JP4183061B2 - 車椅子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車椅子は、基本的な構成要素として、シート(座体)と、バックレスト(背もたれ)と、これらを支持する本体枠とを備えており、本体枠の左右外側に、大径の後輪(主輪)とこれよりも小径で水平旋回自在な操舵用前輪(キャスター)とを配置している。これらの他に、アームレストやフットレスト、グリップなどを一般に備えている。
【0003】
ところで、車椅子を屋外で使用すると車輪に泥が付くことが多いため、屋内に戻ると床が泥で汚れてしまう。そこで、後輪を、本体枠に対して着脱自在でかつ大径の屋外用後輪と、本体枠に固定された小径の屋内用後輪との双輪方式として、屋外と屋内とで使い分けることも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のように後輪だけを屋外用と屋内用との双輪方式とした構成では、前輪は屋内外で共用となるため、前輪に付いた泥が床に付着することは防止できていなかった。
【0005】
また、道路には凸凹が多いため、屋外で使用する場合は前輪にもある程度の直径は必要である一方、建物の床や廊下は基本的にはフラットであるため、屋内で使用する場合は、前輪は例えば事務用椅子のキャスターのような小径のものでも良いという特性があるが、従来は、屋外での使用を優先して前輪といえどもある程度の直径のものを使用していたため、屋外での使用においても前輪が目立って体裁が必ずしも良くないという問題もあった。
【0006】
本発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の椅子は、まず、シートと、バックレストと、これらを支持する本体枠とを備えた車椅子において、本体枠の左右側部に、屋外用後輪及びこれよりも小径の屋内用後輪の対と、屋外用後輪よりも小径の屋外用前輪及び屋内用前輪との対を、それら屋外用前後輪の群と屋内用前後輪の群とを選択的に使用できるように取り付けている、という構成になっている。
【0008】
そして、前記屋外用後輪は本体枠に対して着脱自在である一方、前記屋外用前輪と屋内用前輪とは、正面視で左右方向に延びる回動軸心の周りに回動させ得る支持部材に取り付けられており、前記支持部材を回動させてその姿勢を変えることによって屋外用前輪と屋内用前輪とを選択的に接地できるようになっている。
【0009】
【発明の作用・効果】
本発明によると、前後輪とも屋外と屋内とで使い分けることができるため、屋外から屋内に戻っても、建物の床に泥が付着することを防止することができる。このため、建物の床を清潔に保つことができて、環境の向上に貢献することができる。
【0010】
また、前輪を屋外用と屋内等との双輪方式としたことにより、屋内用前輪は平坦な床を移動できる程度の可能な限り小径とすることが可能であるため、屋内移動において前輪がが目立っていかにも車椅子然となることを抑制して、体裁を良くすることも可能となる。
【0011】
更に、支持部材を回動操作するだけの簡単な操作で前輪を屋外用のものと屋内用のものとに切り換えることができるため、屋外での使用と屋内での使用との使用態様の変更を簡単に行える利点がある。
【0012】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
(1).全体の概要
本実施形態に係る車椅子は、身体の自由が殆ど利かない人が使用するのに好適なもので、移動は介助者によって行うようになっている。まず、図1〜図4に基づいて全体の概要を説明する。図1は屋外使用態様での斜視図、図2は屋外使用態様での左側面図、図3は屋内使用態様での左側面図、図4はベッドに添えた状態での図1のIV−IV視断面図である。
【0014】
車椅子は、シート1と、バックレスト2と、これらの左右外側に配置されたサイドフレーム3とを備えている。サイドフレーム3は、その上面を構成する湾曲部3aと、その下面を構成する下傾斜状部3bと、後面を構成する起立部3cとを備えている。また、サイドフレーム3には保護板4を取り付けている。
【0015】
サイドフレーム3の後部には、屋外用後輪5と屋内用後輪6が回転自在に取り付けられており、サイドフレーム3の前部には側面視略T字状の支持部材7が車椅子の正面視で左右方向に延びる軸線の周りに回動し得るよう取り付けられており、この支持部材7に、屋外用前輪8と屋内用前輪9とが取り付けられている。
【0016】
屋外用の前後輪5,8及び屋内用の前後輪6,9は、リムにタイヤを取り付けた構造であり、他方、屋内用前輪9は、例えば事務用椅子に使用されているキャスターと同様のタイヤ方式でないものである。このため、屋内で使用する場合は、外観的には車椅子というよりも通常の椅子に近い状態になる。このため、屋内(室内)においても車椅子らしくなくて、病人用や老人用というイメージを払拭することができる。
【0017】
図2に示すように、屋外用後輪5を取り付けると共に屋外用前輪8を下向きにすると、これら両屋外用車輪5,8が接地し、図3に示すように、屋外用後輪5を取り外すと共に屋内用前輪9を下向きの姿勢にすると、両屋内用車輪6,9が接地する。
【0018】
(2).ハンドル
サイドフレーム3の起立部3cには、ブラケット10を介してハンドル(グリップ)11が高さ調節可能に取り付けられている一方、サイドフレーム3の前部には、フットレスト12を取り付けている。ハンドル11は平面視でコ字状に形成されており、介助者は、左右横長の部分を持つこともできるし、左右に位置した前後長手部11aを握ることもできる。
【0019】
一般には、車椅子のハンドル(グリップ)は左右に独立して配置されており、ハンドルの握り状態は一定にならざるを得ないため、介助者が疲れやすくなることがあった。
【0020】
これに対して本実施形態のようにハンドル11を平面視でコ字状に形成すると、例えば、段差を乗り越える場合のように力を強く入れる必要があるときは左右の前後長手部11aを握って、そうでない場合は腕を自然な姿勢にして左右横長部を握るというように、道路の状態等に応じてハンドル11の握り箇所を変えることができるため、介助者の負担を軽減することができる利点がある。また、片手で押し引きすることも行える。
【0021】
ハンドル11には、受け部材13を介して後輪用のブレーキレバー14を回動自在に取り付けている。ブレーキレバー14には、チューブ(索導管)14に通されたワイヤー16が接続されている。ブレーキレバー14は引いている状態でブレーキが掛かるものでも良いし、引くとブレーキが解除されるものでも良い(車輪のロック手段を別に設けている場合は前者が好適であり、そうでない場合は後者が好適である。)。後輪5,6に対するブレーキの具体的な掛け方については後述する。
【0022】
(3).アームレスト
サイドフレーム3の後部には、当該サイドフレーム3の上面に重なるアームレスト17を、その後部を中心にして自在に跳ね上げ回動させ得るように取り付けている。アームレスト17には、サイドフレーム3の内面に重なる側板(スカートガード)17aを一体に設けている。
【0023】
詳細は省略するが、アームレスト17における側板17aの前端縁には上下に適当な間隔で複数のピン穴(図示せず)を設けている一方、サイドフレーム3には、前記ピン穴に嵌まるピン(図示せず)が空いた突起18を設けており、ピンをピン穴に嵌めることにより、アームレスト17の回動角度を調節できるようになっている。
【0024】
なお、ピンはピン穴に自在に抜き差しすることができる。突起18にピン穴を設けて、アームレスト17における側板17aにピンを設けても良い。また、他の回動角度調節手段を採用しても良い。
【0025】
アームレスト17の前端部17bは側板17aから前向きに突出している。このため、図3に示すように、アームレスト17を例えばテーブル19の縁に載せることができる。このため、使用者の手が弱っていても、肘をアームレスト17に当てた楽な状態で食事できる利点がある。
【0026】
また、アームレスト17は着座した人に対する保護部材の役割も果たすため、アームレスト17を上向きに回動させておくことにより、移動時等において着座した人が横触れすることを防止して安定性を向上させることができる(健常者には何でもない横揺れも、足腰が弱っている人は不安に感じる場合がある。)一方、アームレスト17をサイドフレーム3に重なるまで下げ回動しておくことにより、ベッド21との間での乗り移りをスムースに行うことができる。
【0027】
なお、アームレスト17の上面もサイドフレーム3の上面の傾斜に合わせて、シート1に向けて傾斜させておいても良いし、アームレスト17の上面は正面視で水平状となるようにしておいても良い。
【0028】
(5).サイドフレームの側面形状
サイドフレーム3の上面は、後部から前端に向かって低くなるように側面視で円弧状に湾曲している(傾斜させても良い。)。また、詳細は後述するが、シート1は昇降自在であり、下降させ切った状態で、シート1の前端部が僅かにサイドフレーム3から露出するように設定している(シート1が完全に隠れても良い。)。他方、シート1を上昇させると、例えばその半分程度(或いはそれ以上)がサイドフレーム3から露出するように設定している。
【0029】
また、図4に示すように、サイドフレーム3の上面はシート1に近い側が低くなるように傾斜し、且つ、内外両側は丸みを帯びている。本実施形態では、サイドフレーム3の上部は略偏平状の金属パイプを素材として使用しているが、板金製や合成樹脂製などの他の素材製としても良い。
【0030】
ところで、車椅子の使用者はベッドに寝ていることが多い。老人養護施設や病院のような各種施設の場合、例外なくベッドを使用していると言える。このため、車椅子はベッドとの間の乗り移りの容易性が求められる。特に、立ち上がることのできない人が使用する車椅子の場合、ベッドとの間での乗り移りの容易性は切実な問題である。
【0031】
この点については、例えば、本体フレームをシートの下方に配置すると共に、アームレストを水平回動式又は跳ね上げ回動式とすることが行われている。しかし、これらの構成では、デザイン的に必ずしも優れていない欠点があった。
【0032】
これに対して本実施形態のように、サイドフレーム3を湾曲又は傾斜させると共にシート1を昇降自在な構成にすると、サイドフレーム3がシート1の上方まで延びていても、シート1を上昇させることにより、サイドフレーム3が邪魔になりにくくなって使用者を横移動させやすくなるため、人をベッド21と車椅子とに簡単に移し換えることができる。
【0033】
このため、すっきりとしたデザインでありながら、人を車椅子とベッド21との間に簡単に移し換えることができる。
【0034】
更に、本実施形態のように、サイドフレーム3を、その上面がシート1に向けて低くなるように傾斜した断面形状に形成すると、サイドフレーム3の上面がガイド機能を果たすため、使用者をシート1とベッド21とに横滑りさせることをより一層容易に行うことができてより好適である。
【0035】
(6).屋内用後輪カバーの活用
屋内用後輪6は、サイドフレーム3における下傾斜状部3bの後端に取り付けられており、カバー22で覆われている。このカバー22は上面がほぼ水平状になっており、介助者は足23を載せることができる。
【0036】
ところで、車椅子が段差を通過する場合、従来は、介助者は両手に力を入れてグリップを押し下げることによって前輪を浮かしており、このため、段差を通過するのに多大の労力がかかっていた。
【0037】
これに対して本実施形態のように屋内用後輪6にカバー22を設けると、段差を通過する場合は、カバー22に足を載せてハンドル11を手前に引くことにより、屋外用前輪8,9を簡単に浮き上がらせることができる。
【0038】
段差は屋外にあることが多く、その場合は屋内用後輪6は図2のように地面から浮いていることになるため、この状態でカバー22を足23で踏むと、屋外用後輪5の接地点を支点としたテコ作用により、極めて簡単に屋外用前輪8を浮かせることができる。
【0039】
(7).シート及びバックレストの支持構造
次に、シート1とバックレスト2との支持構造を、図5や図9に基づいて説明する。
【0040】
図9(A)に示すように、シート1は、合成樹脂製の座板1aと、その上面に張ったクッション2bとからなっている。バックレスト2も、合成樹脂製の背もたれ板2aとその上面に張ったクッション2bとからなっている。これらはいずれも簡単に水洗いすることができる。なお、シート1及びバックレスト2とも、クッションを備えない構造でも良い。
【0041】
図5に示すように、左右サイドフレーム3の内側面には側面視略T字型の昇降フレーム24が配置されている。左右の昇降フレーム24は、前部連結バー25と後部連結バー26とで一体に連結されている。前部連結バー25には斜め後ろ向きに延びる左右一対の第1受けパイプ27が延びており、第1受けパイプ27に設けた第1軸受け28に、平面視略四角形の第1可動フレーム29が回動可能に取り付けられている。
【0042】
第1可動フレーム29の後部には正面視略四角形の第2可動フレーム30が配置されており、第2可動フレーム30は、その下部から前向きに延びる第2受けパイプ31とその先端に設けた第2軸受け32と介して、第1可動フレーム29に傾動可能に取り付けられている。
【0043】
図9(A)に示すように、シート1の座板1aは、第1可動フレーム29に上方から着脱自在に嵌まるよう下向き凹状に形成されており、第1可動フレーム29に嵌まると横ずれ不能に保持される。図示していないが、座板1aと第1可動フレーム29との接触面のうち適当な部位に面ファスナーを取り付けている。
【0044】
バックレスト2を第2可動フレーム30に取り付けるに当たっては、例えば図9(B)に示すように、第2可動フレーム30の下部に上向きの係止片33を設ける一方、バックレスト2の下部裏面には、前記係止片33に嵌まって前向き移動不能に保持する下向きの鉤体34を設け、更に、第2可動フレーム30の上部に設けた下向き片35とバックレスト2の上部裏面とに面ファスナー35′を取り付けている。
【0045】
従って、バックレスト2は、鉤体34を係止片33に嵌め込んでから面ファスナー36を重ねるというワンタッチ的な作業によって簡単に取り付けることができる。逆の手順で簡単に取り外すことができる。
【0046】
このように、シート1及びバックレスト2とも着脱自在でかつ水洗いできるため、汚れた場合の処置が頗る容易である。なお、シート1やバックレスト2を着脱自在に取り付けるための係合手段は、他の方法を採用しても良い。
【0047】
左右の昇降フレーム24における後部連結バー26は、平面視で左右両側寄り部位に前向き突出部26aができる状態に屈曲しており、かつ、側面視では、斜め前向きに突出するように傾斜している。そして、後部連結バー26における一方の前向き突出部26aと第1可動フレーム29の後部とに、シート1とバックレスト2とを同時に傾動させるチルト手段の一例として、第1ガスシリンダー36を装架している。
【0048】
第1可動フレーム29の前寄り部位には、正面視で上向き開口コ字状で下向きに突出したステー37を連結しており、このステー37と第2可動フレーム30の下端部とに、バックレスト2の傾動手段の一例としての第2ガスシリンダー38を装架している。
【0049】
両ガスシリンダー36,38の操作レバー(図示せず)は、例えばハンドル11に取付ければ良い。第1ガスシリンダー36のロックを解除することにより、シート1とバックレスト2とを、第1軸受け28を中心にして一体に起こしたり倒したりすることができる。また、第2ガスシリンダー38のロックを解除すると、バックレスト2だけを、第2軸受け32を中心にして前後に傾動させることができる。
【0050】
従来の車椅子は、シートやバックレストが後傾するものは殆どないため、使用者は常に一定の姿勢で着座し続けなければならず、座り心地が必ずしも良いとは言えなかった。
【0051】
これに対して本実施形態では、シート1とバックレスト2との側面姿勢を自在に変更できるため、例えば、使用者が疲れたらシート1とバックレスト2とのうちいずれか一方又は両方を後傾させたり、或いは、背が曲がっている老人の場合はシート1とバックレスト2との成す角度を小さくしてフィット感を高めるというように、使用者の疲れ具合や身体の形状、好み等に応じて着座姿勢を変えることができる。このため、快適な座り心地を提供することができる。
【0052】
シート1(及びバックレスト)を傾動させる態様として、シート1の後部を中心にして傾動させることも可能であるが、これではシート1を後傾させるとその前端が上がるため、使用者の足がフットレスト12から浮いてしまって使用者を不安定な状態にしてしまう虞がある。
【0053】
この点、本実施形態のように、チルト機構として、シート1がその前部を中心にして傾動する構成を採用すると、シート1(及びバックレスト2)を後傾させても足が浮くことは殆どないため、フィット性を確保しつつリラックス状態を確保できて好適である。なお、シート1とバックレスト2とを完全に独立して傾動させる構成であっても良い。
【0054】
シート1及びバックレスト2の傾動調節手段としてはガスシリンダーを使用することには限らず、例えばねじ軸で調節されるリンク機構等の他の機構を採用しても良いことはいうまでもない。
【0055】
(8).シート及びバックレストの昇降機構
次に、図6〜図9に基づいて、シート1とバックレスト2との昇降機構を説明する。図6は本体枠の部分斜視図、図7は図6の VII-VII視断面図、図8は一部を省略した縦断側面図、図9のうち(A)は一部を省略した縦断側面図、(B)はバックレスト2の取り付け態様の一例を示す分離断面図である。
【0056】
図8や図9に示すように、昇降フレーム24の下向き鉛直部は、サイドフレーム3の下傾斜状部3bに固定した受け筒40にスライド自在に嵌っている。
【0057】
他方、例えば図6に示すように、左右のサイドフレーム3はパイプ製のフロントバー41とセンターバー42とリアバー43の3本のバーで連結されており、これら各バー41〜43と左右のサイドフレーム3とで本体枠が構成されている(連結用のバーは3本には限らず、また、左右のサイドフレーム3を金属板で連結するなどしても良い。)。
【0058】
そして、センターバー42の左右中央部と昇降フレーム24における後部連結バー26の左右中央部との間に、昇降手段の一例としてねじ式のジャッキ44を配置している。
【0059】
ジャッキ44は、側面視で略菱形状に配置された4本のリンク45と、左右に隣合った2対のリンク45の相互間を回動自在に連結する上下一対の中央結節部材46,47と、手前側に位置した2本のリンク45をその前端部において連結する前部結節部材48と、奥側に位置した2本のリンク45をその前端部において連結する後部結節部材49と、後部結節部材49に前向き抜け不能に貫通すると共に前部結節部材48にねじ込んだねじ軸50とを備えている。ねじ軸50の後端には操作ハンドル51が嵌合する係合部50aを設けている。
【0060】
下方に位置した中央結節部47はセンターバー42に溶接等によって固定されており、上方に位置した中央結節部46は、昇降フレーム24の後部連結バー26に溶接等によって固定されている。従って、操作ハンドル51でねじ軸50を回転させると、ジャッキ44における上方の中央結節部材46が昇降フレーム24と一緒に昇降し、これにより、シート1とバックレスト2とを所定の範囲内で自在に昇降させることができる。
【0061】
図7に示すように、センターバー42の左右中間部は下向き突出するように曲げられており、この下向き突出部に下方の中央結節部47を固定している。
【0062】
昇降手段としてはねじ式のジャッキを使用することには限らず、油圧シリンダ又は空圧シリンダーによるシリンダ機構や、エアバッグの膨らみを利用した機構など、他の様々の昇降機構を採用することができる。また、往復回動式や回転式の操作ハンドルをサイドフレーム3などに一体に設けて、介助者が立った状態でハンドル操作を行えるようにしたり、電池を取り付けて、電動式としたりすることも可能である。
【0063】
(9).スタンド
図6及び図8に示すように、左右サイドフレーム3の下傾斜状部には、パイプ製又は棒材製のスタンド53の左右両端部を回動可能に取り付けている。
【0064】
スタンド53は、使用状態で床や地面に重なる接地部53aと、接地部53aに連設されると共に使用状態で側面視後傾状の姿勢となる支柱部53bとを備えており、支柱部53bの上端を左右横向きに折り曲げて、これをサイドフレーム3の下傾斜状部3bに回動可能に取り付けている。
【0065】
図示していないが、サイドフレーム3には、スタンド53が接地するとその状態を保持するストッパーを設けている。また、スタンド53はばね54で後方に引っ張られており、不使用時には、リアバー43に当たることによって不使用姿勢が保持されている。
【0066】
屋外使用と屋内使用とに切り換える場合は、接地部53aを足で床面(又は地面)に押し当てた状態を保持しつつハンドル11を手前に引いて車椅子の全体を起こす。すると、車椅子は、各輪5,6,8,9が浮くと共に安定した状態に保持される。このため、屋外用後輪5の着脱作業や使用する前輪8,9の切り換え作業を簡単に行うことができる。
【0067】
スタンド手段としては、実施形態のように車椅子の全体を前後移動させることによって昇降させる方式には限らず、ねじ機構によって足を昇降させる方式など、様々の機構を採用することができる。
【0068】
(10). 屋外用後輪の取り付け
図10に示すように、屋外用後輪5のリム5aには、小径の中心軸55と大径で筒形のハブ56とを備えている。他方、サイドフレーム3の起立部3cには軸受け57を固定している。軸受け57には、屋外用後輪5のハブ56が嵌まる回転筒58を設けており、ハブ56は摩擦によって回転筒58と一体に回転するようになっている。
【0069】
また、屋外用後輪5の中心軸55には、容易着脱手段の一例として、抜け止め用のボールキャッチ59と、ボールキャッチ59を中心55の内部に逃げ後退させるプッシュボタン60とを設けており、プッシュボタン60を押すことにより、屋外用後輪5を軸受け57に対して簡単に着脱することができる。
【0070】
屋外用後輪5は、サイドフレーム3の湾曲部3aで部分的に覆われた状態になっており、このため体裁が良い。屋外用後輪5の前端をサイドフレーム3の湾曲部3aで覆うことも可能である。サイドフレーム3の湾曲部3aが横長の偏平状であることと、サイドフレーム3の下傾斜状部3bや起立部3cが前後方向に長手の偏平状であることとが相俟って、湾曲部3aで屋外用後輪5の一部又は全体を覆うことが可能となり、デザイン的にスッキリしたものとなっている。
【0071】
(11). ブレーキ機構
図11ではブレーキ機構を原理的に示している。この実施形態では、屋外用後輪5は、軸受け57に内蔵した一対のブレーキシュー62をハブ56の内面に当てることによってブレーキを掛けるようになっている。
【0072】
ブレーキシュー62は作動杆62aに固定されており、作動杆62aは、レバー62bの回動操作によって互いに離反するようにクサビ機構やリンク機構によって軸受け57の内部に取り付けられており、レバー62bにワイヤー16を接続している。
【0073】
また、屋内用後輪6は、その外周面(或いはリム若しくはタイヤの側面)にブレーキシュー63を当てることによってブレーキが掛けられる。ブレーキシュー63は例えば回動式のアーム65に固定されており、アーム65は、サイドフレーム3やカバー22に回動自在に取り付けられている。また、アーム65にワイヤー16の先端を固定している。チューブ15の端部は、サイドフレーム3の起立部3cやカバー22に固定されたブラケット67に固定されている。
【0074】
屋外用後輪5を取り付けた状態でブレーキレバー14を引っ張り操作すると、ワイヤー16によってレバー62bが回動して、屋外用後輪5にブレーキが掛かる。その状態ではワイヤー16は引っ張り不能となるため、屋内用後輪6にはブレーキは掛からない。
【0075】
屋外用後輪5を取り外した状態でブレーキレバー14を引くと、レバー62bが遊び回動することによってアーム65に引っ張り力が伝わり、これにより、屋内用後輪6にブレーキが掛かる。すなわち、使用している後輪だけにブレーキが掛かる。
【0076】
このように、一つのブレーキ手段で2種類の後輪5,6を制動する連動式ブレーキ機構を採用したことにより、2種類の後輪を備えた車椅子でありながら、ブレーキ機構(或いはロック機構)を簡単な構成とすることができる。
【0077】
本実施形態はブレーキレバー14を引っ張り操作するとブレーキが掛かるように構成しているが、ブレーキレバー14の操作によってロックを解除する態様とする場合は、図11に屋内用後輪6を例として一点鎖線で示すように、ばね68によって常時ブレーキシュー63を後輪6に当てておき、ワイヤー16の引っ張りによってブレーキシュー63が後輪6から離反する構成としたら良い。
【0078】
ブレーキ機構としては実施形態のように索導管を使用したものには限らず、線材を使用したものや油圧を使用したものなど、様々な態様を採用することができる。
【0079】
(12). 前輪の取り付け構造
次に、本発明の特徴である前輪8,9の取り付け構造を、図12〜図14に基づいて説明する。図12は分離斜視図、図13は分離した状態の側面図、図14は図2のXIV-XIV 視断面図である。
【0080】
支持部材7は、本体部7aとこれから横向きに延びる枝部7bとで側面視略T字状に形成されており、本体部7aの先端に屋外用前輪8を取り付け、枝部7bの先端に屋内用前輪9を取り付けている。両前輪8,9は、接地した状態で水平旋回するようにブラケット71,72に取り付けられている。
【0081】
本体部7aは、その長手方向の中央部を中心にして回動し得るように、サイドフレーム3における湾曲部3aの下部に一体(又は別体)に設けた板状部3dにボルト73で取り付けられている。サイドフレーム3の板状部3dには、ボルト73を安定した状態に保持するための軸受け74を固定している。なお、支持部材7の軸支機構は様々の方法を採用できることは言うまでもない。
【0082】
本体部7aには、屋外用前輪8を取付けるための取り付け軸78がほぼ略全長にわたって嵌まっている。ボルト73(或いはナット)の嵌め込みのための凹所75を形成しており、この凹所75に、ボルト74の頭(又はナット)が回転不能に嵌まる係合穴76を空けている。
【0083】
また、本体部7aのうち屋外用前輪8と反対側の端部には、サイドフレーム3の湾曲部3aに向けて延びるロックピン77を摺動自在に嵌め入れている一方、サイドフレーム3の板状部3dには、前記ロックピン77が嵌脱し得る第1係合穴79と第2係合穴80とが、支持部材7の回動中心回りに45度を隔てた位置に穿設されている。
【0084】
ロックピン77は、本体部7aを貫通して外側に延びる小径部77aを備えており、小径部77aの付け根箇所にばね81を嵌め込んでいる。このため、ロックピン77は係合穴79,80に嵌まり勝手に付勢されている。また、小径部77aの先端には操作ピン82が抜け不能に嵌まっている。
【0085】
本体部7aのうちロックピン77が貫通している部分は切欠き部83となっており、この切欠き部83に前後一対のブラケット部84を設けて、これに貫通した軸支ピン85により、操作手段の一例としての操作レバー86を回動自在に取り付けている。操作レバー86には、操作ピン82と本体部7aとの間に位置する当接部86a設けている。
【0086】
従って、操作レバー76を外側に倒し回動させると、ロックピン79はばね81に抗して係合穴79,80から離脱して、支持部材7を自在に回動させることができる。これにより、屋外用前輪8と屋内用前輪9のいずれかを選択して使用することができる。
【0087】
前記した屋外用前輪8の取付け軸78は切欠き部83まで延びており、その先端部に前記軸支ピン85を貫通させている。このため、取り付け軸78は抜け不能に保持されている。このように、軸支ピン85は操作レバー86の取り付けと取り付け軸78の抜け止めとの機能を兼用しているため、それだけ構造を簡単化することができる。
【0088】
支持部材7の形態や、支持部材7への両前輪8,9の取り付け態様は様々に具体化することができる。支持部材7の姿勢を選択的に保持するロック手段としては実施形態のようなロックピン77と係合穴79,80との組合せには限らず、他の様々な構造を採用することができる。
【0089】
図3から明らかなように、屋内用前輪9を使用している状態では、屋外用前輪8は後ろ側に延びている。換言すると、屋外用前輪8は不使用時には収納された状態になっている。このため、屋外用前輪8が邪魔になることはなく、美感に優れている。
【0090】
(13). フットレスト12の取り付け構造
次に、図15に基づいてフットレスト12の取り付け構造を説明する。(A)は分離側面図、(B)は(A)のB−B視図である。
【0091】
フットレスト12は、支持バー88に固定されている。支持バー88の左右両端部はサイドフレーム3における板状部3dの内面に沿って後傾状に延びており、かつ、筒体89に摺動自在に嵌まっている。
【0092】
筒体89は、その上端部を中心にして前後傾動し得るように、サイドフレーム3の板状部3dにピン90及びねじ(図示せず)によって取り付けられている(ピン90が嵌まる穴を符号91で示している。)。また、筒体89には支持バー88を前進方向に押すばね92が内蔵されている。
【0093】
更に、筒体89には、サイドフレーム3の板状部3dに向けて開口した長穴93が上下に長く延びており、支持バー88の上端には、長穴93から突出するストッパーピン94を設けている。
【0094】
他方、サイドフレーム3の板状部3dには前記ストッパーピン94が嵌まるガイド穴95が空いている。このガイド穴95は、筒体89の回動中心回りに延びる円弧状部95aと、円弧状部95aの下端に連続した状態で斜め下方に長く延びる下直線部95bと、円弧状部95aの上端に連続した状態で後方に延びる上直線部95cとからなっている。
【0095】
そして、支持バー88を筒体89の内部に押し込ん込み切ると、ストッパーピン94は下直線部95bから離脱して円弧状部9aに至るため、筒体89及び支持バー88は、ストッパーピン94が円弧状部95aを通過して上直線部95cに嵌まるまで回動させることができ、これにより、フットレスト12を、上昇させた状態で左右サイドフレーム3で挟まれた部位に格納することができる。
【0096】
このため、不使用時にフットレスト12が邪魔になることを防止できるのみならず、使用者が床や地面に足をついて車椅子に乗り降りするにおいて、フットレスト12が使用者及び介助者の邪魔になることを防止できるため、車椅子への乗り降りの容易性も向上させることができる。
【0097】
フットレスト12の格納手段としては、実施形態のような回動式かつ伸縮式の支持手段を設けることには限らず、例えば前後スライド式に構成するなど他の構造を採用できることはいうまでもない。また、フットレストを着脱式に構成することも可能である。フットレスト12の高さや前後位置を調節できる態様とすることも可能である。
【0098】
(14). その他
本発明は上記した実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば屋外用後輪にハンドリムを設けても良い。
【0099】
更に、サイドフレーム及びこれを含む本体フレームの形状は必要に応じて様々の形態にすることができる。例えばサイドフレームを金属板や合成樹脂によって1枚板の構造とすることも可能である。
【0100】
また、シートやバックレストは必ずしもクッションを張る必要はなく、合成樹脂等の板のままとしたり、或いはネット構造としたりすることも可能である。更に、シートとバックレストとを一体に連続させることも可能である。
【0101】
なお、車椅子の使用方法はユーザーに委ねられており、場合によっては、屋外用車輪のままで屋内を移動したり、屋内用車輪のままで屋外に出かけたりしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋外使用態様での概略斜視図である。
【図2】屋外使用態様での概略左側面図である。
【図3】屋内使用態様での概略左側面図である。
【図4】ベッドに添えた状態での図1のIV−IV視断面図である。
【図5】シートとバックレストとの支持構造を示す斜視図である。
【図6】本体枠の部分斜視図である。
【図7】図6の VII-VII視断面図である。
【図8】一部を省略した縦断側面図である。
【図9】 (A)はシートの取り付け構造を示す図で一部を省略した縦断側面図、 (B)はバックレストの取り付け態様の一例を示す分離断面図である。
【図10】屋外用車輪の取り付け手段の一例を示す分離背面図である。
【図11】ブレーキ機構の一例を示す図である。
【図12】前輪の取り付け手段を示す分離斜視図である。
【図13】支持部材を分離した状態の側面図である。
【図14】図2のXIV-XIV 視断面図である。
【図15】フットレストの取り付け手段を示す図である。
【符号の説明】
1 シート
2 バックレスト
3 本体フレームを構成するサイドフレーム
5 屋外用後輪
6 屋内用後輪
7 支持部材
8 屋外用前輪
9 屋内用前輪
11 ハンドル
12 フットレスト
14 ブレーキレバー
17 アームレスト
Claims (1)
- シートと、バックレストと、これらを支持する本体枠とを備えており、本体枠の左右側部に、屋外用後輪及びこれよりも小径の屋内用後輪の対と、屋外用後輪よりも小径の屋外用前輪及び屋内用前輪との対を、それら屋外用前後輪の群と屋内用前後輪の群とを選択的に使用できるように取り付けている、
という構成において、
前記屋外用後輪は本体枠に対して着脱自在である一方、前記屋外用前輪と屋内用前輪とは、正面視で左右方向に延びる回動軸心の周りに回動させ得る支持部材に取り付けられており、前記支持部材を回動させてその姿勢を変えることによって屋外用前輪と屋内用前輪とを選択的に接地できるようになっている、
車椅子。
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