、体を任意の向
きに固定できる。また、いすに乗り降りする時は、手摺
支持パイプのロックレバーを横へ動かすと手摺ロックが
外れ、手摺を開くことができるので、乗り降りが容易で
かつ楽にできる。
【0009】
【実施例】図1はこの考案に係る浴室用回転いすの一例
を示す斜視図、図2は同上回転いすの座面受けの取付け
部を拡大して示す縦断正面図、図3は同じく座面受けの
回転ロック装置を拡大して示す縦断正面図、図4は同じ
くシートパイプとハンドルパイプの接続部を拡大して示
す斜視図、図5は同じく手摺のロック機構部を拡大して
示す一部破断斜視図、図6は同じくいすを後向きに回転
させた状態を示す斜視図、図7は同じく手摺を外した状
態を示す正面図である。なお、ここでは脚パイプに固定
キャップを取付けた非移動式の回転いすを例にとり説明
する。図中、10は脚体、11は座面受け、12はシー
トパイプ、13はハンドルパイプ、14は手摺、15は
手摺支持パイプ、16はステップ(足乗せ)をそれぞれ
示す。
を示す斜視図、図2は同上回転いすの座面受けの取付け
部を拡大して示す縦断正面図、図3は同じく座面受けの
回転ロック装置を拡大して示す縦断正面図、図4は同じ
くシートパイプとハンドルパイプの接続部を拡大して示
す斜視図、図5は同じく手摺のロック機構部を拡大して
示す一部破断斜視図、図6は同じくいすを後向きに回転
させた状態を示す斜視図、図7は同じく手摺を外した状
態を示す正面図である。なお、ここでは脚パイプに固定
キャップを取付けた非移動式の回転いすを例にとり説明
する。図中、10は脚体、11は座面受け、12はシー
トパイプ、13はハンドルパイプ、14は手摺、15は
手摺支持パイプ、16はステップ(足乗せ)をそれぞれ
示す。
【0010】脚体10は、両端部を直角に折り曲げその
下端部に固定キャップ(ゴム製)10−4を嵌着した2
本の脚パイプ10−1をその水平部分に横設した2本の
連結パイプ10−2を介して一体に構成し、左右の脚パ
イプ10−1の間にステップ10−3を取付けている。
ステップ10−3は脚パイプ10−1に固着したL形部
材10−5にステップパイプ10−6が回動自在にピン
止めされ、使用時にはステップパイプ10−6がL形部
材10−5の上に載置されて水平に保持され、不使用時
には上側に回動させて立てられるようになっている。な
お、ステップは前だけでなく、いすを後向きにした場合
も考慮して背面側にも設ける。
下端部に固定キャップ(ゴム製)10−4を嵌着した2
本の脚パイプ10−1をその水平部分に横設した2本の
連結パイプ10−2を介して一体に構成し、左右の脚パ
イプ10−1の間にステップ10−3を取付けている。
ステップ10−3は脚パイプ10−1に固着したL形部
材10−5にステップパイプ10−6が回動自在にピン
止めされ、使用時にはステップパイプ10−6がL形部
材10−5の上に載置されて水平に保持され、不使用時
には上側に回動させて立てられるようになっている。な
お、ステップは前だけでなく、いすを後向きにした場合
も考慮して背面側にも設ける。
【0011】座面受け11は、その取付け部を図2に拡
大して示すごとく、脚体10の連結パイプ10−2の上
面に固着した平板11−1上に該座面受けの底面を重ね
るように載置し、その中央部にネジピン11−2を緩貫
通して下面よりナット11−3を締め付け、該ネジピン
を中心に回動自在に取付けられている。なお、この座面
受けの回動を円滑にするため平板との間にライナー等を
介在させてもよい。11−4はこの座面受けの回転ロッ
ク装置であり、その構造は図3に拡大して示すように、
該座面受け11と平板11−1に穿設した貫通孔11−
5に嵌入するロックピン11−6を、座面受け側に設け
たバネ11−9内臓のガイド筒11−7を貫通して上面
に突出させ、その突出部に取付けたレバー11−8を下
方に押付けることにより、ガイド筒11−7の上縁を支
点にしてテコの原理でガイド筒内のバネ11−9に抗し
てロックピン11−6が上方に引き上げられて平板11
−1の孔より抜け出ることによってロックが解除され、
レバー11−8を解放することによって再びガイド筒1
1−7内のバネ11−9の作用によりロックピン11−
6が平板11−1の孔に嵌入してロックされる機構とな
っている。
大して示すごとく、脚体10の連結パイプ10−2の上
面に固着した平板11−1上に該座面受けの底面を重ね
るように載置し、その中央部にネジピン11−2を緩貫
通して下面よりナット11−3を締め付け、該ネジピン
を中心に回動自在に取付けられている。なお、この座面
受けの回動を円滑にするため平板との間にライナー等を
介在させてもよい。11−4はこの座面受けの回転ロッ
ク装置であり、その構造は図3に拡大して示すように、
該座面受け11と平板11−1に穿設した貫通孔11−
5に嵌入するロックピン11−6を、座面受け側に設け
たバネ11−9内臓のガイド筒11−7を貫通して上面
に突出させ、その突出部に取付けたレバー11−8を下
方に押付けることにより、ガイド筒11−7の上縁を支
点にしてテコの原理でガイド筒内のバネ11−9に抗し
てロックピン11−6が上方に引き上げられて平板11
−1の孔より抜け出ることによってロックが解除され、
レバー11−8を解放することによって再びガイド筒1
1−7内のバネ11−9の作用によりロックピン11−
6が平板11−1の孔に嵌入してロックされる機構とな
っている。
【0012】シートパイプ12とハンドルパイプ13の
接続部は、図4に拡大して示すごとく、シートパイプ1
2の両端屈曲部接合端に適当長さの接続ピン12−1を
突設し、この接続ピンに該ピンより短い同一パイプ製の
筒体12−2を遊嵌し、該接続ピンの突出部にハンドル
パイプ13の接合端を着脱可能に嵌合することによって
接続されている。12−3は中央部を切欠いた凹形のシ
ートで、シートパイプ12に固着されている。13−1
は背もたれである。
接続部は、図4に拡大して示すごとく、シートパイプ1
2の両端屈曲部接合端に適当長さの接続ピン12−1を
突設し、この接続ピンに該ピンより短い同一パイプ製の
筒体12−2を遊嵌し、該接続ピンの突出部にハンドル
パイプ13の接合端を着脱可能に嵌合することによって
接続されている。12−3は中央部を切欠いた凹形のシ
ートで、シートパイプ12に固着されている。13−1
は背もたれである。
【0013】手摺14は、パイプをL形に曲げて取っ手
部14−1を形成したものを用い、付根部は図4に示す
ごとく、シートパイプ12とハンドルパイプ13との接
続部に介在させた回転筒体12−2にピン14−2にて
上下方向に回動自在に枢着し、ハンドルパイプ13の左
右にピン15−1にて回動自在に枢着した支持パイプ1
5にて水平に保持されかつロック機構にて着脱可能に取
り付けられている。すなわち、図5に拡大して示すごと
く、シートパイプ12の両サイドに上向きに突設した接
続ピン15−2に該支持パイプの下端を着脱可能に嵌合
することによって接続され、かつその離脱を防止するた
めのロック機構は、支持パイプ側にL形のロックレバー
15−3をピン15−4にて左右方向に回動可能に枢着
し、該レバーを接続ピン15−2の真下に位置させるこ
とによってロックされ、該レバーを横に回動させること
によってロックが解除される仕組みとなっている。
部14−1を形成したものを用い、付根部は図4に示す
ごとく、シートパイプ12とハンドルパイプ13との接
続部に介在させた回転筒体12−2にピン14−2にて
上下方向に回動自在に枢着し、ハンドルパイプ13の左
右にピン15−1にて回動自在に枢着した支持パイプ1
5にて水平に保持されかつロック機構にて着脱可能に取
り付けられている。すなわち、図5に拡大して示すごと
く、シートパイプ12の両サイドに上向きに突設した接
続ピン15−2に該支持パイプの下端を着脱可能に嵌合
することによって接続され、かつその離脱を防止するた
めのロック機構は、支持パイプ側にL形のロックレバー
15−3をピン15−4にて左右方向に回動可能に枢着
し、該レバーを接続ピン15−2の真下に位置させるこ
とによってロックされ、該レバーを横に回動させること
によってロックが解除される仕組みとなっている。
【0014】上記構造の浴室用回転いすは、座面受けの
回転ロック装置11−4のレバーをを操作することによ
って座面受け11を自由に回転できるので、図6に示す
ごとくシートを後向きにでも固定できる。また、手摺1
4はロック機構にて着脱可能となしているので、使用中
に不用意に外れるようなことがない上、水平方向および
上下方向に回動自在に取り付けられているので、いすに
乗り降りする場合に手摺が邪魔になることがなく、さら
に図7に示すごとく、不使用時には手摺ロックを解除し
て背面側に垂れ下げておくことができる。
回転ロック装置11−4のレバーをを操作することによ
って座面受け11を自由に回転できるので、図6に示す
ごとくシートを後向きにでも固定できる。また、手摺1
4はロック機構にて着脱可能となしているので、使用中
に不用意に外れるようなことがない上、水平方向および
上下方向に回動自在に取り付けられているので、いすに
乗り降りする場合に手摺が邪魔になることがなく、さら
に図7に示すごとく、不使用時には手摺ロックを解除し
て背面側に垂れ下げておくことができる。
【0015】
【考案の効果】この考案は上記のごとく構成してなるか
ら、次に記載する効果を奏する。 脚体より上の部分すなわち腰掛け部が360度回転
自在となしているので、座ったままでハンドルを持って
自由に回動させることができる上、ロック機構により任
意の向きに体を固定することができる。 手摺が着脱式となっているので、いすへの乗り降り
が容易でかつ体を姿勢よく固定できる。 手摺はいすの背面側に垂れ下げておくことができる
ので、不必要な場合やいす不使用時に邪魔になることが
ない。また、スペースをとらない。 脚体に取付けた座面受けは、金属板を折り曲げて成
形したものを使用しているので、シンプルでかつ水はけ
がよい。 脚体にロック機構付きキャスターを取り付けて移動
式とするとより便利である。
ら、次に記載する効果を奏する。 脚体より上の部分すなわち腰掛け部が360度回転
自在となしているので、座ったままでハンドルを持って
自由に回動させることができる上、ロック機構により任
意の向きに体を固定することができる。 手摺が着脱式となっているので、いすへの乗り降り
が容易でかつ体を姿勢よく固定できる。 手摺はいすの背面側に垂れ下げておくことができる
ので、不必要な場合やいす不使用時に邪魔になることが
ない。また、スペースをとらない。 脚体に取付けた座面受けは、金属板を折り曲げて成
形したものを使用しているので、シンプルでかつ水はけ
がよい。 脚体にロック機構付きキャスターを取り付けて移動
式とするとより便利である。
【図1】この考案に係る浴室用回転いすの一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】同上回転いすの座面受けの取付け部を拡大して
示す縦断正面図である。
示す縦断正面図である。
【図3】同上回転いすの座面受けの回転ロック装置を拡
大して示す縦断正面図である。
大して示す縦断正面図である。
【図4】同上回転いすのシートパイプとハンドルパイプ
の接続部を拡大して示す斜視図である。
の接続部を拡大して示す斜視図である。
【図5】同上回転いすの手摺のロック機構部を拡大して
示す一部破断斜視図である。
示す一部破断斜視図である。
【図6】同上回転いすを後向きに回転させた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】同上回転いすの手摺を外した状態を示す正面図
である。
である。
【図8】従来の浴室用いすの一例を示す斜視図である。
10 脚体 11 座面受け 12 シートパイプ 13 ハンドルパイプ 14 手摺 15 手摺支持パイプ 16 ステップ
Claims (1)
- 【請求項1】 両端部を直角に折り曲げその両下端部に
固定キャップまたはロック機構付きキャスターを有する
2本の脚パイプを、その水平部分に横設した連結パイプ
を介して一体に構成したステップ付き脚体と、1枚の金
属板を折り曲げて成形され前記脚体の連結パイプ上に回
転自在にネジ止めされた座面受けと、該座面受けの上面
に固定されたシートパイプと、該シートパイプに回転筒
体を介して着脱可能に接続したハンドルパイプとから本
体を構成し、前記シートパイプとハンドルパイプとの間
に介在させた前記回転筒体に垂直方向に回動自在に枢着
され、かつシートパイプに凹凸嵌合方式にて着脱可能に
接続する支持パイプを介して水平に保持される一対の手
摺および該手摺支持パイプの着脱用ロックレバーと、前
記座面受けの回転ロック装置を備えた浴室用回転いす。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5032091U JP2543961Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 浴室用回転いす |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5032091U JP2543961Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 浴室用回転いす |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634630U JPH0634630U (ja) | 1994-05-10 |
JP2543961Y2 true JP2543961Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=12855616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5032091U Expired - Fee Related JP2543961Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 浴室用回転いす |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543961Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007181501A (ja) * | 2005-12-30 | 2007-07-19 | Fusae Takeda | 介護用椅子 |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP5032091U patent/JP2543961Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007181501A (ja) * | 2005-12-30 | 2007-07-19 | Fusae Takeda | 介護用椅子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0634630U (ja) | 1994-05-10 |
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