JP2628073B2 - 障害者用の入浴装置 - Google Patents

障害者用の入浴装置

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JP2628073B2 JP21983788A JP21983788A JP2628073B2 JP 2628073 B2 JP2628073 B2 JP 2628073B2 JP 21983788 A JP21983788 A JP 21983788A JP 21983788 A JP21983788 A JP 21983788A JP 2628073 B2 JP2628073 B2 JP 2628073B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、寝たきり老人や障害者を入浴させる入浴
装置に関する。
従来技術とその問題点 従来、浴槽内に障害者を載せたままの車椅子を入れて
入浴させる技術手段はあった。しかし、これに使われる
浴槽は、この浴槽の浴壁の一面がドアー状に開閉する特
殊な構造になっており、個人の家庭で障害者を入浴させ
るものではなかった。
即ち、浴槽の持ち運びができず、何所ででも入浴させ
得ると謂うような便利さがなく、しかも、浴槽が大型に
なり、相当多量の湯が必要であった。
問題点を解決する手段 この発明は、前記の問題点を解消するために、次の技
術手段を講じた。
即ち、第1番目の発明は、浴槽枠1に上側周縁部が吊
り下げられる屈曲自在な防水シートで構成され、少なく
てもその周縁の適宜な部分の吊り下げを解除できて床面
に下げ得るように前記浴槽枠1が折畳める浴槽Aと、こ
の浴槽Aの前記周縁の折畳み部分を床面に下降させた状
態でこの部分から該浴槽内に障害者を乗せたままで入れ
得る車椅子Bとからなり、この車椅子Bを前記浴槽A内
に入れた後に前記折畳み部分を上動復帰ならしめて吊り
上げ、湯を浴槽A内に注ぎ込み、車椅子Bごと障害者を
入浴ならしめる障害者用の入浴装置とした。
また、第2番目の発明は、浴槽枠1に上側周縁部が吊
り下げられる屈曲自在な防水シートで構成され、少なく
ともその周縁の適宜な部分の吊り下げを解除できて床面
に下げ得るように前記浴槽枠1が折畳める浴槽Aと、こ
の浴槽Aの前記周縁の折畳み部分を床面に下降させた状
態でこの部分から該浴槽内に障害者を乗せたままで入れ
得る車椅子Bであって、この車椅子Bの腰掛座部後方側
が下動して車椅子Bの脚載せ台側を上動して障害者を椅
子掛け状態のままで後方回動させて傾斜する姿勢に変更
できる姿勢変更機構17を設けた車椅子Bとからなり、こ
の車椅子Bを前記浴槽A内に入れた後に前記折畳み部分
を上動復帰ならしめて吊り上げ、湯を浴槽A内に注ぎ込
み、車椅子Bごと障害者を入浴ならしめる障害者用の入
浴装置とした。
発明の作用効果 第1番目の発明は、浴槽Aを周縁の浴槽枠1で吊り上
げて、その一部分を下降出来る防水シート製の簡易浴槽
として、何所にでも持ち運べる簡単な構造にし、床面に
下げた浴槽Aの周縁部からそのまま車椅子Bを乗り入れ
た後に、下げていた周縁部を吊り上げて湯を注ぎ入れて
溜め、入浴させるために、障害者を至極く簡単に入浴で
き、特殊な入浴槽が必要でなくなり、しかも、何所でで
も入浴させることができる。
また、第2番目の発明では、車椅子Bの座部の後側を
下降するように傾斜して足元側を逆に上昇させる構造の
車椅子Bを使用することにより、椅子掛け状態のままで
障害者が後方下方へ回動した姿勢になって、浴槽内に少
量の湯を入れるだけで障害者を十分深く湯中に沈ませる
ことができ、しかも、介護者が障害者の足元まで容易に
洗え、経済的で気持の良い入浴をさせることができる。
実施例 この発明の一実施例について、図面に基づき詳細に説
明する。
Aは浴槽で、縦80センチ、横150センチ程度の平面視
が長方形をした鉄製あるいは樹脂製のパイプでできた浴
槽枠1に、同じ大きさの長方形周縁で深さが概ね80セン
チ程度の防水性のシートからなる浴槽体2の周縁部を巻
き付けて該枠1が包込まれるように設け、前記枠1の前
後に、正面視が逆鳥居状をした脚3,4の基部側を枢着し
てこの脚の一方側が回動できて前後側に倒れ得るように
構成し、他方側は固定杆5で倒れることのないようにし
ている。6はフックで、固定杆5と回動可能な脚4との
間を該脚4を起立状態で係合でき、該脚4が倒れないよ
うに構成している。
Bは車椅子である。この車椅子Bのフレーム7は、ス
テンレスのパイプで次のように構成されている。即ち、
上端側を後方側に折り曲げて、その端部にハンドル8を
形成し、下端を前方側へ折り曲げた左右一対のフレーム
パイプ7a,7bを、概ね左右側へ45センチメートル離して
横パイプ9,10で連結し、この上下方向に向かうフレーム
パイプ7a,7bの下側よりの上下中途部に水平面上で前方
に向い平面視U字状の座席フレーム7cを取付け、この座
席フレーム7cの前端寄り下部に、今度は正面視がU字状
をした前フレーム7dを取付けてその上下中途部と前記左
右のフレームパイプ7a,7bの先端とを一体的に固着し、
更に、この前フレーム7dの下端側に平面視がU字状をし
たステップフレーム7eを固着して構成している。
11はシートで、前記座席フレーム7cとこの付け根から
上方に向かう左右一対のフレームパイプ7a,7bの上側部
側に張設状態に構成されており、座部11aと背凭部11bと
が形成されている。尚、このシート11の座部11aには孔1
2が穿設されている。
13は後輪で、前記フレームパイプ7a,7bの下端側に横
方向のピン14で枢着した揺動アーム15a,15bの先端側に
転動自在に取付けられ、この左右のアーム15aと15bとは
補強横パイプ16で連結されている。
17は前記後輪13の高さを変更調節して車椅子Bの前後
の姿勢を変更調節できる姿勢変更機構である。この実施
例の構成は、前記右フレームパイプ7bの上側内側にピン
18で枢支した筒杆19の上部に突出する調節ハンドル20で
正逆自在に回転できる螺子軸21を収納して回転自由に支
持させ、この螺子軸21に螺合して該筒杆19に嵌挿されて
上下に作動する作動杆22を設け、この作動杆22と前記揺
動アーム15bの上端側とを連動杆23で連繋させ、調節ハ
ンドル20の操作で後輪13が上下調節できるように設けて
いる。
24はステップフレーム7e上に張設した足載せ台であ
り、この左右中央部分を上方に膨出ならしめ、この膨出
部分の裏側に上下方向の軸回りに自由に回動できるブラ
ケットに転動輪が取付けられたキャスター形態の前輪25
が取付けられている。
26はステップフレーム7eの左右両側下部に突出させた
横倒れ防止突起である。
27a,27bはそれぞれ、障害者が乗車中に捕まる肘置き
兼用の支え杆である。この支え杆27a,27bは前記左右の
フレームパイプ7a,7bに基部が枢着されていて、フック
杆28で前方へ突出状態に設定保持状態と折畳み可能な状
態とに変更できるようになっている。
上例の作用を説明すると、先ず最初に、浴槽Aの適宜
な入浴場所に運び、フック6を外して後方の脚4を第2
図のように後方側へ展開して床面に置く。すると、浴槽
Aの後方側の上縁が床面に接当する状態になる。
そして、寝たきり老人や身動きのできない所謂る障害
者を車椅子Bに椅子掛け状態に乗せ、そのまま第5図の
ように浴槽Aの上縁が床面にまで下げられた後方側から
押し入れる。その後、後ろ脚4を起立させて浴槽Aを元
のように後方上縁を起してフック6で固定する。
その後、浴槽Aに湯を注ぎ、湯が6〜7分目入れると
中止する。このようにして、障害者を入浴させる。この
とき、姿勢変更機構17の調節ハンドル20を回転させて後
輪13,13を第1図の仮想線で示したように上動すると、
次第に腰側が湯面から深く沈み、障害者を首あたりまで
沈めて入浴でき、逆に、足元側が次第に浮き上がり、介
護人が容易に足元側を洗うことができる。
したがって、この発明によると、適宜な場所に浴槽A
を運び、そこに、車椅子Bに障害者を乗せて移動し、そ
のまま、この浴槽Aの車椅子Bを乗り入れる側を床面に
下げて車椅子Bを当該浴槽A内に入れた後、浴槽Aを元
に戻して湯を注ぎ込み、簡単に入浴させることができ
る。
また、姿勢変更装置17が車椅子Bに具備されているか
ら、車椅子Bを後ろ倒し状態に適当な角度だけ浴槽A内
で傾斜でき、少量の湯で十分に入浴させることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示し、第1図は浴槽の斜面
図、第2図は浴槽の後部を床面に下げた姿勢の斜面図、
第3図は車椅子の側面図、第4図はその正面図、第5図
及び第6図は作用状態を示した斜面図である。 図中記号 Aは浴槽、Bは車椅子、1は浴槽枠、3,4は脚、7は車
椅子のフレーム、8はハンドル、11はシート、11aは座
部、13は後輪、17は姿勢変更機構、、20は調節ハンド
ル、24は足載せ台、25は前輪を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽枠1に上側周縁部が吊り下げられる屈
    曲自在な防水シートで構成され、少なくてもその周縁の
    適宜な部分の吊り下げを解除できて床面に下げ得るよう
    に前記浴槽枠1が折畳める浴槽Aと、この浴槽Aの前記
    周縁の折畳み部分を床面に下降させた状態でこの部分か
    ら該浴槽内に障害者を乗せたままで入れ得る車椅子Bと
    からなり、この車椅子Bを前記浴槽A内に入れた後に前
    記折畳み部分を上動復帰ならしめて吊り上げ、湯を浴槽
    A内に注ぎ込み、車椅子Bごと障害者を入浴ならしめる
    障害者用の入浴装置。
  2. 【請求項2】浴槽枠1に上側周縁部が吊り下げられる屈
    曲自在な防水シートで構成され、少なくてもその周縁の
    適宜な部分の吊り下げを解除できて床面に下げ得るよう
    に前記浴槽枠1が折畳める浴槽Aと、この浴槽Aの前記
    周縁の折畳み部分を床面に下降させた状態でこの部分か
    ら該浴槽内に障害者を乗せたままで入れ得る車椅子Bで
    あって、この車椅子Bの腰掛座部後方側が下動して車椅
    子Bの脚載せ台側を上動して障害者を椅子掛け状態のま
    まで後方回動させて傾斜する姿勢に変更できる姿勢変更
    機構17を設けた車椅子Bとからなり、この車椅子Bを前
    記浴槽A内に入れた後に前記折畳み部分を上動復帰なら
    しめて吊り上げ、湯を浴槽A内に注ぎ込み、車椅子Bご
    と障害者を入浴ならしめる障害者用の入浴装置。
JP21983788A 1988-09-02 1988-09-02 障害者用の入浴装置 Expired - Lifetime JP2628073B2 (ja)

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JPH0268064A JPH0268064A (ja) 1990-03-07
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