JP3076563B1 - 回転式車いす - Google Patents
回転式車いすInfo
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- JP3076563B1 JP3076563B1 JP11169741A JP16974199A JP3076563B1 JP 3076563 B1 JP3076563 B1 JP 3076563B1 JP 11169741 A JP11169741 A JP 11169741A JP 16974199 A JP16974199 A JP 16974199A JP 3076563 B1 JP3076563 B1 JP 3076563B1
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- pipe
- lock
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Abstract
【要約】
【課題】 座ったままで体の向きを自由に変えられる回
転機能を備えた回転式車いすの提供。 【解決手段】 両端部に前輪と後輪を取付けてなる2本
一対の脚パイプを所定の間隔を隔てて相平行するごとく
平板状の連結部材を介して一体化して構成した脚体が金
属板を折曲げて凹形に成形された座面受けを介してシー
トパイプに接続され、前記座面受けは前記連結部材の上
面に回転自在に支持されてハンドルパイプ、シートパイ
プおよびステップパイプと一体に前記スラストベアリン
グを中心に回転自在となすとともに、この座面受けの回
転ロック装置と、いす本体の制動装置を備え、かつ前記
座面の両サイドに肘掛けが設けられた構造となす。 【効果】 車いすとしての機能に加え、座ったままで体
の向きを自由に変えられる回転機能を備えているので、
身体障害者や高齢者の浴室用いすにも使用できる。
転機能を備えた回転式車いすの提供。 【解決手段】 両端部に前輪と後輪を取付けてなる2本
一対の脚パイプを所定の間隔を隔てて相平行するごとく
平板状の連結部材を介して一体化して構成した脚体が金
属板を折曲げて凹形に成形された座面受けを介してシー
トパイプに接続され、前記座面受けは前記連結部材の上
面に回転自在に支持されてハンドルパイプ、シートパイ
プおよびステップパイプと一体に前記スラストベアリン
グを中心に回転自在となすとともに、この座面受けの回
転ロック装置と、いす本体の制動装置を備え、かつ前記
座面の両サイドに肘掛けが設けられた構造となす。 【効果】 車いすとしての機能に加え、座ったままで体
の向きを自由に変えられる回転機能を備えているので、
身体障害者や高齢者の浴室用いすにも使用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身体障害者用、高齢者
用として好適な車いすに係り、車いすとしての機能に加
え、座面を360度自由に回転できる機能も備えた回転
式車いすに関する。
用として好適な車いすに係り、車いすとしての機能に加
え、座面を360度自由に回転できる機能も備えた回転
式車いすに関する。
【0002】
【従来の技術】車いすは座面を構成するシート部材、背
もたれ部を構成する背当て部材、前輪付きフロントパイ
プおよび後輪付きリヤーパイプとから車体が構成され、
この車体を伸縮連結杆等によって幅方向あるいは前後方
向に折りたためる構造となったものが一般的であり、ま
た手動式のものやモータ付きの自走式のもの、あるいは
背もたれ部がリクライニング方式となったものなど各種
開発されている。そして、これら従来の車いすはすべて
座面が回転できない固定式となっており、本体に対して
座面の方向を変えることができない構造であるため、い
すに乗ったままで体の向きを自由に変えることができな
い上、体を任意の向きに固定することができない。
もたれ部を構成する背当て部材、前輪付きフロントパイ
プおよび後輪付きリヤーパイプとから車体が構成され、
この車体を伸縮連結杆等によって幅方向あるいは前後方
向に折りたためる構造となったものが一般的であり、ま
た手動式のものやモータ付きの自走式のもの、あるいは
背もたれ部がリクライニング方式となったものなど各種
開発されている。そして、これら従来の車いすはすべて
座面が回転できない固定式となっており、本体に対して
座面の方向を変えることができない構造であるため、い
すに乗ったままで体の向きを自由に変えることができな
い上、体を任意の向きに固定することができない。
【0003】一方、介護を必要とする身体障害者向けに
開発された浴室用いすに、座ったままで体の向きを自由
に変えられる回転機能を備えたものがある(実用新案登
録第2543961号参照)。この浴室用回転いすは、
比較的簡易な機構で座面シートをターンテーブル方式と
して360度回動自在となすとともに任意の向きに自由
に固定できる機能を備えたもので、座面の回転ロック装
置を解放することによってシートを自由に回動させるこ
とができ、回転ロック装置を施錠することによってシー
トを任意に固定できるので、いすに乗ったままで体の向
きを自由に変えることができるとともに、体を任意の方
向に固定できる。しかし、このいすはあくまで浴室用で
あるため、屋外で使用する車いすとしては適さなかっ
た。
開発された浴室用いすに、座ったままで体の向きを自由
に変えられる回転機能を備えたものがある(実用新案登
録第2543961号参照)。この浴室用回転いすは、
比較的簡易な機構で座面シートをターンテーブル方式と
して360度回動自在となすとともに任意の向きに自由
に固定できる機能を備えたもので、座面の回転ロック装
置を解放することによってシートを自由に回動させるこ
とができ、回転ロック装置を施錠することによってシー
トを任意に固定できるので、いすに乗ったままで体の向
きを自由に変えることができるとともに、体を任意の方
向に固定できる。しかし、このいすはあくまで浴室用で
あるため、屋外で使用する車いすとしては適さなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の車いす
が構造上座面が回転できないため、いすに乗ったままで
体の向きを自由に変えることができない上、体を任意の
向きに固定することができないことと、座ったままで体
の向きを自由に変えられる回転機能を備えた従来の浴室
用回転いすが屋外で使用する車いすとして適さないとい
う点に鑑みて、座ったままで360度自由に回転できる
浴室用いすとしての機能を有する回転式車いすを提供し
ようとするものである。
が構造上座面が回転できないため、いすに乗ったままで
体の向きを自由に変えることができない上、体を任意の
向きに固定することができないことと、座ったままで体
の向きを自由に変えられる回転機能を備えた従来の浴室
用回転いすが屋外で使用する車いすとして適さないとい
う点に鑑みて、座ったままで360度自由に回転できる
浴室用いすとしての機能を有する回転式車いすを提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転式車い
すは、ハンドルパイプと、座面を形成するシートパイプ
が一本のパイプで構成され、かつ左右のシートパイプの
先端に一対のステップパイプが着脱可能に接続され、両
端部に前輪と後輪を取付けてなる2本一対の脚パイプを
所定の間隔を隔てて相平行するごとく平板状の連結部材
を介して一体化して構成した脚体が金属板を折曲げて凹
形に成形された座面受けを介して前記シートパイプに接
続され、前記座面受けは前記連結部材の上面にスラスト
ベアリングを介して回転自在に支持されてハンドルパイ
プ、シートパイプおよびステップパイプと一体に前記ス
ラストベアリングを中心に回転自在となすとともに、こ
の座面受けの回転ロック装置と、車いすの制動装置(ブ
レーキ)を備え、かつ前記座面の両サイドにその両端部
をシートパイプとハンドルパイプに着脱可能に取着され
たはね上げ式肘掛けが設けられた構成となし、前記回転
ロック装置としては、脚体を構成する連結部材に同一円
周上に等間隔に穿設した複数個のロック孔を有し、連結
部材の上面にスラストベアリングを介して回転自在に支
持された凹形の座面受け内に水平に横設した平板と当該
座面受けの底部を垂直に緩貫通するロック部材が前記ロ
ック孔と同一円周上に設けられ、かつ該ロック部材はば
ねを介して常時下方への押圧力を付勢されて上下動可能
となすとともに、座面受けの上部に横設した操作レバー
に係合保持され、該操作レバーにてロック部材を前記ば
ねに抗して上昇させるとロックが解除され、座面受けを
回転させてロック部材が連結部材のロック孔に嵌入する
とロックされる機構となしたものである。前記車いすの
制動装置としては、脚体にばねにて一定方向の回動力を
付勢された1本の制動レバーにて後輪を制動する方式の
手動式ブレーキまたはワイヤブレーキを用いることがで
きる。はね上げ式肘掛けは、一端がハンドルパイプに上
下方向に回動可能に枢着され、他端がシートパイプの端
部に着脱可能となす着脱式パイプからなるものを用いる
ことができる。
すは、ハンドルパイプと、座面を形成するシートパイプ
が一本のパイプで構成され、かつ左右のシートパイプの
先端に一対のステップパイプが着脱可能に接続され、両
端部に前輪と後輪を取付けてなる2本一対の脚パイプを
所定の間隔を隔てて相平行するごとく平板状の連結部材
を介して一体化して構成した脚体が金属板を折曲げて凹
形に成形された座面受けを介して前記シートパイプに接
続され、前記座面受けは前記連結部材の上面にスラスト
ベアリングを介して回転自在に支持されてハンドルパイ
プ、シートパイプおよびステップパイプと一体に前記ス
ラストベアリングを中心に回転自在となすとともに、こ
の座面受けの回転ロック装置と、車いすの制動装置(ブ
レーキ)を備え、かつ前記座面の両サイドにその両端部
をシートパイプとハンドルパイプに着脱可能に取着され
たはね上げ式肘掛けが設けられた構成となし、前記回転
ロック装置としては、脚体を構成する連結部材に同一円
周上に等間隔に穿設した複数個のロック孔を有し、連結
部材の上面にスラストベアリングを介して回転自在に支
持された凹形の座面受け内に水平に横設した平板と当該
座面受けの底部を垂直に緩貫通するロック部材が前記ロ
ック孔と同一円周上に設けられ、かつ該ロック部材はば
ねを介して常時下方への押圧力を付勢されて上下動可能
となすとともに、座面受けの上部に横設した操作レバー
に係合保持され、該操作レバーにてロック部材を前記ば
ねに抗して上昇させるとロックが解除され、座面受けを
回転させてロック部材が連結部材のロック孔に嵌入する
とロックされる機構となしたものである。前記車いすの
制動装置としては、脚体にばねにて一定方向の回動力を
付勢された1本の制動レバーにて後輪を制動する方式の
手動式ブレーキまたはワイヤブレーキを用いることがで
きる。はね上げ式肘掛けは、一端がハンドルパイプに上
下方向に回動可能に枢着され、他端がシートパイプの端
部に着脱可能となす着脱式パイプからなるものを用いる
ことができる。
【0006】シートパイプを受ける座面受けの取付け構
造は、脚体の連結部材上面に回転中心となるスラストベ
アリングを介して該座面受けの底面を重ねるように取付
けている。なお、座面受けを1枚の金属板(ステンレス
板または鉄板)を折り曲げて製作したのは、構造のシン
プル化と、浴室用に用いた場合の水はけをよくするため
である。ハンドルパイプ、シートパイプおよびステップ
パイプはスラストベアリングを中心に360度回転す
る。
造は、脚体の連結部材上面に回転中心となるスラストベ
アリングを介して該座面受けの底面を重ねるように取付
けている。なお、座面受けを1枚の金属板(ステンレス
板または鉄板)を折り曲げて製作したのは、構造のシン
プル化と、浴室用に用いた場合の水はけをよくするため
である。ハンドルパイプ、シートパイプおよびステップ
パイプはスラストベアリングを中心に360度回転す
る。
【0007】座面の両サイドに設けたはね上げ式肘掛け
は、その一端をシートパイプより離脱させることにより
はね上げておくことができるので、横からも乗り降りで
きる。このはね上げ式肘掛けの着脱手段としては、例え
ば座面側に突起を設け、この突起に肘掛けパイプを嵌合
した状態で該パイプに枢着したL形ストッパーを前記突
起の真下に位置させることによってロックされ、L形ス
トッパーを横方向に回動位置させることによってロック
が解除される方式を用いることができる。
は、その一端をシートパイプより離脱させることにより
はね上げておくことができるので、横からも乗り降りで
きる。このはね上げ式肘掛けの着脱手段としては、例え
ば座面側に突起を設け、この突起に肘掛けパイプを嵌合
した状態で該パイプに枢着したL形ストッパーを前記突
起の真下に位置させることによってロックされ、L形ス
トッパーを横方向に回動位置させることによってロック
が解除される方式を用いることができる。
【0008】本発明は座面受けの回転ロック装置を解放
することによってシートを自由に回動させることがで
き、回転ロック装置を施錠することによってシートを任
意の位置に固定できるので、いすに乗ったままで体の向
きを自由に変えることができる。
することによってシートを自由に回動させることがで
き、回転ロック装置を施錠することによってシートを任
意の位置に固定できるので、いすに乗ったままで体の向
きを自由に変えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る回転式車いす
の一実施例を示す側面図、図2は同上回転式車いすの座
面受けとその回転ロック装置を拡大して示す縦断正面
図、図3は同上の回転ロック装置の平面図、図4は図3
のaーa線上の縦断側面図、図5は同上回転式車いすの
制動装置を示す要部拡大斜視図であり、1はシートパイ
プ、1−1は座面シート、1−2は背もたれ、2はハン
ドルパイプ、3はステップパイプ、3−1はステップ
(足乗せ)、4は脚体、4−1は脚パイプ、4−2は連
結部材、4−3は前輪、4−4は後輪、5は座面受け、
6は回転ロック装置、7ははね上げ式肘掛け、8は制動
装置である。
の一実施例を示す側面図、図2は同上回転式車いすの座
面受けとその回転ロック装置を拡大して示す縦断正面
図、図3は同上の回転ロック装置の平面図、図4は図3
のaーa線上の縦断側面図、図5は同上回転式車いすの
制動装置を示す要部拡大斜視図であり、1はシートパイ
プ、1−1は座面シート、1−2は背もたれ、2はハン
ドルパイプ、3はステップパイプ、3−1はステップ
(足乗せ)、4は脚体、4−1は脚パイプ、4−2は連
結部材、4−3は前輪、4−4は後輪、5は座面受け、
6は回転ロック装置、7ははね上げ式肘掛け、8は制動
装置である。
【0010】すなわち、本発明に係る回転式車いすは座
面を形成するシートパイプ1とハンドルパイプ2が一本
のパイプで構成され、かつ左右のシートパイプ1の先端
に一対のステップパイプ3が着脱可能に接続されてい
る。このステップパイプ3はシートパイプ1の内径より
僅かに小径の外径を有しており、該ステップパイプ3の
上端部がシートパイプ1に着脱可能に内嵌されて抜止め
用ねじピン3−4にて固定されるようになっている。座
面シート1−1は背もたれ部1−2が一体の一枚物でで
きており、シートパイプ1の座面部内側に水平に突設し
たL字形のブラケット1−3に取外し可能に取付けられ
ている。また、ステップパイプ3には、その下端に軸ピ
ン3−3にて前後方向に回動自在に取付けたブラケット
3−2に木製あるいはプラスチック製のステップ3−1
をビス止めした構造で、使用時はステップ3−1が水平
に支持され、不使用時は軸ピン3−3を支点に後方に回
動させてステップパイプ3側に傾斜支持されるようにな
っている。
面を形成するシートパイプ1とハンドルパイプ2が一本
のパイプで構成され、かつ左右のシートパイプ1の先端
に一対のステップパイプ3が着脱可能に接続されてい
る。このステップパイプ3はシートパイプ1の内径より
僅かに小径の外径を有しており、該ステップパイプ3の
上端部がシートパイプ1に着脱可能に内嵌されて抜止め
用ねじピン3−4にて固定されるようになっている。座
面シート1−1は背もたれ部1−2が一体の一枚物でで
きており、シートパイプ1の座面部内側に水平に突設し
たL字形のブラケット1−3に取外し可能に取付けられ
ている。また、ステップパイプ3には、その下端に軸ピ
ン3−3にて前後方向に回動自在に取付けたブラケット
3−2に木製あるいはプラスチック製のステップ3−1
をビス止めした構造で、使用時はステップ3−1が水平
に支持され、不使用時は軸ピン3−3を支点に後方に回
動させてステップパイプ3側に傾斜支持されるようにな
っている。
【0011】脚体4は2本一対の脚パイプ4−1を所定
の間隔を隔てて相平行するごとく平板状の連結部材4−
2にて一体に構成し、その前端部には前輪4−3がキャ
スター4−3aを介して回動自在に取付けられ、後端部
には後輪4−4が非回動の車軸4−4aにて取付けられ
ている。脚パイプ4−1と連結部材4−2の結合構造
は、板状の連結部材4−2の両サイドに形成した半円状
の嵌合部4−2aを脚パイプ4−1に外嵌し、当該嵌合
部をねじ4−2bにて固着している。この脚体4は該連
結部材4−2の上面に座面受け5を介してシートパイプ
1と一体に接続構成されている。
の間隔を隔てて相平行するごとく平板状の連結部材4−
2にて一体に構成し、その前端部には前輪4−3がキャ
スター4−3aを介して回動自在に取付けられ、後端部
には後輪4−4が非回動の車軸4−4aにて取付けられ
ている。脚パイプ4−1と連結部材4−2の結合構造
は、板状の連結部材4−2の両サイドに形成した半円状
の嵌合部4−2aを脚パイプ4−1に外嵌し、当該嵌合
部をねじ4−2bにて固着している。この脚体4は該連
結部材4−2の上面に座面受け5を介してシートパイプ
1と一体に接続構成されている。
【0012】座面受け5はその取付け部を図2に示すご
とく、1枚の金属板(ステンレス板または鉄板)を折曲
げて凹形に成形して構成したもので、前記脚体4の連結
部材4−2の上面に回転ロック装置6のスラストベアリ
ングを6−1を介して回転自在に取付けられ、かつシー
トパイプ1に固着された前記L字形のブラケット1−3
にその左右側板5−1の上端部が固着されている。てい
る。
とく、1枚の金属板(ステンレス板または鉄板)を折曲
げて凹形に成形して構成したもので、前記脚体4の連結
部材4−2の上面に回転ロック装置6のスラストベアリ
ングを6−1を介して回転自在に取付けられ、かつシー
トパイプ1に固着された前記L字形のブラケット1−3
にその左右側板5−1の上端部が固着されている。てい
る。
【0013】回転ロック装置6は図2、図3および図4
に拡大して示すごとく、脚体4の連結部材4−2の中央
部にスラストベアリングを6−1を取付け、このスラス
トベアリングを6−1を中心とする同一円周上に例えば
4個のロック孔6−2を90度間隔に穿設し、前記スラ
ストベアリングを6−1の上に回転自在に取付けた前記
座面受け5の左右側板5−1の内側上部に水平に横設し
た平板6−2と当該座面受け5の底板5−2に前記ロッ
ク孔6−2と対応する位置に穿設した貫通孔6−3、6
−4とロック孔6−2に垂直に緩貫通する2本のロック
部材6−5を当該ロック部材6−5と平板6−2との間
に装着したばね6−6にて常に下方への押圧力を付勢し
て上下動可能に取付けるとともに、前記座面受け5の左
右側板5−1の上部に横設した操作レバー6−7にて前
記2本のロック部材6−5を昇降可能に係合保持した構
造となしている。すなわち、この回転ロック装置6は操
作レバー6−7を前記バネ6−6に抗して回動させて2
本のロック部材6−5を上昇させると、該ロック部材6
−5がロック孔6−2より離脱することによりロックが
解除され、座面受け5がスラストベアリングを6−1を
中心に回動自在となり、この状態で座面受け5を回動さ
せると、2本のロック部材6−5の下端は脚体4の連結
部材4−2の上面を摺接し、その回転途中で当該ロック
部材が連結部材4−2に穿設したロック孔6−2に位置
するとばね6−6の作用で自動的にロック部材6−5が
当該ロック孔6−2に落下して嵌入し座面受け5がロッ
クされる機構となっている。
に拡大して示すごとく、脚体4の連結部材4−2の中央
部にスラストベアリングを6−1を取付け、このスラス
トベアリングを6−1を中心とする同一円周上に例えば
4個のロック孔6−2を90度間隔に穿設し、前記スラ
ストベアリングを6−1の上に回転自在に取付けた前記
座面受け5の左右側板5−1の内側上部に水平に横設し
た平板6−2と当該座面受け5の底板5−2に前記ロッ
ク孔6−2と対応する位置に穿設した貫通孔6−3、6
−4とロック孔6−2に垂直に緩貫通する2本のロック
部材6−5を当該ロック部材6−5と平板6−2との間
に装着したばね6−6にて常に下方への押圧力を付勢し
て上下動可能に取付けるとともに、前記座面受け5の左
右側板5−1の上部に横設した操作レバー6−7にて前
記2本のロック部材6−5を昇降可能に係合保持した構
造となしている。すなわち、この回転ロック装置6は操
作レバー6−7を前記バネ6−6に抗して回動させて2
本のロック部材6−5を上昇させると、該ロック部材6
−5がロック孔6−2より離脱することによりロックが
解除され、座面受け5がスラストベアリングを6−1を
中心に回動自在となり、この状態で座面受け5を回動さ
せると、2本のロック部材6−5の下端は脚体4の連結
部材4−2の上面を摺接し、その回転途中で当該ロック
部材が連結部材4−2に穿設したロック孔6−2に位置
するとばね6−6の作用で自動的にロック部材6−5が
当該ロック孔6−2に落下して嵌入し座面受け5がロッ
クされる機構となっている。
【0014】はね上げ式肘掛け7はL字形に曲げ加工し
た1本のパイプ7−1と手摺7−2とから構成され、該
パイプ7−1の一端はハンドルパイプ2に上下方向に回
動可能に枢着され、他端はシートパイプ1の側面端部に
取着された接合突起7−1aに着脱可能に嵌合され、か
つ該パイプの端部に回動可能に枢着したL形ストッパー
7−1bを前記接合突起7−1aの真下に位置させるこ
とによってロック(抜け止め)され、L形ストッパー7
−1bを横方向に回動位置させることによってロックが
解除されてはね上げることができるように構成されてい
る。
た1本のパイプ7−1と手摺7−2とから構成され、該
パイプ7−1の一端はハンドルパイプ2に上下方向に回
動可能に枢着され、他端はシートパイプ1の側面端部に
取着された接合突起7−1aに着脱可能に嵌合され、か
つ該パイプの端部に回動可能に枢着したL形ストッパー
7−1bを前記接合突起7−1aの真下に位置させるこ
とによってロック(抜け止め)され、L形ストッパー7
−1bを横方向に回動位置させることによってロックが
解除されてはね上げることができるように構成されてい
る。
【0015】制動装置8は脚体4の脚パイプ4−1の後
輪4−4側に一端を枢着されかつばね8−4にて前方に
付勢された左右一対のリンク8−3間に横設した制動バ
ー8−1を、後輪4−4の非回動の車軸4−4aに固着
したブレーキペタル8−5に連杆8−6を介して接続
し、ブレーキペタル8−5を踏むことにより制動する方
式となっている。すなわち、この制動装置8はブレーキ
ペタル8−5に下向きの力を加えることにより連杆8−
6を介して制動バー8−1が手前に引きつけられて後輪
4−4を押圧制動し、上記とは逆にブレーキペタル8−
5に上向きの力を加えることにより連杆8−6を介して
制動バー8−1がいすの前方に押されることにより制動
が解除される仕組みとなっている。なお、制動バー8−
1を作動させる手段としては、ブレーキペタル8−5に
よる方式以外に、自転車等に使用されているワイヤブレ
ーキ等を用いてハンドルパイプ2の部分で制動する方式
を用いることもできる。この制動装置はいすに乗ってい
る人と介護者の両人が使用できるようにすればより安全
でかつ便利である。
輪4−4側に一端を枢着されかつばね8−4にて前方に
付勢された左右一対のリンク8−3間に横設した制動バ
ー8−1を、後輪4−4の非回動の車軸4−4aに固着
したブレーキペタル8−5に連杆8−6を介して接続
し、ブレーキペタル8−5を踏むことにより制動する方
式となっている。すなわち、この制動装置8はブレーキ
ペタル8−5に下向きの力を加えることにより連杆8−
6を介して制動バー8−1が手前に引きつけられて後輪
4−4を押圧制動し、上記とは逆にブレーキペタル8−
5に上向きの力を加えることにより連杆8−6を介して
制動バー8−1がいすの前方に押されることにより制動
が解除される仕組みとなっている。なお、制動バー8−
1を作動させる手段としては、ブレーキペタル8−5に
よる方式以外に、自転車等に使用されているワイヤブレ
ーキ等を用いてハンドルパイプ2の部分で制動する方式
を用いることもできる。この制動装置はいすに乗ってい
る人と介護者の両人が使用できるようにすればより安全
でかつ便利である。
【0016】上記構造の回転式車いすは座面受けの回転
ロック装置6のレバーを操作することによって座面受け
5を自由に回転できるので、座面シート1−1を後向き
や横向きなど任意の位置に固定できるので、いすに乗っ
たままで体の向きを自由に変えることができる。また肘
掛け7ははね上げ式となっているので、いすへの乗り降
りが容易でかつ体を姿勢よく固定できる。ステップパイ
プ3は着脱式となっているので、不要の場合はシートパ
イプ1より取外しておくことができる。ステップパイプ
3をシートパイプ1より取外した場合は当該車いすを通
常のいすとして使用することができる上、収納や携帯、
持ち運びに便利である。
ロック装置6のレバーを操作することによって座面受け
5を自由に回転できるので、座面シート1−1を後向き
や横向きなど任意の位置に固定できるので、いすに乗っ
たままで体の向きを自由に変えることができる。また肘
掛け7ははね上げ式となっているので、いすへの乗り降
りが容易でかつ体を姿勢よく固定できる。ステップパイ
プ3は着脱式となっているので、不要の場合はシートパ
イプ1より取外しておくことができる。ステップパイプ
3をシートパイプ1より取外した場合は当該車いすを通
常のいすとして使用することができる上、収納や携帯、
持ち運びに便利である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のごとく構成してなるか
ら、次に記載する効果を奏する。 車いすとしての機能に加え、座ったままで体の向き
を自由に変えられる回転機能を備えているので、浴室用
いすにも使用できる。 いすに座った状態でハンドルを把持して自由に回動
させることができる上、ロック機構により任意の向きに
体を固定することができる。 脚体に取付けた座面受けは、金属板を折り曲げて成
形したものを使用しているので、シンプルでかつ水はけ
がよい。 ステップパイプを着脱式としたことにより、不使用
時にはステップパイプを本体より外して通常のいすとし
て使用することができ、かつ収納や携帯、持ち運びに便
利である。
ら、次に記載する効果を奏する。 車いすとしての機能に加え、座ったままで体の向き
を自由に変えられる回転機能を備えているので、浴室用
いすにも使用できる。 いすに座った状態でハンドルを把持して自由に回動
させることができる上、ロック機構により任意の向きに
体を固定することができる。 脚体に取付けた座面受けは、金属板を折り曲げて成
形したものを使用しているので、シンプルでかつ水はけ
がよい。 ステップパイプを着脱式としたことにより、不使用
時にはステップパイプを本体より外して通常のいすとし
て使用することができ、かつ収納や携帯、持ち運びに便
利である。
【図1】本発明に係る回転式車いすの一実施例を示す側
面図である。
面図である。
【図2】同上回転式車いすの座面受けとその回転ロック
装置を拡大して示す縦断正面図である。
装置を拡大して示す縦断正面図である。
【図3】同上の回転ロック装置の平面図である。
【図4】図3のaーa線上の縦断側面図である。
【図5】同上回転式車いすの制動装置を示す要部拡大側
面図である。
面図である。
1 シートパイプ 1−1 座面シート 1−2 背もたれ 2 ハンドルパイプ 3 ステップパイプ 3−1 ステップ(足乗せ) 4 脚体 4−1 脚パイプ 4−2 連結部材 4−3 前輪 4−4 後輪 5 座面受け 6 回転ロック装置 7 はね上げ式肘掛け 8 制動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 5/02
Claims (1)
- 【請求項1】 ハンドルパイプと、座面を形成するシー
トパイプが一本のパイプで構成され、かつ左右のシート
パイプの先端に一対のステップパイプが着脱可能に接続
され、両端部に前輪と後輪を取付けてなる2本一対の脚
パイプを所定の間隔を隔てて相平行するごとく平板状の
連結部材を介して一体化して構成した脚体が金属板を折
曲げて凹形に成形された座面受けを介して前記シートパ
イプに接続され、前記座面受けは前記連結部材の上面に
スラストベアリングを介して回転自在に支持されてハン
ドルパイプ、シートパイプおよびステップパイプと一体
に前記スラストベアリングを中心に回転自在となすとと
もに、この座面受けの回転ロック装置と、車いすの制動
装置を備え、かつ前記座面の両サイドにはね上げ式肘掛
けが設けられた構成となし、前記座面受けの回転ロック
装置は、脚体を構成する連結部材に同一円周上に等間隔
に穿設した複数個のロック孔を有し、連結部材の上面に
スラストベアリングを介して回転自在に支持された凹形
の座面受け内に水平に横設した平板と当該座面受けの底
部を垂直に緩貫通するロック部材が前記ロック孔と同一
円周上に設けられ、かつ該ロック部材はばねを介して常
時下方への押圧力を付勢されて上下動可能となすととも
に、座面受けの上部に横設した操作レバーに係合保持さ
れ、該操作レバーにてロック部材を前記ばねに抗して上
昇させるとロックが解除され、座面受けを回転させてロ
ック部材が連結部材のロック孔に嵌入するとロックされ
る機構となしたことを特徴とする回転式車いす。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11169741A JP3076563B1 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 回転式車いす |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11169741A JP3076563B1 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 回転式車いす |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076563B1 true JP3076563B1 (ja) | 2000-08-14 |
JP2000354611A JP2000354611A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15891994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11169741A Expired - Fee Related JP3076563B1 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | 回転式車いす |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076563B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6233767B2 (ja) * | 2012-10-30 | 2017-11-22 | 株式会社K−My | 移乗補助装置 |
-
1999
- 1999-06-16 JP JP11169741A patent/JP3076563B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000354611A (ja) | 2000-12-26 |
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Date | Code | Title | Description |
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